JP3189461U - 被工作物の定置・保持治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械により表面の研磨、切削、ドリル孔の穿鑿等が行われる被工作物を保持し、前後左右にそれぞれ所定範囲内の任意の角度で傾斜させ、傾斜面内での回転角も任意に設定できる被工作物の定置・保持治具を提供する。
【解決方法】ベースプレート2にボルトで固定され上面が両側壁を残して円弧状に削設された凹部をなす第1固定傾斜ベース3と、第1固定傾斜ベース3の円弧状凹部に摺動可能に挿入され底面が円弧状凸部をなす第1揺動傾斜ベース4と、第1揺動傾斜ベース3の上面にボルトで固定され上面が両側壁を残して円弧状に削設された凹部をなす第2固定傾斜ベース5と、第2固定傾斜ベース5の円弧状凹部に摺動可能に挿入され底面が円弧状凸部をなし上面中央部に軸受穴を有する第2揺動傾斜ベース6と、第2揺動傾斜ベース6の軸受孔に下面中央に突設した回転軸を挿入して回動自在とし上面に被工作物保持用凹部を有する旋回ベース7とで構成された。
【選択図】図1

Description

フライス盤等の工作機械に装着され、該工作機械によって表面の研磨、切削、ドリル孔の穿鑿等が行われる対象工作物を搭載、保持する被工作物の定置・保持治具に関する。
従来保持した物体を三次元の各方位に回転させて任意の位置に配置・固定する治具としては、カメラの雲台に多用されているボールジョイントとソケットとで構成されたボール雲台がある。しかし精密加工を必要とする場合における被工作物の定置・保持治具としては、精度に欠けて使用できない。
そして、固定された被工作物に対して切削具、砥石、ドリル等の工具の方を三次元制御して加工することも行われているが、制御装置のためには被工作物と各工具との間の位置情報の確認を始めとする情報処理と、その情報に基づいて工具を操作するマニピュレータ等を備えねばならず装置が大がかりとなる問題がある。
本考案は、上記背景技術に鑑みて行われたもので、フライス盤や研磨機、ボール盤等の工作機械に装着され、該工作機械によって表面の研磨、切削、ドリル孔の穿鑿等が行われる対象の被工作物を搭載、保持した治具を水平面内で回転させるばかりでなく、全方位にわたって所定角度で正確に位置の選定と固定ができ、被工作物に対して多様な工作を可能とする、より簡便な被工作物の定置・保持治具を提供しようとするものである。
本考案者は、上記課題を下記の手段で解決した。
(1)フライス盤や研磨機、ボール盤等の工作機械に装着され、該工作機械によって表面の研磨、切削、ドリル孔の穿鑿等が行われる対象の被工作物を搭載、保持する被工作物の定置・保持治具であって、
工作機械にボルトで固定されるベースプレートと、
該ベースプレートにボルトで固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部を備えた第1固定傾斜ベースと、
該第1固定傾斜ベースの円弧状に削設された凹部にスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部をなす第1揺動傾斜ベースと、
該第1揺動傾斜ベースの上面にボルトで固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部を備えた第2固定傾斜ベースと、
該第2固定傾斜ベースの円弧状に削設された凹部にスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部をなし、かつ上面中央部に軸受け穴を有する第2揺動傾斜ベースと、
該第2揺動傾斜ベースの上面軸受け孔に、下面中央に突設した回転軸を挿入して回動自在に装着された工作物を保持する凹部を有する円柱体でなる旋回ベースと
で構成されてなることを特徴とする被工作物の定置・保持治具。
(2)第1固定傾斜ベースと第2固定傾斜ベースとの円弧状の凹部の向きが直交するように第1固定傾斜ベースと第2固定傾斜ベースをそれぞれベースプレート、第1揺動傾斜ベースに固定すれば、第1揺動傾斜ベースと、第2揺動傾斜ベースとの揺動角度と前記旋回ベースの回動とによって被工作物を全方位への傾斜を可能にしてなること特徴とする(1)に記載の被工作物の定置・保持治具。
(3)第1揺動傾斜ベースと、第2揺動傾斜ベースの揺動角度が±45°に設定されてなり、第1揺動傾斜ベースと第2揺動傾斜ベースとの揺動方向を同一となるよう第1固定傾斜ベースと第2固定傾斜ベースとを設定すれば被工作物を保持した旋回ベースを最大±90°まで傾斜可能にしてなることを特徴とする(1)に記載の被工作物の定置・保持治具。
(4)第1揺動傾斜ベース、第2揺動傾斜ベースは側壁面に揺動角度を示す目盛を表示してなり、第1固定傾斜ベース、第2固定傾斜ベース側面の基準目盛との照合によって傾斜角度を所定値に設定可能にしてなることをと特徴とする(1)〜(3)に記載の被工作物の定置・保持治具。
(5)旋回ベースの円柱体の外周面下部に角度目盛を表示してなり、第2揺動ベースの上面に表示された基準目盛との照合によって回転角度を所定値に設定可能にしてなることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の被工作物の定置・保持治具。
(6)第1固定傾斜ベース及び第2固定傾斜ベースの側壁面には、前記第1揺動傾斜ベース及び第2揺動傾斜ベースの傾斜を保持するためにそれぞれの揺動傾斜ベースの側面下部に当接してストッパーの役割をするねじが螺着されてなり、また前記第2揺動傾斜ベースの両側面に前記旋回ベースの回転軸に当接して回転ベースの回転を阻止するストッパーとしてのねじが螺着されてなることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の被工作物の定置・保持治具。
(7)前記(1)〜(6)に記載された被工作物の定置・保持治具が鉄・チタン・アルミニウム、又はそれらの合金等の金属、又はポリカーボネイト樹脂、FRP等の硬強度樹脂で製造されてなることを特徴とする被工作物の定置・保持治具。
本考案の被工作物の定置・保持具において下記の効果が発揮できる。
〈1〉本考案の被工作物の定置・保持治具が、
工作機械にボルトで固定されるベースプレートと、
該ベースプレートにボルトで固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部を備えた第1固定傾斜ベースと、
該第1固定傾斜ベースの円弧状に削設された凹部に可能にスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部を備えた第1揺動傾斜ベースと、
該第1揺動傾斜ベースの上面にボルトで固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部をなす第2固定傾斜ベースと、
該第2固定傾斜ベースの円弧状に削設された凹部にスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部をなし、かつ上面中央部に軸受け穴を有する第2揺動傾斜ベースと、
該第2揺動傾斜ベースの上面軸受け孔に、下面中央に突設した回転軸を挿入して回動自在に装着された工作物を保持する凹部を有する円柱体でなる旋回ベースと
で構成されているので、
組立、解体が容易であり、第1固定ベースと第2固定ベースとの円弧状の凹部の向きが直交するように第1固定傾斜ベースと第2固定傾斜ベースをそれぞれベースプレート、第1揺動傾斜ベースに固定すれば、第1揺動傾斜ベースと、第2揺動傾斜ベースとの揺動角度と前記旋回ベースの回動とによって被工作物を全方位へ任意の角度で傾斜させることができることから、例えば多数の面を有する被工作物の表面研磨を、被工作物を前記旋回ベースに保持させたままで、旋回ベースの傾斜角度を各面それぞれに適応させて変化させることによって実施でき、
また、第1揺動傾斜ベースと、第2揺動傾斜ベースの揺動角度が±45°に設定されているので、第1揺動傾斜ベースと第2揺動傾斜ベースとの揺動方向を同一となるよう第1固定傾斜ベースと第2固定傾斜ベースとを設定すれば、被工作物を保持した旋回ベースを左右又は前後に最大90°まで傾斜させることが可能となり、旋回ベースに保持した被工作物の側面を任意の角度での切削、研磨、及び所定角度での穿孔等の工作が可能な被工作物の定置・保持治具が提供できる。
〈2〉第1揺動傾斜ベース、第2揺動傾斜ベースは側壁面に揺動角度を示す目盛を表示してなり、第1固定傾斜ベース、第2固定傾斜ベース側面の基準目盛との照合によって傾斜角度を所定値に設定可能にしており、また旋回ベースの円柱体の外周面下部に角度目盛を表示してなり、第2揺動傾斜ベースの上面に表示された基準目盛との照合によって回転角度を所定値に設定可能にしているので、前記〈1〉の効果をより正確、確実に発揮できる被工作物の定置・保持治具が提供できる。
〈3〉第1固定傾斜ベース及び第2固定傾斜ベースの側壁面には、前記第1揺動傾斜ベース及び第2揺動傾斜ベースの傾斜を保持するためにそれぞれの揺動傾斜ベースの側面下部に当接してストッパーの役割をするねじが螺着されてなり、また前記第2揺動ベースの両側面に前記旋回ベースの回転軸に当接して回転ベースの回転を阻止するストッパーとしてのねじが螺着されているので、すべてのねじを締め付けることによって、加工作業中における被工作物の姿勢変化のおそれがなく、極めて精度の高い加工面が得られる。
〈4〉本考案の被工作物の定置・保持治具が、鉄・チタン・アルミニウム、又はそれらの合金等の金属、又はポリカーボネイト樹脂、FRP等の硬強度樹脂で製造されているので、変形のおそれがなく、長期間の使用が可能で被工作物の生産性向上に寄与する。
本考案の被工作物の定置・保持治具の外観斜視図 本考案の被工作物の定置・保持治具の組立図 本考案の被工作物の定置・保持治具の横断面図 本考案の被工作物の定置・保持治具の使用状況の例を示す斜視図その1 本考案の被工作物の定置・保持治具の使用状況の例を示す斜視図その2 本考案の被工作物の定置・保持治具の使用状況の例を示す斜視図その3
本考案の被工作物の定置・保持治具を実施するための形態を、実施例の図に基づいて説明する。
図1は本考案の被工作物の定置・保持治具の外観斜視図、図2は本考案の被工作物の定置・保持治具の組立図、図3は本考案の被工作物の定置・保持治具の横断面図、図4〜図6は本考案の被工作物の定置・保持治具の各種使用状況の実施例を示す斜視図である。
図において、1は被工作物の定置・保持治具、2はベースプレート、2aは位置決め用円筒状突起、3は第1固定傾斜ベース、3aは円弧状の凹部、3bは位置決め用突起挿入穴、4は第1揺動傾斜ベース、4aは円弧状の凸部、4bは位置決め用突起、4cは角度目盛、5は第2固定傾斜ベース、5aは円弧状の凹部、5bは位置決め用突起挿入穴、6は第2揺動傾斜ベース、6aは円弧状の凸部、6bは回転軸受け穴、6cは角度目盛、7は旋回ベース、7aは回転軸、7bは被工作物を保持する凹部、7cは回転角度目盛り、7dはフランジ状部分、8はねじ、9はボルト、Mは基準目盛を示す。
本考案の被工作物の定置・保持治具1は図2の組立図及び図3の横断面図に示すように、
工作機械にボルトで固定されるベースプレート2と、
該ベースプレート2にボルト9で固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部3aを備えた第1固定傾斜ベース3と、
該第1固定傾斜ベース3の円弧状に削設された凹部3aにスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部4aをなす第1揺動傾斜ベース4と、
該第1揺動傾斜ベース4の上面にボルト9で固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部5aをなす第2固定傾斜ベース5と、
該第2固定傾斜ベース5の円弧状に削設された凹部5aにスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部6aをなし、かつ上面中央部に軸受け穴6bを有する第2揺動傾斜ベース6と、
該第2揺動傾斜ベース6の上面の軸受け孔6bに、下面中央に突設した回転軸7a(図2参照)を挿入して回動自在に装着され、上面に工作物を保持する凹部7bを有する円柱体でなる旋回ベース7とで構成されている。
そしてベースプレート2と第1固定傾斜ベース3との固定、及び第1揺動傾斜ベース4と第2固定ベース5との結合を、使用目的にあわせて随時90°回転させて取り付けるために必要な位置決め用の短尺な円筒状突起2a、4bをベースプレート2と第1揺動傾斜ベース4の上面中央部に、また前記円筒状突起2a、4bを挿入する穴3b、5bが第1固定傾斜ベース3と第2固定傾斜ベース5の中心部に穿設されている。
また、第1揺動傾斜ベース4、第2揺動傾斜ベース6は側壁面に揺動角度を示す目盛4c、6cを表示してなり、第1固定傾斜ベース3と、第2固定傾斜ベース5の側面の基準目盛Mとの照合によって傾斜角度を所定値に設定可能にしており、第1固定傾斜ベース3及び第2固定傾斜ベース5の側壁面には、前記第1揺動傾斜ベース及び第2揺動傾斜ベースの傾斜を保持するためにそれぞれの揺動傾斜ベース4、6の側面下部に当接してストッパーの役割をするねじ8が螺着されている。
旋回ベース7の円柱体の外周面下部には回転角度目盛7cが表示されており、第2揺動傾斜ベース6の上面に表示された基準目盛Mとの照合によって回転角度を所定値に設定可能にしており、前記第2揺動傾斜ベース6の両側面に前記旋回ベース7の回転軸7aに当接して回転ベース7の回転を阻止するストッパーとしてのねじ8(図3参照)が螺着されている。したがって、すべてのねじ8を締め付けることによって、加工作業中における被工作物の姿勢変化のおそれがなく、極めて精度の高い加工面が得られる。
なお、このねじ8の各部材への当接端部には、前記ねじ8の回転による締め付けによって各部材の当接部分が傷つくのを防止するため、ねじ8の回転に追従して回転しない押圧部材(図示せず)を装着している。
また、図3の横断面図に示すように、旋回ベース7の回転軸7aの外径は下端のフランジ状部分7dを除き第2揺動傾斜ベース6に穿設された軸受け穴6bの内径より小さく形成されて回転摩擦の減少が図られ、また下端部に残されたフランジ状の部分7dによって旋回ベース7の揺動を抑制するとともに、前記回転軸7aに当接されたねじ8を緩めて旋回ベース7を回動可能にした場合、前記フランジ状の部分7dが前記ねじ8に当接して前記旋回ベース7の上部への不用意な抜き取りを防止するように配慮されている。
以下に使用時の形態のいくつかを図4〜図7に基づいて説明する。なお、いずれの図面の説明も、図1に示した本考案の被工作物の定置・保持治具の外観斜視図からの変化部分を示すことで行うものとする。
図4は、第1揺動傾斜ベース4及び第2揺動傾斜ベース6をそれぞれ第1固定傾斜べース3の円弧状凹部3a、及び第2固定傾斜ベース5の円弧状凹部5aに沿ってそれぞれ45°左方に傾斜させ、合わせて90°傾斜させた場合であって、旋回ベース7が垂直面内で回動できる最大傾斜状態を示している。
このように左右に傾斜する場合にあっては、その傾斜角度が45°未満の場合は第1揺動傾斜ベース4、又は第2揺動傾斜ベース6のいずれか一方を傾斜させればよく、45°を超える場合には、第1揺動傾斜ベース4と第2揺動傾斜ベース6との傾斜角度調節によって所定の傾斜角度に設定できる。その際第1揺動傾斜ベース4と第2揺動傾斜ベース6の円弧状凸部4a、6aの側面に表示された角度目盛4c、6cと第1固定傾斜ベース2と第2固定傾斜ベース4の上面に表示された基準目盛Mとが役立つ。
この状態から第1固定傾斜ベース2を90°回転させて固定すれば、旋回ベース7を上記の左右への傾斜角度の調節と同様に、第1揺動傾斜ベース4と第2揺動傾斜ベース6の円弧状凸部4a、6aの側面に表示された角度目盛り4c、6cと第1固定傾斜ベース3と第2固定傾斜ベース5の上面に表示された基準目盛Mとを利用して前後にも最大90°までの所定の傾斜角度に正確に設定てきる。
図5は第2固定傾斜ベース5を90°回転させて固定し、第2揺動傾斜ベース6を前記第2固定傾斜ベース5の円弧状凹部5aに沿って後方にスライドして傾斜させた状態を示している。この場合第2揺動傾斜ベース6の前後への傾斜角度は最大45°となる。
この状態から第1揺動傾斜ベース4を第1固定傾斜ベース3の円弧状凸部3aに沿って左方に傾斜させた状態を図6に示す。この場合も第1揺動傾斜ベース4の左右の傾斜角度は最大45°となる。
上述したように、本考案の被工作物の定置・保持治具1においては、従来の左右、又は前後といった二次元の傾斜角度調節が行える治具としては最大90°までの傾斜角度が設定できるとともに、図5及び図6に示したように、第1揺動傾斜ベース4と第2揺動傾斜ベース6との傾斜方向を直交させることによって被工作物を保持した旋回ベース7を多様な方向に傾斜させられるので、被工作物に対する多様な加工が容易に可能となり、生産作業の効率化にも寄与できるものとなっている。
1:被工作物の定置・保持治具
2:ベースプレート
2a:位置決め用突起
3:第1固定傾斜ベース
3a:円弧状の凹部
3b:位置決め用突起挿入穴
4:第1揺動傾斜ベース
4a:円弧状の凸部
4b:位置決め用突起
4c:角度目盛
5:第2固定傾斜ベース
5a:円弧状の凹部
5b:位置決め用突起挿入穴
6:第2揺動傾斜ベース
6a:円弧状の凸部
6b:回転軸受け穴
6c:角度目盛
7:旋回ベース
7a:回転軸
7b:被工作物を保持する凹部
7c:回転角度目盛
7d:フランジ状部分
8:ねじ
9:ボルト
M:基準目盛

Claims (7)

  1. フライス盤や研磨機、ボール盤等の工作機械に装着され、該工作機械によって表面の研磨、切削、ドリル孔の穿鑿等が行われる対象の被工作物を搭載、保持する被工作物定置・保持治具であって、
    工作機械にボルトで固定されるベースプレート(2)と、
    該ベースプレート(2)にボルト(9)で固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部(3a)を備えた第1固定傾斜ベース(3)と、
    該第1固定傾斜ベース(3)の円弧状に削設された凹部(3a)ににスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部(4a)を備えた第1揺動傾斜ベース(4)と、
    該第1揺動傾斜ベース(4)の上面にボルト(9)で固定され、上面に両側壁を残して円弧状に削設された凹部(5a)をなす第2固定傾斜ベース(5)と、
    該第2固定傾斜ベース(5)の円弧状に削設された凹部(5a)にスライド可能に挿入された底面が円弧状の凸部(6a)をなし、かつ上面中央部に軸受け穴(6b)を有する第2揺動傾斜ベース(6)と、
    該第2揺動傾斜ベース(6)の上面軸受け孔(6b)に、下面中央に突設した回転軸(7a)を挿入して回動自在に装着された工作物を保持する凹部(7b)を有する円柱体でなる旋回ベース(7)と
    で構成されてなることを特徴とする被工作物の定置・保持治具。
  2. 第1固定傾斜ベース(3)と第2固定傾斜ベース(5)との円弧状の凹部(3a、5a)の向きが直交するように第1固定傾斜ベース(3)と第2固定傾斜ベース(5)をそれぞれベースプレート(1)と第1揺動傾斜ベース(4)に固定すれば、第1揺動傾斜ベース(4)と、第2揺動傾斜ベース(6)との揺動角度と前記旋回ベース(7)の回動とによって被工作物を全方位への傾斜を可能にしてなること特徴とする請求項1に記載の被工作物の定置・保持治具。
  3. 第1揺動傾斜ベース(4)と、第2揺動傾斜ベース(6)の揺動角度が±45°に設定されてなり、第1揺動傾斜ベース(4)と第2揺動傾斜ベース(6)との揺動方向を同一となるよう第1固定傾斜ベース(3)と第2固定傾斜ベース(5)とを設定すれば被工作物を保持した旋回ベース(7)を最大±90°まで傾斜可能にしてなることを特徴とする請求項1に記載の被工作物の定置・保持治具。
  4. 第1揺動傾斜ベース(4)、第2揺動傾斜ベース(6)は側壁面に揺動角度を示す目盛(4c、6c)を表示してなり、第1固定傾斜ベース(3)、第2固定傾斜ベース(5)側面の基準目盛(M)との照合によって傾斜角度を所定値に設定可能にしてなることを特徴とする請求項1〜3に記載の被工作物の定置・保持治具。
  5. 旋回ベース(7)の円柱体の外周面下部に角度目盛(7c)を表示してなり、第2揺動ベース(6)の上面に表示された基準目盛(M)との照合によって回転角度を所定値に設定可能にしてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の被工作物の定置・保持治具。
  6. 第1固定傾斜ベース(3)及び第2固定傾斜ベース(5)の側壁面には、前記第1揺動傾斜ベース(4)及び第2揺動傾斜ベース(6)の傾斜を保持するためにそれぞれの揺動傾斜ベース(4、6)の側面下部に当接してストッパーの役割をするねじ(8)が螺着されてなり、また前記第2揺動傾斜ベース(6)の両側面に前記旋回ベース(7)の回転軸(7a)に当接して旋回ベース(7)の回動を阻止するストッパーとしてのねじ(8)が螺着されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の被工作物の定置・保持治具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載された被工作物の定置・保持具(1)が、鉄・チタン・アルミニウム、又はそれらの合金等の金属、又はポリカーボネイト樹脂、FRP等の硬強度樹脂で製造されてなることを特徴とする被工作物の定置・保持治具。
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