JP3187885U - リュックサック - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物の荷重を腰にも安定して負担させるとともに、背中が蒸れないというリュックサックを提供する。
【解決手段】リュックサックは、縦方向の伸びた有底筒状の袋本体10と、縦方向の上側に孔部を有し下側が閉じられている袋状の一対のステム収納部17a,17bと、一対のステム収納部の上側の孔部から挿入される一対のステム77と、袋本体の背面に取り付けられ、袋本体10を背負うためのキャリーシステムと、を備える。そして、一対のステム77は、縦方向と直交する方向から見て、上端から所定距離離れた第1位置と該第1位置からさらに離れた第2位置が折り曲げ位置となり、第1位置から第2位置までの中央領域が曲線状に前面方向に曲がっている。
【選択図】図3

Description

本考案は改良されたリュックサックに関し、より詳細には、リュックサックの揺れを抑え、肩又は腰などに負担がかからないようにしたリュックサックを提供する。
従来、背負バッグであるリュックサックは、一般に、使用者の肩に掛けられる一対のショルダーストラップを介して使用者の背中に背負われるようになっている。特に、登山やハイキングに好適なリュックサックは、比較的大容量の袋本体を有し、比較的大きな重量の内容物を袋本体に収納した状態で長時間使用者が背負う場合が多い。又、このような荷物を背負った状態で使用者は歩行し、または急勾配を登ったり降りたりすることが多い。このため、リュックサックは、背負った荷物の荷重が均一に使用者の体、特に肩、背中、腰に作用するのが望ましく、且つその状態が使用者の移動及び運動中においても維持されることが望ましい。
そこで、特許文献1に開示されたリュックサックは、使用者の肩に掛けられる一対のショルダーストラップとともに五角形状に隆起した突起により、荷物の荷重を腰にも安定して支持させるようにしている。また特許文献2に開示されたリュックサックでは、ショルダーストラップとともに、使用者の腰にリュックサックの下部を密着させるようなにリュックサックに縫いつけられたウエストベルトを有している。
特開2012−152270 特開2012−120786
しかし、特許文献1に記載のリュックサックは、五角形状に隆起した突起があるために、使用者の背中部分は、常に五角形状に隆起した突起に当節している。そのため、使用者は汗をかき背中が蒸れやすくなるという問題があった。特許文献2に記載のリュックサックは、使用者の腰回りを十分に保持できる形状でなく、また使用者の腰回りに応じて取り替えることができるベルトではない。自分の腰の形状や腰回りに十分に対応できないという問題があった。
本考案は、このような従来技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、荷物の荷重を腰にも安定して負担させるとともに、背中が蒸れないというリュックサックを提供する。また、ウエストベルトを交換できるリュックサックを提供する。
第1の観点のリュックサックは、前面及びその反対側の背面を有し、縦方向の伸びた有底筒状の袋本体と、袋本体の背面の両側に配置され、縦方向の上側に孔部を有し下側が閉じられている袋状の一対のステム収納部と、一対のステム収納部の上側の孔部から挿入される一対のステムと、袋本体の背面に取り付けられ、袋本体を背負うためのキャリーシステムと、を備える。そして、一対のステムは、縦方向と直交する方向から見て、上端から所定距離離れた第1位置と該第1位置からさらに離れた第2位置が折り曲げ位置となり、上端とその反対側の下端が前面方向に突き出ており、第1位置から第2位置までの中央領域が曲線状に前面方向に曲がっている。
第2の観点のリュックサックのキャリーシステムは、袋本体の背面の両側及び下側で結合しており、キャリーシステムと背面との間には、ポケット状の空隙が形成されている。
第3の観点のリュックサックのキャリーシステムは、使用者の肩部にかかるショルダーストラップ調整部と胴囲を囲むウエストベルト調整部とを有する。また、ショルダーストラップ調整部は、さらに一対のショルダーストラップと該ショルダーストラップの上側に取り付けられた一対の第1ウェビングとを有する。そして、第1ウェビングの一端がステム収納部の孔部の上側に取り付けられている。
第4の観点のリュックサックのショルダーストラップ調整部は、第3の観点において、ショルダーストラップの下側に取り付けられた一対の第2ウェビングを有し、第2ウェビングの一端はウエストベルト調整部に取り付けられ、ウエストベルト調整部は袋本体に固定されていない。
第5の観点のリュックサックのステム収納部には、ステムがステム収納部から出ないように抑えるステム封止片が配置される。
第6の観点ののリュックサックは、前面及びその反対側の背面を有し、縦方向の伸びた有底筒状の袋本体と、袋本体の前記背面に取り付けられ袋本体を背負うためのキャリーシステムと、を備え、キャリーシステムは、使用者の肩部にかかるショルダーストラップ調整部と胴囲を囲むウエストベルト調整部とを有し、前記ショルダーストラップ調整部は、さらに一対のショルダーストラップと該ショルダーストラップの下側に取り付けられた一対の第2ウェビングを有し、第2ウェビングの一端は前記ウエストベルト調整部に取り付けられ、ウエストベルト調整部は袋本体に固定されていない。
本考案のリュックサックは、荷物の荷重を腰にも安定して負担させるとともに、使用者の背中が蒸れることがない。またウエストベストを適宜取り外して交換できる。
キャリーシステムを有するリュックサックの背面を示した図である。 キャリーシステムを取り外した状態のリュックサックの背面を示した図である。 リュックサックの袋本体の背面を示した図である。 図1から図3のA−A断面を示した図である。 (a)はステムの正面図であり、(b)はステムの側面図である。 リュックサック取り外された状態のウエストストラップを示した図である。
図1は、キャリーシステム20を有するリュックサック100の背面を示した図である。図1から図5において、+Z軸方向を上側、−Z軸方向を下側、+X軸方向を右側、−X軸方向を左側と呼ぶ。また、+Y軸方向を前面側、−Y軸方向を背面側と呼ぶ。
本実施形態のリュックサック100は、使用者の背中の形状及び使用者の快適性を重視したステム77(図5を参照。)を備える。そしてリュックサック100は、荷物の荷重を腰にも安定して負担させるとともに、背中が蒸れない特徴を備える。
このリュックサック100を構成する袋本体10は、全体として縦方向の伸びた有底筒形状に形成される。またキャリーシステム20は、袋本体10に縫い付けられ取り付けられている。
図2は、袋本体10を除いたキャリーシステム20のみを描いた図である。キャリーシステム20は、使用者の背中に当接する背面部21と、使用者の肩部にかかるショルダーストラップ調整部30と、使用者の胴囲を囲むウエストベルト調整部40と、を有する。背面部21は、四角形状の通気性の高い織布又は不織布によって構成される第1層22と、第1層22の4辺に一定幅で配置され、強度の高い織布又は不織布によって構成される第2層23とからなる。第1層22と第2層23とは、その厚みが薄く形成されている。
第2層23は、ショルダーストラップ調整部30のベース層32とウエストベルト調整部40のベース層42とで覆われている。このように、第2層23は、ベース層32及びベース層42と一部重なっているため、図2に示される第2層23の4辺のうち左右2辺の一部及び下辺の一部が見えている。
ショルダーストラップ調整部30のベース層32は、所定の厚みを有する柔軟性が高く強度の高い織布又は不織布によって構成される。ベース層32も通気性が高いことが好ましい。ベース層32は、背面部21の第2層23の左右両側面と上側面に取り付けられる広背筋エリア32Aと、ベース層32上側から使用者の肩に添えるように、一対のショルダーストラップ32Bとを有している。ショルダーストラップ32Bには第1アジャスター33、第1ウェビング(webbing)34および第2アジャスター35が取り付けられている。一対の第1ウェビング34の一端は、袋本体10の背面14の左右両側で、且つ、後述するステム77(図2を参照。)を挿入する上ステム収納部17a(図3を参照)の上側に取り付け縫い付けて取り付けられている。第1ウェビング34は、第1アジャスター33を介してその長さを調整することができ、袋本体10内に入れる荷物の重さ大きさなどを考慮して使用者の肩にかかる負担と背中にかかる負担とを調整する役目を有する。また、第2ウェビング48の一端は、ウエストベルト調整部40に縫い付けられて取り付けられている。そして第2ウェビング48は、アジャスター35に通されている。第2ウェビング48は、アジャスター35を介してその長さを調整することができるため、一対のショルダーストラップ32Bの長さを調整する役割を担い、使用者の体の大きさなどに応じて調整できる。
ウエストベルト調整部40のベース層42は、所定の厚みを有する柔軟性が高く強度の高い織布又は不織布によって構成される。ベース層42も通気性が高いことが好ましい。ベース層42は、背面部21の第2層23の下側面に縫い付けられて取り付けられる。ベース層42は所定の厚みを有し、その一部に一対の開口43を有する。そしてウエストストラップ44が、その開口43を通して左右に伸びて貫通している。つまり、ウエストストラップ44は、ベース層42に縫い付けられておらず、取り外し可能である。ウエストストラップ44は、第2ウェビング48がショルダーストラップ32Bの第2アジャスター35に通されることで、ベース層42から所定距離以上にずれたりまたは落ちたりしない。
キャリーシステム20の左右両側には、ショルダーストラップ調整部30の厚いベース層32と、ウエストベルト調整部40の厚いベース層42とがあり、その中間に背面部21の薄い第2層23が配置されている。このため、使用者がリュックサック100を背負うと、使用者の背中と第2層23との間に、隙間が形成される。この隙間によって通気性が向上し、汗などによる蒸れが少なくなる。また、ショルダーストラップ調整部30の厚いベース層32及びウエストベルト調整部40の厚いベース層42は、弾力性の高い織布または不織布を使って厚くしている。このため、使用者がリュックサック100を背負い、ショルダーストラップ32Bおよびウエストストラップ44をある程度締め付けると、リュックサック100が使用者の背中および腰に適合する。
図3は、キャリーシステム20を取り除いたリュックサック100の背面、つまり袋本体10の背面を示した図である。本来、キャリーシステム20は袋本体10に縫い付けられて結合しているが、理解を助けるための図3では省略している。
袋本体10は、有底筒形状の有底筒11を有し、その有底筒11の上部に蓋体12が装着されるようになっている。また袋本体10は、前面とその反対側の背面14を有し、その背面14は略平坦に形成される。袋本体10及びその上部の蓋体12は、袋内に入れる物を濡らさないように、前面は防水加工してあることが好ましい。蓋体12は、水などの侵入を防ぐ防水ファスナ13で有底筒11の上部を開閉できる。この袋本体10は、天然繊維もしくは合成繊維の織布または不織布よって構成され、適当な可撓性ならびに剛性を有する。
背面14の中央領域15は、第1層22と同様な四角形状の通気性の高い織布又は不織布によって構成される。背面14の中央は通気性を有するそれ以外の周辺領域16は、強度の高い織布又は不織布によって構成される。背面14の上下及び左右両側の一定幅である周辺領域16は、例えば第2層23と同じ素材であってもよい。背面14の左右両側には、縦方向に伸びるステム収納部17(17a,17b)が形成されている。ステム収納部17も、第2層23と同じ素材であってもよい。ステム収納部17には、後述するステム77が収納される。上ステム収納部17aは、左右両側が縫い付けられており、上下が開口である。下ステム収納部17bは、左右両側及び下側が縫い付けられており、上側が開口である。ステム77は、上ステム収納部17aの上側開口から挿入され、上ステム収納部17aの下側開口から付き出る。そして突き出たステム77の一端は、下ステム収納部17bの上側開口から挿入されて、下ステム収納部17bの底に接する。その状態で、ステム77の他端が上ステム収納部17aの上側開口に位置している。そこで、ステム封止片18が上ステム収納部17aの上側開口を、面ファスナ19を使って封止する。使用者がリュックサック100を背負った状態で激しく動かしても、ステム77が飛び出さないように、ステム封止片18はステム77の幅(X軸方向)よりも1.5倍から2倍程度広くすることが好ましい。
さて、有底筒11の背面14にキャリーシステム20が縫い付けによって、取り付けられている。図3において、キャリーシステム20が袋本体10に縫い付けられている領域が二点鎖線DLで示されている。キャリーシステム20が左右両側及び下側が縫い付けられることにより、背面14とキャリーシステム20との間が、ポケット状になり空隙PK(図4を参照)が形成される。
図4は、図1から図3に示されたA−A断面図である。有底筒11の中央領域15及び周辺領域16は織布又は不織布であり、キャリーシステム20の第1層22及び第2層23も織布又は不織布であり、両者とも0.5mm以下の厚さであるが、図4では厚さを誇張して描いてある。
有底筒11の背面14は、キャリーシステム20が左右両側及び下側が縫い付けられることにより空隙PKが形成されている。この空隙PKには、何も入れなくてもよいが、荷物の荷重を腰に安定して負担させるために、柔らかいパットで板状の背面パッド79を配置してもよい。本実施形態の背面パッド79は、登山等でシュラフ等の下に敷くフォールディングマットを兼用するものである。図4では、四つ折りしたフォールディングマット(背面パッド)79を示している。背面パッド79は、軽量と保温とを考慮して発泡ポリエチレン製が好ましく、その表面にはポリエステルに能動的な吸放湿機能と自己乾燥能力を持たせたエクスライブ(登録商標)加工されているシートを熱圧着していることが好ましい。またその裏面には滑り止めのためエンボス加工されていることが好ましい。
有底筒11の周辺領域16には、下ステム収納部17bが縫い付けられている。その下ステム収納部17bにステム77が入っている。
キャリーシステム20の第1層22には、その左右両側に、第2層が縫い付けられている。中央領域15及び第1層22は、ともに通気性が高い素材であるため、使用者が発汗した場合でも、背中が蒸れにくい。特に、背面パッド79が空隙PKに入って居ない場合には、使用者の背中から有底筒11内部まで通気しているため、使用者の背中が蒸れることがない。
図5は、ステム収納部17に挿入されたステム77の正面図(図5(a))と、ステム77の側面図(図5(b))である。一対のステム77は、同じ形状であるので代表して一方のみを示している。
ステム77は、樹脂からなる軽量の板状材または軟質の金属材から構成されている。樹脂としては、熱可塑性樹脂が好ましく、特にポリエチレンやポリプロピレンなどの材料が好ましい。また金属材の材料としては、例えばアルミニウム製のロッドもしくはパイプが挙げられる。
ステム77は、40cmから70cmの長さであり、成人の肩から臀部までの距離に相当する。上端775から約10〜15%の位置に第1位置771を有し、上端775から約70〜75%の位置に第2位置773を有している。第1位置771は使用者の肩甲骨の下に位置し、第2位置773は使用者の腰のくびれに位置する。上端775から第1位置771までの領域が使用者の肩から肩甲骨の領域に対応し、上端775は第1位置771から前面方向(+Y軸方向)に突き出ている。また、第1位置771から第2位置773までの中央領域779が使用者の広背筋の領域に対応し、使用者の広背筋に倣うように前面方向(+Y軸方向)に曲線状に曲がっている。また、第2位置773から下端777までの領域が使用者の腰から臀部の領域に対応し、下端777は第2位置773から前面方向(+Y軸方向)に突き出ている。ステム77は、全体として使用者の背中の面に倣っているため、使用者がリュックサック100を背負った際に、荷物の荷重を背中及び腰全体に負担させることができる。
図6は、ウエストストラップ44の正面図である。上述したように、ウエストストラップ44は、リュックサック100から取り外し可能である。このため、使用者の胴回りに応じて、L(Large)サイズ、M(Medium)サイズ及びS(small)サイズが用意される。ウエストストラップ44は、第2ウェビング48によってショルダーストラップ32Bの第2アジャスター35に通されることで、ベース層42(図2)からは外れなくなっている。
ウエストストラップ44は、使用者の腰骨(又は腸骨)に合うように、腰骨(又は腸骨)に相当する位置46(一点鎖線で囲まれた位置)で幅が狭く形成されている。ウエストストラップ44の先端付近には、使用者の胴囲に合わせて調整できるように、ウエストストラップ44の伸びる方向に伸びた面ファスナ(pile/hook contact closure)45が取り付けられている。使用者は、面ファスナ45を使って胴囲などに応じて調整できる。使用者の胴回りに応じて、Lサイズ、Mサイズ及びSサイズが選択できるとともに、面ファスナ45で胴囲を調整できるため、使用者に応じて適切なウエストストラップ44の調整が可能となっている。ウエストストラップ44は、通気性の高い織布又は不織布によって構成される。使用者の腰回りの蒸れを防止するためである。
以上説明してきたように、キャリーシステム20のショルダーストラップ調整部30、ウエストベルト調整部40及びステム77により、袋本体10内の荷物の重量は、均等にショルダーストラップ調整部30に伝達され、またウエストベルト調整部40に伝達され、ステム77に伝達される。つまり、使用者がまっすぐに起立した状態でも、袋本体10内の荷物の重量は、使用者の肩、背中全体及び腰に分散される。使用者が歩行時に背中を丸く屈曲した状態でも、ステム77により肩、背中全体及び腰に負担が分散される。また、ショルダーストラップ調整部30及びウエストベルト調整部40により、袋本体10が使用者の背中から離間したり、横ずれしたりするようなこともなくなる。さらに、袋本体10及びキャリーシステム20は、使用者の背中に対向する領域に、通気性のよい素材を有しているため、使用者の背中が蒸れたりしない。
上記実施形態では、特に登山用のリュックサックを前提に説明してきたが、本考案は登山用のリュックサックに限られず、キャンプ用、または子供用のリュックサックにも適用できる。また、キャリーシステム20は袋本体10に縫い付けられていたが、フックボタンなどで取り外し可能にしてもよい。そうすれば、使用者の体形に適した、1つのキャリーシステム20で、袋本体10の容量を、例えば20リットル、40リットルまたは60リットルを用意しておき、登山またはキャンプの日程に応じて適宜容量を変更することができる。
10 … 袋本体
11 … 有底筒、12 … 蓋体、13 … 防水ファスナ、14 … 背面
17 … ステム収納部
18 … ステム封止片
19 … 面ファスナ
20 … キャリーシステム
21 … 背面部、22 … 第1層、23 … 第2層
30 … ショルダーストラップ調整部
32 … ベース層
32A … 広背筋エリア、32B … ショルダーストラップ
33 … 第1アジャスター
34 … 第1ウェビング、35 … 第2アジャスター
40 … ウエストベルト調整部、42 … ベース層、43 … 開口
44 … ウエストストラップ
45 … 面ファスナ
48 … 第2ウェビング
77 … ステム
79 … 背面パッド
100 … リュックサック

Claims (6)

  1. 前面及びその反対側の背面を有し、縦方向の伸びた有底筒状の袋本体と、
    前記袋本体の前記背面の両側に配置され、前記縦方向の上側に孔部を有し下側が閉じられている袋状の一対のステム収納部と、
    一対の前記ステム収納部の上側の前記孔部から挿入される一対のステムと、
    前記袋本体の前記背面に取り付けられ、前記袋本体を背負うためのキャリーシステムと、
    を備え、
    一対の前記ステムは、前記縦方向と直交する方向から見て、上端から所定距離離れた第1位置と該第1位置からさらに離れた第2位置が折り曲げ位置となり、前記上端とその反対側の下端が前記前面方向に突き出ており、前記第1位置から前記第2位置までの中央領域が曲線状に前記前面方向に曲がっているリュックサック。
  2. 前記キャリーシステムは、前記袋本体の前記背面の両側及び下側で結合しており、前記キャリーシステムと前記背面との間には、ポケット状の空隙が形成されている請求項1に記載のリュックサック。
  3. 前記キャリーシステムは、使用者の肩部にかかるショルダーストラップ調整部と胴囲を囲むウエストベルト調整部とを有し、
    前記ショルダーストラップ調整部は、さらに一対のショルダーストラップと該ショルダーストラップの上側に取り付けられた一対の第1ウェビングとを有し、
    前記第1ウェビングの一端が前記ステム収納部の前記孔部の上側に取り付けられている請求項1に記載のリュックサック。
  4. 前記ショルダーストラップ調整部は、前記ショルダーストラップの下側に取り付けられた一対の第2ウェビングを有し、
    前記第2ウェビングの一端は前記ウエストベルト調整部に取り付けられ、前記ウエストベルト調整部は、前記袋本体に固定されていない請求項3に記載のリュックサック。
  5. 前記ステム収納部には、前記ステムがステム収納部から出ないように抑えるステム封止片が配置される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のリュックサック。
  6. 前面及びその反対側の背面を有し、縦方向の伸びた有底筒状の袋本体と、
    前記袋本体の前記背面に取り付けられ、前記袋本体を背負うためのキャリーシステムと、
    を備え、
    前記キャリーシステムは、使用者の肩部にかかるショルダーストラップ調整部と胴囲を囲むウエストベルト調整部とを有し、
    前記ショルダーストラップ調整部は、さらに一対のショルダーストラップと該ショルダーストラップの下側に取り付けられた一対の第2ウェビングを有し、
    前記第2ウェビングの一端は前記ウエストベルト調整部に取り付けられ、前記ウエストベルト調整部は、前記袋本体に固定されていないリュックサック。
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JP2022083150A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 桂子 河本 整体用腰ベルトを利用した荷重分散型リュックサック

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