JP3190157U - マーキング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドファスナーにマーキングするマーキング装置を提供する。【解決手段】マーキング装置1は、スライドファスナー6を載置するテーブル21と、テーブル21に保持したスライドファスナー6の長手方向に移動可能な基体31と、基体31に取り付けられ少なくとも第1ファスナーテープ及び第2ファスナーテープのいずれか一方にマーキングするマーキング部4と、を有するマーキングユニット3と、を備え、マーキング部4は、基体31に上下動可能に取り付けられヘッド41を有し、ヘッド41をファスナーテープ61に押圧してマーキングすることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、スライドファスナーのファスナーテープにマークを付与するマーキング装置に関する。
従来、連続したファスナーチェーンにマークを付与するマーキング装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載されたマーキング装置は、スライダーを組み合わせる前の連続したファスナーチェーンのファスナーテープに設定した間隔ごとにマークを付与するマーキング装置である。
欧州特許公開1253010号公報
特許文献1に記載されたマーキング装置によってマークが付与されたファスナーテープは、所定長さにカットされるとともに、スライダー、上止部材、及び下止部材等が取り付けられてスライドファスナーとして製品に取り付けられる。この際、製品の所定の位置とマークの位置が合致するようにスライドファスナーを取り付けることで、予め設定した位置にスライドファスナーが取り付けられるようにすることがある。
しかしながら、連続するファスナーチェーンにマーキングしてからスライドファスナーとして製品へ取り付けられる間には多くの工程が存在する。このため、製品に取り付ける際に、製品のマークの位置の変更がなされた場合に、スライドファスナーのマーク位置を変更することができなかった。
本考案は、顧客の変更に対応可能にするべく、完成した状態のスライドファスナーに精度良くマークを付与するマーキング装置を提供することを目的とする。
本考案の一実施形態にかかるマーキング装置は、
第1ファスナーテープに第1エレメント部を取り付けた第1ファスナーチェーン、
第2ファスナーテープに第2エレメント部を取り付けた第2ファスナーチェーン、
及び
前記第1エレメント部又は前記第2エレメント部の端部に取り付けた止め部、
を含むスライドファスナーをマーキングするマーキング装置であって、
前記スライドファスナーを載置するテーブルと、
前記テーブルに保持した前記スライドファスナーの長手方向に移動可能な基体と、
前記基体に取り付けられ少なくとも前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープのいずれか一方にマーキングするマーキング部と、
を有するマーキングユニットと、
を備え、
前記マーキング部は、前記基体に上下動可能に取り付けられるヘッドを有し、前記ヘッドで前記ファスナーテープにマーキングする
ことを特徴とするマーキング装置。
本考案の一実施形態にかかるマーキング装置では、
前記基体に上下動可能に取り付けられ前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープの表面に接触可能なガイド部を備えることを特徴とする。
本考案の一実施形態にかかるマーキング装置では、
前記スライドファスナーを前記テーブル上に保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記第1ファスナーテープ及び前記第2ファスナーテープの端部を上下方向で挟んで保持し、
前記基体は、前記保持部を起点にして、前記保持部から離間するように移動してマーキングする
ことを特徴とする。
本考案の一実施形態にかかるマーキング装置では、
前記基体に取り付けた前記ガイド部の前記スライドファスナーの長手方向における位置は、前記ヘッドの前記スライドファスナーの長手方向における位置よりも、前記保持部から離間する位置である
ことを特徴とする請求項3に記載のマーキング装置。
本考案の一実施形態にかかるマーキング装置では、
前記ガイド部は、ガイドローラを有し、
前記ガイドローラは、外周面に前記第1エレメント部と前記第2エレメント部が収容される凹部が形成される
ことを特徴とする。
本考案の一実施形態にかかるマーキング装置では、
前記マーキングユニットは、
前記基体に取り付けられ転写前のフィルムを供給する供給部と、
前記基体に取り付けられ転写後のフィルムを巻き取る巻取部と、
を有し、
前記フィルム(F)は前記ヘッド(41)と 前記テーブル(21)に保持した前記スライドファスナー(6)との間に供給され、
前記マーキング部の前記ヘッド(41)は、前記転写前のフィルムをファスナーテープ(6)に押圧してマーキングする
ことを特徴とする。
本考案によれば、完成した状態のスライドファスナーに精度良くマーキングするマーキング装置を提供することが可能となる。
本考案にかかる一実施形態のマーキング装置の第1状態を示す図である。 図1のII−II断面図である。 本考案にかかる一実施形態のマーキング装置の位置決め部の一部を示す図である。 本考案にかかる一実施形態のマーキング装置の第2状態を示す正面図である。 図4のV−V断面図である。 本考案にかかる一実施形態のマーキング装置の第3状態を示す正面図である。 図6のVII−VII断面図である。 本考案にかかる一実施形態のマーキング装置によってマーキングされたスライドファスナーの一例を示す図である。 本考案にかかる一実施形態のマーキング装置によってマーキングされたスライドファスナーの他の例を示す図である。 本考案にかかる他の実施形態のマーキング装置を示す図4の位置に相当する断面図である。
以下、図面に基づき本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1を具体的に説明する。
図1は、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1の第1状態を示す図である。図2は、図1のII−II断面図である。図3は、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1の第2状態を示す図である。図4は、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1の位置決め部2の一部を示す図である。図5は 図3のV−V断面図である。ただし、図2及び図5では基体31を省略している。
本実施形態にて説明するマーキング装置1は、スライドファスナー6を位置決めする位置決め部2と、スライドファスナー6にマークを付与するマーキングユニット3と、を備える。なお、説明の簡略化のため、マークを付与することを単にマーキングと言うこともある。なお、以下の説明で、上下方向および左右方向は図1の紙面に基づくものとする。ここで、スライドファスナー6はスライダー64が移動してエレメント部を噛合または分離する方向を長手方向とし、長手方向に直交しファスナーテープ61に水平な方向を幅方向とし、ファスナーテープ61の平面に直交する方向を表裏方向とする。そして、マーキング装置1の左右方向は、マーキング装置1に位置決めしたスライドファスナー6の長手方向に平行であり、上下方向はその状態のスライドファスナー6の表裏方向に平行である。
本実施形態でマーキングされるスライドファスナー6は、織成または編成される第1ファスナーテープ61a及び第1ファスナーテープ61aの縁部に取り付けられる第1エレメント部62aからなる第1ファスナーチェーン4aと、織成または編成される第2ファスナーテープ61b及び第2ファスナーテープ61bに取り付けられる第2エレメント部62bからなる第2ファスナーチェーン4bと、第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bに跨り、第1エレメント部62aおよび第2エレメント部62bの端部に取り付けられる止め部63と、第1エレメント部62aと第2エレメント部62bを噛合及び分離させる後述するスライダーと、を有すればよい。なお、止め部63は、噛合した状態の第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bを超音波加工や高周波にて溶融して止め部に形成するものであってもよい。このような第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bを噛合した状態の止め部63を下止と言うことができる。また、第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bを跨がずに、それぞれの第1エレメント部62a及び/または第2エレメント部62bの端部に取り付けるものであってもよい。このような止め部を上止と言うことができる。
位置決め部2は、第1エレメント部62aと第2エレメント部62bが噛合された状態のスライドファスナー6を載置するテーブル21と、止め部63に接触する接触部22と、第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bを表裏方向で挟んで保持する保持部23と、を有する。
テーブル21は、マーキングユニット3の下方に配設され、スライドファスナー6を載置する板状の部材である。テーブル21の上面は、平面であることが好ましい。
接触部22は、止め部63に接触し、スライドファスナー6の長手方向の位置決めする。本実施形態の接触部22は、図示せぬ動力にて、図1に示した上方に位置する第1状態から図3に示した下方に位置し、第1ファスナーテープ61aおよび第2ファスナーテープ61bの間に侵入する第2状態のように移動し、第2状態で止め部63と接触するように形成されている。本実施形態の接触部22の移動は、上下方向に進退するものであるが、所定の軸を中心に回転することで、第1状態のように上方に待避するとともに、第2状態のように下方に浸入するものでもよい。
保持部23は、スライドファスナー6が載置された状態で、スライドファスナー6のファスナーテープ61を保持する部材である。本実施形態の保持部22は、下クランプ部材23aと上クランプ部材23bとで構成され、図3に示す第2状態のように、ファスナーテープ61の端部を表裏方向(上下方向)から狭んで保持する。保持する際は、下クランプ部材23aと上クランプ部材23bの少なくとも一方が上下動して、互いに近接することで、その間に位置するファスナーテープ61を保持するものであればよい。本実施形態の保持部23は、上クランプ部材23bが上下方向に進退するものであるが、下クランプ部材23aと上クランプ部材23bの少なくとも一方が所定の軸を中心に回転するものでもよい。
マーキングユニット3は、図示しないサーボモータ等の駆動装置を駆動させることによって、テーブル21に載置されたスライドファスナー6の長手方向に移動可能である基体31と、基体31に取り付けられ第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bの両方にマーキングする一対のマーキング部4と、基体31に取り付けられスライドファスナー6をガイドするガイド部5と、を有する。
本実施形態のマーキング部4は、基体31に上下動可能に取り付けられ転写フィルムFをファスナーテープ61に押圧して転写する第1ヘッド41a及び第2ヘッド41bと、その第1ヘッド41aを上下動させる第1ヘッド駆動部42aと、第2ヘッド41bを上下動させる第2ヘッド駆動部42bと、基体31に回転可能に取り付けられ転写前のフィルムFを供給する供給ローラ43と、基体31に回転可能に取り付けられ転写後のフィルムFを巻き取る巻取ローラ44と、ヘッド41よりも供給ローラ43側で転写前のフィルムFをガイドする第1フィルムガイド45と、ヘッド41よりも巻取ローラ44側で転写後のフィルムFをガイドする第2フィルムガイド46と、基体31に対して上下動可能なガイドローラ51と、ガイドローラ51を上下動させるガイドローラ駆動部52と、を有する。ここで、供給ローラ43は供給部とも言い、巻取ローラ44は巻取部とも言う。
基体31は、図示しないサーボモータ等の駆動装置を駆動させることによって、テーブル21に載置されたスライドファスナー6の長手方向に移動可能である。また、基体31は、図示しない駆動装置を停止させることで、所定の位置に停止させることも可能である。
本実施形態のヘッド41は、第1ファスナーテープ61aの上方に配設される第1ヘッド41aと、第2ファスナーテープ42aの上方に配設される第2ヘッド41bと、を有する。第1ヘッド41aは、第1ヘッド駆動部42aが駆動することによって、基体31に対して上下動可能に取り付けられる。第1ヘッド41aは、下降した時に第1ファスナーテープ61aにフィルムFを押圧してマーキングする。第2ヘッド41bは、第2ヘッド駆動部42bが駆動することによって、基体31に対して上下動可能に取り付けられる。第2ヘッド41bは、下降した時に第2ファスナーテープ61bにフィルムFを押圧してマーキングする。
なお、ヘッド41は、第1ヘッド41a又は第2ヘッド41bの少なくとも1つ配設すればよい。また、スライドファスナー6の長手方向に複数のヘッド41を配設してもよい。各ヘッド41は、同時に上下動してもよく、それぞれ独立して上下動してもよい。また、ヘッド41は、押圧作用のみではなく、加熱作用を有して、加熱による転写を行うものであってもよい。
ヘッド駆動部42は、第1ヘッド41aを駆動する第1ヘッド駆動部42aと、第2ヘッド41bを駆動する第2ヘッド駆動部42bと、を有する。ヘッド駆動部42は、エアシリンダーからなり、ヘッド41を上下動させる。ヘッド駆動部42をサーボモータにして、ヘッド駆動部42の作動を停止させることで、ヘッド41を所定の位置に停止させることも可能である。
供給ローラ43は、転写前のフィルムFが巻かれており、基体31に回転可能に取り付けられている。巻取ローラ44は、図示しない駆動装置によって駆動され、転写後のフィルムFを巻き取る。第1フィルムガイド45はヘッド41よりも供給ローラ43側で転写前のフィルムFをガイドし、第2フィルムガイド46はヘッド41よりも巻取ローラ44側で転写後のフィルムFをガイドする。ここで、フィルムFは合成樹脂製の透明な薄膜状の樹脂層の表面に、インク層が形成されたものであり、このインク層を対象物に押圧することで、このインク層が樹脂層から剥離して、ファスナーテープ6に転写されるものである。
なお、本実施形態のマーキングユニット4は、フィルムFを転写することによってマーキングを行うものであるが、インクジェット等によってマーキングを行ってもよい。または、ヘッド部41の先端に液体状のインクが染み出すようにし、ヘッド部41がファスナーテープ6に押圧することで、そのインクをファスナーテープ6に付着させてマーキングするようにもできる。これらの場合には、フィルムFの供給ローラ43や巻取ローラ44を省略することができる。
本実施形態のガイド部5は、スライドファスナー6上に配設されるガイドローラ51を用いることが好ましい。ガイドローラ51は、ガイドローラ駆動部52を駆動させることによって、基体31に対して上下動可能に取り付けられる。ガイドローラ51は、下降してスライドファスナー6の第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bに接触して回転する。本実施形態のガイドローラ51の移動は、上下方向に進退するものであるが、所定の軸を中心に回転するものでもよい。このガイド部5は基体31にて、マーキング部4よりも保持部23から離間する位置に取り付けられている。
ガイドローラ駆動部52は、エアシリンダー等からなり、ガイドローラ51を上下動させる。
図5に示すように、ガイドローラ51の外周面には、周方向に連続する凹部51aが形成される。凹部51aは、ガイドローラ51が下降してファスナーテープ61に接触した際に、ガイドローラ51の凹部51a内に、噛合状態にある第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bが収容される。そして、ガイドローラ51とテーブル21とでファスナーテープ61を挟む。この状態で、基体3がスライドファスナー6の長手方向に移動すると、スライドファスナー6の噛合状態にある第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bが、この凹部51aに順次収容されるようにガイドされ、スライドファスナー6の幅方向への移動が規制される。これにより、保持部23とガイドローラ51との間の第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bが直線状になるため、ファスナーテープ61も同様に直線状になるので、ヘッド41によるマーキングが行いやすい。ここで、ガイドローラ51の軸方向において、凹部51aの幅は、噛み合った状態の第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bの幅よりも長く形成されるが、上記のようにガイドする必要があるため、その長さの差は1mm〜5mmに設定されている。
このガイド部5は、基体31のテーブル21上に保持するスライドファスナー6の長手方向における位置が、ヘッド41のテーブル21上に保持するスライドファスナー6の長手方向における位置よりも、保持部23から離間する位置である。基体31が移動してマーキングする際に、保持部23とガイドローラ51とで、その間の第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bが直線状になり、これに伴ってファスナーテープ61も直線状になるので、保持部23とガイドローラ51との間にヘッド41が位置するため、マーキングが行いやすい。
次に、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1の作動について説明する。
図6は、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1の第3状態を示す図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。
図1に示した第1状態は、作動前の状態であって、スライドファスナー6がテーブル21に載置されている。この第1状態から、まず、スライドファスナー6の止め部63を接触部22に接触させて、保持部23でスライドファスナー6のファスナーテープ61を保持し、位置決めする。
続いて、図3に示した第2状態のように、ガイドローラ51をスライドファスナー6の上面に接触させた後、基体31を駆動してマーキング位置まで移動させる。このとき、基体31は、スライドファスナー6の長手方向に移動するが、つまり、基体31は、保持部23を起点にして、保持部23から離間するように移動してマーキングをするものである。
図6に示す第3状態は、マーキング装置1がスライドファスナー6にマーキングをしている状態である。第3状態では、図7に示すように、第1ヘッド41aが下方に移動して、フィルムFを介して第1ファスナーテープ61aに接触し、第2ヘッド41bが下方に移動して、フィルムFを介して第2ファスナーテープ61bに接触することで、フィルムFを第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bに押圧してフィルムFのインクを転写する。同じスライドファスナー6に複数のマーキングをする場合には、基体31が次のマーキング位置まで移動し、その位置で第1ヘッド41aが下方に移動して、フィルムFを介して第1ファスナーテープ61aに接触し、第2ヘッド41bが下方に移動して、フィルムFのインクを転写する。ここで、マーキング位置は、スライドファスナー6に応じて操縦者が、図示せぬ設定画面にて設定を行う。このとき、マーキング位置を数値で入力することもできるし、バーコードによる入力をすることで、予め記憶したマーキング位置が自動で入力されるものでもよい。なお、フィルムFは第1ファスナーテープ61aと第2ファスナーテープ62bに跨る広幅のものを使用しており、ヘッド41による押圧の際に、図7に示すようにフィルムFの幅方向の中央は、第1エレメント部62aと第2エレメント部62bを覆うように変形するようになるが、フィルムFを2つにして、一方のフィルムFは第1ファスナーテープ61aにマーキングするものとし、他方のフィルムFは第2ファスナーテープ62bにマーキングするようにもできる。この場合には、巻取ローラ44および供給ローラ43もそれぞれ2つ備えることが好ましい。
図8は、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1によってマーキングされたスライドファスナー6の一例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態のマーキング装置1によってマーキングされた一例のスライドファスナー6は、マーキング装置1によって第1ファスナーテープ61aと第2ファスナーテープ62bのマーキング位置が、長手方向に同じ位置で等間隔にマーキングされる。第1ファスナーテープ61aは、第1ヘッド41aによって第1マークMaが付与され、第2ファスナーテープ61bは、第2ヘッド41bによって第2マークMbが付与される。本実施形態では、第1マークMaと第2マークMbが同時に付与される。したがって、第1ヘッド41aと第2ヘッド41bが1つの駆動部によって上下動するような構成にしてもよい。なお、スライドファスナー6には、マーキングされる前にスライダー64が取り付けられ、第1エレメント部62aと第2エレメント部62bとが噛合されている状態でマーキングする。ただし、図8,図9に示すように、一部分が分離した状態であってもよい。
図9は、本考案にかかる一実施形態のマーキング装置1によってマーキングされたスライドファスナー6の他の例を示す図である。
図9に示すように、本実施形態のマーキング装置1によってマーキングされた他の例のスライドファスナー6は、マーキング装置1によって第1ファスナーテープ61aと第2ファスナーテープ62bのマーキング位置が長手方向に異なる位置にマーキングされるものである。第1ファスナーテープ61aは、第1ヘッド41aによって第1マークMaが付与され、第2ファスナーテープ61bは、第2ヘッド41bによって第2マークMbが付与される。本実施形態では、第1マークMaと第2マークMbは、長手方向の位置がずれて付与される。したがって、第1ヘッド41aが第1ヘッド駆動部42aによって上下動し、第2ヘッド41bが第2ヘッド駆動部42bによって上下動するようなそれぞれが独立した構成にする。なお、スライドファスナー6には、マーキングされる前にスライダー64が取り付けられている。
図10は、本考案にかかる他の実施形態のマーキング装置1を示す図4の位置に相当する断面図である。
図10に示すマーキング装置1は、テーブル21に凹部21aが形成される。スライドファスナー6をテーブル21に載置する際には、第1エレメント部62a及び第2エレメント部62bが凹部21aに収容されるように、図1に示したスライドファスナー6とは上下反対に載置する。
すなわち、第1ヘッド41aは、第1ファスナーテープ61aの裏側にフィルムFを介して接触することとなり、第1マークMaをファスナーテープ3の裏側に付与することが可能となる。同様に、第2ヘッド41bは、第2ファスナーテープ61bの裏側にフィルムFを介して接触することとなり、第2マークMbをファスナーテープ3の裏側に付与することが可能となる。
また、図10に示すマーキング装置1は、フィルムFを第1ファスナーテープ61aに転写する第1フィルムFaと第2ファスナーテープ61bに転写する第2フィルムFbに分けている。この場合、図1に示した供給ローラ43、巻取ローラ44、第1フィルムガイド45、及び、第2フィルムガイド46をそれぞれ2つ用いてもよい。
このように、本実施形態にかかるマーキング装置1によれば、第1ファスナーテープ61aに第1エレメント部62aを取り付けた第1ファスナーチェーン6a、第2ファスナーテープ61bに第2エレメント部62bを取り付けた第2ファスナーチェーン6b、第1エレメント部62a又は第2エレメント部62bの端部に取り付けた止め部63、及び第1エレメント部62aと第2エレメント部62bを噛合及び分離させるスライダー64、を含むスライドファスナー6をマーキングするマーキング装置1であって、スライドファスナー6を載置するテーブル21と、スライドファスナー6を保持する保持部23と、有する位置決め部2と、基体31と、基体31に取り付けられ少なくとも第1ファスナーテープ61a及び第2ファスナーテープ61bのいずれか一方にマーキングするマーキング部4と、基体31に取り付けられスライドファスナー6をガイドするガイド部5と、を有するマーキングユニット3と、を備えるので、完成した状態のスライドファスナー6にマーキングすることが可能となる。
なお、上記の説明にて、保持部23による保持を下止側のファスナーテープ61を保持するようにしているが、上止側のファスナーテープ61を保持するようにすることもできる。この場合に、接触部22を上止に接触するようにして位置決めするようにもできる。
以上、本考案の種々の実施形態について説明したが、本考案はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本考案の範疇となるものである。
本実施形態のマーキング装置によれば、完成した状態のスライドファスナーに精度良くマーキングすることが可能となる。
1…マーキング装置
2…位置決め部
21…テーブル
22…接触部
23…保持部
3…マーキングユニット
31…基体
4…マーキング部
41…ヘッド
42…ヘッド駆動部
43…供給ローラ
44…巻取ローラ
45…第1ガイド
46…第2ガイド
5…ガイド部
51…ガイドローラ
52…ガイドローラ駆動部
6…スライドファスナー
61…ファスナーテープ
62…エレメント部
63…止め部
F…フィルム

Claims (6)

  1. 第1ファスナーテープ(61a)に第1エレメント部(62a)を取り付けた第1ファスナーチェーン(6a)、
    第2ファスナーテープ(61b)に第2エレメント部(62b)を取り付けた第2ファスナーチェーン(6b)、
    及び
    前記第1エレメント部(62a)又は前記第2エレメント部(62b)の端部に取り付けた止め部(63)、
    を含むスライドファスナー(6)をマーキングするマーキング装置であって、
    前記スライドファスナー(6)を載置するテーブル(21)と、
    前記テーブル(21)に保持した前記スライドファスナー(6)の長手方向に移動可能な基体(31)と、
    前記基体(31)に取り付けられ少なくとも前記第1ファスナーテープ(61a)及び前記第2ファスナーテープ(61b)のいずれか一方にマーキングするマーキング部(4)と、
    を有するマーキングユニット(3)と、
    を備え、
    前記マーキング部(4)は、前記基体(31)に上下動可能に取り付けられるヘッド(41)を有し、前記ヘッド(41)でファスナーテープ(61)にマーキングする
    ことを特徴とするマーキング装置。
  2. 前記基体(31)に上下動可能に取り付けられ前記第1ファスナーテープ(61a)及び前記第2ファスナーテープ(61b)の表面に接触可能なガイド部(5)を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のマーキング装置。
  3. 前記スライドファスナー(6)を前記テーブル(21)上に保持する保持部(23)を有し、
    前記保持部(23)は、前記第1ファスナーテープ(61a)及び前記第2ファスナーテープ(61b)の端部を上下方向で挟んで保持し、
    前記基体(31)は、前記保持部(23)を起点にして、前記保持部(23)から離間するように移動してマーキングする
    ことを特徴とする請求項2に記載のマーキング装置。
  4. 前記基体(31)に取り付けた前記ガイド部(5)の前記スライドファスナー(6)の長手方向における位置は、前記ヘッド(41)の前記スライドファスナー(6)の長手方向における位置よりも、前記保持部(23)から離間する位置であることを特徴とする請求項3に記載のマーキング装置。
  5. 前記ガイド部(5)は、ガイドローラ(51)を有し、
    前記ガイドローラ(51)は、外周面に前記第1エレメント部(62a)と前記第2エレメント部(62b)が収容される凹部(51a)が形成される
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載のマーキング装置。
  6. 前記マーキングユニット(3)は、
    前記基体(31)に取り付けられ転写前のフィルム(F)を供給する供給部(43)と、
    前記基体(31)に取り付けられ転写後のフィルム(F)を巻き取る巻取部(44)と、
    を有し、
    前記フィルム(F)は前記ヘッド(41)と 前記テーブル(21)に保持した前記スライドファスナー(6)との間に供給され、
    前記マーキング部(41)の前記ヘッド(41)は、前記転写前のフィルム(F)を前記ファスナーテープ(61)に押圧してマーキングする
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のマーキング装置。
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