JP3189876U - マヨネーズ容器のキャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】マヨネーズを均等にしかも効率よくかけることの出来るように、マヨネーズ容器の頭部に取付けるキャップを提供する。
【解決手段】キャップは容器頭部に設けたネジ部に螺合するキャップ本体3と開閉する蓋で構成し、キャップ本体3の上端にはマヨネーズが流出する穴7を形成した凸部6を突出し、そして、穴7,7・・・を複数個設けている。
【選択図】図2
【解決手段】キャップは容器頭部に設けたネジ部に螺合するキャップ本体3と開閉する蓋で構成し、キャップ本体3の上端にはマヨネーズが流出する穴7を形成した凸部6を突出し、そして、穴7,7・・・を複数個設けている。
【選択図】図2
Description
本考案はマヨネーズを収容している容器を対象とし、この容器の頭部に取付けるキャップに関するものである。
図5はマヨネーズの容器(イ)を表しているが、該マヨネーズ容器(イ)は薄い樹脂製シートから成っていて、内部にはマヨネーズ(ロ)が収容されている。マヨネーズ(ロ)は、卵黄、サラダ油、酢、食塩、胡椒などの材料を用いて作られ、今日の食生活においてなくてはならないソースの1つであり、その用途は多岐にわたっている。野菜サラダに使うことは言うまでもなく、お好み焼き、たこ焼き、時にはごはんに掛けて食べる人もある。
そこで、マヨネーズ(ロ)を使う際には、容器(イ)を握って潰すことで収容されているマヨネーズ(ロ)はキャップ(ハ)の出口から流出することが出来る。図6はマヨネーズ容器(イ)の頭部に取付けられているキャップ(ハ)を単独で表している。このキャップ(ハ)はキャップ本体(ニ)と開閉する蓋(ホ)で構成され、該キャップ本体(ニ)には雌ネジ(ヘ)が設けられて容器頭部に形成した雄ネジに螺合して取付けられる。
そして、キャップ本体(ニ)の上端には小さい凸部(ト)を突出して設け、この凸部(ト)にはマヨネーズが流出する穴(チ)を貫通して設けている。蓋(ホ)は継手を介して開閉することが出来、同図は蓋(ホ)が開いた状態であって、使用しない時は蓋(ホ)は閉じられ、該蓋(ホ)を閉じるならば穴(チ)は塞がれる。
ところで、上記キャップ本体(ニ)にはマヨネーズ(ロ)が流出する穴(チ)を設けているが、広い範囲にわたってマヨネーズ(ロ)をかける時には、1個の穴(チ)では不便を感じることが多い。例えば、パックに入れた「たこ焼」にマヨネーズ(ロ)をかける場合に1個の穴(チ)から出るだけでは均一化出来ず、しかも時間がかかり、作業性が悪い。同じく、「お好み焼き」の上にマヨネーズ(ロ)をかける時も同じである。
特開2006−335371号に係る「吐出量調整キャップ」は、マヨネーズなどの粘性液状体に使用可能であり、吐出量を使用の都度調整する必要がなく、組立工数が低減可能である吐出量調整キャップである。
そこで、吐出量調整キャップは、容器本体の上端開口部に取り付けたキャップの上部に円筒部を形成して、その上面中央部に星形形状の吐出孔を設けてある。吐出孔を有する円筒部に回転自在で、同じ形状の吐出孔を中央に有する外蓋を設け、キャップの円筒部の側壁には、外周に沿って外蓋を嵌合するための溝を形成して、外蓋の内周面には溝に嵌合するための突起を形成してある。使用時は外蓋を溝に沿って回転し、開口面積を調節して望みの吐出量を得ることができる。
そこで、吐出量調整キャップは、容器本体の上端開口部に取り付けたキャップの上部に円筒部を形成して、その上面中央部に星形形状の吐出孔を設けてある。吐出孔を有する円筒部に回転自在で、同じ形状の吐出孔を中央に有する外蓋を設け、キャップの円筒部の側壁には、外周に沿って外蓋を嵌合するための溝を形成して、外蓋の内周面には溝に嵌合するための突起を形成してある。使用時は外蓋を溝に沿って回転し、開口面積を調節して望みの吐出量を得ることができる。
マヨネーズの容器は、不使用時には販売されている状態とは逆の倒立させた状態で保存される場合が多いが、この場合、バランスを崩し倒れることがある。
特開2011−93557号に係る「マヨネーズ容器用ワンウェイバルブ」は、容器の転倒防止を図った技術である。すなわち、マヨネーズ容器の底部あるいは側部に穴を開け容器内へ空気が入るワンウェイバルブを取り付けることにより、使用量に応じた空気を補充し容器の形状を正常な形としバランスを保ち倒れなくする。マヨネーズを抽出する場合にはワンウェイバルブにより容器外へ空気が抜けないため、下側のキャップ部よりマヨネーズが抽出される。
特開2006−335371号に係る「吐出量調整キャップ」
特開2011−93557号に係る「マヨネーズ容器用ワンウェイバルブ」
特開2011−93557号に係る「マヨネーズ容器用ワンウェイバルブ」は、容器の転倒防止を図った技術である。すなわち、マヨネーズ容器の底部あるいは側部に穴を開け容器内へ空気が入るワンウェイバルブを取り付けることにより、使用量に応じた空気を補充し容器の形状を正常な形としバランスを保ち倒れなくする。マヨネーズを抽出する場合にはワンウェイバルブにより容器外へ空気が抜けないため、下側のキャップ部よりマヨネーズが抽出される。
このように、従来のマヨネーズ容器のキャップには上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、マヨネーズの流出域を増やすことで作業性を向上し、また不使用時に逆の倒立させた状態でも転倒しないようにしたマヨネーズ容器のキャップを提供する。
本考案に係るマヨネーズ容器のキャップは、容器頭部にネジを介して取付けることが出来る。そして、キャップ本体の上端には複数の穴を設け、マヨネーズが流出する領域を大きくしている。1個の大きな穴ではなく、小さい穴を複数個設ける。蓋はキャップ本体に取付けられて、穴を開閉することが出来る。また、蓋の外径はキャップ本体より大きくしており、また補助蓋を別に設けて蓋に着脱可能とすることも出来る。すなわち、蓋の外径はキャップ本体と同じ大きさとし、外径の大きな補助蓋を蓋に嵌着して取付けるように構成する場合もある。
本考案に係るマヨネーズ容器のキャップはキャップ本体に複数の穴を有している為に、広範囲にわたってマヨネーズをかけることが出来る。すなわち、1個の穴を大きくすることなく、比較的小さい穴を複数個設けている為に、食べ物全体の広範囲にわたって均等にかけることが可能と成る。例えば、パックに入れた「たこ焼」の上にかける場合、又は「お好み焼き」の上にかける場合に、複数の穴があることで一部に片寄ることなく全面にわたって均等にマヨネーズをかけることが出来る。しかも、複数の穴からマヨネーズが流出することで、作業性は向上する為に、業務用として使うマヨネーズ容器には、本考案のキャップは便利である。
図1は本考案に係るキャップを取付けたマヨネーズ容器を示す実施例で、1は容器、2はキャップを表している。キャップ2の取付け方は従来と同じであり、容器1の頭部に設けたネジ部に螺合して取着されている。キャップ2はキャップ本体3と蓋4で構成され、キャップ本体3は容器1に取付けられ、蓋4は継手5を介して開閉可能と成っている。
容器1に収容されているマヨネーズは蓋4を開けて該容器1を握ることでキャップ本体3に設けている穴から押し出される。ところで、本考案のキャップ2はその蓋4が同図に示すようにキャップ本体3の外径より大きく成っている。具体的な蓋4の大きさは限定しないが、蓋4の外径を大きくすることで容器1の向きを逆さにして起立する場合、蓋4が底となっても安定することが出来る。
マヨネーズを使うことで容器内部に空洞が発生し、その為に向きを逆方向にして保管するならば、容器内のマヨネーズはキャップ側と成り、使う際にマヨネーズは即座にキャップ穴から流出することが出来る。本考案では同図に示すように蓋4の外径を大きくすることで、容器1を逆さにして保管する際に転倒することなく、安定して起立することが出来る。蓋4の外径はより大きくする方が転倒防止には好ましいが、蓋4の大きさは邪魔にならない程度とする。
図2は蓋4を除いたキャップ本体3を表し、(a)は平面図、(b)は正面図である。キャップ本体3の上端には凸部6が突出し、該凸部6には穴7,7・・・を設けている。穴7の具体的な大きさは限定しないが、3個の穴7,7・・・が直線状に配列し、これら各穴7,7・・・から容器1に収容されているマヨネーズが押し出される。
図3は同じく蓋4を除いたキャップ本体3を表す他の実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。キャップ本体3の上端には凸部6が突出し、該凸部6には穴8,8・・・を設けている。穴8は四角形を成し、その大きさは限定しないが、6個の穴8,8・・・が縦横に配列し、これら各穴8,8・・・から容器1に収容されているマヨネーズが押し出される。
このように、凸部6に複数の穴7,7・・・、又は穴8,8・・・を設けることで、1か所に片寄ることなく広範囲にわたって均等にマヨネーズをかけることが可能となる。しかも、マヨネーズをかける時間は短縮され、作業性は大きく向上する。その為に、例えば、「お好み焼き」や「たこ焼き」を営む店舗の業務用のマヨネーズ容器1であれば、本考案のキャップ2を取付けると作業性が向上する為に便利である。
ところで、上記蓋4に関しては、図1に示すように逆円錐台形のものをキャップ本体3に備えることも可能であるが、従来のような円盤型蓋に補助蓋を嵌着するように構成することも可能である。図4は補助蓋9を示す実施例であり、該補助蓋9を蓋に嵌着して取付けることが出来る。その為に、補助蓋9には凹部10を設け、この凹部10に円盤型蓋が嵌着する。
補助蓋9は図6に示す従来のような円盤型キャップ蓋(ホ)に嵌着して取付けられ、その為に既存のマヨネーズ容器の蓋にも取付け出来る。勿論、取外しも可能であり、しかも外形が円形でなく四角形とすることも可能である。ここで、凹部10に蓋が嵌着するが、該蓋から外れないように凹部10の内径寸法は適度な公差をもっている。また、蓋4及び補助蓋9の上面に模様や図形を形成する場合もあり、しかも該上面を滑らかな凹面をすることで、逆に起立した場合の安定性を図ることも出来る。
1 容器
2 キャップ
3 キャップ本体
4 蓋
5 継手
6 凸部
7 穴
8 穴
9 補助蓋
10 凹部
2 キャップ
3 キャップ本体
4 蓋
5 継手
6 凸部
7 穴
8 穴
9 補助蓋
10 凹部
Claims (4)
- マヨネーズ容器の頭部に取付けるキャップにおいて、該キャップは容器頭部に設けたネジ部に螺合するキャップ本体と開閉する蓋で構成し、キャップ本体の上端にはマヨネーズが流出する穴を形成した凸部を突出し、そして該穴を複数個設けたことを特徴とするマヨネーズ容器のキャップ。
- 上記穴を直線状に配列して設けた請求項1記載のマヨネーズ容器のキャップ。
- 上記蓋の外形をキャップ本体より大きくした請求項1、又は請求項2記載のマヨネーズ容器のキャップ。
- 蓋の外形はキャップ本体と同じ外形の円盤状とし、この蓋に外径の大きな補助蓋を嵌着して取付けた請求項1、又は請求項2記載のマヨネーズ容器のキャップ。
Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111278742A (zh) * | 2017-09-02 | 2020-06-12 | 丘比株式会社 | 倒出口部构造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111278742A (zh) * | 2017-09-02 | 2020-06-12 | 丘比株式会社 | 倒出口部构造 |
CN111278742B (zh) * | 2017-09-02 | 2022-04-15 | 丘比株式会社 | 倒出口部构造 |
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