JP3189963U - 菓子成形型 - Google Patents

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【課題】正面板および背面板と、側面板との間が隙間なく密着できると共に、菓子原料の焼成後の炭化物の側面板内底の折り曲げ部への付着を未然に防止できる菓子式成形型を提供する。【解決手段】略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げた後に、この折り曲げ中央部分を、両側に円弧状の丸みを残したまま、略平坦に形成することによって有底と成した側面板2と、該側面板2の前後両端開口側を外側から覆うように塞ぐ略倒立台形面状の正面板3および背面板4と、を備え、前記正面板3および背面板4は、左右両側および下側に溶接用折曲片部11、11′を備え、前記側面板2の前後両端開口側にそれぞれ正面板3および背面板4を外側から突き当て、溶接用折曲片部11、11′を前記側面板2側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部11、11′を前記側面板2の外面にスポット溶接して成るものとする。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、菓子製造のパティシェ等がケーキ菓子の成形に使用するスリムパウンドタイプの菓子成形型に関する。
従来の菓子成形型としては、例えば特許文献1に開示されているように、正方形の底面部を有し、4つの矩形の周面部に囲まれ、四角形の上部開放口を有する形状に形成され、対向する一組の周面部の上端から外向きに突出するフランジ状摘み部が一体に形成されてなるシリコーン等の柔軟な材料で変形可能に形成された菓子成形器が提案されている。このフランジ状摘み部を引っ張ったり引いたりあるいはひねったりしながら成形器と菓子との間に隙間を作って、焼き上げた菓子を容易に取り外すためのものであり、大きな力を必要とせずに楽に引っ張って成形器を変形させることができるものとなっている。
また、従来から、パウンドケーキタイプの菓子成形型が存在する。すなわち、この菓子成形型は、本願の図6に示すように、略矩形状の板材を略コ字形状に折り曲げることによって有底となって形成された側面板20と、該側面板20の両端開口側を当該側面板20の内側から塞ぐ略台形の正面板30および背面板40とを備えている。この場合、側面板20の内底の折り曲げ部B、B′は全て直角となるように形成されている。
特開2004−154381号公報
しかしながら、上記した特許文献1の場合、底面部と周面部との間の角部が略直角となっていることから、成形器と菓子との間に隙間を作るようフランジ状摘み部を引っ張ったり引いたりあるいはひねったりしながら焼き上げた菓子を取り外す際に、菓子の一部が角部に付着して崩れてしまう虞がある。
また、上記した図6に示す菓子成形型では、略コ字形状に折り曲げて有底とした側面板の両端開口側を当該側面板の内側から正面板および背面板で塞いでいるため、正面板および背面板を側面板に固定する際に、当該正面板および背面板と、前記側面板との間に隙間ができてしまう虞がある。
また、内底の折り曲げ部が全て直角(図6に示す左右の折り曲げ部B、B′の角形部分)を成していることから、菓子原料の焼成中に熱がこの直角部位に集中(特に、尖端部においては燃焼による炭化が進行し易い)し、焼成後には菓子の炭化物が前記折り曲げ部に付着してしまうことから、焼成後の菓子の成形型からの抜脱が非常に困難となり、しかも成形型から強引に抜脱させると焼成後の菓子の角部が崩れてしまう虞がある。
そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、正面板および背面板と、側面板との間が隙間なく密着できるようにすると共に、菓子原料の焼成後の炭化物が側面板の内底の折り曲げ部に付着してしまうのを未然に防ぐことができる菓子成形型を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げた後に、この折り曲げ中央部分を、両側に円弧状の丸みを残したまま、略平坦に形成することによって有底と成した側面板と、該側面板の前後両端開口側を外側から覆うように塞ぐ略倒立台形面状の正面板および背面板と、を備え、前記正面板および背面板は、左右両側および下側に溶接用折曲片部を備え、前記側面板の前後両端開口側にそれぞれ正面板および背面板を外側から突き当て、溶接用折曲片部を前記側面板側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部を前記側面板の外面にスポット溶接して成るものとしたことを特徴とする。
前記下側の溶接用折曲片部は、前記側面板の下面にスポット溶接したことで当該溶接用折曲片部を脚部として機能させて成るものとしたことを特徴とする。
本考案によれば、正面板および背面板と、側面板との間が隙間なく密着できるようにすると共に、菓子原料の焼成後の炭化物が側面板の内底の折り曲げ部に付着してしまうのを未然に防ぐことができる。
すなわち、側面板は、略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げた後に、この折り曲げ中央部分を、両側に円弧状の丸みを残したまま、略平坦に形成することによって有底と成したので、内底の折り曲げ部に円弧状の丸みを施すための特別な加工を必要とせずに、折り曲げ部が全て円弧状の丸みを有する側面板を容易に形成することができる。
また、正面板および背面板は、左右両側および下側に溶接用折曲片部を備え、前記側面板の前後両端開口側にそれぞれ正面板および背面板を外側から突き当て、溶接用折曲片部を前記側面板側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部を前記側面板の外面にスポット溶接して成るので、正面板および背面板と、側面板との間が確実に密着されて隙間を生じることがない。そのため、菓子原料である成形材料が正面側および背面側から外方へ漏れずに型の良い菓子成形品が得られる。
さらに、前記下側の溶接用折曲片部は、前記側面板の下面にスポット溶接したことで当該溶接用折曲片部を脚部として機能させて成るので、成形型の載置安定化が図れる。
本考案を実施するための一形態を示す菓子成形型の全体斜視図である。 同じく菓子成形型の一形態を示すもので、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。 図2中(b)のX−X断面図である。 正面板または背面板の正面図である。 図5中(a)乃至(d)は菓子成形型の組立工程を示す説明図である。 従来例における菓子成形型の一部省略の斜視図である。
以下、図面を参照して本考案の実施の一形態を詳細に説明する。
本実施形態においては、菓子成形型として、例えばスリムパウンド用途として使用されるステンレス製の角枠を例にして説明するが、金属製であれば本考案はこれに限定されない。
図1、図2に示すように、本実施形態における菓子成形型1は、略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げることによって有底と成した側面板2と、該側面板2の前後両端開口側を外側から覆うように塞ぐ略倒立台形面状の正面板3および背面板4とを備えている。
このとき、図3に示すように、略U字形状に折り曲げられた側面板2の内底の左右の折り曲げ部A、A′は、全て円弧状の丸みを有して形成されている。すなわち、前記側面板2は、略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げた後に、この折り曲げ中央部分を、当該折り曲げ中央部分の両側に円弧状の丸みを残したまま、略平坦に形成して成るものとしてある。
図4に示すように、正面板3および背面板4は、前記側面板2の前後両端開口側を外側から覆うように塞ぐよう略倒立台形面状に形成されている。そして、正面板3および背面板4の左右両側には折込線部Cを介して溶接用折曲片部11が各延設され、また正面板3および背面板4の下側には、折込線部C′を介して溶接用折曲片部11′が延設されている。
菓子成形型1の製造時においては、図5に示すように、前記側面板2の前後両端開口側にそれぞれ正面板3および背面板4を外側から突き当て、上記左右両側の溶接用折曲片部11を折込線部Cから前記側面板2側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部11を前記側面板2の左右外面に当接させてスポット溶接部12が施されるものとしてある。
これと同時に、下側の溶接用折曲片部11′を折込線部C′から前記側面板2側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部11′を前記側面板2の下面に当接させてスポット溶接部12が施されるものとしてある。
このとき、図2、図3に示すように、前記下側の溶接用折曲片部11′は、前記側面板2の下面にスポット溶接部12が施されたことで当該溶接用折曲片部11′を、菓子成形型1自体を例えば加熱炉やオーブン等の所定の箇所に安定良く起立支持させるための脚部として機能させるものとしてある。
また、図1、図2、図3、図4に示すように、側面板2と、正面板3および背面板4との各上端部側には、丸め部13が延設されており、この丸め部13には矩形ループ状の補強部材5が嵌装されている。
すなわち、図5に示すように、側面板2に対し、正面板3および背面板4が組み付けられた段階で、矩形ループ状の補強部材5を、側面板2と、正面板3および背面板4の各上端部に外嵌させた後、これらの各上端部を、補強部材5を抱き込むよう外方に丸め込むことで、補強部材5が内装された丸め部13が形成されるようにしてある。
なお、この矩形ループ状の補強部材5に代えて、一対のコ字形状の補強部材5を正面板3、背面板4の各丸め部13に内装後、突出する補強部材5の両端を側面板2の両側の丸め部13に差し込むように形成することもできる。
次に、以上のように構成された形態についての組立の一例について説明する。
先ず、図5(a)および図5(b)に示すように、略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げて側面板2を形成する。このとき、図3に示すように、略U字形状に折り曲げられた側面板2の内底の左右の折り曲げ部A、A′は、全て円弧状の丸みを残しておく。
すなわち、略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げた後に、この折り曲げ中央部分を、当該折り曲げ中央部分の両側に円弧状の丸みを残したまま、略平坦に形成して側面板2と成す。
次に、図5(b)に示すように、略U字形状に折り曲げられた側面板2の前後両端開口側にそれぞれ正面板3および背面板4を外側から突き当て、左右両側の溶接用折曲片部11を折込線部Cから側面板2側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部11を前記側面板2の左右外面に当接させてスポット溶接部12が施されると同時に、下側の溶接用折曲片部11′を折込線部C′から側面板2側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部11′を前記側面板2の下面に当接させてスポット溶接部12が施される。
次に、図5(c)および図5(d)に示すように、矩形ループ状の補強部材5を、側面板2と、正面板3および背面板4の各上端部に外嵌させた後、これらの各上端部を、補強部材5を抱き込むよう互いに外方に向けて丸め込むことで、補強部材5が内装された丸め部13が形成される。而して、図5(d)に示すように、スリムパウンド用途として使用される菓子成形型1が完成する。
なお、上記した補強部材5内装の丸め部13の形成は、本実施形態としての一例に過ぎず、例えば当初から側面板2と、正面板3および背面板4との各上端部に丸め部13を形成しておき、当該丸め部13のそれぞれに棒状となった個別の補強部材5を各内装しても良い等、種々の変形例が考えられる。
上記構成による菓子成形型1を使っての菓子の製造において、菓子成形型1の上部開口側から菓子原料を流し込み、加熱炉に収納して焼成する。このとき、正面板3および背面板4と、側面板2との間が確実に密着されて隙間を生じることがないため、菓子原料である成形材料が外方へ漏れずに型の良い菓子成形品が得られる。
また、側面板2は、内底の折り曲げ部A、A′が全て円弧状の丸みを有して成るので、焼成後における菓子の炭化物が折り曲げ部A、A′に付着してしまうのを確実に防ぐことができ、また焼成後の菓子の抜脱が容易となる。しかも、焼成後の菓子に角が生じないため崩れる虞もないものである。
A、A′ 折り曲げ部
C、C′ 折込線部
1 菓子成形型
2 側面板
3 正面板
4 背面板
5 補強部材
11、11′ 溶接用折曲片部
12 スポット溶接部
13 丸め部
B、B′ 折り曲げ部
20 側面板
30 正面板
40 背面板

Claims (2)

  1. 略矩形状の金属製板材を略U字形状に折り曲げた後に、この折り曲げ中央部分を、両側に円弧状の丸みを残したまま、略平坦に形成することによって有底と成した側面板と、該側面板の前後両端開口側を外側から覆うように塞ぐ略倒立台形面状の正面板および背面板と、を備え、前記正面板および背面板は、左右両側および下側に溶接用折曲片部を備え、前記側面板の前後両端開口側にそれぞれ正面板および背面板を外側から突き当て、溶接用折曲片部を前記側面板側に折り曲げ、当該溶接用折曲片部を前記側面板の外面にスポット溶接して成るものとしたことを特徴とする菓子成形型。
  2. 前記下側の溶接用折曲片部は、前記側面板の下面にスポット溶接したことで当該溶接用折曲片部を脚部として機能させて成ることを特徴とする菓子成形型。
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