JP3188536U - 足半草履 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間に亘って靴を履くことによって低下した足の機能を回復することができる足半草履を提供する。
【解決手段】つま先側に位置する先端部10a及び土踏まずの前部側に位置する後端部10bを有する楕円形であって、後端部10bに土踏まず側に突出する凸部が形成された草履本体10、草履本体10に設けられた鼻緒20を備える。草履本体10の表面10dは凹凸を設けて構成される。鼻緒20は、その起立位置10Aが親指と人差し指との間に設定される。起立位置10Aに設けられた鼻緒20の起立部21は、親指と人差し指との間が広がるように束ねられて形成され、5本の指が草履本体10の先端部10aからはみ出すように構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、足半草履、特に、楕円形の草履本体を備えた足半草履に関する。
一般的に、現代人は長時間に亘って靴を履くことから、足の指や足の関節、足の裏等を動かす機会が減少しており、長時間に亘る靴の着用は、現代人の足の機能を低下させる一因となっている。
例えば、靴を履くことによって足の指の自由な動きが拘束され、足の指による支持力が低下することによって脚部の筋力が低下したり、足の裏の動きが拘束されて土踏まずの部分が湾曲したアーチ状とならずに偏平足となって足のグリップ力が低下したりすることで、足の機能が低下する。
一方、草履を履く場合は、靴を履く場合と比べると、足の指や足の関節、足の裏を動かす自由度が比較的大きいことから、草履を履くことにより、長時間に亘って靴を履くことで低下した足の機能の回復が促される。このような、足の機能の回復を促すことを目的とした草履が、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、指先側の先端部及び土踏まず付近に位置する後端部を有し、後端部から先端部に向かうに従って幅が漸次狭小となる草履本体を備えた草履が開示されている。草履本体の裏面には、下方に突出する凸部が草履本体の長尺方向に亘って設けられている。
特許文献1の草履によると、草履本体は、その後端部から先端部に向かうに従って幅が漸次狭小となることから、草履を履くと足の指が草履本体からはみ出すこととなり、足の指の動きの自由度が確保される。
さらに、草履を履いて歩行する際に草履本体が地面に着地すると、草履本体の裏面に設けられた凸部によって、足の裏の全体が押圧されて刺激が付与される。
特開2009−225919公報
しかし、上記特許文献1の草履によると、草履本体の後端部から先端部に向かうに従ってその幅が漸次狭小となった状態で足の指が先端部からはみ出すことから、足の指で草履本体を支持することができないものと考えられる。その結果、足の指で上体を支持することによる脚部の筋力の増強を実現することができないことが懸念される。
さらに、草履本体の裏面に設けられた凸部は、草履本体の長尺方向に亘って形成されていることから、土踏まずの部分を湾曲したアーチ状とすることができずに、足のグリップ力が低下することが懸念される。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、長時間に亘って靴を履くことによって低下した足の機能を回復することができる足半草履を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の考案による足半草履は、つま先側に位置する先端部及び土踏まずの前部側に位置する後端部を有する楕円形であって、前記後端部に前記土踏まず側に突出する凸部が形成された草履本体と、該草履本体に設けられた鼻緒と、を備え、前記草履本体の表面は、ざる編みで凹凸を設けて構成され、前記鼻緒は、該鼻緒の立ち上がり位置が足の親指と人差し指との間に設定され、前記立ち上がり位置に設けられた前記鼻緒の立ち上がり部分は、前記足の親指と人差し指との間が広がるように束ねられて形成され、足の5本の指が前記草履本体の先端部からはみ出して該先端部を把持することを特徴とする。
この構成によれば、親指と人差し指との間が広げられた状態で5本の指が楕円形に形成された草履本体の先端部からはみ出すことから、はみ出した5本の指が楕円形の草履本体の先端部を把持することによって、脚部の筋力の増強が図られる。一方、はみ出した足の指の自由度が確保されることから、足の裏を活性化させることができる。
これにより、足の指と連動している足の裏の拇趾球から小趾球までの一連の筋肉が刺激され、足の指の可動域が広がる。
さらに、草履本体を、つま先側に位置する先端部及び土踏まずの前部側に位置する後端部を有する楕円形とし、かつ後端部に土踏まず側に突出する凸部を形成することによって、土踏まずの後端部分から踵にかけて足の裏が地面から離間した状態となり、土踏まずの部分を湾曲したアーチ状とすることが促される。
これにより、足の関節の可動域が広げられ、転倒の防止及び偏平足の予防と改善が期待される。
請求項2に記載の考案による足半草履は、請求項1に記載の足半草履において、前記鼻緒は、四ツ組編みで編み上げたことを特徴とする。この構成によれば、鼻緒を四ツ組編みで硬く編み上げることによって、足半草履を履くことにより鼻緒が伸びることが抑制され、かつ足の甲に接触する部分の肌触りが向上して足になじみやすくなる。
この考案によると、楕円形の草履本体から5本の指がはみ出して足の指の自由度が確保されることから、5本の指が楕円形の草履本体の先端部を把持することによって、足の裏の活性化が促される。さらに、土踏まずの後端部分から踵にかけて、足の裏が地面から離間した状態となり、土踏まずの部分を湾曲したアーチ状とすることが促される。その結果、足の裏の筋肉が刺激されて足の裏が活性化され、足の機能を回復することができる。
本考案の実施の形態に係る足半草履の概略を説明する平面図である。 図1のA矢視図である。 本実施の形態に係る足半草履を履いた状態の概略を説明する図である。 本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る足半草履の編み方の概略を説明する図である。
次に、図1〜図13を参照して、本考案の実施の形態について説明する。図1は、本考案の実施の形態に係る足半草履の概略を説明する平面図、図2は、図1のA矢視図、図3は、本実施の形態に係る足半草履を履いた状態の概略を説明する図である。図示のように、足半草履1は、草履本体10及び草履本体10に設けられた鼻緒20を主要構成として備える。
草履本体10は、つま先側に位置する先端部10a及び土踏まずの前部側に位置する後端部10bを有する楕円形の外縁10cを有し、その表面10d及び裏面10eは、ざる編みによって凹凸を有する面に編み上げられている。草履本体10の裏面10eには、革製の底敷30が貼着されている。
この草履本体10の後端部10bには、土踏まず側に突出する凸部11が形成されており、図3で示すように、足半草履1を履くと土踏まずの前部側を凸部11が押圧して刺激を付与するように構成されている。
鼻緒20は、四ツ組編みで編み上げられた綱状であって、立ち上がり部分となる起立部21、起立部21から親指側に分岐する第1鼻緒22及び起立部21から人差し指〜小指側に分岐する第2鼻緒23を主要構成として備える。
起立部21は、草履本体10における親指と人差し指との間に設定された立ち上がり位置となる起立位置10Aから、草履本体10の上方に向かって起立して設けられる。すなわち、起立部21は、草履本体10の表面10dにおいて、草履本体10の中心線Cから親指側に偏位して設けられる。
この起立部21は、後述するように人差し指程度の太さに形成され、足半草履1を履いた際に親指と人差し指との間が比較的大きく広がるように形成される。これにより、足の指の可動域が広げられるとともに、外反母趾の発生が抑制される。
第1鼻緒22は、起立部21から親指側に分岐して第1鼻緒端部22aまで延びるように形成され、第2鼻緒23は、起立部21から人差し指〜小指側に分岐して第2鼻緒端部23aまで延びるように形成されている。
次に、本実施の形態に係る足半草履1の編み方について、図4〜図13に基づいて説明する。
図4で示すように、足半草履1の草履本体10は、草履本体10の形状の基礎となる竪芯に編み芯12をその先端側から編みかける、いわゆるざる編みによって編み上げられる。
竪芯は、本実施の形態では、両端部13a、13aを有する皮籐13、両端部14a、14aを有する第1コード紐14、両端部15a、15aを有する第2コード紐15、同じく両端部16a、16aを有する第3コード紐16、及び編み芯12の基端側において編み芯12と連続するまご芯12a、の5本によって構成される。
第2コード紐15は、本実施の形態では、竪芯を構成する他の皮籐13、第1コード紐14、第3コード紐16及びまご芯12aに対して長大に形成されている。
まず、皮籐13を最外側としてこの皮籐13の内側に第1コード紐14、第2コード紐15及び第3コード紐16を順に束ね、これら皮籐13、第1コード紐14、第2コード紐15及び第3コード紐16のそれぞれの中心を取ってこの中心Oを、例えばビニル紐等によって仮留めしておく。この皮籐13〜第3コード紐16の中心Oが、草履本体10の先端部10aに位置することとなる。
すなわち、皮籐13〜第3コード紐16の中心Oを仮留めすることによって、中心Oを介した皮籐13〜第3コード紐16のそれぞれの長さがほぼ対称的な長さに分配される。
この状態で、第2コード紐15を、この第2コード紐15の両端部15a、15a側から孤を描くように中心Oに向かって折り返して、折り返した第2コード紐15の両端部15a、15a側を中心Oに位置決めする。
折り返した第2コード紐15の両端部15a、15a側を中心Oに位置決めした後、編み芯12から連続するまご芯12aに余長を持たせてまご芯12aを中心Oに位置決めする。
中心Oに位置決めしたまご芯12aから連続する編み芯12によって、折り返した第2コード紐15の両端部15a、15a側を束ねるように巻回する。
その後、ビニル紐で仮留めした中心Oを介した一方側の皮籐13、第1コード紐14、第2コード紐15の3本を、草履本体10の外縁10cを構成する竪芯として1つに束ねて編み芯12で巻回し、さらに、中心Oを介した他方側に編み芯12を引き返して皮籐13、第1コード紐14、第2コード紐15の3本を、草履本体10の外縁10cを構成する竪芯として1つに束ねて編み芯12で巻回する(引き返し編み)。
この引き返し編みを、およそ7〜8回程度、繰り返す。なお、編み芯12の上の数字は、引き返し編みの回数を示すものである。
引き返し編みを3〜4回程度行った後に、仮留めしたビニル紐を切断して、仮留めを解除する。
この引き返し編みを行う際に、中心Oを介した一方側の第3コード紐16、同じく一方側の折り返した第2コード紐15、中心Oを通る中心線Cに沿ったまご芯12a、中心Oを介した他方側の折り返した第2コード紐15、同じく他方側の第3コード紐16を有する5本の竪芯に、編み芯12をそれぞれ編んでいく。
具体的には、引き返し編みの2回目では、編み芯12を、中心Oを介した一方側及び中心Oを介した他方側の折り返した第2コード紐15の上を通す。
引き返し編みの3回目では、編み芯12を、一方側の第3コード紐16の下を通して一方側及び他方側の折り返した第2コード紐15の上を通すとともに、他方側の第3コード紐16の下を通す。
引き返し編みの4回目では、編み芯12を、他方側の第3コード紐16の上を通して他方側の折り返した第2コード紐15の下を通すとともに、まご芯12aの上を通して一方側の折り返した第2コード紐15の下を通した後に、一方側の第3コード紐16の上を通す。
引き返し編みの5回目では、編み芯12を、一方側の第3コード紐16の下を通して一方側の折り返した第2コード紐15の上を通すとともに、まご芯12aの下を通して他方側の折り返した第2コード紐15の上を通した後に、他方側の第3コード紐16の下を通す。
引き返し編みの6回目では、4回目と同様に、編み芯12を、他方側の第3コード紐16の上を通して他方側の折り返した第2コード紐15の下を通すとともに、まご芯12aの上を通して一方側の折り返した第2コード紐15の下を通した後に、一方側の第3コード紐16の上を通す。
さらに、引き返し編みの7回目では、5回目と同様に、編み芯12を、一方側の第3コード紐16の下を通して一方側の折り返した第2コード紐15の上を通すとともに、まご芯12aの下を通して他方側の折り返した第2コード紐15の上を通した後に、一方側の第3コード紐16の下を通す。
このように、引き返し編みを7〜8回程度行った後、図5で示すように、編み芯12よりもやや柔軟性のあるロープ12Aを編み芯12に添え、編み芯12及びロープ12Aの2本によって引き続き、引き返し編みを行う。
この引き返し編みを行うにあたって、中心Oを介した一方から中心Oを介した他方へ、あるいは他方から一方へ引き返す際に、編み芯12の間に間隙が生じないように編み芯12を詰めて編み込むことにより、引き返し編みの回数が増える。
しかも、編み芯12及びロープ12Aを、竪芯である、一方側の第3コード紐16、一方側の折り返した第2コード紐15、中心線Cに沿ったまご芯12a、他方側の折り返した第2コード紐15、他方側の第3コード紐16の1本ずつにそれぞれ編みかけて引き返し編みの回数を増やすことによって、草履本体10の表面10d及び裏面10eを、肌理の細かい凹凸を有するように編むことができる。
この草履本体10の表面10cの肌理の細かい凹凸により、足半草履1を履く者の足の裏に刺激が付与されることから、血流促進の効果が期待できる。
上記の引き返し編みを草履本体10の後端部10b側まで行った後、第2コード紐15の両端部15a、15a側から第2コード紐15を引っ張る。これにより、第2コード紐15が編み芯12を引き締めることから、草履本体10の形状が整えられる。
その後、図6で示すように、皮籐13の一方側の端部13aを、1つに束ねて編み芯12で巻回した他方側の皮籐13、第1コード紐14及び第2コード紐15の間に差し込む。同様に、皮籐13の他方側の端部13aを、1つに束ねて編み芯12で巻回した一方側の皮籐13、第1コード紐14及び第2コード紐15の間に差し込む。これにより、草履本体10の後端部10b側の外縁10cが形成される。
図7で示すように、第1コード紐14を、皮籐13により形成した草履本体10の後端部10b側の外縁10cの内側に沿わせるように配置し、一方側の皮籐13、他方側の皮籐13、一方側の第1コード紐14及び他方側の第1コード紐14の4本を1つに束ね、束ねたこれらの竪芯に、編み芯12から連続するまご芯12aを複数回、巻回する。
このまご芯12aを竪芯に複数回、巻回した位置が、草履本体10の後端部10bとなる。
この状態において、残余した一方側の第1コード紐14は、その一方側の端部14a側が、草履本体10の後端部10b側の外縁10cの他方側に突出し、残余した他方側の第1コード紐14は、その他方側の端部14a側が、草履本体10の後端部10b側の外縁10cの一方側に突出する。
さらに、図8で示すように、一方側の皮籐13、他方側の皮籐13、一方側の第1コード紐14及び他方側の第1コード紐14の4本を1つに束ねた竪芯に、この竪芯に巻回したまご芯12aの両側に隣接させて、第3コード紐16を、その両端部16a、16a側においてそれぞれ複数回、巻回する。
一方側の皮籐13、他方側の皮籐13、一方側の第1コード紐14及び他方側の第1コード紐14の4本を1つに束ねた竪芯に、編み芯12及び第3コード紐16を巻回した後、さらに、この竪芯が外部に露出している部分に、残余した編み芯12を巻回する。
これにより、足半草履1の草履本体10が編み上げられ、草履本体10に設けられることとなる鼻緒20の編み上げ作業に移行する。
図9で示すように、まず、中心Oを介した一方側及び他方側の第2コード紐15、15の両端部15a、15aを、草履本体10の先端部10aの近傍における草履本体10の中心線Cから親指側に偏位した裏面10eから、引き返し編みで編み上げた編み芯12の間に差し込んで、第2コード紐15、15を草履本体10の表面10dに突出させる。
この草履本体10の表面10d側に突出した第2コード紐15、15が、第2コード紐15、15から連続する第1鼻緒芯22A及び第2鼻緒芯23Aとなる。
このように、第2コード紐15、15の両端部15a、15aを草履本体10の裏面10eから表面10dに差し込む位置が、鼻緒20の起立部21が起立する起立位置10Aとして、草履本体10の先端部10a近傍の表面10dに設定される。
起立位置10Aが、草履本体10の先端部10aの近傍に設定されることによって、足の5本の指が草履本体10の外縁10cからはみ出すことから、はみ出した5本の指で草履本体10の先端部10aを把持することが可能となる。
図10で示すように、各鼻緒芯22A、23Aを草履本体10の表面10c側に突出させた後、柔軟性を有する複数の鼻緒紐20A、本実施の形態では4本の鼻緒芯20Aのそれぞれの中心を取り、この中心が草履本体10の表面10d側において起立位置10Aに位置決めされるように、各鼻緒紐20Aの両端部を草履本体10の裏面10eから差し込んで表面10dに突出させる。
このように、4本の鼻緒紐20Aの両端部側が草履本体10の表面10dからそれぞれ突出することから、草履本体10の表面10d側においては、鼻緒紐20Aは8本となる。
次に、草履本体10の表面10dに突出させた各鼻緒芯22A、23A及び各鼻緒紐20Aの10本を1つに束ね、束ねた状態で、紐21Aによって各鼻緒芯22A、23A及び各鼻緒紐20Aを複数回に亘って巻回して、人差し指程度の太さに巻き上げる。これにより、起立部21が形成される。
その後、起立部21を起点として第1鼻緒芯22Aを起立部21から一方側に分岐し、第2鼻緒芯23Aを起立部21から他方側に分岐する。さらに、起立部21を起点として、8本の鼻緒紐20Aを起立部21から一方側に4本分岐し、残りの4本の鼻緒紐20Aを起立部21から他方側に分岐する。
ここで、本実施の形態では、足の親指側を起立部21の一方側、人差し指〜小指側を起立部21の他方側と称する。
しかる後、図11で示すように、第1鼻緒芯22A(図示を省略する)を軸芯として、この第1鼻緒芯22Aに鼻緒紐20Aを2本ずつ螺旋状に間隙なく巻回して、第1鼻緒22を編み上げる(四ツ組編み)。
同様に、第2鼻緒芯23Aを軸芯として、この第2鼻緒芯23Aに鼻緒紐20Aを2本ずつ螺旋状に間隙なく巻回して、第2鼻緒23を編み上げる。
このように、第1鼻緒芯22A及び第2鼻緒芯23Aを軸芯として、柔軟性を有する鼻緒紐20Aにより四ツ組編みで鼻緒20を編み上げることによって、鼻緒20の伸びが抑制されるとともに、足の甲に接触する部分の肌触りが向上する。
図12で示すように、第1鼻緒22を編み上げた後に残余した第1鼻緒芯22A及び2本の鼻緒紐20Aを、草履本体10の表面10dから差し込んで、第1鼻緒芯22A及び2本の鼻緒紐20Aを草履本体10の裏面10eに突出させる。
一方、草履本体10の表面10dに差し込んでいない2本の鼻緒紐20Aを、草履本体10の表面10dから外縁10cを介して草履本体10の裏面10eに回し、この裏面10eに回した2本の鼻緒紐20Aと裏面10eから突出させた2本の鼻緒紐20Aとを、草履本体10の裏面10eにおいて片結びして互いに結束する。
同様に、第2鼻緒23を編み上げた後に残余した第2鼻緒芯23A及び2本の鼻緒紐20Aを、草履本体10の表面10dから差し込んで、第2鼻緒芯23A及び2本の鼻緒紐20Aを草履本体10の裏面10eに突出させる。
一方、草履本体10の表面10dに差し込んでいない2本の鼻緒紐20Aを、草履本体10の表面10dから外縁10cを介して草履本体10の裏面10eに回し、この裏面10eに回した2本の鼻緒紐20Aと裏面10eから突出させた2本の鼻緒紐20Aとを、草履本体10の裏面10eにおいて片結びして互いに結束する。
このように、第1鼻緒芯22A及び2本の鼻緒紐20Aを草履本体10の表面10dに差し込んだ位置が、図1〜3で示す第1鼻緒端部22aとして設定され、第2鼻緒芯23A及び2本の鼻緒紐20Aを草履本体10の表面10dに差し込んだ位置が、図1で示す第2鼻緒端部23aとして設定される。
その後、図13で示すように、残余した第1鼻緒芯22Aと第2鼻緒芯23Aとを、草履本体10の裏面10eの後端部10b側において片結びして互いに結束し、第1鼻緒22側で残余した4本の鼻緒紐20Aと第2鼻緒23側で残余した4本の鼻緒紐20Aとを、草履本体10の裏面10eの後端部10b側において片結びして互いに結束する。
さらに、草履本体10の後端部10b側の外縁10cの他方側に突出する残余した一方側の第1コード紐14と、草履本体10の後端部10b側の外縁10cの一方側に突出する残余した他方側の第1コード紐14とを、草履本体10の裏面10eの後端部10b側において片結びして互いに結束する。
これにより、草履本体10の後端部10b側のほぼ中央位置、すなわち、土踏まずの前部側に相当する位置に結束部11Aが形成される。この結束部11Aを、草履本体10の表面10dに押し込みつつ、草履本体10の裏面10eに、図2及び図3で示した底敷30を接着剤等で強固に貼着する。
これにより、結束部11Aが表面10dから土踏まず側に突出する凸部11として構成され、足半草履1が形成される。
この足半草履1を履くことによって、足の親指と人差し指との間に起立部21が差し込まれて親指と人差し指との間が広げられた状態で、5本の指が草履本体10からはみ出すことから、足の可動域が広げられて足の指の自由度が向上する。従って、5本の指が楕円形の草履本体10の先端部10aを把持することができることから、足の裏の活性化が促される。
さらに、草履本体10の後端部10bが土踏まずの前部側に位置するとともに、この部分に土踏まず側に突出する凸部11が形成されていることから、土踏まずの後端部分から踵にかけて足の裏が地面から離間した状態となり、土踏まずの部分を湾曲したアーチ状とすることが促される。
しかも、草履本体10の表面10dは、肌理の細かい凹凸を有するように編み上げられていることから、足の裏に刺激が付与されて、血流が促進される。
従って、本実施の形態に係る足半草履1を履くことによって、足の裏の筋肉が刺激されて足の裏が活性化され、低下した足の機能を回復することができる。
なお、本考案は上記実施の形態に限定されることはなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上記実施の形態では、草履本体10の裏面10eに底敷30が貼着されることを説明したが、足半草履1を外履き用の草履とする場合には、底敷30の表面に、例えば、数ミリ程度の厚みを有するゴム製の底を貼着してもよい。
1 足半草履
10 草履本体
10A 起立位置(立ち上がり位置)
10a 先端部
10b 後端部
10c 外縁
10d 表面
11 凸部
12 編み芯
12a まご芯
13 皮籐
15 第2コード紐
20 鼻緒
21 起立部(立ち上がり部分)
22 第1鼻緒
22A 第1鼻緒芯
23 第2鼻緒
23A 第2鼻緒芯

Claims (2)

  1. つま先側に位置する先端部及び土踏まずの前部側に位置する後端部を有する楕円形であって、前記後端部に前記土踏まず側に突出する凸部が形成された草履本体と、
    該草履本体に設けられた鼻緒と、を備え、
    前記草履本体の表面は、ざる編みで凹凸を設けて構成され、
    前記鼻緒は、該鼻緒の立ち上がり位置が足の親指と人差し指との間に設定され、
    前記立ち上がり位置に設けられた前記鼻緒の立ち上がり部分は、前記足の親指と人差し指との間が広がるように束ねられて形成され、
    足の5本の指が前記草履本体の先端部からはみ出して該先端部を把持することを特徴とする足半草履。
  2. 前記鼻緒は、四ツ組編みで編み上げたことを特徴とする請求項1に記載の足半草履。
JP2013006253U 2013-10-31 足半草履 Expired - Lifetime JP3188536U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047940A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社コスモインダストリー 鼻緒付き中敷

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