JP3186988B2 - 共振回路試験装置 - Google Patents

共振回路試験装置

Info

Publication number
JP3186988B2
JP3186988B2 JP29106896A JP29106896A JP3186988B2 JP 3186988 B2 JP3186988 B2 JP 3186988B2 JP 29106896 A JP29106896 A JP 29106896A JP 29106896 A JP29106896 A JP 29106896A JP 3186988 B2 JP3186988 B2 JP 3186988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonance
smoothing capacitor
switching element
capacitor
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29106896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10115643A (ja
Inventor
克二 飯田
健 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority to JP29106896A priority Critical patent/JP3186988B2/ja
Publication of JPH10115643A publication Critical patent/JPH10115643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186988B2 publication Critical patent/JP3186988B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】最近、電力変換装置において
その中で使用するスイッチ素子を零電圧でスイッチング
(ZVSと略称)したり、零電流でスイッチング(ZC
Sと略称)するいわゆるソフトスイッチングを利用した
方法が取り入れられつつある。これを実現させるために
一般的にリアクトルとコンデンサによる共振現象を利用
している。本発明はこれらの電力用リアクトルやコンデ
ンサの共振時における性能を試験するための共振回路試
験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に知られている共振を利用した電
力変換装置の実用例として図3に示す。この回路の動作
を図3および図4を用いて簡単に説明する。11は直流
電源、12、13は直流電源電圧を分圧するため直列接
続された平滑コンデンサ、14、15は主スイッチング
素子、16、17は主スイッチング素子14,15の逆
並列ダイオード、18、19は共振コンデンサ、20は
共振リアクトル、21、22は逆阻止能力を有する補助
スイッチング素子で互いに逆並列に接続されて双方向性
を有している。
【0003】ここで、主スイッチング素子15から14
への無負荷時の転流、すなわち主スイッチング素子15
が導通していて共振コンデンサ19は零電圧、したがっ
て共振コンデンサ18は直流電源11の電圧Eに充電さ
れている状態から主スイッチング素子15をオフし主ス
イッチング素子14をオンさせる過程を説明する。図4
において、時間t0で主スイッチング素子15のゲートを
ブロックすると同時に補助スイッチング素子22をオン
すると、共振リアクトル20と共振コンデンサ18、1
9との間で共振が起こり、共振リアクトル20に流れる
電流は正弦波状となり共振コンデンサ18は電圧Eから
零へ、また共振コンデンサ19は零から電圧Eへと転流
する。
【0004】ところが、実際の回路においては必ず損失
が存在するために、共振コンデンサ18の電圧は零とな
らず、図4の実線で示すように、電圧が残ってしまい、
この状態で主スイッチング素子14をターンオンすると
ZVSとならなくなる。これを防ぐ方法として主スイッ
チング素子15のゲートブロックを遅らせて、補助スイ
ッチング素子22と主スイッチング素子15の導通をラ
ップさせて共振リアクトル20にE/2の電圧を印加
し、共振リアクトル20に流れる電流を予めある値に立
ち上げておいてから主スイッチング素子15をオフさせ
るいわゆるブーストと称する動作モードを追加する。こ
れにより共振コンデンサ18は零電圧まで放電するよう
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した転流時の共振
は、共振周波数が100kHz程度になるように定数を
選定しているため、共振リアクトルを始めとする導体の
表皮効果による等価抵抗の増大、また電力変換装置の性
能向上のためスイッチング周波数を数kHz以上に上げ
る必要がでてきたり、さらに電力変換装置の直流電源電
圧Eが1500Vといった非常に高い用途もあり、上述
した共振リアクトルや共振コンデンサが従来の仕様のも
のでは使用できず、新たに開発する必要がある。このた
めの実験や信頼性試験を図3に示した実際の電力変換回
路を使用して行うのは以下のような不具合がある。
【0006】(1)図3に示す回路で直流電源電圧が非
常に高い場合には、この特殊な直流電源装置を準備する
必要がある。 (2)前述したように、回路損失による共振コンデンサ
の転流を確実なものとするためのブースト時間を試験条
件が変わる度に調整しなければならない。 (3)共振コンデンサの温度試験を行うのに恒温槽に入
れるため共振コンデンサだけを電線で試験装置から引っ
張り出して動作させるとこの電線の配線インダクタンス
の影響で動作が不良となったり、配線インダクタンスに
サージ電圧が発生して主スイッチング素子を破壊する畏
れがある。 (4)主スイッチング素子には直流電源電圧Eが印加さ
れるため、通常、主スイッチング素子には2×Eの電圧
定格のものを使用する必要がある。このようなものは高
価であり入手も困難である。 本発明は上述した点に鑑みて創案されたもので、その目
的とするところは、これらの欠点を解決することによっ
て得た共振回路試験装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、電圧可変の直流電源に並列に第一の
平滑コンデンサおよび順方向に直列接続された2個の逆
阻止能力を有するスイッチング素子を接続し、第2の平
滑コンデンサの一方の端子を前記第一の平滑コンデンサ
の一方の端子に接続し、第2の平滑コンデンサの他方の
端子と前記スイッチング素子の接続点との間に被試験用
の共振リアクトルと共振コンデンサの直列体を接続した
共振回路において、前記第2の平滑コンデンサと並列
に、チョッパ用リアクトルとチョッパ用スイッチング素
子を直列接続し、前記チョッパ用リアクトルが前記第
1、第2の平滑コンデンサの接続点側となるように接続
し、さらに帰還ダイオードを前記チョッパ用リアクトル
とチョッパ用スイッチング素子の接続点と前記第1の平
滑コンデンサの一方を第2の平滑コンデンサに接続する
側とは異なる第1の平滑コンデンサ側と接続するよう構
成したことにある。このことによって、電圧の低い直流
電源を使用し、電圧制御を行うためのチョッパ回路を使
用して上述した不具合を解消したものである。
【0008】その作用は、低い電圧の直流電源に並列接
続された第1の平滑コンデンサと直列に接続された、第
2の平滑コンデンサの合計電圧により共振リアクトルと
共振コンデンサによる直列共振回路を共振させ、共振コ
ンデンサの電圧が所定の値となるように前記合計電圧を
セットする。次にこの共振コンデンサに充電された静電
エネルギーをやはり共振リアクトルとの共振を利用して
前記第2の平滑コンデンサへ放電し、共振コンデンサ電
圧が丁度零となるように第2の平滑コンデンサ電圧を調
節する。
【0009】ここで、第2の平滑コンデンサは共振コン
デンサに蓄えられた静電エネルギーが供給されるため、
このエネルギーを処理する必要があり、この第2の平滑
コンデンサと並列にチョッパ用リアクトルとチョッパ用
スイッチング素子の直列回路よりなるチョッパ回路を接
続し、チョッパ用スイッチング素子がオンの間に第2の
平滑コンデンサの静電エネルギーをチョッパ用リアクト
ルに磁気エネルギーの形で変換し、チョッパ用スイッチ
ング素子がオフすると帰還ダイオードによってチョッパ
用リアクトルに蓄えられた磁気エネルギーを再び静電エ
ネルギーとして第1の平滑コンデンサに回生するように
する。つまり共振コンデンサの放電後の電圧が零となる
ようにチョッパ用スイッチング素子をオン・オフ比を制
御する。
【0010】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳述する。
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示す回
路図であり、1は電圧の低い直流電源、2は共振コンデ
ンサに比し充分大きなキャパシタンスを持った第1の平
滑コンデンサで直流電源1と並列に接続する。3,4は
逆阻止能力を有するスイッチング素子で直流電源1に対
し順方向に直列接続する。5は共振コンデンサに比し充
分大きなキャパシタンスを持った第2の平滑コンデンサ
で一端が直流電源1の負極に接続され、他端と前記スイ
ッチング素子3,4の接続点との間に共振リアクトル6
と共振コンデンサ7の直列体を接続する。
【0011】第2の平滑コンデンサ5と並列にチョッパ
用リアクトル8とチョッパ用スイッチング素子9の直列
体を接続し、チョッパ用リアクトル8とチョッパ用スイ
ッチング素子9の接続点にアノードが、カソードが前記
直流電源1の正極に接続された帰還用ダイオードを設け
る。前記チョッパ用スイッチング素子9は図示しない制
御回路によって共振コンデンサ7の放電終止電圧を検出
し、これが零電圧となるようにフィードバック制御され
るようにオン・オフされる。
【0012】図2は本発明の他の実施例を示す回路図で
あり、第1の実施例とは第1と第2の平滑コンデンサが
上下逆になっているだけで動作は全く同一である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
い電圧の可変電圧直流電源の電圧を共振コンデンサの充
電電圧が所定の値となるように調整すれば、共振コンデ
ンサの放電電圧は自動的に零となるように制御され、試
験条件の設定がきわめて簡単にできる。また、使用する
スイッチング素子の電圧定格も図3に示した主スイッチ
素子の場合の半分で済み、容易に入手可能でかつ安価に
出来る。さらに、共振コンデンサを試験装置から離れた
ところに引き出しても配線インダクタンスによる悪影響
も受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を説明するための回路図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例の回路図である。
【図3】図3は従来の共振回路を試験するために使用す
る電力変換装置の回路図の1例である。
【図4】図4は図3の回路の動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 直流電源 2 第1の平滑コンデンサ 3 逆素子形スイッチング素子 4 逆素子形スイッチング素子 5 第2の平滑コンデンサ 6 共振リアクトル 7 共振コンデンサ 8 チョッパ用リアクトル 9 チョッパ用スイッチング素子 10 帰還ダイオード 11 直流電源 12 分圧平滑コンデンサ 13 分圧平滑コンデンサ 14 主スイッチング素子 15 主スイッチング素子 16 逆並列ダイオード 17 逆並列ダイオード 18 共振コンデンサ 19 共振コンデンサ 20 共振リアクトル 21 補助スイッチング素子 22 補助スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/26 H02M 1/08 331 H02M 7/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧可変の直流電源に並列に第一の平滑
    コンデンサおよび順方向に直列接続された2個の逆阻止
    能力を有するスイッチング素子を接続し、第2の平滑コ
    ンデンサの一方の端子を前記第一の平滑コンデンサの一
    方の端子に接続し、第2の平滑コンデンサの他方の端子
    と前記スイッチング素子の接続点との間に被試験用の共
    振リアクトルと共振コンデンサの直列体を接続した共振
    回路において、前記第2の平滑コンデンサと並列に、チ
    ョッパ用リアクトルとチョッパ用スイッチング素子を直
    列接続し、前記チョッパ用リアクトルが前記第1、第2
    の平滑コンデンサの接続点側となるように接続し、さら
    に帰還ダイオードを前記チョッパ用リアクトルとチョッ
    パ用スイッチング素子の接続点と前記第1の平滑コンデ
    ンサの一方を第2の平滑コンデンサに接続する側とは異
    なる第1の平滑コンデンサ側と接続するよう構成したこ
    とを特徴とする共振回路試験装置。
JP29106896A 1996-10-14 1996-10-14 共振回路試験装置 Expired - Fee Related JP3186988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29106896A JP3186988B2 (ja) 1996-10-14 1996-10-14 共振回路試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29106896A JP3186988B2 (ja) 1996-10-14 1996-10-14 共振回路試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10115643A JPH10115643A (ja) 1998-05-06
JP3186988B2 true JP3186988B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=17764014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29106896A Expired - Fee Related JP3186988B2 (ja) 1996-10-14 1996-10-14 共振回路試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3186988B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10115643A (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5930122A (en) Inverter and DC power supply apparatus with inverter used therein
US6031737A (en) AC-DC power supply
JP4528404B2 (ja) Pwm(パルス幅変調)コンバータにおいてスイッチング損失を低減するためのソフトスイッチングセル
US5642273A (en) Resonant snubber inverter
EP0354535A2 (en) An electric power converter
JPH0357117Y2 (ja)
US10742130B2 (en) Phase shift bridge converter using clamp circuit connected to the center-tap of the transformer on the secondary side
US4336585A (en) Selective commutation for an inverter
JP3186988B2 (ja) 共振回路試験装置
JP3055121B2 (ja) チョッパ型dc−dcコンバータ
JP3970658B2 (ja) マイクロ波管用電源装置
KR20210129894A (ko) 직류-직류 컨버터 및 그 제어 방법
JPH10197594A (ja) 半導体試験装置
JPS5840916B2 (ja) 自然転流形dc↓−dcコンバ−タ
EP4311094A1 (en) Direct multi-to-single-phase, modular multi-level converter, its use in a railway intertie and method for its operation
JP3246159B2 (ja) 直流−交流変換装置
JP3291031B2 (ja) インバータ装置
US4238823A (en) Inverter apparatus
JPH10112979A (ja) 電源装置
JPH1080067A (ja) 蓄電池の充放電装置
WO2012176338A1 (ja) 電力変換装置、電力変換制御装置、電力変換方法、及び、プログラム
CN115208199A (zh) 高压拓扑电路及使用该高压拓扑电路的高压发生器
Toba et al. New quasi-resonant PWM inverter using two internal voltage-points of DC source
JPH0583928A (ja) スナバ電力回生回路
JPH04364357A (ja) チョッパの保護方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees