JP3189625B2 - グリーンシートの寸法測定方法およびその測定装置 - Google Patents

グリーンシートの寸法測定方法およびその測定装置

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JP3189625B2 JP13393095A JP13393095A JP3189625B2 JP 3189625 B2 JP3189625 B2 JP 3189625B2 JP 13393095 A JP13393095 A JP 13393095A JP 13393095 A JP13393095 A JP 13393095A JP 3189625 B2 JP3189625 B2 JP 3189625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリーンシートの寸法
測定方法およびその測定装置に関し、具体的には、建築
用板などに利用するのに有用なグリーンシートの寸法測
定方法およびその測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグリーンシートの寸法測定方法と
しては、例えば、コンベックススケール、ノギスなどの
測定器具を用いるものであり、このような測定器具を用
いて、建築用板などに利用するのに有用な長方形状であ
って、その表面に長手方向に沿って複数の溝部を有する
柔らかくて、傷がつきやすい状態にあるグリーンシート
の寸法を同グリーンシートに直接当てて、巾寸法を測定
されているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなグ
リーンシートの寸法測定方法において、巾寸法を測定し
ても、巾方向の両端部分は、施工の際などに切削加工を
行うために、この巾寸法は、意味をなさないものであっ
た。また、コンベックススケールを用いた場合である
と、最小目盛りが0.5mmであるために、測定の精度
が悪かった。一方、ノギスを用いた場合では、グリーン
シートのように巾寸法が大きくて、柔らかいものである
と、ノギスのツメが巾方向の両端部分の側壁に食い込ん
だりしてグリーンシートを傷つけてしまい、結果とし
て、一人で測定するのが困難なものとなっていた。
【0004】そこで、グリーンシートの巾方向で最も両
端寄りにある溝部どうしの間隔で巾寸法として測定する
ことが考えられたが、コンベックススケールを用いた場
合であると、最小目盛りが0.5mmであるために、測
定の精度が悪いことにかわりがない。一方、ノギスを用
いた場合も、上述のごとくグリーンシートのように巾寸
法が大きくて、柔らかいものであると、ノギスのツメが
グリーンシートの表面を傷つけてしまい、依然として、
一人で測定するのが困難なものとなっていた。
【0005】いずれの場合にしても、寸法測定を行うこ
とが困難であり、測定者によるばらつきも大きいもので
あった。
【0006】本発明は、上記の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、寸法測定を容易
に行うことができ、しかも、正確に、かつ、確実に寸法
測定の結果を得ることができるグリーンシートの寸法測
定方法およびその測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
グリーンシートの寸法測定方法は、長方形状であって、
その表面に長手方向に沿って複数の溝部(1)を有する
グリーンシート(3)を平らな面に載置して、上記グリ
ーンシート(3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の
上記溝部(1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁と
の間の寸法を測定することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係るグリーンシートの
寸法測定方法は、上記グリーンシート(3)の巾方向の
上に跨げるようにアーチ型の測定機本体(6)を平らな
面に載置して、同巾方向の最も両端寄りにある上記溝部
(1)でそれぞれ垂下したツメ(2)のうち一方を一方
の上記溝部(1)の内壁に当接するように上下方向にス
ライドさせ、このツメ(2)のうち他方を同じく上下方
向にスライドさせた後、上記巾方向にスライドさせて、
他方の上記溝部(1)の内壁に当接させることを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項3に係るグリーンシートの
寸法測定方法は、上記両ツメ(2)が、上記両溝部
(1)各々の両側の内壁のうち、巾方向の最も両端寄り
に各々当接されることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係るグリーンシートの
寸法測定装置は、長方形状であって、その表面に長手方
向に沿って複数の溝部(1)を有するグリーンシート
(3)を平らな面に載置して、上記グリーンシート
(3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の上記溝部
(1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁との間の寸
法を測定する寸法測定装置において、上記巾方向の上に
跨げるように載置されたアーチ型の測定機本体(6)、
および、同巾方向の最も両端寄りにある上記溝部(1)
でそれぞれ垂下し、かつ、上記溝部(1)のそれぞれの
内壁に当接するように上下方向にスライド自在なツメ
(2)を備え、さらに、このツメ(2)のうち一方に上
記巾方向にスライドさせる調整ネジ(9)を備えたこと
を特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係るグリーンシートの
寸法測定装置は、上記巾方向の最も両端寄りにある溝部
(1)どうしの間の寸法値と予め設定された基準となる
寸法値との差を示すダイヤルゲージ(8)を備えたこと
を特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係るグリーンシートの
寸法測定装置は、上記両ツメ(2)のうち一方を、上記
調整ネジ(9)が取り付けられる下部片(16)と上記
測定機本体(6)に固定される上部片(15)とに分け
て形成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係るグリーンシートの寸法
測定方法によると、長方形状であって、その表面に長手
方向に沿って複数の溝部(1)を有するグリーンシート
(3)を平らな面に載置して、上記グリーンシート
(3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の上記溝部
(1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁との間の寸
法を測定するために、寸法の測定箇所が点と点を結ぶ線
上であって、測定者によるばらつきが出ることなく、グ
リーンシート(3)のように巾寸法が大きくて、柔らか
いものであっても寸法測定を容易に行うことができ、グ
リーンシート(3)に傷つけることなく、結果として、
一人で測定するのが容易なものとなる。しかも、正確
に、かつ、確実に寸法測定の結果を得ることができる。
【0014】本発明の請求項2に係るグリーンシートの
寸法測定方法によると、請求項1記載の場合に加えて、
上記グリーンシート(3)の巾方向の上に跨げるように
アーチ型の測定機本体(6)を平らな面に載置するため
に、測定するグリーンシート(3)に対しての測定機本
体(6)の設置方法が容易であって、測定の方向が常に
同一の方向からなされ、測定者の目線に関係なく、より
正確に寸法測定ができる。これは、従来のように測定者
の目分量に頼ることがないし、測定者によるばらつきが
出ることなく、測定の精度がより一層良くなり、一人で
測定するのも容易なものとなる。
【0015】また、同巾方向の最も両端寄りにある上記
溝部(1)でそれぞれ垂下したツメ(2)のうち一方を
一方の上記溝部(1)の内壁に当接するように上下方向
にスライドさせ、このツメ(2)のうち他方を同じく上
下方向にスライドさせた後、上記巾方向にスライドさせ
て、他方の上記溝部(1)の内壁に当接させるために、
ツメ(2)の当接角度も常に同一の角度からなされる。
これは、従来のようにコンベックススケールを用いた場
合で直接当接できなかったことやノギスを用いた場合で
溝部(1)の内壁に傷つけそうなことを考慮すると、こ
の点からもより正確に、かつ、より確実に寸法測定をな
されるものである。
【0016】本発明の請求項3に係るグリーンシートの
寸法測定方法によると、請求項2記載の場合に加えて、
上記両ツメ(2)が、上記両溝部(1)各々の両側の内
壁のうち、巾方向の最も両端寄りに各々当接されるため
に、測定するグリーンシート(3)の巾寸法に最も近い
ポイントを測定することとなり、その上、最も両端寄り
にある一方の上記溝部(1)の内壁と他方の上記溝部
(1)の内壁との間の寸法のうちで最も長い部分を測定
することとなり、測定の誤差率をより小さくすることが
でき、より正確に寸法測定をなされるものである。
【0017】本発明の請求項4に係るグリーンシートの
寸法測定装置によると、グリーンシート(3)の巾方向
の上に跨げるようにアーチ型の測定機本体(6)を平ら
な面に載置するために、測定するグリーンシート(3)
に対しての測定機本体(6)の設置方法が容易であっ
て、測定の方向が常に同一の方向からなされ、測定者の
目線に関係なく、より正確に寸法測定ができる。これ
は、従来のように測定者の目分量に頼ることがないし、
測定者によるばらつきが出ることなく、測定の精度がよ
り一層良くなり、一人で測定するのも容易なものとな
る。
【0018】また、同巾方向の最も両端寄りにある上記
溝部(1)でそれぞれ垂下したツメ(2)のうち一方を
一方の上記溝部(1)の内壁に当接するように上下方向
にスライドさせ、このツメ(2)のうち他方を同じく上
下方向にスライドさせた後、調節ネジ(9)を用いて上
記巾方向にスライドさせて、他方の上記溝部(1)の内
壁に当接させるために、ツメ(2)の当接角度も常に同
一の角度からなされる。これは、従来のようにコンベッ
クススケールを用いた場合で直接当接できなかったこと
やノギスを用いた場合で溝部(1)の内壁に傷つけそう
なことを考慮すると、この点からもより正確に、かつ、
より確実に寸法測定をなされるものである。
【0019】本発明の請求項5に係るグリーンシートの
寸法測定装置によると、請求項4記載の場合に加えて、
上記巾方向の最も両端寄りにある溝部(1)どうしの間
の寸法値と予め設定された基準となる寸法値との差を示
すダイヤルゲージ(8)を備えているために、予め測定
などされて設定されたグリーンシート(3)の寸法値を
基準としてこの基準値からのずれをダイヤルゲージ
(8)が示すこととなり、さらに、調節ネジ(9)を用
いて上記巾方向にどれだけ予め測定されたグリーンシー
ト(3)と違った値だけスライドさせたかを示すことと
なり、このダイヤルゲージ(8)は、調節ネジ(9)と
連動させることができる。
【0020】本発明の請求項6に係るグリーンシートの
寸法測定装置によると、請求項4または請求項5記載の
場合に加えて、上記両ツメ(2)のうち一方を、上記調
整ネジ(9)が取り付けられる下部片(16)と上記測
定機本体(6)に固定される上部片(15)とに分けて
形成したために、上部片(15)で測定機本体(6)に
強固に固定できるとともに、下部片(16)で調整ネジ
(9)を確実に取り付けることができ、結果として、こ
のツメ(2)を上下方向に正確にスライドさせることが
できるとともに、巾方向に正確にスライドさせることが
でき、ツメ(2)の当接角度も常に同一の角度から正確
になされる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例として示した図面に基
づいて説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例に係るグリーン
シートの寸法測定装置の一部を断面した側面図である。
図2は、図1の上面図である。図3は、図1の要部拡大
図である。
【0023】本発明のグリーンシートの寸法測定方法
は、図1および図2に示すごとく、長方形状であって、
その表面に長手方向に沿って複数の溝部(1)を有する
グリーンシート(3)を平らな面に載置して、上記グリ
ーンシート(3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の
上記溝部(1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁と
の間の寸法を測定するものである。
【0024】上記グリーンシート(3)は、長方形状で
あって、その表面に長手方向に沿って複数の溝部(1)
を有しているものであって、例えば、セメントと骨材と
補強材とを主成分とする水性スラリーを抄造して形成さ
れ、固形分60〜70%、水分30〜40%からなるも
のであり、いわゆる目地を有しているものである。
【0025】本発明は、このような方法をとることによ
って、寸法の測定箇所が点と点を結ぶ線上であって、測
定者によるばらつきが出ることなく、グリーンシート
(3)のように巾寸法が大きくて、柔らかいものであっ
ても寸法測定を容易に行うことができ、グリーンシート
(3)に傷つけることなく、結果として、一人で測定す
るのが容易なものとなる。しかも、正確に、かつ、確実
に寸法測定の結果を得ることができるものである。
【0026】さらに、図1および図2に示すごとく、上
記グリーンシート(3)の巾方向の上に跨げるようにア
ーチ型の測定機本体(6)を平らな面に載置して、同巾
方向の最も両端寄りにある上記溝部(1)でそれぞれ垂
下したツメ(2)のうち一方を一方の上記溝部(1)の
内壁に当接するように上下方向にスライドさせ、このツ
メ(2)のうち他方を同じく上下方向にスライドさせた
後、上記巾方向にスライドさせて、他方の上記溝部
(1)の内壁に当接させていると、測定するグリーンシ
ート(3)に対しての測定機本体(6)の設置方法が容
易であって、測定の方向が常に同一の方向からなされ、
測定者の目線に関係なく、より正確に寸法測定ができ
る。これは、従来のように測定者の目分量に頼ることが
ないし、測定者によるばらつきが出ることなく、測定の
精度がより一層良くなり、一人で測定するのも容易なも
のとなる。
【0027】また、ツメ(2)の当接角度も常に同一の
角度からなされるものである。これは、従来のようにコ
ンベックススケールを用いた場合で直接当接できなかっ
たことやノギスを用いた場合で溝部(1)の内壁に傷つ
けそうなことを考慮すると、この点からもより正確に、
かつ、より確実に寸法測定をなされるものである。
【0028】図1および図2に示すごとく、上記両ツメ
(2)が、上記両溝部(1)各々の両側の内壁のうち、
巾方向の最も両端寄りに各々当接されていると、測定す
るグリーンシート(3)の巾寸法に最も近いポイントを
測定することとなり、その上、最も両端寄りにある一方
の上記溝部(1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁
との間の寸法のうちで最も長い部分を測定することとな
り、測定の誤差率をより小さくすることができ、より正
確に寸法測定をなされるものである。
【0029】本発明のグリーンシートの寸法測定装置
は、図1および図2に示すごとく、長方形状であって、
その表面に長手方向に沿って複数の溝部(1)を有する
グリーンシート(3)を平らな面に載置して、上記グリ
ーンシート(3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の
上記溝部(1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁と
の間の寸法を測定する寸法測定装置において、上記巾方
向の上に跨げるように載置されたアーチ型の測定機本体
(6)、および、同巾方向の最も両端寄りにある上記溝
部(1)でそれぞれ垂下し、かつ、上記溝部(1)のそ
れぞれの内壁に当接するように上下方向にスライド自在
なツメ(2)を備え、さらに、このツメ(2)のうち一
方に上記巾方向にスライドさせる調整ネジ(9)を備え
ているものである。
【0030】図1に示すごとく、上記グリーンシート
(3)は、例えば、両端が基台(5)の上に載ったトレ
ー(4)などのような平らな面に載置されるものであ
る。このグリーンシート(3)は、図1に示すごとく、
施工の際などに巾方向の両端部分(23)は、切削加工
を行うために取り除かれるものである。
【0031】図1および図2に示すごとく、上記測定機
本体(6)は、例えば、止め具(22)で両端に固定さ
れた脚(10)を有したアーチ型であって、上記巾方向
の上に跨げるように載置されているものである。図1に
示すごとく、この測定機本体(6)は、軽量化できるよ
うに適宜空洞部分を設けてもかまわない。
【0032】図1および図2に示すごとく、上記ツメ
(2)は、グリーンシート(3)の巾方向の最も両端寄
りにある上記溝部(1)でそれぞれ垂下し、かつ、上記
溝部(1)のそれぞれの内壁に当接するように上下方向
にスライド自在なものである。このツメ(2)は、例え
ば、本体部分(14)に長孔を形成して、必要に応じて
上部に設けられたボルト(12)を回して上下方向にス
ライドさせて測定機本体(6)にネジ(7)で固定する
ものである。
【0033】なお、上記ツメ(2)は、例えば、巾方向
に大きくスライドするのを阻止するために図1および図
2に示すごとく、固定具(13)を嵌めて、この固定具
(13)をピンネジ(20)などで止めたりしてもかま
わないものである。
【0034】本発明は、このような構成をとることによ
って、測定するグリーンシート(3)に対しての測定機
本体(6)の設置方法が容易であって、測定の方向が常
に同一の方向からなされ、測定者の目線に関係なく、よ
り正確に寸法測定ができるものである。これは、従来の
ように測定者の目分量に頼ることがないし、測定者によ
るばらつきが出ることなく、測定の精度がより一層良く
なり、一人で測定するのも容易なものとなる。
【0035】また、ツメ(2)の当接角度も常に同一の
角度からなされる。これは、従来のようにコンベックス
スケールを用いた場合で直接当接できなかったことやノ
ギスを用いた場合で溝部(1)の内壁に傷つけそうなこ
とを考慮すると、この点からもより正確に、かつ、より
確実に寸法測定をなされるものである。
【0036】一方、図1および図2に示すごとく、上記
巾方向の最も両端寄りにある溝部(1)どうしの間の寸
法値と予め設定された基準となる寸法値との差を示すダ
イヤルゲージ(8)を備えていると、予め測定などされ
て設定されたグリーンシート(3)の寸法値を基準とし
てこの基準値からのずれをダイヤルゲージ(8)が示す
こととなり、さらに、調節ネジ(9)を用いて上記巾方
向にどれだけ予め測定されたグリーンシート(3)と違
った値だけスライドさせたかを示すこととなり、このダ
イヤルゲージ(8)は、調節ネジ(9)と連動させるこ
とができるものである。
【0037】図2に示すごとく、上記ダイヤルゲージ
(8)は、例えば、測定機本体(6)の上面にピンボル
ト(21)などで固定され、この固定をより強固にする
ために図1に示すごとく、測定機本体(6)の側面にも
ピン(17)などで固定してもかまわない。また、図1
および図2に示すごとく、このダイヤルゲージ(8)を
調節ネジ(9)の動きと連動するように支持棒(11)
をツメ(2)の本体部分(14)に当接させてもかまわ
ないものである。
【0038】さらに、図3に示すごとく、上記両ツメ
(2)のうち一方を、上記調整ネジ(9)が取り付けら
れる下部片(16)と上記測定機本体(6)に固定され
る上部片(15)とに分けて形成していると、上部片
(15)で測定機本体(6)に強固に固定できるととも
に、下部片(16)で調整ネジ(9)を確実に取り付け
ることができ、結果として、このツメ(2)を上下方向
に正確にスライドさせることができるとともに、巾方向
に正確にスライドさせることができ、ツメ(2)の当接
角度も常に同一の角度から正確になされるものである。
【0039】図3に示すごとく、この両ツメ(2)のう
ち一方は、例えば、下部片(16)の上端が突出してい
て、上部片(15)の下端が窪んでいて、下部片(1
6)と上部片(15)とが、スライド自在に凹凸嵌合し
ているように形成されているものである。図示のごと
く、この凹凸嵌合部分には、片隅にきっちりと嵌合する
ようにしておき、他隅は押し板(18)を介してきっち
りと嵌合するようにすればよく、この押し板(18)を
入れる分だけ多少のスペースを持たせておけばよい。ま
た、この凹凸嵌合部分には、左右の動きがスムーズにで
きるようにコノセットボルト(19)の強弱によって調
整できるようにしてもかまわないものである。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るグリーンシート
の寸法測定方法によると、寸法の測定箇所が点と点を結
ぶ線上であって、測定者によるばらつきが出ることな
く、グリーンシート(3)のように巾寸法が大きくて、
柔らかいものであっても寸法測定を容易に行うことがで
き、グリーンシート(3)に傷つけることなく、結果と
して、一人で測定するのが容易なものとなる。しかも、
正確に、かつ、確実に寸法測定の結果を得ることができ
る。
【0041】本発明の請求項2に係るグリーンシートの
寸法測定方法によると、請求項1記載の場合に加えて、
測定するグリーンシート(3)に対しての測定機本体
(6)の設置方法が容易であって、測定の方向が常に同
一の方向からなされ、測定者の目線に関係なく、より正
確に寸法測定ができる。これは、従来のように測定者の
目分量に頼ることがないし、測定者によるばらつきが出
ることなく、測定の精度がより一層良くなり、一人で測
定するのも容易なものとなる。
【0042】また、ツメ(2)の当接角度も常に同一の
角度からなされるものである。これは、従来のようにコ
ンベックススケールを用いた場合で直接当接できなかっ
たことやノギスを用いた場合で溝部(1)の内壁に傷つ
けそうなことを考慮すると、この点からもより正確に、
かつ、より確実に寸法測定をなされるものである。
【0043】本発明の請求項3に係るグリーンシートの
寸法測定方法によると、請求項2記載の場合に加えて、
測定するグリーンシート(3)の巾寸法に最も近いポイ
ントを測定することとなり、その上、最も両端寄りにあ
る一方の上記溝部(1)の内壁と他方の上記溝部(1)
の内壁との間の寸法のうちで最も長い部分を測定するこ
ととなり、測定の誤差率をより小さくすることができ、
より正確に寸法測定をなされるものである。
【0044】本発明の請求項4に係るグリーンシートの
寸法測定装置によると、測定するグリーンシート(3)
に対しての測定機本体(6)の設置方法が容易であっ
て、測定の方向が常に同一の方向からなされ、測定者の
目線に関係なく、より正確に寸法測定ができる。これ
は、従来のように測定者の目分量に頼ることがないし、
測定者によるばらつきが出ることなく、測定の精度がよ
り一層良くなり、一人で測定するのも容易なものとな
る。
【0045】また、ツメ(2)の当接角度も常に同一の
角度からなされる。これは、従来のようにコンベックス
スケールを用いた場合で直接当接できなかったことやノ
ギスを用いた場合で溝部(1)の内壁に傷つけそうなこ
とを考慮すると、この点からもより正確に、かつ、より
確実に寸法測定をなされるものである。
【0046】本発明の請求項5に係るグリーンシートの
寸法測定装置によると、請求項4記載の場合に加えて、
予め測定などされて設定されたグリーンシート(3)の
寸法値を基準としてこの基準値からのずれをダイヤルゲ
ージ(8)が示すこととなり、さらに、調節ネジ(9)
を用いて上記巾方向にどれだけ予め測定されたグリーン
シート(3)と違った値だけスライドさせたかを示すこ
ととなり、このダイヤルゲージ(8)は、調節ネジ
(9)と連動させることができる。
【0047】本発明の請求項6に係るグリーンシートの
寸法測定装置によると、請求項4または請求項5記載の
場合に加えて、上部片(15)で測定機本体(6)に強
固に固定できるとともに、下部片(16)で調整ネジ
(9)を確実に取り付けることができ、結果として、こ
のツメ(2)を上下方向に正確にスライドさせることが
できるとともに、巾方向に正確にスライドさせることが
でき、ツメ(2)の当接角度も常に同一の角度から正確
になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るグリーンシートの寸法
測定装置の一部を断面した側面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 溝部 2 ツメ 3 グリーンシート 6 測定機本体 8 ダイヤルゲージ 9 調整ネジ 15 上部片 16 下部片

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状であって、その表面に長手方向
    に沿って複数の溝部(1)を有するグリーンシート
    (3)を平らな面に載置して、上記グリーンシート
    (3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の上記溝部
    (1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁との間の寸
    法を測定することを特徴とするグリーンシートの寸法測
    定方法。
  2. 【請求項2】 上記グリーンシート(3)の巾方向の上
    に跨げるようにアーチ型の測定機本体(6)を平らな面
    に載置して、同巾方向の最も両端寄りにある上記溝部
    (1)でそれぞれ垂下したツメ(2)のうち一方を一方
    の上記溝部(1)の内壁に当接するように上下方向にス
    ライドさせ、このツメ(2)のうち他方を同じく上下方
    向にスライドさせた後、上記巾方向にスライドさせて、
    他方の上記溝部(1)の内壁に当接させることを特徴と
    する請求項1記載のグリーンシートの寸法測定方法。
  3. 【請求項3】 上記両ツメ(2)が、上記両溝部(1)
    各々の両側の内壁のうち、巾方向の最も両端寄りに各々
    当接されることを特徴とする請求項2記載のグリーンシ
    ートの寸法測定方法。
  4. 【請求項4】 長方形状であって、その表面に長手方向
    に沿って複数の溝部(1)を有するグリーンシート
    (3)を平らな面に載置して、上記グリーンシート
    (3)の巾方向で最も両端寄りにある一方の上記溝部
    (1)の内壁と他方の上記溝部(1)の内壁との間の寸
    法を測定するグリーンシートの寸法測定装置において、
    上記巾方向の上に跨げるように載置されたアーチ型の測
    定機本体(6)、および、同巾方向の最も両端寄りにあ
    る上記溝部(1)でそれぞれ垂下し、かつ、上記溝部
    (1)のそれぞれの内壁に当接するように上下方向にス
    ライド自在なツメ(2)を備え、さらに、このツメ
    (2)のうち一方に上記巾方向にスライドさせる調整ネ
    ジ(9)を備えたことを特徴とするグリーンシートの寸
    法測定装置。
  5. 【請求項5】 上記巾方向の最も両端寄りにある溝部
    (1)どうしの間の寸法値と予め設定された基準となる
    寸法値との差を示すダイヤルゲージ(8)を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のグリーンシートの寸法測定
    装置。
  6. 【請求項6】 上記両ツメ(2)のうち一方を、上記調
    整ネジ(9)が取り付けられる下部片(16)と上記測
    定機本体(6)に固定される上部片(15)とに分けて
    形成したことを特徴とする請求項4または請求項5記載
    のグリーンシートの寸法測定装置。
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