JP3188370B2 - ランプと電線との接続構造 - Google Patents

ランプと電線との接続構造

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JP3188370B2
JP3188370B2 JP03405895A JP3405895A JP3188370B2 JP 3188370 B2 JP3188370 B2 JP 3188370B2 JP 03405895 A JP03405895 A JP 03405895A JP 3405895 A JP3405895 A JP 3405895A JP 3188370 B2 JP3188370 B2 JP 3188370B2
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socket
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典男 杉山
孝典 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のリヤコ
ンビネーションランプ等においてランプと電線とを接続
する構造に関し、より詳しくは各部品の組み付け性を向
上させるとともに、使用する部品の汎用性を高めて製造
コストを低減させることができるように改良する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体後部には、車両が減
速する際に点灯する赤色のブレーキ灯、車両が右折ある
いは左折することを点滅して示す橙色の方向指示灯、お
よび車両が後退するときに点灯して後方を照らす白色の
後退灯が取付けられている。一般的に乗用車においては
車両の外観を向上させるために上述したブレーキ灯、方
向指示灯および後退灯がリヤコンビネーションランプと
して一体にまとめられている。
【0003】このようなリヤコンビネーションランプの
一般的な構造を説明する。図10に示すようにリヤコン
ビネーションランプ10は、図示されないボルトにより
自動車のボデー1に螺着されるようになっている。この
リヤコンビネーションランプ10は、複数のランプ11
が固定されるランプボデー12と、それぞれのランプ1
1に対向してランプボデー12に固着されているレンズ
13・14・15とを備えている。そしてレンズ13は
赤色、レンズ14は白色、レンズ15は橙色にそれぞれ
着色されて、ブレーキ灯、後退灯および方向指示灯を構
成するようにされている。
【0004】また、複数のランプ11はランプボデー1
2に着脱自在に取り付けられるランプソケット16を介
してランプボデー12に固定されるようになっている。
そして個々のランプソケット16に接続されている電線
17は雌コネクタ22内に設けられている接続端子にそ
れぞれ接続され、ワイヤハーネス20の雄コネクタ21
を雌コネクタ22に嵌合させることによりそれぞれのラ
ンプ11を点灯させる電気回路が形成されるようになっ
ている。
【0005】図11に示すようにランプソケット16に
おいては、ランプ11の口金11aの底部に突設されて
いる端子11bに接触する端子金具31は、絶縁円盤3
2により周囲を絶縁された状態で電線17と半田付けさ
れており、巻きバネ33と共に筒状ソケット35内に収
納されるようになっている。また、筒状ソケット35の
外周に突設されているアース端子36には、アース線3
8に固着されているアース金具37が螺着されるように
なっている。そして、ランプ11を巻きバネ33の付勢
力に抗して筒状ソケット35内に挿入するとともに、そ
の口金ピン11cを筒状ソケット35に設けられている
L字状の切り欠き溝39に係合させると、ランプ11は
筒状ソケット35に係止される。そして、電線17が端
子11bと導通され、アース線38が口金11aに導通
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のリヤコンビネーションランプ10は、構成部品の数
が多いため、部品の組付けに多くの工数を必要とする。
また、端子金具31を電線17に半田付けするようにさ
れているので、端子金具31が酸化して錆びたり変形し
たりして、ランプ11の端子11bとの接触が不良とな
る可能性がある。さらには、個々のランプ11に接続さ
れる複数の電線17を束ねてテープを巻き付けたり雌コ
ネクタ22に接続したりしなければならず、組立に多大
の工数を必要とするばかりでなく、部品の組付けを自動
化することが極めて困難である。
【0007】そこで、上記のような問題を解決すること
ができるランプと電線との接続構造が、特公平6−75
04号公報等に開示されている。図12に示すように、
このランプと電線との接続構造40においては、配線板
41の上面にソケット支持台42とバネ受け台43が一
体的に立設されている。このソケット支持台42の上面
に貫設されている図示されていない一対のスリットに
は、金属板を略U字形に成形してランプ11の金具部分
と嵌合するようにされているソケット本体44が差し込
まれて固定されるようになっている。このソケット本体
44の上端部から下方に向かって延びるように一体的に
延設されているバネ舌片45の下端部には、J字状に湾
曲させられた折り返し部46が設けられ、バネ受け台4
3の側面に当接するようにされている。
【0008】そして、フレキシブルプリント基板47に
一体に垂設されている端子片部48を、配線板41に貫
設されている図示されないスリットに差し込むと、端子
片部48はバネ受け台43と折り返し部46とにより挟
持され、ソケット本体44とフレキシブルプリント基板
47との間を電気的に接続することができる。したがっ
て、図12に示すランプと電線との接続構造40によれ
ば、前述した従来のリヤコンビネーションランプ10に
比較して部品点数も少なく、また組み付けも容易であ
る。
【0009】しかしながら、フレキシブルプリント基板
47はランプ11の配置にあわせて製作される専用部品
とならざるを得ず、部品の汎用性が無いという問題点が
ある。
【0010】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであって、部品点数が少なくかつ容易に組み付け
ることができるばかりでなく、部品の自動組み付けにも
適し、さらには構成部品の汎用性が高いランプと電線と
の接続構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ラ
ンプを係止する係止部を有するとともに基板に固定され
るランプソケットと、該ランプソケットに取り付けられ
る金属板から成形された端子金具とを備え、前記端子金
具の一方の端部には前記ランプに付勢力をもって当接す
るバネ部が設けられているとともに、他方の端部には電
線を嵌入してその導体部分を挟持するスリットが形成さ
れており、前記バネ部が前記基板の一方の側面側に位置
するとともに、前記スリットが前記基板の他方の側面側
に位置するように前記ランプソケットが前記基板に貫設
されている貫通孔に嵌装され、前記スリット側を覆うカ
バーが屈曲自在のヒンジ部を介して前記基板に一体に延
設されていることを特徴とするランプと電線との接続構
造によって達成することができる。
【0012】
【0013】
【0014】また、本発明の上記目的は、ランプを係止
する係止部を有するとともに基板に固定されるランプソ
ケットと、該ランプソケットに取り付けられる金属板か
ら成形された端子金具とを備え、前記端子金具の一方の
端部には前記ランプに付勢力をもって当接するバネ部が
設けられているとともに、他方の端部には電線を嵌入し
てその導体部分を挟持するスリットが形成されており、
前記電線が、前記基板の表面に突設されている一対の凸
部の間の隙間部分内に嵌入させられて前記基板の表面上
係止されるとともに、前記ランプソケットを前記基板
に固定する際に、前記端子金具の前記スリットが前記
線に外嵌てその導体部分を挟持するようにされている
ことを特徴とするランプと電線との接続構造によって達
成することができる
【0015】
【作用】本発明の上記構成のランプと電線との接続構造
においては、ランプソケットの係止部にランプを係止さ
せるとランプに端子金具のバネ部が付勢力をもって当接
するので、端子金具とランプとを確実に導通させること
ができる。さらに端子金具のスリットに電線を圧入する
と電線の導体部分が端子金具により挟持されるので、電
線を端子金具に容易に取り付けることができるととも
に、端子金具と電線とを確実に導通させることができ
る。
【0016】
【実施例】本発明に係るランプと電線との接続構造の一
実施例を、図1乃至図9に基づいて詳細に説明する。こ
こで図1は本発明に係るランプと電線との接続構造の一
実施例を適用したリヤコンビネーションランプの断面
図、図2は図1におけるランプ固定部分を示す拡大断面
図、図3は図2におけるA−A矢視線に沿った断面図、
図4は図2における中央の端子金具を示す斜視図、図5
は図2における左方の端子金具を示す斜視図、図6は図
2における右方の端子金具を示す斜視図、図7は図1に
おけるランプボデーを示す斜視図、図8は本発明に係る
ランプと電線との接続構造の他の実施例を示す斜視図、
図9は図8におけるランプソケットを基板に固定した状
態を示す断面図である。
【0017】第1実施例 図1に示すように本第1実施例に係るリヤコンビネーシ
ョンランプ50は、レンズ51とランプボデー52が一
体に組み合わされたもので、パッキン53を介して自動
車のボデー1に取り付けられている。そしてランプボデ
ー52の底板54のランプ18を取り付ける位置には、
貫通孔55が貫設されており、この貫通孔55にはラン
プソケット60が嵌合されるようになっている。
【0018】図2および図3に示すように、ランプソケ
ット60は絶縁性の樹脂材料から成形されたもので、直
方体状の箱体とされているソケット本体61と、このソ
ケット本体61の上面62上に垂設されている略円筒状
のランプ係止部63と、前記本体61の側面に垂設され
ているフランジ66を備えている。このソケット本体6
1は、ランプボデー52の底板54に貫設されている矩
形状の貫通孔55に嵌合されて位置決めされるととも
に、貫通孔55の外周部に立設されているリブ56の上
面にフランジ66を載置した状態で取付けネジ5により
螺着される。また、ランプ係止部63の側壁には側面視
でL字状の切り欠き溝65が削設されており、この切り
欠き溝65にランプ18の口金ピン18dを係合させる
ことにより、ランプ18をランプ係止部63に係止する
ことができる。そして、このランプソケット60には、
端子金具70・80・90がそれぞれ取り付けられるよ
うになっている。
【0019】図4に示すように、前記端子金具70は金
属板からプレス成形されたもので、側面視で略S字型に
湾曲するように成形されているバネ部71と、このバネ
部71の底面73の側縁から下方に延びるように延設さ
れている端子片部74とを有している。この端子片部7
4の下縁75にはスリット76が切り欠かれており、そ
の内幅は電線8の導体部分を挟持して電気的に接続可能
な寸法に設定されている。また、端子片部74の基端部
には、切り起こし片77が設けられており、端子金具7
0をランプソケット60に取り付けた際の抜け止めとさ
れている。そして、この端子金具70は、そのバネ部7
1がランプ係止部63の内側に位置するようにランプソ
ケット60に取り付けられて、バネ部71の上面72が
ランプ18の底面に突設されている端子18aに当接す
るようにされている。
【0020】図5に示すように、前記端子金具80は、
端子金具70と同様に金属板から成形されたもので、そ
の一方の端部にはランプ18の口金18cの側面に接触
する接触部82を付勢するバネ部81が設けられてい
る。また、他方の端部は端子片部84とされ、その先端
には電線8を受け入れるスリット86が形成されている
とともに、その基端には抜け止めとしての切り起こし部
87が設けられている。そして、この端子金具80は、
接触部82がランプ係止部63の側壁に設けられている
窓孔64の内側に位置し、かつバネ部81がランプ係止
部63の側壁の外側に位置し、さらには、端子片部84
がランプソケット60のソケット本体61の内側に位置
するようにランプソケット60に取り付けられる。
【0021】図6に示すように、前記端子金具90は前
記端子金具70と類似の形状とされており、側面視で略
S字型に湾曲するように成形されているバネ部91と、
このバネ部91の延長された底面93の側縁から下方に
延びるように延設されている端子片部94とを有してい
る。この端子片部94の下縁95には電線8を受け入れ
るスリット96が形成されているとともに、その基端に
は抜け止めとしての切り起こし部97が設けられてい
る。そして、この端子金具90は、そのバネ部91がラ
ンプ係止部63の内側に位置するようにランプソケット
60に取り付けられ、バネ部91の上面92がランプ1
8の底面に突設されているもう一つの端子18bに当接
するようにされている。さらに端子片部84はランプソ
ケット60のソケット本体61の内側に位置するように
される。
【0022】なお、本実施例においては図2に示すよう
に、ランプソケット60に端子金具70・80・90を
互いに並ぶように取り付けているが、これはランプ18
がスモール灯とブレーキ灯とを兼ねるようにされていて
2系統の電極を有し、2つの端子18a・18bが設け
られているからである。したがってランプソケット60
に取り付けられるランプが方向指示灯のように1系統の
電極しか有していない場合には、端子金具90は不要と
なる。
【0023】図7に示すようにランプボデー52は、樹
脂成形されたもので、薄肉に成形されて屈曲自在とされ
ている一対のヒンジ57を介して、カバー58が底板5
4に一体に連設されている。このカバー58は図示され
ない係止手段により底板54に係止されるようになって
おり、底板54に貫設されている貫通孔55に嵌合させ
られて底板54の裏面側に突出している複数のランプソ
ケット60の端部や、それらの間を接続する電線8等を
覆うようにされている。
【0024】次に、本実施例1のリヤコンビネーション
ランプ50の組み立て手順について説明する。先ず、図
1および図7にしめすようにランプボデー52の底板5
4の複数箇所にそれぞれ設けられている貫通孔55に、
前述したランプソケット60や小型のランプソケット6
7、および複数の電線8を相互に接続するジョイントボ
ックス68等を嵌合させ、前述した様に取付けネジ5を
用いて底板54に螺着する。同様に複数の電線8をワイ
ヤハーネス20に接続する雌コネクタ69を一対のヒン
ジ57の間に固定する。ところで、これらの作業は、底
板54に設けられている貫通孔55にランプソケット6
0・67等の部品を嵌合させた後にネジ止めするという
単純なものであるから、ロボット等を用いて容易に自動
化することができる。
【0025】次に、ランプソケット60・67とジョイ
ントボックス68および雌コネクタ69との間に複数の
電線8を配線し、配線が完了した時点でカバー58を底
板54に係止して上方から電線8等を被覆する。このと
き、ランプソケット60・67等に取り付けられている
端子金具70・80・90のスリット76・86・96
に、電線8を圧入するだけで端子金具70・80・90
と電線8とを導通させることができる。したがって、こ
れらの作業もロボット等を用いて容易に自動化すること
ができる。
【0026】そして、ランプソケット60・67にそれ
ぞれランプ11を取り付けた後に、ランプボデー52の
外周縁にレンズ51を一体に嵌合させ、その後パッキン
53を取り付けることにより、本実施例のリヤコンビネ
ーションランプ50の組み立てを完了する。
【0027】すなわち、本実施例1のリヤコンビネーシ
ョンランプ50は、ランプボデー52の底板54に、ラ
ンプソケット60・67を用いてランプ11を取り付け
るものであるから、構成が簡単で部品点数が少ない。ま
た、個々の部品をランプボデー52の底板54に取り付
け、あるいは電線8を配線する作業も単純化されている
から、組立作業をロボット等を用いて容易に自動化する
ことができるという利点を有している。
【0028】さらに、ランプソケット60・67および
端子金具70・80・90は、ランプボデー52の形状
が異なる他のリヤコンビネーションランプにも共通して
用いることができるとともに、一般的な電線8を用いて
配線するようにされているので、使用する部品の汎用性
が高いという利点を有している。
【0029】第2実施例 次に、本発明に係るランプと電線との接続構造の第2実
施例を、図8および図9用いて説明する。上述した第1
実施例においては電線8が基板54の裏面側に配線され
るようになっているが、本第2実施例においては電線8
は基板110の表面側に配線されるようになっている。
【0030】すなわち、基板110の表面には、所定の
間隔を開けて配設された円柱状の突起111と、ランプ
ソケット100に取り付けられている端子金具103の
先端を受け入れる溝114を有する突起113と、ラン
プソケット100を基板110に螺着する図示されない
取付ネジが螺着される一対の円筒状の突起115とが互
いに並ぶように突設されている。
【0031】前記ランプソケット100は、前述した第
1実施例のランプソケット60とほぼ同様の構造を有す
るもので、そのソケット本体101の側面に突設されて
いる一対のフランジ102を用いて基板110に螺着さ
れるようになっている。そして、このランプソケット1
00が基板110上に固定された時には、3つの端子金
具103の先端部は、前記突起113に形成されている
凹溝114と嵌合して支持されるようになっている。ま
た、端子金具103の先端部には前述した第1実施例に
おける端子金具70・80・90と同様に、電線8を受
け入れるとともに、電線8の導体部分を挟持するスリッ
トがそれぞれ形成されている。
【0032】上述のように構成されている本第2実施例
のランプと電線との接続構造においては、図9に示すよ
うに、まず電線8の一方の端部を基板110の表面に突
設されている図示左方側の電線係止用突起111に、他
方の端部を図示右方側の電線係止用突起111にそれぞ
れ係止させることにより、基板110の表面に直線状に
伸びるように固定する。この時、電線8はランプソケッ
ト100の端子103と嵌合して支持する突起113の
間に挿通されるとともに、基板110の裏面側に固定さ
れている雌コネクタ120の、基板110に貫設されて
いる貫通孔116を介して基板110の表面側に突出し
ている端子金具121のスリット内に嵌入させられて端
子金具121と電気的に接続される。
【0033】次に、ランプ19が取り付けられているラ
ンプソケット100を、図示されない取付ネジを用いて
基板110に螺着すると、ランプソケット100の端子
103は、前記突起113に設けられている凹溝114
内に嵌合し支持された状態で電線8に外嵌される。これ
により、端子金具103は電線8の導体部分を挟持する
ので、端子金具103と電線8とが電気的に接続され
る。そして、前記コネクタ120に電線122を有する
コネクタ123を係合させることにより、電線122か
らランプ19にいたる電気回路が完成する。
【0034】すなわち、本第2実施例のランプと電線と
の接続構造においては、電線8およびランプソケット1
00がいずれも基板110の表面側に取り付けられるば
かりでなく、電線8が突起111により係止されて基板
110の表面に固定されるようになっており、かつラン
プソケット100を基板110に螺着することによって
ランプソケット100の端子金具103と電線8とが電
気的に接続されるようになっている。これにより、基板
110への電線8の取付作業、および電線8とランプソ
ケット100との接続作業等を、ロボット等を用いて容
易に自動化することができるという優れた利点を有して
いる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のランプと電
線との接続構造は、ランプを係止する係止部を有すると
ともに基板に固定されるランプソケットと、該ランプソ
ケットに取り付けられる金属板から成形された端子金具
とを備え、前記端子金具の一方の端部には前記ランプに
付勢力をもって当接するバネ部が設けられているととも
に、他方の端部には電線を嵌入してその導体部分を挟持
するスリットが形成されており、前記バネ部が前記基板
の一方の側面側に位置するとともに、前記スリットが前
記基板の他方の側面側に位置するように前記ランプソケ
ットが前記基板に貫設されている貫通孔に嵌装され、前
記スリット側を覆うカバーが屈曲自在のヒンジ部を介し
て前記基板に一体に延設されているものである。また、
前記電線が、前記基板の表面に突設されている一対の凸
部の間の隙間部分内に嵌入させられて前記基板の表面上
に係止されるとともに、前記ランプソケットを前記基板
に固定する際に、前記端子金具の前記スリットが前記電
線に外嵌してその導体部分を挟持するようにされている
ものである。
【0036】よって、構造が簡単で部品点数を少なくす
ることができるばかりでなく、基板にランプソケットを
取り付ける取付作業および端子金具に電線を取り付ける
取付作業を容易に行うことができ、ロボット等を用いて
組立作業を容易に自動化することができる。さらにはラ
ンプソケットや端子金具および電線は基板の形状が異な
っても共通に使用することができるものであるから構成
部品の汎用性が高いという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランプと電線との接続構造の一実
施例を適用したリヤコンビネーションランプの断面図、
【図2】図1におけるランプ固定部分を示す拡大断面
図、
【図3】図2におけるA−A矢視線に沿った断面図、
【図4】図2における中央の端子金具を示す斜視図、
【図5】図2における左方の端子金具を示す斜視図、
【図6】図2における右方の端子金具を示す斜視図、
【図7】図1におけるランプボデーを示す斜視図であ
る。
【図8】本発明に係るランプと電線との接続構造の他の
実施例を示す斜視図、
【図9】図8におけるランプソケットを基板に固定した
状態を示す断面図である。
【図10】従来のリヤコンビネーションランプの断面図
である。
【図11】従来のランプソケットの構造を示す分解斜視
図である。
【図12】従来のランプボデーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車ボデー 5 取付ネジ 8 電線 18,19 ランプ 18a,18b 端子 18c 口金 18d 口金ピン 50 リヤコンビネーションランプ 51 レンズ 52 ランプボデー 53 パッキン 54 底板 55 貫通孔 56 リブ 57 ヒンジ 58 カバー 60 ランプソケット 61 ソケット本体 63 ランプ係止部 64,65 切り欠き溝 66 フランジ 67 ランプソケット 68 ジョイントボックス 69 雌コネクタ 70,80,90 端子金具 71,81,91 バネ部 72,82,92 接触部 73,83,93 底面 74,84,94 端子片部 75,85,95 下縁 76,86,96 スリット 77,87,97 切り起こし
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 隆吉 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−275118(JP,A) 実開 平6−50280(JP,U) 実開 昭61−38704(JP,U) 実開 昭49−110581(JP,U) 実開 昭50−33986(JP,U) 実開 平4−8206(JP,U) 実開 昭60−121283(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21Q 1/00 F21V 23/00 H01R 33/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプを係止する係止部を有するとともに
    基板に固定されるランプソケットと、該ランプソケット
    に取り付けられる金属板から成形された端子金具とを備
    え、前記端子金具の一方の端部には前記ランプに付勢力
    をもって当接するバネ部が設けられているとともに、他
    方の端部には電線を嵌入してその導体部分を挟持するス
    リットが形成されており、前記バネ部が前記基板の一方の側面側に位置するととも
    に、前記スリットが前記基板の他方の側面側に位置する
    ように前記ランプソケットが前記基板に貫設されている
    貫通孔に嵌装され、前記スリット側を覆うカバーが屈曲
    自在のヒンジ部を介して前記基板に一体に延設されてい
    ことを特徴とするランプと電線との接続構造。
  2. 【請求項2】ランプを係止する係止部を有するとともに
    基板に固定されるランプソケットと、該ランプソケット
    に取り付けられる金属板から成形された端子金具とを備
    え、前記端子金具の一方の端部には前記ランプに付勢力
    をもって当接するバネ部が設けられているとともに、他
    方の端部には電線を嵌入してその導体部分を挟持するス
    リットが形成されており、 前記電線が、前記基板の表面に突設されている一対の凸
    部の間の隙間部分内に嵌入させられて前記基板の表面上
    に係止されるとともに、前記ランプソケットを前記基板
    に固定する際に、前記端子金具の前記スリットが前記電
    線に外嵌してその導体部分を挟持するようにされている
    ことを特徴とする ランプと電線との接続構造。
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