JP3190147U - 充填チューブ容器の封緘装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、互いに接離するホーン及びアンビルを有し、エアーシリンダと、エアーシリンダのロッドの伸縮動作をホーン又はアンビルの移動方向に変換するカム機構とを含む駆動装置により、ホーン又はアンビルの少なくとも一方を移動させ、ホーンとアンビルで挟持した溶着対象部を溶着する超音波シール装置が記載されている。
また、ホーン及びアンビルの開閉をエアーシリンダで行っているが、開閉動作をエアーシリンダのバルブのON/OFFで制御するため、運転速度をあまり速くすることができず、封緘能力が制限されるばかりか、運転速度を変えるとエアーシリンダのロッド先端の上限・下限位置が微妙に変わってしまい、これを補正するための位置調整がその都度必要で面倒であった。
この場合、前記アンビル及びホーンのいずれか一方が前記回転テーブルの中心側に位置すると共に、他方が前記回転テーブルの外周側に位置し、前記アンビルとホーンとの最接近位置から最離間位置までのそれぞれの最大開放幅は、前記他方の最大開放幅より一方の最大開放幅を広くすることが望ましい。
請求項2に係る考案によれば、アンビル及びホーンが閉じることによる封緘タイミングと、回転テーブルでチューブ容器を閉鎖位置へ搬送するタイミングにずれが生じにくく、タイミングの調整も容易である。
請求項4に係る考案によれば、閉鎖位置に達した支持ポケットにチューブ容器が無い場合は、軸棒が上下動せずにアンビル及びホーンが封緘動作を行なわないので、「空打ち」を防止できる。
本考案の充填チューブ容器の封緘装置は、図1に示すように、チューブ容器Aを搬送する回転テーブル1と、回転テーブル1で搬送されるチューブ容器Aの開口部の軌道を挟んで配置されたアンビル2及びホーン3と、回転テーブル1の側方に立設され、軸方向に沿って上下に往復動する軸棒4と、軸棒4の下方に設けられた回転カム5と、一端部が軸棒4に連結されると共に、他端部が回転カム5に摺動自在に係合したリンクレバー6と、回転テーブル1及び回転カム5を回転させるモータ7とを備える。
また、回転テーブル1の中心は回転軸9を介してインデックスユニット10に取り付けられ、インデックスユニット10が作動すると、回転テーブル1が一方向へ所定角度θずつ間歇的に回転するようになっている。回転テーブル1が一度に回転する所定角度θは、支持ポケット8が12個の場合は30度、24個の場合は15度とする。
さらに、図示しないが、回転テーブル1の上方にはチューブ供給装置が設置され、回転テーブル1が停止している時にチューブ供給装置から支持ポケット8にチューブ容器Aが開口した底部を上にして供給される。また、チューブ供給装置よりも搬送方向下流側には、回転テーブル1が停止している時に、開口部(底部)からチューブ容器A内に内容物を充填する充填装置が設置されている。
また、回転テーブル1による搬送方向において、アンビル2及びホーン3の直前には、支持ポケット8で支持されるチューブ容器Aの有無を検出するセンサーが設置される。このセンサーは、支持ポケット8内にチューブ容器Aが無い時に信号を発するようになっている。
ホーン取付アーム11には、回転テーブル1の径方向と平行な摺動アーム14の一端部が軸着されている。図4に示すように、摺動アーム14は2本の帯板14a,14bを間隔をあけて平行に並べて成り、摺動アーム14の他端部は軸棒4を越えて回転テーブル1の逆側へ延びている。さらに、摺動アーム14は回転テーブル1の径方向に沿って摺動可能に基枠12に取り付けられ、摺動アーム14の中間部において、帯板14a,14b間に、支軸13と平行な円筒状のホーン側カムフォロワ15が回動可能に設けられている。
一方、摺動アーム14が逆方向に摺動してホーン側カムフォロワ15が回転テーブル1から遠ざかると、ホーン3がアンビル2に接近する(図1)。
図1、図3及び図4に示すように、摺動アーム14の他端部において、帯板14a,14b間にネジ支持部材16が架設され、ホーン3のアンビル2に対する加圧力を調整する調整ネジ17がネジ支持部材16に摺動アーム14の他端から一端に向けて螺合されている。
押圧部材20には調整ネジ17の先端が当接し、圧縮スプリング19が押圧部材20及び調整ネジ17を介して摺動アーム14をホーン3がアンビル2に接近する方向へ付勢している。そして、調整ネジ17を締め込んだり緩めたりすることにより、圧縮スプリング19の付勢力、即ち、ホーン3の加圧力を変えることができる。なお、押圧部材20の周面には、ホーン3の加圧力を示す目盛りが表示されている。
また、アンビル取付アーム21のアンビル2と逆側の面に、ホーン側カムフォロワ15と平行な円筒状のアンビル側カムフォロワ22が回動可能に設けられている。
アンビル側カムフォロワ22が回転テーブル1から遠ざかると、アンビル取付アーム21が回動してアンビル2がホーン3から遠ざかる。一方、アンビル側カムフォロワ22が回転テーブル1に接近すると、アンビル2がホーン3に接近する。
上部軸棒4aは、基枠12に固定されたガイド片24で上下動可能に案内されている。
また、上部軸棒4aには開閉カム25が固定され、軸棒4の上下動に伴って開閉カム25も上下動する。開閉カム25の回転テーブル1側の面はアンビル側カム面26となっており、回転テーブル1と逆側の面がホーン側カム面27となっている。
アンビル側カム面26及びホーン側カム面27は、上半部がほぼ垂直であり、下半部は下方に向かって次第に軸棒4に接近するよう傾斜している。そして、アンビル取付アーム21に連結したバネによってアンビル側カムフォロワ22がアンビル側カム面26に圧接し、ホーン取付アーム11に連結したバネによってホーン側カムフォロワ15がホーン側カム面27に圧接している。
図1に示すように、軸棒4及び開閉カム25が下降して、アンビル側カムフォロワ22及びホーン側カムフォロワ15がアンビル側カム面26及びホーン側カム面27の上部の垂直な部分に接触している時は、アンビル側カムフォロワ22及びホーン側カムフォロワ15が軸棒4から遠ざかる。
即ち、ホーン側カムフォロワ15は回転テーブル1から遠ざかり、ホーン3がアンビル2に接近する。同時に、アンビル側カムフォロワ22が回転テーブル1に接近し、アンビル2がホーン3に接近する。
軸棒4及び開閉カム25が下限位置に達すると、アンビル2とホーン3が対向してホーン3がアンビル2に対して圧接される。この時、アンビル側カムフォロワ22及びホーン側カムフォロワ15はほぼ同じ高さにあって開閉カム25に圧接している。
即ち、ホーン側カムフォロワ15は回転テーブル1に接近して、ホーン3がアンビル2から遠ざかり、アンビル側カムフォロワ22が回転テーブル1から遠ざかって、アンビル2がホーン3から遠ざかる。
このように、アンビル側カムフォロワ22とホーン側カムフォロワ15が互いに上下方向にずれた位置でアンビル側カム面26及びホーン側カム面27上を摺動するので、開閉カム25に対する負担が軽減される。
また、アンビル側カム面26及びホーン側カム面27は、上方が軸棒4から遠ざかるよう傾斜しているので、アンビル2とホーン3が最も離れた時、アンビル側カムフォロワ22より下方にあるホーン側カムフォロワ15の水平移動量はアンビル側カムフォロワ22の水平移動量より大きくなる。この結果、アンビル2とホーン3との最接近位置からの最大開放幅は、回転テーブル1の外周側に位置するアンビル2の最大開放幅w1より、中心側に位置するホーン3の最大開放幅w2が広くなる。本実施例では、アンビル2の最大開放幅w1を25mm、ホーン3の最大開放幅w2を35mmとしてある。
しかし、ホーン3の最大開放幅w2をアンビル2の最大開放幅w1より広くしてあるので、チューブ容器Aはホーン3に邪魔されずに閉鎖位置を通過しやすくなり、このため、直径の大きいチューブ容器Aの封緘も可能となる。
結合ピン29は、図7に示すように、リンクレバー6の一端部に取り付けられたエアーシリンダ30(ピン駆動装置)のロッドの先端に設けられる。そして、エアーシリンダ30のロッドが伸長している時は、結合ピン29が支持アーム28及びリンクレバー6を貫通して、軸棒4とリンクレバー6とが連結され、エアーシリンダ30のロッドが退縮すると結合ピン29が退いて軸棒4とリンクレバー6の連結が解除される。
また、エアーシリンダ30は、支持ポケット8で支持されるチューブ容器Aの有無を検出するセンサーと接続され、センサーが支持ポケット8内にチューブ容器Aの無いことを検出して信号を発すると、エアーシリンダ30は、その信号を受けて結合ピン29を退かせ、軸棒4とリンクレバー6の連結が解除される。
リンクレバー6の他端部には回転カム5のカム面に摺動自在に係合するカムフォロワ31が設けられる。また、リンクレバー6の他半部には、基枠12に取り付けられた押込み用エアーシリンダ32のロッドの先端が連結され、押込み用エアーシリンダ32で押圧されたカムフォロワ31が回転カム5の周面のカム面に圧接している。
そして、最大半径Rmaxの部分のカム面にカムフォロワ31が係合している時、リンクレバー6の一端部は下限位置にあり、軸棒4及び開閉カム25は下降して、図1に示すように、アンビル側カムフォロワ22及びホーン側カムフォロワ15はそれぞれアンビル側カム面26及びホーン側カム面27の上部に係合し、アンビル2とホーン3が最接近状態を維持する。
カムフォロワ31が回転カム5のカム面の回転中心からの距離が最小半径Rminとなる部分(図6)に係合すると、アンビル2とホーン3とが最も離間する。
そして、回転カム5が一回転する間に、回転テーブル1が所定角度θだけ回転して、搬送方向後方の支持ポケット8が前方に隣接する支持ポケット8のあった位置へ移動する。
また、アンビル2及びホーン3の開閉タイミングと、回転テーブル1によるチューブ容器Aの搬送タイミングは、閉じていたアンビル2とホーン3が互いに離れ、全開状態を経て再び接近を開始するまでの間に回転テーブル1が回転して、内容物が充填されたチューブ容器Aを閉鎖位置に送り込み、アンビル2及びホーン3がその他の状態にある時は回転テーブル1が停止している。
回転テーブル1が停止している間に、閉鎖位置の上流側で支持ポケット8にチューブ容器Aを供給し、停止しているチューブ容器Aに内容物を充填する。
閉鎖位置の直前で支持ポケット8にチューブ容器Aがセットされていない場合は、センサーが検出してエアーシリンダ30に信号を発信し、エアーシリンダ30が軸棒4とリンクレバー6の連結を解除するので、アンビル2とホーン3とが接近して溶着作業を行うことはない。
1 回転テーブル
2 アンビル
3 ホーン
4 軸棒
4a 上部軸棒
4b 下部軸棒
5 回転カム
6 リンクレバー
7 モータ
8 支持ポケット
9 回転軸
10 インデックスユニット
11 ホーン取付アーム
12 基枠
13 支軸
14 摺動アーム
15 ホーン側カムフォロワ
16 ネジ支持部材
17 調整ネジ
18 スプリング収納部
19 圧縮スプリング
20 押圧部材
21 アンビル取付アーム
22 アンビル側カムフォロワ
23 ピン
24 ガイド片
25 開閉カム
26 アンビル側カム面
27 ホーン側カム面
28 支持アーム
29 結合ピン
30 エアーシリンダ
31 カムフォロワ
32 押込み用エアーシリンダ
Claims (4)
- 内容物が充填されたチューブ容器の開口部を、互いに接離可能なアンビルとホーンとで挟むことにより封鎖する充填チューブ容器の封緘装置であって、軸方向に沿って往復動する軸棒と、該軸棒に固定された開閉カムと、モータで駆動される回転カムと、一端部が前記軸棒に連結されると共に、他端部が前記回転カムに摺動自在に係合し、前記回転カムの回転に伴って揺動するリンクレバーとを備え、前記リンクレバーの揺動により前記軸棒及び開閉カムが往復動し、前記開閉カムの往復動に伴って前記アンビル及びホーンが接離することを特徴とする充填チューブ容器の封緘装置。
- 内容物が充填されたチューブ容器を前記アンビル及びホーンによる封鎖位置へ搬送する回転テーブルを有し、前記回転テーブル及び回転カムを共通のモータで回転させることを特徴とする請求項1に記載の充填チューブ容器の封緘装置。
- 前記アンビル及びホーンのいずれか一方が前記回転テーブルの中心側に位置すると共に、他方が前記回転テーブルの外周側に位置し、前記アンビルとホーンとの最接近位置から最離間位置までのそれぞれの最大開放幅は、前記他方の最大開放幅より一方の最大開放幅を広くしてあることを特徴とする請求項2に記載の充填チューブ容器の封緘装置。
- 前記回転テーブルにチューブ容器を支持する支持ポケットを設け、前記回転テーブルによる搬送方向の前記封鎖位置直前において、前記支持ポケットで支持されるチューブ容器の有無を検出するセンサーを設置し、前記リンクレバーと軸棒とを進退可能な結合ピンで連結し、前記結合ピンを進退させるピン駆動装置に前記センサーを接続し、充填チューブ容器が無いことを前記センサーが検出した時、該センサーからの信号を受けて前記ピン駆動装置が作動し、前記結合ピンが退いて前記リンクレバーと軸棒の連結が解除されることを特徴とする請求項2又は3に記載の充填チューブ容器の封緘装置。
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CN106541581A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-03-29 | 江苏常美医疗器械有限公司 | 显影环压握机 |
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CN114701175A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-07-05 | 扬州港信光电科技有限公司 | 一种具有自动导气功能的碳化硅超声波封装装置 |
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