JP3188337U - 車両走行シミュレーター - Google Patents
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Abstract
Description
請求項1記載の考案に係る車両走行シミュレーター(以下、「請求項1の車両走行シミュレーター」という)は、駆動輪を回転させる1個のモーターと、制御回路を介して当該モーターに電気エネルギーを供給する電源部と、を備える車両走行シミュレーターである。そして、進行方向側に光を発する発光部と、当該発光部が発した光が当該発光部から進行方向所定距離内にある障害物によって反射されたとき、当該反射された光を受光可能に構成された受光部と、を備え、当該制御回路は、当該受光部が反射された光を受光しないとき当該モーターに電気エネルギーを供給し、当該受光部が反射された光を受光している間は当該モーターへの電気エネルギーの供給を遮断する単数モーター駆動モードを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の考案に係る車両走行シミュレーター(以下、「請求項2の車両走行シミュレーター」という)は、請求項1の車両走行シミュレーターであって、進行方向反対側(すなわち、車両走行シミュレーターの後方)に、前記制御回路を介して前記電源部に接続された少なくとも1個(通常は、幅方向に並列する2個)のブレーキランプを備え、前記制御部は、前記モーターへの電気エネルギーの供給の遮断している間に当該少なくとも1個のブレーキランプへ電気エネルギーを供給して点灯させるように構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の考案に係る車両走行シミュレーター(以下、「請求項3の車両走行シミュレーター」という)は、請求項1又は2の車両走行シミュレーターであって、走行面に形成された所定幅の誘導線を平面視検知可能な左センサーと右センサーが、当該所定幅寸法よりも長い寸法の距離を隔てて進行方向左右対称に設けられている。その上で、前記駆動輪は、進行方向両側にある両駆動輪によって構成され、前記モーターは、当該左駆動輪を駆動する左モーターと、当該右駆動輪を駆動する右モーターとによって構成されている。ここで、前記制御回路は、前記単数モーター駆動モードとは別に、使用者による切り替えによって択一的に作動する複数モーター駆動モードを備え、当該複数モーター駆動モードに切り替えられたときの前記制御回路は、(1)当該左センサー及び当該右センサーのいずれもが当該誘導線の検知信号を出力していない間は当該左モーター及び当該右モーターの双方に電気エネルギーを供給して直進走行させる(2)当該左センサーのみが当該誘導線の検知信号を出力している間は当該右モーターのみに電気エネルギーを供給して左方向に旋回走行させる(3)当該右センサーのみが当該誘導線の検知信号を出力している間は当該左モーターのみに電気エネルギーを供給して右方向に旋回させる、ことによって、当該誘導線に沿って走行可能に構成されていることを特徴とする。なお、左右のセンサーの感度、誘導線の濃淡(路面とのコントラストの高低)や幅、左右のモーターの立ち上がり速度の違い、車両走行シミュレーターの慣性力などにより直進と旋回相互間の転換時間に、多少の遊びが生じることは言うまでもない。この遊びを適切に設定することによって、誘導線を交差させた場合(一時的に左右のセンサーの下に交差する誘導線が同時に位置する場合)も走行可能となる。
誘導線に導かれた走行が実現する。上記原理に基づく走行であれば、走行コース(誘導線)の設定・設置を使用者が自由に、かつ、簡単に行うことができ、これが、より現実に近い走行を実現する。
請求項4記載の考案に係る車両走行シミュレーター(以下、「請求項4の車両走行シミュレーター」という)は、請求項1乃至3何れかの車両走行シミュレーターであって、進行方向側に少なくとも1個のヘッドランプが設けられ、前記制御回路は、駆動モードに関わらず、当該少なくとも1個のヘッドランプへ、常に若しくは使用者の操作した時に電気エネルギーが供給して点灯させるように構成されていることを特徴とする。
以下、各図を参照しながら、本考案を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)を説明する。
図1に示す車両走行シミュレーター1(以下、「シミュレーター1」という)は、公道を走行する一般車両を模した合成樹脂製のボディ3と、ボディ3を搭載固定するシャーシー5と、から概略構成されている。ボディ3もシャーシー5も、様々な形態が採用可能である。図1(a)に示すように、ボディ3の正面には、後述する発光部Seと受光部Srを露出させ光を出入可能とするための孔が設けられている。図1に示すヘッドライト3Hとブレーキランプ3Bは、透明樹脂で構成され、シャーシー5に取り付けられたLEDのようは発光素子の光が外部観察できるように構成されている。なお、図1には、バンタイプの乗用車を示したがセダンタイプの乗用車などであってもよい。さらに、トラックなどの運搬車両やクレーンなどの特殊車両などを模したシミュレーターを排除するものではない。大きさについて特に制限はないが、通常は室内で使用するものであり、玩具店等で販売される一般の車両玩具としての使用を妨げるものではないので、一般の車両玩具と同等の大きさとすることが好ましい。
図2に基づき、シミュレーター1の電気的構成を説明する。図2に示すのは、ボディ3を省略した状態のシャーシー5の平面図をイメージすると理解し易い。シャーシー5を2点鎖線で、2個の前輪7と駆動輪9を実線で、それぞれ示してある。シミュレーター1は、前輪駆動とすることもできるが、本実施形態では後輪駆動としてある。このため、シャーシー5の上に搭載された1個のモーターMの回転は、進行方向最後尾にあるギアボックスGBを介して減速され、後輪である両駆動輪9を回転可能に構成されている。符号11は、乾電池を電源とする電源部を示し、電源部11は電源スイッチSWを介して制御回路13と電気的に接続されている。制御回路13には、1個のチップ上にCPU(central processing unit)、RAM(random-access memory)、ROM(read only memory)及び各種入出力装置などを搭載した処理装置(ワンチップのマイコン)が組み込まれ(図示を省略)、ここでモーターMへの電気エネルギーの供給・遮断を含む各種の処理が行われるようになっている。
上記したハード構成は、次の動作を行う。この動作のことを、単数モーター駆動モードの動作と呼ぶ。使用者が電源スイッチSWをオンすると、電源部11から電気エネルギーが供給され、制御回路13が通電状態になる。制御回路13が稼働すると組み込まれたワンチップマイコンのROMに格納されたプログラムが実行され、これに基づいてシミュレーター1が動作する。ここで、まず、制御回路13は、発光部Seに通電して赤外線を前方所定方向に発光させる(S51)。その儀、制御回路13は、モーターMを通電して電気エネルギーを供給し、これを回転させる。モーターMの回転は両駆動凛9を回転させ、これによって、シミュレーター1は、進行方向Aの方向に走行する(S53)。
図5乃至7を参照しながら、他の実施形態に係るシミュレーター1´を説明する。シミュレーター1´が先に説明したシミュレーター1と異なるのは、シミュレーター1は単数モーター駆動モードでのみ稼働するのに対し、シミュレーター1´は、単数モーター駆動モードと複数モーター駆動モードを選択できる点が大きく異なっている。以下、両者間で重複する点は図2に示す符号と同じ符号を図5に用いるに止め、重複説明を省略する。以下の説明は、両者間で異なる点についてのみ行う。
3 ボディ
3B ブレーキランプ(ストップランプ)
3H ヘッドライト
5 シャーシー
7 前輪
9 駆動輪(後輪)
9L 左駆動輪
9R 右駆動輪
11 電源部
13 制御回路
101 障害物
A 進行方向
G 走行面
GL 左ギアボックス
GR 右ギアボックス
Li 入射光
Lr 反射光
M モーター
ML 左モーター
MR 右モーター
Se 発光部(発光素子)
Sr 受光部(受光素子)
SW 電源スイッチ
SW´ モード切替スイッチ
Claims (4)
- 駆動輪を回転させる1個のモーターと、
制御回路を介して当該モーターに電気エネルギーを供給する電源部と、を備える車両走行シミュレーターであって、
進行方向側に光を発する発光部と、
当該発光部が発した光が当該発光部から進行方向所定距離内にある障害物によって反射されたとき、当該反射された光を受光可能に構成された受光部と、を備え、
当該制御回路は、当該受光部が反射された光を受光しないとき当該モーターに電気エネルギーを供給し、当該受光部が反射された光を受光している間は当該モーターへの電気エネルギーの供給を遮断する単数モーター駆動モードを備えている
ことを特徴とする車両走行シミュレーター。 - 進行方向反対側に、前記制御回路を介して前記電源部に接続された少なくとも1個のブレーキランプを備え、
前記制御部は、前記モーターへの電気エネルギーの供給の遮断している間に当該少なくとも1個のブレーキランプへ電気エネルギーを供給して点灯させるように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の車両走行シミュレーター。 - 走行面に形成された所定幅の誘導線を平面視検知可能な左センサーと右センサーが、当該所定幅寸法よりも長い寸法の距離を隔てて進行方向左右対称に設けられ、
前記駆動輪は、進行方向両側にある両駆動輪によって構成され、
前記モーターは、当該左駆動輪を駆動する左モーターと、当該右駆動輪を駆動する右モーターとによって構成され、
前記制御回路は、前記単数モーター駆動モードとは別に、使用者による切り替えによって択一的に作動する複数モーター駆動モードを備え、
当該複数モーター駆動モードに切り替えられたときの前記制御回路は、
(1)当該左センサー及び当該右センサーのいずれもが当該誘導線の検知信号を出力していない間は当該左モーター及び当該右モーターの双方に電気エネルギーを供給して直進走行させる
(2)当該左センサーのみが当該誘導線の検知信号を出力している間は当該右モーターのみに電気エネルギーを供給して左方向に旋回走行させる
(3)当該右センサーのみが当該誘導線の検知信号を出力している間は当該左モーターのみに電気エネルギーを供給して右方向に旋回させる
ことによって、当該誘導線に沿って走行可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両走行シミュレーター。 - 進行方向側に少なくとも1個のヘッドランプが設けられ、
前記制御回路は、駆動モードに関わらず、当該少なくとも1個のヘッドランプへ、常に若しくは使用者の操作した時に電気エネルギーが供給して点灯させるように構成されている
ことを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の車両走行シミュレーター。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114978361A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-30 | 深圳市钛和巴伦技术股份有限公司 | 一种基于5g的汽车行驶环境模拟系统以及模拟方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006167386A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Toikoo:Kk | 遠隔操作型走行玩具 |
JP3180497U (ja) * | 2012-10-11 | 2012-12-20 | 株式会社 テー・オー・ダブリュー | 障害物検知センサーつきミニチュアカー |
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JP3180497U (ja) * | 2012-10-11 | 2012-12-20 | 株式会社 テー・オー・ダブリュー | 障害物検知センサーつきミニチュアカー |
Non-Patent Citations (1)
Title |
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"「ニューモデル速報 スバルXV ハイブリットのすべて」", ONLINE, JPNX018000007, 19 December 2017 (2017-12-19), 883R:blog, * |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114978361A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-30 | 深圳市钛和巴伦技术股份有限公司 | 一种基于5g的汽车行驶环境模拟系统以及模拟方法 |
CN114978361B (zh) * | 2022-06-08 | 2024-01-30 | 深圳市钛和巴伦技术股份有限公司 | 一种基于5g的汽车行驶环境模拟系统以及模拟方法 |
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