JP3187098U - 濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属切削工場から排出される切粉を混入した使用済切削油から切粉を除去した濾過済切削油を再生切削油とする装置を提供する。
【解決手段】切粉を混入した使用済切削油中から切粉を除去して濾過済切削油とする一次フィルターである濾過装置1に併設される濾過済切削油貯留槽2内に集められた濾過済切削油をポンプに送る漏斗形部材3の一方側は濾過済切削油貯留槽に集められた濾過済切削油を吸い込む濾過済切削吸い込み部とし、他方側はポンプ9に連通する連通管を設けた濾過済切削油送り器材として配し、濾過済切削油送り器材の連通管の先端にはポンプを、該ポンプには、濾過済切削油を再生切削油とする二次フィルターを連通し、二次フィルターで処理された再生切削油は再生切削油を貯留する再生切削油貯留槽12に回収するようにするとともに、再生切削油中の余剰再生切削油は濾過済切削油貯留槽に戻す構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】切粉を混入した使用済切削油中から切粉を除去して濾過済切削油とする一次フィルターである濾過装置1に併設される濾過済切削油貯留槽2内に集められた濾過済切削油をポンプに送る漏斗形部材3の一方側は濾過済切削油貯留槽に集められた濾過済切削油を吸い込む濾過済切削吸い込み部とし、他方側はポンプ9に連通する連通管を設けた濾過済切削油送り器材として配し、濾過済切削油送り器材の連通管の先端にはポンプを、該ポンプには、濾過済切削油を再生切削油とする二次フィルターを連通し、二次フィルターで処理された再生切削油は再生切削油を貯留する再生切削油貯留槽12に回収するようにするとともに、再生切削油中の余剰再生切削油は濾過済切削油貯留槽に戻す構成とした。
【選択図】図1
Description
本考案は、一次フィルターで処理された濾過済切削油を更に二次フィルターで処理して再生切削油とする濾過装置に関する考案である。
金属切削工場からは、切粉と称する金属小破片を混入した使用済切削油が排出される。この使用済切削油の中から混入する小破片を取り除くための濾過作業が濾過装置である一次フィルターによって行われ、この金属小破片である切粉を取り除いて濾過済切削油とし、この濾過済切削油を金属切削工場に送り返し給油して再度金属切削作業に使うこととしている。
この手段を実行する技術について、特開2013−17914号、特開2009−630号、特開2005−66820号公報等に記載されている。
この手段を実行する技術について、特開2013−17914号、特開2009−630号、特開2005−66820号公報等に記載されている。
その送り返し給油に当たっては、前記した特許公報に記載された技術では濾過済切削油を二次フィルターに通して更に小さな金属破片を取り除いた再生切削油とすることが行われていたが、この二次作業を行うに当たって効率よく再生切削油とする手段記載されていなかった。
本考案は、前記した濾過済切削油を効率よく再生切削油とする装置を提供し、且つ濾過済切削油貯留槽に切粉が堆積するのを極力少なくし、堆積除去作業であるメンテナンス作業の手間を軽減することができる装置を提供するものである。
金属切削工場から排出される切粉と称する金属小破片を混入した使用済切削油中から切粉を除去して濾過済切削油とする一次フィルターである濾過装置に併設される濾過済切削油貯留槽内に、該濾過済切削槽内に集められた濾過済切削油をポンプに送る器材として、上部を大径口とし、下部を小径口とする漏斗形部材のその小径口に、一方側は該濾過済切削油貯留槽に集められた濾過済切削油を吸い込む濾過済切削吸い込み部とし、他方側はポンプに連通する連通管を設けた濾過済切削油送り器材として配し、前記した濾過済切削油送り器材を形成する連通管の先端にはポンプを配するとともに、該ポンプには、濾過済切削油を更に濾過して再生切削油とする二次フィルターを連通し、二次フィルターで処理された前記再生切削油は再生切削油を貯留する再生切削油貯留槽に回収するようにするとともに、再生切削油中の余剰再生切削油は前記濾過済切削油貯留槽に戻す構成とした。
濾過済切削油貯留槽中に収容される濾過済切削油中には、径時的に再生切削油が供給されるようになり、濾過済切削油貯留槽中には堆積する切粉を少なくすることができる。
本考案の実施例を図示して説明する。
図1は、本考案の実施の態様の説明図である。
図中1は、使用済切削油の中から切粉を取り除いて濾過済切削油とするための従来から使用されている濾過装置に併設される濾過済切削油貯留槽を本考案実施する貯留槽とした場合の略図である。
図1は、本考案の実施の態様の説明図である。
図中1は、使用済切削油の中から切粉を取り除いて濾過済切削油とするための従来から使用されている濾過装置に併設される濾過済切削油貯留槽を本考案実施する貯留槽とした場合の略図である。
図中2は、従来から使用されている濾過装置に併設される濾過済切削油貯留槽に相当する濾過済切削油貯留槽に濾過装置から投入される濾過済切削油をポンプに向かって送通する濾過済切削油送り器材10を配した略図であるが、本考案の濾過済切削油貯留槽2は図面に示すとおり、濾過装置1から濾過済切削油を濾過済切削油貯留槽2中に上部から投入されるよう位置づけされて配置される。
濾過済み切削油を投入される濾過済切削油貯留槽2内には、濾過装置1の濾過済切削油投下口1Aの下に上部を大径口とし、下部を小径口とする漏斗形部材3を配する。
この漏斗形部材3は、上部を前記濾過装置1から排出する濾過済切削油が投入される大径口の開口4として形成され、下部を前記小径口の開口から濾過済切削油を排出する小径口の排出筒5として形成される。
この漏斗形部材3は、上部を前記濾過装置1から排出する濾過済切削油が投入される大径口の開口4として形成され、下部を前記小径口の開口から濾過済切削油を排出する小径口の排出筒5として形成される。
この排出筒5の下端の開口には逆T形ジョイント6が取り付けられている。
この逆T形ジョイント6の上向き開口は図に示すとおり前記排出筒5の小径口に連結されている。
前記逆形ジョイント6の一方の開口(図に示された左側開口)には、前記貯留層2に投入された濾過済切削油を吸い込む吸い込み口7となっている。
前記T形ジョイント6の他方の開口(図に示された右側)には、前記漏斗形部材3の排出筒5並びに前記逆ジョイント6の前記開口7から流入する濾過済切削油を吸い込んでポンプ9に送る送通管8が配される。
その送通管8の先端はポンプ9に連結されている。
この逆T形ジョイント6の上向き開口は図に示すとおり前記排出筒5の小径口に連結されている。
前記逆形ジョイント6の一方の開口(図に示された左側開口)には、前記貯留層2に投入された濾過済切削油を吸い込む吸い込み口7となっている。
前記T形ジョイント6の他方の開口(図に示された右側)には、前記漏斗形部材3の排出筒5並びに前記逆ジョイント6の前記開口7から流入する濾過済切削油を吸い込んでポンプ9に送る送通管8が配される。
その送通管8の先端はポンプ9に連結されている。
即ち、漏斗形部材3並びに一方を濾過済切削油吸い込み口7とし、他方に送通管8を配したT形ジョイント6を以て濾過済切削油送り器材10が構成されている。
そのポンプ9は濾過済切削油を再生切削油とする機能を発揮するフィルター11に連結されている。
そのフィルター11の下には、フィルター11で濾過された再生切削油を収容する再生切削油貯留槽12が配置されている。
そのポンプ9は濾過済切削油を再生切削油とする機能を発揮するフィルター11に連結されている。
そのフィルター11の下には、フィルター11で濾過された再生切削油を収容する再生切削油貯留槽12が配置されている。
前記した構成から成る装置を稼働すると一次処理装置1で処理された濾過済切削油は、貯留槽2に投入される。
該貯留槽2に投入された濾過済切削油が該貯留槽2に配置された漏斗形部材3の上部開口4より上回る水位まで投入されたときは、該濾過済切削油は、液面に浮遊する小破片も含めて該漏斗形部材3の上部開口4から、また、前記部材3の排出筒5下端に取り付けられた逆T字型ジョイント6の一方側の濾過済切削油吸い込み口7から該槽の底に沈澱する小破片を含めて前記T字型ジョイント6の他方側の送通管8を通ってポンプ9によってフィルター10に送られる。
該貯留槽2に投入された濾過済切削油が該貯留槽2に配置された漏斗形部材3の上部開口4より上回る水位まで投入されたときは、該濾過済切削油は、液面に浮遊する小破片も含めて該漏斗形部材3の上部開口4から、また、前記部材3の排出筒5下端に取り付けられた逆T字型ジョイント6の一方側の濾過済切削油吸い込み口7から該槽の底に沈澱する小破片を含めて前記T字型ジョイント6の他方側の送通管8を通ってポンプ9によってフィルター10に送られる。
フィルター10を通過した濾過済切削油は、該濾過済切削油に混入した小切粉を除去されて再生切削油としてフィルター11から流出する再生切削油は、再生切削油貯留槽12に再生切削油として流出して貯留され、また、前記した再生切削油は、場合によってはフィルター11の分岐路を通って、或いは濾過済切削油貯留槽2に流出させられる。再生切削油貯留槽12内に貯留された再生切削油は再生切削油となってポンプ口によって汲み出されて循環パイプによって金属切削工場に送り出される。
図2は、濾過済切削油貯留槽2内に投入された濾過済切削油の水位によって、該濾過済切削油が漏斗形部材3に流入する状態の解説図である。
即ち、水位H、水位Mの状態のときは前記槽2に投入された濾過済切削油は、前記漏斗形器材3の開口に入り込み、また、T形ジョイント6の吸い込み口7から吸い込まれるが、水位Lの状態のときは、上記部材3の開口には入り込まないかT形ジョイント6の吸い込み口7からは吸い込まれる。
即ち、水位H、水位Mの状態のときは前記槽2に投入された濾過済切削油は、前記漏斗形器材3の開口に入り込み、また、T形ジョイント6の吸い込み口7から吸い込まれるが、水位Lの状態のときは、上記部材3の開口には入り込まないかT形ジョイント6の吸い込み口7からは吸い込まれる。
しかし、濾過済切削油の水位がT形ジョイント6の配置高さに達しないときは濾過済切削油はT形ジョイント6の吸い込み口7からは吸い込まれず、場合によってはポンプが空転して装置が故障してしまうことがある。
このようなことがおきないように場合によってはフィルター10で濾過された再生切削油を常に前記濾過済切削油貯留槽2に補充流入することが必要である。
本考案は、この点も配慮した構成とした。
このようなことがおきないように場合によってはフィルター10で濾過された再生切削油を常に前記濾過済切削油貯留槽2に補充流入することが必要である。
本考案は、この点も配慮した構成とした。
その他、濾過済切削油貯留槽2の底面に切粉堆積層のできるのを極力阻止することができるような構成とした。その結果、該槽2の底に堆積した切粉を除去するメンテナンス作業を軽減することができる。
前記実施例の説明では、実施例として金属切削工場から排出される切粉と称される金属小破片を混入した使用済切削油中から切粉を取り除いて濾過済切削油とし、この濾過済切削油中から更に濾過済切削油中に混入されている金属小破片を除去して再生切削油とする作業を行う濾過手段について説明したが、本考案の濾過手段は、金属切削工場から排出される使用済切削油ばかりでなく、金属研磨、金属研削工場から排出される金属微小破片である金属屑を混入した研磨油、研削油についても、また塗装工場から排出される塗料カスを除却する濾過手段にも使用することができることは勿論である。
1 濾過装置
2 濾過済切削油貯留槽
3 漏斗状部材
6 逆形ジョイント
8 濾過済切削油送り器材
9 ポンプ
11 フィルター
2 濾過済切削油貯留槽
3 漏斗状部材
6 逆形ジョイント
8 濾過済切削油送り器材
9 ポンプ
11 フィルター
Claims (1)
- 金属切削工場から排出される切粉と称する金属小破片を混入した使用済切削油中から切粉を除去して濾過済切削油とする一次フィルターである濾過装置に併設される濾過済切削油貯留槽内に、該濾過済切削槽内に集められた濾過済切削油をポンプに送る器材として、上部を大径口とし、下部を小径口とする漏斗形部材のその小径口に、一方側は該濾過済切削油貯留槽に集められた濾過済切削油を吸い込む濾過済切削吸い込み部とし、他方側はポンプに連通する連通管を設けた濾過済切削油送り器材として配し、前記した濾過済切削油送り器材を形成する連通管の先端にはポンプを配するとともに、該ポンプには、濾過済切削油を更に濾過して再生切削油とする二次フィルターを連通し、二次フィルターで処理された前記再生切削油は再生切削油を貯留する再生切削油貯留槽に回収するようにするとともに、再生切削油中の余剰再生切削油は前記濾過済切削油貯留槽に戻す構成としたことを特徴とする濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005025U JP3187098U (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP3187098U true JP3187098U (ja) | 2013-11-07 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7406426B2 (ja) | 2020-03-26 | 2023-12-27 | 株式会社Fuji | 工作機械 |
-
2013
- 2013-08-30 JP JP2013005025U patent/JP3187098U/ja not_active Expired - Fee Related
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