JP3190427B2 - 可撓管 - Google Patents

可撓管

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JP3190427B2
JP3190427B2 JP14430792A JP14430792A JP3190427B2 JP 3190427 B2 JP3190427 B2 JP 3190427B2 JP 14430792 A JP14430792 A JP 14430792A JP 14430792 A JP14430792 A JP 14430792A JP 3190427 B2 JP3190427 B2 JP 3190427B2
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康一 巽
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内やガス管等の配
管内を観察する内視鏡やカテーテル等の可撓管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、挿入部の長尺な内視鏡やカテーテ
ル等の可撓管において、その湾曲部に空気室を設け、そ
の空気室に流体を送り込み、その流体圧により前記空気
室を膨張させ湾曲部を湾曲させる可撓管が提案されてい
る。
【0003】この可撓管は、湾曲部の空気室まで圧縮空
気等の流体を送るために軸方向に微細な管を有する挿入
部と、この挿入部と別途成形した膨張可能な空気室をも
つ湾曲部とを軸方向に接続して構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
可撓管では、前記可撓管の挿入部と湾曲部とを軸方向に
接続するために専用の接続口金等が必要となる。この口
金は硬質部材が用いられるので、可撓管が曲り管等を通
過するときに、曲り管の形状に合わせて可撓管が曲がら
ず、口金が曲り管に引っ掛るなど可撓管の挿入性や抜去
性が悪いなどの不具合があった。
【0005】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、湾曲部と挿入部との間に
口金を設ける必要がなく、湾曲部をスムーズに湾曲させ
ることができ、挿入性及び可撓性のよい可撓管を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の可撓管は、前記
目的を達成するために、湾曲部と挿入部とを有する可撓
管において、前記湾曲部と挿入部とを一体成形して構成
し、前記可撓管の周辺部に近づけて流体圧管路を前記可
撓管の軸方向に貫通して設け 前記流体圧管路の外周方
向の可撓管部分を前記可撓管の略全長にわたって膨張さ
せるために前記流体圧管路に流体圧を送る手段を連結
前記湾曲部部分を除く可撓管部分の膨張を規制する
規制手段を前記挿入部に設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】このように構成された可撓管によれば、流体圧
を送る手段により管路に流体を圧送すると、挿入部は規
制手段により外周方向への膨張が規制され、湾曲部のみ
外周方向に膨張し、湾曲部を前後左右の任意の方向に湾
曲させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図7に基
づいて説明する。図1に示すように、内視鏡1は、挿入
部2とその挿入部2の先端側に設けられた湾曲部3と、
前記挿入部2の先端側の端部となる硬性部4と、挿入部
2の後端部に口金16を介して設けられた操作部5と、
操作部5に接続されたユニバーサルコード6とから構成
されている。
【0009】前記ユニバーサルコード6は、光源装置7
に着脱自在に接続されている。光源装置7にはエアチュ
ーブ8により後述する管路に流体圧を送る手段としての
エアコンプレッサ9が接続されている。
【0010】図2及び図3に示すように、前記挿入部
2、湾曲部3は例えばシリコン等の柔軟な弾性材料によ
り成形された多孔チューブ10により一体に構成されて
いる。この多孔チューブ10の中心寄りには2つのライ
トガイドファイバ11及び一つのイメージガイドファイ
バ12が挿入されている。また、多孔チューブ10の断
面上下左右の外周寄りで中心から等距離に4つの空気室
13a,13b,13c,13dが設けられている。こ
れら空気室13a〜13dは可撓管を軸方向に貫通し流
体圧により外周方向に膨張する管路を構成している。
【0011】また、前記多孔チューブ10には貫通穴か
らなる2つのチャンネル14が設けられている。なお、
前記空気室13a〜13dは肉切れ、ピンホールのない
ように形成されている。
【0012】また、前記多孔チューブ10の挿入部2の
外周には図1に示すように軸方向に対して垂直及び水平
方向に公差して構成された格子状の強化繊維15が被嵌
されている。この強化繊維15は挿入部2の外周方向へ
の膨張を規制する規制手段であり、例えばケプラー繊維
等から構成されている。前記多孔チューブ10の先端に
は前記硬性部4が取付け固定されている。
【0013】この硬性部4には図6に示すように対物レ
ンズ18や照明窓(図示しない)が設けられている。こ
の対物レンズ18には前記イメージガイドファイバ12
が接続され、照明窓には前記ライトガイドファイバ11
が接続されている。また、前記チャンネル14は前記硬
性部4を貫通して前端部に開口している。また、前記空
気室13a〜13dの前端は硬性部4により密封されて
いる。
【0014】前記挿入部2の後端部に設けられた口金1
6には図4に示すように多孔チューブ10の空気室13
a〜13dの位置に対応する位置に貫通穴19が設けら
れている。この貫通穴19には加圧チューブ20が嵌合
固定されている。
【0015】前記口金16の他の貫通穴にもライトガイ
ドファイバ11、イメージガイドファイバ12が挿通し
嵌合固定されている。また、前記加圧チューブ20は操
作部5、ユニバーサルコード6の内部を通り、光源装置
7に着脱自在に接続されている。加圧チューブ20は光
源装置7の内部に設けた電磁弁21に接続されている。
【0016】この電磁弁21はエアチューブ8によりエ
アコンプレッサ9に接続されている。このエアチューブ
8の途中には調圧弁22が設けられている。前記電磁弁
21には信号線24により制御装置23が電気的に接続
され、さらに制御装置23には信号線24により湾曲ス
イッチ25が電気的に接続されている。湾曲スイッチ2
5は図1に示すように操作部5の側面に設けられてい
る。
【0017】このように構成された可撓管によれば、可
撓管を湾曲スイッチ25により任意の方向に湾曲させる
ことができる。例えば可撓管を上方向に湾曲する場合
は、湾曲スイッチ25のU表示の部分を押す。するとそ
の電気的信号が湾曲スイッチ25から制御装置23に伝
えられる。制御装置23からの電気的信号によって電磁
弁21が作動し、可撓管の下側の空気室13cの弁が開
き、エアコンプレッサ9の圧縮空気が光源装置7に送ら
れる。
【0018】光源装置7に送られた圧縮空気は、多孔チ
ューブ10の下方向の加圧チューブ20への管路が電磁
弁21により開かれているので、図7に示すように圧縮
空気は加圧チューブ20を介して挿入部2と湾曲部3の
下方向の空気室13cへと送られる。この空気圧力のた
めに湾曲部3の下側の空気室13cは膨張し、多孔チュ
ーブ10の下側が軸方向に伸び湾曲部3が上方向に湾曲
する。挿入部2は格子状に埋設された強化繊維15によ
り径方向及び軸方向の伸びが規制される為に湾曲するこ
とがない。他の湾曲方向についても湾曲スイッチ25を
操作することにより、前述と同様に湾曲部3の湾曲方向
と反対側の空気室13に圧縮空気を送り、湾曲部3を任
意方向に湾曲できる。
【0019】次に本発明の第2実施例を図8に基づいて
説明する。なお、前述した第1実施例と同一構成には同
一符号を付して説明を省略する。図8に示すように、湾
曲部3と挿入部2は弾性材料からなる一体成形品で多孔
チューブ10により構成されている。湾曲部3は硬度が
低く柔軟であり、挿入部2は硬度が高く柔軟性を低くし
て成形されている。
【0020】このように構成した第2実施例によれば、
可撓管を任意方向に湾曲させるために空気室13a〜1
3dに圧縮空気を送っても挿入部2は材料の硬度が高い
ために径方向、軸方向の変化がなく、柔軟な材料である
湾曲部3のみを任意の方向に湾曲できる。
【0021】次に、本発明の第3実施例を図9及び図1
0に基づいて説明する。なお、前述した第1実施例と同
一構成には同一符号を付して説明を省略する。図9及び
図10に示すように、可撓管である医療用カテーテル2
6は、挿入口体27を有する基端部28と、湾曲部3を
有する挿入部2とから構成されている。カテーテル26
の基端部28には分岐部29が設けられ、この分岐部2
9を介して加圧チューブ20が制御ボックス30に接続
されている。
【0022】この制御ボックス30は、光源装置機能が
ない以外は第1実施例の光源装置7と同じ構成となって
いる。制御ボックス30には操作信号を制御装置23に
送るためのジョイステック31が着脱自在に設けられて
いる。挿入部2及び湾曲部3は柔軟な弾性材料(シリコ
ン等)にて一体成形された多孔チューブ32から構成さ
れている。図10に示すように、この多孔チューブ32
の断面上下左右の外周寄りで中心から等距離に4つの空
気室13a〜13dが設けられ、中心にチャンネル14
が一つ設けられている。さらに、挿入部2には多孔チュ
ーブ32より硬度の高い熱収縮チューブ33が被嵌され
ている。
【0023】加圧チューブ20は分岐部29にて第1実
施例の口金16と同様に各対応する挿入部2の空気室1
3a〜13dに接続されている。また、空気室13a〜
13dは湾曲部3の先端にて密封されている。
【0024】このように構成された第3実施例によれ
ば、ジョイステック31を用いて第1実施例と同様に空
気室13a〜13dに空気圧を送ると、挿入部2は硬度
の高い熱収縮チューブ33に被嵌されているので径方
向、軸方向の変化がなく、柔軟な材料である湾曲部3の
みを任意の方向に湾曲できる。
【0025】前述した第1〜3実施例では流体圧を送る
手段にエアコンプレッサを用いた例を述べたが、シリン
ジを空気圧源をしてもよい。また、空気圧だけでなく、
水圧等を用いるようにすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明の可撓管は、前述の如く構成した
から、湾曲部と挿入部との間に口金を設ける必要がな
い。したがって、接続のための径方向のスペース(糸ば
りの強さ、嵌合部の肉厚)による段差がなく細径化が可
能なので挿入性及び抜去性も向上する。
【0027】また、加圧チューブを可撓管内に挿入する
必要がなく組立性がよく、加圧チューブの管内径を大き
くすることが可能であり、管内での圧力損失が少なくコ
ンプレッサ等の空気圧源が小型になり、運搬性も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の可撓管の要部の断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】図1のC−C線に沿う断面図。
【図5】同実施例の光源装置の概略構成図。
【図6】同実施例の湾曲部の縦断側面図。
【図7】同実施例の可撓管の縦断側面図。
【図8】本発明の第2実施例の可撓管の側面図。
【図9】本発明の第3実施例の可撓管の斜視図。
【図10】同実施例の可撓管の断面図。
【符号の説明】
2…挿入部、3…湾曲部、9…エアコンプレッサ、15
…強化繊維。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−99029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 310 A61M 25/01 G02B 23/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲部と挿入部とを有する可撓管におい
    て、 前記湾曲部と挿入部とを一体成形して構成し、前記可撓
    管の周辺部に近づけて流体圧管路を前記可撓管の軸方向
    に貫通して設け 前記流体圧管路の外周方向の可撓管部
    分を前記可撓管の略全長にわたって膨張させるために前
    記流体圧管路に流体圧を送る手段を連結し 前記湾曲部
    部分を除く可撓管部分の膨張を規制する規制手段を前記
    挿入部に設けたことを特徴とする可撓管。
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