JP3189775B2 - 車止め - Google Patents

車止め

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JP3189775B2
JP3189775B2 JP05065298A JP5065298A JP3189775B2 JP 3189775 B2 JP3189775 B2 JP 3189775B2 JP 05065298 A JP05065298 A JP 05065298A JP 5065298 A JP5065298 A JP 5065298A JP 3189775 B2 JP3189775 B2 JP 3189775B2
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rail
pole
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moving
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治男 浜下
博史 橋本
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三協アルミニウム工業株式会社
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、私有地(例えば、
私道や駐車場)への自由な出入の禁止、歩行者エリアへ
の自動車等の進入禁止、あるいは公共広場での交通規制
などに用いられる車止めに関する。
【0002】
【従来の技術】ポール式の車止めは、ポールを所定間隔
に配置し、立設することで機能する。レールに沿って移
動可能とした移動ポール式のものも同様であって、車止
めを展開するときは、収納位置から引き出したポールを
レール上の所定位置に停止させ、その位置を維持させね
ばならない。一方、移動ポールを展開したり収納するた
めに移動させるときは、ポールが軽く移動することが好
ましいから、ポールをレール上の所定位置に停止させる
ロック機構は、操作が簡単で作動の確実なものが良い。
さらに、車止めは外部に設けられ、取り扱いも乱暴にな
ることが多いから、ロック機構は頑丈なものとする必要
がある。
【0003】特開平9−88025号公報は、レール2
を走行する台座3にポール4を立設したスライド式ポー
ルを開示しているが、ポール4の間隔、即ち台座3の位
置は台座3とレール間の摩擦力によっている。また、実
開平1−98220号公報は、複数本の支柱パイプ3の
基部をそれぞれ収納溝に軸着し、各支柱パイプ3をチェ
ーン8で連結して、チェーンを引くことで支柱パイプ3
を一斉に引き起こすことができる車止め装置を開示して
いる。しかし、各支柱パイプ3はレール上を走行するも
のではないし、各支柱パイプ3の間隔はあらかじめ定ま
っている。いずれにしても、従来の移動ポール式の車止
めにおいて、ポール位置は台座とレールの単なる摩擦抵
抗で定まっているか、あるいはポール間を連結している
チェーンなど索条の両端を固定することで定まってお
り、停止状態が不安定であるか、任意の停止位置を選択
できない等の難点がある。このため、人の凭れかかりな
どによりポール間隔が変動したり、傾斜地などでは、車
止めの展開を半分程度にとどめることができなかったり
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、レール上
の停止位置を確実に維持できる移動ポールを備えた車止
め、及びその機構が頑丈である車止めの提供を課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】レールと複数の移動ポー
ルを備えた車止めとする。移動ポールは台座と台座に立
設したポールを有し、台座でレールを走行する。台座は
ロック機構を備えてレール上で任意の位置に停止するこ
とができる。台座はまた前部(収納位置から引き出す方
向を前)にロック機構を、後部(収納位置に戻す方向を
後)に解除部を備えたものとすることができる。この場
合、ロック機構はレールに対して台座を移動不可能とす
るためのものであり、解除部はロック状態を解除するた
めのものである。解除部は前方の台座が後方の台座と衝
突することによって、後方の台座のロック機構を解除す
る位置に設けてあり、解除作動が半自動的に行われる構
成としている。
【0006】具体的には、偏心カムを利用したロック機
構が構造簡単で、かつ、頑丈なので好ましい。偏心カム
は、操作レバーを備えたものとし、操作レバーを足先で
踏みつける等してロック状態とする。解除部は台車本体
の一部を変形して構成する。即ち、本体の後部であって
隣接する台座の操作レバーの先端が当接する部分に上方
への傾斜面を構成する。このように構成すると、後方
(収納方向)へ移動してきた台座がこれよりも後方(収
納側)の台座に衝突すると、本体の後部に設けた傾斜面
が後方の台座の操作レバーを押し上げる。このようにし
て、後方の台座のロック状態を解除する。この作動は収
納側へ順次伝達して行われる。ポールは、ステンレス
管、合成樹脂管あるいは鋳物柱を主体とする。台座は、
鋳物等で頑丈に構成されており、通常、前輪と後輪及び
中間輪を備え、これらでレールのフィン部を挟み込んで
走行する。前輪、後輪及び中間輪は、鉄輪が普通である
が、合成樹脂や硬質ゴムで形成して騒音を抑止すること
もある。
【0007】
【発明の実施の形態】車止め1(図1)は、出口部分に
敷設したレール2、レール2に案内されて走行可能に配
置した複数の移動ポール3及び移動ポール3間をつなぐ
ロープチェーン4を備え、各移動ポール3は、レール2
に走行可能に案内された台座5と台座5に立設されたポ
ール6からなる。レール2は1条で、上面が地面とほぼ
同じ高さとなるように打設したコンクリート7の溝8に
固定してある。台座5(図2)は、鋳物等で頑丈に構成
されており、走行方向で前部に前輪9をシャフト10の
左右に軸支し、後部に後輪11をシャフト12の左右に
軸支している。さらに、前輪9と後輪11との間で下方
に、中間輪13を軸14で軸支してレール2の両側に備
えている。前輪9、後輪11及び中間輪13は合成樹脂
製で走行時の騒音を抑止してある。なお、前後の方向
は、説明の便宜上であり、入れかわることがある。
【0008】前輪9と後輪11及び中間輪13は逆三角
形に配置してあり、かつ、上方の前輪9と後輪11及び
下方の中間輪13との間に、レール2の左右に張出した
フィン部15を挟み込んでいる。台座5が走行する時、
前輪9と後輪11は移動ポール3の荷重を支持すると共
にポール6が前後方向に倒れるのを阻止し、また中間輪
13がフィン15の下面と係合することにより、台座5
の浮き上がりとポール6が左右方向に倒れるのを阻止す
る。これにより、台座5はレール2を軽く、安定して走
行する。
【0009】さらに、台座5は前部のシャフト10に操
作レバー16と一体の偏心カム17(図3)を有し、ロ
ック機構を構成している。また、台座5の後部に台座本
体20の一部を傾斜面18とした解除部19を設けてい
る。すなわち、移動ポール3を収納箇所から引出して任
意の位置で操作レバー16を踏み込むと、偏心カム17
が回転してレール2に対して台座5を押し上げるように
作用し、下方の中間輪13との間でフィン部15を噛み
込み、摩擦抵抗によって台座5の移動を阻止する。これ
により、移動ポール3の位置を確実に維持することがで
き、停止状態とした移動ポールが人との接触によって妄
りに移動したりすることがない。即ち、移動ポールの位
置を維持することと、移動ポールの走行抵抗を小さく、
軽く移動させるための構造を切り離して考慮することが
できる。特に傾斜地に設置した移動ポールを半分程度に
展開する場合に効果的である。
【0010】移動ポール3を収納する時はロックを解い
て収納側に移動する。このとき、まず、最も前方でロッ
ク状態となっている移動ポール3の操作レバー16を上
方に上げてロック状態を解除し、後方へ移動する。移動
方向に隣接する他の移動ポール3がロック状態にあって
も、移動してきたポールの台座5が衝突すると、台座5
の後部(この場合、収納方向へ移動する方向の前方)の
傾斜面18によって操作レバー16が上方へ回動され、
ロック状態が解除される(図4)。ロック状態にある移
動ポール3が複数あっても、このようにして順次、ロッ
クを解除することができる。すなわち、端部の移動ポー
ル3を収納側に押していくだけで他の移動ポール3のロ
ックを自動的に解いて収納することができる。偏心カム
17によるロック機構は構造が簡単であるから、肉厚で
頑丈に構成することができ、作業者が足先で操作した
り、隣接した移動ポールを衝突させるなど乱暴な扱いを
しても破損することが少ない。解除部19は、台座本体
20の一部を傾斜面18として構成したが、台座本体2
0とは別の部材を取り付けることによって解除部19を
構成することもできる。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、必要に
応じて移動ポールの間隔を任意に定めその位置を確実に
維持することができる。移動ポールの移動を軽くするこ
とと、移動ポールを任意の位置に停止させることを切り
離して考えることができる。請求項2に記載の構成によ
れば、移動ポールを収納方向へ移動させるだけで、半自
動的にロック機構を解除し、収納位置へ移動させること
ができる。請求項3に記載の構成によれば、構造が簡単
で頑丈に作ることができるので、乱暴な扱いとなること
が多い、車止めにおいても破損することが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車止めを示す斜視図
【図2】要部を拡大して示す斜視図
【図3】作動を説明するための正面図
【図4】作動の状態を示す正面図
【符号の説明】
1 車止め 2 レール 3 移動ポール 4 ロープチェーン 5 台座 6 ポール 7 コンクリート 8 溝 9 前輪 10 シャフト 11 後輪 12 シャフト 13 中間輪 14 軸 15 フィン 16 操作レバー 17 偏心カム 18 傾斜面 19 解除部 20 本体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールと複数の移動ポールを備え、移動
    ポールはレールを走行する台座と台座に立設したポール
    を備え、台座はレールに対して台座を移動不可能とする
    ロック機構を有することを特徴とした車止め。
  2. 【請求項2】 台座は、収納位置から引き出す方向を
    前、収納位置に戻す方向を後として、前部にレールに対
    して台座を移動不可能とするロック機構を、後部に隣接
    する台座のロック状態を解除するための解除部を備え、
    解除部は台座が衝突することによって、ロック機構を解
    除する位置に設けてあることを特徴とする請求項1に記
    載の車止め。
  3. 【請求項3】 ロック機構は、台座に設けた水平軸を中
    心に回動してレールと接触する偏心カムであって、操作
    レバーを備え、解除部は隣接する台座の操作レバーの先
    端が当接する位置に上方への傾斜面を有していることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の車止め。
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