JP3185713B2 - 無線選択呼出受信装置 - Google Patents

無線選択呼出受信装置

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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一斉無線選択呼出
電波を受信して呼び出し報知を行う無線選択呼出受信装
置に関し、特に、異なる伝送速度の一斉無線選択呼出電
波を受信した際の誤同期による誤った動作を阻止する無
線選択呼出受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一斉無線選択呼出電波を受信し
て、その呼び出し報知を行う無線選択呼び出しの伝送方
式として、伝送速度(ビットレート)512bps,1
200bps又は2400bpsのPOCSAG方式が
知られている。このPOCSAG方式の無線選択呼出受
信装置では、一斉無線選択呼出電波の受信中にあって、
携帯移動位置の変化や多重電波伝播(マルチパス)によ
るフェージングによって受信電界強度が変化した場合
に、その同期がはずれる場合がある。
【0003】この場合、ビットデータ又はノイズを切り
分けて再同期の確立を行っている。この判断でビットデ
ータであると判断した場合は、プリアンブルが得られて
いない場合にも復調データの途中のビットデータから再
度同期を確立するようにしている。この際、異なる伝送
速度との間で誤同期しないように工夫がなされている。
このようなPOCSAG方式によるプロトコル処理に加
えてFLEX/ERMES方式の新たなプロトコル処理
が実用化され、POCSAG方式とともに併用されてい
る。
【0004】この結果、POCSAG方式の無線選択呼
出受信装置では、このPOCSAG方式以外のFLEX
/ERMES方式の受信電波に誤同期して動作してしま
う。この種の無線選択呼出受信装置では動作時間や寿命
を伸ばす目的で内蔵電池に対する省電力化が図られてい
る。例えば、復調データからプリアンブルの検出状態か
ら、その無信号時は受信部へ間欠給電を行い、又は、有
無信号時は連続給電を行って、自己宛のフレーム検出や
アドレス照合の動作を処理している。したがって、誤同
期による動作が多発すると内蔵電池に対する省電力効率
が低下し、内蔵電池の寿命が短くなるという問題があ
る。以下、この誤同期の動作について説明する。
【0005】図7はPOCSAG方式及びFLEX/E
RMES方式の伝送速度(ビットレート)の検出動作を
説明するための図である。この例の伝送速度は、POC
SAG方式が2400bpsであり、FLEX/ERM
ES方式が1600bpsとなっている。図7(a)
は、POCSAG方式が2400bpsの復調データに
対する変化点検出窓(データ)の設定(位置)状態をし
めしており、ビットごとのロー(L)レベルからハイ
(H)レベルへの立ち上がりの変化点、及び、ハイレベ
ルからローレベルへの立ち下がりの変化点ごとに変化点
検出窓が設定されている。
【0006】図7(b)は、POCSAG方式の240
0bpsによる復調データのビット列データ「1101
001」を示している。また、図7(c)は図7(b)
に示す2400bpsの復調データにおけるビット列デ
ータ「1101001」に対する判定結果である。すな
わち、復調データのビット列データ「1101001」
における立ち上がり及び立ち下がり変化点が図7(a)
に示す変化点検出窓内か否かを示す判定結果であり、全
ての立ち上がりの変化点が変化点検出窓内であることを
示している。
【0007】更に、図7(d)は、FLEX/ERME
S方式における1600bpsの復調データにおけるビ
ット列データ「10101」を示している。また、図7
(e)は図7(d)に示す復調データにおけるビット列
データ「10101」に対する判定結果であり、ローレ
ベルからハイレベルの立ち上がりの変化点が図7(a)
に示す変化点検出窓内か否かの判定結果であり、図7
(c)の場合と同様に全ての立ち上がり変化点が変化点
検出窓内であることを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来例の
無線選択呼出受信装置では、POCSAG方式及びFL
EX/ERMES方式の2400bps及び1600b
psともに、復調データのビットにおける立ち上がり変
化点が変化点検出窓内であり、その2400bps又は
1600bpsの伝送速度を区別できない。したがっ
て、POCSAG方式での2400bpsの無線選択呼
出受信装置で、FLEX/ERMES方式における16
00bpsの一斉無線選択呼出電波を受信した際に誤同
期してしまう。また、この反対の場合も誤同期してしま
う。この結果、省電力(バッテリセービング)モードか
ら連続受信モードに切り替えて、同期信号検出動作に移
行してしまうため、連続動作が多くなって内蔵電池に対
する省電力効率が低下する。したがって、従来の無線選
択呼出受信装置は、給電時間が多くなって内蔵電池の寿
命が短くなるという欠点があった。
【0009】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、異なる伝送速度(ビットレ
ート)の一斉無線選択呼出電波の受信時に誤った省電力
モードから連続受信モードへの切り替える動作が発生せ
ずに、連続動作が少なくなって、省電力効率が向上し、
内蔵電池の寿命を伸ばすことが出来る無線選択呼出受信
装置に関する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一斉無線選択呼出電波を受
信して、選択呼び出しの報知を行う無線選択呼出受信装
置であり、復調データのビットにおけるローレベルから
ハイレベルへの立ち上がりの変化点及びハイレベルから
ローレベルへの立ち下がりの変化点の両方を検出した際
一方の変化点の検出数をカウントするとともに、この
検出数のカウント値が所定値の場合に所定の伝送速度で
あると認識して選択呼び出しの報知動作を行う受信選択
呼出処理手段を備える構成としてある。
【0011】請求項2記載の無線選択呼出受信装置は、
前記復調データのビットにおける立ち上がり及び立ち下
がりのそれぞれの変化点を、時間間隔を有した変化点検
出窓をもって検出する構成としてある。
【0012】請求項3記載の無線選択呼出受信装置は、
前記復調データのビットにおける立ち下がりの変化点に
設定する変化点検出窓を、他の復調データの立ち下がり
変化点と重ならない時間間隔かつ位置に設定する構成と
してある。
【0013】請求項4記載の無線選択呼出受信装置は、
前記受信選択呼出処理手段として、一斉無線選択呼出電
波の受信信号から復調データを出力する受信処理手段
と、受信処理手段からの復調データと内部基準クロック
との同期を確立するビット同期手段と、ビット同期手段
が出力する復調データからプリアンブルを検出するプリ
アンブル検出手段と、受信処理手段からの復調データの
ビットにおける立ち上がり及び立ち下がりの変化点の両
方を検出した際の一方の変化点の検出数をカウントする
とともに、この検出数のカウント値が所定値の場合に所
定の伝送速度であると認識するビットレート検出手段
と、ビット同期手段が出力する復調データからフレーム
同期信号を検出するフレーム信号検出手段と、ビット同
期手段が出力する復調データにおけるアドレス番号と予
め記憶している個別アドレス番号とが一致した際に呼び
出し信号を出力するアドレス照合手段と、ビットレート
検出手段が所定の伝送速度と認識し、かつ、アドレス照
合手段でアドレス番号とが一致した際に選択呼び出しの
通知動作を行うための報知手段とを備える構成としてあ
る。
【0014】請求項5記載の無線選択呼出受信装置は、
前記ビットレート検出手段として、ビットの立ち上がり
及び立ち下がりの変化点を検出する変化点検出器と、変
化点検出器が検出した立ち下がりの変化点を挟んだ変化
点検出窓のデータを生成して出力する変化点検出窓デー
タ生成器と、ビットの立ち上がり又は立ち下がり変化点
が変化点検出窓データ生成器で生成した変化点検出窓内
か否かを判定する判定器と、判定器が判定した変化点検
出窓内のビットの立ち上がり又は立ち下がりの変化点を
カウントするカウンタと、カウンタでのカウント値と予
め設定している基準値と一致した際に所定の伝送速度で
あると判定して報知手段へ呼び出し動作を指示する比較
・制御器とを備える構成としてある。
【0015】請求項6記載の無線選択呼出受信装置は、
前記比較・制御器で伝送速度に対応して予め設定する基
準値を、複数種の伝送速度のそれぞれに対応するように
可変設定するための可変設定手段を、更に備える構成と
してある。
【0016】請求項7記載の無線選択呼出受信装置は、
前記所定の伝送速度がPOCSAG方式又はFLEX/
ERMES方式における複数種の伝送速度のいずれかで
ある構成としてある。
【0017】このような構成の請求項1,2,4,5,
7記載の無線選択呼出受信装置は、復調データのビット
における立ち上がり及び立ち下がりの変化点の両方を検
出した際の一方の変化点の検出数をカウントし、このカ
ウント値が所定値の際に所定の伝送速度であると認識し
て選択呼び出しの報知を行っている。
【0018】したがって、予め無線選択呼出受信装置に
設定された選択呼び出し可能な伝送速度に対して、異な
る伝送方式、例えば、POCSAG方式又はFLEX/
ERMES方式における異なる伝送速度の一斉無線選択
呼出電波を受信した際に、そのカウント値が異なるため
誤同期して誤った省電力モードから連続受信モードへの
切り替えが動作が発生しなくなる。この結果、連続動作
が少なくなって省電力効率が向上し、内蔵電池の寿命を
伸ばすことが出来るようになる。
【0019】また、請求項3記載の無線選択呼出受信装
置は、復調データのビットにおける立ち下がりの変化点
に設定する変化点検出窓の時間間隔及びその位置を複数
種の伝送速度で重ならないように設定している。この結
果、個々の無線選択呼出受信装置の特性のバラツキによ
って復調データのビットにおけるデューティ比が変化し
た際にも、複数種の伝送速度での変化点に対する誤検出
が生じなくなる。
【0020】また、請求項6記載の無線選択呼出受信装
置は、伝送速度に対応して予め設定する基準値を、複数
種の伝送速度のそれぞれに対応するように可変設定して
いる。この結果、POCSAG方式又はFLEX/ER
MES方式などにおける複数種の伝送速度に、一台の無
線選択呼出受信装置で対応可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の無線選択呼出受信
装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明の無線選択呼出受信装置の実施形態における
構成を示すブロック図である。この無線選択呼出受信装
置は、異なる伝送方式であるPOCSAG方式又はFL
EX/ERMES方式の一斉無線選択呼出電波を受信す
るアンテナAntと、このアンテナAntで受信された
一斉無線選択呼出電波の受信信号が入力され、この受信
信号に対して増幅を行い、周波数変換するとともに、復
調データを出力する受信部10とを有している。
【0022】更に、この無線選択呼出受信装置は、受信
部10からの復調データのビットと内部基準クロックと
の同期を確立するビット同期部11と、プリアンブルの
検出の有無データを出力するプリアンブル検出部12と
を有し、かつ、予めこの無線選択呼出受信装置が選択呼
び出し受信を可能とする所定の伝送速度であるか否かを
認識するためのビットレート検出部13と、フレーム同
期信号を検出するためのフレーム信号検出部14とを有
している。
【0023】また、この無線選択呼出受信装置は、復調
データにおけるアドレス番号と予め記憶している個別ア
ドレス番号とを照合するアドレス照合部15と、使用者
に選択呼び出しを断続音又は振動などで通知するための
報知部16と、各部の制御を行う制御部17とを有して
いる。
【0024】図2はビットレート検出部13の詳細な構
成を示すブロック図である。このビットレート検出部1
3は、復調データのビットごとのローレベルからハイレ
ベルへの立ち上がりの変化点を検出し、また、ハイレベ
ルからローレベルへの立ち下がりの変化点を検出する変
化点検出器20と、この変化点検出器20が検出したビ
ットの立ち上がりの変化点を挟んだ時間間隔である変化
点検出窓(データ)Saを生成して判定器23へ出力す
る変化点検出窓データ生成器21とを有している。
【0025】更に、このビットレート検出部13は、変
化点検出器20が検出した復調データのビットにおける
立ち下がりの変化点を挟んだ時間幅の変化点検出窓(デ
ータ)Sbを生成して判定器23へ出力する変化点検出
窓データ生成器22と、受信部10からの復調データの
ビットにおける立ち上がり又は立ち下がりの変化点が変
化点検出窓Sa,Sb内か否かを判定する判定器23と
を有している。また、この判定器23での復調データの
ビットにおける立ち上がりの変化点が変化点検出窓Sa
内の場合をカウントするカウンタ24と、このカウンタ
24でのカウント値と予め設定している基準値と比較
し、一致した際に所定の伝送速度の一斉無線選択呼出電
波の受信であると判定した信号を制御部17へ出力する
比較器25とを有している。
【0026】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図1において、アンテナAntで受信されたPOC
SAG方式又はFLEX/ERMES方式の一斉無線選
択呼出電波の受信信号が受信部10に入力される。この
受信部10で受信信号を増幅し、周波数変換し、かつ、
復調したデータがビット同期部11に出力される。この
ビット同期部11では復調データのビットと内部基準ク
ロックとの同期を確立する。
【0027】このビット同期部11からの復調データが
プリアンブル検出部12に入力され、ここでプリアンブ
ルの検出を行い、この検出の有無を制御部17に通知す
る。制御部17はプリアンブルの検出の有無を判定し
て、無信号時は受信部10へ電源Eから間欠給電する制
御を行う。また、制御部17はプリアンブル検出の有り
が通知された場合は、受信部10へ電源Eから連続給電
を行うとともに、フレーム信号検出部14を動作させる
制御を行う。
【0028】フレーム信号検出部14でフレーム同期信
号が検出されると、制御部17は受信部10の電源供給
を自己フレーム間のみに行う制御とともに、アドレス照
合部15が動作するように制御する。アドレス照合部1
5は、予め記憶している個別アドレス番号と一斉無線選
択呼出電波の受信信号におけるアドレス番号とを照合
し、一致した際に制御部17が報知部16を制御して、
ここから使用者への呼び出し報知を行う。
【0029】以下、ビットレート検出部13の処理につ
いて説明する。図3はビットレート検出部13の動作に
おける処理手順を示すフローチャートである。図3にお
いて、受信部10からの復調データが変化点検出器20
に入力され、ここで復調データのビットごとのローレベ
ルからハイレベルへの立ち上がりの変化点を検出し、ま
た、ハイレベルからローレベルへの立ち下がりの変化点
を検出する(ステップS10)。
【0030】この変化点データが判定器23に入力さ
れ、かつ、変化点データが変化点検出窓データ生成器2
1へ供給される。この変化点検出窓データ生成器21で
は復調データのビットにおける立ち上がりの変化点(デ
ータ)を挟んだ時間間隔の変化点検出窓Saを作成して
判定器23へ出力し、更に、判定器23からの変化点デ
ータが変化点検出窓データ生成器22へ出力される。変
化点検出窓データ生成器22は、復調データのビットに
おける立ち下がりの変化点を挟んだ時間間隔の変化点検
出窓Sbを作成して判定器23へ出力する(ステップS
11)。なお、変化点検出窓Sbは、変化点検出窓Sa
に対して以降の図6をもって詳細に説明するように、そ
の時間間隔が広くなっている。
【0031】判定器23では復調データのビットにおけ
る立ち下がりの変化点が変化点検出窓Sb内か否かを判
定する。ここで立ち下がりの変化点が変化点検出窓Sb
内の際にカウンタ24がカウントアップし、次の立ち下
がりの変化点まで待機する(ステップS12,S13,
S14)。この立ち下がりの変化点が変化点検出窓Sb
内でない場合(S13:No)、カウンタ24のカウン
ト値をリセットするとともに、変化点検出器20からの
変化点データを破棄する。すなわち、この無線選択呼出
受信装置での選択呼び出し受信が可能な伝送速度以外の
一斉無線選択呼出電波の受信である(ステップS1
5)。なお、カウンタ24では立ち上がり及び立ち下が
りの両方の変化点が、変化点検出窓Sa,Sb内か否か
をカウントするようにしても良い。
【0032】カウンタ24でのカウント値が比較器25
に入力される。この比較器25では、予め設定している
基準値(この無線選択呼出受信装置での選択呼び出し受
信が可能な伝送速度に対応)と比較し、一致した際に予
め設定している伝送速度の検出であると判定して、その
結果を制御部17が取り込む(ステップS16,S1
7)。この伝送速度の検出の取り込みによって制御部1
7が、現在受信中の一斉無線選択呼出電波が自己無線選
択呼出受信装置宛先であると認識して、省電力(バッテ
リセービング)モードを解除し、その連続受信モードに
切り替えて、同期信号検出動作に移行させる。
【0033】また、ステップS16でカウンタ24での
カウント値が予め設定している基準値と不一致の場合
は、受信中の復調データのビットにおける立ち上がりの
変化点の有無を判定し、かつ、この変化点が変化点検出
窓Sa内か否かを判定する(ステップS18,S1
9)。ここで、立ち上がりの変化点が変化点検出窓Sa
内のときは、ステップS12に戻って、前記の次の立ち
下がりから処理して、伝送速度の検出を行う。また、ス
テップS19で立ち上がりの変化点が変化点検出窓Sa
内でない場合(No)、ステップS15と同様にカウン
タ24のカウント値をリセットするとともに、変化点検
出器20からの変化点データを破棄する(ステップS2
0)。
【0034】図4はビットレート検出部13の動作のタ
イミングを示すタイミングチャートである。例えば、図
4(A)はPOCSAG方式における2400bpsの
場合のタイミング処理であり、図4(B)はFLEX/
ERMES方式における1600bpsの復調データが
ビット列データ「10101」の場合のタイミング処理
である。
【0035】図4(A)に示す2400bpsの復調デ
ータの場合は、変化点検出器20が検出した復調データ
のビットごとの立ち上がりの変化点を挟んで変化点検出
窓データ生成器21が生成した変化点検出窓Sa、及
び、変化点検出器20が検出した復調データのビットに
おける立ち下がりの変化点を挟んで変化点検出窓データ
生成器22が生成した変化点検出窓Sbが判定器23に
設定される。判定器23では、変化点の判定を行い、こ
こでは変化点検出窓Sa,Sb内に2400bpsの復
調データのビットにおける立ち上がり及び立ち下がり
の、それぞれの変化点が位置している。
【0036】これに対して図4(B)に示す1600b
psの復調データの場合は、変化点検出器20が検出し
た変化点を挟んで変化点検出窓データ生成器21が生成
した変化点検出窓Sa、及び、変化点検出窓データ生成
器22が生成した変化点検出窓Sb内に、復調データの
ビットにおける立ち上がりの変化点が入っているもの
の、立ち下がりの変化点が入っていない。
【0037】したがって、FLEX/ERMES方式に
おける1600bpsの復調データは、そのビットがカ
ウンタ24でカウントアップされず、かつ、この復調デ
ータが破棄される。すなわち、比較器25ではカウンタ
24でのカウント値が、予め設定している基準値(この
無線選択呼出受信装置での選択呼び出し受信が可能な伝
送速度に対応)と不一致となる。したがって、制御部1
7が現在受信中の一斉無線選択呼出電波が自己宛先でな
いと判断する。換言すれば、省電力(バッテリセービン
グ)モードが解除されずに、連続受信モードに切り替え
ることがなくなる。この結果、受信部10へ電源Eから
の給電を連続して行われず、その省電力化が達成され
る。
【0038】図5は個々の無線選択呼出受信装置の特性
のバラツキによって受信(復調)データのデューティ
(Duty)比が変化した際の動作を説明するための図
である。図5(A)はPOCSAG方式における240
0bpsの復調データを示し、図5(B)はFLEX/
ERMES方式における1600bpsの復調データを
示している。
【0039】受信(復調)データのデューティ比は、個
々の無線選択呼出受信装置の特性のバラツキによってが
変化する。ここではデューティ比が4対6から6対4ま
で変化した場合とする。この場合、復調データの立ち下
がりまでの変化位置が、デューティ比が5対5、すなわ
ち、ハイレベルのビット間隔が417μsecであるの
に対して、デューティ比が6対4から4対6(500μ
secから333μsec)の場合のビットは時間間隔
W2で変化する。
【0040】この時間間隔W2に対して、時間間隔W
1、すなわち、復調データのビットにおける立ち下がり
の変化点に対する変化点検出窓Saのように狭い時間間
隔で設定するとデューティ比が6対4から4対6(50
0μsecから333μsec)の復調データの立ち下
がりの変化点がはずれてしまう。このため立ち下がりの
変化点に対しては、図4に示すように変化点検出窓Sa
よりも広い時間間隔の変化点検出窓Sbを設定する。
【0041】この変化点検出窓Sbは1600bpsの
復調データのビットにおける立ち下がりの変化点と重な
らないように設定する。すなわち、デューティ比が5対
5のビットのハイレベル間隔が625μsecに対し
て、デューティ比が6対4から4対6(750μsec
から555μsec)の場合のビットは時間間隔W3で
変化する。この時間間隔W3内に、図5(A)における
最もデューティ比が大きい6対4の500μsecのビ
ットにおける立ち下がりの変化点が入らないように変化
点検出窓Sbの時間間隔及び、その位置を設定する。こ
の結果、個々の無線選択呼出受信装置の特性のバラツキ
によって受信(復調)データのデューティ(Duty)
比が変化した際にも、確実に予め定めた伝送速度の検出
が出来るようになる。
【0042】図6は他のビットレート検出部の詳細な構
成を示すブロック図である。このビットレート検出部1
3aは、前記の図2に示したビットレート検出部13が
予め設定した一つの伝送速度に対応する基準値を設定し
ているのに対して、ここでは複数種の伝送速度によるそ
れぞれの一斉無線選択呼出に対応できるように、その基
準値を切り替えている。
【0043】図6において、このビットレート検出部1
3aは、制御部30の制御によって複数種の伝送速度
識別するために比較器25aに設定する基準値を可変す
る制御を行う。この結果、POCSAG方式又はFLE
X/ERMES方式などにおける受信データの複数種の
伝送速度を検出し、一台の無線選択呼出受信装置で対応
可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2,4,5,7記載の無線選択呼出受信装置によれ
ば、復調データのビットにおける立ち上がり及び立ち下
がりの変化点の両方を検出した際の一方の変化点の検出
数をカウントし、このカウント値が所定値の場合に所定
の伝送速度であると認識して、その選択呼び出しの報知
を行っている。
【0045】したがって、POCSAG方式又はFLE
X/ERMES方式などの異なる伝送速度の一斉無線選
択呼出電波を受信した際に、誤同期して誤った省電力モ
ードから連続受信モードへの切り替えが動作が発生しな
くなる。この結果、連続動作が少なくなって省電力効率
が向上し、内蔵電池の寿命を伸ばすことが出来るように
なる。
【0046】また、請求項3記載の無線選択呼出受信装
置によれば、復調データのビットにおける立ち下がりの
変化点に設定する変化点検出窓を複数種の伝送速度で重
ならないように設定している。この結果、個々の無線選
択呼出受信装置の特性のバラツキによって復調データの
ビットにおけるデューティ比が変化した際にも、複数種
の伝送速度での変化点検出窓による変化点の誤検出が発
生しなくなる。
【0047】また、請求項6記載の無線選択呼出受信装
置によれば、伝送速度に対応して予め設定する基準値
を、複数種の伝送速度のそれぞれに対応するように可変
設定している。この結果、POCSAG方式又はFLE
X/ERMES方式などにおける複数種の伝送速度に、
一台の無線選択呼出受信装置で対応可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線選択呼出受信装置の実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態でのビットレート検出部の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図3】実施形態でのビットレート検出部の動作におけ
る処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施形態にあってビットレート検出部の動作の
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】実施形態にあって復調データのデューティ比が
変化した際の動作を説明するための図である。
【図6】実施形態での他のビットレート検出部の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図7】従来のPOCSAG方式及びFLEX/ERM
ES方式のビットレート検出動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10 受信部 11 ビット同期部 12 プリアンブル検出部 13,13a ビットレート検出部 14 フレーム信号検出部 15 アドレス照合部 16 報知部 17,30 制御部 20 変化点検出器 21,22,21a,22a 変化点検出窓データ生成
器 23 判定器 24 カウンタ 25,25a 比較器 31 切替指示器 Sa,Sb 変化点検出窓(データ)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一斉無線選択呼出電波を受信して、選択
    呼び出しの報知を行う無線選択呼出受信装置において、 復調データのビットにおけるローレベルからハイレベル
    への立ち上がりの変化点及びハイレベルからローレベル
    への立ち下がりの変化点の両方を検出した際の、一方の
    変化点の検出数をカウントするとともに、この検出数の
    カウント値が所定値の場合に所定の伝送速度であると認
    識して選択呼び出しの報知動作を行う受信選択呼出処理
    手段を備えることを特徴とする無線選択呼出受信装置。
  2. 【請求項2】 前記復調データのビットにおける立ち上
    がり及び立ち下がりのそれぞれの変化点を、時間間隔を
    有した変化点検出窓をもって検出することを特徴とする
    請求項1記載の無線選択呼出受信装置。
  3. 【請求項3】 前記復調データのビットにおける立ち下
    がりの変化点に設定する変化点検出窓を、他の復調デー
    タの立ち下がり変化点と重ならない時間間隔かつ位置に
    設定することを特徴とする請求項1記載の無線選択呼出
    受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信選択呼出処理手段として、 一斉無線選択呼出電波の受信信号から復調データを出力
    する受信処理手段と、 前記受信処理手段からの復調データと内部基準クロック
    との同期を確立するビット同期手段と、 前記ビット同期手段が出力する復調データからプリアン
    ブルを検出するプリアンブル検出手段と、 前記受信処理手段からの復調データのビットにおける立
    ち上がり及び立ち下がりの変化点の両方を検出した際の
    一方の変化点の検出数をカウントするとともに、この検
    出数のカウント値が所定値の場合に所定の伝送速度であ
    ると認識するビットレート検出手段と、 前記ビット同期手段が出力する復調データからフレーム
    同期信号を検出するフレーム信号検出手段と、 前記ビット同期手段が出力する復調データにおけるアド
    レス番号と予め記憶している個別アドレス番号とが一致
    した際に呼び出し信号を出力するアドレス照合手段と、 前記ビットレート検出手段が所定の伝送速度と認識し、
    かつ、前記アドレス照合手段でアドレス番号とが一致し
    た際に選択呼び出しの通知動作を行うための報知手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の無線選択呼出
    受信装置。
  5. 【請求項5】 前記ビットレート検出手段として、 ビットの立ち上がり及び立ち下がりの変化点を検出する
    変化点検出器と、 前記変化点検出器が検出した立ち下がりの変化点を挟ん
    だ変化点検出窓のデータを生成して出力する変化点検出
    窓データ生成器と、 前記ビットの立ち上がり又は立ち
    下がり変化点が前記変化点検出窓データ生成器で生成し
    た変化点検出窓内か否かを判定する判定器と、 前記前記判定器が判定した変化点検出窓内のビットの立
    ち上がり又は立ち下がりの変化点をカウントするカウン
    タと、 前記カウンタでのカウント値と予め設定している基準値
    と一致した際に所定の伝送速度であると判定して報知手
    段へ呼び出し動作を指示する比較・制御器と、 を備えることを特徴とする請求項4記載の無線選択呼出
    受信装置。
  6. 【請求項6】 前記比較・制御器で伝送速度に対応して
    予め設定する基準値を複数種の伝送速度のそれぞれに対
    応するように可変設定するための可変設定手段を、備え
    ることを特徴とする請求項5記載の無線選択呼出受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記所定の伝送速度がPOCSAG方式
    又はFLEX/ERMES方式における複数種の伝送速
    度のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の無
    線選択呼出受信装置。
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