JP3189425U - カプセル型浴室 - Google Patents

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裕子 来栖
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Abstract

【書約】【課題】身体の動きに不自由がある高齢者等が自力で入浴でき、かつ入浴中の事故発生時の姿勢を機械的にロックして水没死を未然に防止する機構を有する浴槽や、洗い場での事故発生通知装置を備えた搬送可能なカプセル型浴室を提供する。【解決手段】ほぼ畳み1畳で高さ2m大の搬送可能な筐体と、その内部の浴槽が底面69に中空又は中実の腰掛け14と上方に節水箱4を有し、かつ側壁の1辺が開閉自在の水密扉3で、同扉を開き入浴者56は腰掛けの側面に掛けた後旋回して正面を向きバリアフリーで入浴できる。また入浴時の事故対策に、入浴者の肩周辺の前後左右に意識喪失時にもたれる当接板11〜13並びに股間の前方ずれ防止用股間バー9を設け、いずれかに入浴者が当接した時その姿勢を機械的にロックし、溢水孔7による所定量の湯中には水没しない水没防止機構と、さらに前後左右に傾く頭部の検知信号を時間設定の後外部に送出する通報装置を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、カプセル型浴室に係り、特に高齢者身体障害者等身体の動きに不自由のある者の入浴に適した浴槽を備えた浴室であって、搬送して居室にも設置することができる、また入出時バリアフリーの腰掛け型浴槽を備え、かつ入浴中の事故発生時の姿勢を機械的にロック・保持して水没を未然に防止する機構や、事故発生通知装置等を有してなるカプセル型浴室に関する。
従来、一般の浴室は健常者を対象としているため、家屋内でも外れの方に設置されている場合が多く、高齢者身体障害者等の居所やベッドからは遠く、また安全面も特に配慮されていないことが多かった。
また、従来足腰の不自由な高齢者等の入浴のバリアフリーの装置として、入浴者が腰掛けた椅子をクレーンで浴槽璧から上昇させ、空中移動後、浴槽内に降下させ、また上昇させる装置等があり、あるいは車椅子毎入浴させる浴槽等も大きな介護施設等で見ることができるが、いずれも介護者の付添いが必要であり、さらに、高額で用途が限られていた。
そして、入浴中の事故発生時の通報装置として一般浴槽に付設する装置は、市販されているものや、公報に開示されているもの等があり、下記のような文献を挙げることができる。
特許公開2010−97581号公報 特許公開2008−59538号公報 特許公開2007−133459号公報 特許公開2002−34931号公報
本件では、足腰の不自由な高齢者等が自力で入浴するのは困難な従来型の浴槽に代えて、新型のバリアフリーの腰掛け型浴槽を提供する。
また、従来入浴中の事故発生時の通報装置は、入浴者に対して光線・赤外線等を利用した直線状やエリア状に人の有無の検出や、TVカメラを利用して入浴者の姿勢を検知し通知するものや,入浴者の体温の変化の検知等があるが、誤作動の問題を含めて、費用に対する効果の点から市販品は中止されているものが多い。
さらに、入浴者が意識を喪失して浴槽内に水没すると極短時間で心肺停止に至るため、水没後の検知、通報、救援では間に合わない場合も多かった。
本件では、これらの問題を解決する簡単で画期的な機械的水没防止機構を有する腰掛け型浴槽を備えた浴室を提供する。
上記に鑑み本考案者等は鋭意実験研究の結果、下記の手段により課題を解決した。
(1)高齢者身体障害者等身体の動きに不自由のある者の入浴に適した浴槽を備えた浴室であって、長さ2.2m〜1.5m×幅1.1m〜0.7m×高さ1.6m〜2.4mの筐体の中に、前方に洗い場及び後方に腰掛け型浴槽を備えてなる搬送可能なカプセル型浴室であり、前記腰掛け型浴槽は、浴槽の後ろ底面に固定された下部が中空又は中実の箱形の腰掛けと、浴槽の前上方に設けられた中空又は中実の節水箱を有し、かつ、浴槽を構成する四方の側壁のうちの一方が、前記腰掛けの側方に設けられた開閉自在の水密扉からなり、該水密扉を開いて前記腰掛けの側面に腰掛けた後90度旋回して正面を向くことによって、バリアフリーでの浴槽への出入りを可能とし、その後前記水密扉を閉めて給湯することにより入浴できる形態であることを特徴とするカプセル型浴室。
(2)前記箱形の腰掛けの前端中央部に長棒よりなる股間バーを立設してなることを特徴とする前項(1)に記載のカプセル型浴室。
(3)また、前記腰掛け型浴槽には、入浴中の事故防止ため意識喪失時の対策として、湯量の上限を決める浴槽上辺の溢水用切り欠き部と、そして入浴者の肩部の前後左右の近辺に非接触に設けられた、意識喪失時に頭部が当接する前面ボードと、後頭部が当接する後頭部当接板と、左肩が当接する左肩当接板と、右肩が当接する右肩当接板並びに股間が前方にずれた時に当接する腰掛けの前端中央部に股間バーを立設してなり、前記いずれかに体の一部が当接したとき、もたれかかったままの姿勢を瞬間的に機械的に保持しロックする水没防止機構を備えてなることを特徴とする前項(1)に記載のカプセル型浴室。
(4)前記入浴中の意識喪失時には、人体の頭部は自重によってさらに体幹の前後左右に傾くため、その傾きを非接触にて検知する前傾頭部検知器と、右傾頭部検知器と、左傾頭部検知器と、後傾頭部検知器兼股間のずれ検知器を頭部周囲の近辺に配設し、所定時間が経過すると警報を発する警報器と、該警報の応答の有無を判別する判別器と、非応答時に事故信号を外部に通報する通報装置と、緊急用排水栓の作動装置を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
(5)前記水没防止機構中、軽度の認知症、あるいは片手が不自由な高齢者身体障害者でも容易に操作できる股間バーをセットまたは切り離すための、股間バー上下機構を有し、同上下機構は、前記前面ボードの下面にフランジによって固設された股間バーガイド筒と、同ガイド筒の中をガイド筒の割溝に沿って上下する股間バーと、同股間バーに連結された股間バー上下用把手及び、その下部に連結された股間バー帯板を有してなり、股間バー上下用把手を握って股間バーを押し下げると、股間バーの下端は浴槽排水孔開閉部股間バー下端受けに達して停止し、また股間バーの上端は股間バーガイド筒の下部に残り、下端は前記股間バー下端受けの凹孔に嵌合しロックされてセットされ、かつ、股間バーの帯板は股間バーの中央にセットされるそして、股間バーを切り離す時は、前記股間バー上下用把手を上げて、股間バーを前記股間バーガイド筒の中に収納するが、その際、連動して浴槽排水開閉部の排水栓をセット又は切り離すための着脱機構を有する、同着脱機構の浴槽排水開閉部は、前記腰掛けの前端より下方に配設された排水栓上下バーガイドと、その中を上下する排水栓上下バーと、前記バーガイドの股間バー下端受けの凹孔の下部にその上部が固定されたバネをガイドするバネガイドと、同バネガイドの中を上下するバネ下端のバネ下端止め板を有してなり、前記股間バーを押し下げると、その下端は浴槽排水孔開閉部股間バー下端受けに達して停止しするがその際、前記バネ下端のバネ下端止め板により浴槽排水開閉部の上端と同一面迄押し上げられ停止している排水栓上下バーの上端は押し下げられ、排水栓上下バーの先端に配設されている排水栓も連動して押し下げられ浴槽排水孔を塞ぎセットされるそして、前記股間バーを上げると、排水栓上下バーの上端はバネの弾力により押し上げられ、前記バネ下端止め板により浴槽排水開閉部の上端と同一面で停止し、排水栓上下バーの先端に配設されている排水栓も連動して押し上げられ、浴槽排水孔と切り離されることを特徴する前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
(6)腰掛け型浴槽と洗い場とで構成される浴室において、洗い場での事故を外部に通報するための、入室時間の設定タイマーと、超過時間を検知する判別装置と、超過を警告する警報器と、非応答の時に事故を外部に通報する外部への通報装置を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
(7)腰掛け型浴槽と洗い場を備えた浴室内を随時洗浄できる洗浄用具を浴室内に常設してなることを特徴とする前項(1)〜(6)のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
(8)浴室内を適温に保つ温風器並びに、浴室内で脱衣できる衣服収納棚を、浴室内に設けたことを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
本考案によれば次のような優れた効果を発揮する。
(1)請求項1の考案によれば、高齢者身体障害等身体の動きに不自由のある者の入浴に適した浴槽を備えた浴室であって、長さ2.2m〜1.5m×幅1.1m〜0.7m×高さ1.6m〜2.4mの筐体の中に腰掛け型浴槽及び洗い場を備えてなる搬送可能なカプセル型浴室であるため、居室にも設置することができ、自宅での生活を継続するにあたって、既存の浴室のように不便や不安、危険を感ずることなく、居所やベッドから近く、安全面も配慮されおり、高齢者等が単独であるいは、周りに気兼ねなくいつでも入浴することができる。
また、前記腰掛け型浴槽は、浴槽底面に固定された下部が中空又は中実の腰掛けと、浴槽の前上方に設けられた中空又は中実の節水箱を有してなるため、浴槽内の湯量は入浴者の体積に反比例して必要最低限に限定され、従来の大湯量の介護用の個バスに比し、大幅な節水が可能である。
かつ、浴槽を構成する四方の側壁のうちの一方が、前記腰掛けの側方に設けられた開閉自在の水密扉からなり、該水密扉を開いて前記腰掛けの側面に腰掛けた後90度旋回して正面を向くことによって、バリアフリーでの浴槽への出入りが可能であり、足腰が不自由な高齢者身体障害等身でも浴槽を跨がずに入浴することができる。
このバリアフリーの腰掛け型浴槽への形態は、小型自動車の運転席への出入り、着席するのと似ており出入りが容易である。
(2)請求項2の考案によれば、 前記箱形の腰掛けの前端中央部に長棒よりなる股間バーを立設してなるため、入浴者が意識不明になり、股間が前方にずれるのを防止することができる。
(3)請求項3の考案によれば、前記腰掛け型浴槽には入浴中の事故防止ため意識喪失時の対策として、湯量の上限を決める浴槽上辺の溢水用切り欠き部と、そして入浴者の肩部の前後左右の近辺に非接触に設けられた、意識喪失時に頭部が当接する前面ボードと、後頭部が当接する後頭部当接板と、左肩が当接する左肩当接板と、右肩が当接する右肩当接板並びに、股間が前方にずれた時に当接する股間バーにより構成され、前記いずれかに体の一部が当接したとき、もたれかかったそのままの姿勢を瞬間的に機械的に保持しロックする水没防止機構を備えてなるため、入浴者が何らかの原因で入浴中に意識を喪失し脱筋力状態になると、体幹は前後左右に傾くか、あるいは腰が前方にずれる状態になるが、近距離に前記水没防止機構はあるので、大きくその姿勢が崩れることはなく、前記当接板当等のいずれかに体の一部が当接しても、もたれかかったそのままの姿勢を瞬間的に機械的に保持しロックできる。またお湯は、溢水用切り欠き部により上限値が決まっているので、顔面や頭部がお湯の中に水没することはない。
このことは、本件の重要なポイントである。水没による心肺停止は、極短時間で起きるため、通報等によって救援隊が到着したときには、 手遅れになる場合が多かった。
したがって、水没による心肺停止に至るのを未然に防止できる効果は大きく、救命率は飛躍的に増大する。
(4)請求項4の考案によれば、前記入浴中の意識喪失時には、人体の頭部は自重によってさらに体幹の前後左右に傾くため、その傾きを非接触にて検知する前傾頭部検知器と、右傾頭部検知器と、左傾頭部検知器と、後傾頭部検知器兼股間のずれ検知器を傾いた頭部の近辺に有し、所定時間が経過すると警報を発する警報器と、該警報の応答の有無を判別する判別器と、非応答時に事故信号を外部に通報する通報装置と、緊急用排水栓の作動装置を備えてなり、
前記複数の検知器は対象である頭部が近距離にあるので簡単な光学的検知器でよい。
しかし、検知された状態となっても、それが例えば居眠りによるものか、一時休憩のためよりかかっているのか不明のため、その時間を定め、例えば数分が経過した場合はベル、音声等を発して警告し、本人が元に戻れば通報装置は働かないが、反応がない場合は事故として通報装置が働く、さらに緊急用排水孔作動装置が働き排水となる。上記の手続きは誤作動を防止する上で重要である。
さらに、本件では前記水没防止機構によって、入浴者の水没状態は生じないので、時間の遅れは緩和されている。
(5)請求項5の考案によれば、前記水没防止機構中、軽度の認知症、あるいは片手が不自由な高齢者身体障害者でも容易に操作できる股間バーをセットまたは切り離すための片手で上下できる股間バー上下機構と、前記上下機構に連動する浴槽排水栓の着脱機構を備えてなるため、非入浴時には開いている股間バーは、入浴者が着座した後手動で股間バーを下げる操作で、股間バーをセットすることができる。また連動して浴槽排水栓を閉めることができ、入湯準備を簡単に行なうことができる。
さらに、入浴を終えて出る時は、手動でバーを上げる操作で、前記股間バーは上がり股間バーのセットは解除され、同時に連動して閉められていた浴槽排水栓を開とし、浴槽のお湯を排水することができる。以上のように上下いずれの操作もワンタッチで簡単である。
(6)請求項6の考案によれば、腰掛け型浴槽と洗い場とで構成される浴室において、洗い場での事故を外部に通報するための、入室時間の設定タイマーと、超過時間を検知する判別装置と、超過を警告する警報器と、非応答の時に事故を外部に通報する外部への通報装置を備えてなるため、洗い場での意識喪失、転倒事故等を通報することができる。また、同一の入浴者が洗い場にいるときは浴槽は空である構造上、浴槽内に転落水没する等の事故はない。
(7)請求項7の考案によれば、腰掛け型浴槽を備えた浴室内を随時洗浄できる洗浄用具を浴室内に常設してなるため、浴室を使用後の清掃は、常設されているスプリンクラー等で随時洗浄できる。この作業は特に高齢者身体障害等身体の動きに不自由のある者には面倒で怠りがちであるが、自動洗浄用具を備えることによって浴室を常に清潔にしておくことができる。
(8)請求項8の考案によれば、浴室内を適温に保つ温風器並びに、浴室内で脱衣できる衣服収納棚を浴室内に設けたため、浴室内を適温に保つことにより浴室事故の一つの要因である外部との温度差を避けることができる。
そして、浴室内に衣服等の収納棚を設けたので、浴室を脱衣場とすることができ、脱衣場との温度差の解消も図っている。
以上に述べたように、本浴室は、独立した浴室であり居室にも設置できるカプセル型であるが、内部には従来の諸問題の解決を図った諸設備が設けられており、特に自宅での生活を継続する自立促進型の浴室として、今後ますます増大してゆく高齢化社会に大いに貢献するものである。
本考案の浴室の外観斜視図 図3のA−A’断面図で、浴室の上面図 浴槽の正面図で浴槽扉閉及び股間バーをセットした入浴図 浴槽の正面図で浴槽扉開及び股間バーを切り離した出入り時の図 浴室の右側面図で前面壁透視図 aは浴槽に入る時出る時の姿勢説明用上面図、bは浴槽入浴中の姿勢の説明用上面図 aは股間バーセット時の縦断面図、bは股間バー開放時の縦断面図、cは股間バーガイド筒と股間バーと股間バー上下用把手及び股間バー帯板の関係を示す上面図 aは浴槽排水開閉部の排水栓をセットしたときの縦断面図、bは排水栓を開放したときの縦断面図 本件の事故発生時の救命救急機構のフロー
周知のように、社会の少子高齢化に伴い2030年には、高齢者の世帯は1,300万世帯に迫るとしている。
このうち現在、入浴中の事故死は、交通事故死の1.5倍の約15、000人にのぼり、その8割は高齢者といわれる。この事故は今後急増すると予測されるが、自宅での自立を促進するには、浴室などの設備の安全仕様が急務である。
上記を背景として、本件の考案を実施するための最良の形態を、実施例の図に基づいて
順次説明する。
図1は、本考案の浴室の外観斜視図である。
1は外枠、2は浴槽壁、8は浴室扉、36は浴室扉把手、39は洗い場、44は屋根、51は台座部、55は収納棚、67は洗い場壁、70は浴室、71は浴槽を示す。
本件の浴室70は、複数の外枠1を骨組みとし、前方に浴室扉把手36を有する前開きの浴室扉8と、それに続く洗い場39と、後方の浴槽71及びその上方の収納棚55と、台座部51と、屋根44からなる長方形の筐体であり、浴室自体の搬送、据え付けが可能である。
浴室の筐体は、長さ2.2m〜1.5m×幅1.1m〜0.7m×高さ1.6m〜2.4mである。
全体を軽量とし、かつ明るい景観とするため、洗い場の外壁67並びに浴槽壁2等はプラスチック系の素材を採用し、浴槽71及び洗い場39の下部は、半透明または不透明で、浴槽71及び洗い場39の上部は透明または透明に近い素材とする。
また、給湯部との接続は筐体の上部(図示せず)、排水部との接続は台座部の後方(図示せず)で行なう。
図2は、(図3)のA−A’断面図で、浴室の上面図である。
本図には、屋根44及び収納部55と台座部51と、前面ボード5下面の股間バー上下部9及び浴槽排水孔開閉部48(後記)等を除く諸備品の配置が示されている。
図において、3は浴槽水密扉、4は節水箱、5は前面ボード、6は溢水外部排水管、7は溢水用切り欠き部、9は股間バー上下部、10は緊急用排水孔、11は左肩当接板、12は後頭部当接板、13は右肩当接板、14は腰掛け、15は腰掛背もたれ、16、17はシャワー1,2、18、19は水密用パッキン、20は水密扉回転部、21は右傾頭部検知器 22は水密扉止め、23、24は水密扉回転把手、25は照明灯、26、27はシャワー1,2、28は左傾頭部検知器、29は腰掛用座布団、30は温風扇、31は折りたたみ椅子、32は後傾頭部検知器、33は前傾頭部検知器、34は洗い場排水孔、35はスプリンクラー1、37は水密扉回転方向、40は浴室扉回転部、41は操作板、42は換気扇、64は浴室扉回転方向、69は浴槽底面を示す。
腰掛け型の浴槽71は、足腰が不自由な高齢者身体障害者等でも浴槽を跨がずに入浴することができる正面に設けられた開閉自在の浴槽水密扉3と、三方の浴槽壁2と、浴槽底面69とから構成され、前記浴槽底面69に固定された腰掛け14と、浴槽71の前面上部には節水箱4を有しており、入浴者は56は、浴槽水密扉3を開き浴槽内の腰掛けに14に横向きに腰掛けた後、90度旋回して前を向き、浴槽水密扉3を閉めた後シャワー1,2で注湯して、バリアフリーで入浴することができる。(図6a、6)
この腰掛け型の浴槽71の形態は、小型自動車の運転席への出入り、着席するのと似ており、出入りは容易である。
また、図2は、入浴者56が腰掛け型の浴槽71に着座している状態を示す図でもある。
本件には腰掛け型の浴槽71にて入浴中の意識喪失時の対策として、前面ボード5、左肩当接板11、後頭部当接板12、右肩当接板13、股間バー(46:図3、5)により構成される機械的ロックによる水没防止機構並びに、緊急用排水栓10の作動装置及び、前傾頭部検知器33,右傾頭部検知器21、左傾頭部検知器28,後傾頭部検知器兼股間のずれ検知器32からの事故信号を外部に通報する通報装置(77:図9)を備えている。
周知のように、浴槽における事故の要因は多様であるが、例えば最も多いとされる循環器系の心臓疾患、脳疾患や、貧血、けいれん、めまい発作等がある。
いずれにせよ入浴者56が入浴中に意識を喪失し脱筋力状態になると、体幹は前後左右に傾くか、あるいは腰が前方にずれる状態になる。
この時、本件の腰掛け型の浴槽71においては、入浴者の肩近辺の前後左右の空間は、常時は非接触ではあるが狭く設定してあるので、前記前面ボード5、後頭部当接板12、左肩当接板11、右肩当接板12、股間バー(46)のいずれかに当接、即ち当り接してもたれ停止するため、傾いたままの姿勢が即時機械的にロック保持される。
そしてお湯は、腰掛け型浴槽71の溢水用切り欠き部7により上限値が決まっている(図2,3)ので、顔面や頭部がお湯の中に水没することはない。
この水没防止機構は、構造的に腰掛け型浴槽71のみが実施しうる重要なポイントであって、従来、水没による心肺停止は極短時間で起きるため、通報等によって救援隊が到着したときには手遅れになる場合が多かった。
したがって、水没による心肺停止に至るのを未然に防止できる前記水没防止機構による、効果は大きく、救命率は飛躍的に増大する。
次に、前記入浴者56が意識を喪失した状態では、頭部は自重により、体幹よりさらに前後左右に傾くので、この状態を前記前傾頭部検知器33,右傾頭部検知器21、左傾頭部検知器28,後傾頭部検知器兼股間のずれ検知器32の複数の簡単な光学的検知器で検出する。
しかし、検知された状態となっても、それが例えば居眠りによるものか、一時休憩のためよりかかっているのか不明のため、後記図9に示すタイマー(73)でその時間を定め、例えば数分が経過した場合は判別装置(75)経由、警報器(76)よりベル、音声等による警告を発し、本人が元に戻れば外部への通報装置(77)は働かないが、反応がない場合は、判別装置(75)により事故として外部への通報装置(77)が働く。さらに緊急用排水孔10の作動装置が働き排水となる。上記の手続きは誤作動を防止する上で重要である。
また、本件では前記水没防止機構によって水没状態は生じないので、発見時間の遅れも緩和されている。
また、洗い場39で起きる意識喪失、転倒等の事故対応として、浴室扉8を明けて浴室70に入るとき、入室時間設定(72)のタイマー(74)と、所定時間(30分以下が望ましい)の経過を判別する判別装置(75)により、所定時間経過すると、警報器(76)よりベル、音声等を発して警告し、応答がなければ外部への通報装置(77)が働く。
さらに、同一入浴者が洗い場にいるときは浴槽は空である構造上、浴槽内に転落水没する等の事故はない。
上述の本件の事故発生時の救命救急機構のフローを後記(図9)に示す。
図2に示す他の器具の配置は、18,19は水密用パッキン、20は回転部、22は水密扉止め、23、24は水密扉回転把手で、浴槽水密扉3に関する。
浴槽71の高さは入浴者56の肩下までであるが、側面が浴槽水密扉3により開閉できる。この浴槽水密扉3に係る水圧は後記節水構造によって減少しているので、水密用パッキン18,19による一般的な構造で作製できる。前記水密用パッキンは浴槽水密扉3の左側面、下面(図示せず)及び右側面に連続した一本で配設されている。 25は照明灯、26、27はシャワー1,2で、洗い場で入浴者56が立位あるいは、折りたたみ椅子31に座って体を洗う時に使用し、掛け具(図示せず)によって、移動が可能である。
29は腰掛け用座布団で、浴槽71を常用する特に背の低い者や、背筋が伸びにくい者等の特定者が、腰掛け14に敷いて、座高を高くして入浴することができる。
30は温風器で、浴室70内の温度を一定に保ち、温度の差違に起因する浴室事故を防止している。34は洗い場排水孔で、傾斜面の洗い場39の排水を集めて、台座部51の下部排水管(52:図5)に排水する。
35はスプリンクラー1で、洗い場39や浴槽71の下部を自動洗浄する。 また、浴室の上部を洗浄するスプリンクラー2(54:図5)は洗い場39の上方に設けられている。
この作業は特に高齢者身体障害者等身体の動きに不自由のある者には面倒で怠りがちであるが、自動洗浄用具を備えることによって浴室を常に清潔にしておくことができる。
図3は浴槽の正面図で浴槽扉閉及び股間バーをセットした入浴図である
図において、9は股間バー上下部、38はお湯、41は操作板、42は換気扇、43は収納棚下部、45は股間バー把手、46は股間バー、48は浴槽排水孔開閉部、49は浴槽排水孔、50は開閉電磁弁、52は下部排水管、55は収納棚、61は浴槽の排水栓を示す。
入浴者56は腰掛け14に腰掛け、かつ、股間バー上下用把手45により股間バー上下部9を下げて股間バー46を浴槽排水孔開閉部48の股間バー下端受け47(後記図7a)にセットすると共に、股間バー46の先端部で浴槽排水孔開閉部48の排水口上下バー57(後記図8a)を押し下げて、浴槽排水孔49を浴槽の排水栓61で閉じるようにセットする。
この状態で入湯準備が完了するので、上方のシャワー16,17からお湯38を注湯して入浴する。
また、入浴者56の上部前方には節水箱4と、後方下部には腰掛け14が固設されており、湯量が節水されている状態を示す。そして入浴者の足先と浴槽水密扉3との間には緊急用排水孔10(図2、図3)が設けられており、開閉電磁弁50経由、台座部51の下部排水管52に排水される。
操作板41は給湯用の操作盤で、お湯の温度の調整や、シャワーの湯勢の調整を行なうことができる。換気扇42は浴室の排気乾燥を必要に応じて行なうものである。。
収納棚55は、入浴者56の頭上と屋根44の間に設けらており、脱衣等を収納することができる。この収納棚55には扉やカーテン等を設けてもよい。
図4は、浴槽の正面図で浴槽扉開及び股間バーを切り離した出入り時の図である。 本図は、入浴以前及び入浴後の入浴者56の操作を示す。
入浴者56が入浴を終えて、浴槽71から出るときは、股間バー上下用把手45により股間バー上下部9を上げて、股間バー46を股間バー下端受け47から切り離すと、(図7b)前記股間バー上下部9下端との間が空くので、入浴時この間に入っている入浴者56の股間の部分は開放される。
入浴者は56は、浴槽水密扉3を開き浴槽内の腰掛けに14に横向きに腰掛けた後、90度旋回して前を向いて入湯している(後記図6a、6b)ので、股間の部分を開放することにより、逆の動作で出ることができる。
そして、前記股間バー46を上げると、同時に連動して閉められていた浴槽排水栓61が上がるので、浴槽排水孔49は開き、浴槽のお湯を排水することができる(後記図8a、8b)。
また、前記水没防止機構中、軽度の認知症、あるいは片手が不自由な高齢者身体障害者等でも容易に操作できる股間バー46をセットまたは、切り離すための片手で上下できる股間バー上下機構と、前記上下機構に連動する浴槽排水栓61の着脱機構を備えてなるため、非入浴時には開いている股間バー46は、入浴者が着座した後手動で股間バー46を下げる操作で、股間バー46をセットすることができる。また連動して浴槽の排水栓61を閉めることができ、入湯準備を簡単に行なうことができる。
以上のように上下いずれの操作もワンタッチで容易である。
図5は、図2の右側面図で、洗い場、浴槽外壁の透視図である。
図は、入浴者56が浴槽水密扉3を閉め、腰掛け14に腰掛け、股間バー46及び排水栓61をセットした状態を前方から見た図である。
股間バー46は前から見ると、後側に股間バー帯板46aが固設されている(図7a,c)前記股間バー帯板46aは、約8cmの幅広い形状で、股間の前方ずれを確実に停止させることができる。
また、溢水用切り欠き部7(図2、3、4)からの溢水は、外壁右側の溢水外部配水管6から外部溢水排水孔53を経由、下部配水管52より外部に排出される。
そして、洗い場39には、立位の入浴者56を記したが、前記折りたたみ椅子31(図2)をセットして身体を洗うことができる(図示せず)。
さらに、洗い場には、シャワー1・16,シャワー2・17、シャワー1・26、シャワー2・27、が移動可能なように設けられ、また、照明灯25、スプリンクラー54、温風器30、スプリンクラー1・35、スプリンクラー2・54、等が設けられており、その上下関係位置を示した。
図6aは、浴槽に入る時出る時の姿勢の説明用上面図である。
図において、37は浴槽水密扉3の回転方向、56aは入浴前後の入浴者、68は入浴者の回転方向を示す。
入浴者56aは、浴槽水密扉3を開き、浴槽71内の腰掛け14に横向きに腰掛けた後、入浴者の回転方向68のように90度旋回して前を向く、股間バー(46)はまだセットされていない。その後、浴槽水密扉3を閉め、股間バー(46)をセットして注湯すれば、バリアフリーで入浴することができる。
また、出るときは浴槽水密扉3を開き逆の動作をすればよい。
この腰掛け型の浴槽71の形態は、小型自動車の運転席への出入り着席するのと似ており、出入りが容易である。
図6bは入浴中の姿勢の説明用上面図である。
浴槽水密扉3は閉められており、入浴者56の足は前方に伸ばされ、股間バー上下部9の下に股間バー(46)がセットされている。
図7aは股間バーセット時の縦断面図で、股間バー上下部の内部を示す。(関係図3)
図において、63は股間バーガイド筒、65ガイド筒フランジ、66はガイド筒割溝を示す。
図のように、股間バー上下用把手45は、前面ボード5の下面にガイド筒フランジ65によって固設された股間バーガイド筒63に沿って下げられ、股間バー46の下端は、浴槽排水孔開閉部48の股間バー下端受け47に達して停止する。この時、股間バー46の上端は股間バーガイド筒63の下部に残り、また下端は前記股間バー下端受け47の凹孔によって嵌合ロックされる。
そして、股間バー帯板46aは、股間バー上下用把手45の上下に伴って上下するように、股間バー46から連結されており、股間バー上下用把手45と同様に股間バーガイド筒63の割溝65(図7c)の間を通って上下し、図のように所定位置にセットされる。
図7bは股間バーを開放したときの縦断面図である。(関係図4)
股間バー上下用把手45は上げられ、股間バー46と股間バー帯板46aは、股間バーガイド筒63内に収納されて、股間バー下端受け47との間が開放された状態を示す。
図7cは、股間バーガイド筒と股間バーと股間バー上下用把手及び股間バー帯板の関係を示す上面図(図7bのA−A’断面図)である。
図8aは浴槽排水開閉部の排水栓をセットしたときの縦断面図で、股間バー上下部9の内部を示す(関係図3)、
図8bは排水栓を開放したときの縦断面図で、浴槽排水孔開閉部48の内部を示す(関係図4)。
図において、57は排水栓上下バー、58は排水栓上下バーガイド、59はバネ、60はバネ下端止め板ガイド、62はバネ下端止め板を示す。
図8aに示したように浴槽の排水栓61をセットするときは、前記股間バー46の先端部は下がり、股間バー下端受け74に到り停止する。その際、排水栓上下バー57の上端部は押し下げられ、連動してその下端に設けられている浴槽の排水栓61も押し下げられるため、浴槽排水孔49は塞がれ貯湯することができる。
また、バネ59は、上端が股間バー下端受け74上部に固定されており、バネ下端止め板62は、バネ下端止め板ガイド60内を上下するので、バネ59は伸張している。
また、図8bに示したように入浴の前後は、前記股間バー46の先端部は上がり、排水栓61はバネ59の復元力によって上げられ開放される。また、排水栓上下バー57の上端は、バネ下端止め板62の上限止めにより浴槽排水開閉部48上端と同一面で停止している。
図9は本件の事故発生時の救命救急機構のフローである。
前項[0017][0018][0019]の関連説明を一覧にしたものである。
ここで、判別装置74、警報器75及び外部への通報装置77は、浴槽71並びに洗い場39と共通である。
1:外枠
2:浴槽壁
3:浴槽水密扉
4:節水箱
5:前面ボード
6:溢水外部排水管
7:溢水用切り欠き部
8:浴室扉
9:股間バー上下部
10:緊急用排水孔
11:左肩当接板
12:後頭部当接板
13:右肩当接板
14:腰掛け
15:腰掛背もたれ
16:シャワー1
17:シャワー2
18、19:水密用パッキン
20:水密扉回転部
21:右傾頭部検知器
22:水密扉止め
23、24:水密扉回転把手
25:照明灯
26:シャワー1
27:シャワー2
28:左傾頭部検知器
29:腰掛用座布団
30:温風扇
31:折りたたみ椅子
32:後傾頭部検知器兼股間のずれ検知器
33:前傾頭部検知器
34:洗い場排水孔
35:スプリンクラー1
36:浴室扉把手
37:水密扉回転方向
38:お湯
39:洗い場
40:浴室扉回転部
41:操作板
42:換気扇
43:収納棚下部
44:屋根
45:股間バー上下用把手
46:股間バー
46a:股間バー帯板
47:股間バー下端受け
48:浴槽排水孔開閉部
49:浴槽排水孔
50:開閉電磁弁
51:台座部
52:下部排水管
53:外部溢水排水孔
54:スプリンクラー2
55:収納棚
56:入浴者
56a:入浴前後の入浴者
57:排水孔上下バー
58:排水栓上下バーガイド
59:バネ
60:バネ下端止め板ガイド
61:浴槽の排水栓
62:バネ下端止め板
63:股間バーガイド筒
64:浴室扉回転方向
65:ガイド筒フランジ
66:ガイド筒割溝
67:洗い場壁
68:入浴者の旋回方向
69:浴槽底面
70:浴室
71:浴槽
72:入室時間設定
73、74:タイマー
75:判別装置
76:警報器
77:外部への通報装置

Claims (8)

  1. 高齢者身体障害者等身体の動きに不自由のある者の入浴に適した浴槽を備えた浴室であって、長さ2.2m〜1.5m×幅1.1m〜0.7m×高さ1.6m〜2.4mの筐体の中に、前方に洗い場及び後方に腰掛け型浴槽を備えてなる搬送可能なカプセル型浴室であり、
    前記腰掛け型浴槽は、浴槽の後ろ底面に固定された下部が中空又は中実の箱形の腰掛けと、浴槽の前上方に設けられた中空又は中実の節水箱を有し、かつ、浴槽を構成する四方の側壁のうちの一方が、前記腰掛けの側方に設けられた開閉自在の水密扉からなり、該水密扉を開いて前記腰掛けの側面に腰掛けた後90度旋回して正面を向くことによって、バリアフリーでの浴槽への出入りを可能とし、その後前記水密扉を閉めて給湯することにより入浴できる形態であることを特徴とするカプセル型浴室。
  2. 前記箱形の腰掛けの前端中央部に長棒よりなる股間バーを立設してなることを特徴とする請求項1に記載のカプセル型浴室。
  3. 前記腰掛け型浴槽には、入浴中の事故防止ため意識喪失時の対策として、湯量の上限を決める浴槽上辺の溢水用切り欠き部と、そして入浴者の肩部の前後左右の近辺に非接触に設けられた、意識喪失時に頭部が当接する前面ボードと、後頭部が当接する後頭部当接板と、左肩が当接する左肩当接板と、右肩が当接する右肩当接板並びに、股間が前方にずれた時に当接する腰掛けの前端中央部に股間バーを立設してなり、前記いずれかに体の一部が当接したとき、もたれかかったままの姿勢を瞬間的に機械的に保持しロックする水没防止機構を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のカプセル型浴室。
  4. 前記入浴中の意識喪失時には、人体の頭部は自重によってさらに体幹の前後左右に傾くため、その傾きを非接触にて検知する前傾頭部検知器と、右傾頭部検知器と、左傾頭部検知器と、後傾頭部検知器兼股間のずれ検知器を頭部周囲の近辺に配設し、所定時間が経過すると警報を発する警報器と、該警報の応答の有無を判別する判別器と、非応答時に事故信号を外部に通報する通報装置と、緊急用排水栓の作動装置を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
  5. 前記水没防止機構中、軽度の認知症、あるいは片手が不自由な高齢者身体障害者でも容易に操作できる股間バーをセットまたは切り離すための股間バー上下機構を有し、同上下機構は、前記前面ボードの下面にフランジによって固設された股間バーガイド筒と、同ガイド筒の中をガイド筒の割溝に沿って上下する股間バーと、同股間バーに連結された股間バー上下用把手及び、その下部に連結された股間バー帯板を有してなり、
    股間バー上下用把手を握って股間バーを押し下げると、股間バーの下端は浴槽排水孔開閉部股間バー下端受けに達して停止し、また股間バーの上端は股間バーガイド筒の下部に残り、また下端は前記股間バー下端受けの凹孔に嵌合してロックされてセットされ、かつ、股間バーの帯板は股間バーの中央にセットされるまた、股間バーを切り離す時は、前記股間バー上下用把手を上げて、股間バーを前記股間バーガイド筒の中に収納するが、その際、連動して浴槽排水開閉部の排水栓をセット又は切り離すための浴槽排水栓の着脱機構を有する、同着脱機構の浴槽排水開閉部は、前記腰掛けの前端より下方に配設された排水栓上下バーガイドと、その中を上下する排水栓上下バーと、前記バーガイドの股間バー下端受けの凹孔の下部にその上部が固定されたバネをガイドするバネガイドと、同バネガイドの中を上下するバネ下端のバネ下端止め板を有してなり、
    前記股間バーを押し下げると、その下端は浴槽排水孔開閉部股間バー下端受けに達して停止しするがその際、前記バネ下端のバネ下端止め板により浴槽排水開閉部の上端と同一面迄押し上げられ停止している排水栓上下バーの上端は押し下げられ、排水栓上下バーの先端に配設されている排水栓も連動して押し下げられて浴槽排水孔を塞ぎセットされ、そして、前記股間バーを上げると、排水栓上下バーの上端はバネの弾力により押し上げられ、前記バネ下端止め板により浴槽排水開閉部の上端と同一面で停止し、排水栓上下バーの先端に配設されている排水栓も連動して押し上げられ、浴槽排水孔と切り離されることを特徴する請求項1〜4のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
  6. 腰掛け型浴槽と洗い場とで構成される浴室において、洗い場での事故を外部に通報するための、入室時間の設定タイマーと、超過時間を検知する判別装置と、超過を警告する警報器と、非応答の時に事故を外部に通報する外部への通報装置を備えてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
  7. 腰掛け型浴槽と洗い場を備えた浴室において、浴室内を随時洗浄できる洗浄用具を浴室内に常設してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
  8. 浴室内を適温に保つ温風器並びに、浴室内で脱衣できる衣服収納棚を、浴室内に設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカプセル型浴室。
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