JP3187309B2 - 複合移動体通信機 - Google Patents

複合移動体通信機

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JP3187309B2
JP3187309B2 JP31518895A JP31518895A JP3187309B2 JP 3187309 B2 JP3187309 B2 JP 3187309B2 JP 31518895 A JP31518895 A JP 31518895A JP 31518895 A JP31518895 A JP 31518895A JP 3187309 B2 JP3187309 B2 JP 3187309B2
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JP
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mobile communication
cellular
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phs
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修二 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PH
S、コードレス電話等複数の通信システムのサービスが
一台の端末で利用可能な複合移動体通信機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、いろいろな通信の需要が増大し、
使用者により便利であるように複数のシステムが稼動し
ている。例えば、コードレス電話システム、PHS、セ
ルラ電話システム、アマチュア無線システムなどの電波
を利用したものやIrDA規格などの光を利用したも
の、一般加入者電話、ISDNなどの有線回線を利用し
たものがある。これら複数の通信システムは、各々シス
テムが異なり、1つの通信機を利用することで、利用す
るシステムが決まってしまう。
【0003】このため従来から1つの端末で複数のサー
ビスを受けられるものが提案されている(特開平6ー8
6350他)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
システムが利用可能な通信機を使用したとしても、通信
システム毎に電話番号が異なるため、いずれかの通信シ
ステムに着信がかかった場合、その通信システムに通信
機が待ち受けていなければ、その着信を受信することが
出来ない。また無線を使用した通信システムの場合は、
位置登録したエリアからしか着信が送信されない等の問
題がある。
【0005】例えば、現在広く普及されているセルラ電
話とPHSにおいて、セルラとPHSを複合移動体通信
機としてそのまま構成したとしても、セルラかまたはP
HSで使用中はどちらかにしか位置登録していない場
合、セルラの使用中はセルラ基地局からの着信、PHS
の使用中はPHS基地局からの着信しか送信されないこ
とになる。このために、例えば、セルラで使用中に、あ
る基地局へ位置登録した後、PHSでの使用に切り替え
たままセルラの異なるエリアに移動し、電源OFFした
後、その異なるエリアでセルラに切り替えて電源投入す
ると、そこで位置登録が完了するまで、そのエリアのセ
ルラ基地局から着信が送信されない。また、セルラで使
用中にある基地局へ位置登録した後、PHSでの使用に
切り替えたままセルラの異なるエリアに移動し、その異
なるエリアでセルラに切り替えると、そこで位置登録完
了するまでそのエリアのセルラ基地局から着信が送信さ
れない、という問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みなされたものであって、その目的は使用者がど
の通信システムに切り替えて使用していても、着信可能
な複合移動体通信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、複数の移動体通信システムのサービス
が利用可能であるとともに、その複数の移動体通信シス
テムを切り替える手段を有する複合移動体通信機におい
て、前記複数の移動体通信システムの一つを待ち受け中
に、他の移動体通信システムへの接続が可能か否かをラ
ンダム周期または一定周期で判定し、接続可能な他の移
動体通信システムに位置登録を行うようにした。
【0008】
【0009】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、1台の
移動体通信機で複数の通信システムを利用できるととも
に、接続可能なシステムに対しての位置登録を行なうの
で、使用者がどのシステムで使用中でも着信可能な複合
移動体通信機が提供出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0011】図1は、本発明による複合移動体通信機の
構成を示すブロック図である。ここでは、セルラ電話シ
ステム及びPHSのサービスを複合したもので説明す
る。
【0012】図1において、1はシステム制御部、2は
音声処理部、3は複数システム制御部、4は受話器、5
は送話器、6は呼制御部、7は操作インターフェース、
8は操作部、9は回線処理部、10はPHSシステム変
換部、11はセルラシステム変換部である。
【0013】操作部8は、電話の操作手段を構成するも
のであり、操作部8からの入力信号は操作インターフェ
ース7を介してシステム制御部1へ出力される。呼制御
部6は、システム制御部5に制御されて宛先への発呼動
作と回線処理部9からシステム制御部1を介して入力さ
れた着呼信号に対する着呼動作を行う。音声処理部2
は、システム制御部5からの制御信号に従って、回線処
理部9からの音声データを音声へ変換して受話器4へ出
力したり、送話器5から入力された音声を音声データに
変換して回線処理部9へ出力する。
【0014】以上説明した破線部分は、これらは全体と
して従来の電話機と同じ構成であるが、複合通信機とし
てさらに、複数システム制御部3が設けられ、複数のシ
ステムの変換部(この図では、セルラシステム変換部1
1、PHSシステム変換部10)との接続を切換えると
ともに、そのシステムに応じた位置登録を行なうことが
できるようになっている。この複数システム制御部3
は、システム制御部1により制御されて、かつ複数シス
テムを監視した結果の状態をシステム制御部1に伝え
る。
【0015】このように構成された複合移動体通信機の
動作をフローチャートで説明する。図2は、図1の例の
PHSシステムとセルラシステムが利用可能な複合移動
体通信機が電源投入された時の位置登録(第1発明)の
制御フローの一例を示したものである。
【0016】電源投入後、回線処理部9はセルラシステ
ムのサービスエリア内であるかどうか判断し(ステップ
1)、エリア内であればセルラシステムへ位置登録する
(ステップ2)。次にセルラシステムのサービスエリア
外のとき及びステップ2でセルラシステムの位置登録を
した場合に、PHSシステムのサービスエリア内である
かどうか判断する(ステップ3)。PHSシステムのサ
ービスエリア内のときはPHSシステムへ位置登録(ス
テップ4)し、ステップ5へ移行する。PHSシステム
のサービスエリア外のときもステップ5へ移行する。ス
テップ5は、使用者が選んだシステムで待ち受けるステ
ップであり、待ち受け後次の処理へ移行する。
【0017】図3は、第2発明の動作を示し、PHSと
セルラのいずれかを待ち受け中に、ランダム周期または
一定周期で、もう一方のシステムを監視する制御フロー
の一例を示している。 複合移動体通信機は、まず使用
者が選んだシステムで待ち受け(ステップ11)、ラン
ダムタイマーまたは周期タイマーをスタートする(ステ
ップ12)。タイマーがタイムアウトしたかどうか判定
し(ステップ13)、タイムアウトしていると、待ち受
けているシステムがPHSかセルラか判定する(ステッ
プ14)。セルラに待ち受けている時にはPHSへ接続
可能か調べ(ステップ15)、接続可能であればPHS
へ位置登録が必要か調べ(ステップ16)、必要であれ
ばPHSへ位置登録(ステップ17)した後セルラの待
ち受けへ戻る(ステップ18)。ステップ14でPHS
に待ち受けている時にはセルラへ接続可能か調べ(ステ
ップ19)、接続可能であればセルラへ位置登録が必要
か調べ(ステップ20)、必要であればセルラへ位置登
録(ステップ21)した後PHSの待ち受けへ戻る(ス
テップ22)。
【0018】本発明は、以上のように待ち受けているシ
ステムの判定及びそのシステムに対する位置登録を行な
うようにしたので、移動体通信機がどのシステムに接続
されている状態でも他の通信システムからも確実に着信
を受信可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
台の移動体通信機を常備するだけで、複数の通信システ
ムを使用して通信ができ、使用者がどの通信システムで
使用していても、着信可能な通信システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合移動体通信機の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】第1発明の制御フローを示したフローチャート
図である。
【図3】第2発明の制御フローを示したフローチャート
図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 音声処理部 3 複数システム制御部 4 受話器 5 送話器 6 呼制御部 7 操作インターフェース 8 操作部 9 回線処理部 10 PHSシステム変換部 11 セルラシステム変換部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動体通信システムのサービスが利
    用可能であるとともに、その複数の移動体通信システム
    を切り替える手段を有する複合移動体通信機において、
    前記複数の移動体通信システムの一つを待ち受け中に、
    他の移動体通信システムへの接続が可能か否かをランダ
    ム周期または一定周期で判定し、接続可能な他の移動体
    通信システムに位置登録を行う手段を有することを特徴
    とする複合移動体通信機。
JP31518895A 1995-12-04 1995-12-04 複合移動体通信機 Expired - Lifetime JP3187309B2 (ja)

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JP31518895A JP3187309B2 (ja) 1995-12-04 1995-12-04 複合移動体通信機

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JPH09163449A JPH09163449A (ja) 1997-06-20
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