JP3187571B2 - ディスタックフィーダ - Google Patents

ディスタックフィーダ

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JP3187571B2
JP3187571B2 JP33683192A JP33683192A JP3187571B2 JP 3187571 B2 JP3187571 B2 JP 3187571B2 JP 33683192 A JP33683192 A JP 33683192A JP 33683192 A JP33683192 A JP 33683192A JP 3187571 B2 JP3187571 B2 JP 3187571B2
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pallet
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康則 大窪
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Oyabe Seiki Co Ltd
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Komatsu Ltd
Oyabe Seiki Co Ltd
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  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパレットにより自動的
にディスタック位置へシートスタックを搬入するように
したディスタックフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来プレスへシート材を供給する場合、
プレスの上流側にディスタックフィーダを設置して、こ
のディスタックフィーダによりシートスタックを上より
1枚ずつ分離してプレスへ搬入している。また従来のデ
ィスタックフィーダでは、多品種のシート材をディスタ
ック位置へ自動供給する場合、自動走行台車(AGV)
を使用して直接ディスタック位置へ搬入する方法が採用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のディ
スタックフィーダでは、シート材の種類毎にAGVを用
意しなければならないことから設備費が嵩むなどの不具
合があった。この発明はかかる不具合を改善するために
なされたもので、パレットに積載されたシートスタック
を、パレットを循環させることによりディスタック位置
へ自動搬入するようにしたディスタックフィーダを提供
して、設備費の低減を図ることを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、複数山のシートスタックが積載された
複数のパレットを順次ディスタック位置へ搬入し、
またシートスタックの供給が完了したパレットをデ
ィスタック位置より搬出するパレット搬送装置と、
ディスタック位置近傍に位置し、かつ複数基の異形
材用シートセパレータ が格納されたシートセパレー
タラックと上記ディスタック位置間を往動して、
シートセパレータラックより取出した異形材用シート
セパレータ をデイスタック位置へ搬送し、また用
済となった異形材用シートセパレータ をシートセパ
レータラックへ格納するシートセパレータ交換装置
と、上記デイスタック位置に設置され、シートセパレ
ータにより分離されたシート材1aを吸着してマグネ
ットコンベヤ11へ受け渡すバキュームリフタとを具
備してなるデイスタックフィーダである。
【0005】
【作 用】上記構成によりシートスタックをパレット
によりディスタック位置へ自動的に供給することができ
るため、多品種のシートスタックをプレスへ供給する場
合でも、種類毎にAGVを用意する必要がなく経済的で
ある。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はディスタックフィーダの全体的な斜視図
で、複数のシートスタック1を積載したパレット2を循
環させるパレット搬送装置3と、ディスタック位置Aに
設置され、X軸及びY軸方向へ移動して、パレット2上
に積載されたシートスタック1をディスタック点aへ移
動するX−Yテーブル4と、ディスタック位置Aと、上
記パレット搬送装置3の側方に設置されたシートセパレ
ータラック5の間を移動して、シートセパレータラック
5に格納された複数のマグネットによるシートセパレー
タ6の1基を選択してディスタック位置Aへ移動するシ
ートセパレータ交換装置7と、ディスタック位置Aに設
置されて、パレット2上のシートスタック1を昇降動す
るスタックリフタ8が、そしてディスタック点aの上方
には、スタックリフタ8により上昇されたシートスタッ
ク1を上より1枚ずつ吸着するバキュームリフタ9と、
バキュームリフタ9が吸着したシート材1aを、トラン
スファフィーダ30の把持位置に設置されたスキッドリ
フタ10まで搬送するマグネットコンベヤ11が設けら
れていると共に、パレット搬送装置3の搬出側には、シ
ートスタック1が積載されたパレット2を旋回させて、
シートスタック1の向きを変えるパレット反転装置12
が設置されている。上記シートスタック1を積載したパ
レット2は、スタック位置に上下に貫通する貫通孔2a
が複数個開口されている。
【0007】またパレット2をディスタック位置Aへ搬
送するパレット搬送装置3は、パレット2の移動方向に
コロコンベヤ15が布設された架台3aを有していて、
架台3aに搬入用パレットシフタ16と、クロス用パレ
ットシフタ17及び搬出用パレットシフタ18が設置さ
れている。搬入用パレットシフタ16は、図6ないし図
8に示すようにパレット搬入装置3のパレット搬入側に
位置していて、パレット2の移動方向(矢印イ)にガイ
ドレール16aが布設されており、このガイドレール1
6aに移動基台16bが移動自在に支承されている。上
記移動基台16bには走行モータ16cが設置されてい
て、この走行モータ16cにより回転されるピニオン1
6dが、ガイドレール16aに沿って布設されたラック
16eに噛合されており、走行モータ16cにより移動
基台16bが移動自在となっている。上記移動基台16
bには軸受け16fにより回転軸16gが移動方向に沿
って支承されていて、この回転軸16gの両端側にパレ
ット2の一辺よりやや大きい間隔で一対の爪体16hが
固着されていると共に、これら爪体16hは、回転軸1
6gの一端に接続されたロータリアクチュエータ16i
により回転軸16gを回転させることにより、水平位置
よりほぼ直立位置へ回動できるようになっている。
【0008】一方、クロス用パレットシフタ17はX−
Yテーブル4の側方に設置されていて、図9ないし図1
1に示すようにX−Yテーブル4のX軸方向と平行する
方向にガイドレール17aが布設されており、このガイ
ドレール17aに移動基台17bが移動自在に支承され
ている。上記移動基台17bには、走行モータ17cが
設置されていて、この走行モータ17cより回転される
ピニオン17dがガイドレール17aに沿って布設され
たラック17eに噛合されており、走行モータ17cに
より移動基台17bが移動自在となっている。上記移動
基台17bには軸受け17fにより回転軸17gが移動
方向に沿って支承されていて、この回転軸17gの一端
側に爪体17hが固着されていると共に、この爪体17
hは、回転軸17gの一端に接続されたロータリアクチ
ュエータ17iにより回転軸17gを回転させることに
より、水平位置よりほぼ直立位置へ回動できるようにな
っている。
【0009】また搬出用パレットシフタ18は、図12
ないし図14に示すようにパレット2の搬入側と平行す
るように設けられたコロコンベヤ20の側方に位置して
いて、パレット搬出方向(矢印ロ)にガイドレール18
aが布設されており、このガイドレール18aに移動基
台18bが移動自在に支承されている。上記移動基台1
8bには走行モータ18cが設置されていて、この走行
モータ18cにより回転されるピニオン18dが、ガイ
ドレール18aに沿って布設されたラック18eに噛合
されており、走行モータ18cにより移動基台18bが
移動自在となっている。上記移動基台18bには軸受け
18fにより回転軸18gが移動方向に沿って支承され
ていて、この回転軸18gの両端側にパレット2の一辺
よりやや大きい間隔で一対の爪体18hが固着されてい
ると共に、これら爪体18hは、回転軸18gの一端に
接続されたロータリアクチュエータ18iにより回転軸
18gを回転させることにより、水平位置よりほぼ直立
位置へ回動できるようになっている。なお図中18jは
固定ストッパ、18kはストッパシリンダ18mにより
回動自在な可動ストッパである。
【0010】一方上記X−Yテーブル4は図15ないし
図17に示すように、架台3a上にY軸方向に布設され
たガイドレール4aにY軸方向へ移動自在にY軸テーブ
ル4bが設けられている。上記Y軸テーブル4b上には
Y軸と直交するX軸方向にガイドレール4cが布設され
ていて、このガイドレール4cにX軸テーブル4dがX
軸方向へ移動自在に支承されている。上記X軸テーブル
4dはパレット2よりやや大きいほぼ正方形状をなして
いて、中央部に角孔4eが開口されていると共に、この
角孔4eの周辺には縦横にコロコンベヤ21が布設され
ていて、X軸テーブル4d上をパレット2がX軸及びY
軸方向へ移動自在となっている。
【0011】そしてこのX軸テーブル4dの一辺には搬
入用パレットシフタ16により搬入されたパレット2を
所定位置へ停止させるY軸方向ストッパ4fが、そして
このY軸方向ストッパ4fと直角をなす位置にX軸方向
ストッパ4gが設置されていると共に、Y軸方向ストッ
パ4fと対向する位置には、ストッパシリンダ4jによ
り起伏自在な可動ストッパ4kが、さらにX軸方向スト
ッパ4gと対向する位置には、ストッパシリンダ4hに
より水平方向へ回動自在な可動ストッパ4iがそれぞれ
設けられていて、後述する作用でX軸テーブル4dの定
位置にパレット2を停止できるようになっている。
【0012】また上記Y軸方向に布設されたガイドレー
ル4aとX軸方向に布設されたガイドレール4cの近傍
には、これらと平行するようボールねじ軸4m,4nが
それぞれ設けられている。Y軸方向に設けられたボール
ねじ軸4mにはY軸テーブル4bの一部が螺合されてい
て、このボールねじ軸4mの一端に接続されたサーボモ
ータよりなるY軸モータ4pによりボールねじ軸4mを
回転させることにより、Y軸方向へ移動できるようにな
っている。X軸方向に設けられたボールねじ軸4nに
は、X軸テーブル4dの一部が螺合されていて、このボ
ールねじ軸4nの一端に接続されたX軸モータ4rによ
りボールねじ軸4nを回転させることにより、X軸テー
ブル4dをX軸方向へ移動できるようになっている。
【0013】一方シートセパレータラック5とディスタ
ック位置Aの間に設けられたシートセパレータ交換装置
7は、図25及び図26に示すように、ディスタック位
置Aの上方に設けられた架台7aにX軸方向に一対のガ
イドレール7bが布設されていて、これらガイドレール
7b上にマグネットによるシートセパレータ6が2基載
置できるシャトル7cが移動自在に支承されている。上
記シャトル7cの一端側には円形のシートスタック1を
分離する円形材用シートセパレータ61 が予め固定され
ており、他端側には、シートセパレータラック5内に格
納されている異形材用シートセパレータ62 が交換自在
に載置できるようになっている。
【0014】上記円形材用シートセパレータ61 は図1
8及び図19に示すようにシートセパレータベース6a
上にシートスタック1の載置部を有していて、この載置
部の周辺に永久磁石よりなる3個のシートセパレータ部
材6bが設けられている。これらシートセパレータ部材
6bのシートスタック1と対向する面はほぼV字形に凹
入されていると共に、反対面には、ねじ軸6cが螺合さ
れている。各ねじ軸6cはベベルギヤ6d及び連動軸6
eを介してモータ6fに接続されていて、このモータ6
fにより各ねじ軸6cを回転させることにより、各シー
トセパレータ部材6bがガイドレール6kに案内されて
シートスタック1の径方向へ移動調整できるようになっ
ていると共に、調整位置は、連動軸6eに接続されたエ
ンコーダ6gにより検出されるようになっている。
【0015】また異形材用シートセパレータ62 は、予
め例えば6基用意されていて、図20及び図21に示す
ように構成されている。すなわち円形材用シートセパレ
ータ61 のシートセパレータベース6aと同じ大きさの
シートセパレータベース6aの中央部に角孔6hが開口
されていて、この角孔6hの周辺に一対の長孔6rを有
する8個のブラケット6iが調整ねじ6jにより移動調
整自在に取付けられている。そしてこれらブラケット6
iに4個のシートセパレータ部材6mが取付けられ、残
りのブラケット6iには位置決め部材6nが取付けられ
ている。
【0016】一方上記異形材用シートセパレータ62
格納するシートセパレータラック5は、図22ないし図
25に示すように、ラック本体5a内に異形材用シート
セパレータ62 を各棚5cに例えば2基ずつ格納する棚
組立体5bを有している。上記棚組立体5bは例えば3
段の棚5cとこれら棚5cを連結する縦枠5dより構成
されていて、ラック本体5aの両側に上下方向に布設さ
れたガイドレール5rに支承されていると共に、ラック
本体5aの上部に設けられたスプロケット5eを迂回す
るチェーン5fの一端が上記棚組立体5bの頂部に接続
されている。そしてチェーン5fの他端は、ラック本体
5aの下部側面に固定されたリフトシリンダ5gのピス
トン杆5h先端に接続されていて、このリフトシリンダ
5gによりチェーン5fを介して上記棚組立体5bがガ
イドレール5dに沿って上下動できるようになってい
る。
【0017】またラック本体5aは基台5i上に布設さ
れたレール5j上に載置されていて、縦送りシリンダ5
kにより上記シャトル7cの移動方向と直交するY軸方
向へ移動自在となっていると共に、上記ラック本体5a
の両側には、棚組立体5bの選択された棚5cをシャト
ル7cと同じ高さに停止するストッパシリンダ5mが設
けられていて、これらストッパシリンダ5mにより棚組
立体5bの両側に、各棚5c毎に突設されたストッパ5
nを係止するようになっている。
【0018】一方上記シートセパレータ交換装置7は、
マグネットによるシートセパレータ6を載置して移動す
るシャトル7cと、このシャトル7c上にシートセパレ
ータラック5内の異形材用シートセパレータ62 を載置
したり、用済となった異形材用シートセパレータ62
をシートセパレータラック5の所定の棚5cに格納する
シートセパレータ出し入れ機構7dよりなる。シートセ
パレータ出し入れ機構7dは図28ないし図29に示す
ように、架台7aにシャトル7cの移動方向に沿ってガ
イドレール7eが布設されていて、このガイドレール7
eに移動台7fが支承されており、この移動台7fに走
行モータ7gが搭載されている。
【0019】上記走行モータ7gにより回転されるピニ
オン7hはガイドレール7eに沿って布設されたラック
7iに噛合されていて、走行モータ7gによりピニオン
7hを回転させることにより、ガイドレール7eに沿っ
て移動台7fを移動できるようになっていると共に、移
動台7fにはロータリアクチュエータ7jによりほぼ9
0°回動される回転軸7kが設けられている。上記回転
軸7kには爪体7mが設けられていて、この爪体7mは
上記異形材用シートセパレータ62 …のシートセパレー
タベース6a上面に設けられた係止部6pに係脱自在に
係合できるようになっている。
【0020】またシャトル7cは図25に示すように架
台7aの片側に設けられたストロークの長いシャトル駆
動シリンダ7nによりX軸方向へ移動自在となっている
と共に、シャトル7cにはシャトル7c上に引き出され
た異形材用シートセパレータ62 をシャトル7cに固定
する固定ストッパ7pと可動ストッパ7rが設けられて
いる。上記可動ストッパ7rはストッパシリンダ7sに
より回動自在となっていて、異形材用シートセパレータ
2 の出し入れ時には干渉しない位置に退避されてい
る。
【0021】一方ディスタック位置Aに設置されたスタ
ックリフタ8は、図30に示すように架台3aに、両ロ
ッドシリンダよりなるリフトシリンダ8aがほぼ垂直に
固着されている。上記リフトシリンダ8aはディスタッ
ク点aに位置していて、上方へ突出されたピストン杆8
bの先端には、パレット2上のシートスタック1を下方
より押し上げる受け座8cが取付けられていると共に、
下方へ突出されたピストン杆8dの先端には、リニアセ
ンサよりなるストローク検出器8eの可動部8fが取付
けられていて、このストローク検出器8eによりシート
スタック1のリフト高さが検出できるようになってい
る。
【0022】またディスタック位置Aの上方に設けられ
たバキュームリフタ9は図31に示すようにシート材1
aの大きさに応じて選択使用される複数のリフトシリン
ダ9aを有していて、これらリフトシリンダ9aより下
方へ突出されたピストン杆9bの先端にシート材1aを
吸着するバキュームカップ9cが取付けられている。そ
してこのバキュームリフタ9により吸着されたシート材
1aはマグネットコンベヤ11によりスキッドリフタ1
0へ搬送される。マグネットコンベヤ11は図31に示
すように途中2個所にシート材1aの重送を防止するダ
ブルブランク検出器11a,11bが設けられていて、
第1のダブルブランク検出器11aでダブルブランクが
検出された場合は、このダブルブランクはシュート11
cより落下されて、引き続きシート材1aの搬送が行わ
れると共に、第1のダブルブランク検出器11aの故障
や検出ミスなどにより、ダブルブランクが第2のダブル
ブランク検出器11bまで搬送され、ここでダブルブラ
ンクが検出された場合はシート材1aの搬送が停止され
るようになっている。
【0023】一方マグネットコンベヤ11が搬送したシ
ート材1aを一時載置するスキッドリフタ10は、図3
2ないし図34に示すように架台10a上にガイドポス
ト10bにより上下動が案内されたリフトテーブル10
cが設けらていて、このリフトテーブル10cはリフト
シリンダ10dにより上下動自在となっている。上記リ
フトテーブル10c上にはシート材1aの搬入方向と直
交する方向にガイドレール10eが布設されていて、こ
れらガイドレール10eに複数のスキッド10fが移動
自在に支承されている。これらスキッド10fは逆ねじ
となったねじ部10g、10hを有するねじ軸10iの
各ねじ部10g、10hにそれぞれ螺合されていて、ロ
ータリアクチュエータ10jによりねじ軸10iを回転
させることにより、シート材1aの大きさに応じて各ス
キッド10fの間隔が調整できるようになっている。
【0024】また上記パレット搬送装置3のパレット搬
出側に設けられたパレット反転装置12は、図35及び
図36に示すように、パレット2を載置するターンテー
ブル12aを有している。上記ターンテーブル12aの
下面の中心部には、支持軸12bが突設されていて、こ
の支持軸12bが架台3aに固着された支持部材12c
に軸受け12dを介して回転自在に支承されている。上
記ターンテーブル12aと支持軸12bの上端間には歯
車12fが介在されていて、この歯車12fに旋回モー
タ12gにより回転される歯車12hが噛合され、旋回
モータ12gにより支持軸12bを中心にターンテーブ
ル12aがほぼ180°正逆回転されるようになってい
る。
【0025】なお、図35中12iはターンテーブル1
2aの回転位置を検出する位置検出器である。また図3
7及び図38はパレット搬入装置3のパレット搬入側に
設置されたブランク検出器25で、パレット2とほぼ同
じ大きさの取付け板25aに、パレット2上に積載可能
な最大数のシートスタック1と同じ配列で検出器25b
が設置されている。上記検出器25bは例えば光電検出
器で、光によりパレット2上のシートスタック1を検出
できるようになっている。
【0026】次に作用を説明すると、トランスファプレ
ス31へ円形のシート材1aを搬入して成形を行う場合
は、パレット2上に所定の配列でシートスタック1を載
置して、パレット搬送装置3の搬入側へパレット2を搬
入し、マグネットによるシートセパレータ6は円形材用
シートセパレータ61 がディスタック位置Aとなるよう
にシャトル7cを移動する。この状態で運転を開始する
と、搬入用パレットシフタ16の移動基台16bに設け
られた回転軸16gがロータリアクチュエータ16iに
よりほぼ90°回動されて爪体16bがパレット2の後
面に当接する。そしてこの状態で走行モータ16cによ
り移動基台16bがパレット搬送方向イへ1ピッチ搬送
され、ここでブランク検出器25によりパレット2上の
シートスタック1の有無及び位置が検出される。
【0027】その後搬入用パレットシフタ16によりパ
レット2はさらに1ピッチ搬送されて、待機位置にある
X−Yテーブル4へ搬入される。X−Yテーブル4上に
はY軸ストッパ4f及びX軸ストッパ4gと、可動スト
ッパ4i,4kがあって、これらストッパによりパレッ
ト2がX−Yテーブル4上の所定位置に位置決めされた
後、Y軸モータ4p及びX軸モータ4rによりX−Yテ
ーブル4がX−Y方向へ移動されて、はじめにシート材
1aを供給するシートスタック1がディスタック位置A
のディスタック点aに位置決めされる。そしてこの状態
でスタックリフタ8のピストン杆8bが上方へ伸長し
て、パレット2に開口された貫通孔2aを通過して、パ
レット2上のシートスタック1を受け座8cが下方より
所定の高さまで上昇させる。
【0028】ディスタック点aの上方には円形材用シー
トセパレータ61 が待機していて、上昇されたシートス
タック1は円形材用シートセパレータ61 のシートセパ
レータ部材6b間に達し、シートセパレータ部材6bの
磁気作用により上から1枚ずつ分離される。そして分離
された上の1枚はリフトシリンダ9aにより下降される
バキュームカップ9cにより吸着され、マグネットコン
ベヤ11が吸着できる高さにまで上昇されて、マグネッ
トコンベヤ11に受け渡される。マグネットコンベヤ1
1に吸着されたシート材1aは第1のダブルブランク検
出器11aでダブルブランクが検出された後、第2ブラ
ンク検出器11bを経てスキッドリフタ10に達し、リ
フトシリンダ10dにより上昇されたスキッド10f上
に載置される。その後スキッド10fはトランスファフ
ィーダ30が保持できる位置まで下降され、この位置で
トランスファフィーダ30にシート材1aが保持されて
トランスファプレス31へと搬入される。以下上記動作
を繰返して、パレット2上のシートスタック1の1山の
供給が完了すると、再びX−Yテーブル4が移動されて
次のシートスタック1がディスタック点aへ移動され、
上記動作によりシート材1aの供給が開始される。
【0029】そしてパレット2上の全てのシートスタッ
ク1の搬入が完了したら、空となったパレット2はクロ
ス用パレットシフタ17によりX軸方向へ1ピッチ搬送
され、搬出用パレットシフタ18に設けられた固定スト
ッパ18kと、可動ストッパ18jの間で所定位置へ位
置決めされると共に、この間に次のパレット2が搬入用
パレットシフタ16によりX−Yテーブル4上に搬入さ
れて、次のシートスタック1の供給が開始される。また
空パレット2は搬出用パレットシフタ18によりパレッ
ト反転装置12側へ搬出され、ターンテーブル12a上
より取除かれる。
【0030】以上は円形のシート材1aをプレスへ搬入
する場合であるが、次に異形材を搬入する場合について
説明する。異形材の搬入に当っては、異形材の形状に合
ったマグネットによるシートセパレータ6が必要であ
る。異形材用シートセパレータ62 は、予め搬入する異
形材の形状に合せてシートセパレータ部材6bが調整さ
れていて、複数基例えば6基がシートセパレータラック
5の各棚5cに格納されており、搬入する異形材に合っ
た異形材用シートセパレータ62 の格納された棚5cを
指定すると、その棚5cがシートセパレータ交換装置7
のシャトル7cと同じ高さになるようにリフトシリンダ
5gにより棚組立体5bが上下動され、またその棚5c
に格納された異形材用シートセパレータ62 …がシャト
ル7cと一直線上となるようにラック本体5aが縦送り
シリンダ5kによりY軸方向へ移動される。
【0031】そしてこの状態でシートセパレータ出し入
れ機構7dの移動台7fがシートセパレータラック5内
へ移動され、ロータリアクチュエータ7jにより回転軸
7hがほぼ90°回動されて、回転軸7hに設けられた
爪体7mがシートセパレータベース6aの係止部6pへ
係合される。そしてこの状態で移動台7fが走行モータ
7gによりシャトル7c側へ移動されて、爪体7mに係
合された異形材用シートセパレータ62 の1基がシャト
ル7c上へ移載され、ストッパ7pにより位置決め固定
される。その後シャトル駆動シリンダ7nによりシャト
ル7cがX軸方向へ移動されて、シャトル7c上の異形
材用シートセパレータ62 がディスタック位置Aに停止
される。以上のようにして異形材用シートセパレータ6
2 のセットが完了したら、異形材のシートスタック1が
載置されたパレット2が、円形材の搬入時と同様に循環
されてトランスファプレス31へと搬入される。
【0032】また異形材が例えば円板を2分割したよう
な形状で、かつ両者が同一のパレット2に載置されてい
るような場合、シート材1aの方向を揃えるためにパレ
ット2を旋回させる必要がある。次にその動作を説明す
ると、円形材の搬入時と同様な動作で方向が同じシート
スタック1をトランスファプレス31へ搬入したら、一
端パレット2をパレット反転装置12まで搬出する。そ
して旋回モータ12gによりターンテーブル12aをほ
ぼ180°旋回させてシートスタック1の方向をすでに
搬入したシートスタック1と同じになるように揃え、再
びディスタック位置Aへ搬送すればよい。さらに同一方
向に揃えてパレット2上に載置されたシートスタック1
を、パレット反転装置12により180°反転すること
により、シートスタック1の方向が変えられるため、左
右部品などをトランスファプレス31で成形することが
可能になる。
【0033】なお、シートセパレータラック5に格納さ
れた異形材用シートセパレータ62より目的とするシー
トセパレータが正確に出し入れできるように各シートセ
パレータ62 にバーコードなどの識別表示を行い、これ
を自動識別装置で識別するようにしてもよい。またパレ
ット2上に載置されたシートスタック1を検出して、得
られた情報を基に目的とするシートスタック1が最短距
離でディスタック点aへ移動できるようにX−Yテーブ
ル4をシーケンス制御することにより、スタック交換時
間を大幅に短縮することができる。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、パレッ
トによりシートスタックをディスタック位置へ搬入し、
シートスタックをプレスへ供給後ディスタック位置より
パレットを搬出するようにしたことから、多品種のシー
トスタックをプレスへ搬入する場合でも、種類毎にAG
Vを必要としないため、設備費の大幅な削減が図れるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になるディスタックフィー
ダの全体的な斜視図である。
【図2】この発明の一実施例になるディスタックフィー
ダの全体的な平面図である。
【図3】図2のC方向からの矢視図である。
【図4】図2のD方向からの矢視図である。
【図5】この発明の一実施例になるディスタックフィー
ダのパレット搬送装置を示す平面図である。
【図6】この発明の一実施例になるパレット搬送装置の
搬入用パレットシフタを示す平面図である。
【図7】図6のE方向からの矢視図である。
【図8】図6のE′方向からの矢視図である。
【図9】この発明の一実施例になるパレット搬送装置の
クロス用パレットシフタを示す平面図である。
【図10】図9のF方向からの矢視図である。
【図11】図9のF′−F′線に沿う断面図である。
【図12】この発明の一実施例になるパレット搬送装置
の搬出用パレットシフタを示す平面図である。
【図13】図12のG方向からの矢視図である。
【図14】図12のG′−G線に沿う断面図である。
【図15】この発明の一実施例になるパレット搬送装置
のX−Yテーブルを示す平面図である。
【図16】図15のH方向からの矢視図である。
【図17】図15のI方向からの矢視図である。
【図18】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダの円形材用シートセパレータの平面図である。
【図19】図18のJ方向からの矢視図である。
【図20】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダの異形材用シートセパレータを示す平面図である。
【図21】図20のK方向からの矢視図である。
【図22】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのシートセパレータラックを示す正面図である。
【図23】図22のL方向からの矢視図である。
【図24】図22のM方向からの矢視図である。
【図25】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのシートセパレータ交換装置を示す平面図である。
【図26】図25のN方向からの矢視図である。
【図27】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのシートセパレータ出入れ機構の平面図である。
【図28】図27のO方向からの矢視図である。
【図29】図27のP方向からの矢視図である。
【図30】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのスタックリフタを示す正面図である。
【図31】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのマグネットコンベヤ付近を示す側面図である。
【図32】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのスキッドリフタを示す正面図である。
【図33】図32のQ方向からの矢視図である。
【図34】図32のR方向からの矢視図である。
【図35】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのパレット反転装置を示す平面図である。
【図36】図35のZ−Z線に沿う断面図である。
【図37】この発明の一実施例になるディスタックフィ
ーダのブランク検出器を示す正面図である。
【図38】図37のB方向からの矢視図である。
【符号の説明】
1…シートスタック、1a…シート材、2…パレット、
3…パレット搬送装置、5…シートセパレータラック、
2 …異形材用シートセパレータ、7…シートセパレー
タ交換装置、9…バキュームリフタ、11…マグネット
コンベヤ、A…ディスタック位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−23522(JP,A) 特開 昭62−68632(JP,A) 実開 平2−148736(JP,U) 実開 昭54−81584(JP,U) 実開 平4−12338(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 43/24 B30B 15/30 108

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数山のシートスタック1が積載された複
    数のパレット2を順次ディスタック位置Aへ搬入し、ま
    たシートスタック1の供給が完了したパレット2をディ
    スタック位置Aより搬出するパレット搬送装置3と、デ
    ィスタック位置Aの近傍に位置し、かつ複数基の異形材
    用シートセパレータ6が格納されたシートセパレータ
    ラック5と上記ディスタック位置A間を往復動して、シ
    ートセパレータラック5より取出した異形材用シートセ
    パレータ6をデイスタック位置Aへ搬送し、また用済
    となった異形材用シートセパレータ6をシートセパレ
    ータラック5へ格納するシートセパレータ交換装置7
    と、上記デイスタック位置Aに設置され、シートセパレ
    ータにより分離されたシート材1aを吸着してマグネッ
    トコンベヤ11へ受け渡すバキュームリフタ9とを具備
    してなるデイスタックフィーダ。
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