JP3188239U - 昇降ベッド - Google Patents

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JP3188239U
JP3188239U JP2013004758U JP2013004758U JP3188239U JP 3188239 U JP3188239 U JP 3188239U JP 2013004758 U JP2013004758 U JP 2013004758U JP 2013004758 U JP2013004758 U JP 2013004758U JP 3188239 U JP3188239 U JP 3188239U
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JP2013004758U
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武島英巳
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武島 英巳
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Abstract

【課題】簡単な構成で部品点数も少なく安価に提供でき、人力のみで数秒で昇降が可能で、さらにコンクリート製の住宅のみならず、木造住宅やネジ施工不可などの制限を受ける賃貸住宅にも設置可能な昇降ベッドを提供する。
【解決手段】一対の摺動レール3、3’を重心位置Gからオフセットして設けられてなるベッド本体2と、摺動レール3、3’を上下動可能に保持するためのレールガイド4、4’と、ベッド本体2の下端位置を決定するストッパー6hi、6Lowを備えてなる耐力柱5、5’と、ベッド本体2の荷重を相殺すべくワイヤ7及びプーリー8a乃至8iを介して接続されたウエイト9とからなり、且つワイヤ7の端部は重心位置Gと摺動レール3、3’の間の位置に係止されてなる。ウエイト9の重量は、ベッド本体2と摺動レール3、3’の合計重量の8割乃至10割の重さである。
【選択図】図1

Description

この考案は、不必要時には天井面に収納することができる昇降ベッドに関する
ものである
従来より居室内のスペースの有効利用化をはかるべく昇降ベッドとしていろい
ろなものが発明、考案されている。
例えば実公平3−42822に示すようなベッドの4角に4本の支柱を具備し
て4本のワイヤの巻き取りでベッドを昇降させる構造のものが存在する
また 電力に頼らない機械式のものとしては、実公平2−4619に示すよう
な巻き取りドラムを人力で回して、その巻上げ力をもってベッドを昇降させる
構造のものが存在する。
さらに機械式のものとして実公平7−597に示すようなコンクリート壁に埋
め込まれたガイドレール内を上下動させる構造のものが存在する。
実公平3−42822 実公平2−4619 実公平7−597
上記実公平3−42822の考案は動力源が電気モーターの巻き取りなるため、構造が複雑で部品数も多くなり、高価にならざるをえない上に当然毎月電気代というランニングコストもかかるし、停電時には動作が行えないという問題点がある。
また実公平2−4619の考案は、動力源が人力のみであるために軽量の物置台程度ならば問題はないが比較的重量物であるベッドを昇降させるには、減速比を考えると
相当多数回転しなければならず昇降完了まで数秒以上の巻き上げにかかる時間
が必要である。
さらに、実公平7−597の考案においても重量物であるベッドを片持ちで支持させる際に発送する強大なモーメントに対抗すべく前記コンクリート壁に埋め込み支持が必
要であって例えば木造住宅には実施が不可能であった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは簡
単な構成で部品点数も少なく安価に提供でき、しかも電気式ではなく人力のみ
で数秒で昇降が可能で、さらにコンクリート製の住宅のみならず、木造住宅や
ネジ施工不可などの制限を受ける賃貸住宅にも設置可能な昇降ベッドを提供す
るところにある。
すなわち本考案は、一対の摺動レール3、3’を重心位置Gからオフセットして設けられてなるベッド本体2と、
該摺動レール3、3’を上下動可能に保持するためのレールガイド4、4’と
前記ベッド本体2の下端位置を決定するストッパー6を備えてなる耐力柱5、5’と、
前記ベッド本体2の荷重を相殺すべくワイヤ7及びプーリー8を介して接続されたウエイト9とからなり、且つ前記ワイヤ7の端部は前記重心位置Gと摺動レール3、3’の間の位置に係止されてなり、さらに該ウエイト9の重量は、前記ベッド本体2と摺動レー
ル3、3’の合計重量の8割乃至10割の重さであることを特徴とする昇降ベッドである。
また本考案は、上記耐力柱5、5’の上下に、略居室内寸同形状のステ板12、12'が設けられてなる事を特徴とする請求項1の昇降ベッドである。
また本考案は、上記摺動レール3、3’が連結具3dによって一体的に構成されてなる事を特徴とする上記請求項1および請求項2の昇降ベッドである。


本考案は、以上の構成なるため次のような効果がある。
a.電力を使わず人力のみでスムースな昇降が可能であるので、停電などの電気
トラブルに無関係に使用が行えるとともに毎月の電気代も必要なくランニング
コストが低い。
b.ベッド下降位置の設定が比較的容易に調節可能であるため、ベッド下に配置
する対象を勉強机やソファー、箪笥など制約を受けず、その結果ベッド下とベ
ッド本体さらにはベッド上方まで極めて有意義なスペースの有効利用が図れる
のである。
c,本考案の昇降ベッドは、耐力柱にて全ての荷重を支え得る構造なるため、コ
ンクリート住宅のみならず、柱や壁の強度が弱い木造住宅や、さらにはネジ施
工不可などの制限を受ける賃貸住宅にも提供可能である。
d,さらには取り付け、外しも従来の昇降ベッドに比して容易なため 例えば子
供の成長とともに、本考案の昇降ベッドを用いて数年後子供の独立とともに昇
降ベッドを取り外すなどの使用も可能である。

図1は本考案の昇降ベッドを示した説明図である。(実施例1) 図2は本考案の昇降ベッドの下降状態を示した説明図である。 図3は図2のA部分、B部分の拡大図である。(実施例1) 図4は本考案の昇降ベッドを示した説明図である。(実施例2) 図5は本考案の昇降ベッドを示した説明図である。(実施例3)
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は室内高2400mmの居
室内を示し、2は幅2040mm、奥行き1040mm、厚さ150mm、重量48kgのベッド本
体を示しG、G’はその短手方向における重心軸を示す。
3、3’はベッド本体2の奥行き位置に左右一対に前記重心位置Gより距離α
=330mmオフセットされて取付られてなる摺動レールを示し、その構成は略断
面四角パイプ形状の摺動部材3aと吊り下げ部材3b、補強部材3cから構成さ
れ、これら一対の摺動レール3、3’の重量は5kgであり ベッド本体2との
合計重量は53kgとなる。
4と4’は前記摺動レール3、3’をクリアランスβを有して外嵌してなる
断面略コの字形状のレールガイドを示し、該レールガイド4と4’の上下には
、ベッド本体2の上下動作を抑制すべく、通しボルトからなるストッパー6hi
と6Loが取付られ、下端側のストッパー6Lowは該ボルトの抜き差しによって
三段階に位置が調整可能な構成である。
5、5’は一般的に2×10材と呼ばれる一対のラワン材からなる耐力柱で、厚み
38mm幅235mm長さは2400mmで、その一対の内側上部に前記レールガイド4
、4’がL型金具によりボルト止めされてなる。
7は前記重心位置Gから奥行き方向に距離α/2=165mmでアイボルト11を介し
て係止されたワイヤで、8a乃至8iは該ワイヤーの動きを円滑に行うための
片持のプーリー類を示す。
図面左側の耐力柱5側のワイヤ7はプーリー8a8b8c8dの順番で引き回さ
れた後、下方向に延びウエイト9にアイボルト11によって系止され、再度上方
向に延びて8e8f8g8h8iを通過後 体力柱5’側の吊り下げ部材3’bに系
止される構成になっている。なお8d、8eへのワイヤの進入が左右両方から
なるのは軸受けの横荷重負担を相殺軽減するためである。
ウエイト9はウエイトケース9aと複数のウエイトプレート9bからなり本実施
例においてはウエイトプレート9bは厚さ9mm 200mm角の鉄板で1枚の重量は
2.8kg これが16枚収納されており、ケースとの合計重量は50kgである。一般
的に50kgひとかたまりだと持ち運びが大変困難であるが、当該ウエイトケース
9aは前記ウエイトプレート9bを一枚ずつ出し入れすることができる構成とな
っている。
10Lo、10hiは前記耐力柱5、5’を固定支持するための耐力柱ガイドで、ネジ
で夫々床と天井に系止されてなり、且つ天井側の耐力柱ガイド10hi、10'hiは
前記プーリー8a8b8c8d8e8f8g8h8iを軸止してなる。
15はワイヤークリップを示す、本実施例の昇降ベッドはワイヤ7の送り出し
長さによって長手方向の傾きが調節可能なるため、水平器等でベッド本体2の
水平を調節確認した後ウエイト9上部のアイボルト11のすぐ上部でワイヤ7を
クリップ挟持すれば以後ベッド本体の左右の傾きは生じない。
次に、動作状況を説明する。図2はベッド本体2の降下した状態の横方向から
見た立面図で図3はそのA部分、B部分の拡大図である。このベッド降下時にお
いて摺動レール3の下端部はストッパー6Lowに当接されている。ここでベッ
ド本体2は、ウエイト9より3kg重いため下がり傾向となり、且つ重心位置G
よりα/2オフセットして吊られてなるため、自重でMo方向にモーメントが発
生し、なお且つクリアランスβがあるため若干(約0.2°程度)傾いており、
その結果クリアランスβの反対側で3−4Ma1,2の接触による摩擦抵抗が発生
している。
ここでMoのモーメントを、打ち消すべくベッドの手前部分Lup側を手で持ち上
げて3kg程度の上方向の力を加えれば、前記傾きが解消され水平になり同時に
摩擦抵抗3−4Ma1,2も解消する、その後さらに上方向の力を僅かでも増加維
持すればベッド本体2は簡単に数秒で上昇しストッパー6hiに到達し得るので
ある。そしてその位置で手を離せば前記同様自重による傾きが発生して、これ
による摩擦抵抗の発生により落下せずにその位置に停止保持し得るのである。
この時仮にベッド奥側のRup側を押し上げた場合には摩擦抵抗が増加する傾向
なるため簡単には上昇しない。またストッパー6hiまでの到達途中の任意の位
置で手を離した場合でも、その位置に停止保持し得るのである。
次にベッドを下降させる場合について説明する、ベッドを下げる場合は先ほど
とは逆にベッド本体2の奥側のRdwn側を引き下げれば摩擦抵抗3−4Ma1,2が
減少する傾向なるためベッド本体2は簡単に数秒で降下してストッパー6Lowに到達する。この時仮にLdwn側を押し下げた場合には、摩擦抵抗3−4Ma1,2
が増加傾向なるため簡単には降下しえない。
ここでは降下位置のベッド下バを床面から1400mmに設定したので一般的な学習
机、ソファー、低めの箪笥などがベッドの下に設置可能である。ちなみに当該
位置でのベッドから天井までは2400mm-1400mm-150mm=850mmとなり 梯子な
どを使ってベッド本体2に乗り込み就寝が行えるスペースは確保される。
またベッド上昇位置におけるベッド下バを1900mm程度に設定すれば、その下方
に人間が立って入る事が可能であり、なお且つベッド本体2と天井の間には
2400mm-(150mm+1900mm)=350mm程度の間隙があるので、この高さ以内の天井
吊り戸棚などをベッドの上に設置可能となるのである。
また本考案の別の実施例を図4に示す 12、12’は居室の天井と床の形状と略
同形状で若干小さくつくられた折りたたみ式のステ板を示し、具体的な材質は
厚さ12mmのベニヤ板である。当該ステ板12は天井及び床面において略同形状な
るため前後左右においてガタツキが生じない。
耐力柱ガイド10はステ板12の厚
さ内の長さのネジで係止されてなる。13はステ板の手前側の落下を抑止するた
めの突っ張り棒を示す、本実施例の昇降ベッドは耐力柱5.5’により全ての
荷重を支え得るので居室に対してネジ1本の施工も必要なく設置が行えること
となり例えば天井や壁の強度が弱い木造住宅や、ネジなどの施工制限を受ける
場合のある賃貸住宅にも提供可能となるのである。
さらに図5は本考案の昇降ベッドの応用例を示す、摺動レール3、3’が連結
具3dによって一体的に構成されている場合においては、剛性が弱い既存の市販
ベッドやベッド以外の比較的大きめの家具である作業テーブル14や物置台など
も昇降させることができるのである。
なお、上記実施例において摺動レール3の形状を略四角パイプ形状とし、且つ
レールガイド4、4’も断面略コの字形状としているが、その具体的な形状は
限定されるものではない。また上記昇降ベッドの構成部材の具体的な寸法や材
質などは実施例の具体的な説明のために記載されたもので本考案の必須の条件
ではない。
また、本考案の昇降ベッドは任意の位置で自重による摩擦接触抵抗で停止保持
える構造なるため、上限位置のストッパーは必ずしも必要でなく必須の条件
ではない。
この考案は、不必要時には天井面に収納することができる昇降ベッドに関する
もので、家具業界、建築業界の市場拡大に有効である
1 昇降ベッド
2 ベッド本体
3 摺動レール
3a 摺動部材
3b 吊り下げ部材
3c 補強部材
4 レールガイド
5 耐力柱
6 ストッパー
7 ワイヤ
8 プーリー
9 ウエイト
10 耐力柱ガイド
11 アイボルト
12 ステ板
13 突っ張り棒
14 作業テーブル
15 ワイヤークリップ

Claims (3)

  1. 一対の摺動レール3、3’を重心位置Gからオフセットして設けられてなるベ
    ッド本体2と、該摺動レール3、3’を上下動可能に保持するためのレールガイド4、4’と前記ベッド本体2の下端位置を決定するストッパー6を備えてなる耐力柱5、5’と、前記ベッド本体2の荷重を相殺すべくワイヤ7及びプーリー8を介して接続されたウエイト9とからなり、且つ前記ワイヤ7の端部は前記重心位置Gと摺動レール3、3’の間の位置に係止されてなり、さらに該ウエイト9の重量は、前記ベッド本体2と摺動レール3、3’の合計重量の8割乃至10割の重さであることを特徴とする昇降ベッド
  2. 上記耐力柱5、5’の上下に、略居室内寸同形状のステ板12、12'が設けられてなる事を特徴とする請求項1の昇降ベッド
  3. 上記摺動レール3、3’が連結具3dによって一体的に構成されてなる事を特徴とする上記請求項1および請求項2の昇降ベッド

JP2013004758U 2013-08-19 昇降ベッド Expired - Lifetime JP3188239U (ja)

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JP3188239U true JP3188239U (ja) 2014-01-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110623462A (zh) * 2019-10-12 2019-12-31 广东左凡智能家居科技有限公司 一种升降床

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