JP3191681U - 点字ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、柔らかい披着体であっても、剥がれにくく、点字が読み取り易く、披着体の柔らかさなどの質感を把握し易い点字ラベルを提供する。
【解決手段】合成樹脂からなるフィルム1と、フィルム1の裏面に形成された粘着層と、粘着層を介して、フィルムに仮着される剥離紙2と、粘着層を介して一体化されたフィルム1及び剥離紙2が、加熱金型によって加温下で押圧されることでフィルム1側に形成される突起9とを備え、突起9は、内側を中空とし、細く高い形状に加工する。
【選択図】図3

Description

本考案は、点字ラベルに関する。さらに詳しくは、点字となる突起を中空とし、細く高い形状に加工することで、剥がれにくく、点字が読み取り易く、披着体の質感を把握し易い点字ラベルに関する。
従来の点字ラベルとして、図9に示す点字ラベルがある。この従来例は、紙からなるラベル基材110に視覚障害者用の点字加工が施された点字ラベル101において、ラベル基材110の点字加工用の凸ピンPを押圧する側に合成樹脂からなる補強用の樹脂フィルム111を貼り合わせ、点字加工が施された凹所に熱可塑性樹脂又は紫外線硬化型樹脂を充填して固化するというものである。
前記従来の点字ラベル101では、図9に示すように、ラベル基材110の点字プリンタ等の点字加工用凸ピンPを押圧する側に合成樹脂からなる補強用の樹脂フィルム111が貼り合わされており、又は、補強用の樹脂フィルム111に加えて点字加工が施された凹所に充填樹脂112を充填して固化するので、点字加工の際にラベル基材110が破損しにくく、且つ、耐久性に優れ経時においても凹みにくいというものである。
しかしながら、特許文献1のような樹脂フィルム111及び充填樹脂112は、点字ラベル101に強度を持たせることはできるが、使用に際しすぐに廃棄されてしまう製品のパッケージ等の強度や耐久性を必要としない製品には不向きであり、生産コストが高くなる上、製造工程も増え、複雑になるという問題があった。
また、充填樹脂112が充填された凹所は、文字数が多く突起が密集した部分では硬い板のようになるため、柔らかい披着体を押圧した際の形状変化に追従することができず、空隙ができて剥離を引き起こす上、視覚障害者が指先で点字を読み取る際に、突起が密集して硬く板状になった箇所では披着体の柔らかさなどの質感を感じ取りにくいという問題があった。
さらに、点字プリンタ等の凸ピンPを用い、ラベル基材110の裏側から凸ピンPを押圧して、点字加工を施す方法では、打刻の際、ラベル基材110の裏側からのみ力が加えられるため、突起を含む周辺部分が浮き剥離する問題や、打刻の際の衝撃によりフィルム及び剥離紙が破損するという問題があった。
実用新案登録第3183596号公報
本考案は上記事情に鑑み、安価に製造可能な簡易な構成でありながら、剥がれにくく、点字が読み取り易く、披着体の質感を把握し易い点字ラベルを提供することを目的とする。
第1考案の点字ラベルは、合成樹脂からなるフィルムと、前記フィルムの裏面に形成された粘着層と、前記粘着層を介して、前記フィルムに仮着される剥離紙と、前記粘着層を介して一体化された前記フィルム及び前記剥離紙が、オス型とメス型とからなる加熱金型によって加温下で押圧されることで前記フィルム側に形成される突起とを備え、前記突起は、単数又は複数組み合わされて点字を形成し、被着体の変形に追随して変形するように、標準点字サイズよりも細く高い形状であることを特徴とする。
第2考案の点字ラベルは、請求項1に記載の考案において、前記突起は、指先の押圧によって沈む柔らかい被着体に貼着した場合に、指先の押圧に応じた前記被着体の凹みの形状に沿って、周辺部分も含めて沈むように内側を中空とし、沈んだ状態でも指先の触覚により点字を読み取ることができるように、細く高い形状に加工されていることを特徴とする。
第3考案の点字ラベルは、請求項1又は請求項2に記載の考案において、前記突起は、直径が1.35〜1.55mmφであり、高さが0.55〜0.85mmであることを特徴とする。
第4考案の点字ラベルは、合成樹脂からなるフィルムと、前記フィルムの裏面に形成された粘着層と、前記粘着層を介して、前記フィルムに仮着される剥離紙と、前記フィルムが、オス型とメス型とからなる加熱金型によって加温下で押圧されることで形成される突起とを備え、前記突起は、単数又は複数組み合わされて点字を形成し、被着体の変形に追随して変形するように、標準点字サイズよりも細く高い形状であることを特徴とする。
第5考案の点字ラベルは、請求項4に記載の考案において、前記突起は、指先の押圧によって沈む柔らかい被着体に貼着した場合に、指先の押圧に応じた前記被着体の凹みの形状に沿って、周辺部分も含めて沈むように内側を中空とし、沈んだ状態でも指先の触覚により点字を読み取ることができるように、細く高い形状に加工されていることを特徴とする。
第6考案の点字ラベルは、請求項4又は請求項5に記載の考案において、前記突起は、直径が1.35〜1.55mmφであり、高さが0.55〜0.85mmであることを特徴とする
第1考案によれば、突起を細く高い形状としたことにより、突起が、読み取りに必要な頂点部分の幅を保持しながらも標準的な突起に比べて鋭敏になり、指先で感じ取り易くなる上、指先の押圧に応じて披着体と共に突起が沈んだ状態でも点字としての適正な高さを保つことができる。
また、第1考案によれば、フィルム全体に披着体に沿って追従できるように均一な柔軟性を持たせているため、視覚障害者が、点字を読み取ると同時に披着体の柔らかさなどの質感を把握し易い。
さらに、第1考案によれば、フィルム及び剥離紙が粘着層を介して一体化されているため、一体化された三層に同時に金型加工を施すことができ、製造工程を簡素化することができる。
第2考案によれば、従来の合成樹脂等が充填された中実突起は、文字数が多く突起が密集した部分では硬い板のようになるため、柔らかい披着体を押圧した際の形状変化に追従することができず、空隙ができて剥離を引き起こす要因となっていたところ、突起を中空にしたことにより、中空突起自体が伸展するため、フィルム全体に均一に柔軟性を持たせることができる。
すなわち、第2考案によれば、視覚障害者が、点字を読み取る際に行う押圧しながら順次スライドさせる指先の動きに沿って、突起や突起周辺部分が披着体の形状変化に滑らかに追従するため、披着体が柔らかい物であっても、披着体からフィルムが剥がれにくい点字ラベルを提供することができる。
第3考案によれば、突起は、直径が1.35mmφより小さいと、指先が接触する面が少なくなり刺激が強すぎ、1.55mmφより大きいと、隣接する突起との間隔が狭くなるため、双方共に触読率が低下する虞があり、高さが0.55mmより低いと、披着体と共に突起が沈んでしまい、0.85mm以上であると、高すぎて指先で突起上部をスライドさせにくくなるため、双方共に触読率が低下する虞があったところ、直径を1.35〜1.55mmφとし、高さを0.55〜0.85mmとしたことにより、前記問題を解消しながら、指先で感じ取り易く、且つ、指先の押圧に応じて披着体と共に突起が沈んだ状態でも点字としての適正な高さを保つことができる点字ラベルを提供することができる。
第4考案によれば、突起を細く高い形状としたことにより、突起が、読み取りに必要な頂点部分の幅を保持しながらも標準的な突起に比べて鋭敏になり、指先で感じ取り易くなる上、指先の押圧に応じて披着体と共に突起が沈んだ状態でも点字としての適正な高さを保つことができる。
また、第4考案によれば、フィルム全体に披着体に沿って追従できるように均一な柔軟性を持たせているため、視覚障害者が、点字を読み取ると同時に披着体の柔らかさなどの質感を把握し易い。
第5考案によれば、従来の合成樹脂等が充填された中実突起は、文字数が多く突起が密集した部分では硬い板のようになるため、柔らかい披着体を押圧した際の形状変化に追従することができず、空隙ができて剥離を引き起こす要因となっていたところ、突起を中空にしたことにより、中空突起自体が伸展するため、フィルム全体に均一に柔軟性を持たせることができる。
すなわち、第5考案によれば、視覚障害者が、点字を読み取る際に行う押圧しながら順次スライドさせる指先の動きに沿って、突起や突起周辺部分が披着体の形状変化に滑らかに追従するため、披着体が柔らかい物であっても、披着体からフィルムが剥がれにくい点字ラベルを提供することができる。
第6考案によれば、突起は、直径が1.35mmφより小さいと、指先が接触する面が少なくなり刺激が強すぎ、1.55mmφより大きいと、隣接する突起との間隔が狭くなるため、双方共に触読率が低下する虞があり、高さが0.55mmより低いと、披着体と共に突起が沈んでしまい、0.85mm以上であると、高すぎて指先で突起上部をスライドさせにくくなるため、双方共に触読率が低下する虞があったところ、直径を1.35〜1.55mmφとし、高さを0.55〜0.85mmとしたことにより、前記問題を解消しながら、指先で感じ取り易く、且つ、指先の押圧に応じて披着体と共に突起が沈んだ状態でも点字としての適正な高さを保つことができる点字ラベルを提供することができる。
点字ラベルAの構成を示す平面図である。 (A)点字ラベルAの図1におけるA−A’断面図であり、(B)点字ラベルBの断面図である。 金型成形の説明に供する図であって、(A)押圧前を示す図であり、(B)押圧後を示す図である。 オス型金型の構成を示す図であって、(A)全体の平面図、(B)凸部分の断面図である。 メス型金型の構成を示す図であって、(A)全体の平面図、(B)凹部分の断面図である。 点字ラベルAにおいて、中空突起自体が変形して、全体として、滑らかに変形することを示す説明図である。 (A)点字ラベルAの製造方法の流れを示すフローチャートであり、(B)点字ラベルBの製造方法の流れを示すフローチャートである。 点字ラベルAの製造装置の概略図である。 従来の点字ラベルの構成の説明図である。
つぎに、本考案の実施形態に係る点字ラベルA及び点字ラベルBの構成について図面に基づいて説明する。
本考案の点字ラベルAは、図1に示すように、点字加工が施されたフィルム1と剥離紙2とから構成されており、後述するごとくフィルム1が剥離紙2から剥がされ、柔らかい披着体O(図示省略)、例えば、個包装のおにぎりやウエットティッシュ等に貼付されて使用される。
フィルム1は、点字加工の際に変形に容易に追随できて破れにくく、加工後の形状を経時においても保持できる厚さであって、例えば、厚さ100〜150μm、好ましくは、厚さ130μmの合成樹脂シートであり、例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン又はポリプロピレン等からなる。
また、フィルム1は、シリコーン樹脂等からなる剥離剤が裏面に塗工されている。なお、フィルム1は、印刷インクより形成された印刷層3(図示省略)との二層としてもよく、印刷層3と、該印刷層3の上面に、印刷層3の色落ちや摩耗を防止するラミネートフィルム4(図示省略)との三層としてもよい。
剥離紙2は、シリコーン樹脂等からなる剥離剤がおもて面に塗工された加工紙であり、例えば、粘着ラベル,粘着ステッカー等として一般的に用いられているグラシンタイプの剥離紙,ラミネートタイプの剥離紙,又は,コート紙タイプの剥離紙である。
フィルム1と剥離紙2とは、後述する粘着層5を介して剥離可能に仮着される。
粘着層5は、フィルム1の裏面側に塗布され、フィルム1と剥離紙2とを仮着させるための糊であって、アクリル系粘着剤,天然ゴム系粘着剤,合成ゴム系粘着剤,シリコーン系粘着剤等の公知の粘着剤でよい。
突起10は、粘着層5と、粘着層5を介して仮着されて一体化したフィルム1と、剥離紙2とからなる三層のラベル6(図示省略)が、図2及び図3に示すように、後述する製造方法によって、オス型8とメス型9とからなる加熱金型7によって加温下で押圧されて、形成される。
突起10は、図6に示すように、内側が中空で、細く高い形状に加工されており、直径1.35〜1.55mmφ、高さ0.55〜0.85mmに形成されている。このため、点字ラベルAを指先の押圧によって沈む柔らかい披着体Oに貼着した場合に、突起10は、指先の押圧に応じた披着体Oの凹みの形状に沿って、周辺部分も含めて沈み、沈んだ状態でも指先の触覚により点字を読み取ることができる。なお、さらに好ましくは、突起10の直径を1.50mmφとし、高さを0.70mmとする。
つぎに、本考案の点字ラベルBについて説明する。点字ラベルBは、点字ラベルAでは、ラベル6が加熱金型7によって加温下で押圧されて、突起10が形成されているが、この代わりに、フィルム1の裏面側に粘着層5が形成された後、フィルム1と粘着層5とからなる二層のラベル6が、先に加熱金型7によって加温下で押圧されて、突起10が形成された後に、剥離紙2と粘着層5とを介して仮着されて一体化されている。そのため、点字ラベルBは、粘着層5が形成されたフィルム1側にのみ突起10が形成され、剥離紙2は平坦となる。
続いて、主として、図7及び図8に基づいて本考案に係る点字ラベルA及び点字ラベルBの製造方法について説明する。
点字ラベルAの製造方法は、図7(A)及び図8に示すように、主として、フィルム1の裏面に粘着層5を設けるステップST1(請求項7の粘着層形成工程に対応)と、フィルム1と剥離紙2とを粘着層5を介して一体化するステップST2(請求項7の貼着工程に対応)と、フィルム1を、オス型8とメス型9とからなる加熱金型7によって加温下で押圧し、突起10を形成するステップST3(請求項7の突起形成工程に対応)とで構成されている。
ステップST1では、ロール状のフィルム1を帯状に繰り出しながら、裏面に粘着剤を塗布し、フィルム1の裏面に粘着層5を形成する。
ステップST2では、剥離紙2のロールを帯状に繰り出しながら、ステップST1で裏面に粘着層5が形成されたフィルム1の粘着層5側に剥離紙2を重ね合わせて一体化し、三層構造のラベル6を形成する。
ここで、印刷層3を含む二層構造のものをフィルム1とする場合、ラベル6の上面に印刷加工によって印刷層3を形成し、印刷層3とラミネートフィルム4とを含む三層構造のものをフィルム1とする場合、印刷加工後に、印刷層3の色落ちや摩耗を防止し、印刷層3を保護するラミネートフィルム4を印刷層3の上面に貼り合わせる。
ステップST3では、図3に示すように、オス型8とメス型9とからなる加熱金型7で、ラベル6が柔らかくなる温度でラベル6を押圧することで、図2(A)に示すような突起10を形成する。
ここで、加熱金型7は、例えば、炭素鋼等の耐久性のある金属製であり、オス型8とメス型9とからなり、加熱できるようになっており、ラベル6が柔らかくなる温度に適宜加温しながら使用する。また、加熱金型7は、例えば、一般的に広く用いられているブライユ(Braille)式点字に準拠しており、一文字を横2×縦3の6つの点で表し、一度に複数文字を押圧できる。
オス型8は、例えば、鋼又はスチールなどの金属からなり、図3及び図4(A)に示すように、メス型の方向に可動するコア11とコア11を複数有する可動側取付板12とからなる。
コア11は、図4(B)に示すように、メインコア13とベース14とからなり、刻設する点字に相当する位置のコア11が、メス型9の方向に可動する。メインコア13のサイズは、例えば、高さH1が0.8mm、頭頂部の高さH2が0.4mmである。ベース14のサイズは、例えば、高さH3が0.3mmである。
可動側取付板12は、図4(A)に示すように、例えば、奥行きD1が40mm、幅W1が11mmである。
メス型9は、電熱装置に接続されて加熱できるように構成されている。メス型9は、例えば、鋼又はスチールなどの金属からなり、図5に示すように、表面にメインコア13と咬合する複数のキャビティ15を有する板16である。
キャビティ15は、図5(B)に示すように、金型加工する際に表面周縁部の角でラベル6を傷つけることがないよう表面周縁部が面取りされている。キャビティ15のサイズは、例えば、直径Fが1.5mmφ、高さH4が0.8mm、面取りされた箇所の大きさCが0.1mmである。
板16は、図5(A)に示すように、例えば、奥行きD2が44mm、幅W2が11mmである。
なお、このステップST1の工程の後に、点字ラベルAを任意の形状にくり抜く抜き加工等の工程を設けてもよい。
点字ラベルBの製造方法は、図7(B)に示すように、主として、フィルム1の裏面に粘着層5を設けるステップST11(請求項10の粘着層形成工程に対応)と、フィルム1を、オス型8とメス型9とからなる加熱金型7によって加温下で押圧し、突起10を形成するステップST12(請求項10の突起形成工程)と、フィルム1と剥離紙2とを粘着層5を介して一体化するステップST13(請求項10の貼着工程)とで構成されている。
ステップST11では、ロール状のフィルム1を帯状に繰り出しながら、裏面に粘着剤を塗布し、フィルム1と粘着層5とからなる二層構造のラベル6を形成する。
ここで、印刷層3を含む二層構造のものをフィルム1とする場合、ラベル6の上面に印刷加工によって印刷層3を形成し、印刷層3とラミネートフィルム4とを含む三層構造のものをフィルム1とする場合、印刷加工後に、印刷層3の色落ちや摩耗を防止し、印刷層3を保護するラミネートフィルム4を印刷層3の上面に貼り合わせる。
ステップST12では、オス型8とメス型9とからなる加熱金型7で、ラベル6が柔らかくなる温度でラベル6を押圧し、図2(B)に示すような突起10を形成する。加熱金型7の説明のついては上記と同様であるため省略する。
ステップST13では、剥離紙2のロールを帯状に繰り出しながら、フィルム1の粘着層5側に剥離紙2を重ね合わせて一体化する。
なお、このステップST1の工程の後に、点字ラベルAを任意の形状にくり抜く抜き加工等の工程を設けてもよい。
以上のように、本考案によれば、安価に製造可能な簡易な構成でありながら、剥がれにくく、点字が読み取り易く、披着体の質感を把握し易い点字ラベルを提供することができる。
なお、本考案は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
A,B:点字ラベル
1:フィルム
2:剥離紙
3:印刷層
4:フィルム
5:粘着層
6:ラベル
7:加熱金型
8:オス型金型
9:メス型金型
10:突起
11:コア
12:可動側取付板
13:メインコア
14:ベース
15:キャビティ
16:板
H1〜H4:高さ
D1〜D2:奥行き
W1〜W2:幅
F:直径
C:面取り
101:点字ラベル
110:ラベル基材
111:樹脂フィルム
112:充填樹脂
O:披着体
P:凸ピン

Claims (6)

  1. 合成樹脂からなるフィルムと、
    前記フィルムの裏面に形成された粘着層と、
    前記粘着層を介して、前記フィルムに仮着される剥離紙と、
    前記粘着層を介して一体化された前記フィルム及び前記剥離紙が、オス型とメス型とからなる加熱金型によって加温下で押圧されることで前記フィルム側に形成される突起とを備え、
    前記突起は、単数又は複数組み合わされて点字を形成し、被着体の変形に追随して変形するように、標準点字サイズよりも細く高い形状であることを特徴とする点字ラベル。
  2. 前記突起は、指先の押圧によって沈む柔らかい被着体に貼着した場合に、指先の押圧に応じた前記被着体の凹みの形状に沿って、周辺部分も含めて沈むように内側を中空とし、沈んだ状態でも指先の触覚により点字を読み取ることができるように、細く高い形状に加工されていることを特徴とする請求項1に記載の点字ラベル。
  3. 前記突起は、直径が1.35〜1.55mmφであり、高さが0.55〜0.85mmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点字ラベル。
  4. 合成樹脂からなるフィルムと、
    前記フィルムの裏面に形成された粘着層と、
    前記粘着層を介して、前記フィルムに仮着される剥離紙と、
    前記フィルムが、オス型とメス型とからなる加熱金型によって加温下で押圧されることで形成される突起とを備え、
    前記突起は、単数又は複数組み合わされて点字を形成し、被着体の変形に追随して変形をし、標準点字サイズよりも細く高い形状であることを特徴とする点字ラベル。
  5. 前記突起は、指先の押圧によって沈む柔らかい被着体に貼着した場合に、指先の押圧に応じた前記被着体の凹みの形状に沿って、周辺部分も含めて沈むように内側を中空とし、沈んだ状態でも指先の触覚により点字を読み取ることができるように、細く高い形状に加工されていることを特徴とする請求項4に記載の点字ラベル。
  6. 前記突起は、直径が1.35〜1.55mmφであり、高さが0.55〜0.85mmであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の点字ラベル。
JP2014002143U 2014-04-24 点字ラベル Expired - Lifetime JP3191681U (ja)

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