JP3191360U - 音楽用五線引き定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の直線定規としての機能を持ち合わせているとともに、等間隔で美しい五線を容易に描画することができる音楽用五線引き定規を提供する。
【解決手段】直線状の一辺1100から第一間隔T1だけ隔てて一辺と平行に設けられたスリット1500と、スリットの両端部に設けられスリットの幅の中点を示すマーカ1400と、を備え、一辺に沿って引かれた第五線と、スリットの一辺に近接する一方側に沿って引かれた第三線と、スリットの一方側と対向する他方側に沿って引かれた第一線と、マーカに第三線を合致させた状態において、スリットの一方側に沿って引かれた第二線と、スリットの他方側に沿って引かれた第四線の計五線が互いに順次等間隔となるように、第一間隔とスリットの幅T2とが構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、等間隔で美しい五線を容易に描画することができる音楽用五線引き定規に関する。
あらかじめ五線の引かれた五線紙やボードがなくとも、一度の動作で見やすい音符を乗せることのできる等間隔の五線、を誰もが手際よく容易に描けるようにすることを目的とする考案であって、等間隔、並列に固定させられた5つの描点1を持つ、五線引き筆記具とし、また、5つの描点1を、5本の独立した筆に代用し、それらを着脱自在とし、等間隔、並列に固定して取り付けることのできるフレームとしての、五線引き筆記具とする考案が下記特許文献1に開示されている。
また、この考案に係る五線引き筆記具を使用することにより、一度の動作で等間隔の五線を誰もが迅速かつ容易に描くことができ、描点が等間隔であることが約束されるので、その五線上に、結果として視覚的把握が容易な音符(楽譜)を書くことができるようにもなることが開示されている。
実用新案登録第3087028号公報
持ち合わせた鉛筆やボールペン等を用いて、簡単かつ簡易に等間隔の五線を引くことができる定規は、従来知られていない。また、上述の特許文献1にかかる筆記具等においては、常備して常に持ち合わせているとは限らず、また筆記用具入れに収納する場合でも比較的嵩張ったり重くなったり利便性に欠ける面があった。
本考案は、上述のような問題点に鑑み為されたものであって、通常の直線定規としての機能を持ち合わせているとともに、等間隔で美しい五線を容易に描画することができる音楽用五線引き定規を提案することを目的とする。
本考案の音楽用五線引き定規は、直線状の一辺から第一間隔だけ隔てて一辺と平行に設けられたスリットと、スリットの両端部に設けられスリットの幅の中点を示すマーカと、を備え、一辺に沿って引かれた第五線と、スリットの一辺に近接する一方側に沿って引かれた第三線と、スリットの一方側と対向する他方側に沿って引かれた第一線と、マーカに第三線を合致させた状態において、スリットの一方側に沿って引かれた第四線と、スリットの他方側に沿って引かれた第二線とにおいて、第一線乃至第五線が互いに順次等間隔となるように、第一間隔とスリットの幅とが構成されたことを特徴とする。
通常の直線定規としての機能を持ち合わせているとともに、等間隔で美しい五線を容易に描画することができる音楽用五線引き定規を実現できる。
(a)は本考案にかかる音楽用五線引き定規の全体構成を概念的に説明する図であり、(b)は線引きする場合の描画マージンについて概略説明する模式図であり、(c)は描画マージンが考慮された第一間隔(T)とスリット幅(T)との関係の典型例を説明する図である。 (a)五線譜の典型例を説明する図であり、(b)〜(d)は音楽用五線引き定規の開発経緯を簡単に説明する概略図である。 音楽用五線引き定規の全体平面図を説明する図である。 音楽用五線引き定規を用いた五線描画の手順を説明する図である。
図1(a)は、本考案にかかる音楽用五線引き定規1000の全体構成を概念的に説明する図である。図1(a)に示すように、音楽用五線引き定規1000は全体として長方形の形状として形成されており、直線状の長辺である一辺1100から第一間隔(T)だけ離間した位置に、一辺1100と平行にスリット幅(T)のスリット1500が設けられている。
スリット1500の両端には、スリット幅(T)を二分する位置に切れ込み1400が設けられており、これがマーカとなる。また、スリット1500の一辺1100に近接する一方側は辺1200であり、辺1200と対向する他方側は辺1300である。一辺1100と辺1200と辺1300とは互いに平行であるものとし、互いに長さが等しいことがさらに好ましい。
一辺1100は、音楽用五線譜の第五線(最上位線)を描画するために利用され、辺1200は第三線を描画するために利用され、辺1300は第一線を描画するために利用される。そして、描画された第三線に切れ込み1400を位置合わせした後、辺1200に沿って第四線を引き、辺1300に沿って第二線を引くことで、五線が容易にかつ迅速に描画できるものとなる。図4は、音楽用五線引き定規1000を用いた五線描画の手順を説明する図である。
図1(b)は、線引きする場合の描画マージン(T)について概略説明する模式図である。図1(b)においては、シャープペンシルを用いた場合の描画マージン(T)を最も一般的な典型例として0.4mmとして説明している。すなわち、図1(b)から理解できるように、現実に線引きされる場合には、このように定規の辺から、ある一定の距離だけ離間した位置に描画される。
一方、音楽用五線譜の五線を引く場合には、このような描画マージン(T)も考慮した上で、現実に、等間隔で五本の直線を平行に描画できることが好ましい。このため、本考案の音楽用五線引き定規1000においては、図1(c)に例示して説明するような関係を有するように第一間隔(T)とスリット幅(T)とを形成するものとする。
図1(c)は、描画マージンが考慮された第一間隔(T)とスリット幅(T)との関係の典型例を説明する図である。図1(c)から明らかなように、第五線1110は第一辺1100から描画マージン(T)だけ離間した位置に描画され、第三線1210は辺1200から描画マージン(T)だけ離間した位置に描画され、第一線1310は辺1300から描画マージン(T)だけ離間した位置に描画される。
そして、描画された第五線1110と第三線1210と第一線1310とが、等間隔となるためには、第一間隔(T)を例えば2.7mmとし、スリット幅(T)を例えば7mm−2.7mm=4.3mmとすることができる。
図1(c)に基づけば、第五線1110と第三線1210との間隔は2.7mm+(0.4mm×2)=3.5mmとなり、第三線1210と第一線1310との間隔は4.3mm−(0.4mm×2)=3.5mmとなる。
さらに、図1(c)には示していないが、切れ込み1400に第三線1210を合わせて、辺1200,1300を用いて第四線、第二線を描画すると、第四線と第二線との間隔は、第三線1210と第一線1310との関係と同様に、4.3mm−(0.4mm×2)=3.5mmとなる。
これにより、第二線と、第一線及び第三線と、の間隔はそれぞれ1.75mmとなり、第四線と、第三線及び第五線と、の間隔はそれぞれ1.75mmとなり、第一線乃至第五線がすべて1.75mmずつの等間隔で、かつ並行に容易に描画できるものとなる。なお、上述した具体的な数値は、一般的に五線譜が幅6〜7mm程度で構成されることが多いこと及び一般的に描画マージンが0.4mmとなる筆記具が多いことに整合させて、典型例を示したものに過ぎないのであって、描画マージンの数値を含めて具体的な例示に限定されるものではない。
図2(a)は五線譜の典型例を説明する図であり、図2(b)〜図2(d)は音楽用五線引き定規1000の開発経緯を簡単に説明する概略図である。図2(a)に示すように、五線譜は一般的には6〜7mm幅に形成されることが多く、音符を五線譜に描画する場合においても、6〜7mm幅の五線譜に慣れ親しんでいる音楽関係者が多いものとされる。しかし、本考案の音楽用五線引き定規1000は、7mm幅(すなわち、1.75mm×4)の五線譜に限定されるものではないことは明らかである。
図2(a)に示すように、本考案においては上から順に第五線、第四線、第三線、第二線、第一線として説明している。また、図2(b)は、四本のスリットを設けて、例えば1.75mm間隔で五つの線を平行に引くために用いられる定規の例を示す図である。
図2(b)のように定規を構成すると、スリット間の仕切りを0.5mm以下とする必要があり極めて細くなることから、線を引く場合に定規が歪んでしまって、現実には撓んだ線が描画されることとなってしまい、並行な五線を描画するのには適さない。
また、図2(c)に示す定規の例においては、二つのスリットを備えて第五線、第三線、第一線を描画し、その後定規をずらして第四線と第二線とを描画可能であるものの、定規をずらす場合に位置確認のため定規本体が透明である必要がある。しかし、アクリル樹脂等透明材料ではスリット間の仕切りの強度が確保できないことから、結局撓んだ線しか引けず、並行かつ等間隔の五線を得ることはできない。
また、仮に厚さの極めて厚いアクリル樹脂等にて図2(c)の定規を形成すれば、強度は得られるものの、ペン先が紙面に届かない等の新たな問題点が生じることとなるので、好ましいものではない。
上述の観点から、スリットを一本のみ備えた図2(d)の形状が五線譜を描画するために定規として好ましいものと言える。また、アクリル樹脂では強度不足の懸念があるので、金属製とすることがさらに好ましい。本考案者の実験によれば、4mm厚のアクリル樹脂で図2(d)の定規を形成したとしても、直線を描画するための強度的には不十分であった。
一方、金属製の定規とすれば、定規をずらして第四線と第二線とを描画する場合に既に描画した他の線が確認できず、並行な線を引くことが困難となるとの課題を解決するために、本考案者は、スリットの左右端部の幅中心に切り込みを形成し、これをマーカとした。
マーカは、切れ込みに限定されるものではなく、突起物やステッカー、あるいは印刷によるもの等、五線を引く音楽関係者が、視認等にて確認できるものであれば任意のマーカであってよい。また、図3に 音楽用五線引き定規1000の全体平面図を示した。
本考案で示した音楽用五線引き定規1000は、上述の実施形態の具体的態様での説明に限定されるものではなく、本考案の思想の範囲内かつ自明な範囲内で自由にその構成や寸法等を変更してもよい。
1000・・音楽用五線引き定規、1100・・一辺、1200・・辺、1300・・辺、1400・・切れ込み、1500・・スリット。

Claims (6)

  1. 直線状の一辺から第一間隔だけ隔てて前記一辺と平行に設けられたスリットと、
    前記スリットの両端部に設けられ前記スリットの幅の中点を示すマーカと、を備え、
    前記一辺に沿って引かれた第五線と、前記スリットの前記一辺に近接する一方側に沿って引かれた第三線と、前記スリットの前記一方側と対向する他方側に沿って引かれた第一線と、前記マーカに前記第三線を合致させた状態において、前記スリットの前記一方側に沿って引かれた第四線と、前記スリットの前記他方側に沿って引かれた第二線とにおいて、前記第一線乃至第五線が互いに順次等間隔となるように、前記第一間隔と前記スリットの幅とが構成された
    ことを特徴とする音楽用五線引き定規。
  2. 請求項1に記載の音楽用五線引き定規において、
    前記マーカは、前記スリットの両端部に設けられた切れ込み部である
    ことを特徴とする音楽用五線引き定規。
  3. 請求項1に記載の音楽用五線引き定規において、
    前記マーカは、前記スリットの両端部に設けられた突出部である
    ことを特徴とする音楽用五線引き定規。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の音楽用五線引き定規において、
    前記スリットの幅は、前記第一間隔よりも、筆記具と前記音楽用五線引き定規とで形成される描画マージンの4倍だけ大きい
    ことを特徴とする音楽用五線引き定規。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の音楽用五線引き定規において、
    全体の外形形状は長方形である
    ことを特徴とする音楽用五線引き定規。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の音楽用五線引き定規において、
    前記第一間隔は2.7mmであり、前記スリットの幅は4.3mmである
    ことを特徴とする音楽用五線引き定規。
JP2014001785U 2014-04-07 音楽用五線引き定規 Expired - Lifetime JP3191360U (ja)

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