JP3185687B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3185687B2
JP3185687B2 JP30181796A JP30181796A JP3185687B2 JP 3185687 B2 JP3185687 B2 JP 3185687B2 JP 30181796 A JP30181796 A JP 30181796A JP 30181796 A JP30181796 A JP 30181796A JP 3185687 B2 JP3185687 B2 JP 3185687B2
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heat exchanger
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heat transfer
inlet
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/24Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely
    • F28F1/32Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely the means having portions engaging further tubular elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/047Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
    • F28D1/0477Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、熱交換器に関
し、さらに詳しくは熱交換器における冷媒流路のパス取
り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6には、従来のクロスフィン
型の熱交換器Z01,Z02における冷媒流路のパス取り構
造を示している。
【0003】図5に示す熱交換器Z01は、フィン11に
対してその上下方向に多段状に配置された複数の冷媒流
路P01〜P08を、風上側の流路と風下側の流路との間に
おいて蛇行状に上下方向に延びる構成とし、且つ風下側
の最上段の流路に冷媒入口12を、風上側の最下段の流
路に冷媒出口13をそれぞれ設定している。尚、ここで
は冷房運転時を基準に考えて、冷房運転時に冷媒の流入
側となる部位を「冷媒入口12」、流出側となる部位を
「冷媒出口13」としている。従って、暖房運転時にお
いては上記冷媒出口13側から冷媒が流入し、冷媒入口
12側から流出することになる。
【0004】図6に示す熱交換器Z02は、所謂「冷房対
向流」の冷媒流れをもつ熱交換器であって、フィン11
に対してその上下方向に多段状に配置された複数の冷媒
流路P01〜P08は、風下側の最上段の流路に設定された
冷媒入口12から流入した冷媒を該冷媒入口12からそ
のまま風下側の各流路を降下させた後、風上側の最下段
の流路から最上段の流路に設定した冷媒出口13に向け
てそのまま上昇させる構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の各熱交換器Z01,Z02においてはそれぞれ以下のよう
な問題があった。
【0006】図5に示す熱交換器Z01においては、上下
方向に並設された上記各冷媒流路P01〜P08のうち、上
側に位置する冷媒流路、例えば第2冷媒流路P02の冷媒
出口13と、下側に位置する冷媒流路、例えば第3冷媒
流路P03の冷媒入口12とが近接していることから、例
えばこの熱交換器Z01を凝縮器として使用する場合にお
いては、一方の冷媒流路P03の冷媒入口12に流入する
高温のガス冷媒と、他方の冷媒流路P02から流出する低
温の液冷媒との間において熱干渉が生じ、該液冷媒の温
度上昇により熱交換器Z01の凝縮能力が著しく低下する
という問題があった。
【0007】図6に示す熱交換器Z02では、各冷媒流路
01〜P08のそれぞれにおいて冷媒入口12と冷媒出口
13とが近接しているため該熱交換器Z02を凝縮器とし
て使用する場合に上述の如き熱干渉による凝縮能力の低
下という問題が生じることに加えて、冷媒の液溜まりに
よる熱交換能力の低下という問題が生じる。即ち、熱交
換器Z02を凝縮器として使用する場合には、上記冷媒入
口12から各冷媒流路P01〜P08内に流入したガス冷媒
は次第に凝縮して液冷媒として上記冷媒出口13から流
出する。この時、冷媒は、一旦、風下側の最下段の流路
まで降下した後、風上側の最下段の流路から最上段の流
路に設定された上記冷媒出口13まで上昇するが、この
上昇過程にある冷媒は液冷媒であるためこれを最下段の
流路から最上段の流路まで押し上げるには高い冷媒圧力
が必要となる。このため、特に、冷媒循環量に対応して
圧縮機の運転周波数が変化する所謂「インバータ式」の
空調機に適用される熱交換器においては、冷媒循環量の
少ない時には冷媒圧力が低くなるため液冷媒を押し上げ
ることができず、液冷媒が流路中に溜まる「冷媒溜ま
り」が生じる。かかる「冷媒溜まり」が生じると、この
「冷媒溜まり」部分においては熱交換機能が消滅した状
態となり、結果的にこの「冷媒溜まり」の領域分だけ熱
交換器における伝熱面積が減少し熱交換能力が低下する
ものである。
【0008】そこで本願発明は、「熱干渉」及び「冷媒
溜まり」による熱交換損失を可及的に低減して高い熱交
換能力を得るようにした熱交換器を提供することを目的
としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0010】本願の第1の発明では、立設状態でその板
厚方向に所定間隔で対向配置された複数枚のフィンを貫
通して形成され且つ相互に独立した複数の冷媒流路を上
記フィンの立設方向において多段に設けてなる熱交換器
において、同一の冷媒流路における冷媒入口と冷媒出
口、又は上下方向において隣接する一方の冷媒流路の冷
媒入口と他方の冷媒流路の冷媒出口とを、少なくとも隣
接しないように配置するとともに、上記各冷媒流路を、
風下側と風上側との間において蛇行状に上下方向へ延び
る構成とし、且つ風下側の最上段の流路に上記冷媒入口
を、風上側の最下段から1ピッチだけ上側に位置する流
路に上記冷媒出口を設定したことを特徴としている。
【0011】本願の第2の発明では、立設状態でその板
厚方向に所定間隔で対向配置された複数枚のフィンを貫
通して形成され且つ相互に独立した複数の冷媒流路を上
記フィンの立設方向において多段に設けてなる熱交換器
において、同一の冷媒流路における冷媒入口と冷媒出
口、又は上下方向において隣接する一方の冷媒流路の冷
媒入口と他方の冷媒流路の冷媒出口とを、少なくとも隣
接しないように配置するとともに、上記各冷媒流路を、
風下側と風上側との間において蛇行状に上下方向へ延び
る構成とし、且つ風下側の最上段から1ピッチだけ下側
に位置する流路に上記冷媒入口を、風上側の最下段の流
路に上記冷媒出口を設定したことを特徴としている。
【0012】本願の第3の発明では、立設状態でその板
厚方向に所定間隔で対向配置された複数枚のフィンを貫
通して形成され且つ相互に独立した複数の冷媒流路を上
記フィンの立設方向において多段に設けてなる熱交換器
において、同一の冷媒流路における冷媒入口と冷媒出
口、又は上下方向において隣接する一方の冷媒流路の冷
媒入口と他方の冷媒流路の冷媒出口とを、少なくとも隣
接しないように配置するとともに、上記各冷媒流路を、
冷房運転時に冷媒が風下側の流路から風上側の流路へ流
れる経路をとる一対の分流路で構成するともに、該一対
の分流路の上記各冷媒入口を近接配置する一方、上記各
冷媒出口を上記各冷媒入口から所定のヘッド差をもった
位置に設定するとともに少なくとも上記各冷媒出口から
1ピッチ以上上方側位置において合流させたことを特徴
としている。
【0013】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0014】 本願の第1の発明にかかる熱交換器に
よれば、立設状態でその板厚方向に所定間隔で対向配置
された複数枚のフィンを貫通して形成され且つ相互に独
立した複数の冷媒流路を上記フィンの立設方向において
多段に設けてなる熱交換器において、同一の冷媒流路に
おける冷媒入口と冷媒出口、又は上下方向において隣接
する一方の冷媒流路の冷媒入口と他方の冷媒流路の冷媒
出口とを、少なくとも隣接しないように配置しているの
で、この熱交換器を凝縮器として使用する場合において
も、高温のガス冷媒が流入する冷媒入口側と低温の液冷
媒が流出する冷媒出口側との間における熱干渉が可及的
に抑制され、それだけ該熱交換器における凝縮能力が高
められることになる。
【0015】さらに、上記各冷媒流路を、風下側と風上
側との間において蛇行状に上下方向へ延びる構成とし、
且つ風下側の最上段の流路に上記冷媒入口を、風上側の
最下段から1ピッチだけ上側に位置する流路に上記冷媒
出口を設定しているので、同一の冷媒流路における冷媒
入口と冷媒出口との間隔が大きいと共に、上下方向に隣
接する一対の冷媒流路間においてもその一方の冷媒流路
の冷媒入口と他方の冷媒流路の冷媒出口とが隣接せず比
較的大きな間隔が確保される。この結果、高温のガス冷
媒が流入する冷媒入口側と低温の液冷媒が流出する冷媒
出口側との間における熱干渉が可及的に抑制され、それ
だけ該熱交換器における凝縮能力が高められることにな
る。
【0016】 本願の第2の発明にかかる熱交換器に
よれば、立設状態でその板厚方向に所定間隔で対向配置
された複数枚のフィンを貫通して形成され且つ相互に独
立した複数の冷媒流路を上記フィンの立設方向において
多段に設けてなる熱交換器において、同一の冷媒流路に
おける冷媒入口と冷媒出口、又は上下方向において隣接
する一方の冷媒流路の冷媒入口と他方の冷媒流路の冷媒
出口とを、少なくとも隣接しないように配置しているの
で、この熱交換器を凝縮器として使用する場合において
も、高温のガス冷媒が流入する冷媒入口側と低温の液冷
媒が流出する冷媒出口側との間における熱干渉が可及的
に抑制され、それだけ該熱交換器における凝縮能力が高
められることになる。
【0017】さらに、上記各冷媒流路を、風下側と風上
側との間において蛇行状に上下方向へ延びる構成とし、
且つ風下側の最上段から1ピッチだけ下側に位置する流
路に上記冷媒入口を、風上側の最下段の流路に上記冷媒
出口を設定しているので、同一の冷媒流路における冷媒
入口と冷媒出口との間隔が大きいと共に、上下方向に隣
接する一対の冷媒流路間においてもその一方の冷媒流路
の冷媒入口と他方の冷媒流路の冷媒出口とが隣接せず比
較的大きな間隔が確保される。この結果、高温のガス冷
媒が流入する冷媒入口側と低温の液冷媒が流出する冷媒
出口側との間における熱干渉が可及的に抑制され、それ
だけ該熱交換器における凝縮能力が高められることにな
る。
【0018】 本願の第3の発明にかかる熱交換器に
よれば、立設状態でその板厚方向に所定間隔で対向配置
された複数枚のフィンを貫通して形成され且つ相互に独
立した複数の冷媒流路を上記フィンの立設方向において
多段に設けてなる熱交換器において、同一の冷媒流路に
おける冷媒入口と冷媒出口、又は上下方向において隣接
する一方の冷媒流路の冷媒入口と他方の冷媒流路の冷媒
出口とを、少なくとも隣接しないように配置しているの
で、この熱交換器を凝縮器として使用する場合において
も、高温のガス冷媒が流入する冷媒入口側と低温の液冷
媒が流出する冷媒出口側との間における熱干渉が可及的
に抑制され、それだけ該熱交換器における凝縮能力が高
められることになる。
【0019】さらに、上記各冷媒流路を、冷房運転時に
冷媒が風下側の流路から風上側の流路へ流れる構成と
し、且つ上記各冷媒流路をそれぞれ上記冷媒入口から上
記冷媒出口にかけての経路の略前半部分において上昇し
後半部分において下降する経路をとる一対の分流路で構
成するともに、該一対の分流路の上記各冷媒入口を近接
配置する一方、上記各冷媒出口を上記各冷媒入口から所
定のヘッド差をもった位置に設定するとともに少なくと
も上記各冷媒出口から1ピッチ以上上方側位置において
合流させているで、次のような効果も得られる。
【0020】(イ)上記各冷媒流路を冷房運転時に冷媒
が風下側の流路から風上側の流路へ流れる構成としてい
るので、必然的に冷媒の降下過程と上昇過程とが存在
し、液溜まりが生じ易い構造となるが、その場合、経路
の前半部、即ち、冷媒がガス冷媒である時にこれを上昇
させ、経路の後半部、即ち、冷媒が液冷媒である時には
これを降下させる構成とすることで、冷媒流路における
液溜まりの発生が可及的に防止され、高い熱交換能力が
確保される。
【0021】(ロ)一つの冷媒流路を構成する一対の分
流路の各冷媒入口を近接配置して熱交換器を凝縮器とし
て使用する場合における高温部位を集中させると共に、
上記各冷媒出口を上記各冷媒入口から所定のヘッド差を
もった位置に設定することで、該冷媒入口と冷媒出口と
の間における熱干渉が可及的に防止され、それだけ高い
凝縮能力が得られる。
【0022】(ハ)一つの冷媒流路を構成する一対の分
流路の下流側を上記冷媒出口から1ピッチ以上上方側位
置において合流させているので、熱交換器を蒸発器とし
て使用する場合には、該熱交換器への着霜が抑制される
ものである。即ち、熱交換器を蒸発器として使用する場
合には、上記冷媒出口側から液冷媒が流入し、上記冷媒
入口からガス冷媒が流出する。この場合、上記一対の分
流路が上記冷媒出口から1ピッチ以上上方側位置におい
て合流されていることで、上記冷媒出口から流入した液
冷媒は該冷媒出口から合流部(分岐部)に至る間に減圧
されるが、分岐前の冷媒は飽和状態であるため、その冷
媒温度は分岐後のそれに比して高温となる。かかる高温
部位が各冷媒流路毎に存在することで、フィンへの着霜
が抑制されると共に、デフロスト運転時間の短縮が図ら
れる。
【0023】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1には、本願の第1の実施形態にかかるクロスフィン
型の熱交換器Z1における冷媒流路のパス取り構造を示
している。この熱交換器Z1は、複数本のヘアピン状の
伝熱管4,4,・・をU型の連絡管5,5,・・により
順次接続して構成され且つ相互に独立した複数の冷媒流
路P1〜P8を、フィン1に対してその上下方向に多段状
に配置してなる。そして、この各冷媒流路P1〜P8のパ
ス取りに際しては、風上側の流路と風下側の流路との間
において蛇行状に上下方向へ延びる構成とし、且つ風下
側の最上段の流路に冷媒入口2を、風上側の最下段の流
路から1ピッチだけ上側の流路に冷媒出口3をそれぞれ
設定している。
【0024】尚、ここでは冷房運転時を基準に考えて、
冷房運転時に冷媒の流入側となる部位を「冷媒入口
2」、流出側となる部位を「冷媒出口3」としており、
従って、暖房運転時においては上記冷媒出口3側から冷
媒が流入し、冷媒入口2側から流出することになる。
【0025】かかるパス取り構造とすると、各冷媒流路
1〜P8それぞれにおける冷媒入口2と冷媒出口3との
間隔を大きく設定できると共に、上下方向に隣接する一
対の冷媒流路間、例えば第1冷媒流路P1と第2冷媒流
路P2の間においても、該第1冷媒流路P1の冷媒出口3
と第2冷媒流路P2の冷媒入口2とはそれらの間に上記
第1冷媒流路P1の最下段側の伝熱管4を挟んで離間配
置され、これらが相互に隣接することが防止されてい
る。
【0026】従って、この熱交換器Z1を凝縮器として
使用する場合、高温のガス冷媒が流入する冷媒入口2側
と低温の液冷媒が流出する冷媒出口3側との間における
熱干渉が可及的に抑制され、それだけ該熱交換器Z1
おける凝縮能力が高められることになる。
【0027】また、この実施形態のものにおいては、冷
媒出口3を風上側の最下段よりも1ピッチ上側の流路に
設定したことで液冷媒をその最終段階で上昇させる必要
があり、従って「液溜まり」が懸念される構造と言え
る。しかしながら、冷媒の上昇幅は1ピッチだけである
ので、例えばインバータ式空調機の如く少冷媒循環量時
には圧縮機の運転周波数が低下しその吐出圧力が小さく
なるようなものであったとしても、液冷媒を容易に循環
させることができ、「液溜まり」による熱交換器Z1
熱交換能力の低下を抑制することができるものである。
【0028】第2の実施形態 図2には、本願の第2の実施形態にかかるクロスフィン
型の熱交換器Z2における冷媒流路のパス取り構造を示
している。この熱交換器Z2は、上記第1の実施形態に
おける熱交換器Z1と同様の冷媒流れをもつ熱交換器で
あって、パス取り構造において上記第1の実施形態にお
ける熱交換器Z1と異なる点は、冷媒入口2を風下側の
上から二段目の流路に設定するとともに、冷媒出口3を
風上側の最下段の流路に設定した点である。
【0029】かかるパス取り構造とすることで、同一冷
媒流路内における冷媒入口2と冷媒出口3、及び上下方
向に隣接する一対の冷媒流路における上側の冷媒流路の
冷媒出口3と下側の冷媒流路における冷媒入口2とが、
共に隣接せずそれぞれ所定の間隔をもつことから、該熱
交換器Z2を凝縮器として使用する場合において、冷媒
入口2と冷媒出口3との間における熱干渉が可及的に防
止され、それだけ高い凝縮能力が得られることは上記第
1の実施形態にかかる熱交換器Z1の場合と同様であ
る。
【0030】さらに、この熱交換器Z2においては、冷
媒入口2に流入したガス冷媒を1ピッチ上昇させ、後は
全て降下させるようにしているので、冷媒流路の後半側
において液冷媒が溜まることがなく、例えば上記第1の
実施形態にかかる熱交換器Z1の如く冷媒出口3側にお
いて1ピッチだけ上昇させる構成をとる場合に比して、
さらに高い熱交換能力を確保することができるものであ
る。
【0031】第3の実施形態 図3には、本願の第3の実施形態にかかる熱交換器Z3
のパス取り構造を示している。この熱交換器Z3は、冷
房運転時に冷媒を風下側の流路を循環させた後、風上側
の流路を循環させる所謂「冷房対向流」の冷媒流れをも
つものであって、フィン1に対してその上下方向に複数
の冷媒流路P1〜P8を多段状に配置して構成される。
【0032】上記各冷媒流路P1〜P8のパス取り構造は
次の通りである。第1冷媒流路P1は、風下側に6本の
伝熱管4,4,・・を、風上側に8本の伝熱管4,4,
・・を、それぞれ配置するとともに、風下側の最上段の
伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の上から三番目の伝熱
管4に冷媒出口3を、それぞれ設定している。そして、
パス取りは、冷媒を、上記冷媒入口2から風下側の各伝
熱管4,4,・・を順次降下させた後、風上側の最上段
の伝熱管4まで一気に上昇させるとともに、該最上段の
伝熱管4から二番目の伝熱管4に1ピッチだけ降下させ
た後、該二番目の伝熱管4から最下段の伝熱管4まで一
気に降下させ、さらにこの最下段の伝熱管4から三番目
の伝熱管4まで上昇させて上記冷媒出口3に至らしめる
ようにしている。従って、上記冷媒入口2と冷媒出口3
とのヘッド差は2.5ピッチとなっている。
【0033】第2冷媒流路P2は、風下側に8本の伝熱
管4,4,・・を、風上側に6本の伝熱管4,4,・・
をそれぞれ配置するとともに、風下側の上から四番目の
伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の上から四番目の伝熱
管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。そして、パ
ス取りは、冷媒を、風下側の上から四番目の伝熱管4か
ら1ピッチだけ上昇させた後、最下段の伝熱管4まで一
気に降下させ、さらにこの最下段の伝熱管4から一気に
最上段の伝熱管4まで上昇させるとともに1ピッチ降下
させ、ここから風上側の上から二番目の伝熱管4まで降
下させた後、最上段の伝熱管4まで上昇させ、しかる
後、最下段の伝熱管4まで一気に降下させ、ここから3
ピッチだけ上昇させた後、1ピッチだけ降下させて上記
冷媒出口3に至らしめるようにしている。従って、上記
冷媒入口2と冷媒出口3とのヘッド差は2.5ピッチと
なっている。
【0034】第3冷媒流路P3〜第7冷媒流路P7は、同
一のパス取り構造をもつものであって、風下側と風上側
とにそれぞれ6本の伝熱管4,4,・・を配置するとと
もに、風下側の上から四番目の伝熱管4に冷媒入口2
を、風上側の最下段の伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ
設定している。そして、パス取りは、冷媒を、風下側の
上から四番目の伝熱管4から1ピッチだけ上昇させた
後、最下段の伝熱管4まで一気に降下させ、さらにこの
最下段の伝熱管4から一気に最上段の伝熱管4まで上昇
させるとともに1ピッチ降下させ、ここから風上側の上
から四番目の伝熱管4まで降下させた後、最上段の伝熱
管4まで上昇させ、しかる後、最下段の伝熱管4まで一
気に降下させて上記冷媒出口3に至らしめるようにして
いる。従って、上記冷媒入口2と冷媒出口3とのヘッド
差は2.5ピッチとなっている。
【0035】第8冷媒流路P8は、風下側に8本の伝熱
管4,4,・・を、風上側に8本の伝熱管4,4,・・
をそれぞれ配置するとともに、風下側の上から四番目の
伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の伝熱管4に
冷媒出口3をそれぞれ設定している。そして、パス取り
は、冷媒を、風下側の上から四番目の伝熱管4から1ピ
ッチだけ上昇させた後、最下段の伝熱管4まで一気に降
下させ、さらにこの最下段の伝熱管4から一気に最上段
の伝熱管4まで上昇させるとともに1ピッチ降下させ、
ここから風上側の上から六番目の伝熱管4まで降下させ
た後、最上段の伝熱管4まで上昇させ、しかる後、最下
段の伝熱管4まで一気に降下させて上記冷媒出口3に至
らしめるようにしている。従って、上記冷媒入口2と冷
媒出口3とのヘッド差は2.5ピッチとなっている。
【0036】以上のように、この実施形態の熱交換器Z
3においては、その全ての冷媒流路P1〜P8において、
その冷媒入口2と冷媒出口3とが離間状態にあり、また
上記冷媒入口2と冷媒出口3とのヘッド差は全て同一と
されている。
【0037】従って、同一の冷媒流路における冷媒入口
2と冷媒出口3との間隔が大きく、且つ上下方向に隣接
する一対の冷媒流路間においてもその一方の冷媒流路の
冷媒入口2と他方の冷媒流路の冷媒出口3とが隣接せず
比較的大きな間隔が確保されることで、高温のガス冷媒
が流入する冷媒入口2側と低温の液冷媒が流出する冷媒
出口3側との間における熱干渉が可及的に抑制され、そ
れだけ該熱交換器Z3における凝縮能力が高められるこ
とになる。
【0038】また、各冷媒流路P1〜P8における上記冷
媒入口2と冷媒出口3とのヘッド差が同一に設定されて
いることで、該各冷媒流路P1〜P8における圧損差が可
及的に小さくなり、冷媒の偏流が抑制されることで熱交
換性能のより一層の向上が図れるものである。
【0039】第4の実施形態 図4には、本願の第4実施形態にかかる熱交換器Z4
パス取り構造を示している。この熱交換器Z4は、上記
第3の実施形態にかかる熱交換器Z3と同様に、冷房運
転時に冷媒を風下側の流路を循環させた後、風上側の流
路を循環させる所謂「冷房対向流」の冷媒流れをもつも
のであって、フィン1に対してその上下方向に複数の冷
媒流路P1〜P4を多段状に配置して構成される。
【0040】上記各冷媒流路P1〜P4のパス取り構造は
次の通りである。第1冷媒流路P1は、上側に位置する
第1分流路P11と下側に位置する第2分流路P12とで構
成されている。
【0041】上記第1分流路P11は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ6本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に8本の伝熱管4,4,・・を、二
番目の伝熱管4と三番目の伝熱管4との間に5ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最下段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0042】上記第2分流路P12は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ8本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に6本の伝熱管4,4,・・を、四
番目の伝熱管4と五番目の伝熱管4との間に5ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最上段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0043】また、上記第1分流路P11と第2分流路P
12とは、風上側の下から二番目の伝熱管4と三番目の伝
熱管4との間で合流しており、この両者は風上側の最下
段の伝熱管4と下から二番目の伝熱管4とを共用してい
る。
【0044】第2冷媒流路P2は、上側に位置する第1
分流路P21と下側に位置する第2分流路P22とで構成さ
れている。
【0045】上記第1分流路P21は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ6本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に8本の伝熱管4,4,・・を、四
番目の伝熱管4と五番目の伝熱管4との間に7ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最下段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0046】上記第2分流路P22は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ6本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に8本の伝熱管4,4,・・を、六
番目の伝熱管4と七番目の伝熱管4との間に3ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最上段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0047】また、上記第1分流路P21と第2分流路P
22とは、風上側の下から二番目の伝熱管4と三番目の伝
熱管4との間で合流しており、この両者は風上側の最下
段の伝熱管4と下から二番目の伝熱管4とを共用してい
る。
【0048】第3冷媒流路P3は、上側に位置する第1
分流路P31と下側に位置する第2分流路P32とで構成さ
れている。
【0049】上記第1分流路P31は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ6本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に8本の伝熱管4,4,・・を、二
番目の伝熱管4と三番目の伝熱管4との間に5ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最下段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0050】上記第2分流路P32は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ8本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に6本の伝熱管4,4,・・を、四
番目の伝熱管4と五番目の伝熱管4との間に5ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最上段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0051】また、上記第1分流路P31と第2分流路P
32とは、風上側の下から二番目の伝熱管4と三番目の伝
熱管4との間で合流しており、この両者は風上側の最下
段の伝熱管4と下から二番目の伝熱管4とを共用してい
る。
【0052】第4冷媒流路P4は、上側に位置する第1
分流路P41と下側に位置する第2分流路P42とで構成さ
れている。
【0053】上記第1分流路P41は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ6本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に8本の伝熱管4,4,・・を、五
番目の伝熱管4と六番目の伝熱管4との間に7ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最下段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0054】上記第2分流路P42は、風下側に1ピッチ
毎に上下方向に並んだ6本の伝熱管4,4,・・を備え
るとともに、風上側に8本の伝熱管4,4,・・を、六
番目の伝熱管4と七番目の伝熱管4との間に3ピッチだ
け間隔を空けた状態で上下方向に配置しており、風下側
の最上段の伝熱管4に冷媒入口2を、風上側の最下段の
伝熱管4に冷媒出口3をそれぞれ設定している。
【0055】また、上記第1分流路P41と第2分流路P
42とは、風上側の下から二番目の伝熱管4と三番目の伝
熱管4との間で合流しており、この両者は風上側の最下
段の伝熱管4と下から二番目の伝熱管4とを共用してい
る。
【0056】以上の如き構成の各冷媒流路P1〜P4を備
えた熱交換器Z4においては、該各冷媒流路P1〜P4
二つの冷媒入口2,2が接近して配置され且つこれら二
つの冷媒入口2,2は冷媒出口3から大きく離間した配
置となっている。従って、上記冷媒入口2と冷媒出口3
との間における熱干渉が可及的に防止され、それだけ高
い凝縮能力が得られることになる。
【0057】また、上記各冷媒流路P1〜P4を冷房運転
時に冷媒が風下側の流路から風上側の流路へ流れる構成
としているので、必然的に冷媒の降下過程と上昇過程と
が存在し、液溜まりが生じ易い構造となる。ところが、
この実施形態のものにおいては、各冷媒流路P1〜P4
おける経路の前半部、即ち、冷媒がガス冷媒である時に
これを上昇させ、経路の後半部、即ち、冷媒が液冷媒で
ある時にはこれを降下させる構成としているので、冷媒
流路における液溜まりの発生が可及的に防止され、各冷
媒流路P1〜P4が共に有効に機能し、高い熱交換能力が
確保されることになる。
【0058】さらに、この実施形態のものにおいては、
各冷媒流路P1〜P4を構成する一対の分流路P11と同P
12、分流路P21と同P22、分流路P31と同P32、分流路
41と同P42においてその下流側を上記冷媒出口3から
1.5ピッチだけ上方側位置において合流させているの
で、熱交換器Z4を蒸発器として使用する場合には、該
熱交換器Z4への着霜が可及的に抑制される。即ち、熱
交換器Z4を蒸発器として使用する場合には、上記冷媒
出口2側から液冷媒が流入し、上記冷媒入口3からガス
冷媒が流出する。この場合、上記一対の分流路P11と同
12、分流路P21と同P22、分流路P31と同P32、分流
路P41と同P42、とを上記冷媒出口3から1ピッチ以上
上方側位置において合流させているので、上記冷媒出口
3から流入した液冷媒は該冷媒出口3から合流部(分岐
部)に至る間に減圧されるが、分岐前の冷媒は飽和状態
であるため、その冷媒温度は分岐後のそれに比して高温
となる。かかる高温部位が各冷媒流路毎に存在すること
で、フィン1への着霜が抑制されると共に、デフロスト
運転時間の短縮が図られることになる。
【0059】尚、この第4の実施形態にかかる熱交換器
4では、これを構成する各冷媒流路P1〜P4を、それ
ぞれパス取り構造が異なったものとしているが、他の実
施形態においては、上記各冷媒流路P1〜P4を同一のパ
ス取り構造とすることもできる。例えば、四つの冷媒流
路の全てを、上記第1冷媒流路P1のパス取り構造のも
としたり、上記第2冷媒流路P2のパス取り構造のもの
とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる熱交換器に
おける冷媒流路のパス取り構造の説明図である。
【図2】本願発明の第2の実施形態にかかる熱交換器に
おける冷媒流路のパス取り構造の説明図である。
【図3】本願発明の第3の実施形態にかかる熱交換器に
おける冷媒流路のパス取り構造の説明図である。
【図4】本願発明の第4の実施形態にかかる熱交換器に
おける冷媒流路のパス取り構造の説明図である。
【図5】従来の熱交換器における冷媒流路のパス取り構
造の説明図である。
【図6】従来の熱交換器における冷媒流路のパス取り構
造の説明図である。
【符号の説明】
1はフィン、2は冷媒入口、3は冷媒出口、4は伝熱
管、5は連絡管、P1〜P8は冷媒流路、P11〜P41は第
1分流路、P12〜P42は第2分流路、PZ1〜Z4は熱交
換器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−5269(JP,A) 特開 昭59−183270(JP,A) 特開 平7−55247(JP,A) 実開 平2−6611(JP,U) 実開 昭57−21985(JP,U) 実開 平5−69537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 39/04 F28F 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設状態でその板厚方向に所定間隔で対
    向配置された複数枚のフィンを貫通して形成され且つ相
    互に独立した複数の冷媒流路を上記フィンの立設方向に
    おいて多段に設けてなる熱交換器であって、 同一の冷媒流路における冷媒入口と冷媒出口、又は上下
    方向において隣接する一方の冷媒流路の冷媒入口と他方
    の冷媒流路の冷媒出口とが、少なくとも隣接しないよう
    に配置されるとともに、 上記各冷媒流路が、風下側と風上側との間において蛇行
    状に上下方向へ延びる構成とされ、且つ風下側の最上段
    の流路に上記冷媒入口が、風上側の最下段から1ピッチ
    だけ上側に位置する流路に上記冷媒出口が設定されてい
    ることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 立設状態でその板厚方向に所定間隔で対
    向配置された複数枚のフィンを貫通して形成され且つ相
    互に独立した複数の冷媒流路を上記フィンの立設方向に
    おいて多段に設けてなる熱交換器であって、 同一の冷媒流路における冷媒入口と冷媒出口、又は上下
    方向において隣接する一方の冷媒流路の冷媒入口と他方
    の冷媒流路の冷媒出口とが、少なくとも隣接しないよう
    に配置されるとともに、 上記各冷媒流路が、風下側と風上側との間において蛇行
    状に上下方向へ延びる構成とされ、且つ風下側の最上段
    から1ピッチだけ下側に位置する流路に上記冷媒入口
    が、風上側の最下段の流路に上記冷媒出口が設定されて
    いることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 立設状態でその板厚方向に所定間隔で対
    向配置された複数枚のフィンを貫通して形成され且つ相
    互に独立した複数の冷媒流路を上記フィンの立設方向に
    おいて多段に設けてなる熱交換器であって、 同一の冷媒流路における冷媒入口と冷媒出口、又は上下
    方向において隣接する一方の冷媒流路の冷媒入口と他方
    の冷媒流路の冷媒出口とが、少なくとも隣接しないよう
    に配置されるとともに、 上記各冷媒流路が、冷房運転時に冷媒が風下側の流路か
    ら風上側の流路へ流れる経路をとる一対の分流路で構成
    されるともに、該一対の分流路の上記各冷媒入口が近接
    配置される一方、上記各冷媒出口は上記各冷媒入口から
    所定のヘッド差をもった位置に設定されるとともに少な
    くとも上記各冷媒出口から1ピッチ以上上方側位置にお
    いて合流されていることを特徴とする熱交換器。
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