JP2008155787A - 乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法 - Google Patents

乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008155787A
JP2008155787A JP2006347119A JP2006347119A JP2008155787A JP 2008155787 A JP2008155787 A JP 2008155787A JP 2006347119 A JP2006347119 A JP 2006347119A JP 2006347119 A JP2006347119 A JP 2006347119A JP 2008155787 A JP2008155787 A JP 2008155787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
passenger
opening
traveling
monorail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006347119A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuaki Yoneyama
徹朗 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YONEYAMA KOGYO KK
Original Assignee
YONEYAMA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YONEYAMA KOGYO KK filed Critical YONEYAMA KOGYO KK
Priority to JP2006347119A priority Critical patent/JP2008155787A/ja
Publication of JP2008155787A publication Critical patent/JP2008155787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

【課題】乗用モノレールの普及を促進させる。
【解決手段】道路1の少なくとも一側にレール設置用溝を掘削し、そのレール設置用溝に、内部にレール(単軌条)10を収容保持するとともに、開閉自在な複数の蓋体9bによって開口部が閉塞されるコンクリートU字溝9を埋設し、そのレール(単軌条)10に蓋開放レバー36,37を設けた乗用台車20を載置し、乗用台車20の前後進に伴い、蓋開放レバー36,37により蓋体9bが開放されるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば市街地等における道路(公道あるいは私道)での利用に適した乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法に関する。
たとえば、市街地等においては、平坦な道路に限らず、傾斜のある道路もある。このような道路では、それぞれの地域における生活に密着した道路交通の環境、車両の安全性の確保、歩行者の安全性の確保等を維持できるような様々な整備が進められている。特に、道幅の狭い道路では、縁石等を設置し、車道と施設帯や歩道とを区別することで、歩行者や自転車利用者等の安全を確保するような整備も進められている。
ところで、このような整備により、歩行者や自転車利用者等の安全が確保されるようになってはいるが、高齢者等の弱者にとっては、日々の買い物や病院通い等における歩行が体力的な面等で困難となっている場合がある。
特に、傾斜地での歩行は高齢者等の弱者にとってとてもきついものである。自動車やバイク等の車両で移動できれば比較的楽かもしれないが、高齢者等の弱者によっては免許を持っていなかったり、高齢等のために自動車やバイク等の車両を運転できなかったりする者も多い。このような事情から、たとえば傾斜地等に簡易な乗用モノレールの設置の需要が高まっているが、自動車やバイク等の車両の通行の妨げとなったり、歩行者の歩行の妨げとなったりして普及しずらいものであった。
ここで、乗用モノレールとして、特許文献1で提案されている、側方にラックを溶接した長手方向に多数本連結される1本の角型レールと、ほぼ一定の間隔をおいてレール下面に固定されレール幅より狭い幅をもつ縦レール受けと、縦レール受けの下端に固着される筒状の縦レール受けソケットと、地面に立てられる左右2本ずつの支柱と、縦レール受けソケットを挿入してあり左右の支柱によって両端が支持される水平の横レール受けとよりなり、横レール受けに対して縦レール受けを左右に移動させることができ、横レール受けの任意の部位に縦レール受けソケットを固定することができるようにしたレール構造と、レール構造の上を電動機の駆動力によって走行する乗用台車とよりなる地上型乗用単軌条運搬車がある。
特開2003−063382公報
上述した特許文献1の地上型乗用単軌条運搬車によれば、乗用台車が移動する1本のレールを縦レール受けと横レール受けとにより支持するようにしたレール構造体となっているため、少なくとも軌道を敷設するだけの道幅があれば比較的安価に設置できる。
また、このような地上型乗用単軌条運搬車では、横レール受け上での縦レール受けの位置を変更することで、レールの軌道が変えられるので、彎曲のある傾斜のきつい狭い既成の道路であっても道の彎曲に対応させることができるといった柔軟性も兼ね備えている。
ところで、このような地上型乗用単軌条運搬車では、乗用台車が移動する1本のレールを縦レール受けと横レール受けとにより支持するようにしたレール構造体を地面に敷設するようにしている。そのため、自動車やバイク等の車両が通行しない道路、並びに歩行者が利用しない道路等であれば何ら問題はないが、自動車やバイク等の車両が通行する既成の道路、並びに歩行者が利用する既成の道路の場合、これらの通行や歩行の妨げとならないように既成の道路の片隅にそのレール構造体を敷設する必要がある。
ところが、レール構造体は地面に露出するように敷設されているため、道幅が十分に広くない場合は、自動車やバイク等の車両の通行、さらには歩行者の歩行に邪魔になってしまうばかりか、思わぬ事故を招いてしまうおそれがあることが容易に予測される。
しかも、既成の道路であっても道幅が狭い場合は、レール構造体を地面に露出するように敷設してしまうと、そのレール構造体によって自動車やバイク等の車両の通行路、さらには歩行者の歩行路が確保できず、道幅の制約を受けることになることから、レール構造体の敷設に自由度が無くなってしまう。
このようなことから、特許文献1での地上型乗用単軌条運搬車では、少なくとも軌道を敷設するだけの道幅があれば比較的安価に設置できるものの、レール構造体が地面に露出するように敷設されているため、車両の通行や歩行者の歩行に支障を及ぼすとともに、道幅の制約を受けることになり、上述したように、たとえば傾斜地等に簡易な乗用モノレールの設置の需要が高まっていても、普及させることができないという問題があった、
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、乗用台車の走行に支障を及ぼすことがなく、しかも車両の通行や歩行者の歩行に支障を及ぼさず、さらに道幅の制約を受けることもないようにすることで、乗用モノレールの普及を促進させることができる乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法を提供することを目的とする。
本発明の乗用モノレールは、道路を走行する乗用モノレールであって、前記道路の少なくとも一側に敷設され、内部に単軌条を収容保持するU字溝と、前記単軌条に沿って前後進する乗用台車とを備え、前記U字溝には、開口部を閉塞するための複数の蓋体が開閉自在に取り付けられ、前記乗用台車には、前記蓋体を開放する蓋開放手段が設けられ、前記乗用台車の前後進に伴い、前記蓋開放手段により前記蓋体が開放されて前記乗用台車の走行路が確保されることを特徴とする。
また、前記蓋体は、その一端部が前記U字溝の開口縁部に回動支持部材を介して水平位置から前記乗用台車の走行を妨げない位置まで回動自在となるように支持されており、開放後は自重により前記開口部を閉塞する側に戻されるようにしてもよい。
また、前記蓋体は、その一端部が前記U字溝の開口縁部に前記開口部を閉塞する側に付勢する回動付勢支持部材を介して水平位置から前記乗用台車の走行を妨げない位置まで回動自在となるように支持されており、開放後は前記回動付勢支持部材の付勢力により前記開口部を閉塞する側に戻されるようにしてもよい。
また、前記単軌条は、前記U字溝の開口縁部に前記単軌条の沿う方向において所定間隔で取り付けられる複数の支持具により片持ち支持されているようにしてもよい。
また、前記単軌条は、前記U字溝の内部に前記単軌条の沿う方向において所定間隔で立設された支柱により片持ち支持されているようにしてもよい。
また、前記蓋開放手段は、走行方向における前後に設けられ、前記蓋体を開放する蓋開放レバーであるようにしてもよい。
また、前記蓋開放レバーは、所定の傾斜角度をもった傾斜面を有し、前記単軌条に沿った走行に応じて前記蓋体を前記傾斜面に乗り上げさせつつ前記走行を妨げない位置まで開放させる固定式となっているようにしてもよい。
また、前記蓋開放レバーは、上下方向に可動して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる跳ね上げ式となっているようにしてもよい。
また、前記蓋開放レバーは、回転して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる回転式となっているようにしてもよい。
また、前記蓋開放手段は、所定の信号を発する発信器であり、前記蓋体は、前記発信器からの信号に応じて開閉駆動する開閉機構によって開閉されるようにしてもよい。
また、前記乗用台車は、少なくとも所定の駆動源と、前記単軌条に載置される走行装置とを備え、前記駆動源からの駆動力が前記走行装置に伝達されるようにしてもよい。
また、前記駆動源は、少なくとも充電可能なバッテリと、該バッテリの電力によって駆動する電動モータとを備えているようにしてもよい。
本発明の乗用台車は、道路に敷設された単軌条に沿って走行する乗用台車であって、少なくとも所定の駆動源と内部に前記単軌条を収容保持したU字溝の開口部を閉塞する開閉自在な複数の蓋体を開放するための蓋開放手段とを搭載する床板と、該床板の下方に設けられ、少なくとも前記単軌条に載置される走行装置とを備え、前後進に伴い、前記蓋開放手段により前記蓋体が開放されて走行路が確保されることを特徴とする。
また、前記蓋開放手段は、走行方向における前後に設けられ、前記蓋体を開放する蓋開放レバーであるようにしてもよい。
また、前記蓋開放レバーは、所定の傾斜角度をもった傾斜面を有し、前記単軌条に沿った走行に応じて前記蓋体を前記傾斜面に乗り上げさせつつ前記走行を妨げない位置まで開放させる固定式となっているようにしてもよい。
また、前記蓋開放レバーは、上下方向に可動して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる跳ね上げ式となっているようにしてもよい。
また、前記蓋開放レバーは、回転して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる回転式となっているようにしてもよい。
また、前記蓋開放手段は、前記蓋体を開閉駆動する開閉機構を動作させるための所定の信号を発する発信器であるようにしてもよい。
また、前記駆動源は、少なくとも充電可能なバッテリと、該バッテリの電力によって駆動する電動モータとを備えているようにしてもよい。
本発明の乗用モノレールの敷設方法は、単軌条に沿って乗用台車を走行させる乗用モノレールの敷設方法であって、道路の少なくとも一側を掘削して溝を形成し、該溝に内部に単軌条を収容保持するとともに、開閉自在な複数の蓋体によって開口部が閉塞されるU字溝を埋設し、前記単軌条に沿って前後進するとともに、前記蓋体を開放する蓋開放手段を有する乗用台車を前記単軌条に載置し、前記乗用台車の前後進に伴い、前記蓋開放手段により前記蓋体が開放されて前記乗用台車の走行路が確保されるようにしたことを特徴とする。
本発明の乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法では、道路の少なくとも一側に形成した掘削による溝に、内部に単軌条を収容保持するとともに、開閉自在な複数の蓋体によって開口部が閉塞されるU字溝を埋設し、その単軌条に蓋開放手段を設けた乗用台車を載置し、乗用台車の前後進に伴い、蓋開放手段により蓋体が開放されることで、乗用台車の走行路が確保されることから、U字溝の開口部を蓋体によって閉塞していても乗用台車の走行が何ら支障なく行われる。
また、乗用台車の走行が行われていない場合、U字溝の開口部が蓋体によって閉塞されているため、自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行の妨げとなる単軌条を道路上に露出させないようにすることができる。
また、単軌条が道路上に露出しないように、U字溝の開口部が蓋体によって閉塞されているため、道幅が狭い道路に敷設されたとしても自動車やバイク等の車両の通行路、さらには歩行者の歩行路が確保されることから、道幅の制約を受けることもなくなる。
本発明の乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法によれば、走行に伴い蓋開放手段により蓋体が開放されることで、乗用台車の走行路を確保し、乗用台車の走行が行われていない場合、U字溝の開口部が蓋体によって閉塞し、自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行の妨げとなる単軌条を道路上に露出させないようにすることで、乗用台車の走行に支障を及ぼすことがなく、しかも車両の通行や歩行者の歩行に支障を及ぼさず、さらに道幅の制約を受けることもないことから、乗用モノレールの普及を促進させることができる。
本実施形態では、道路の少なくとも一側に溝を掘削し、その溝に、内部に単軌条を収容保持するとともに、開閉自在な複数の蓋体によって開口部が閉塞されるU字溝を埋設し、その単軌条に蓋開放手段としてたとえば蓋開放レバーを設けた乗用台車を載置し、乗用台車の前後進に伴い、蓋開放レバーにより蓋体が開放されるようにした。
ここで、U字溝の開口部を閉塞する蓋体を、U字溝の開口縁部に回動自在に支持し、一方、乗用台車に設けられている蓋開放レバーは、たとえば所定の傾斜角度をもった傾斜面を有しており、乗用台車の走行に応じて蓋体を蓋開放レバーの傾斜面に乗り上げさせつつ走行を妨げない位置まで開放させるようにした。
これにより、乗用台車の走行に伴い、蓋開放レバーによって順次蓋体が開放されることで乗用台車の単軌条での走行路が確保されるため、乗用台車の走行を何ら支障無く行わせることができる。また、乗用台車の走行が行われていない場合、U字溝の開口部が蓋体によって閉塞されるようにしたので、自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行の妨げとなる単軌条を道路上に露出させないようにすることができ、しかも道幅が狭い道路に敷設されたとしても自動車やバイク等の車両の通行路、さらには歩行者の歩行路を確保できる。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。図1は、本発明の乗用モノレールのたとえば市街地での利用形態の一例を説明するための図である。
まず、同図は、道路1の両側に家2,3が建っているような市街地を想定した場合を示している。このような道路1は、平坦であったり傾斜していたりする。また、このような道路1では、通常、その両側に雨水排水溝として用いられる雨水溝4,5が掘削され、さらにこれらの雨水溝4,5に雨水排水用側溝6,7が埋設されている。また、これらの雨水排水用側溝6,7の開口部6a,7aは、そのままにしておくと自動車やバイク等の車両の通行路、さらには歩行者の歩行路として利用できなくなり、しかも道幅が狭められたりするため、落とし蓋やグレーチング等の蓋体6b,7bで閉塞されていることが多い。
ここで、本実施例では、たとえば雨水溝5の傍に雨水溝5に沿うようにレール設置用溝8を掘削し、そのレール設置用溝8にコンクリートU字溝9を埋設している。コンクリートU字溝9の内部には、レール(単軌条)10が配設されるようになっているが、そのレール(単軌条)10の取付方法等については後述する。また、コンクリートU字溝9の開口部9aは、開閉自在な複数の蓋体9bによって閉塞されているが、それらの蓋体9bの取付方法等についても後述する。
また、同図では、雨水溝5に沿うようにレール設置用溝8を掘削し、そのレール設置用溝8にコンクリートU字溝9を埋設した場合で示しているが、そのレール設置用溝8を雨水溝4側に沿うように掘削してコンクリートU字溝9を埋設してもよいことは勿論である。また、道路1の幅が比較的広い場合は、道路1の両側、すなわち雨水溝4及び雨水溝5に沿うようにレール設置用溝8を掘削してコンクリートU字溝9を埋設してもよい。
図2は、図1のレール(単軌条)10に沿って移動する乗用台車の概要を説明するための図である。同図に示す乗用台車20は、安全走行を期すために、人が歩く速度(80m/分)よりもゆっくりとした低速走行(たとえば40〜70m/分)を行うものであり、水平な床板21を有している。ここで、地面から床板21の上面までの高さは、高齢者等の弱者が乗り降りし易いように、できる限り低くすることが好ましい。
また、地面から床板21の上面までの高さを低くすることで、乗用台車20の走行が安定する。この場合、床板21上には、後述の電動機30が搭載され、その電動機30からの駆動力を後述のベルト35を介して走行装置40に伝達する構成とすることができることから、地面から床板21の上面までの高さを、乗用台車20の走行に支障が出ない程度に低くすることが可能となる。
また、床板21は、後述の座席22や電動機30が搭載されるとともに、たとえば2名が乗車できることを想定し、これらの荷重に対して堅牢となる材質及び構造とすることが好ましい。この場合、床板21全体を鉄製で構成することも可能であるが、床板21全体を鉄製で構成すると、乗用台車20の重量が増してしまうため、たとえば鉄枠に木板を填め込んだ構成とすることも可能であるし、鉄枠にABS樹脂等の比較的強固な樹脂板を填め込んだ構成とすることも可能である。
ただし、床板21の上面が平坦となるため、特に雨天時等において高齢者等の弱者が足を滑らせないように、床板21の上面に滑り止め加工を施しておくことが好ましい。この場合、床板21の上面に凹凸加工を施してもよいし、滑り止めシート等を貼着しておくようにしてもよい。
床板21の上面には、脚部22aを介して座板22b及び背もたれ22cを有する座席22が取り付けられている。座板22b及び背もたれ22cは、軽量で強度の高い強化プラスチック製とすることができる。また、背もたれ22cは、乗用台車20の走行中に利用者のバランスが崩れないように背中を安定させて保持できればよく、板状であってもよいし、パイプ状であってもよい。
ここで、座席22は、少なくとも乗用モノレールを操作できる者と、高齢者等の弱者とが座れるように、2座席分のスペースを有するものとなっている。すなわち、高齢者等の弱者によっては乗用モノレールを操作できないことも想定されるため、座席22を少なくとも2座席分のスペースを有するものとすることで、高齢者等の弱者が安全に利用することができるようになっている。
また、座席22は、図示のように乗用台車20の進行方向に対して横向きに座るようなベンチシートタイプとしている。このように、座席22を乗用台車20の進行方向に対して横向きに座るようなベンチシートタイプとすることで、床板21には少なくとも足を乗せるスペースがあればよく、床板21の走行方向に直交する方向の幅を狭くすることができる。このように床板21の走行方向に直交する方向の幅を狭くすることで、道幅が狭くても車両等の走行や歩行者の邪魔にならないようにすることができる。
また、座席22をベンチシートタイプとすることで、乗用モノレールを操作できる者と高齢者等の弱者とが乗り合わせた場合、乗用モノレールを操作できる者が高齢者等の弱者の体を支えることが可能となり、高齢者等の弱者が安全に利用することができる。なお、座席22は、ベンチシートタイプに限らず、セパレートタイプであってもよいことは勿論である。セパレートタイプの場合は、操作できる者と高齢者等の弱者とが乗り合わせたとき、操作できる者と高齢者等の弱者とが同じ方向を向くようにすると、操作できる者が高齢者等の弱者の体を支えること等が不可能となるおそれがあるため、横並びあるいは向かい合わせとすることが好ましい。
また、床板21の上面には、少なくとも操作レバー31、変速レバー32、ブレーキレバー33を有する電動機30が取り付けられている。この電動機30は、図示しない充電可能なバッテリと、このバッテリの電力によって駆動する図示しない電動モータと、図示しない変速機とを搭載している。このように、電動モータを駆動源とすることで、エンジン駆動による駆動源に比べて構成が簡素化されることから、乗用台車20をコンパクトに構成することができる。
また、充電可能なバッテリを搭載していることで、バッテリの電荷が不足してきたら充電を繰り返えせばよいため、経済的である。なお、バッテリは、一般家庭での商用電源を用いて充電が行われるように、着脱自在に設けるようにすればよい。
操作レバー31は、乗用台車20を前進させたり後進させたりする際に操作されるものであり、たとえば乗用台車20の走行方向に対し前後に可動自在となるように取り付けられている。
変速レバー32は、変速機のギヤ比を変えることで乗用台車20の速度を変更する場合に操作するものであり、乗用台車20がたとえば40〜70m/分で走行できるものとしたとき、たとえば40m/分、50m/分、60m/分、70m/分の4段階で変速できるように、たとえば乗用台車20の走行方向に対し前後に可動自在となるように取り付けられている。
このように、変速レバー32によって変速機のギヤ比が変えられることで、平坦路ではたとえば70m/分の比較的早い速度での走行が可能となり、傾斜地ではたとえば40m/分の比較的遅い速度でしかもトルクの高い走行が可能となる。
なお、変速レバー32による変速機のギヤ比の変更は4段階に限らず、2段階又は3段階としてもよい。変速機のギヤ比の変更を、2段階又は3段階とすれば、電動機30をよりコンパクトにすることができる。
ブレーキレバー33は、乗用台車20の走行を停止する際に操作されるものであり、たとえば乗用台車20の走行方向に対し前後である、たとえばブレーキ作動側とブレーキ解除側とに可動自在となるように取り付けられている。この場合、たとえば電動機30の電動モータにたとえば無励磁作動スプリング式ブレーキを組み込んでおき、ブレーキレバー33をブレーキ作動側に操作したときにバッテリから電動モータへの電力の供給を停止されることに併せて無励磁作動スプリング式ブレーキが作動するようにすればよい。
この無励磁作動スプリング式ブレーキが作動して乗用台車20が停止した場合、常にブレーキがかかった状態となるため、傾斜地等で乗用台車20を停止させた場合でも、乗用台車20が勝手に後ずさりするようなことも無くなる。一方、無励磁作動スプリング式ブレーキによる作動を解除する場合は、ブレーキレバー33をブレーキ解除側に戻すと、バッテリから電動モータへの電力の供給が再開され、これに併せて無励磁作動スプリング式ブレーキによる作動が解除される。
なお、図中符号34は、変速機の駆動軸であり、この駆動軸34に懸架されたベルト35を介して後述の走行装置40に駆動力が伝達されるようになっている。なお、ここではベルト35を介して後述の走行装置40に駆動力が伝達されるものとしているが、電動機30の搭載位置等を変更することで、ギヤを介して走行装置40に駆動力が伝達される構成をとることも可能である。
また、乗用台車20の走行方向における床板21の前後には、上述したコンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する開閉自在な蓋体9bを開放する蓋開放手段としての蓋開放レバー36,37が取り付けられている。これらの蓋開放レバー36,37は、先端に向けて下降するように傾斜している。言い換えれば、蓋開放レバー36,37は、固定式であり、橇の脚部のような形状となっている。
そして、乗用台車20の走行に応じてコンクリートU字溝9の蓋体9bが蓋開放レバー36,37の傾斜面36a,37aに乗り上げ、徐々に全開放(約90度)されるようになっているが、コンクリートU字溝9の蓋体9bの詳細については後述する。
なお、これらの蓋開放レバー36,37の形状や傾斜角度等については、コンクリートU字溝9の蓋体9bの大きさや重さ等に合わせて適宜設定すればよい。また、これらの蓋開放レバー36,37にあっては、固定式に限らず、上下方向に可動してコンクリートU字溝9の蓋体9bを全開放(約90度)させるような跳ね上げ式の跳ね上げレバーとしてもよい。この場合、跳ね上げレバーの上下方向の可動のタイミングをとる必要があるが、たとえば変速機の駆動軸34の回転を検出する回転検出体を設け、その回転検出体の検出結果に合わせて制御するようにすればよい。
さらには、これらの蓋開放レバー36,37を船舶等で用いられている複数の羽根を有するスクリュウー状の回転レバーとし、乗用台車20の進行方向に該当する回転レバーを常時回転させておいて乗用台車20の進行に合わせコンクリートU字溝9の蓋体9bを順次跳ね上げるような回転式としてもよい。
また、これらの蓋開放レバー36,37を設けずに、乗用台車20が近づいたことを検知してコンクリートU字溝9の蓋体9bを順次開放させるような電動式とすることも可能である。この場合、乗用台車20側に所定の音波、電波又は赤外線等による信号を発する発信器を設け、コンクリートU字溝9側にその信号を受け取る受信器を所定間隔で設け、さらにコンクリートU字溝9側に各蓋体9bを電動で開閉させる開閉機構を設けておく。
そして、乗用台車20の発信器からの信号に応じて開閉機構を駆動させ、各蓋体9bを順次開閉させるようにすれば、乗用台車20の走行路を確保することができる。この場合、コンクリートU字溝9側の各蓋体9bを電動で開閉させる開閉機構等への電力は、レール(単軌条)10に沿って電線等を配設して供給するようにすればよい。
一方、床板21の下面には、支柱41を介して少なくとも転輪42、駆動輪43及びプーリ44を有する走行装置40が取り付けられている。また、床板21の下面には、支柱51を介して少なくとも転輪52及び補助駆動輪53を有する補助走行装置50が取り付けられている。なお、ここでは、走行装置40に併せて補助走行装置50を取り付けているが、走行装置40のみで床板21をバランス良く支持できる場合は、補助走行装置50を省くことも可能である。
図3及び図4は、上述した走行装置40の詳細を説明するための図である。これらの図に示すように、走行装置40の相対向する左右一対の側板45a,45bの対向間には、レール(単軌条)10の水平部上面11に当接して転動する転輪42が軸42aを介して軸支され、さらにレール(単軌条)10の下面に設けられたラック12に噛合うピン43aを有した駆動輪43が軸43bを介して軸支されている。また、軸43bには、ベルト35が懸架されるプーリ44が取り付けられており、ベルト35及びプーリ44を介して変速機の駆動軸34からの駆動力が駆動輪43に伝達されるようになっている。
ここで、転輪42は、レール(単軌条)10に沿う方向において前後に2個ずつ配置されており、それぞれが左右に分離されていて、各軸42aの端に設けた回転ノブ42bを時計方向又は反時計方向に回すと、左右に分離されている転輪42が、側板45a,45bに形成されている図示しない雌ねじ部によりそれぞれ側板45a,45bの内、外方向へ進退可能に軸支された構造になっている。
このような構造から、各軸42aの回転ノブ42bを回して、左右に分離されている転輪42をそれぞれ内方向へ移動させることで、レール(単軌条)10の水平部上面11への転輪42の当接具合を調整することができる。また、各軸42aの回転ノブ42bを回して、左右に分離されている転輪42をそれぞれ外方向へ移動させると、レール(単軌条)10の水平部上面11から転輪42が離れることで、走行装置40をレール(単軌条)10から離脱させることが可能となる。
なお、上述した補助走行装置50の転輪52及び補助駆動輪53にあっても、走行装置40の転輪42及び駆動輪43とほぼ同じ構成となっている。このような補助走行装置50により、乗用台車20のバランスが保たれ、乗用台車20が安定走行を行えるようになっている。
ここで、レール(単軌条)10は、たとえば図4に示すように、コンクリートU字溝9の開口縁部9cにボルト13によって固定されるレール支持具14に支持部材15を介して片持ち支持されている。レール支持具14は、レール(単軌条)10に沿う方向においてコンクリートU字溝9の開口縁部9cに所定間隔で取り付けられている。なお、レール支持具14の取付間隔は、乗用台車20及びレール(単軌条)10の重量等に合わせて適宜設定すればよい。
このように、レール支持具14により、レール(単軌条)10を片持ち支持させることで、コンクリートU字溝9内部におけるレール支持具14を介したレール(単軌条)10の取り付けが容易となる。また、レール支持具14をコンクリートU字溝9の開口縁部9cに取り付けることで、そのレール支持具14が蓋体9bによって覆われるため、道路1上に露出することもなく、自動車やバイク等の車両の通行の妨げとなったり、歩行者の歩行の妨げとなったりすることもない。
また、レール(単軌条)10にあっては、たとえば図5に示すように、コンクリートU字溝9の内部に立設させた支柱16に支持部材17を介して支持されるようにすることも可能である。この場合、支柱16は、レール(単軌条)10に沿う方向においてコンクリートU字溝9の内部に所定間隔で立設されるようにする。この場合、支柱16の立設間隔は、上記同様に、乗用台車20及びレール(単軌条)10の重量等に合わせて適宜設定すればよい。このように、レール(単軌条)10を支持する支柱16をコンクリートU字溝9の内部に立設させることで、蓋体9bによって支柱16を完全に覆うことができ、自動車やバイク等の車両の通行の妨げとなったり、歩行者の歩行の妨げとなったりすることもない。
また、コンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する蓋体9bの一端部は、コンクリートU字溝9の開口縁部9dに設けられた回動付勢支持部材9eによって水平位置からほぼ垂直位置まで回動自在となるように支持されている。ここで、蓋体9bがほぼ垂直位置まで回動されることで、乗用台車20の走行が妨げられないようになっている。また、回動付勢支持部材9eは、蓋体9bを回動自在に支持するとともに、蓋体9bをコンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に弾性力によって付勢する機能を有している。
このような回動付勢支持部材9eとしては、たとえばスプリングヒンジのような回動機能と弾性力付与機能とを有するものを用いることができる。なお、このような回動付勢支持部材9eに限らず、蓋体9bの一端部を回動軸によって回動自在に支持し、その回動軸とは別体のバネ部材で蓋体9bをコンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に付勢させるような構成も可能である。また、蓋体9bの一端部を回動軸を有する回動支持部材によって回動自在に支持し、蓋体9bが開放された後、蓋体9bの自重によってコンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に閉じらせるような構成も可能である。
このような回動付勢支持部材9eにより、蓋体9bの一端部をコンクリートU字溝9の開口縁部9dに回動自在に支持することで、蓋体9bは乗用台車20の走行に応じ上述した蓋開放レバー36又は37の傾斜面36a又は37aに乗り上げ、徐々に回動付勢支持部材9eの付勢力に抗してほぼ垂直位置まで回動する。
また、ほぼ垂直位置まで回動した蓋体9bは、乗用台車20の走行に伴い、たとえば床板21の側面に当接する。これにより、蓋体9bが床板21の側面によりほぼ垂直位置で支えられる状態となり、乗用台車20のレール(単軌条)10に沿った走行路が確保される。なお、床板21の側面に別途、蓋体9bをほぼ垂直位置で支えるための支え具を設け、その支え具で蓋体9bを支えるようにしてもよい。その後、乗用台車20が通過することに伴い、床板21の側面による蓋体9bの支えが無くなることで、回動付勢支持部材9eによる付勢力により、コンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に戻される。
ここで、コンクリートU字溝9の寸法は、上述したように、幅及び高さが30cm弱程度である。よって、蓋体9bも縦横の寸法を30cm弱程度にすることができる。ただし、蓋体9bの寸法は、その材質等に応じて適宜設定されるようにすればよい。蓋体9bとしては、乗用台車20の走行に併せて蓋開放レバー36又は37により開閉されるため、蓋開放レバー36又は37による衝撃、又はコンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する際の衝撃、さらには歩行者のみならず自動車やバイク等の車両が乗り上げた際の荷重に耐え得る強度をもった材質で形成されることが好ましい。
この場合、蓋体9bをコンクリート製とすればある強度の面で有利であるが、重量があることで蓋開放レバー36又は37による開放が予想通り行われないおそれがあるとともに、開閉時の衝撃でひび割れ等が生じるおそれがあるため、蓋体9bは軽量で強度の高い材質で形成することが好ましい。この場合、蓋体9bをABS樹脂等のように軽量で強度の高いもので形成することが好ましい。ただし、蓋体9bの上面が滑らかすぎると、滑り易くなるため、少なくともその上面には滑り止め加工が必要である。この場合、少なくとも蓋体9bの上面の上面に凹凸加工を施してもよいし、滑り止めシート等を貼着しておくようにしてもよい。
また、蓋体9bは、コンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞するとき、道路1の表面と面一となるようにしてもよいし、道路1の表面から若干突出しているようにしてもよい。いずれにしても、蓋体9bは、道路1の表面から大幅に高く、あるいは大幅に低くならないようにコンクリートU字溝9の開口部9aに取り付けられるようにすることで、道路1の表面との間に大きな段差が生じないようにすればよい。
このように、乗用台車20が走行していないとき、蓋体9bによりコンクリートU字溝9の開口部9aが閉塞されることで、自動車やバイク等の車両が蓋体9b上を通行することができ、さらに歩行者も蓋体9b上を歩くことができる。
また、蓋体9bによりコンクリートU字溝9の開口部9aが閉塞されているとき、道路1の表面との間に大きな段差が生じないようにすることで、自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行の妨げとならないばかりか、思わぬ事故を招いてしまうおそれも無くなる。
また、道路1の道幅が狭くても、蓋体9bによりコンクリートU字溝9の開口部9aが閉塞されることで、自動車やバイク等の車両の通行路、さらには歩行者の歩行路が確保できることから、道幅の制約を受けることもなく、あらゆる道路1にレール(単軌条)10が配設されたコンクリートU字溝9を敷設することができる。
また、蓋体9bは、道路標示の一種である白線や黄線等の区画線のように色づけしたものであってもよい。このように蓋体9bを色づけすることで、乗用台車20の走行路であることを歩行者あるいは車両の運転者に知らせることも可能となる。
また、蓋体9bの少なくとも上面には、地域情報、イベント広告、企業広告等の情報が付されるようにしてもよい。特に、蓋体9bに地域情報やイベント広告が付されるようにすれば、観光客へのアピール度が高まり、地域活性化に寄与することが可能となる。また、蓋体9bに企業広告が付されるようにすれば、広告収入を乗用モノレールの敷設費用やメンテナンス費用に充填することも可能となる。
次に、上述した乗用モノレールの敷設方法について説明する。まず、図1に示したように、道路1の両側に家2,3が建っているような市街地の場合、たとえば雨水溝5の傍に雨水溝5に沿うように掘削してレール設置用溝8を形成する。ここで、レール設置用溝8は、コンクリートU字溝9を埋設できる大きさであればよく、コンクリートU字溝9の幅及び高さ寸法が、たとえば30cm弱程度であればそれに合わせて掘削する。
次に、レール設置用溝8にコンクリートU字溝9を埋設する。この場合、予め蓋体9bをコンクリートU字溝9の開口縁部9dに回動付勢支持部材9eを介して取り付けてからレール設置用溝8にコンクリートU字溝9を埋設してもよいし、コンクリートU字溝9を埋設してからコンクリートU字溝9の開口縁部9dに回動付勢支持部材9eを介して蓋体9bを取り付けるようにしてもよい。なお、蓋体9bは、回動付勢支持部材9eによって水平位置から乗用台車20の走行の邪魔とならないように、ほぼ垂直位置まで回動自在となるように支持されるため、蓋体9bの開閉により自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行が妨げられることはない。
このようなことから、蓋体9bの開閉方向を決める回動付勢支持部材9eのコンクリートU字溝9の開口縁部9dにおける取り付け位置は、図1において家3側であってもよいし、道路1側であってもよい。
次に、コンクリートU字溝9の敷設を終えた後、乗用台車20をレール(単軌条)10に載置する。この場合、走行装置40の各軸42aの回転ノブ42bを回して、左右に分離されている転輪42をそれぞれ外方向へ移動させ、レール(単軌条)10が転輪42と駆動輪43との間に収まる空間を確保して、転輪42と駆動輪43とがレール(単軌条)10の上下を挟むように走行装置40を設置した後、各軸42aの回転ノブ42bを回して転輪42をそれぞれ内方向へ移動させ、レール(単軌条)10の水平部上面11への転輪42の当接具合を調整する。補助走行装置50の転輪52及び補助駆動輪53にあっても、走行装置40の転輪42及び駆動輪43とほぼ同じ構成となっているため、同様にして補助走行装置50をレール(単軌条)10に設置する。
次に、上述した乗用モノレールの利用方法について説明する。まず、乗用モノレールを操作できる者と、乗用モノレールを操作できない高齢者等の弱者とが利用するものとすると、座席22が図2のように乗用台車20の進行方向に対して横向きに座るようなベンチシートタイプの場合、乗用モノレールを操作できる者が電動機30に近い方に座る。このとき、床板21に乗り上げて座席22に座ることになるが、上述したように、地面から床板21の上面までの高さが乗用台車20の走行に支障が出ない程度に低くされているため、高齢者等の弱者が乗り降りし易いようになっている。
次に、乗用台車20の走行を開始する場合は、ブレーキレバー33をブレーキ解除側に可動させた後、前進させる場合は操作レバー31を前進側に可動させ、後進させる場合は操作レバー31を後進側に可動させる。これにより、変速機の駆動軸34に懸架されたベルト35を介して走行装置40のプーリ44から駆動輪43に駆動力が伝達される。
このとき、駆動輪43の回転に伴い、駆動輪43のピン43aがレール(単軌条)10の下面に設けられたラック12に噛合うことで乗用台車20が前進方向又は後進方向に走行を開始する。なお、乗用台車20に走行を開始させる場合、変速レバー32をたとえば40m/分の比較的遅い速度でしかもトルクの高い走行になるように操作することで、平坦地に限らず、傾斜地でも乗用台車20の動き出しをスムーズに行わせることができる。
また、平坦地においては、乗用台車20が動き出した後、変速レバー32をたとえば50m/分、60m/分、70m/分のいずれかとなるように操作することで、路面状況にあった速度での走行が得られる。
また、平坦地から傾斜地に進んだ場合は、変速レバー32をたとえば40m/分の比較的遅い速度でしかもトルクの高い走行になるように操作することで、登り勾配、下り勾配でもゆっくりとした安定走行が行われる。
また、乗用台車20の走行中では、地面から床板21の上面までの高さが低くされているとともに、床板21が走行装置40及び補助走行装置50によってバランス良く支持されているため、乗用台車20の走行が安定する。さらに、走行装置40の転輪42及び駆動輪43と補助走行装置50の転輪52及び補助駆動輪53とによってレール(単軌条)10の上下面が挟み込まれているため、乗用台車20の走行中に脱輪等が乗じることなく、安全走行が行われる。
また、乗用台車20の走行中では、床板21に設けた蓋開放レバー36又は37の傾斜面36a又は37aに、コンクリートU字溝9の開口縁部9dに回動付勢支持部材9eによって回動自在に支持されている蓋体9bが乗り上げ、徐々に回動付勢支持部材9eの付勢力に抗してほぼ垂直位置まで回動する。
また、ほぼ垂直位置まで回動した蓋体9bは、乗用台車20の走行に伴い、たとえば床板21の側面に当接し、床板21の側面によりほぼ垂直位置で支えられる状態となることで、乗用台車20のレール(単軌条)10に沿った走行路が確保される。その後、乗用台車20が通過することに伴い、床板21の側面による蓋体9bの支えが無くなることで、回動付勢支持部材9eによる付勢力により、コンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に戻される。このような乗用台車20の走行に伴う蓋開放レバー36又は37によっての蓋体9bの開放が順次行われることで、乗用台車20の走行が何ら支障なく行われる。
また、乗用台車20が通過した後では、蓋体9bが回動付勢支持部材9eによる付勢力等により、コンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に戻され、自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行の妨げとなるレール(単軌条)10が道路1上に露出しないように蓋体9bによって覆われる。
一方、乗用台車20の走行を停止させる場合は、ブレーキレバー33をブレーキ作動側に可動させる。これにより、たとえば電動機30の電動モータにたとえば無励磁作動スプリング式ブレーキを組み込んでいる場合、ブレーキレバー33をブレーキ作動側に操作したときにバッテリから電動モータへの電力の供給が停止されることに併せて無励磁作動スプリング式ブレーキが作動し、乗用台車20の走行が安全に停止される。
ここで、無励磁作動スプリング式ブレーキが作動して乗用台車20が停止した場合、常にブレーキがかかった状態となるため、傾斜地等で乗用台車20を停止させた場合でも、乗用台車20が勝手に後ずさりするようなことも無くなり、停止時の安全性を維持できる。
乗用台車20を停止時から走行開始とさせる場合、ブレーキレバー33をブレーキ解除側に戻すと、バッテリから電動モータへの電力の供給が再開され、これに併せて無励磁作動スプリング式ブレーキによる作動が解除され、乗用台車20の走行が開始される。
このように、本実施形態では、道路1の少なくとも一側にレール設置用溝8を掘削し、そのレール設置用溝8に、内部にレール(単軌条)10を収容保持するとともに、開閉自在な複数の蓋体9bによって開口部9aが閉塞されるコンクリートU字溝9を埋設し、そのレール(単軌条)10に蓋開放レバー36,37を設けた乗用台車20を載置し、乗用台車20の前後進に伴い、蓋開放レバー36,37により蓋体9bが開放されるようにした。
これにより、乗用台車20の走行に伴い、蓋開放レバー36,37によって順次蓋体9bが開放されることで乗用台車20のレール(単軌条)10での走行路が確保されるため、乗用台車20の走行を何ら支障無く行わせることができる。また、乗用台車20の走行が行われていない場合、コンクリートU字溝9の開口部9aが蓋体9bによって閉塞されるようにしたので、自動車やバイク等の車両の通行や歩行者の歩行の妨げとなるレール(単軌条)10を道路1上に露出させないようにすることができ、しかも道幅が狭い道路に敷設されたとしても自動車やバイク等の車両の通行路、さらには歩行者の歩行路を確保できることから、車両の通行や歩行者の歩行に支障を及ぼさず、さらに道幅の制約を受けることもないようにすることができる。
すなわち、本実施例での乗用モノレールでは、乗用台車20の走行に支障を及ぼすことがなく、しかも車両の通行や歩行者の歩行に支障を及ぼさず、さらに道幅の制約を受けることもないことから、乗用モノレールの普及を促進させることができる。
また、本実施例では、コンクリートU字溝9に、蓋体9bを開放自在となるように取り付け、乗用台車20が通過した後、自重又は回動付勢支持部材9eの付勢力によりコンクリートU字溝9の開口部9aを閉塞する側に戻すようにしているので、乗用台車20が走行していない間はコンクリートU字溝9の開口部9aを確実に閉塞しておくことができる。
また、本実施例では、レール支持具14により、レール(単軌条)10を片持ち支持させるようにしたので、コンクリートU字溝9内部におけるレール支持具14を介したレール(単軌条)10の取り付けを容易に行うことができる。また、レール支持具14をコンクリートU字溝9の開口縁部9cに取り付けるようにしたので、そのレール支持具14を蓋体9bによって覆うことができ、道路1上に露出することもなく、自動車やバイク等の車両の通行の妨げとなったり、歩行者の歩行の妨げとなったりすることもない。
この場合、レール(単軌条)10を、上述したように、コンクリートU字溝9の内部に立設させた支柱16によって支持させるようにすることで、蓋体9bにより支柱16を完全に覆うことができる。
また、本実施例では、床板21の前後に固定式の蓋開放レバー36,37を設けるようにしたので、乗用台車20の走行に合わせ、走行路を確保するための蓋体9bの開放を簡単な構成であるにも関わらず、確実に行うことができる。
この場合、蓋開放レバー36,37を上下方向に可動して蓋体9bを乗用台車20の走行を妨げない位置まで開放させる跳ね上げ式、あるいは回転式としてもよく、これら跳ね上げ式、あるいは回転式とすることで、固定式の蓋開放レバー36,37に比べ蓋体9bとの摺接動作等が少なくされることから、開放に伴う蓋体9bへの衝撃等を軽減することができる。
また、本実施例では、床板21に、少なくとも充電可能なバッテリと、このバッテリの電力によって駆動する電動モータとを有する電動機30を搭載し、床板21の下方には少なくともレール(単軌条)10に載置される走行装置40を設け、電動機30の電動モータを駆動源とするように乗用台車20を構成しているので、エンジン駆動による駆動源に比べて構成が簡素化されることから、乗用台車20をコンパクトに構成することができる。
なお、本実施例では、蓋開放レバー36,37によって蓋体9bの開放がスムーズに行われなかった場合、乗用台車20の走行を緊急停止させるような安全装置を搭載することも可能である。この場合、安全装置にたとえば蓋開放レバー36,37に掛かる負荷を検知する手段を設けておいて、その検知した負荷が所定値以上になったときにバッテリからの電力供給を遮断するようにすればよい。
また、本実施例では、上述したように、蓋開放レバー36,37に代え、乗用台車20が近づいたことを検知してコンクリートU字溝9の蓋体9bを順次開放させるような電動式とすることも可能である。すなわち、上述したように、乗用台車20側に所定の音波、電波又は赤外線等による信号を発する発信器を設け、コンクリートU字溝9側にその信号を受け取る受信器を所定間隔で設け、さらにコンクリートU字溝9側に各蓋体9bを電動で開閉させる開閉機構を設けておく。
この場合、乗用台車20の発信器からの信号に応じて開閉機構を駆動させ、各蓋体9bを順次開閉させることができるため、乗用台車20をさらにコンパクトに構成することができる。
また、この場合、乗用台車20の走行方向における蓋体9bを乗用台車20が通過する直前に、たとえば数メートル分だけ予め開放しておくようにすることも可能である。これにより、乗用台車20を利用する者が乗用台車20の走行に応じて開放されるべき蓋体9bの開放状態を確認することができ、何らかの原因によって蓋体9bの開放が不完全であることを確認したとき直ちにブレーキレバー33を操作し、乗用台車20の走行を停止させることが可能となる。
乗用モノレールに限らず、道路上を単軌条に沿って走行し、たとえば無人で物を運搬するような他のモノレールにも適用可能である。
本発明の乗用モノレールのたとえば市街地での利用形態の一例を説明するための図である。 図1のレール(単軌条)に沿って移動する乗用台車の概要を説明するための図である。 図2の乗用台車の走行装置の詳細を説明するための図である。 図2の乗用台車の走行装置の詳細を説明するための図である。 図2のレール(単軌条)を支柱によって支持させた場合の他の例を示す図である。
符号の説明
1 道路
4,5 雨水溝
6,7 雨水排水用側溝
8 レール設置用溝
9 コンクリートU字溝
9a 開口部
9b 蓋体
9c,9d 開口縁部
9e 回動付勢支持部材
12 ラック
14 レール支持具
16 支柱
20 乗用台車
21 床板
22 座席
30 電動機
31 操作レバー
32 変速レバー
33 ブレーキレバー
34 駆動軸
35 ベルト
36,37 蓋開放レバー
40 走行装置
44 プーリ
50 補助走行装置

Claims (20)

  1. 道路を走行する乗用モノレールであって、
    前記道路の少なくとも一側に敷設され、内部に単軌条を収容保持するU字溝と、
    前記単軌条に沿って前後進する乗用台車とを備え、
    前記U字溝には、開口部を閉塞するための複数の蓋体が開閉自在に取り付けられ、
    前記乗用台車には、前記蓋体を開放する蓋開放手段が設けられ、
    前記乗用台車の前後進に伴い、前記蓋開放手段により前記蓋体が開放されて前記乗用台車の走行路が確保される
    ことを特徴とする乗用モノレール。
  2. 前記蓋体は、その一端部が前記U字溝の開口縁部に回動支持部材を介して水平位置から前記乗用台車の走行を妨げない位置まで回動自在となるように支持されており、開放後は自重により前記開口部を閉塞する側に戻されることを特徴とする請求項1に記載の乗用モノレール。
  3. 前記蓋体は、その一端部が前記U字溝の開口縁部に前記開口部を閉塞する側に付勢する回動付勢支持部材を介して水平位置から前記乗用台車の走行を妨げない位置まで回動自在となるように支持されており、開放後は前記回動付勢支持部材の付勢力により前記開口部を閉塞する側に戻されることを特徴とする請求項1に記載の乗用モノレール。
  4. 前記単軌条は、前記U字溝の開口縁部に前記単軌条の沿う方向において所定間隔で取り付けられる複数の支持具により片持ち支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗用モノレール。
  5. 前記単軌条は、前記U字溝の内部に前記単軌条の沿う方向において所定間隔で立設された支柱により片持ち支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗用モノレール。
  6. 前記蓋開放手段は、走行方向における前後に設けられ、前記蓋体を開放する蓋開放レバーであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の乗用モノレール。
  7. 前記蓋開放レバーは、所定の傾斜角度をもった傾斜面を有し、前記単軌条に沿った走行に応じて前記蓋体を前記傾斜面に乗り上げさせつつ前記走行を妨げない位置まで開放させる固定式となっていることを特徴とする請求項6に記載の乗用モノレール。
  8. 前記蓋開放レバーは、上下方向に可動して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる跳ね上げ式となっていることを特徴とする請求項6に記載の乗用モノレール。
  9. 前記蓋開放レバーは、回転して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる回転式となっていることを特徴とする請求項6に記載の乗用モノレール。
  10. 前記蓋開放手段は、所定の信号を発する発信器であり、
    前記蓋体は、前記発信器からの信号に応じて開閉駆動する開閉機構によって開閉される
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗用モノレール。
  11. 前記乗用台車は、少なくとも所定の駆動源と、前記単軌条に載置される走行装置とを備え、
    前記駆動源からの駆動力が前記走行装置に伝達される
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の乗用モノレール。
  12. 前記駆動源は、少なくとも充電可能なバッテリと、該バッテリの電力によって駆動する電動モータとを備えていることを特徴とする請求項11に記載の乗用モノレール。
  13. 道路に敷設された単軌条に沿って走行する乗用台車であって、
    少なくとも所定の駆動源と内部に前記単軌条を収容保持したU字溝の開口部を閉塞する開閉自在な複数の蓋体を開放するための蓋開放手段とを搭載する床板と、
    該床板の下方に設けられ、少なくとも前記単軌条に載置される走行装置と
    を備え、
    前後進に伴い、前記蓋開放手段により前記蓋体が開放されて走行路が確保される
    ことを特徴とする乗用台車。
  14. 前記蓋開放手段は、走行方向における前後に設けられ、前記蓋体を開放する蓋開放レバーであることを特徴とする請求項13に記載の乗用台車。
  15. 前記蓋開放レバーは、所定の傾斜角度をもった傾斜面を有し、前記単軌条に沿った走行に応じて前記蓋体を前記傾斜面に乗り上げさせつつ前記走行を妨げない位置まで開放させる固定式となっていることを特徴とする請求項14に記載の乗用台車。
  16. 前記蓋開放レバーは、上下方向に可動して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる跳ね上げ式となっていることを特徴とする請求項14に記載の乗用台車。
  17. 前記蓋開放レバーは、回転して前記蓋体を前記乗用台車の走行を妨げない位置まで開放させる回転式となっていることを特徴とする請求項14に記載の乗用台車。
  18. 前記蓋開放手段は、前記蓋体を開閉駆動する開閉機構を動作させるための所定の信号を発する発信器であることを特徴とする請求項13に記載の乗用台車。
  19. 前記駆動源は、少なくとも充電可能なバッテリと、該バッテリの電力によって駆動する電動モータとを備えていることを特徴とする請求項13〜18のいずれかに記載の乗用台車。
  20. 単軌条に沿って乗用台車を走行させる乗用モノレールの敷設方法であって、
    道路の少なくとも一側を掘削して溝を形成し、該溝に内部に単軌条を収容保持するとともに、開閉自在な複数の蓋体によって開口部が閉塞されるU字溝を埋設し、
    前記単軌条に沿って前後進するとともに、前記蓋体を開放する蓋開放手段を有する乗用台車を前記単軌条に載置し、
    前記乗用台車の前後進に伴い、前記蓋開放手段により前記蓋体が開放されて前記乗用台車の走行路が確保されるようにした
    ことを特徴とする乗用モノレールの敷設方法。
JP2006347119A 2006-12-25 2006-12-25 乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法 Pending JP2008155787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006347119A JP2008155787A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006347119A JP2008155787A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008155787A true JP2008155787A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39657200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006347119A Pending JP2008155787A (ja) 2006-12-25 2006-12-25 乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008155787A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102336195A (zh) * 2010-12-21 2012-02-01 巫松青 一种交通运输系统
KR101561836B1 (ko) 2013-09-13 2015-10-20 주식회사 태광 퍼스널 모노레일의 구동롤러장치
AT518372A1 (de) * 2016-02-23 2017-09-15 Andreas Ausserhofer Ing Straßenbahnschienen-Schutzabdeckung
US10035520B2 (en) 2016-02-04 2018-07-31 Ferag Ag Carriage for a conveying system and a conveying system with carriages

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102336195A (zh) * 2010-12-21 2012-02-01 巫松青 一种交通运输系统
KR101561836B1 (ko) 2013-09-13 2015-10-20 주식회사 태광 퍼스널 모노레일의 구동롤러장치
US10035520B2 (en) 2016-02-04 2018-07-31 Ferag Ag Carriage for a conveying system and a conveying system with carriages
AT518372A1 (de) * 2016-02-23 2017-09-15 Andreas Ausserhofer Ing Straßenbahnschienen-Schutzabdeckung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160311478A1 (en) People & cargo transit systems & vehicles
RU2681993C2 (ru) Электрический велосипед
JPH10236213A (ja) コンパクトタイプの可動式傾斜路組立体
KR100935577B1 (ko) 자전거 승강장치
JP2008155787A (ja) 乗用モノレール、乗用台車及び乗用モノレールの敷設方法
CA2672928A1 (en) People & cargo transit systems & vehicles
JP2009078740A (ja) 遠距離移動用車両
KR100864413B1 (ko) 모노레일 운행 시스템
US7895951B1 (en) Apparatus and method utilizing the linear induction motor, LIM, to augment muscle-powered vehicle travel
KR101503267B1 (ko) 급곡선 및 급구배의 운행이 가능한 레일 바이크
JP3206314U (ja) 軌道走行自転車
JP3538174B2 (ja) 傾斜角制御電動モノレール
EP0829417B1 (en) Electrically propelled small vehicle
KR200382360Y1 (ko) 모노레일 바이크
CN207416867U (zh) 一种新型轨道车辆用折叠座椅
JP2745204B2 (ja) 輸送方法及び輸送設備
CN218751148U (zh) 一种具有倾倒报警功能的自行车
KR200377562Y1 (ko) 모노레일바이크
JPH11267162A (ja) 歩行補助車
JP2005082136A (ja) 懸架型モノレール装置
JP3532846B2 (ja) 乗用懸垂型単軌条運搬車
JP3252784B2 (ja) 車止め
CN103068659A (zh) 交通系统
KR20110019879A (ko) 도로경계용 울타리를 이용한 자전거 주차장치
BR102019016583A2 (pt) Estação para patinetes com apoio por suporte articulável