JP3189318U - 健康器具 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、下記特許文献1には、木材で一対の柱、梁、梁上に固定した上段の腕木、シーソーになっている下段の腕木、上下腕木両先端をスプリング引きバネで連結、バネの反力を利用、対面するお互いの脚の自重、意識した力とともに脚が上下運動、さらにお互いの足を紐で連結し、脚の上下運動と連動してブランコのように足が前後に揺動し、脚が上下に、交互に、歩行の如く運動して、脚の筋肉をリハビリすると同時に強化する様に構成したことを特徴とするシーソー型脚機能回復装置が開示されている。
台上に立設する支柱と、
支柱の頭頂部を支点として支柱に軸支された状態でシーソー運動をするフレームと、
からなり、
フレームは、
一端に、台に固定されたコイル状の引張バネが取り付けられ、
他端には、使用者が手で押さえる持ち手部が取り付けられていることで、
支柱の頭頂部を支点として、持ち手部が上下に動くシーソー運動をする
ことを特徴とする健康器具である。
フレームは、台上に立設した支柱の頭頂部に、シーソー運動が可能な状態で軸支されている。
フレームは、一端は、上記した持ち手部が取り付けられており、もう一端は、台に固定されたコイル状の引張バネが取り付けられている。
したがって、持ち手部を押し下げて下向きの力を加えると、台上に立設した支柱の頭頂部を支点として、持ち手部とは反対側のコイル状の引張バネが取り付けられたフレームの一端側が上向きに上がり、引張バネが台との間で引っ張られることで、台上に立設した支柱の頭頂部を支点として、フレームの持ち手部側に上向きの力(押し下げる際の反発力)が発生する。
反対に、フレームの持ち手部側が上向きに上がりきると、台上に立設した支柱の頭頂部を支点として、持ち手部とは反対側のコイル状の引張バネが取り付けられたフレームの一端側が下向きに下がりきり、引張バネは引張力を失い、フレームの持ち手部側には上向きの力も下向きの力も発生しなくなる。
このように、フレームの持ち手部を押し下げる際に生じる引張バネの引張力を利用して、使用者は、膝の屈曲運動を行う。
持ち手部は、使用者が姿勢を安定させるために、健康器具を両手で把持するものであり、両手で把持できる構造、形状のものであれば、どのようなものでも良く、例えば、両端をそれぞれの手で把持できる棒状の部材がフレームに対して垂直に取り付けられていても良いし、U字状の開口部分が使用者の胴周りを囲うような形状をなしたものが取り付けられていても良い。
使用者は、健康器具の前に立ち、フレームの一端に取り付けられた持ち手部を両手で掴む。
使用者は、持ち手部を掴み、持ち手部を押し下げながら、ゆっくりと腰を落とすようにして膝を屈曲させる。
このとき、持ち手部が押し下げられることで、台上に立設した支柱の頭頂部を支点として、持ち手部とは反対側のコイル状の引張バネが取り付けられたフレームの一端側が上向きに上がり、コイル状の引張バネが台との間で引っ張られることで、台上に立設した支柱の頭頂部を支点として、フレームの持ち手部側には上向きの力が発生する。
そして、使用者は、持ち手部側に発生する上向きの力に対抗しながら、自らの力で、持ち手部を押し下げて、ゆっくりと腰を落とすようにして、使用者の意思で無理の無い範囲で膝を屈曲させる。
使用者は、膝の屈曲をやめたいと思えば、持ち手部を押し下げるのを止めることで、持ち手部に加えられる上向きの力を利用して、ゆっくりと腰を上げることができる。
このようにして、使用者は、自らの意思で自らの力を使って、持ち手部側に発生する上向きの力に対抗しながら、持ち手部を押し下げて、安全に、ゆっくりと腰を落とすようにして膝の屈曲運動を行うことができる。
そして、膝の屈曲を止めれば、持ち手部に加えられる上向きの力を利用して、ゆっくりと腰を上げることができる。
このようにして、健康器具が運動を補助することで、高齢者のように、下肢の可動範囲や運動力が低下した使用者でも安全に無理なく運動を行うことができる。
台上に立設する支柱と、
支柱の頭頂部を支点として支柱に軸支された状態でシーソー運動をするフレームと、
からなり、
フレームは、
一端に、台に固定されたコイル状の引張バネが取り付けられ、
他端には、使用者が手で押さえ、使用者の胴周りを囲うようにU字状に形成された持ち手部が取り付けられていることで、
支柱の頭頂部を支点として、持ち手部が上下に動くシーソー運動をする
ことを特徴とする健康器具である。
そのため、持ち手部は、U字形状をなし、開口部分が使用者の胴周りを囲うように、フレームの先端に取り付けられるようにした。
また、本考案に係る健康器具の使用に関する説明も、上記のとおりである。
前記のコイル状の引張バネは、
フレームの一端に取り付ける際にバネの長さを変えることで、
引張力の強さを調節できる
ことを特徴とする健康器具である。
具体的には、台に固定され、フレームの一端に取り付けられるコイル状の引張バネの長さを変えて、フレームの一端に取り付けることによって調整する。
例えば、引張バネを長めにしてフレームの一端に取り付けた場合、持ち手部を押し下げても、コイル状の引張バネは台との間で強く引っ張られることはないため、引張力は小さい。
そのため、フレームの持ち手部側に発生する上向きの力(押し下げる際の反発力)も小さい。
この場合、使用者は、簡単に持ち手部を低い位置まで押し下げることができるため、膝を深く屈曲させることになる。
そして、膝を元に戻し、身体を起こすときは、持ち手部に発生する上向きの力が小さいため、健康器具の補助を受けずに、自らの力で膝を伸ばして身体を起こすことになる。
これに対し、引張バネを短めにしてフレームの一端に取り付けた場合、持ち手部を少し押し下げるだけで、コイル状の引張バネは台との間で強く引っ張られるため、引張力は大きい。
そのため、フレームの持ち手部側に発生する上向きの力(押し下げる際の反発力)も大きい。
この場合、使用者は、持ち手部を低い位置まで押し下げることはできないため、膝を深く屈曲させる運動はできない。
しかし、膝を元に戻し、身体を起こすときは、持ち手部に発生する上向きの力が大きいため、健康器具の補助を受けて、少ない力で膝を伸ばして容易に身体を起こすことができる。
むしろ、高齢者などのように、下肢の可動範囲や運動力が低下した使用者には、バネを短くして取り付け、高い引張力を得られるようにして、膝を深く屈曲させる運動を控え、健康器具の補助を受けて、少ない力で膝を伸ばして容易に身体を起こすことができることを優先して、継続的に繰り返し運動を行えるようにすることが望ましい。
このように、極めて簡単な調節機構によって、使用者の運動力などに合わせて、運動を補助するバネの引張力の強さを調節することができる。
2)持ち手部を押し下げる動作をするだけで、同時に膝の屈曲運動を行うことができ、その屈曲運動の負担は範囲は、持ち手部を押し下げるという自らの意思によって決定できるため、無理なく、使用者のペースで運動を行うことができる。
3)てこの原理を利用した簡単な機構によって、バネの引張力を、持ち手部に対して上向きに働く力に代え、使用者の身体を起こす際の負担を少なくし、使用者の屈曲運動を補助することができる。
4)極めて簡単な調節機構によって、使用者の運動力などに合わせて、運動を補助するバネの引張力の強さを調節することができる。
フレーム1は、一端には持ち手部4が、他端には台2に固定されたコイル状の引張バネ5が、それぞれ取り付けられている。
台2は、支柱3を固定し、コイル状の引張バネ5を固定できれば、どのような大きさ、形状であっても良い。
引張バネ5は、引っ張ったときに引張力を生じるものであれば、コイル形状以外の形状のバネを使用することもできる。
持ち手部4は、フレーム1に垂直に取り付けられ、棒状の形状をなしているが、角柱ではなく、円柱のものを使用することもできる。
持ち手部4の両端は、使用者が掴みやすいように窪みを設けたり、グリップ力を高める工夫を施すこともできる。
持ち手部4は、角柱ではなく、円柱のものを使用することもできる。
また、手で掴む部分だけ、湾曲していたり、鉛直方向に突起状に形成することもできる。
さらに、持ち手部4の両端は、使用者が掴みやすいように窪みを設けたり、グリップ力を高める工夫を施すこともできる。
なお、持ち手部4は、使用者が姿勢を安定させるために、健康器具を両手で把持するものであり、両手で把持できる構造、形状のものであれば、どのようなものでも良い。
なお、健康器具の高さは、フレーム1を支柱3に取り付ける頭頂部の高さを変えることで、簡単に調節することができる。
引張力が強くなれば、持ち手部4に発生する上向きの力(押し下げる際の反発力)が強くなる。
そうすると、使用者は、より強く持ち手部4を押し下げなければならず、より慎重に、膝の屈曲運動を行うようになる。
そして、膝の屈曲運動をやめて、持ち手部4を押し下げるのを中止したあとは、持ち手部4に働く上向きの力を利用して、簡単に身体を起こして膝を伸ばすことができる。
そのため、高齢者などのように、下肢の可動範囲や運動力が低下した使用者には、引張バネ5を短くして取り付け、高い引張力を得て、健康器具を使用することが好ましい。
このように、極めて簡単な調節機構によって、使用者の運動力などに合わせて、運動を補助する引張バネ5の引張力の強さを調節することができる。
それによって、台2に固定された引張バネ5が伸び、引張力を生じる。
そうすると、頭頂部を支点とする、てこの原理によって、作用点となる持ち手部4には、上向きの力が生じる。
この持ち手部4の上げ下げ(シーソー運動)を利用して、使用者は、膝の屈曲運動を行う際の運動の補助を受ける。
そうすると、持ち手部4を押し下げて、腰を落としながら膝を屈曲させるときは、常に持ち手部4から上向きの力が生じ、簡単には押し下げることはできず、ゆっくり膝を屈曲させることになる。
つまり、使用者は、持ち手部4の上向きの力(反発力)を受けながら、自らの力で徐々に膝を曲げることになり、膝を曲げすぎたり、何度も屈曲運動をして膝を悪くすることがない。
このように、無理せず、安全に、且つ、慎重に、膝の屈曲運動を行うことができる。
持ち手部4が上がりきったときは、上向きの力(反発力)はなくなる。
そこで、使用者は、再度、膝を屈曲させながら持ち手部4を押し下げることで、持ち手部4に上向きの力(反発力)が生じ、使用者の運動を補助してくれるようになる。
このように、使用者は、屈曲運動の補助を受けながら、楽に、繰り返し、膝の屈曲運動を行うことができる。
使用者が健康器具を使って膝の屈曲運動を行う方法を以下説明する。
使用者は、持ち手部4を掴み、持ち手部4を押し下げながら、ゆっくりと腰を落とすようにして膝を屈曲させる(図6または図8の状態)。
このとき、持ち手部4が押し下げられることで、台2上に立設した支柱3の頭頂部を支点として、持ち手部4とは反対側のコイル状の引張バネ5が取り付けられたフレーム1の一端側が上向きに上がり、コイル状の引張バネ5が台2との間で引っ張られることで、台2上に立設した支柱3の頭頂部を支点として、フレーム1の持ち手部4側には上向きの力が発生する。
そして、使用者は、持ち手部4側に発生する上向きの力に対抗しながら、自らの力で、持ち手部4を押し下げて、ゆっくりと腰を落とすようにして、使用者の意思で無理の無い範囲で膝を屈曲させる。
使用者は、膝の屈曲をやめたいと思えば、持ち手部4を押し下げるのを止めることで、持ち手部4に加えられる上向きの力を利用して、ゆっくりと腰を上げることができる。
このようにして、使用者は、自らの意思で自らの力を使って、持ち手部4側に発生する上向きの力に対抗しながら、持ち手部4を押し下げて、安全に、ゆっくりと腰を落とすようにして膝の屈曲運動を行うことができる。
そして、膝の屈曲を止めれば、持ち手部4に加えられる上向きの力を利用して、ゆっくりと腰を上げることができる。
このようにして、健康器具が運動を補助することで、高齢者のように、下肢の可動範囲や運動力が低下した使用者でも安全に無理なく運動を行うことができる。
持ち手部4を手摺として使用することで、高齢者でも、他の健康器具(例えば、足踏み用の踏み台など)を併用した運動に、本健康器具を用いることができる。
2 台
3 支柱
4 持ち手部
5 引張バネ
Claims (3)
- 台上に立設する支柱と、
支柱の頭頂部を支点として支柱に軸支された状態でシーソー運動をするフレームと、
からなり、
フレームは、
一端に、台に固定されたコイル状の引張バネが取り付けられ、
他端には、使用者が手で押さえる持ち手部が取り付けられていることで、
支柱の頭頂部を支点として、持ち手部が上下に動くシーソー運動をする
ことを特徴とする健康器具。 - 台上に立設する支柱と、
支柱の頭頂部を支点として支柱に軸支された状態でシーソー運動をするフレームと、
からなり、
フレームは、
一端に、台に固定されたコイル状の引張バネが取り付けられ、
他端には、使用者が手で押さえ、使用者の胴周りを囲うようにU字状に形成された持ち手部が取り付けられていることで、
支柱の頭頂部を支点として、持ち手部が上下に動くシーソー運動をする
ことを特徴とする健康器具。 - 前記のコイル状の引張バネは、
フレームの一端に取り付ける際のバネの長さを変えることで、
引張力の強さを調節できる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の健康器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013007277U JP3189318U (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 健康器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013007277U JP3189318U (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 健康器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3189318U true JP3189318U (ja) | 2014-03-06 |
Family
ID=78225079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013007277U Expired - Fee Related JP3189318U (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 健康器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3189318U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3198413U (ja) * | 2015-04-18 | 2015-07-02 | 一哲 根間 | 健康器具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3163268U (ja) * | 2010-07-23 | 2010-10-07 | 株式会社グランドワークスジャパン | トレーニング装置 |
-
2013
- 2013-12-24 JP JP2013007277U patent/JP3189318U/ja not_active Expired - Fee Related
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