JP3186815B2 - 洗浄剤泡調節剤 - Google Patents

洗浄剤泡調節剤

Info

Publication number
JP3186815B2
JP3186815B2 JP00870492A JP870492A JP3186815B2 JP 3186815 B2 JP3186815 B2 JP 3186815B2 JP 00870492 A JP00870492 A JP 00870492A JP 870492 A JP870492 A JP 870492A JP 3186815 B2 JP3186815 B2 JP 3186815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam control
control agent
weight
organic
glycerol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00870492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04311800A (ja
Inventor
グレアム・シンクレア・スミス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Silicones Belgium SPRL
Original Assignee
Dow Corning SA
Dow Corning Europe SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning SA, Dow Corning Europe SA filed Critical Dow Corning SA
Publication of JPH04311800A publication Critical patent/JPH04311800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186815B2 publication Critical patent/JP3186815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0026Low foaming or foam regulating compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/373Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泡調節剤、および泡調節
剤を含有する洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】粉末形態の洗浄剤組成物は、皿の
洗浄機または織物の洗濯機における洗浄目的に使用され
ている。これらの洗浄剤組成物は、一般に有機界面活性
剤、ビルダー、例えばホスフェート、漂白剤および種々
の有機及び無機添加剤を含有している。英国内の織物洗
濯粉末に通常用いられている界面活性剤は、洗濯サイク
ル中に水性媒体中で撹拌されたとき、多くの泡を生ずる
傾向がある。しかしながら、ある種の洗浄機での洗濯サ
イクル中に泡が過剰に存在すると、逆に洗濯の品質に影
響する傾向がある。洗濯サイクル中に生ずる泡の量を調
節するための物質を、洗浄剤組成物に包含させることが
実施されている。この目的のために、ある種のシリコー
ン泡調節剤を含む種々の物質が提案されている。シリコ
ーン泡調節剤、特にポリジメチルシロキサンをベースと
するものは、種々の媒体において特に有用な泡調節剤で
あることがわかった。しかしながら、一般にシリコーン
泡調節剤は、粉末形態の洗浄剤組成物に添加された場
合、洗浄剤組成物を長期貯蔵した後はその効果が失われ
る。
【0003】ヨーロッパ特許第210 721号は、貯蔵時に
安定なシリコーン泡調節剤に関するものである。この特
許は、1重量部のシリコーン消泡剤及び1重量部以上の
有機物質を含有する、粉末形態の洗浄剤組成物に配合す
るための微細形態の粒状泡調節剤であって、該有機物質
が12〜20の炭素原子を有する炭素鎖を有する脂肪酸
または脂肪アルコール、またはこれらの2種以上の混合
物であり、且つ45〜80℃の範囲の融点を有し、水に
不溶であることを特徴とし、および該泡調節剤がシリコ
ーン消泡剤と該有機物質とを液相で接触する方法により
製造されることを特徴とするものを提供している。該特
許明細書によれば、該有機物質とシリコーン消泡剤との
割合は、泡調節剤の洗浄剤粉末への分布を容易にするた
めの調節剤の易流動特性を確保するために、3:1、ま
たはそれ以上に保つことが好ましく、最も好ましい割合
は、3:1〜4:1であると述べている。
【0004】ヨーロッパ特許第210 731号は、シリコー
ン消泡剤および50〜85℃の範囲の融点を有し且つ炭
素原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸とグリセロー
ルのモノエステルからなる有機物質を含有し、且つワッ
クスを含まないことを特徴とする、粉末形態の洗浄剤組
成物に配合するための微細形態の粒状泡調節剤を提供し
ている。該有機物質とシリコーン消泡剤の割合は、2:
1〜2.5:1と述べている。1以下:1の割合は、製
造上及び貯蔵安定性の二つの問題を与える可能性があ
り、5以上:1の割合は特別な利益に寄与しないと述べ
ている。
【0005】ヨーロッパ特許第210 721号及び同第210 7
31号の両明細書は、泡調節剤にキャリヤー粒子を配合
し、調節剤製造中にシリコーン消泡剤及び有機物質を該
粒子固体ベースに沈積させることができると述べてい
る。これは、粉末洗浄剤における分散性を容易にするた
めの泡調節剤の嵩増しをし、粉末洗浄剤の混合を容易に
する。キャリヤー粒子としては水可溶性固体粉末が好ま
しく、実施例ではゼオライト、粘土鉱物、並びに硫酸ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロー
ズ、最も好ましくはトリポリリン酸ナトリウム粒子が挙
げられている。
【0006】ヨーロッパ特許第210 721号及び同第210 7
31号に記載の泡調節剤は、種々の状況下で適宜機能する
が、貯蔵安定性のよい泡調節剤についての研究が続けら
れている。それ自身洗濯プロセスにおいて有用な機能を
示さない有機物質の量を制限したいという要望もある。
本発明者らは、従来提案され且つ好ましいとされていた
キャリヤー物質の代わりに、天然澱粉を使用することに
より、改良された泡調節剤を製造することができること
を見いだした。
【0007】澱粉は、ある種の組成物において、シリコ
ーン消泡剤用の吸収剤として提案されている。英国特許
第1 492 939号明細書は、界面活性剤、洗浄力増強塩
類、実質的に水不溶の微結晶ワックス及び泡圧縮量の安
定なシリコーン泡調節剤が、水可溶性の又は水分散性
の、実質的に非界面活性の洗浄剤が透過しない包み(en
velope)中に放出可能に合体されてなる、粒状ビルダー
入り洗浄剤組成物が開示している。英国特許第1 407 99
7号明細書には、シリコーン泡調節剤及び包み材料を含
有する溶融物を、洗浄剤組成物に混合する前に、乾燥粉
末、例えばトリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルローズナトリウム、粒状化澱
粉、粘土、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、硫酸
ナトリウム等の流動床でスプレードライすることが提案
されている。これらキャリヤー上に、種々の有機物質、
例えばある種の脂肪酸、脂肪アルコール又はグリセロー
ルと脂肪酸のモノエステルを含有する溶融物をスプレー
することにより、得られたシリコーンベースの泡調節剤
の貯蔵安定性についての満足な結果が得られたことを、
上記特許には何等提案していない。使用可能なキャリヤ
ーとして挙げられている種々の乾燥粉末の代わりに、キ
ャリヤー材料として天然澱粉の使用を選択することによ
り、改良がなされるということを、該特許明細書は何等
提案していない。
【0008】英国特許第1 492 939号明細書は、洗浄剤
組成物から泡調節剤を遊離させるために使用される包み
材料の量は臨界的であると述べているが、実質的に全て
のシリコーンを該包み材料の中に封入するのに充分な容
量を与え、そして好ましくは得られた粒状物が早期破壊
に耐えるべく充分な強度を与えるのに十分な量で使用さ
れ、実施例ではシリコーン泡調節剤に対して包み材料が
高割合で、即ち5部のシリコーン泡調節剤に対して40
部の包み材料の割合で使用されている。包み材料を少な
くする系を提供する必要性がある。
【0009】ヨーロッパ特許第040 091号明細書には、
実質的に球状または円筒状の心材、及びシリコーン油と
疎水性粒子との混合物からなる被覆材を含有する泡圧縮
粒状物が記載されている。該粒状物は、シリコーン消泡
剤を含浸するための固体心材として粒状トリポリリン酸
塩のような不規則な形の物質が使用された粒子物より、
早く失活しないと主張している。開示された適当な心材
は、蔗糖、球状の酵素含有粒体、実質的に円筒状の酵素
含有物及びアルカラーゼ(Alcalase)T粒状物を含む。
さらに、この特許明細書は、粒状吸収剤で被覆され、シ
リコーン油混合物が含浸された心材を有する粒状物を製
造することが好ましいと述べている。心材の幾何学的形
に依存することのない且つより少ない材料を使用した、
改良された泡調節剤の提供の必要性がある。
【0010】ヨーロッパ特許第071 481号明細書には、
シリコーン油及びそれを吸着した疎水性シリカの混合物
を有するゲル状澱粉の心材を含有する泡調節剤、および
アニオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が記載され
ている。また、この明細書は、その貯蔵安定性の改良の
ために、該泡調節剤をワックス、好ましくはパラフィン
ワックスの層で被覆することが好ましいと述べている。
ゲル状澱粉誘導体の製造は余分な工程を必要とする。よ
り普通に利用され且つ高価でない材料を使用し得ること
が望まれる。本発明の優先権主張日後に公開されたヨー
ロッパ特許第414 221号明細書は、シリコーン消泡剤、
水可溶性澱粉又はその変性あるいは誘導生成物、無機ビ
ルダー又は粘土鉱物および有機結合剤を含有する消泡剤
粒状生成物を開示している。水可溶性澱粉は、低温が使
用される日本の洗濯条件に有用であると述べている。澱
粉を水溶性にするために、水不溶性の天然の澱粉の変性
が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明者らは、ある種の有機物質との組み
合わせにおいて、キャリヤー材料として天然澱粉(nati
ve starch)をシリコーン消泡剤と組み合わせることに
より、改良された泡調節剤が提供されることを見いだし
た。本発明の一面によれば、下記A、BおよびCを含有
することを特徴とする、シリコーン消泡剤、有機物質及
びキャリヤー材料から本質的になる、粉末形態の洗浄剤
組成物に含ませるための、グリセロ−ルを含まない、
細な形態の粒状泡調節剤が提供される。 A:シリコーン消泡剤 1重量部 B:45〜80℃の範囲の融点を有し水に不溶である下
記(1)の有機物質または50〜85℃の範囲の融点を
有する下記(2)の有機物質0.3重量部以上(1)炭素 原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸また
は脂肪族アルコール、又はそれらの二種以上の混合物、(2)炭素 原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸とグ
リセロールとのモノエステルである有機エステルC:全粒状泡調節剤の60〜80重量%の量で存在し、
且つ前記シリコーン消泡剤(A)と前記有機物質(B)
とがそれらの液相で、且つグリセロール不在下に接触し
て混合物として後記天然澱粉上に沈積されてなる、天然
澱粉キャリヤー材料。
【0012】本発明の泡調節剤に用いられる適当なシリ
コーン消泡剤(A)は、ポリジオルガノシロキサン及び
固体シリカを含有する消泡性化合物である。この種の消
泡性化合物は当該技術分野においてよく知られており、
多数の特許明細書に記載されている。適当なポリジオル
ガノシロキサン類は、下記平均式で示される実質的に線
状の重合体である。
【0013】
【化1】
【0014】式中、Rは各々独立してアルキル基、また
はアリール基であることができる。該置換基の例は、メ
チル、エチル、プロピル、イソブチルおよびフェニルで
ある。鎖に少しの枝分かれを有することができ、シリコ
ーンが結合したヒドロキシル基を少量存在させることも
できる。好ましいポリジオルガノシロキサン類は、トリ
メチルシリル末端ブロック単位を有し且つ25℃で5×
10-5〜0.1m2/sの粘度を有する、即ちnの値が40
〜1500の範囲のポリジメチルシロキサン類である。
これらは入手が容易で且つ比較的低コストであるので好
ましい。シリコーン消泡剤の固体シリカは、ヒユームド
シリカ、沈降シリカまたはゲル生成技術により造られた
シリカであることができる。シリカ粒子は0.1〜50
μ、好ましくは1〜20μの平均粒径及び少なくとも5
0m2/gの表面積を有することが好ましい。
【0015】これらのシリカ粒子は、例えばシリカに直
接結合したジアルキルシリル基及び/又はトリアルキル
シリル基で該粒子を処理することにより、または珪素樹
脂により、疎水性にすることができる。ジメチル及び/
又はトリメチルシリル基により疎水性にされたシリカ粒
子を使用することが好ましい。本発明の泡調節剤に使さ
れるシリコーン消泡剤は、2×10-4〜1m2/sの範囲の
平均粘度を有するシリコーン消泡剤となるシリカをシリ
コーン消泡剤の全重量の1〜30重量%(より好ましく
は2.0〜15%)の範囲で含有することが適してい
る。好ましいシリコーン消泡剤は5×10-3〜0.1m2/
sの範囲の粘度を有するものである。2×10-2〜5×
10-2 m2/sの粘度を有するシリコーン消泡剤が特に好
ましい。
【0016】本発明の泡調節剤に使用される有機物質
(B)は、有機物質(1)の場合は45〜80℃の範囲
の融点を、有機物質(2)の場合は50〜85℃の融点
を有する。有機物質はその温度範囲内の融点を有する単
一化合物、または適切な範囲内に融点を有する化合物の
混合物からなることができる。本発明の泡調節剤への使
用に適した有機物質は、水不溶性の脂肪酸、脂肪アルコ
ール及びそれらの混合物、または脂肪酸とグリセロール
のモノエステルである。具体的には、ステアリン酸、パ
ルミチン酸、ミリスチン酸、アリチデン酸、ステアリル
アルコール、パルミチルアルコール、ラウリルアルコー
ル、炭素原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪族脂肪酸
とグリセロールのモノエステル、グリセリルモノラウレ
ート、グリセリルモノミスチレート、グリセリルモノパ
ルミテート及びグリセリルモノステアレートを含む。
【0017】本発明の泡調節剤は、ステアリン酸、ステ
アリルアルコールまたはグリセリルモノステアレートで
ある有機物質を含有することが好ましい。ステアリン酸
及びステアリルアルコールは、良好な性能、入手容易性
及び適した融点であるために好ましい。ステアリン酸及
びステアリルアルコールの融点は、それぞれ71.5℃
及び59.4℃であり、その温度においてそれらは水に
不溶である。グリセリルモノステアレートは、その良好
な性能、入手容易性、水分散の度合及び適した融点であ
るために好ましい。その純粋形において82℃(α−エ
ステル)又は74℃(β−エステル)の融点をもつグリ
セリルモノステアレートは、グリセロール及びステアリ
ン酸を含まないモノエステル、ジエステル及びトリエス
テルの混合物からなると信じられる種々の品質のものが
商業的に利用される。
【0018】グリセリルモノステアレートは、非乳化剤
又は自己乳化剤として利用される。また、自己乳化グリ
セリルモノステアレートはある量の石鹸を含み、特に好
ましい。この剤は約30重量%のグリセリルモノステア
レート及び約5重量%の石鹸、並びにジエステルとトリ
エステルの混合物を含有するものと考えられ、約58℃
の融点を有する。グリセリルモノステアレート(自己乳
化)はその融点58℃において水に分散性である。前記
有機物質(2)を用いる場合は、泡調節剤はワックス未
含有、即ち長鎖未分枝の脂肪酸(C24〜C36)及びアル
コール(C16〜C36)のモノエステルを含有しないこと
が好ましい。しかしながら、該有機物質としてステアリ
ルアルコールの使用がより好ましい。
【0019】泡調節剤はそれを含有する洗浄剤組成物の
貯蔵及び輸送時の通常の条件下で安定であるためには、
45〜50℃の低い融点が選ばれる。夏季又は温暖地域
では、輸送又は貯蔵中に周囲温度が40℃以上に上昇す
ることができる。また、主婦は熱が発生し、温度が40
℃以上になる室内で洗浄剤組成物の容器を保管すること
ができる。有機物質により結合されているシリコーン消
泡剤が泡の調節のために洗濯サイクル中の重要な段階で
解放されることを確実にするためには、80〜85℃の
高い融点が選ばれる。低温、例えば60℃での洗濯操作
に用いる粉末状の洗浄剤組成物を使用するためには、本
発明の泡調節剤は50〜60℃の範囲の融点を有する有
機物質を使用することが好ましい。
【0020】本発明の泡調節剤に使用される成分(C)
は天然澱粉(native starch)である。澱粉は植物、例
えば種子、果実及び塊茎中で貯蔵化合物として役立つポ
リサッカライドであり、アミローズ及びアミロペクチン
を含有する。「天然澱粉」 とは、その化学的及び構造的
性質を変化させる人為的処理をすることなく、その天然
の原料から抽出されたような澱粉のことである。この用
語により、天然澱粉はゲル化澱粉と区別される。天然澱
粉の適当な原料は、ポテト、米、トウモロコシ及び小麦
を含む。天然澱粉の平均直径は原料により変わる。天然
澱粉は、商業的に入手可能であり、例えば National S
tarch Limited (英国) から購入することができる。
【0021】本発明の泡調節剤に使用される有機物質の
量は、泡調節剤の製造の困難性を最小にするために、シ
リコーン消泡剤当たり有機物質0.3重量部からであ
る。有機物質の量は、泡調節剤を洗浄剤組成物に加えた
とき該組成物が貯蔵中安定に保たれるように選択され
る。しかしながら、有機物質は洗浄剤組成物の洗浄性能
への寄与は直接期待できないので、その量は最小に保つ
ことが望ましい。有機物質は、洗濯された物のしみや灰
色化を避けるように、洗濯された物から例えば洗液で除
去することが好ましい。本発明の泡調節剤中の有機物質
とシリコーン消泡剤との重量割合は、10未満:1が適
当である。10以上:1の割合である泡調節剤は効果的
であるが、10以上:1の割合を使用する必要はないよ
うである。有機物質とシリコーン消泡剤を5:1〜0.
5:1の範囲、より好ましくは0.7:1〜1.5:1の
範囲の重量割合で使用することが好ましい。0.3以
下:1の割合は製造上の問題及び貯蔵安定性の問題を与
える。
【0022】澱粉の使用量は臨界的ではないが、本発明
の泡調節剤は、該調節剤全重量当たり40〜90重量%
の天然澱粉を含有することが好ましい。澱粉粒子は全泡
調節剤の60〜80重量%であるのがより好ましい。有
機物質は、貯蔵中に、及び洗濯サイクル中の消泡機能の
遂行に必要なときまで、シリコーン消泡剤の活性を充分
維持する能力のために選ばれる。好ましい有機物質は、
消泡剤が洗液中に解放されたときに消泡剤の効果を妨げ
ることはないようである。澱粉粒子はシリコーン消泡剤
(A)及び有機物質(B)と粉末洗浄剤組成物中でより
効果的に結合する傾向があるので、該澱粉粒子はトリポ
リリン酸ソーダのような通常のキャリヤー材よりも効果
の優れた、泡調節剤用のキャリヤーを提供する。
【0023】本発明の泡調節剤は、本質的に、より好ま
しくはもっぱら、成分(A)、(B)及び(C)からな
ることが好ましいが、他の材料を少量存在させてもよ
い。これらの他の材料は、泡調節剤の全重量の10重量
%以下、好ましくは5重量%以下であるべきである。可
能な付加材料は種々のキャリヤー材料、例えばトリポリ
リン酸ソーダ、ゼオライト、炭酸塩、粘土、分散助剤、
ワックス、非シリコーン消泡剤、希釈剤、再沈積防止剤
等である。
【0024】本発明の泡調節剤は、慣用の方法で造るこ
とができる。シリコーン消泡剤と有機物質とをそれらの
液相で接触し、そして該消泡剤と有機物質の混合物を天
然澱粉上に沈積させることが好ましい。粉末を製造する
慣用の方法、例えば造粒及び流動床被覆方法が特に便利
である。例えば、液状の有機物質及び液状のシリコーン
消泡剤を塔の中に通し、消泡剤と有機物質の混合物に天
然澱粉を沈積させることができる。ある方法では、シリ
コーン消泡剤及び有機物質が流動床で同時にスプレーさ
れる。スプレーにより、シリコーン消泡剤及び有機物質
を含有する小さい液滴が形成される。該液滴は流動床を
進み、冷却される。かくして液滴は固化され、次いで天
然澱粉上に沈積された、粒状の微細な泡調節剤を形成す
る。シリコーン消泡剤と有機物質は、スプレー前に、ま
たは両者のスプレーされた液滴の接触により、例えば別
々のノズルからそれらをスプレーすることにより、混合
することができる。液滴の固化は、例えば冷却空気の向
流を使用することにより助長され、液滴の温度をより早
く下げることができる。前記混合物を天然澱粉に沈積さ
せる前には、固化を行わないことが好ましい。次いで、
微細な泡調節剤は塔底に集められる。
【0025】他の方法では、シリコーン消泡剤及び有機
物質が、天然澱粉を含有するドラムミキサーへ同時にス
プレーされる。スプレーによりシリコーン消泡剤及び有
機物質を含有する小さい液滴が形成される。液滴は天然
澱粉粒子と接触させて部分的に冷却される。混合が完了
した後、部分的に冷却された粒子は、周囲空気で冷却が
行われる流動床に移送される。次いで泡調節剤の微細粒
子は流動床から直接集められる。場合により、粒子はさ
らに篩分けられ、過小の(例えば0.125mm以下)又
は過大の(1.4mm以上)のものが実質的に含まれない
泡調節剤粒子が得られる。本発明の方法に有用な代表的
な装置は、Eirich(商標)槽型造粒機、Schugi(商標)
ミキサー、Paxeson-Kelly(商標)二心ブレンダー、Lod
ige(商標)鋤型ミキサー、又は種々の流動床装置の一
つ、例えばAermatic(商標)流動床造粒機である。
【0026】本発明の他の知見によれば、粉末形態の洗
浄剤組成物に含ませるための、微細な形態の粒状泡調節
剤の製造法が提供され、その方法は、シリコーン消泡剤
1重量部、及び下記(1)または(2)の有機物質
0.3重量部以上、好ましくは0.5重量部以上 (1)45〜80℃の範囲の融点を有し且つ水に不溶で
ある、炭素原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸また
は脂肪アルコール、又はそれらの二種以上の混合物、 (2)50〜85℃の範囲の融点を有し且つ炭素原子1
2〜20の炭素鎖を有する脂肪酸とグリセロールのモノ
エステルを含有する有機物質を液相で接触し、混合物を
天然澱粉上に沈積させることを特徴とするものである。
【0027】本発明の好ましい方法では、シリコーン消
泡剤及び有機物質を混合し、該有機物質の融点以上の温
度に加熱することができる。両者はその混合段階の前、
中及び後に該温度に加熱することができる。混合及び/
又は加熱容器からスプレー装置への移送中に有機物質の
融点以下に温度が下がらないように、温度は充分に高い
温度、例えば80℃が選ばれる。シリコーン消泡剤と有
機物質の混合には、慣用の混合法、例えば櫂形撹拌機又
はリボンブレンダーを使用することができる。加熱され
た混合物は、ついで加圧下にスプレーノズルに送られ
る。これは慣用のポンプシステムで行うことができる
が、該混合物にポンプから物質が混入する可能性を回避
するために、ぜん動ポンプを使用するのが好ましい。ポ
ンプ速度は変えることができ、使用されたスプレー装置
のタイプに適応させることができる。混合物は、例えば
1.4×10-6 m3/s の速度でポンプ移送するのが適当
である。スプレーノズル及びスプレー圧力は、形成され
る液滴が天然澱粉の流動床に分布されるに充分に小さく
なるように、選択される。ついで、本発明の泡調節剤が
集められる。
【0028】本発明は他の知見として、洗浄剤組成物及
び本発明の泡調節剤を含有する、粉末形態の洗浄剤組成
物を提供するものである。本発明の泡調節剤は、全洗浄
剤組成物を基準にして0.1〜25重量%の割合で、洗
浄剤に添加することができる。好ましくは、泡調節剤
は、全洗浄剤組成物を基準にして0.25〜5重量%の
割合で、添加される。適当な洗浄剤組成物は、活性洗浄
剤、有機及び無機ビルダー塩、および他の添加剤及び希
釈剤を含有する。活性洗浄剤は、アニオン系、カチオン
系、ノニオン系または両性の有機洗浄剤用界面活性剤、
またはそれらの混合物を含むことができる。適当なアニ
オン系有機洗浄剤用界面活性剤は、高級脂肪酸のアルカ
リ金属石鹸、アルキルアリールスルホネート、例えばド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、長鎖(脂肪)ア
ルコールサルフェート、オレフィンサルフェート及びス
ルホネート、硫酸化モノグリセライド、硫酸化エーテ
ル、スルホ琥珀酸塩、アルカンスルホネート、リン酸エ
ステル、アルキルイソシアネート、蔗糖エステル及びフ
ルオロ界面活性剤を包含する。適当なカチオン系有機洗
浄剤用界面活性剤は、アルキルアミン塩、四級アンモニ
ウム塩、スルホニウム塩及びホスホニウム塩を包含す
る。
【0029】適当なノニオン系有機洗浄剤用界面活性剤
は、エチレンオキサイドと長鎖(脂肪)アルコール又は
脂肪酸との縮合物、例えばC14-15のアルコールとエチ
レンオキサイド7モル(Dobanol 45-7)の縮合物、エチ
レンオキサイドとアミン又はアミドとの縮合物、エチレ
ン及びプロピレンオキサイド、脂肪酸アルキロールアミ
ド及び脂肪アミンオキサイドの縮合生成物を包含する。
適当な両性有機洗浄剤用界面活性剤は、イミダゾリン化
合物、アルキルアミノ酸塩及びベタインを包含する。無
機成分の例は、ホスフェート及びポリホスフェート、シ
リケート、例えばナトリウムシリケート、カーボネー
ト、サルフェート、酸素放出化合物、例えば過ホウ酸ナ
トリウム、及び他の漂白剤及びゼオライトである。有機
成分の例は、再沈積防止剤、例えばカルボキシメチルセ
ルローズ(CMC)、増白剤、キレート剤、例えばエチ
レンジアミン四酢酸(EDTA)及びニトリロ三酢酸
(NTA)、酵素及び制菌剤である。洗浄剤成分に適し
た材料は、当業者に周知であり、多くの書籍、例えば
A. Davidsohn & B.M. Milwidsky の「Synthetic Deterge
nts」 第6版 George Godwin 社発行(1978)に記載さ
れている。
【0030】本発明の泡調節剤は、有機物質を洗濯操作
中に泡のレベルを調節するのに充分な量で、泡調節剤含
有洗浄剤組成物を用いて洗濯された織物上に沈積するこ
とはないようである。本発明の好ましい泡調節剤の付加
的な利点は、洗浄剤組成物に導入された有機物質の量
が、従来使用される量より少ないということである。し
かしながら、最も魅力的な利点は、粉末状の洗浄剤組成
物中での本発明の泡調節剤の貯蔵安定性が従来のものよ
り高いという点にある。
【0031】
【実施例】以下に本発明の泡調節剤、その製造法及びそ
れを含有する洗浄剤の実施例を記載する。なお、特記し
ない限り、部、及び%は全て重量で表されるものであ
る。実施例1 I.泡調節剤の製造法 本発明の泡調節剤を、100gのシリコーン消泡剤を1
50gの溶融ステアリルアルコール(Henkel Chemical
Limited)中で撹拌することにより、製造した。得られ
た混合物を75℃に加熱した。ついで、ぜん動ポンプを
用い、熱移送ラインを通して、この熱い液状混合物を流
動床 Aeromatic (商標)被覆装置のスプレー頭部へ送
った。該混合物は直径1.1mmのノズルから、1.2×1
5パスカルの圧力で、1.42×10-6 m3/sの速度
で、375gの天然澱粉(NationalStarch Limitedより
入手)の流動床へスプレーされた。該澱粉を8〜10の
相対設定値で空気圧により流動床を保った。全ての混合
物が澱粉上にスプレーされ、本発明の粒状泡調節剤が集
められた。
【0032】II.泡調節剤 本発明実施例の泡調節剤を上記のようにして製造した。
シリコーン消泡剤は、ポリジメチルシロキサンと疎水性
シリカ消泡剤約5重量%の混合物からなるものであり、
25℃で3×10-2 m2/s の粘度を有するものである。
二種の比較例の泡調節剤を製造した。比較例1では、澱
粉の変わりにトリポリリン酸ソーダ(粒状Empiphos(商
標)、Albright & Wilson)を使用し、比較例2ではカル
ボキシメチルセルローズ(Tylose(商標) CR1500W, Hoec
hst)を使用した。
【0033】III.貯蔵安定試験 4部のドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(直鎖1級ア
ルコールエトキシレートC14-15・7EO)、30部の
トリポリリン酸ソーダ及び25部の過ホウ酸ソーダを混
合することにより、洗浄剤組成物を製造した。この組成
物は、他の成分、例えば希釈剤、ビルダー及び添加剤を
用いて100部にすることのできる洗浄剤粉末組成物の
ベースとなるものである。これらの成分は通常該組成物
の泡の形成には寄与しないので、該成分は試験用洗浄剤
組成物中には含まれていない。試験用洗浄剤組成物を6
8gづつ9ロットに分け、そのうちの3ロットに本発明
の泡調節剤及び比較例の泡調節剤をそれぞれ加え、十分
混合して組成物重量当たり0.12%のシリコーン消泡
剤となるように調製した。
【0034】布を回転ドラムに装入しうる透明の扉を有
する、前面装入タイプの慣用の自動洗濯機(Miele 42
7)に、奇麗な綿織物3.5kgを装入した。前記試験用洗
浄剤組成物68g含有のサンプル洗浄剤の1つを用い
て、予備洗濯及び主洗濯(95℃)の繰り返し洗濯を行
った。洗濯機の扉に、10%間隔の高さで0〜100%
の目盛りを付けた。洗濯の回転ドラムを静止し、そして
目盛りの値を記録して、繰り返し洗濯中の泡の頂点位置
を、主洗濯5分ごとに目盛りで比較した。本発明のサン
プル及び2つの比較サンプルからなる洗浄剤の第1組
は、泡調節剤またはシリコーン消泡剤の混合後直ちにテ
ストされた(初期テスト)。第2組は、テスト前に40
℃で、14日間、密閉ガラス容器中で貯蔵された(貯蔵
後テストI)。第3組は、テスト前に40℃で、28日
間、密閉ガラス容器中で貯蔵された(貯蔵後テストI
I)。これらの結果を表I〜IIIに示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】表中、オーバーフローとは、泡が洗濯機の
頂部抜け口から流出したことを意味する。表に示された
結果から明らかなように、本発明の泡調節剤を含有する
洗浄剤組成物サンプルは、長期貯蔵後でも泡調節能力を
保持しているが、従来の材料のものは効果が十分でな
い。
【0039】実施例2 シリコーン消泡剤50gを使用し、且つ100g、75
g、50g、37.5g、25g及び15gの溶融ステ
アリルアルコールをそれぞれ泡調節剤(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)及び(f)に使用した以外は実
施例1に記載した方法により、一連の泡調節剤を製造し
た。泡調節剤粒状物を、全洗浄剤組成物重量当たり0.
15%のシリコーン消泡剤の添加基準になるよう実施例
1に記載したように、試験用洗浄剤組成物に加えた。貯
蔵安定性は、洗浄剤サンプルをそれぞれ40℃で、7日
間(貯蔵テストI)及び14日間(貯蔵テストII)貯蔵
しそして新鮮な洗浄剤サンプル(初期テスト)と泡調節
性能を比較することにより、試験された。泡の高さは5
5分の繰り返し煮沸後、実施例1に記載した洗濯機中で
測定された。結果を表IVに示す。なお、表中の(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)及び(f)は、それぞ
れの泡調節剤を含有する洗浄剤組成物を表す。
【0040】
【表4】
【0041】シリコーン消泡剤に対する有機物質の割合
が低くても、許容しうる貯蔵安定性が得られることがわ
かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 3:37) (73)特許権者 592015259 PARC INDUSTRIEL, 7180 SENEFFE, BELGIU M (56)参考文献 特開 昭61−271007(JP,A) 特開 昭59−222209(JP,A) 特開 昭62−27496(JP,A) 特開 昭62−27497(JP,A) 特表 平6−507188(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 17/06 C11D 3/20 C11D 3/22 C11D 3/37

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A、BおよびCを含有することを特
    徴とする、シリコーン消泡剤、有機物質及びキャリヤー
    材料から本質的になる、粉末形態の洗浄剤組成物に含ま
    せるための、グリセロ−ルを含まない、微細な形態の粒
    状泡調節剤: A:シリコーン消泡剤 1重量部 B:45〜80℃の範囲の融点を有し水に不溶である下
    記(1)の有機物質または50〜85℃の範囲の融点を
    有する下記(2)の有機物質0.3重量部以上(1)炭素 原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸また
    は脂肪族アルコール、又はそれらの二種以上の混合物、(2)炭素 原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸とグ
    リセロールとのモノエステルである有機エステルC:全粒状泡調節剤の60〜80重量%の量で存在し、
    且つ前記シリコーン消泡剤(A)と前記有機物質(B)
    とがそれらの液相で、且つグリセロール不在下に接触し
    て混合物として後記天然澱粉上に沈積されてなる、天然
    澱粉キャリヤー材料。
  2. 【請求項2】 シリコーン消泡剤(A)が、トリメチル
    シリル末端ブロック単位を有し且つ25℃で5×10-5
    〜0.1m2/sの粘度を有するポリジメチルシロキサ
    ン、および1〜20μの平均粒径及び少なくとも50m
    2/gの表面積を有し、表面が疎水性にされたシリカを
    含有する、請求項1記載の粒状泡調節剤。
  3. 【請求項3】 有機物質(B)が、ステアリン酸、ステ
    アリルアルコールまたはグリセロールモノエステルであ
    る請求項1または2記載の粒状泡調節剤。
  4. 【請求項4】 有機物質(B)とシリコーン消泡剤
    (A)との重量割合が、0.7:1〜1.5:1の範囲
    である請求項1、請求項2及び請求項のいずれか1項
    記載の粒状泡調節剤。
  5. 【請求項5】 A:シリコ−ン消泡剤 1重量部、及びB:45℃〜80℃の範囲の融点を有し水に不溶である
    下記(1)の有機物質 または50℃〜85℃の範囲の融
    点を有する下記(2)の有機物質0.3重量部以上(1)炭素 原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸また
    は脂肪族アルコ−ル、又はそれらの二種以上の混合物、(2)炭素 原子12〜20の炭素鎖を有する脂肪酸とグ
    リセロ−ルとのモノエステルである有機エステルをそれ
    らの液相でグリセロ−ルの不在下で接触させ、混合物と
    して全粒状泡調節剤の60〜80重量%を構成する天然
    澱粉キャリヤ−上に沈積させることを特徴とする、粉末
    形態の洗浄剤組成物に含ませるためのグリセロ−ルを含
    まない微細な形態の粒状泡調節剤の製造法。
  6. 【請求項6】 洗浄剤成分とグリセロールを含まない微
    細な形態の粒状泡調節剤とを含有する粉末形態の洗浄剤
    組成物であって、該泡調節剤が請求項5記載の製造法に
    より製造されてなることを特徴とする、粉末形態の洗浄
    剤組成物。
JP00870492A 1991-01-24 1992-01-21 洗浄剤泡調節剤 Expired - Fee Related JP3186815B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9101606:3 1991-01-24
GB919101606A GB9101606D0 (en) 1991-01-24 1991-01-24 Detergent foam control agents

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04311800A JPH04311800A (ja) 1992-11-04
JP3186815B2 true JP3186815B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=10688976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00870492A Expired - Fee Related JP3186815B2 (ja) 1991-01-24 1992-01-21 洗浄剤泡調節剤

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5238596A (ja)
EP (1) EP0496510B1 (ja)
JP (1) JP3186815B2 (ja)
AT (1) ATE102646T1 (ja)
AU (1) AU644260B2 (ja)
CA (1) CA2059677C (ja)
DE (1) DE69200060T2 (ja)
ES (1) ES2062863T3 (ja)
GB (1) GB9101606D0 (ja)

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5456855A (en) * 1991-01-16 1995-10-10 The Procter & Gamble Company Stable granular foam control agent comprising a silicone antifoam compound and glycerol
US5591705A (en) * 1991-12-03 1997-01-07 The Procter & Gamble Company Rinse-active foam control particles
US5804544A (en) * 1993-07-12 1998-09-08 Procter & Gamble Company Granular detergent composition comprising a surfactant and antifoaming component
US5968889A (en) * 1994-03-30 1999-10-19 The Procter & Gamble Company Detergent compositions comprising a synergistic antifoaming combination
US5540856A (en) * 1994-04-29 1996-07-30 The Procter & Gamble Company Foam control agents in granular form
GB9410677D0 (en) * 1994-05-27 1994-07-13 Unilever Plc Detergent compositions
GB9509114D0 (en) * 1995-05-04 1995-06-28 Colin Stewart Minchem Ltd Granular materials
EP0771864A1 (en) * 1995-11-03 1997-05-07 The Procter & Gamble Company Granular suds suppressing component
US6004921A (en) * 1995-11-03 1999-12-21 The Procter & Gamble Company Process for making granular suds suppressing component
US5762647A (en) * 1995-11-21 1998-06-09 The Procter & Gamble Company Method of laundering with a low sudsing granular detergent composition containing optimally selected levels of a foam control agent bleach activator/peroxygen bleaching agent system and enzyme
GB9611776D0 (en) * 1996-06-06 1996-08-07 Dow Corning Cementitious materials
US6004918A (en) * 1998-10-16 1999-12-21 Wacker Silicones Corporation Liquid detergents containing defoamer compositions and defoamer compositions suitable for use therein
DE19854525A1 (de) * 1998-11-26 2000-05-31 Cognis Deutschland Gmbh Entschäumergranulate mit Fettsäurepolyethylenglykolestern
GB9917331D0 (en) * 1999-07-23 1999-09-22 Dow Corning Sa Foam control agents
US6610752B1 (en) 1999-10-09 2003-08-26 Cognis Deutschland Gmbh Defoamer granules and processes for producing the same
DE19953792A1 (de) 1999-11-09 2001-05-17 Cognis Deutschland Gmbh Waschmitteltabletten
DE19956803A1 (de) 1999-11-25 2001-06-13 Cognis Deutschland Gmbh Tensidgranulate mit verbesserter Auflösegeschwindigkeit
DE19956802A1 (de) 1999-11-25 2001-06-13 Cognis Deutschland Gmbh Waschmitteltabletten
DE19962883A1 (de) 1999-12-24 2001-07-12 Cognis Deutschland Gmbh Waschmitteltabletten
DE19962859A1 (de) * 1999-12-24 2001-07-12 Cognis Deutschland Gmbh Feste Waschmittel
DE19962886A1 (de) 1999-12-24 2001-07-05 Cognis Deutschland Gmbh Tensidgranulate mit verbesserter Auflösegeschwindigkeit
GB0001021D0 (en) 2000-01-14 2000-03-08 Dow Corning Sa Foam control agents
DE10003124A1 (de) 2000-01-26 2001-08-09 Cognis Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung von Tensidgranulaten
DE10019344A1 (de) 2000-04-18 2001-11-08 Cognis Deutschland Gmbh Wasch- und Reinigungsmittel
DE10019405A1 (de) 2000-04-19 2001-10-25 Cognis Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung von Waschmittelgranulaten
DE10044471A1 (de) 2000-09-08 2002-03-21 Cognis Deutschland Gmbh Waschmittel
DE10044472A1 (de) 2000-09-08 2002-03-21 Cognis Deutschland Gmbh Waschmittel
DE10046251A1 (de) 2000-09-19 2002-03-28 Cognis Deutschland Gmbh Wasch- und Reinigungsmittel auf Basis von Alkyl- und/oder Alkenyloligoglycosiden und Fettalkoholen
GB0024638D0 (en) * 2000-10-07 2000-11-22 Dow Corning Cementitious materials
GB0024642D0 (en) 2000-10-07 2000-11-22 Dow Corning Hydrophobic gypsum
US6949499B2 (en) * 2001-01-18 2005-09-27 General Electric Company Anti-foam composition
DE60206612T2 (de) * 2001-04-30 2006-05-11 Unilever N.V. Zusammensetzungen zur textilpflege
DE10163856A1 (de) 2001-12-22 2003-07-10 Cognis Deutschland Gmbh Hydroxymischether und Polymere in Form von festen Mitteln als Vorcompound für Wasch-, Spül- und Reinigungsmittel
US6656975B1 (en) * 2002-05-21 2003-12-02 Dow Corning Corporation Silicone dispersions
GB0219089D0 (en) * 2002-08-16 2002-09-25 Dow Corning Silicone foam control compositions
GB0219073D0 (en) 2002-08-16 2002-09-25 Dow Corning Silicone foam control compositions
US7125833B2 (en) * 2003-03-24 2006-10-24 Wacker Chemie Ag Cyclodextrin laundry detergent additive complexes and compositions containing same
US7276472B2 (en) * 2004-03-18 2007-10-02 Colgate-Palmolive Company Oil containing starch granules for delivering benefit-additives to a substrate
DE102004051897A1 (de) * 2004-10-26 2006-04-27 Wacker Chemie Ag Entschäumerzusammensetzungen
GB0623232D0 (en) 2006-11-22 2007-01-03 Dow Corning Cementitious materials
GB0809526D0 (en) 2008-05-27 2008-07-02 Dow Corning Gypsum materials
ES2412265T3 (es) * 2008-09-12 2013-07-10 Unilever N.V. Mejoras que se refieren a acondicionadores de material textil
GB0914307D0 (en) 2009-08-15 2009-09-30 Dow Corning Antimicrobial quarternary ammonium silane compositions
DE102010023790A1 (de) 2010-06-15 2011-12-15 Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf Waschaktive Zusammensetzung
US8822398B2 (en) * 2010-12-10 2014-09-02 Jonathan D. Charles Detergent compositions comprising a polydimethylsiloxane on sodium acetate foam control agent and methods of making
BR112013012738A2 (pt) 2010-12-10 2016-09-13 Dow Corning composição de controle de espuma granulada
GB201102750D0 (en) 2011-02-16 2011-03-30 Dow Corning Foam control composition
WO2012174405A1 (en) * 2011-06-17 2012-12-20 Kemira Oyj Powder defoaming compositions and methods of reducing gas entrainment in fluids
CN102407033B (zh) 2011-06-29 2013-09-25 南京四新科技应用研究所有限公司 一种颗粒消泡剂的制备方法
CN107338133A (zh) 2012-02-16 2017-11-10 道康宁公司 使用硅氧烷蜡的颗粒状漂洗周期泡沫控制剂
GB201219677D0 (en) 2012-11-01 2012-12-12 Dow Corning Wetting and hydrophobing additives
GB201314284D0 (en) 2013-08-09 2013-09-25 Dow Corning Cosmetic compositions containing silicones
US10400105B2 (en) 2015-06-19 2019-09-03 The Research Foundation For The State University Of New York Extruded starch-lignin foams
DE102015212131A1 (de) 2015-06-30 2017-01-05 Henkel Ag & Co. Kgaa Verfahren zur Herstellung einer flüssigen, Tensid enthaltenden Zusammensetzung
EP3673034B1 (en) 2017-08-24 2021-10-13 Unilever Global IP Limited Foam control ingredient for detergent composition
DE102019126124A1 (de) 2019-09-27 2021-04-01 Henkel Ag & Co. Kgaa Verfahren zur Herstellung Tensid enthaltender Zusammensetzungen in einem sequenziellen Verfahren
WO2021167728A1 (en) 2020-02-20 2021-08-26 Dow Silicones Corporation Foam control composition
CN113577833B (zh) * 2020-04-30 2023-05-05 江苏四新科技应用研究所股份有限公司 一种绿色固体消泡剂及其制备方法
EP4323323A1 (en) 2021-04-15 2024-02-21 Dow Global Technologies LLC Silicon containing emulsion powders for use in making cement based on tile adhesive dry mix compositions

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1407997A (en) * 1972-08-01 1975-10-01 Procter & Gamble Controlled sudsing detergent compositions
GB1492939A (en) * 1974-03-11 1977-11-23 Procter & Gamble Ltd Controlled-sudsing detergent compositions
FR2481942B1 (fr) * 1980-05-12 1988-04-22 Unilever Nv Granules antimousse, leur procede de fabrication et leur utilisation dans les compositions detergentes
US4451387A (en) * 1982-08-19 1984-05-29 Lever Brothers Company Suds control agents and detergent compositions containing them
JPS60156513A (ja) * 1984-01-27 1985-08-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 消泡剤組成物
GB8513074D0 (en) * 1985-05-23 1985-06-26 Unilever Plc Antifoam ingredient
GB8518872D0 (en) * 1985-07-25 1985-08-29 Dow Corning Ltd Detergent foam control agents
GB8518871D0 (en) * 1985-07-25 1985-08-29 Dow Corning Ltd Detergent foam control agents
GB8521956D0 (en) * 1985-09-04 1985-10-09 Unilever Plc Antifoam ingredient
JPH0665365B2 (ja) * 1989-08-22 1994-08-24 花王株式会社 衣料洗剤用消泡剤造粒物及びその製造方法並びにそれを含有する洗浄剤組成物
ES2062747T3 (es) * 1991-01-16 1994-12-16 Procter & Gamble Agentes reguladores de la espuma en forma granular.

Also Published As

Publication number Publication date
EP0496510A1 (en) 1992-07-29
DE69200060D1 (de) 1994-04-14
ES2062863T3 (es) 1994-12-16
ATE102646T1 (de) 1994-03-15
AU644260B2 (en) 1993-12-02
US5238596A (en) 1993-08-24
JPH04311800A (ja) 1992-11-04
CA2059677A1 (en) 1992-07-25
AU1039392A (en) 1992-07-30
CA2059677C (en) 2001-05-29
EP0496510B1 (en) 1994-03-09
GB9101606D0 (en) 1991-03-06
DE69200060T2 (de) 1994-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3186815B2 (ja) 洗浄剤泡調節剤
US4806266A (en) Detergent foam control agents containing a silicone antifoam and a fatty alcohol
EP0210731B1 (en) Detergent foam control agents
US5861368A (en) Particulate foam control agents and their use
US5767053A (en) Particulate foam control agents and their use
CA2099129C (en) Foam control agents in granular form
JPS6257616A (ja) 洗剤組成物用消泡成分
JPH07204409A (ja) 粒子状起泡調節剤
US5456855A (en) Stable granular foam control agent comprising a silicone antifoam compound and glycerol
US5589449A (en) Particulate foam control agents
EP0723795A2 (en) Particulate foam control agents and their use
EP0997180A1 (en) Particulate foam control agent
EP0831145A2 (en) Particulate foam control agents
EP1070526A2 (en) Foam control agents
EP0777723B1 (en) Process for the preparation of foam control granule for particulate detergent compositions
WO1996006919A1 (en) Foam control granule for particulate detergent compositions

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees