JP3186745B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3186745B2
JP3186745B2 JP22551599A JP22551599A JP3186745B2 JP 3186745 B2 JP3186745 B2 JP 3186745B2 JP 22551599 A JP22551599 A JP 22551599A JP 22551599 A JP22551599 A JP 22551599A JP 3186745 B2 JP3186745 B2 JP 3186745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冗長回路の一部を構成
するヒューズ素子を備えた半導体装置に関し、さらに詳
しくは、ヒューズ素子を溶断するエネルギービームのア
ライメントずれが生じた場合にもヒューズ素子を確実に
溶断できる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ回路などの主回路の他に、その主
回路を保護するための冗長回路を備えた半導体装置が知
られている。この冗長回路は、半導体装置を構成する1
チップ内に不良素子が発生した場合、これと対応する番
地のヒューズ素子をレーザービームにより溶断すること
で、不良素子を正常な素子に切り替えるものである。
【0003】従来の半導体装置のヒューズ素子を図13
(A),(B)を参照して説明する。
【0004】各図において、シリコン基板100上に
は、シリコン酸化膜102が形成され、さらにその上に
配線層の一部のパターンを利用して多結晶シリコン膜か
ら成るヒューズ素子104が形成される。シリコン酸化
膜106により被覆されるヒューズ素子104の両端
は、コンタクトホール108を介してアルミニウム配線
110に接続されている。そして、ヒューズ素子104
の溶断は、図13(A)に示すように、レーザービーム
112をヒューズ素子104に照射することで、ヒュー
ズ素子104を発熱させて行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヒューズ素子104の
溶断ミスの原因としてレーザー照射装置のアライメント
ずれがある。一般に、レーザー照射装置に用いられるア
ライメント装置は、露光装置に於けるステッパほど精度
が良好でなく、2μmの幅を持つヒューズ素子104に
対してアライメント精度は1μm程度であると言われて
いる。
【0006】レーザビーム112によりヒューズ素子1
04を溶断できる必須条件としては、ヒューズ素子10
4の配線幅の全てがビーム径内に入っていることであ
る。しかしながら、アライメントずれにより、ヒューズ
素子104の配線幅の一部でもビーム径内から逸脱した
場合には、もはやヒューズ素子104をオープンさせる
ことはできず、溶断ミスとなってしまう。
【0007】ヒューズ素子104の配線幅の全てがビー
ム径内に存在する場合にも溶断ミスは生ずる。これは、
レーザービームのエネルギー分布に起因している。この
エネルギー分布は図11のようになっており、ビーム中
心からの距離xが大きくなるほど、レーザービームのエ
ネルギー密度は小さくなっている。したがって、アライ
メントずれにより、ヒューズ素子104の中心からレー
ザービームの中心がずれるほど、溶断に寄与するエネル
ギーが少くなり、溶断ミスが生ずるのである。
【0008】本発明者の着目した第1の課題は、アライ
メントずれに起因したヒューズ素子の溶断ミスを確実に
なくすことである。
【0009】このような溶断ミスは、半導体装置の微細
化が急速に進むにつれ益々増大するものと思われる。半
導体装置の微細化と共に、ヒューズ素子104の膜厚を
も薄くせざるを得ず、膜厚が薄くなるほど吸収されるエ
ネルギーが小さくなるからである。
【0010】薄膜のヒューズ素子104に対してレーザ
ビーム112のアライメントずれが生じた場合には、ヒ
ューズ素子104の溶断を妨げる要因が重なり、溶断ミ
スはさらに増大するであろう。本発明者が着目した第2
の課題は、このように薄膜化の傾向にあるヒューズ素子
をも確実に溶断することにある。
【0011】下記の各公報は、ヒューズ素子の溶断に関
する技術を開示しているが、アライメントずれおよびヒ
ューズ素子の薄膜化に起因した溶断ミスへの対策は何ら
成されていない。
【0012】特開昭61−51966号公報には、ヒュ
ーズ素子の下方に多結晶シリコン膜から成る衝撃緩和層
を設けた技術が開示されている。このようにすれば、レ
ーザービームの出力を大きして薄膜化の傾向にあるヒュ
ーズ素子104を溶断したとしても、シリコン基板に対
する悪影響を防止できる。しかしながら、レーザー照射
装置のアライメントずれが生じた場合には、ヒューズ素
子を確実に溶断することは不可能である。多結晶シリコ
ン膜から成る衝撃緩和層は、ヒューズ素子を透過したビ
ームを吸収するのみである。
【0013】特開昭58−640610号公報は、ヒュ
ーズ素子の上方に光吸収性の高い被覆を設ける技術を開
示している。また、特開昭60−17625号公報は、
ヒューズ素子の上方に、ヒューズ素子を露出させる窓を
設ける技術を開示している。
【0014】これら2つの技術では、共にヒューズ素子
がビーム径内に存在する場合に限り入射するエネルギー
を比較的高く確保できるのみであり、アライメントずれ
対策にはなっていない。
【0015】特開昭58−207665号公報には、V
字状の溝に沿ってヒューズ素子を形成する技術が開示さ
れている。この技術によれば、レーザービームの照射時
にヒューズ素子が溶融してV字状の溝に沿って流動する
ので、比較的低パワーでの溶断が可能である。しかしな
がら、ヒューズ素子の幅方向にレーザービームがアライ
メントずれした場合の対策は何ら成されていない。
【0016】本発明の目的とすることは、レーザー照射
装置のアライメントずれが生じた場合にも、ヒューズ素
子を確実に溶断することのできる半導体装置を提供する
ことにある。
【0017】本発明の他の目的とするところは、素子の
微細化によりヒューズ素子の膜厚が薄くなっても、レー
ザービームの出力をさほど高めることなくヒューズ素子
を確実に溶断することのできる半導体装置を提供するこ
とにある。
【0018】本発明の他の目的とするところは、ヒュー
ズ素子の薄膜化とレーザー照射装置のアライメントずれ
との二重の悪条件が重なった場合にも、ヒューズ素子を
確実に溶断することのできる半導体装置を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、レーザービームにより溶断可能なヒューズ素子を有
する半導体装置であって、前記ヒューズ素子は、基板の
上方に形成された第1のヒューズ素子と、前記第1のヒ
ューズ素子の上方に層間絶縁層を介して形成された第2
のヒューズ素子と、を含み、前記第2のヒューズ素子
は、少なくともその一部が前記第1のヒューズ素子と対
向して重なるように形成され、かつ前記第1のヒューズ
素子とコンタクトホールを介して直列接続されてなり、
前記第1のヒューズ素子のレーザービームのエネルギー
吸収性は、前記第2のヒューズ素子のレーザービームの
エネルギー吸収性に比して大であることを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る半導体装置は、前記第
1のヒューズ素子の膜厚は、前記第2のヒューズ素子の
膜厚に比して大であることを特徴とする。
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】レーザー照射装置のアライメントずれはあらゆ
る方向に生ずるが、特にレーザービームがヒューズ素子
の配線幅から外れた場合には、もはやそのヒューズ素子
の溶断が全く不可能である。第1の発明では、配線幅方
向に間隔をおいて複数列に設けられたヒューズ配線層を
有するので、レーザービームが特にその配線幅方向にず
れたとしても、いずれか1つのヒューズ配線層を必ずレ
ーザービームのビーム径内に位置させることができ、確
実な溶断が図れる。そして、各列のヒューズ配線層は、
直列接続されているため、そのうちの一列のヒューズ配
線層を溶断するだけで、ヒューズ素子を必ずオープン状
態とすることが可能となる。
【0024】直列接続された複数列のヒューズ配線層パ
ターンは、フォトリソグラフィ工程に用いられるマスク
パターンにより容易に形成でき、製造工程が増えること
もない。
【0025】また、一般にヒューズ素子の配置エリア
は、半導体装置の主回路エリアの微細化が進んでも比較
的広く確保できるので、複数列パターンにより半導体装
置の微細化を妨げるものでもない。
【0026】第2の発明では、半導体基板上の配線層と
して高融点金属膜が用いられている場合には、この高融
点金属膜をヒューズ素子と対向する下層位置に形成する
ことで、ヒューズ素子を透過したレーザービームを反射
させて、ヒューズ素子の溶断エネルギーとして利用する
ことができる。特に、ヒューズ素子が1000オングス
トローム以下の薄膜であるとエネルギー吸収が少く、透
過エネルギーが高くなるので、これを反射させて溶断エ
ネルギーの一部として利用することで、薄膜化したヒュ
ーズ素子の確実な溶断が可能となる。また、アライメン
トずれに起因してヒューズ素子の中心よりビーム中心が
ずれて、ヒューズ素子に直接入射するエネルギーが少な
くなっても、反射エネルギーによりヒューズ素子の確実
な溶断が図れる。このような高融点金属膜は、例えばS
RAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)
等のゲート電極あるいはVss電源の配線層として用いら
れているものである。従って、ヒューズ素子と対向する
下層位置に形成される高融点金属膜は、フォトリソグラ
フィ工程でのマスクパターンを変更するだけで実現でき
る。このため、ヒューズ素子の薄膜化が進んでも、冗長
回路の製造のためだけに製造工程が増えることがなくな
り、製品コストアップを伴うことなく、薄膜化したヒュ
ーズ素子の確実な溶断が実現できる。
【0027】第3の発明は、第1の発明および第2の発
明を組合せたものであり、レーザー照射装置の大きなア
ライメントずれが生じた場合にも、複数列の少くとも1
つのヒューズ配線層を確実に溶断できる。しかもそのヒ
ューズ配線層と対向する下層位置には、薄膜化したヒュ
ーズ配線層を透過したエネルギービームを反射できる高
融点金属膜が必ず形成されているので、ヒューズ配線層
に吸収されるエネルギー量を増大させて確実な溶断を実
現することができる。
【0028】半導体装置の微細化により薄膜化された第
2のヒューズ素子のエネルギー吸収が悪化する。特にア
ライメントずれによりエネルギー密度の低いビームが照
射されると、第2のヒューズ素子の溶断できなくなる恐
れがある。そこで、第4の発明では、この下層に第2の
ヒューズ素子よりも厚い第1のヒューズ素子を配置し、
第2のヒューズ素子を透過したビームエネルギーによ
り、エネルギー吸収性の高い第1のヒューズ素子を溶断
している。第1,第2のヒューズ素子は直列接続されて
いるので、いずれか一方を溶断することでヒューズ素子
を確実にオープンさせることができる。
【0029】
【実施例】本発明の好適な実施例を、図面を参照して説
明する。
【0030】(実施例1)実施例1装置の係わる半導体
装置の冗長回路部分の構造を、図1を参照して製造工程
順に説明する。
【0031】先ず、P型あるいはN型シリコン基板10
を、1100℃のウェット雰囲気で酸化を行ない、シリ
コン酸化膜16を約8000オングストローム形成す
る。次にCVD法により配線層である多結晶シリコン膜
を約1000オングストローム形成する。次にフォトリ
ソグラフィによりエッチングのためのパターン形成後、
プラズマエッチングにより多結晶シリコン膜の不要部分
を除去する。そして、多結晶シリコン膜によるヒューズ
素子30を形成する。なお、ヒューズ素子30は、多結
晶シリコン膜に代えて、単結晶シリコン膜あるいは非晶
質シリコン膜で形成しても良い。
【0032】ここで、このヒューズ素子30は、1ライ
ンの配線層を蛇行形成することで形成されている。この
結果、ヒューズ素子30は、配線幅方向に間隔をおいて
複数列設けられたヒューズ配線層32で構成され、か
つ、各列のヒューズ配線層32が直列接続されている。
このようにして、ヒューズ素子30のパターンは、図1
(A)のように、レーザービーム40のビーム径内にヒ
ューズ配線層32が2本以上存在するように形成する。
【0033】次に、CVD法によりシリコン酸化膜18
を5000オングストローム形成する。その後、フォト
リソグラフィ工程によりコンタクトホール20のエッチ
ングパターンを形成し、ドライエッチングを行ないコン
タクトホール20を形成する。次にシリコンを5%含有
するアルミニウムをスパッタ法により約1μm形成し、
フォトリソグラフィ工程によりエッチングパターン形成
後、ドライエッチングを行ないアルミニウム配線22を
形成する。
【0034】ここで、主回路であるメモリ回路を構成す
るチップに例えばゴミの付着による不良が発生した場合
には、そのアドレスに対応するヒューズ素子30をレー
ザビーム40により溶断してリペアを行う。
【0035】このとき、アライメントずれにより、ヒュ
ーズ素子30とレーザービーム40とがいずれの方向に
ずれたとしても、確実にヒューズ素子20を溶断でき
る。すなわち、ヒューズ素子30は、図1(A)のよう
に蛇行形成されて配線幅方向に間隔をおいて配列された
複数列のヒューズ配線層32で構成され、レーザービー
ム40の有効ビーム径(D)内に、いずれか1列のヒュ
ーズ配線層32を必ず存在させることができる。従っ
て、1列のヒューズ配線層32の配線幅から逸脱する大
きなアライメントずれがあっても、直列接続された複数
列のうちのいずれかのヒューズ配線層32が確実に溶断
され、ヒューズ素子30を確実にオープンさせることが
できる。
【0036】ここで、ヒューズ配線層32の配列条件と
しては、図2に示すようにレーザービーム40がヒュー
ズ配線層30を溶断するのに寄与する有効ビーム径を
(D)とし、ヒューズ配線層32の幅をそれぞれ(W)
とし、相隣接する2つのヒューズ配線層32の中心ピッ
チを(P)としたとき、 D>P+W である。このようにすれば、ヒューズ配線層32の幅方
向に平行にアライメントずれが生じても、必ず1本のヒ
ューズ配線層32がレーザビーム40により溶断でき
る。なお、レーザビーム40のエネルギー分布は図11
に示す通りであり、有効ビーム径(D)とは、ヒューズ
配線層32を溶断するのに足るエネルギー(E´)例え
ば約1μJのエネルギー(E´)を持つビーム径であ
る。
【0037】より好ましくは、 D≧2P+W の条件に設定すると良い。このようにすれば、有効ビー
ム(D)のビーム中心位置に1列のヒューズ配線層32
が存在する確率が高くなる。従って、最もエネルギーの
高いビーム中心エリアを溶断に利用できるので、薄膜化
されたヒューズ配線層32を必ず溶断させることができ
る。
【0038】(実施例2)この実施例2に係わる半導体
装置は、厚さ方向で異なる位置に2つの配線層が層間絶
縁層を介して形成され、1つのヒューズ素子を層の異な
る2つの配線層を利用して形成したものである。
【0039】図3において、シリコン基板10上には素
子分離絶縁層12及びゲート酸化膜14が順次形成さ
れ、その上にシリコン酸化膜16が形成されている。シ
リコン酸化膜16上には、第1層の配線層としての多結
晶シリコン膜が約1000オングストローム形成され、
フォトリソグラフィによりエッチングパターン形成後、
プラズマエッチングにより例えば2本の下層ヒューズ配
線層52,52が平行に形成される。この下層ヒューズ
配線層52,52の上には、層間絶縁層としての第2層
のシリコン酸化膜18が、各所にコンタクトホール2
0,26を有するようにして形成され、その上層に第2
層の配線層としての多結晶シリコン膜が約1000オン
グストローム形成される。そして、同様にフォトリソグ
ラフィ工程,エッチング工程により、2つの下層ヒュー
ズ配線層52,52と平行に、かつ、それらの中間位置
に、上層ヒューズ配線層54が形成される。この上層ヒ
ューズ層54はコンタクトホール26を利用して下層ヒ
ューズ配線層52と接続される。この後、その上に更に
シリコン酸化膜24が形成され、最後にアルミニウム配
線22を行う。アルミニウム配線22はコンタクトホー
ル20を利用して下層ヒューズ層52と接続される。
【0040】ここで、2つの下層ヒューズ配線層52,
52と、その間に形成された上層ヒューズ配線層54と
は、コンタクトホール26を利用して、アルミニウム配
線22に対して直列接続される。このようにして、ヒュ
ーズ素子50は、異なる層で形成した複数列のヒューズ
配線層52,52,54を、ヒューズ配線層の幅方向で
間隔をおいて複数列形成し、かつ、各列を直列接続して
いる。
【0041】この結果、この第2実施例に係わるヒュー
ズ素子50も、第1実施例と同様に、レーザービーム4
0の有効ビーム径D内に、2本以上のヒューズ配線層を
存在させることができる。
【0042】(実施例3)実施例3に係わる半導体装置
の構造を、図4を参照して説明する。
【0043】この第3実施例に係わる半導体装置は、第
1層としての配線層に高融点金属膜を用い、これと層間
絶縁層を介して上層に形成された第2層の配線層とし多
結晶シリコンを有する半導体装置である。
【0044】そして、本実施例では第2層の多結晶シリ
コンを利用し、これをフォトリソグラフィ工程およびエ
ッチング工程により1ラインのヒューズ素子60を形成
している。そして、さらに、第1層の配線層である高融
点金属膜例えばタングステン膜62を、ヒューズ素子6
0と対向する下層位置に形成するように、フォトリソグ
ラフィ工程のパターン形成およびその後のエッチング工
程を実施している。なお、本実施例では、タングステン
膜62の厚さが2000オングストロームであり、ヒュ
ーズ素子60の厚さは800オングストロームである。
さらに、タングステン膜62はヒューズ素子60と対向
する下層位置よりも広い面積に亘って形成されている。
これは、ヒューズ素子60の形成時に、その配線パター
ンが幅方向にずれて形成されても、必ずその下にタング
ステン膜62が存在すること保証するためである。
【0045】図4(A),(B)において、レーザービ
ーム40を上方から照射すると、多結晶シリコン膜によ
るヒューズ素子60にその一部が吸収される。本発明者
の実験によれば、多結晶シリコン膜によるヒューズ60
の膜厚が1000オングストローム以下になると、レー
ザー光の吸収率が悪くなり、レーザー光のほとんどが透
過してしまうことが判明した。その結果ヒューズ60の
発熱が不十分になりヒューズが溶断できない場合があ
る。
【0046】ここで、ヒューズ素子60に吸収されるエ
ネルギーEは下記の通りである。
【0047】E=Φ[1−exp(−α×t)] Φ:入射パワー α:ヒューズ素子の吸収係数 t:ヒューズ素子の膜厚 ヒューズ素子を構成する多結晶シリコンの吸収係数α
は、レーザ光源としてYLFレーザー(波長=1047nm)
又はYAGレーザー(波長=1056nm)の場合、その波長
での吸収係数はほぼα=3×10(1/cm)である。
【0048】従って、ヒューズ素子の膜厚が従来のよう
に2000オングストロームの場合の吸収エネルギーE
1 は、 E1 =0.006Φ であるのに対し、膜厚t=1000オングストロームに
なると、その吸収エネルギーE2 は、 E2 =0.003Φ となり、かなり吸収率が低下することが分かる。
【0049】そこで、本実施例のようにヒューズ素子6
0の下層にタングステン膜62を設けると、ヒューズ素
子60を透過したレーザービーム40は、このタングス
テン膜62上で反射し、再び多結晶シリコン膜によるヒ
ューズ素子60に吸収される。従って、高融点金属膜6
2に入射する光のほとんどが反射するとすれば、ヒュー
ズ素子60内では、高融点金属膜62のない場合の約2
倍(直接入射+反射)のレーザービームの吸収が起きる
ことになる。このため、ヒューズ素子60の発熱量も約
2倍になるので、ヒューズ素子60の膜厚を薄くしても
ヒューズが溶断できないという不良がなくなる。
【0050】レーザービームの入射エネルギー分布が図
11の通りであることを考慮すると、従来のように下層
に高融点金属膜がないヒューズ素子がビーム中心エリア
を利用して溶断できたとしても、レーザー照射装置のア
ライメントずれにより、やはりヒューズが溶断できない
場合が生じる。本実施例では、多結晶シリコン膜による
ヒューズ素子60の幅を(W)とし、レーザー光のビー
ム径を(φ)とし、高融点金属膜の幅をLとし、W<φ
<Lに設定している。このため、アラインメントずれに
より、レーザビーム40が多少ずれたとしても、ヒュー
ズ素子60のエネルギー吸収が約2倍になることから、
ヒューズ素子60が溶断できないことはなくなる。
【0051】上記の作用を、図12及び図11の比較か
ら説明する。図12は本実施例でのヒューズ素子60に
入射されるレーザービームの入射+反射エネルギー密度
の図である。
【0052】図11、図12において、xはレーザー光
のビーム中心からの距離、φはレーザービーム径、EF
はレーザービームの入射エネルギー密度、EFRはレーザ
ー光の吸収率を10%と仮定した場合のレーザー光の入
射+反射エネルギー密度、E´はヒューズを溶断するに
必要なエネルギー密度、Wは多結晶シリコン膜によるヒ
ューズ幅、MGはヒューズを溶断するのに許容できるビ
ーム,ヒューズ素子のアライメントマージンである。
【0053】そして、図11、図12において、ヒュー
ズ幅(W)を1μm、レーザービームのビーム径(φ)
を5μmとする。図13の従来例ではヒューズを切断す
るためのアライメントマージン(MG)は図11の通り
少なく、片側0.6μmしかない。これに対し、図4の
本実施例では、アライメントマージン(MG)は図12
の通り広くなり、1.6μm確保できる。
【0054】図4の本実施例では、シリコン基板10上
に直接タングステン膜62を形成したが、シリコン基板
10上にシリコン酸化膜を熱酸化法あるいはCVD法で
形成してからタングステン膜62を形成してもよい。
【0055】また、反射層として機能する高融点金属膜
としては、本実施例ではタングステン膜62を用いた
が、その上層のヒューズ素子60よりも十分融点が高い
金属であれば良く、好ましくは融点1400°C以上の
金属として、モリブデン、チタン、プラチナ、ニッケ
ル、コバルト、タンタル膜等を使用してもよい。あるい
は、高融点金属膜として、これら単体の高融点金属のシ
リコン化合物である高融点金属シリサイド膜を使用して
もよい。上記の単体金属膜あるいはシリサイド膜は、反
射層として好ましくは500〜3000オングストロー
ム形成するもので良い。さらには、高融点金属膜とし
て、500〜2000オングストロームの多結晶シリコ
ン上に、上記の単体の高融点金属膜を500〜2000
オングストロームの厚さで形成した高融点金属ポリサイ
ド膜を使用してもよい。これらの材質に関しては、下記
の各実施例の高融点金属膜にも同様に適用できる。
【0056】(実施例4)この実施例4に係わる半導体
装置は、図5に示すような平面的配置のヒューズ素子7
0から構成される。このヒューズ素子70は、多結晶シ
リコン膜から構成される上層のヒューズ配線層72と、
これと対向する下層位置に形成される高融点金属膜例え
ばタングステン膜74とから構成され、その両者は一端
部においてコンタクトホール26を介して直列接続され
ている。またヒューズ配線層72およびタングステン膜
74の他端部は、二層の重なりエリアより左右に引き出
されたエリアにて、それぞれコンタクトホール20を介
してアルミニウム配線22,22に接続されている。す
なわち、ヒューズ素子70の両端に対するアルミニウム
配線22,22の配線位置は、ヒューズ素子70の同一
サイドに並設されたパターンとなっている。このように
して、ほぼT字型パターンの二層構造のヒューズ素子7
0を構成している。
【0057】このヒューズ素子70の断面構造は、図6
(A)〜(C)に示す通りである。
【0058】そして、本実施例では、主回路であるメモ
リー回路を構成する第1〜第3層の配線層のうち、最上
層の第3層の配線層の一部を利用してヒューズ配線層7
2を形成し、第2層の配線層の一部のパターンを利用し
てタングステン膜74を形成している。
【0059】このような構造によれば、第3実施例と同
様に比較的薄膜であるヒューズ配線層72に直接入射さ
れるレーザービーム40のエネルギー吸収がたとえ少な
くても、このヒューズ配線層72を透過したレーザービ
ーム40のほとんどが、その下層のタングステン膜74
にて反射され、このエネルギーをも利用してヒューズ配
線層72の溶断を実現することができる。
【0060】(実施例5)この実施例5に係わる半導体
装置は、その平面的な配置は図5に示す通りであるが、
その断面構造を図7(A)〜(C)の通りとしている。
即ち、この第5実施例装置も第4実施例装置と同様に、
第3層の配線層を利用したヒューズ配線層72と対向す
る下層にタングステン膜74を有する点では同一である
が、タングステン膜74が、主回路を構成するメモリ回
路の第1層の配線層を利用して、その一部のパターンを
ヒューズ配線層72の下層位置まで延在形成したもので
ある。
【0061】この実施例5の場合も、実施例3および実
施例4と同様に、比較的薄膜のヒューズ配線層72を透
過したレーザービーム40のエネルギーを、タングステ
ン膜74で反射させることでヒューズ配線層72の溶断
に寄与させることができる。
【0062】但し、ヒューズ配線層72とタングステン
膜74との間には、層間絶縁層として2層のシリコン酸
化膜16,18が存在するので、そこでのエネルギー吸
収分だけ溶断エネルギーは消費されることになる。
【0063】(実施例6)この実施例6に係わる半導体
装置も同様に、その平面的な配置は図5に示す通りであ
り、その断面構造を図8(A)〜(C)の通りとしたも
のである。即ち、ヒューズ配線層72は、主回路を構成
するメモリ回路の第2層の配線層の一部のパターンを利
用して形成されている。一方、タングステン膜74は、
メモリ回路の第1層の配線層の1部のパターンを利用し
て形成されている。タングステン膜74での反射エネル
ギーをヒューズ配線層72の溶断エネルギーとして利用
できる点は、上述した各実施例と同様である。
【0064】(実施例7)この実施例7に係わる半導体
装置は、ヒューズ素子80を多結晶シリコンから成る上
層ヒューズ素子82と、これと対向する領域に形成され
た高融点金属膜から成る下層ヒューズ素子86とで構成
している。そしてさらに、上層および下層のヒューズ素
子82,86を、その配線幅方向に間隔をおいて複数列
に設けられた各ヒューズ配線層84,88で構成してい
る。そして、上層および下層のヒューズ素子82,86
の一端部は、コンタクトホール26を利用して相接続さ
れ、その他端部はそれぞれコンタクトホール20を利用
してアルミニウム配線22,22に接続されている。
【0065】この第7実施例によれば、上層ヒューズ素
子82は、その配線幅方向に複数列のヒューズ配線層8
4を有することから、たとえアライメントずれが生じた
場合にも、レーザービーム40の有効ビーム径D内に必
ず一本のヒューズ配線層84を存在させて溶断すること
ができる。
【0066】しかも、上層ヒューズ素子82を構成する
複数列の各ヒューズ配線層84と対向する下層位置に
は、高融点金属膜にて形成されたヒューズ配線層88が
必ず存在するので、比較的薄膜の上層のヒューズ配線層
84をレーザービーム40が透過したとしも、下層のヒ
ューズ配線層88にて反射させることで、上層のヒュー
ズ配線層84を溶断するのに寄与するエネルギーを増大
させることができ、確実なヒューズ素子80の溶断を実
現できる。
【0067】この実施例7の変形として、半導体基板1
0に3層の配線層が形成される場合には、実施例4〜実
施例6と同様に3種の組み合わせが適用できる。
【0068】なお、上述した第4実施例〜第7実施例に
おいては、上層のヒューズ配線層72,84と下層の高
融点金属膜から成るヒューズ配線層74,88を直列接
続し、その両者でヒューズ素子70,80を構成した
が、上層のヒューズ配線層72,84の両端をアルミニ
ウム配線22,22に接続し、下層の高融点金属膜7
4,88をレーザービーム40の反射層としてのみ用い
ることも可能である。
【0069】また、下層の高融点金属膜をその上層のヒ
ューズ配線層よりも幅広に形成する場合には、高融点金
属膜の表面を凹レンズ状に形成するとよい。このように
すれば、上層のヒューズ配線層を透過して高融点金属膜
に入射したレーザービームを、ヒューズ配線層に集束さ
せて反射することができ、ヒューズ配線層の溶断エネル
ギーをより増大させることが可能となる。
【0070】(実施例8)この実施例8では、図10に
示すように、共に多結晶シリコンから成る第1,第2の
ヒューズ素子92,94を層間絶縁層であるシリコン酸
化膜18を介して上下で対向する位置に形成し、両者の
一端をコンタクトホール26を介して直列接続すること
でヒューズ素子90を形成している。上層の第2のヒュ
ーズ素子92は例えば1000オングストローム以下の
薄膜であり、第1のヒューズ素子94は第2ヒューズ素
子92よりも厚く形成されている。
【0071】ヒューズ素子90にレーザービームを照射
すると、上層の第2のヒューズ素子92にてそのエネル
ギーが吸収される。レーザービームのアライメントずれ
が少なければ、図11に示すエネルギー密度の高い領域
を利用して、第2のヒューズ素子92を溶断できる。し
かし、アライメントずれが大きくなると、エネルギー密
度の低い領域が第2のヒューズ素子92に照射される。
このとき、薄膜の第2のヒューズ素子92はエネルギー
吸収が少ないため、確実な溶断が困難となる場合があ
る。薄膜の第2のヒューズ素子92を透過したレーザー
ビームは、比較的厚い膜形成によりエネルギー吸収性の
良い第1のヒューズ素子94に照射される。第1のヒュ
ーズ素子94に入射するレーザービームのエネルギー密
度は、第1のヒューズ素子94に入射するものよりも低
くなるが、エネルギー吸収性が良い分、発熱による溶断
が確実化される。
【0072】このように、実施例8によれば直列接続さ
れた第1,第2のヒューズ素子94,92のいずれか一
方を溶断することで、ヒューズ素子90を確実にオープ
ンさせることができる。
【0073】
【発明の効果】第1の発明によれば、配線幅方向に間隔
をおいて複数列に設けられ、かつ直列接続されたヒュー
ズ配線層を有するので、レーザービームが特にその配線
幅方向に大きくずれたとしても、いずれか1つのヒュー
ズ配線層を必ずレーザービームのビーム径内に位置させ
ることができ、ヒューズ素子の確実な溶断が図れる。
【0074】第2の発明によれば、高融点金属膜をヒュ
ーズ素子と対向する下層位置に形成することで、ヒュー
ズ素子を透過したレーザービームを反射させて、ヒュー
ズ素子の溶断エネルギーとして利用することができ、特
に薄膜化されたヒューズ素子を確実に溶断できる。
【0075】第3の発明によれば、第1の発明および第
2の発明の双方の作用により、薄膜のヒューズ素子に対
してビームのアライメントずれが生じた場合にも、確実
にヒューズ素子を溶断できる効果がある。
【0076】第4の発明によれば、アライメントずれが
少ない場合には、エネルギー密度の高いビームにより上
層の薄膜化された第2のヒューズ素子を溶断でき、アラ
イメントずれが大きい場合には、エネルギー吸収の少な
い第2のヒューズ素子を透過したビームにより、比較的
厚膜でエネルギー吸収性の高いの第1のヒューズ素子を
溶断でき、上下層で直列接続されたいずれか一方のヒュ
ーズ素子を確実に溶断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる半導体装置を示す
もので、同図(A)は、ヒューズ素子を上方より透視し
て見た平面図、同図(B)は、同図(A)のI−I断面
図である。
【図2】レーザービームの有効ビーム径と、隣接する2
本のヒューズ配線層との配置関係を示す概略説明図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例に係わる半導体装置を示す
もので、同図(A)は、ヒューズ素子を上方から透視し
て見た平面図、同図(B)は、同図(A)のII−II断面
図、同図(C)は、同図(A)のIII −III 断面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例に係わる半導体装置を示す
もので、同図(A)はヒューズ素子をその上方から透視
して見た平面図、同図(B)は、同図(A)のIV−IV断
面図である。
【図5】本発明の第4実施例〜第6実施例に係わる半導
体装置をその上方から透視して見た平面図である。
【図6】本発明の第4実施例に係わる半導体装置の断面
構造を示し、同図(A)は図5のV−V断面図、同図
(B)は、図5のVI−VI断面図、同図(C)は、図5の
VII −VII 断面図である。
【図7】本発明の第5実施例に係わる半導体装置の断面
構造を示し、同図(A)は、図5のVI−VI断面図、同図
(B)は、図5のVII −VII 断面図である。
【図8】本発明の第6実施例に係わる半導体装置の断面
構造を示し、同図(A)は、図5のVI−VI断面図、同図
(B)は、図5のVII −VII 断面図である。
【図9】本発明の第7実施例に係わる半導体装置を示
し、同図(A)はヒューズ素子をその上方より透視して
見た平面図、同図(B)は、同図(A)のVIII−VIII断
面図である。
【図10】本発明の第8実施例に係わる半導体装置を示
し、同図(A)はその半導体装置をその上方から透視し
て見た平面図、同図(B)は、同図(A)ののIX−IX断
面図、同図(C)は、同図(A)のX−X断面図、同図
(D)は、同図(A)のXI−XI断面図である。
【図11】レーザービームのエネルギー分布を示す特性
図である。
【図12】ヒューズ配線層の下層に高融点金属膜を有す
る場合のヒューズ配線層への直接入射エネルギーおよび
反射して入射するエネルギーのエネルギー分布を示す特
性図である。
【図13】従来の半導体装置を示し、同図(A)は、ヒ
ューズ素子をその上方から透視して見た平面図、同図
(B)は、同図(A)のXII −XII 断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 16,18,24 シリコン酸化膜 20,26 コンタクトホール 22 アルミニウム配線 30 ヒューズ素子 32 ヒューズ配線層 40 レーザービーム 50 ヒューズ素子 52 下層ヒューズ配線層 54 上層ヒューズ配線層 60 ヒューズ素子 62 高融点金属膜 70 ヒューズ素子 72 ヒューズ配線層 74 高融点金属膜 80 ヒューズ素子 82 上層ヒューズ素子 84 ヒューズ配線層 86 下層ヒューズ素子 88 ヒューズ配線層 90 ヒューズ素子 92 第2のヒューズ素子 94 第1のヒューズ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−76140(JP,A) 特開 昭63−132449(JP,A) 特開 昭63−13345(JP,A) 特開 平3−196549(JP,A) 特開 昭61−108150(JP,A) 特開 平2−186660(JP,A) 特開 平4−363049(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームにより溶断可能なヒュー
    ズ素子を有する半導体装置であって、 前記ヒューズ素子は、基板の上方に形成された第1のヒ
    ューズ素子と、前記第1のヒューズ素子の上方に層間絶
    縁層を介して形成された第2のヒューズ素子と、を含
    み、 前記第2のヒューズ素子は、少なくともその一部が前記
    第1のヒューズ素子と対向して重なるように形成され、
    かつ前記第1のヒューズ素子とコンタクトホールを介し
    て直列接続されてなり、 前記第1のヒューズ素子のレーザービームのエネルギー
    吸収性は、前記第2のヒューズ素子のレーザービームの
    エネルギー吸収性に比して大であることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1のヒューズ
    素子の膜厚は、前記第2のヒューズ素子の膜厚に比して
    大であることを特徴とする半導体装置。
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