JP3186981B2 - 連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置 - Google Patents
連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンディッシュか
ら連続鋳造用モールドへ溶鋼を供給する連続鋳造設備、
詳しくは、タンディッシュを搭載してモールド上方の注
湯位置と待機位置の間で移動自在なタンディッシュカー
を備えた連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓
排出装置に関するものである。
ら連続鋳造用モールドへ溶鋼を供給する連続鋳造設備、
詳しくは、タンディッシュを搭載してモールド上方の注
湯位置と待機位置の間で移動自在なタンディッシュカー
を備えた連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓
排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
実公平7−50042 号公報に見られるタンディッシュの残
鋼滓排出装置が提供されている。この従来構成におい
て、使用後のタンディッシュは、タンディッシュカーに
より注湯位置から待機位置まで移動されてタンディッシ
ュ傾転台車に受け渡され、このタンディッシュ傾転台車
により作業床端部近傍の残鋼排出位置に運ばれる。そし
て傾動装置によりタンディッシュが傾動されることで、
排滓口から排滓ポットにタンディッシュ内の残溶鋼滓が
排出される。その後にタンディッシュは、元の姿勢にさ
れて待機位置のタンディッシュカーに戻され、予熱され
て再使用される。
実公平7−50042 号公報に見られるタンディッシュの残
鋼滓排出装置が提供されている。この従来構成におい
て、使用後のタンディッシュは、タンディッシュカーに
より注湯位置から待機位置まで移動されてタンディッシ
ュ傾転台車に受け渡され、このタンディッシュ傾転台車
により作業床端部近傍の残鋼排出位置に運ばれる。そし
て傾動装置によりタンディッシュが傾動されることで、
排滓口から排滓ポットにタンディッシュ内の残溶鋼滓が
排出される。その後にタンディッシュは、元の姿勢にさ
れて待機位置のタンディッシュカーに戻され、予熱され
て再使用される。
【0003】その際に、タンディッシュカーからタンデ
ィッシュ傾転台車へのタンディッシュの受け渡しは、ま
ず支持ジャッキの伸展によりタンディッシュを所定の高
さまで持ち上げた状態で、タンディッシュカーが待機位
置に移動されるとともに、タンディッシュ傾転台車が待
機位置に移動されて、その支持フレームがトラニオン軸
の下方に挿入され、次いで支持ジャッキの収縮によりタ
ンディッシュを下降させて、タンディッシュをタンディ
ッシュ傾転台車の支持フレーム側に載置させることで行
われる。その後に、タンディッシュ傾転台車が残鋼排出
位置にまで移動される。
ィッシュ傾転台車へのタンディッシュの受け渡しは、ま
ず支持ジャッキの伸展によりタンディッシュを所定の高
さまで持ち上げた状態で、タンディッシュカーが待機位
置に移動されるとともに、タンディッシュ傾転台車が待
機位置に移動されて、その支持フレームがトラニオン軸
の下方に挿入され、次いで支持ジャッキの収縮によりタ
ンディッシュを下降させて、タンディッシュをタンディ
ッシュ傾転台車の支持フレーム側に載置させることで行
われる。その後に、タンディッシュ傾転台車が残鋼排出
位置にまで移動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、支持ジャッキの収縮によりタンディッシ
ュを下降させて、タンディッシュをタンディッシュ傾転
台車の支持フレーム側に載置させた姿勢において、タン
ディッシュの底部と支持ジャッキとは互いに干渉される
位置にある。したがって、その後におけるタンディッシ
ュ傾転台車の残鋼排出位置への移動を、干渉を避けて円
滑に行わせるためには、タンディッシュカーを特殊設計
にする必要がある。さらにモールド位置との関係で、支
持ジャッキの高さを高くできないため、この支持ジャッ
キは複雑な構成にしなければならない。
構成によると、支持ジャッキの収縮によりタンディッシ
ュを下降させて、タンディッシュをタンディッシュ傾転
台車の支持フレーム側に載置させた姿勢において、タン
ディッシュの底部と支持ジャッキとは互いに干渉される
位置にある。したがって、その後におけるタンディッシ
ュ傾転台車の残鋼排出位置への移動を、干渉を避けて円
滑に行わせるためには、タンディッシュカーを特殊設計
にする必要がある。さらにモールド位置との関係で、支
持ジャッキの高さを高くできないため、この支持ジャッ
キは複雑な構成にしなければならない。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、タンディッシュを支持したタンディッシュ傾転台車
の移動は、タンディッシュカー側に干渉されることなく
円滑にかつ容易に行える連続鋳造設備におけるタンディ
ッシュの残鋼滓排出装置を提供することを目的としたも
のである。
は、タンディッシュを支持したタンディッシュ傾転台車
の移動は、タンディッシュカー側に干渉されることなく
円滑にかつ容易に行える連続鋳造設備におけるタンディ
ッシュの残鋼滓排出装置を提供することを目的としたも
のである。
【0006】また請求項2記載の発明は、タンディッシ
ュの昇降を、簡単な構成でありながら常に正姿勢を維持
して行える連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置を提供することを目的としたものである。
ュの昇降を、簡単な構成でありながら常に正姿勢を維持
して行える連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の連続鋳造設備に
おけるタンディッシュの残鋼滓排出装置は、タンディッ
シュを搭載してモールド上方の注湯位置と待機位置との
間で移動自在なタンディッシュカーを備えた連続鋳造設
備において、待機位置と残鋼排出位置の間を移動自在
で、タンディッシュをタンディッシュカーとの間で受け
渡し自在なタンディッシュ傾転台車が設けられ、このタ
ンディッシュ傾転台車には、揺動枠を揺動させることで
保持枠を介して支持したタンディッシュを昇降させる昇
降装置と、タンディッシュをその排滓口が下方に向くよ
うに傾動させる傾動装置とが設けられ、この傾動装置に
は、昇降装置によりタンディッシュを揺動昇降させる際
に、このタンディッシュの正姿勢を維持する正姿勢維持
機構と、タンディッシュのトラニオン軸をクランプする
クランプ機構とが設けられ、前記残鋼排出位置の下方に
排滓ポットが設けられていることを特徴としたものであ
る。
ために、本発明のうちで請求項1記載の連続鋳造設備に
おけるタンディッシュの残鋼滓排出装置は、タンディッ
シュを搭載してモールド上方の注湯位置と待機位置との
間で移動自在なタンディッシュカーを備えた連続鋳造設
備において、待機位置と残鋼排出位置の間を移動自在
で、タンディッシュをタンディッシュカーとの間で受け
渡し自在なタンディッシュ傾転台車が設けられ、このタ
ンディッシュ傾転台車には、揺動枠を揺動させることで
保持枠を介して支持したタンディッシュを昇降させる昇
降装置と、タンディッシュをその排滓口が下方に向くよ
うに傾動させる傾動装置とが設けられ、この傾動装置に
は、昇降装置によりタンディッシュを揺動昇降させる際
に、このタンディッシュの正姿勢を維持する正姿勢維持
機構と、タンディッシュのトラニオン軸をクランプする
クランプ機構とが設けられ、前記残鋼排出位置の下方に
排滓ポットが設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0008】したがって請求項1の発明によると、注湯
作業が終了したタンディッシュカーを、タンディッシュ
を受け止めた状態で待機位置に停止し得る。このときタ
ンディッシュ傾転台車は、昇降装置の作動により保持枠
を水平状に位置させている。このタンディッシュ傾転台
車を前進させ、タンディッシュのトラニオン軸の下方に
保持枠を位置させる。そして、タンディッシュ傾転台車
は、昇降装置の作動により揺動枠を水平状に位置させ、
そしてタンディッシュを下降させてトラニオン軸を保持
枠上に載置させることで、このトラニオン軸をクランプ
機構によりクランプし得、こののち、昇降装置の逆作動
により揺動枠を上方に揺動させることで、保持枠を介し
てタンディッシュを上昇し得る。このときタンディッシ
ュは、正姿勢維持機構により正姿勢を維持して上昇し得
る。次いで、タンディッシュ傾転台車を後退させるが、
このときタンディッシュを上昇していることで、タンデ
ィッシュカー側に干渉されることなく円滑にかつ容易に
後退し得る。
作業が終了したタンディッシュカーを、タンディッシュ
を受け止めた状態で待機位置に停止し得る。このときタ
ンディッシュ傾転台車は、昇降装置の作動により保持枠
を水平状に位置させている。このタンディッシュ傾転台
車を前進させ、タンディッシュのトラニオン軸の下方に
保持枠を位置させる。そして、タンディッシュ傾転台車
は、昇降装置の作動により揺動枠を水平状に位置させ、
そしてタンディッシュを下降させてトラニオン軸を保持
枠上に載置させることで、このトラニオン軸をクランプ
機構によりクランプし得、こののち、昇降装置の逆作動
により揺動枠を上方に揺動させることで、保持枠を介し
てタンディッシュを上昇し得る。このときタンディッシ
ュは、正姿勢維持機構により正姿勢を維持して上昇し得
る。次いで、タンディッシュ傾転台車を後退させるが、
このときタンディッシュを上昇していることで、タンデ
ィッシュカー側に干渉されることなく円滑にかつ容易に
後退し得る。
【0009】このタンディッシュ傾転台車を残鋼排出位
置に停止させ、まず昇降装置の収縮により揺動枠を下方
に揺動させることで、保持枠を介してタンディッシュを
下降させる。次いで傾動装置を作動させ、保持枠を介し
てタンディッシュを回動させる。その際に水平姿勢のタ
ンディッシュを、傾動させたのち最終的には垂直姿勢に
回動し得、これによりタンディッシュ内の残溶鋼滓を、
すべて排滓口から排滓ポットに排出し得る。その後に、
上述とは逆に作動させることで、タンディッシュをタン
ディッシュカーに戻し(受け渡し)得、そしてタンディ
ッシュを予熱して再使用し得る。
置に停止させ、まず昇降装置の収縮により揺動枠を下方
に揺動させることで、保持枠を介してタンディッシュを
下降させる。次いで傾動装置を作動させ、保持枠を介し
てタンディッシュを回動させる。その際に水平姿勢のタ
ンディッシュを、傾動させたのち最終的には垂直姿勢に
回動し得、これによりタンディッシュ内の残溶鋼滓を、
すべて排滓口から排滓ポットに排出し得る。その後に、
上述とは逆に作動させることで、タンディッシュをタン
ディッシュカーに戻し(受け渡し)得、そしてタンディ
ッシュを予熱して再使用し得る。
【0010】
【0011】
【0012】そして本発明の請求項2記載の連続鋳造設
備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置は、上記し
た請求項1記載の構成において、傾動装置は、回動シリ
ンダーにより保持枠を介してタンディッシュを傾動さ
せ、正姿勢維持機構が、揺動枠と回動シリンダーとを含
めた四連リンク機構であることを特徴としたものであ
る。
備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置は、上記し
た請求項1記載の構成において、傾動装置は、回動シリ
ンダーにより保持枠を介してタンディッシュを傾動さ
せ、正姿勢維持機構が、揺動枠と回動シリンダーとを含
めた四連リンク機構であることを特徴としたものであ
る。
【0013】したがって請求項2の発明によると、昇降
装置の作動により揺動枠を揺動させ、保持枠を介してタ
ンディッシュを昇降させる際に、揺動枠や回動シリンダ
ーなどが四連リンク機構を形成していることから、保持
枠は傾動することなく正姿勢を維持して昇降し得、この
保持枠で支持しているタンディッシュも正姿勢を維持し
て昇降し得る。
装置の作動により揺動枠を揺動させ、保持枠を介してタ
ンディッシュを昇降させる際に、揺動枠や回動シリンダ
ーなどが四連リンク機構を形成していることから、保持
枠は傾動することなく正姿勢を維持して昇降し得、この
保持枠で支持しているタンディッシュも正姿勢を維持し
て昇降し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。連続鋳造施設におけるタンディッ
シュ熱間繰り返し操業設備は、図2に示すように、作業
床1上には、下方のモールド2と上方のレードル3との
間の注湯位置(イ)と、注湯位置(イ)の両側の待機
(予熱)位置(ロ)、(ハ)との間に走行レール4が敷
設され、この走行レール4に支持案内されて移動自在な
二台のタンディッシュカー6A,6Bが設けられてい
る。
に基づいて説明する。連続鋳造施設におけるタンディッ
シュ熱間繰り返し操業設備は、図2に示すように、作業
床1上には、下方のモールド2と上方のレードル3との
間の注湯位置(イ)と、注湯位置(イ)の両側の待機
(予熱)位置(ロ)、(ハ)との間に走行レール4が敷
設され、この走行レール4に支持案内されて移動自在な
二台のタンディッシュカー6A,6Bが設けられてい
る。
【0015】これらタンディッシュカー6A,6Bは、
たとえば図2の実線に示すように、右方のタンディッシ
ュカー6Aを注湯位置(イ)に移動させ、レードル3か
らの溶鋼をタンディッシュ10Aに受け、このタンディッ
シュ10Aからスライディングノズルを介してモールド2
内に注湯が行われる。そして注湯作業終了後、タンディ
ッシュカー6Aは、図2の仮想線に示すように待機位置
(ロ)に後退され、左方のタンディッシュカー6Bが待
機位置(ハ)から注湯位置(イ)に移動されて、タンデ
ィッシュ10Bを使用した操業が行われる。
たとえば図2の実線に示すように、右方のタンディッシ
ュカー6Aを注湯位置(イ)に移動させ、レードル3か
らの溶鋼をタンディッシュ10Aに受け、このタンディッ
シュ10Aからスライディングノズルを介してモールド2
内に注湯が行われる。そして注湯作業終了後、タンディ
ッシュカー6Aは、図2の仮想線に示すように待機位置
(ロ)に後退され、左方のタンディッシュカー6Bが待
機位置(ハ)から注湯位置(イ)に移動されて、タンデ
ィッシュ10Bを使用した操業が行われる。
【0016】注湯作業の終了時には、タンディッシュ10
A内にスラグやシエルの多い残溶鋼滓が3〜5t程度残
されており、これを排出して次の操業に備えなければな
らない。そのため、タンディッシュカー6A,6Bから
タンディッシュ10A,10Bを受け取り、このタンディッ
シュ10A,10Bを傾動させて、溶融状態の残鋼滓を排出
させるタンディッシュ傾転台車20が設けられる。
A内にスラグやシエルの多い残溶鋼滓が3〜5t程度残
されており、これを排出して次の操業に備えなければな
らない。そのため、タンディッシュカー6A,6Bから
タンディッシュ10A,10Bを受け取り、このタンディッ
シュ10A,10Bを傾動させて、溶融状態の残鋼滓を排出
させるタンディッシュ傾転台車20が設けられる。
【0017】すなわち作業床1上には、待機位置
(ロ)、(ハ)から、それぞれレードルベイ近傍で作業
床1の端部近傍に位置する残鋼排出位置(ニ)、(ホ)
に亘って、左右一対の移送レール5が敷設され、これら
移送レール5は、走行レール4に直交する方向とされて
いる。そしてタンディッシュ傾転台車20は、移送レール
5に支持案内されて移動自在に配設されている。
(ロ)、(ハ)から、それぞれレードルベイ近傍で作業
床1の端部近傍に位置する残鋼排出位置(ニ)、(ホ)
に亘って、左右一対の移送レール5が敷設され、これら
移送レール5は、走行レール4に直交する方向とされて
いる。そしてタンディッシュ傾転台車20は、移送レール
5に支持案内されて移動自在に配設されている。
【0018】前記タンディッシュ10A,10Bは、図1〜
図5に示すように、平面視で左右両側が細幅の略長方形
状に形成されるとともに、下面に左右一対の注湯用スラ
イディングノズル11が設けられ、そして上面を覆うカバ
ー体12の中央部には、レードル3からの溶鋼を注入する
注湯口13が開口されている。また、中央部から後方に延
びて開口する排滓口14が形成され、この排滓口14には開
閉シリンダー15により開閉可能な蓋体16が配設されて、
オーバーフローした溶鋼や残溶滓を排出し得るように構
成されている。さらに、タンディッシュ10A,10Bの左
右両側面には、それぞれトラニオン軸17が水平方向に突
設され、ここでトラニオン軸17は所定間隔をあけて前後
一対に配設されている。
図5に示すように、平面視で左右両側が細幅の略長方形
状に形成されるとともに、下面に左右一対の注湯用スラ
イディングノズル11が設けられ、そして上面を覆うカバ
ー体12の中央部には、レードル3からの溶鋼を注入する
注湯口13が開口されている。また、中央部から後方に延
びて開口する排滓口14が形成され、この排滓口14には開
閉シリンダー15により開閉可能な蓋体16が配設されて、
オーバーフローした溶鋼や残溶滓を排出し得るように構
成されている。さらに、タンディッシュ10A,10Bの左
右両側面には、それぞれトラニオン軸17が水平方向に突
設され、ここでトラニオン軸17は所定間隔をあけて前後
一対に配設されている。
【0019】前記タンディッシュカー6A,6Bには、
走行レール4に案内される走行車輪7が設けられるとと
もに、所定間隔離れた前後左右の四箇所に昇降手段8が
上方に向けて配設され、これら昇降手段8により昇降さ
れる昇降体9が設けられている。そしてタンディッシュ
10A,10Bは、前部両側と排滓口14の両側とに設けられ
た受部18が、前記昇降体9により下方から昇降自在に支
持されている。
走行レール4に案内される走行車輪7が設けられるとと
もに、所定間隔離れた前後左右の四箇所に昇降手段8が
上方に向けて配設され、これら昇降手段8により昇降さ
れる昇降体9が設けられている。そしてタンディッシュ
10A,10Bは、前部両側と排滓口14の両側とに設けられ
た受部18が、前記昇降体9により下方から昇降自在に支
持されている。
【0020】前記タンディッシュ傾転台車20は、その台
車本体21が、移送レール5に沿って配置される左右一対
の支持フレーム22と、これら支持フレーム22の後端部を
連結する連結フレーム23とにより、平面視でコの字形に
形成される。両支持フレーム22の前後の位置には、移送
レール5に支持案内される車輪24がそれぞれ配設され、
たとえば前部の車輪24が走行装置25により駆動される。
車本体21が、移送レール5に沿って配置される左右一対
の支持フレーム22と、これら支持フレーム22の後端部を
連結する連結フレーム23とにより、平面視でコの字形に
形成される。両支持フレーム22の前後の位置には、移送
レール5に支持案内される車輪24がそれぞれ配設され、
たとえば前部の車輪24が走行装置25により駆動される。
【0021】また、支持フレーム22上には、それぞれ揺
動枠(アーム)26が設けられる。この揺動枠26は上下が
開放された箱枠状であって、前後方向で長尺に形成され
ている。そして、支持フレーム22の後部側から支持枠27
が立設され、この支持枠27の上部に前記揺動枠26の後部
が左右方向軸28を介して連結されることで、揺動枠26
は、左右方向軸心28Aの周りで上下揺動自在に設けられ
る。この揺動枠26を上下揺動させるために、支持フレー
ム22と揺動枠26との前部間には、上下方向の昇降装置
(昇降シリンダーなど)29が配設される。
動枠(アーム)26が設けられる。この揺動枠26は上下が
開放された箱枠状であって、前後方向で長尺に形成され
ている。そして、支持フレーム22の後部側から支持枠27
が立設され、この支持枠27の上部に前記揺動枠26の後部
が左右方向軸28を介して連結されることで、揺動枠26
は、左右方向軸心28Aの周りで上下揺動自在に設けられ
る。この揺動枠26を上下揺動させるために、支持フレー
ム22と揺動枠26との前部間には、上下方向の昇降装置
(昇降シリンダーなど)29が配設される。
【0022】両揺動枠26には、前記タンディッシュ10
A,10Bを保持するとともに、水平姿勢のタンディッシ
ュ10A,10Bをその残滓口14が下方に向くように垂直姿
勢(ト)に約90度傾動させる傾動装置30が配設されてい
る。
A,10Bを保持するとともに、水平姿勢のタンディッシ
ュ10A,10Bをその残滓口14が下方に向くように垂直姿
勢(ト)に約90度傾動させる傾動装置30が配設されてい
る。
【0023】すなわち、揺動枠26には、その中間部で前
部寄りの位置に上方へのブラケット部26aが一体に形成
され、左右のブラケット部26a間に左右方向の回動軸31
が配設されている。そして回動軸31には、外嵌される筒
体32を介して保持枠33が、回動軸心31Aの周りで回動自
在に設けられている。この保持枠33を回動させるため
に、前記支持枠27と保持枠33との間には前後方向の回動
シリンダー34が、左右方向の枢支軸35,36を介して配設
される。
部寄りの位置に上方へのブラケット部26aが一体に形成
され、左右のブラケット部26a間に左右方向の回動軸31
が配設されている。そして回動軸31には、外嵌される筒
体32を介して保持枠33が、回動軸心31Aの周りで回動自
在に設けられている。この保持枠33を回動させるため
に、前記支持枠27と保持枠33との間には前後方向の回動
シリンダー34が、左右方向の枢支軸35,36を介して配設
される。
【0024】ここで、保持枠33が水平状となるように回
動シリンダー34を収縮させたとき、枢支軸心35A,36A
間の距離L1 が、左右方向軸心28Aから回動軸心31Aま
での距離L2 と等しく(すなわちL1 =L2 )なり、ま
た左右方向軸心28Aから枢支軸心35Aまでの距離L3 と
回動軸心31Aから枢支軸心36Aまでの距離L4 とが等し
く(すなわちL3 =L4 )なるように設定されており、
以て支持枠27と保持枠33との間に、タンディッシュ10
A,10Bの正姿勢を維持する正姿勢維持機構の一例であ
る四連リンク機構37が構成される。
動シリンダー34を収縮させたとき、枢支軸心35A,36A
間の距離L1 が、左右方向軸心28Aから回動軸心31Aま
での距離L2 と等しく(すなわちL1 =L2 )なり、ま
た左右方向軸心28Aから枢支軸心35Aまでの距離L3 と
回動軸心31Aから枢支軸心36Aまでの距離L4 とが等し
く(すなわちL3 =L4 )なるように設定されており、
以て支持枠27と保持枠33との間に、タンディッシュ10
A,10Bの正姿勢を維持する正姿勢維持機構の一例であ
る四連リンク機構37が構成される。
【0025】前記保持枠33の上面には、トラニオン軸17
を受け止める受け部38が前後一対に形成されている。そ
して、トラニオン軸17を上方から押さえる押え体39が、
左右方向の枢支ピン40を介して保持枠33側に上下揺動自
在に設けられている。この押え体39を揺動させるため
に、前記保持枠33と押え体39との間には枢支ピン41,42
を介して中折れリンク43が設けられ、そして中折れピン
44と保持枠33との間には上下方向の揺動シリンダー45が
配設される。なお、押え体39の下面には、トラニオン軸
17を押さえる押え部46が前後一対に形成されている。
を受け止める受け部38が前後一対に形成されている。そ
して、トラニオン軸17を上方から押さえる押え体39が、
左右方向の枢支ピン40を介して保持枠33側に上下揺動自
在に設けられている。この押え体39を揺動させるため
に、前記保持枠33と押え体39との間には枢支ピン41,42
を介して中折れリンク43が設けられ、そして中折れピン
44と保持枠33との間には上下方向の揺動シリンダー45が
配設される。なお、押え体39の下面には、トラニオン軸
17を押さえる押え部46が前後一対に形成されている。
【0026】したがって保持枠33側には、トラニオン軸
17のクランプ機構47が設けられることになり、そして必
要に応じて、保持枠33と押え体39との前部間にはロック
装置(図示せず。)が設けられる。以上の31〜47などに
より傾動装置30が構成される。なお前記作業床1におい
て、残鋼排出位置(ニ、ホ)には残鋼排出口50が形成さ
れ、内部には排滓ポット51が配設されている。
17のクランプ機構47が設けられることになり、そして必
要に応じて、保持枠33と押え体39との前部間にはロック
装置(図示せず。)が設けられる。以上の31〜47などに
より傾動装置30が構成される。なお前記作業床1におい
て、残鋼排出位置(ニ、ホ)には残鋼排出口50が形成さ
れ、内部には排滓ポット51が配設されている。
【0027】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。注湯作業が終了したタンディッシュカー6
A,6Bは、図6の実線に示すように、上昇した昇降体
9に受部18を介して受け止められており、この状態で待
機位置(ロまたはハ)に停止されている。このときタン
ディッシュ傾転台車20は、昇降装置29の収縮により揺動
枠26は水平状に位置され、そして回動シリンダー34の収
縮動により保持枠33は水平状に位置され、さらに揺動シ
リンダー45の収縮動により中折れリンク43が中折れされ
て、押え体39が上方(アンクランプ)に揺動されてい
る。
を説明する。注湯作業が終了したタンディッシュカー6
A,6Bは、図6の実線に示すように、上昇した昇降体
9に受部18を介して受け止められており、この状態で待
機位置(ロまたはハ)に停止されている。このときタン
ディッシュ傾転台車20は、昇降装置29の収縮により揺動
枠26は水平状に位置され、そして回動シリンダー34の収
縮動により保持枠33は水平状に位置され、さらに揺動シ
リンダー45の収縮動により中折れリンク43が中折れされ
て、押え体39が上方(アンクランプ)に揺動されてい
る。
【0028】このような姿勢のタンディッシュ傾転台車
20が前進され、図3や図6の仮想線に示すように、その
支持フレーム22間にタンディッシュ10A,10Bを位置さ
せるとともに、受け部38と押え部46との間にトラニオン
軸17を位置させる。この状態で、まずタンディッシュカ
ー6A,6Bの昇降手段8が下降動され、昇降体9を下
降させることで、トラニオン軸17を受け部38に載置させ
る。
20が前進され、図3や図6の仮想線に示すように、その
支持フレーム22間にタンディッシュ10A,10Bを位置さ
せるとともに、受け部38と押え部46との間にトラニオン
軸17を位置させる。この状態で、まずタンディッシュカ
ー6A,6Bの昇降手段8が下降動され、昇降体9を下
降させることで、トラニオン軸17を受け部38に載置させ
る。
【0029】次いで、揺動シリンダー45の伸展動により
中折れリンク43が直線状に作動され、押え体39が下方に
揺動されて、受け部38と押え部46との間でトラニオン軸
17を挟むことになり、以て図1、図7に示すように、ク
ランプ機構47によりトラニオン軸17のクランプを行う。
中折れリンク43が直線状に作動され、押え体39が下方に
揺動されて、受け部38と押え部46との間でトラニオン軸
17を挟むことになり、以て図1、図7に示すように、ク
ランプ機構47によりトラニオン軸17のクランプを行う。
【0030】そして昇降装置29の伸展により、左右方向
軸心28Aの周りに揺動枠26を上方に揺動させ、図8の実
線に示すように、保持枠33などを介してタンディッシュ
10A,10Bを上昇させる。このとき揺動枠26や回動シリ
ンダー34などが、各軸心28A,31A,35A,36Aの関係
で四連リンク機構37を形成していることから、保持枠33
は傾動されることなく正姿勢を維持して上昇され、この
保持枠33にクランプ機構47によりクランプされているタ
ンディッシュ10A,10Bも正姿勢を維持して上昇され
る。
軸心28Aの周りに揺動枠26を上方に揺動させ、図8の実
線に示すように、保持枠33などを介してタンディッシュ
10A,10Bを上昇させる。このとき揺動枠26や回動シリ
ンダー34などが、各軸心28A,31A,35A,36Aの関係
で四連リンク機構37を形成していることから、保持枠33
は傾動されることなく正姿勢を維持して上昇され、この
保持枠33にクランプ機構47によりクランプされているタ
ンディッシュ10A,10Bも正姿勢を維持して上昇され
る。
【0031】次いで、タンディッシュ傾転台車20が、図
8の仮想線に示すように後退されるが、このときタンデ
ィッシュ10A,10Bは上昇されていることから、タンデ
ィッシュカー6A,6Bの昇降手段8や昇降体9などに
干渉されることなく、円滑にかつ容易に後退し得る。
8の仮想線に示すように後退されるが、このときタンデ
ィッシュ10A,10Bは上昇されていることから、タンデ
ィッシュカー6A,6Bの昇降手段8や昇降体9などに
干渉されることなく、円滑にかつ容易に後退し得る。
【0032】このタンディッシュ傾転台車20は残鋼排出
位置(ニ、ホ)に停止され、この状態でまず、昇降装置
29の収縮により、左右方向軸心28Aの周りに揺動枠26を
下方に揺動させ、図9に示すように、保持枠33などを介
してタンディッシュ10A,10Bを下降させる。次いで回
動シリンダー34を伸展させ、保持枠33を回動軸心31Aの
周りに回動させる。これにより、保持枠33にクランプ機
構47を介してクランプされているタンディッシュ10A,
10Bも回動され、このタンディッシュ10A,10Bは、図
9に示す水平姿勢から、図10の実線に示すように傾動さ
れたのち、最終的には図10の仮想線に示すように垂直姿
勢にされる。
位置(ニ、ホ)に停止され、この状態でまず、昇降装置
29の収縮により、左右方向軸心28Aの周りに揺動枠26を
下方に揺動させ、図9に示すように、保持枠33などを介
してタンディッシュ10A,10Bを下降させる。次いで回
動シリンダー34を伸展させ、保持枠33を回動軸心31Aの
周りに回動させる。これにより、保持枠33にクランプ機
構47を介してクランプされているタンディッシュ10A,
10Bも回動され、このタンディッシュ10A,10Bは、図
9に示す水平姿勢から、図10の実線に示すように傾動さ
れたのち、最終的には図10の仮想線に示すように垂直姿
勢にされる。
【0033】その際に、開閉シリンダー15の駆動により
蓋体16を開動させ、排滓口14を開放させることにより、
タンディッシュ10A,10B内の残溶鋼滓は、すべて排滓
口14から排滓ポット51に排出される。その後、スライデ
ィングノズル11を交換し、上述とは逆に作動させること
で、タンディッシュ10A,10Bをタンディッシュカー6
A,6Bに戻し(受け渡し)得、そしてタンディッシュ
10A,10Bは、予熱されて再使用される。
蓋体16を開動させ、排滓口14を開放させることにより、
タンディッシュ10A,10B内の残溶鋼滓は、すべて排滓
口14から排滓ポット51に排出される。その後、スライデ
ィングノズル11を交換し、上述とは逆に作動させること
で、タンディッシュ10A,10Bをタンディッシュカー6
A,6Bに戻し(受け渡し)得、そしてタンディッシュ
10A,10Bは、予熱されて再使用される。
【0034】なお、タンディッシュ10A,10Bの傾動
は、トラニオン軸17をクランプ機構47によりクランプし
たことで、脱落など招くことなく行える。さらにクラン
プ機構47として中折れリンク43を使用した形式を採用す
ることで、たとえば図10の仮想線に示す状態において、
中折れリンク43が少し外側に折れるように設定したと
き、押え体39がアンクランプ方向に揺動されることを、
揺動シリンダー45のストロークエンドで阻止し得、以て
脱落防止をより強固に行える。
は、トラニオン軸17をクランプ機構47によりクランプし
たことで、脱落など招くことなく行える。さらにクラン
プ機構47として中折れリンク43を使用した形式を採用す
ることで、たとえば図10の仮想線に示す状態において、
中折れリンク43が少し外側に折れるように設定したと
き、押え体39がアンクランプ方向に揺動されることを、
揺動シリンダー45のストロークエンドで阻止し得、以て
脱落防止をより強固に行える。
【0035】上記した実施の形態では、昇降装置29によ
り揺動枠26が揺動される形式が示されているが、これは
揺動枠26が省略された形式であってもよい。上記した実
施の形態では、昇降装置29としてシリンダー形式が示さ
れているが、これはカム機構やリンク機構など他の形式
であってもよい。
り揺動枠26が揺動される形式が示されているが、これは
揺動枠26が省略された形式であってもよい。上記した実
施の形態では、昇降装置29としてシリンダー形式が示さ
れているが、これはカム機構やリンク機構など他の形式
であってもよい。
【0036】上記した実施の形態では、正姿勢維持機構
として四連リンク機構37が示されているが、これは他の
形式であってもよい。
として四連リンク機構37が示されているが、これは他の
形式であってもよい。
【0037】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、タ
ンディッシュのトラニオン軸を保持枠上に載置させたの
ち、昇降装置により保持枠を介してタンディッシュを上
昇させることで、このタンディッシュを支持したタンデ
ィッシュ傾転台車の後退移動を、タンディッシュカー側
に干渉されることなく円滑にかつ容易に行うことができ
る。
ンディッシュのトラニオン軸を保持枠上に載置させたの
ち、昇降装置により保持枠を介してタンディッシュを上
昇させることで、このタンディッシュを支持したタンデ
ィッシュ傾転台車の後退移動を、タンディッシュカー側
に干渉されることなく円滑にかつ容易に行うことができ
る。
【0038】また、保持枠を介してのタンディッシュの
昇降を、正姿勢維持機構により常にタンディッシュの正
姿勢を維持して行うことができ、そしてタンディッシュ
の傾動は、トラニオン軸をクランプ機構によりクランプ
したことで、脱落など招くことなく行うことができる。
昇降を、正姿勢維持機構により常にタンディッシュの正
姿勢を維持して行うことができ、そしてタンディッシュ
の傾動は、トラニオン軸をクランプ機構によりクランプ
したことで、脱落など招くことなく行うことができる。
【0039】そして上記した本発明の請求項2による
と、揺動枠や回動シリンダーを兼用した簡単な構成の四
連リンク機構により、保持枠を介してのタンディッシュ
の昇降を、常に正姿勢を維持して行うことができる。
と、揺動枠や回動シリンダーを兼用した簡単な構成の四
連リンク機構により、保持枠を介してのタンディッシュ
の昇降を、常に正姿勢を維持して行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、連続鋳造設
備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置において、
タンディッシュ傾転台車部分の側面図である。
備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置において、
タンディッシュ傾転台車部分の側面図である。
【図2】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置部分の平面図である。
滓排出装置部分の平面図である。
【図3】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車部分の平
面図である。
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車部分の平
面図である。
【図4】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車の要部の
平面図である。
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車の要部の
平面図である。
【図5】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車の要部の
縦断面図である。
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車の要部の
縦断面図である。
【図6】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ受け渡し前の側面
図である。
滓排出装置において、タンディッシュ受け渡し前の側面
図である。
【図7】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ受け渡し時の側面
図である。
滓排出装置において、タンディッシュ受け渡し時の側面
図である。
【図8】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ上昇時の側面図で
ある。
滓排出装置において、タンディッシュ上昇時の側面図で
ある。
【図9】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車の移動時
の側面図である。
滓排出装置において、タンディッシュ傾転台車の移動時
の側面図である。
【図10】同連続鋳造設備におけるタンディッシュの残
鋼滓排出装置において、残鋼滓排出時の側面図である。
鋼滓排出装置において、残鋼滓排出時の側面図である。
1 作業床 2 モールド 6A タンディッシュカー 6B タンディッシュカー 8 昇降手段 9 昇降体 10A タンディッシュ 10B タンディッシュ 14 排滓口 17 トラニオン軸 20 タンディッシュ傾転台車 21 台車本体 26 揺動枠 26a ブラケット部 28A 左右方向軸心 29 昇降装置 30 傾動装置 31A 回動軸心 33 保持枠 34 回動シリンダー 35A 枢支軸心 36A 枢支軸心 37 四連リンク機構(正姿勢維持機構) 39 押え体 43 中折れリンク 46 押え部 47 クランプ機構 50 残鋼排出口 51 排滓ポット イ 注湯位置 ロ 待機装置 ハ 待機装置 ニ 残鋼排出装置 ホ 残鋼排出装置 L1 枢支軸心35A,36A間の距離 L2 左右方向軸心28Aから回動軸心31Aまでの距離 L3 左右方向軸心28Aから枢支軸心35Aまでの距離 L4 回動軸心31Aか支軸心36Aまでの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−5941(JP,A) 特開 平7−171664(JP,A) 実開 平4−43449(JP,U) 実開 昭61−117349(JP,U) 実開 平2−118647(JP,U) 実開 平7−21253(JP,U) 実開 平4−83452(JP,U) 実開 平4−22171(JP,U) 実開 平4−26653(JP,U) 実開 平3−120948(JP,U) 実開 平3−120947(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 43/00 B22D 11/10 310 B22D 41/06 B22D 41/12
Claims (2)
- 【請求項1】 タンディッシュを搭載してモールド上方
の注湯位置と待機位置との間で移動自在なタンディッシ
ュカーを備えた連続鋳造設備において、待機位置と残鋼
排出位置の間を移動自在で、タンディッシュをタンディ
ッシュカーとの間で受け渡し自在なタンディッシュ傾転
台車が設けられ、このタンディッシュ傾転台車には、揺
動枠を揺動させることで保持枠を介して支持したタンデ
ィッシュを昇降させる昇降装置と、タンディッシュをそ
の排滓口が下方に向くように傾動させる傾動装置とが設
けられ、この傾動装置には、昇降装置によりタンディッ
シュを揺動昇降させる際に、このタンディッシュの正姿
勢を維持する正姿勢維持機構と、タンディッシュのトラ
ニオン軸をクランプするクランプ機構とが設けられ、前
記残鋼排出位置の下方に排滓ポットが設けられているこ
とを特徴とする連続鋳造設備におけるタンディッシュの
残鋼滓排出装置。 - 【請求項2】 傾動装置は、回動シリンダーにより保持
枠を介してタンディッシュを傾動させ、正姿勢維持機構
が、揺動枠と回動シリンダーとを含めた四連リンク機構
であることを特徴とする請求項1記載の連続鋳造設備に
おけるタンディッシュの残鋼滓排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17530396A JP3186981B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17530396A JP3186981B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015660A JPH1015660A (ja) | 1998-01-20 |
JP3186981B2 true JP3186981B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=15993748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17530396A Expired - Fee Related JP3186981B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 連続鋳造設備におけるタンディッシュの残鋼滓排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186981B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006004308A1 (de) * | 2006-01-31 | 2007-08-02 | Sms Demag Ag | Verteilerrinnenwagen mit einer Hubeinrichtung für eine Verteilerrinne |
CN104527671A (zh) * | 2014-12-25 | 2015-04-22 | 常熟市常宝电动过跨平车厂 | 一种渣罐电动平车 |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP17530396A patent/JP3186981B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1015660A (ja) | 1998-01-20 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |