JP3187740U - 放水銃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ごみピットの擁壁上端部に設置する際に、擁壁上端部に設けたコンクリート製の落下防止壁の開口を小さくすることができ、その結果、転落防止用の柵を設置することなく作業員の転落事故を防止することができ、また、ごみピット内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を防止できる放水銃装置を提供する。
【解決手段】放水銃装置1は、通路の床面に設置した架台7と、架台7上にごみピットに沿って水平姿勢で設けられ、上流側端部が送水管8に接続されて軸線φ1廻りに回転自在な水平給水パイプ9と、水平給水パイプ9の下流側端部に垂直姿勢で接続され、水平給水パイプ9の回転に伴って垂直回動する軸線φ2廻りに回転自在な垂直給水パイプ10と、垂直給水パイプ10の先端部に接続された放水銃11と、垂直給水パイプ10及び放水銃11の垂直軌道上から外れた位置に設けられる。
【選択図】図2
【解決手段】放水銃装置1は、通路の床面に設置した架台7と、架台7上にごみピットに沿って水平姿勢で設けられ、上流側端部が送水管8に接続されて軸線φ1廻りに回転自在な水平給水パイプ9と、水平給水パイプ9の下流側端部に垂直姿勢で接続され、水平給水パイプ9の回転に伴って垂直回動する軸線φ2廻りに回転自在な垂直給水パイプ10と、垂直給水パイプ10の先端部に接続された放水銃11と、垂直給水パイプ10及び放水銃11の垂直軌道上から外れた位置に設けられる。
【選択図】図2
Description
本考案は、都市ごみ等を焼却処理するごみ焼却処理施設のごみピットの擁壁上端部に設置され、ごみピット内での火災発生時に消火作業を行う放水銃装置の改良に係り、特に、放水銃装置をごみピットの擁壁上端部に設置する際に、擁壁上端部に設けたコンクリート製の落下防止壁(腰壁)の開口を小さくすることができ、その結果、転落防止用の柵を設置することなく作業員の転落事故を防止することができ、また、ごみピット内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を防止できるようにした放水銃装置に関するものである。
一般に、都市ごみ等は、ごみ収集車でごみ焼却処理施設へ搬入され、ごみピット内へ一旦貯留される。その後、ごみピットの上方に配設したクレーンによってごみ焼却炉のごみ投入ホッパへ定量ずつ投入され、ごみ焼却炉により焼却処理されている。
ところで、都市ごみ等は、その中味が種々雑多であり、その中には引火性の高いものや発火性の高いものが多量に含まれている。また、収集時に混入したタバコの火種や、収集時に混入した金属がごみ収集車内で金属火花を発することにより生じた火種が、ごみピットへ搬入されることがある。更に、ごみピットに貯留した後には、発酵等による温度上昇がみられる。
その結果、ごみピット内では、しばしば火災が発生することがあり、しかも、このごみピット内の火災は、予測が著しく困難なうえ、突然発生するので問題である。
その結果、ごみピット内では、しばしば火災が発生することがあり、しかも、このごみピット内の火災は、予測が著しく困難なうえ、突然発生するので問題である。
そこで、ごみ焼却処理設備のごみピットには、火災発生時に消火作業を行う消火設備が設置されている。この消火設備には、通常放水銃装置が使用されてる。
従来、この種の放水銃装置としては、例えば、図9(A),(B),(C)に示す放水銃装置や図10(A),(B)に示す放水銃装置(特許文献1参照)等が知られている。
尚、図9において、30は放水銃装置、31は架台、32は送水管、33は放水銃、34はケーシング、35はごみピット、36はごみピットの擁壁、37は通路、38は転落防止壁、39は開口、40は転落防止用の柵である。
また、図10において、41は放水銃装置、42は基台、43は給水パイプ兼支柱、44は連結パイプ、45はスイベルジョイント、46は放水銃、47は駆動部ケーシング、48は開閉蓋、49はアーム、50は電動シリンダ、51はピストンロッド、52はシリンダステー、53はシリンダ支軸、54はごみピット、55は通路の床面である。
また、図10において、41は放水銃装置、42は基台、43は給水パイプ兼支柱、44は連結パイプ、45はスイベルジョイント、46は放水銃、47は駆動部ケーシング、48は開閉蓋、49はアーム、50は電動シリンダ、51はピストンロッド、52はシリンダステー、53はシリンダ支軸、54はごみピット、55は通路の床面である。
ところで、ごみピットに放水銃装置を設置する場合においては、通常の付帯設備に対する制約がある。
特に、ごみピットは、オーバホール等を考慮して数日分程度の貯留容量が必要であり、そのため容積がかなり大きくなっており、また、地下又は壁面に囲われて地上に設置されている。
特に、ごみピットは、オーバホール等を考慮して数日分程度の貯留容量が必要であり、そのため容積がかなり大きくなっており、また、地下又は壁面に囲われて地上に設置されている。
そのため、放水銃装置は、通常ごみピットの擁壁上端部に設置されている。また、ごみピットの擁壁上端部の周りには、ごみピット内を目視するための通路が設けられているが、作業員の転落や物品の落下を防止するためのコンクリート製の転落防止壁(腰壁)が設置されている。
その結果、ごみピットに放水銃装置を設置する際には、放水銃装置自体の形状だけではなく、放水銃装置の動作に必要な範囲に亘ってコンクリート製の転落防止壁の一部を開口する必要があり、更に、稼働している際には、開口部に放水銃等が無い状態になるため、作業員の転落事故や物品の落下を防止するための柵等を通路に設置しなければならない。
また、ごみピットの上方位置には、ごみピットに貯留されたごみを搬送してごみ焼却炉のごみ投入ホッパへ投入するためのクレーンが設置されている。
このクレーンには、バケットと呼ばれる爪状又は分割された籠状の装置がワイヤロープの末端に付いており、通常はごみピットの擁壁の内側を縦横に移動しているが、バケットの点検修理や交換作業は、ごみピットの擁壁上端部に設けた通路で行われている。
従って、クレーンは、ごみピットの擁壁上端部のみではなく、通路部分にも移動させる必要がある。
このクレーンには、バケットと呼ばれる爪状又は分割された籠状の装置がワイヤロープの末端に付いており、通常はごみピットの擁壁の内側を縦横に移動しているが、バケットの点検修理や交換作業は、ごみピットの擁壁上端部に設けた通路で行われている。
従って、クレーンは、ごみピットの擁壁上端部のみではなく、通路部分にも移動させる必要がある。
その結果、ごみピットの擁壁の上端部を越えて放水銃装置が設置される場合においては、クレーンのバケットが放水銃装置に接触する事故が発生している。
図9に示す従来の放水銃装置30は、放水銃33を収納状態(収納位置)から放水に必要な状態(放水位置又は使用位置)まで水平動作させる構成としているため、ごみピット35の擁壁上端部に設けた転落防止壁38の開口39が必然的に大きくなる。そのため、転落防止用の柵40を設けなければ、作業員が転落する虞があった。
また、図10に示す特許文献1の放水銃装置41のように、収納状態(収納位置)を垂直位置にした放水銃装置41にあっては、転落防止壁の開口を小さくすることができるが、収納状態のときに放水銃46等が転落防止壁の上端面よりもかなり上方へ突出するため、クレーンのバケットとの接触事故の危険性が大きくなると云う別の問題が発生することになる。
尚、水平軌道による収納をやめて垂直軌道による収納とし、放水銃を後部(後方)に収納するようにした場合には、転落防止壁の開口を小さくできてクレーンのバケットとの接触事故も防止することができるが、駆動源であるモータの位置が回転軌道上にあったり、或いは、管路(水路)が2経路に分岐してハート形になっているような従来の放水銃装置(図示省略)では、垂直軌道により放水銃を後部に収納すると云うことは不可能である。
本考案は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、放水銃装置をごみピットの擁壁上端部に設置する際に、擁壁上端部に設けたコンクリート製の落下防止壁(腰壁)の開口を小さくすることができ、その結果、転落防止用の柵を設置することなく作業員の転落事故を防止することができ、また、ごみピット内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を防止できるようにした放水銃装置を提供することにある。
本願考案者等は、上述した従来の放水銃装置の問題を解決するため、モータの位置を回転軌道上から外すと共に、全て単一の管路(水路)で構成し、収納状態(収納位置)から放水に必要な状態(使用位置)までの動作を垂直動作させると共に、収納時においては、放水銃装置のどの部分も転落防止壁の上端を越えず、且つごみピットの内部(ごみピット底面の水平投影部分)に突出しないようにした新しい放水銃装置を開発した。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1の考案は、ごみピットの擁壁上端部の周りに設けた通路に設置される放水銃装置において、前記放水銃装置は、通路の床面に設置した架台と、架台上にごみピットに沿って水平姿勢で設けられ、上流側端部が送水管に接続されて軸線廻りに回転自在な水平給水パイプと、水平給水パイプに垂直姿勢で接続され、水平給水パイプの回転に伴って垂直回動する軸線廻りに回転自在な垂直給水パイプと、垂直給水パイプの先端部に接続された放水銃と、垂直給水パイプ及び放水銃の垂直軌道上から外れた位置に設けられ、水平給水パイプを軸線廻りに回転させる放水銃仰俯角用駆動部と、垂直給水パイプ及び放水銃の垂直軌道上から外れた位置に設けられ、垂直給水パイプを軸線廻りに回転させる放水銃回転用駆動部とから構成されており、前記垂直給水パイプは、通路側へ垂直回動して水平姿勢に保たれ、放水銃を通路側で且つごみピットの擁壁上端部に設けた転落防止壁の上端よりも低い位置に収納する収納位置と、ごみピット側へ垂直回動して垂直給水パイプの先端部及び放水銃がごみピット内に位置する使用位置とに亘って姿勢変更可能としたことに特徴がある。
本考案の請求項2の考案は、請求項1に記載の考案において、放水銃仰俯角用駆動部が、放水銃仰俯角用モータと、放水銃仰俯角用モータと水平給水パイプとの介設した歯車伝動機構とから成り、また、放水銃回転用駆動部が、放水銃回転用モータと、放水銃回転用モータと垂直給水パイプとの間に介設した歯車伝動機構とから成ることに特徴がある。
本考案の請求項3の考案は、請求項1又は請求項2に記載の考案において、垂直給水パイプの先端部をL字状に形成し、垂直給水パイプの先端部に放水銃を接続したことに特徴がある。
本考案の請求項4の考案は、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の考案において、水平給水パイプの上流側部分、送水管の下流側部分及び放水銃仰俯角用駆動部を第1ケーシングで被覆すると共に、水平給水パイプの下流側部分、垂直給水パイプの上流側部分及び放水銃回転用駆動部を第2ケーシングで被覆したことに特徴がある。
本考案の放水銃装置は、水平姿勢で配設された軸線廻りに回転自在な水平給水パイプと、水平給水パイプに垂直姿勢で接続され、軸線廻りに回転自在な垂直給水パイプと、垂直給水パイプの先端部に接続された放水銃と、水平給水パイプを軸線廻りに回転させる放水銃仰俯角用駆動部と、垂直給水パイプを軸線廻りに回転させる放水銃回転用駆動部とから構成されており、前記垂直給水パイプを、通路側へ垂直回動して水平姿勢に保たれ、放水銃を通路側で且つごみピットの擁壁上端部に設けた転落防止壁の上端よりも低い位置に収納する収納位置と、ごみピット側へ垂直回動して垂直給水パイプの先端部及び放水銃がごみピット内に位置する使用位置とに亘って姿勢変更可能としている。
即ち、本考案の放水銃装置は、収納位置から使用位置までの動作を垂直動作とし、動作に必要な水平投影面を減少させることができるため、ごみピットの擁壁上端部に設けた転落防止壁の開口を小さくすることができ、その結果、転落防止壁の開口に柵を設置する必要がなくなると共に、作業員の転落事故を防止することができる。
また、本考案の放水銃装置は、収納位置においては、放水銃装置のどの部分も転落防止壁の上端を超えず、しかも、放水銃が通路側に位置してごみピットの内部(底面の水平投影部分)に突出しない構成となっているため、ごみピット内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を確実且つ良好に防止することができる
即ち、本考案の放水銃装置は、収納位置から使用位置までの動作を垂直動作とし、動作に必要な水平投影面を減少させることができるため、ごみピットの擁壁上端部に設けた転落防止壁の開口を小さくすることができ、その結果、転落防止壁の開口に柵を設置する必要がなくなると共に、作業員の転落事故を防止することができる。
また、本考案の放水銃装置は、収納位置においては、放水銃装置のどの部分も転落防止壁の上端を超えず、しかも、放水銃が通路側に位置してごみピットの内部(底面の水平投影部分)に突出しない構成となっているため、ごみピット内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を確実且つ良好に防止することができる
本考案の放水銃装置は、収納位置から使用位置までの動作を垂直動作としているため、放水銃を水平旋回させるようにした従来の放水銃装置に比較して水平旋回用のモータが不要となり、放水銃仰俯角用モータと放水銃回転用モータの二つのモータでの稼働が可能となり、構造の簡略化及びコスト低減を図ることができる。
本考案の放水銃装置は、垂直給水パイプの先端部をL字状に形成し、垂直給水パイプの先端部に放水銃を接続しているため、垂直給水パイプを軸線廻りに回転させることによって放水銃の向きを360度変えることができ、至極便利である。
本考案の放水銃装置は、水平給水パイプの上流側部分、送水管の下流側部分及び放水銃仰俯角用駆動部を箱型の第1ケーシングで被覆すると共に、水平給水パイプの下流側部分、垂直給水パイプの上流側部分及び放水銃回転用駆動部を箱型の第2ケーシングで被覆しているため、激しい埃等の作業条件下においても、各駆動部等の防塵保護を行えると共に、駆動部等の可動部分が外部へ露出していないので安全性にも優れている。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7は本考案の実施の形態に係る放水銃装置1を示し、当該放水銃装置1は、ごみ焼却処理施設のごみピット2の擁壁3上端部に設けた通路4に設置され、ごみピット2内での火災発生時に消火作業を行うものであり、放水銃装置1をごみピット2の擁壁3上端部に設置する際には、擁壁3上端部に設けたコンクリート製の落下防止壁5(腰壁)の開口6を小さくすることができると共に、ごみピット2内のごみを搬送するクレーン(図示省略)との接触事故を防止できるようにしたものである。
図1〜図7は本考案の実施の形態に係る放水銃装置1を示し、当該放水銃装置1は、ごみ焼却処理施設のごみピット2の擁壁3上端部に設けた通路4に設置され、ごみピット2内での火災発生時に消火作業を行うものであり、放水銃装置1をごみピット2の擁壁3上端部に設置する際には、擁壁3上端部に設けたコンクリート製の落下防止壁5(腰壁)の開口6を小さくすることができると共に、ごみピット2内のごみを搬送するクレーン(図示省略)との接触事故を防止できるようにしたものである。
即ち、前記放水銃装置1は、通路4の床面に設置した架台7と、架台7上にごみピット2に沿って水平姿勢で設けられ、上流側端部が送水管8に接続されて軸線φ1廻りに回転自在な水平給水パイプ9と、水平給水パイプ9に垂直姿勢で接続され、水平給水パイプ9の回転に伴って垂直回動する軸線φ2廻りに回転自在な垂直給水パイプ10と、垂直給水パイプ10の先端部に接続された放水銃11と、垂直給水パイプ10及び放水銃11の垂直軌道上から外れた位置に設けられ、水平給水パイプ9を軸線φ1廻りに回転させる放水銃仰俯角用駆動部12と、垂直給水パイプ10及び放水銃11の垂直軌道上から外れた位置に設けられ、垂直給水パイプ10を軸線φ2廻りに回転させる放水銃回転用駆動部13と、放水銃仰俯角用駆動部12等を被覆する第1ケーシング14と、放水銃回転用駆動部13等を被覆する第2ケーシング15等から構成されており、前記垂直給水パイプ10は、通路4側へ垂直回動して水平姿勢に保たれ、放水銃11を通路4側で且つごみピット2の擁壁3上端部に設けた落下防止壁5の上端よりも低い位置に収納する収納位置と、ごみピット2側へ垂直回動して垂直給水パイプ10の先端部及び放水銃11がごみピット2内に位置する使用位置とに亘って姿勢変更可能になっている。
前記架台7は、通路4の床面に設置したブロック状の土台7aと、土台7a上に組み立て固定した複数のフレーム材7bとから成り、落下防止壁5に形成した開口6の近傍位置に配置されている。
前記送水管8は、下流側端部がL字状に曲げられていると共に、上流側端部に接続用のフランジ8aを備えており、架台7上に水平姿勢で且つフランジ8aが通路4側を向く姿勢で設置固定されている。
前記水平給水パイプ9は、直管9aと、直管9aの下流側端部に接続したチーズ管9bとから成る。
また、チーズ管9bの軸線φ1上に位置する下流側端部(直管9aに接続された部分と反対側の部分)は、閉塞されており、チーズ管9bの下流側端部には、放水銃仰俯角軸16が設けられている。
この水平給水パイプ9は、架台7上にごみピット2に沿って水平姿勢で配置されており、上流側端部が回転継手17を介して送水管8の下流側端部に連通接続されていると共に、チーズ管9bの下流側端部に設けた放水銃仰俯角軸16が架台7上に設けた軸受18に回転自在に支持されている。
従って、水平給水パイプ9は、軸線φ1廻りに回転自在となっている。
また、チーズ管9bの軸線φ1上に位置する下流側端部(直管9aに接続された部分と反対側の部分)は、閉塞されており、チーズ管9bの下流側端部には、放水銃仰俯角軸16が設けられている。
この水平給水パイプ9は、架台7上にごみピット2に沿って水平姿勢で配置されており、上流側端部が回転継手17を介して送水管8の下流側端部に連通接続されていると共に、チーズ管9bの下流側端部に設けた放水銃仰俯角軸16が架台7上に設けた軸受18に回転自在に支持されている。
従って、水平給水パイプ9は、軸線φ1廻りに回転自在となっている。
前記垂直給水パイプ10は、先端部(下流側端部)がL字状に形成されており、基端部(上流側端部)が回転継手19を介して水平給水パイプ9のチーズ管9bに回転自在に連通接続されている。
従って、垂直給水パイプ10は、水平給水パイプ9に垂直姿勢で接続された格好になっており、水平給水パイプ9の回転に伴って垂直回動すると共に、軸線φ2廻りに回転自在となっている。
従って、垂直給水パイプ10は、水平給水パイプ9に垂直姿勢で接続された格好になっており、水平給水パイプ9の回転に伴って垂直回動すると共に、軸線φ2廻りに回転自在となっている。
前記放水銃11は、垂直給水パイプ10のL字状の先端部に接続されており、放水形態を噴霧状の放水形態又は棒状の放水形態に切り替え変更することができるようになっている。
前記放水銃仰俯角用駆動部12は、送水管8と水平給水パイプ9の接続部近傍位置に配置され、架台7上に設けたモータ取付台20に取り付けられた放水銃仰俯角用モータ12aと、放水銃仰俯角用モータ12aと水平給水パイプ9との介設した歯車伝動機構12bとから成る。
また、歯車伝動機構12bは、水平給水パイプ9の上流側端部外周面に設けたウォームホイール12b′と、ウォームホイール12b′に噛み合って放水銃仰俯角用モータ12aにより正逆回転されるウォームギヤ12b″と成る。
この放水銃仰俯角用駆動部12は、放水銃仰俯角用モータ12aによりウォームギヤ12b″を正逆回転させることにより、ウォームホイール12b′を介して水平給水パイプ9を軸線φ1廻りに正逆回転させることができるようになっている。
その結果、水平給水パイプ9に垂直に接続した垂直給水パイプ10を垂直回動させることができる。
また、歯車伝動機構12bは、水平給水パイプ9の上流側端部外周面に設けたウォームホイール12b′と、ウォームホイール12b′に噛み合って放水銃仰俯角用モータ12aにより正逆回転されるウォームギヤ12b″と成る。
この放水銃仰俯角用駆動部12は、放水銃仰俯角用モータ12aによりウォームギヤ12b″を正逆回転させることにより、ウォームホイール12b′を介して水平給水パイプ9を軸線φ1廻りに正逆回転させることができるようになっている。
その結果、水平給水パイプ9に垂直に接続した垂直給水パイプ10を垂直回動させることができる。
前記放水銃回転用駆動部13は、水平給水パイプ9と垂直給水パイプ10の接続部近傍位置に配置され、水平給水パイプ9と垂直給水パイプ10の接続部に設けたモータ取付台21に取り付けられた放水銃回転用モータ13aと、放水銃回転用モータ13aと垂直給水パイプ10との間に介設した歯車伝動機構13bとから成る。
また、歯車伝動機構13bは、垂直給水パイプ10の上流側端部外周面に設けたウォームホイール13b′と、ウォームホイール13b′に噛み合って放水銃回転用モータ13aにより正逆回転されるウォームギヤ13b″と成る。
この放水銃回転用駆動部13は、放水銃回転用モータ13aによりウォームギヤ13b″を正逆回転させることにより、ウォームホイール13b′を介して垂直給水パイプ10を軸線φ2廻りに正逆回転させることができるようになっている。
その結果、垂直給水パイプ10のL字状の先端部に接続した放水銃11を360度正逆回転させることができる。
また、歯車伝動機構13bは、垂直給水パイプ10の上流側端部外周面に設けたウォームホイール13b′と、ウォームホイール13b′に噛み合って放水銃回転用モータ13aにより正逆回転されるウォームギヤ13b″と成る。
この放水銃回転用駆動部13は、放水銃回転用モータ13aによりウォームギヤ13b″を正逆回転させることにより、ウォームホイール13b′を介して垂直給水パイプ10を軸線φ2廻りに正逆回転させることができるようになっている。
その結果、垂直給水パイプ10のL字状の先端部に接続した放水銃11を360度正逆回転させることができる。
前記第1ケーシング14は、箱型に形成されており、水平給水パイプ9の上流側部分と、送水管8の下流側部分と、放水銃仰俯角用駆動部12とを被覆するものである。
この第1ケーシング14により、激しい埃等の作業条件下においても、放水銃仰俯角用駆動部12等の防塵保護を行えると共に、放水銃仰俯角用駆動部12の可動部分が外部へ露出するのを防止できて安全性を高められる。
尚、第1ケーシング14の形状は、箱型に限定されるものではなく、水平給水パイプ9の上流側部分や放水銃仰俯角用駆動部12等を覆うことができる形状であれば、如何なる形状であっても良い。例えば、第1ケーシング14を円筒形状に形成しても良いことは勿論である。
この第1ケーシング14により、激しい埃等の作業条件下においても、放水銃仰俯角用駆動部12等の防塵保護を行えると共に、放水銃仰俯角用駆動部12の可動部分が外部へ露出するのを防止できて安全性を高められる。
尚、第1ケーシング14の形状は、箱型に限定されるものではなく、水平給水パイプ9の上流側部分や放水銃仰俯角用駆動部12等を覆うことができる形状であれば、如何なる形状であっても良い。例えば、第1ケーシング14を円筒形状に形成しても良いことは勿論である。
前記第2ケーシング15は、箱型に形成されており、水平給水パイプ9の下流側部分と、垂直給水パイプ10の上流側部分と、放水銃回転用駆動部13とを被覆するものである。
この第2ケーシング15により、激しい埃等の作業条件下においても、放水銃回転用駆動部13等の防塵保護を行えると共に、放水銃回転用駆動部13の可動部分が外部へ露出するのを防止できて安全性を高められる。
尚、第2ケーシング15の形状は、箱型に限定されるものではなく、水平給水パイプ9の下流側部分や放水銃回転用駆動部13等を覆うことができる形状であれば、如何なる形状であっても良い。例えば、第2ケーシング15を円筒形状に形成しても良いことは勿論である。
この第2ケーシング15により、激しい埃等の作業条件下においても、放水銃回転用駆動部13等の防塵保護を行えると共に、放水銃回転用駆動部13の可動部分が外部へ露出するのを防止できて安全性を高められる。
尚、第2ケーシング15の形状は、箱型に限定されるものではなく、水平給水パイプ9の下流側部分や放水銃回転用駆動部13等を覆うことができる形状であれば、如何なる形状であっても良い。例えば、第2ケーシング15を円筒形状に形成しても良いことは勿論である。
尚、放水銃仰俯角用駆動部12及び放水銃回転用駆動部13は、何れもごみピット2の操作室に設けた操作部及び制御部(何れも図示省略)から遠隔操作できるように構成されている。
また、第1ケーシング14及び第2ケーシング15は、図示していないが、何れも一部分が開放可能に構成されており、各駆動部12,13等のメンテナンスを行えるようになっている。
また、第1ケーシング14及び第2ケーシング15は、図示していないが、何れも一部分が開放可能に構成されており、各駆動部12,13等のメンテナンスを行えるようになっている。
上述した構成の放水銃装置1は、非消火作業時においては、垂直給水パイプ10が通路4側へ垂直回動して水平姿勢に保たれる収納位置となっている(図5参照)。
このとき、放水銃11及び垂直給水パイプ10は、どの部分も落下防止壁5の上端を超えず、しかも、放水銃11が通路4側に位置してごみピット2の内部(底面の水平投影部分)に突出しないようになっている。
その結果、放水銃装置1は、ごみピット2内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を確実且つ良好に防止することができる。
その結果、放水銃装置1は、ごみピット2内のごみを搬送するクレーンとの接触事故を確実且つ良好に防止することができる。
そして、ごみピット2内に火災が発生した場合には、先ず、収納位置にある垂直給水パイプ10を放水銃回転用駆動部13により軸線φ2廻りに90度回転させ、垂直給水パイプ10の先端部に設けた放水銃11を真上に起立させる(図6参照)。
次に、水平給水パイプ9を放水銃仰俯角用駆動部12により軸線φ1廻りに180度回転させ、水平給水パイプ9に垂直に接続した垂直給水パイプ10をごみピット2側へ垂直回動させる(図7参照)。
このとき、放水銃11及び垂直給水パイプ10は、収納位置から使用位置までの動作を垂直動作としているため、動作に必要な水平投影面を減少させることができる。
その結果、ごみピット2の擁壁3上端部に設けた落下防止壁5の開口6を小さくすることができ、落下防止壁5の開口6に柵を設置する必要がなくなると共に、作業員の転落事故を防止することができる。
その結果、ごみピット2の擁壁3上端部に設けた落下防止壁5の開口6を小さくすることができ、落下防止壁5の開口6に柵を設置する必要がなくなると共に、作業員の転落事故を防止することができる。
垂直給水パイプ10がごみピット2側へ垂直回動したら、放水銃11が火災方向へ向くように放水銃回転用駆動部13により垂直給水パイプ10を軸線φ2廻りに回転させ、その後、放水作業を行う。
尚、上記の実施の形態においては、放水銃装置1をごみピット2の擁壁3上端部に設けた通路4に設置するようにしたが、他の実施の形態においては、図8に示す如く、放水銃装置1をクレーンよりも高い位置にある梁等のブリッジ22上に設置し、ごみピット2内の消火作業を行うようにしても良い。この場合、放水銃11を中心として360度放水可能となる。
また、上記の実施の形態においては、放水銃装置1の放水銃仰俯角用駆動部12及び放水銃回転用駆動部13を遠隔操作できるようにしたが、他の実施の形態においては、遠隔操作だけでなく、手動操作もできるように構成しておいても良い。この場合には、電気的な故障が生じても、手動操作により消火活動を行うことができる。
1は放水銃装置、2はごみピット、3は擁壁、4は通路、5は落下防止壁、6は開口、7は架台、7aは土台、7bはフレーム材、8は送水管、8aはフランジ、9は水平給水パイプ、9aは直管、9bはチーズ管、10は垂直給水パイプ、11は放水銃、12は放水銃仰俯角用駆動部、12aは放水銃仰俯角用モータ、12bは歯車伝動機構、12b′はウォームホイール、12b″はウォームギヤ、13は放水銃回転用駆動部、13aは放水銃回転用モータ、13bは歯車伝動機構、13b′はウォームホイール、13b″はウォームギヤ、14は第1ケーシング、15は第2ケーシング、16は放水銃仰俯角軸、17は回転継手、18は軸受、19は回転継手、20はモータ取付台、21はモータ取付台、22はブリッジ、φ1は水平給水パイプの軸線、φ2は垂直給水パイプの軸線。
Claims (4)
- ごみピット(2)の擁壁(3)上端部の周りに設けた通路(4)に設置される放水銃装置(1)において、前記放水銃装置(1)は、通路(4)の床面に設置した架台(7)と、架台(7)上にごみピット(2)に沿って水平姿勢で設けられ、上流側端部が送水管(8)に接続されて軸線(φ1)廻りに回転自在な水平給水パイプ(9)と、水平給水パイプ(9)の下流側端部に垂直姿勢で接続され、水平給水パイプ(9)の回転に伴って垂直回動する軸線(φ2)廻りに回転自在な垂直給水パイプ(10)と、垂直給水パイプ(10)の先端部に接続された放水銃(11)と、垂直給水パイプ(10)及び放水銃(11)の垂直軌道上から外れた位置に設けられ、水平給水パイプ(9)を軸線φ1廻りに回転させる放水銃仰俯角用駆動部(12)と、垂直給水パイプ(10)及び放水銃(11)の垂直軌道上から外れた位置に設けられ、垂直給水パイプ(10)を軸線(φ2)廻りに回転させる放水銃回転用駆動部(13)とから構成されており、前記垂直給水パイプ(10)は、通路(4)側へ垂直回動して水平姿勢に保たれ、放水銃(11)を通路(4)側で且つごみピット(2)の擁壁(3)上端部に設けた落下防止壁(5)の上端よりも低い位置に収納する収納位置と、ごみピット(2)側へ垂直回動して垂直給水パイプ(10の先端部及び放水銃(11)がごみピット(2)内に位置する使用位置とに亘って姿勢変更可能としたことを特徴とする放水銃装置。
- 放水銃仰俯角用駆動部(12)は、放水銃仰俯角用モータ(12a)と、放水銃仰俯角用モータ(12a)と水平給水パイプ(9)との介設した歯車伝動機構(12b)とから成り、また、放水銃回転用駆動部(13)は、放水銃回転用モータ(13a)と、放水銃回転用モータ(13a)と垂直給水パイプ(10)との間に介設した歯車伝動機構(13b)とから成ることを特徴とする請求項1に記載の放水銃装置。
- 垂直給水パイプ(10)の先端部をL字状に形成し、垂直給水パイプ(10)の先端部に放水銃(11)を接続したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放水銃装置。
- 水平給水パイプ(9)の上流側部分、送水管(8)の下流側部分及び放水銃仰俯角用駆動部(12)を第1ケーシング(14)で被覆すると共に、水平給水パイプ(9)の下流側部分、垂直給水パイプ(10)の上流側部分及び放水銃回転用駆動部(13)を第2ケーシング(15)で被覆したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の放水銃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005633U JP3187740U (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 放水銃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005633U JP3187740U (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 放水銃装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016172398A Continuation JP6158408B2 (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | 放水銃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3187740U true JP3187740U (ja) | 2013-12-12 |
Family
ID=50431277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005633U Ceased JP3187740U (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 放水銃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3187740U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113713305A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-11-30 | 杨易桐 | 一种便于灭火的水枪 |
-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013005633U patent/JP3187740U/ja not_active Ceased
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113713305A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-11-30 | 杨易桐 | 一种便于灭火的水枪 |
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