JP3185384U - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】現場における作業効率を格段に向上させることができる筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具本体2である鉛筆の先端2aから後端2bにわたる長手方向範囲の後半部分5へ、チューブ状の弾性体からなる耳用滑り止め部材3を設けると共に、当該筆記具本体2の長手方向範囲の前半部分17へ、複数のドット状の弾性体18からなる他の滑り止め部材18を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】筆記具本体2である鉛筆の先端2aから後端2bにわたる長手方向範囲の後半部分5へ、チューブ状の弾性体からなる耳用滑り止め部材3を設けると共に、当該筆記具本体2の長手方向範囲の前半部分17へ、複数のドット状の弾性体18からなる他の滑り止め部材18を設けた。
【選択図】図3
Description
本考案は滑り止め部材が設けられた筆記具に関するものである。
従来、把持した際の指の滑りを止めるための滑り止め部材を設けた筆記具が知られている。例えば特許文献1には、グリップを軸筒の縮径部に設けると共に、そのグリップの表面が軸筒の表面を超えない高さとした筆記具が記載されている。特許文献2には、複数の凸状部を有するグリップを設けた筆記具が記載されており、このようなグリップによって高い滑り止め効果が得られものとされている。特許文献3には、把持部分に軟質材からなるグリップを装着した筆記具が記載されている。この筆記具では、グリップの先端部に先端方向に向かって徐々に大径となる外壁傾斜部と、先端方向に向かって徐々に小径となる内壁傾斜部を形成している。さらにそのグリップの先端部に、グリップの外径で最も大きい最大外径部と、グリップの内径で最も小さい最小内径部とを形成し、グリップの先端部にグリップの肉厚で最も厚い最大肉厚部を形成している。
筆記具の使用形態として、机上で使用する他、建築現場で使用する場合がある。建築現場で使用する場合、例えば作業中の大工職人は、鉛筆を即座に使用し、使用した後、すぐに作業に取りかからなければならない。そのため、大工職人は鉛筆を所要箇所に置くのではなく耳に引っ掛けておき、必要に応じて耳から外して用いることが多い。特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載された筆記具のグリップは、いずれも指が掛かる前半部分へ設けられている。図5のようにグリップ30が設けられた鉛筆31を耳10に掛けて使用すると、その鉛筆31は耳10から落下し易く、大工職人は落下した鉛筆31を下まで取りに降りなければならない。特に高い足場での作業中に、大工職人が耳10から鉛筆31を落下させてしまうと、鉛筆31の芯32が損傷することがある。このような理由から、従来の筆記具では非常に作業効率が低くなるといった問題がある。
そこで本考案は従来技術の問題点に鑑み、現場における作業効率を格段に向上させることができる筆記具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため次の技術的手段を講じた。即ち本考案の筆記具は、筆記部分である先端から、その逆側の後端にわたって細長く形成された筆記具本体と、前記筆記具本体の前記先端から前記後端にわたる長手方向範囲の後半部分へ設けられた耳用滑り止め部材とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、筆記具本体の先端から後端にわたる長手方向範囲の後半部分へ、耳用滑り止め部材が設けられているため、例えば大工職人が建築現場で耳に引っ掛けて使用する際、筆記具が耳から脱落しにくく、高い足場での作業中に筆記具を落としにくい。そのため、大工職人が筆記具を下まで取りに降りることもなくなり、筆記具の先の損傷も防ぐことができる。これにより現場における作業効率を格段に向上させることができる。
前記耳用滑り止め部材は、例えば前記筆記具本体の後半部分へ被せられたチューブ状の弾性体、又は前記筆記具本体の後半部分へ固着された複数のドット状の弾性体とすることができる。耳用滑り止め部材をチューブ状の弾性体とする場合、筆記具を製作しやすく、耳用滑り止め部材を複数のドット状の弾性体とする場合、滑り止め効果が高まり、手触りも良好となる。
本考案が適用される筆記具本体は限定されないが、例えば大工職人等が建築現場で使用する鉛筆とすればよい。この場合、鉛筆が耳から落下しにくくなり、鉛筆の芯の損傷も防ぐことができる。
前記筆記具本体の前記先端から前記後端にわたる長手方向範囲の前半部分へ設けられた他の滑り止め部材をさらに備えるのが好ましい。この他の滑り止め部材は、前記前半部分へ設けられた複数のドット状の弾性体とすればよい。複数のドット状の弾性体からなる他の滑り止め部材を、筆記具本体の長手方向範囲の前半部分に設ければ、例えば大工職人が建築現場で鉛筆の先を削りやすくなり、作業効率が向上する。
前記他の滑り止め部材であるドット状の各弾性体はどのような形状でもよいが、当該各弾性体は平面視で略円形状に形成されており、当該各弾性体の直径寸法は0.5mm〜3.0mm程度であることが好ましい。このような複数の弾性体であれば、ポロポロと削り落とし易く、かつ高い滑り止め効果を発揮する。
本考案によれば、筆記具本体の先端から後端にわたる長手方向範囲の後半部分へ、耳用滑り止め部材が設けられているため、例えば大工職人が建築現場で耳に引っ掛けて使用する際、筆記具が耳から脱落しにくく、高い足場での作業中に筆記具を落としにくい。そのため、落下した筆記具を下まで取りに降りることがなくなり、筆記具の先の損傷も防ぐことができる。これにより現場における作業効率を格段に向上させることができる。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本考案の第1実施形態に係る筆記具1の側面図である。本実施形態の筆記具1は例えば建築現場で大工職人が使用するものであり、筆記具本体2と、この筆記具本体2に設けられた耳用滑り止め部材3とで主に構成されている。筆記具本体2は、筆記部分である先端2aから、その逆側の後端2bにわたって細長く形成された鉛筆である。筆記具本体2の中心部分には鉛筆の芯4が埋め込まれており、先端2aを削ることによって、図1に示すように先端2aに鉛筆の芯4が露出するようになっている。
鉛筆である筆記具本体2は一般的なものであり、筆記具本体2の長さは約20cm程度であり、直径は1cm程度である。なお筆記具本体2の形態は限定されず、長さ、径、形状などは適宜変更することができる。耳用滑り止め部材3は、筆記具本体2の先端2aから後端2bにわたる長手方向範囲の後半部分5へ設けられている。
耳用滑り止め部材3はチューブ状の弾性体からなる。この耳用滑り止め部材3は、貫通したものであってもよく、一端が閉塞されているものであってもよい。耳用滑り止め部材3を筆記具本体2に被せる前の状態では、耳用滑り止め部材3の内径は、筆記具本体2の外径よりも小さい。これにより耳用滑り止め部材3を筆記具本体2に被せたときに、耳用滑り止め部材3が径外方向に弾性変形する。これにより耳用滑り止め部材3は筆記具本体2に被せられた状態で簡単には外れないようになっている。
耳用滑り止め部材3の素材は弾性体であれば限定されず、例えば各種の合成ゴムなどが好適である。耳用滑り止め部材3の厚みは例えば0.5mm〜1.5mm程度であり、限定されない。耳用滑り止め部材3の長さは、筆記具本体2に対応して変更すればよく、筆記具本体2の長手方向範囲の後半部分5をカバーする寸法が好ましいが、長手方向範囲の中間部6を先端側に超す寸法としてもよい。
図2は本実施形態の筆記具1を耳に引っ掛けている状態を表す使用図である。例えば大工職人である作業者は、筆記具1を耳10の根元の上側に置き、耳10の上部分と頭部11とで挟み込むようにして引っ掛ける。その際、作業者は筆記具本体2の耳用滑り止め部材3を耳10の上部分と頭部11との間に挟み込むようにして、筆記具1を固定する。
従来の筆記具のグリップは前半部分へ設けられていたため、図5のように耳から落下し易かったが、本実施形態の筆記具1では、耳用滑り止め部材3が筆記具本体2の後半部5分へ設けられているため、その耳用滑り止め部材3の滑り止め効果によって筆記具1が耳10から簡単には脱落しないようになっている。仮に、筆記具1が耳10から脱落することがあっても、筆記具1の後半部分5の方に重心があるため、筆記具1は耳10を支点として後端2bから先に落下していく。そのため筆記具1である鉛筆の芯4の損傷を防ぐこともできる。
本実施形態の筆記具1によれば、筆記具本体2の先端2aから後端2bにわたる長手方向範囲の後半部分5へ、耳用滑り止め部材3が設けられているため、例えば大工職人が建築現場で筆記具1を耳10に引っ掛けて使用する際、筆記具1が耳から脱落しにくく、高い足場での作業中に筆記具1を落としにくい。そのため、大工職人が筆記具1を下まで取りに降りることもなくなり、筆記具本体2である鉛筆の芯4の損傷も防ぐことができる。これにより現場における作業効率を格段に向上させることができる。
耳用滑り止め部材の他の形態として、筆記具本体2の後半部分5へ固着された図示しない複数のドット状の弾性体としてもよい。この場合、滑り止め効果が高まり、手触りも良好となる。
図3は本考案の第2実施形態に係る筆記具15の斜視図である。本実施形態の筆記具15は、筆記具本体16の先端16aから後端16bにわたる長手方向範囲の前半部分17へ設けられた他の滑り止め部材18をさらに備えている。前半部分17へ設けられた他の滑り止め部材18は複数のドット状の弾性体19からなる。
本考案の筆記具15に他の滑り止め部材18がさらに設けられていることによって、筆記具15を持ったときに指が滑り難くなる。他の滑り止め部材18を構成する複数のドット状の弾性体19の形態は限定しないが、例えば本実施形態のように平面視で略円形状に形成されており、当該各弾性体19の直径寸法Rが0.5mm〜3.0mm程度であることが好ましい。
従来、筆記具の長手方向範囲の前半部分に環状の滑り止め部材が設けられたものが知られている。これに対し、本実施形態において筆記具15の長手方向範囲の前半部分17へ複数のドット状の弾性体19からなる滑り止め部材18を設けた理由は次の通りである。例えば大工職人が建築現場において筆記具本体2である鉛筆の先を削って芯4を出す場合、ナイフなどを用いて行う。その場合、先を削る際にナイフが滑り止め部材に引っ掛かってしまい殆ど削ることができない。
本実施形態では、他の滑り止め部材18が複数のドット状の弾性体19からなるため、図4のように筆記具本体2である鉛筆の先を、ナイフ50で削ると複数のドット状の弾性体19が削りカスと一緒にポロポロと落ちていく。そのため大工職人が高所において筆記具本体2である鉛筆の芯4を出したい場合、鉛筆の先を削って簡単に芯4を出すことができる。これにより作業効率を格段に高めることができる。なお各実施形態は例示であり制限的なものではない。
1、15 筆記具
2 筆記具本体
3 耳用滑り止め部材
4 芯
5 後半部分
10 耳
11 頭部
17 前半部分
18 他の滑り止め部材
19 弾性体
2 筆記具本体
3 耳用滑り止め部材
4 芯
5 後半部分
10 耳
11 頭部
17 前半部分
18 他の滑り止め部材
19 弾性体
Claims (5)
- 筆記部分である先端から、その逆側の後端にわたって細長く形成された筆記具本体と、
前記筆記具本体の前記先端から前記後端にわたる長手方向範囲の後半部分へ設けられた耳用滑り止め部材と、
を備えることを特徴とする筆記具。 - 前記耳用滑り止め部材は、前記筆記具本体の後半部分へ被せられたチューブ状の弾性体、又は前記筆記具本体の後半部分へ固着された複数のドット状の弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
- 前記筆記具本体は鉛筆であることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記具。
- 前記筆記具本体の前記先端から前記後端にわたる長手方向範囲の前半部分へ設けられた他の滑り止め部材をさらに備え、
前記他の滑り止め部材は、当該前半部分へ設けられた複数のドット状の弾性体であることを特徴とする請求項3に記載の筆記具。 - 前記他の滑り止め部材であるドット状の各弾性体は、平面視で略円形状に形成されており、当該各弾性体の直径寸法は0.5mm〜3.0mm程度であることを特徴とする請求項4に記載の筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003113U JP3185384U (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013003113U JP3185384U (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 筆記具 |
Publications (1)
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JP3185384U true JP3185384U (ja) | 2013-08-15 |
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Family Applications (1)
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JP2013003113U Expired - Fee Related JP3185384U (ja) | 2013-06-03 | 2013-06-03 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3185384U (ja) |
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2013
- 2013-06-03 JP JP2013003113U patent/JP3185384U/ja not_active Expired - Fee Related
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