JP3186239U - カッターアーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械の高速回転状態において好ましい剛性を備え、主軸との安定した結合効果を保持するカッターアーバーを提供する。
【解決手段】カッターアーバーは、嵌着軸2、突縁部3、取付部4、挟持ヘッド5、複数のスリット6とを含む。嵌着軸は、上が狭く下が広いテーパー形状で、軸線に沿って延伸し、上端部と下端部を備える。突縁部は、嵌着軸の下端部の底側に設置する。取付部は突縁部の底側に設置し、軸線に沿って延伸する。挟持ヘッドは嵌着軸の上端部の上側に設置する。スリットはそれぞれ間隔をあけた凹形状で嵌着軸の下端部に設置され、尚且つ軸線に繞設する。そのうちスリットは嵌着軸を若干外側に突出した複数の弾性壁部23に区切る。以上により主軸の取付孔間との接触面積を拡大し、隙間が生じるのを防ぐことができ、主軸が高速回転する際においても、安定した結合を実現し、カッター振動による損傷を防ぐ。
【選択図】図3

Description

本考案は工作機械に用いるカッターアーバーに係わり、特にその構造に関する。
図1に示すとおり、公知のCNC工作機械の主軸機構1に取り付けるBTカッターアーバー14において、主軸機構1は主軸外殻11、主軸外殻11内に設置し高速運転する主軸12、主軸12内部に設置し尚且つ上下移動可能な挟持部品13とを含む。
主軸12内部の下端部に接近する箇所にテーパー孔形状の取付孔121を設ける。
取付孔121にはBTカッターアーバー14を装着し、BTカッターアーバー14にはテーパー柱形状の嵌着軸141、嵌着軸141上端箇所に延伸、設置する挟持ヘッド142、嵌着軸141下端箇所に設置する突縁部143、突縁部143底部に設置しカッター(未図示)を取り付けるための取付部144とを含む。
該嵌着軸141は傾斜するテーパーを用いて取付孔121内に嵌合、定位し、挟持部品13によって挟持ヘッド142を挟み込んで圧し、BTカッターアーバー14を固定する。
このようにして、主軸12は従動するBTカッターアーバー14を高速回転させ、該カッターによる作業物件への切削作業を行うことができる。
前記主軸機構1はBTカッターアーバー14を主軸12に固定できるが、その固定性は好ましいものではなく、BTカッターアーバー14は嵌着軸141と取付孔121を組み合わせて嵌合したものであり、その突縁部143は主軸12の下端面に接触しておらず、二者間に隙間Iが形成される(図面では誇張表示している)。
主軸12が高速回転すると、内部温度が上昇し、取付孔121は熱変形によって、孔径拡大現象が発生する。
この状況が起きると、BTカッターアーバー14と取付孔121の接触面積が減少し、さらにBTカッターアーバー14の固定力が低下し、剛性の不足が引き起こされる。
また、カッター振動現象が起き、カッターは容易に損傷し、さらに作業物件の切削精度もこれによって劣る。
図2に示した公知のBBTカッターアーバー24とBTカッターアーバー14(図1参照)の相違点は、BBTカッターアーバー24の突縁部241上辺縁箇所に水平状の段差面242を設けた点にある。
該段差面242はちょうど主軸12の水平面222を圧して接触する。
このようにして、取付孔221が熱変形によって、孔径拡大現象が発生した時でも、段差面242を用いて主軸12の下端面を圧して接触するため、固定結合を保持することができる。
しかし、取付孔221内とBBTカッターアーバー24の嵌着軸243との嵌着部分にはやはり隙間Sが存在し、BBTカッターアーバー24の固定力が低下し、剛性の不足が引き起こされる。
さらに、カッター振動現象が起きるため、カッター(未図示)は容易に損傷し、しかも作業物件の切削精度もこれによって劣り、依然として改善すべき点を有する。
本考案の目的は、工作機械の高速回転状態において好ましい剛性を備え、主軸との安定した結合効果を保持するカッターアーバーの提供にある。
本考案のカッターアーバーは嵌着軸、突縁部、取付部、複数のスリットとを含む。
前記嵌着軸は、上が狭く下が広いテーパ柱形状で、軸線に沿って延伸し上端部と下端部を備える。
前記突縁部は、嵌着軸の下端部の底側に設置する。
前記取付部は突縁部の底側に設置し、軸線に沿って延伸する。
前記スリットはそれぞれ間隔をあけた凹形状で嵌着軸の下端部に設置され、尚且つ軸線に繞設し、そのうちスリットは嵌着軸を若干外側に突出した複数の弾性壁部に区切る。
本考案のカッターアーバーは嵌着軸に形成し、スリットによって区切られた弾性壁部は、主軸の取付孔間との接触面積を拡大し、前記背景技術で説明したように、主軸への取り付けにおける隙間の発生を防ぐことができる。
これにより、主軸が高速回転する過程において、主軸での安定した結合が実現し、カッター振動を防ぐ効果を備える。
また、取付孔との接触面積が増加するため、本考案を加工する際の剛性を高め、水平外力の影響による損傷を防ぐことができ、本考案の信頼性を向上させる効果を備える。
主軸に取り付けた状態の公知のBTカッターアーバーの断面図である。 主軸に取り付けた状態の公知のBBTカッターアーバーの断面図である。 本考案カッターアーバーの第一実施例の立体図である。 複数のスリットを備えた図3第一実施例の一部拡大立体図である。 嵌着軸に凹形状の三つのスリットを設置した図7のV−V線断面図である。 嵌着軸に凹形状の四つのスリットを設置した図5に類似する断面図である。 嵌着軸を主軸機構に完全に取り付けていない状態のBTカッターアーバーの第一実施例の組立断面図である。 嵌着軸を主軸機構に完全に取り付けた状態のBTカッターアーバーの第一実施例の組立断面図である。 嵌着軸を主軸機構に完全に取り付けていない状態のBBTカッターアーバーの本考案第二実施例の組立断面図である。 嵌着軸を主軸機構に取り付けた状態のBBTカッターアーバーの本考案第二実施例の組立断面図である。 嵌着軸を主軸機構に完全に取り付けていない状態の本考案第三実施例の組立断面図である。 嵌着軸を主軸機構に完全に取り付けていない状態の本考案第三実施例の組立断面図である。
本考案の説明内容において類似する部品は同じ符号で表示した。
図3、図4、及び図8に示した本考案カッターアーバーの第一実施例は、主軸機構100への取り付けに適する。
該主軸機構100は主軸外殻10と、主軸外殻10内に設置し高速回転可能な主軸20と、主軸20内部に設置し上下移動可能な挟持部品30とを含み、主軸20内部の下端に接近する箇所にはテーパー孔形状の取付孔201を設ける。
カッターアーバーは、嵌着軸2、突縁部3、取付部4、挟持ヘッド5、複数のスリット6、複数の弾性層7とを含む。
嵌着軸2は嵌着した取付孔201から取り外すことができ、しかも上が狭く下が広いテーパー形状で、軸線Lに沿って延伸する。
嵌着軸2は直径の短い上端部21と直径の長い下端部22を備える。
突縁部3は嵌着軸2の下端部22の底側に設置し、直径は下端部22の直径より大径である。
取付部4は突縁部3の底側に設置し、軸線Lを軸心として軸線Lに沿って延伸する。取付部4はカッターを取り付け設置するのに用いる(未図示)。
挟持ヘッド5は嵌着軸2の上端部21の上側に設置し、主軸機構100の挟持部品30を挟み込まれる。
スリット6はそれぞれ間隔をあけた凹形状で嵌着軸2の下端部22に設置され、軸線Lに繞設する。尚、該スリット6は嵌着軸2を若干外側に突出した複数の弾性壁部23に区切る。
各スリット6には、嵌着軸2の下端部22表面から内側に延伸し、軸線Lに対して垂直の水平段部61、水平段部61の一端から嵌着軸2の上端部21に延伸する傾斜段部62とを備える。
そのうち、本考案の第一実施例では、カット加工方式によってスリット6をつくり、スリット6の数量は三つ尚且つ間隔をあけて設置する。
図5に示すとおり、スリット6は四つとしてもよい。また、図6に示したように二つとしてもよく、数量に制限は加えないものとする。
カット加工方式でスリット6を形成するため、弾性壁部23の開放端は加工後の応力関係によって極わずか外側に突起した状態が発生し、尚且つ高張力を備えた構造となる。
弾性層7はそれぞれスリット6内に充填する形態で設置する。
そのうち、本考案第一実施例では、弾性層7の材質はそれぞれエンジニアリングプラスチックとし、弾性層7によって粉塵、水分がスリット6間に侵入するのを防ぐことができる。
また、衝撃吸収能力を高め、弾性壁部23の損傷を防ぎ、本考案の信頼性を効果的に向上させる。
図7及び図8には、本考案の第一実施例を主軸機構100に取り付けた使用形態を示す。
これはBTカッターアーバー形態で、弾性壁部23には若干外側に突出する特徴があるため、嵌着軸2を完全に取付孔201内に取り付けた時、弾性壁部23は圧縮を受けて、完全に取付孔201を圧して密着し、隙間を生じさせない。
図8に示すとおり、主軸20を高速回転させる過程において、カッター振動の発生を防ぐことができ、結合安定性と加工精度を向上できる。
図9及び図10は本考案カッターアーバーの第二実施例である。
その内容は第一実施例とほぼ同様であるが差異は、突縁部3上に水平状の段差面31を設けた点にあり、図9及び図10は第二実施例を主軸機構100に取り付けたもう一つの使用形態である。
これはBBTカッターアーバー形態である。同様に、弾性壁部23によって取付孔201を圧して密着させるため、隙間を生じさせることがない。
これにより、主軸20を高速回転させる過程において、カッター振動現象を防ぐことができ、さらに結合安定性と加工精度を向上できる。
図11及び図12は本考案カッターアーバーの第三実施例であり、その内容は第一実施例とほぼ同じであり、差異は下記のとおりである。
各スリット6には、嵌着軸2の下端部22表面から内部に延伸する水平段部61と、水平段部61の一端から嵌着軸2の下端部22と突縁部3の交差箇所に向かい延伸する傾斜段部62とを含む。
本考案のカッターアーバーには次の長所及び効果を備える。
(1)嵌着軸2に形成し、スリット6によって区切られた若干外側に突出する弾性壁部23によって、主軸20の取付孔201間との接触面積を拡大し、前記背景技術で説明したように、主軸20への取り付けにおける隙間の発生を防ぐことができる。これにより、主軸20が高速回転する過程において、主軸20での安定した結合が実現し、カッター振動を防ぐことができ、加工精度を効果的に向上できる。
(2)取付孔201との接触面積が増加するため、本考案を加工する際の剛性を高め、水平外力の影響による損傷を防ぐことができ、本考案の使用上での信頼性を向上させる。
(3)弾性層7の設計によって、粉塵、水分がスリット6間に侵入するのを防ぐことができる。また衝撃吸収能力を高め、弾性壁部23の損傷を防ぎ、本考案の信頼性を効果的に向上させる。
前述は単に本考案の実施例についての説明であり、本考案の実施例の範囲に制約を加えるものではない。
よって、本考案の実用新案登録請求の範囲及び説明書の内容に基づいて為された同等効果を有する簡単な変化及び修飾は全て、本考案が包含する範囲内に属することをここに明記する。
1 主軸機構
11 主軸外殻
12 主軸
13 挟持部品
14 BTカッターアーバー
141 嵌着軸
142 挟持ヘッド
143 突縁部
144 取付部
222 水平面
243 嵌着軸
100 主軸機構
10 主軸外殻
20 主軸
201 取付孔
30 挟持部品
2 嵌着軸
21 上端部
22 下端部
23 弾性壁部
3 突縁部
31 段差面
4 取付部
5 挟持ヘッド
6 スリット
61 水平段部
62 傾斜段部
7 弾性層
L 軸線

Claims (9)

  1. 上が狭く下が広いテーパー柱形状で、軸線に沿って延伸し、尚且つ上端部と下端部とを備える嵌着軸と、
    嵌着軸の下端部の底側に設置する突縁部と、
    突縁部の底側に設置し、尚且つ軸線に沿って延伸する取付部と、
    それぞれ間隔をあけた凹形状で嵌着軸の下端部に設置され、尚且つ軸線に繞設し、嵌着軸を若干外側に突出した複数の弾性壁部に区切る複数のスリットとを含むことを特徴とするカッターアーバー。
  2. 前記各スリットには、嵌着軸の下端部表面から内側に延伸する水平段部と、水平段部の一端から嵌着軸の上端部に延伸する傾斜段部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のカッターアーバー。
  3. 前記スリットの数量はそれぞれ三つとすることを特徴とする請求項2に記載のカッターアーバー。
  4. 前記スリットの数量はそれぞれ四つとすることを特徴とする請求項2に記載のカッターアーバー。
  5. 前記カッターアーバーにはそれぞれスリット内に設置する複数の弾性層をさらに含むことを特徴とする請求項1或いは請求項2或いは請求項3或いは請求項4に記載のカッターアーバー。
  6. 前記弾性層の材質はそれぞれエンジニアリングプラスチックとすることを特徴とする請求項5に記載のカッターアーバー。
  7. 前記カッターアーバーには挟持ヘッドをさらに設け、該挟持ヘッドは嵌着軸の上端部の上側に設置することを特徴とする請求項1に記載のカッターアーバー。
  8. 前記突縁部には上側に位置し尚且つ水平状の段差面を設けることを特徴とする請求項1に記載のカッターアーバー。
  9. 前記各スリットには、嵌着軸の下端部表面から内部に延伸する水平段部と、水平段部の一端から嵌着軸の下端部と突縁部の交差箇所に向かい延伸する傾斜段部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のカッターアーバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015208817A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社小松製作所 工作機械の工具保持装置

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