JP3188756U - 筆記具用保管具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は鉛筆などの筆記具自体やその芯の折れを防止すると共に、衣服やズボンのポケットなどの任意の所に取付けでき、且つ、装着状態で長い鉛筆から短い鉛筆まで、どの長さに対しても取出しや収納がスムーズで容易である筆記具用保管具を提供することを目的とする。【解決手段】筒状の保管パイプ1と、該保管パイプ1の略全長に渡って切欠いた案内用スリット2と、保管パイプ1の内部に設けたスライド自在な受駒3と、案内用スリット2を介して受駒3と連結させた操作摘み4と、保管パイプ1の一端側外周に設けた取付具5と、から少なくとも構成する。また操作摘み4に頭付きネジを用い、そのネジの基部に円盤状のクッション材を取付けると良く、保管パイプ1の他端側外周に消しゴムのキャップ7を取付け、保管パイプ1の外周で且つ取付具5の隣に鉛筆削り6を具備したものとしても良い。【選択図】図1

Description

本考案は筆記具用保管具に関する。
従来、建築や建設の現場に於いて、鉛筆等で柱,板材,床,壁材等にマークなどを付けるケガキ作業などが多く行われている。この時の鉛筆の収納や保管方法の現状としては、ヘルメットに取付けた専用器具に入れる場合、耳の上に挟んで使用する場合、衣服やズボンのポケットに入れる場合、腰に付けた道具袋に入れる場合などがある。
しかしながら、ヘルメットに取付けた専用器具に鉛筆を入れて作業をすると、鉛筆が長い時には足場の登り降りや狭い場所を通過する際に、鉛筆を落し易いと共に鉛筆を落して芯が折れ易かった。また耳の上に鉛筆を挟んで作業をすると、散髪直後やメガネを掛け、且つ、ヘルメットを被ると、鉛筆を落し易いものとなっていた。又、衣服やズボンのポケットに鉛筆を入れて作業をすると、特に胸ポケットに鉛筆を入れると、使い始めの長い時には鉛筆が邪魔になり、一方、短くなると、鉛筆が取出しにくくなると共に芯折れが生じ易いものとなっていた。またズボンのポケットに鉛筆を入れて作業をすると、鉛筆が長いと作業中に邪魔になると共に鉛筆自体を折る恐れがあった。更に、腰に付けた道具袋に鉛筆を入れる場合は、釘やビスなどと一緒に入れられる場合が多いため、芯が極めて折れ易く、使用時には鉛筆を削らなければならず面倒であった。しかも道具袋に刃物や鉛筆削りを収納し、道具袋から取出して削り、それを道具袋に収納する一連の動作は大変厄介で手間を要するものであった。
このため、鉛筆を使用する際に、芯が殆どなくなったり、或いは芯が折れたりするので、その都度、刃物などで削ることが必要となるため、直ぐに鉛筆を削ることができるように、鉛筆削りをハンマーなどに装着したものが提案されている。例えば、実用新案登録第3144260号がある。これは、ハンマー本体のグリップ部に、鉛筆削りを内蔵する構造であり、グリップ部に開口した挿入孔が、鉛筆削りの差込み口に連通すると共に、このグリップ部の表面より下がった位置に、鉛筆削りの刃が設けられたものであった。
しかしながら、実用新案登録第3144260号は、鉛筆削りがハンマーのグリップ部に内蔵されているため、単に鉛筆削りをハンマーのグリップ部に取付けるのと異なり、ハンマーのグリップ部の構造が複雑になると共にコストアップになっていた。また鉛筆削りの刃が露出して見えるので、ハンマーのグリップを強く握る際、前記刃が気に掛かると共に強く握りにくいものとなっていた。尚、本考案のように鉛筆などの筆記具自体やその芯の折れを防止する構造や発想が、実用新案登録第3144260号にはないものであった。
実用新案登録第3144260号公報
本考案は鉛筆などの筆記具自体やその芯の折れを防止すると共に、衣服やズボンのポケットなどの任意の所に取付けでき、且つ、その装着状態で鉛筆などの筆記具の取出しや収納がスムーズで容易である筆記具用保管具を提供することを目的とする。
また本考案の他の目的は、長い鉛筆から短い鉛筆まで、どの長さに対しても取出しや収納がスムーズで、且つ、容易である筆記具用保管具を提供することにある。
本考案は上記現状に鑑みて成されたものであり、つまり、筒状の保管パイプと、該保管パイプの略全長に渡って切欠いた案内用スリットと、保管パイプの内部に設けたスライド自在な受駒と、案内用スリットを介して受駒と連結させた操作摘みと、保管パイプの一端側外周に設けた取付具と、から少なくとも構成する。また受駒をパイプ状と成し、その内部に筆記具の先端を受ける受部材が設けられたものを用いると良く、また操作摘みに頭付きネジを用い、そのネジの基部に円盤状のクッション材を取付けると良い。前記操作摘みとして、保管パイプの外周に設けた円形状又は半円形状の操作パイプと、案内用スリットを介して受駒と操作パイプを連結させた皿ネジとから成したものとしても良く、保管パイプの他端側外周にキャップを取付けるのが好ましい。しかもキャップを消しゴムと成すと良い。又、保管パイプの一端部に、外広がりのテーパー部を設け、案内用スリットに、操作摘みが係止する係止溝穴を設けておくと良い。更に、保管パイプの外周で、且つ、取付具の隣に鉛筆削りを具備すると良く、保管パイプ(1)の一端に落下防止用キャップを取付けたものとするのが好ましい。
請求項1のように筒状の保管パイプ(1)と、該保管パイプ(1)の略全長に渡って切欠いた案内用スリット(2)と、保管パイプ(1)の内部に設けたスライド自在な受駒(3)と、案内用スリット(2)を介して受駒(3)と連結させた操作摘み(4)と、保管パイプ(1)の一端側外周に設けた取付具(5)と、から少なくとも構成することにより、鉛筆などの筆記具自体やその芯の折れを防止出来るものとなると共に、衣服やズボンのポケットなどの任意の所に取付けることができ、且つ、本考案品を手に持たず、装着状態のままで、鉛筆などの筆記具の取出しや収納が、片手だけでスムーズに行えるものとなる。更に、鉛筆などの筆記具が保管パイプ(1)の内部から落ちにくく、邪魔にもならないものとなる。
請求項2のように受駒(3)がパイプ状であり、その内部に筆記具の先端を受ける受部材(8)が設けられることにより、筆記具の先端がより良い状態で保管された状態となるので、芯の折れがより折れにくいものとなる。
請求項3に示すように操作摘み(4)が頭付きネジであり、そのネジの基部に円盤状のクッション材(9)を取付けることにより、操作摘み(4)の締付け具合によって案内用スリット(2)の任意位置へ受駒(3)を固定することが可能となるため、保管パイプ(1)の端部から鉛筆の端を図5のように、少し出して収納させ保管しておくと、鉛筆の取出しが極めて容易なものとなる。このため、鉛筆の長さに対応して保管パイプ(1)に鉛筆を収納し保管出来るものとなる。
請求項4に示すように操作摘み(4)を、保管パイプ(1)の外周に設けた円形状又は半円形状の操作パイプ(41)と、案内用スリット(2)を介して受駒(3)と操作パイプ(41)を連結させた皿ネジ(42)とから成すものとすることにより、保管パイプ(1)の外周から突起部分がなくなるので、作業中や移動中にシート或いは網状のものなどに引掛かる恐れなどがなくなると共に、ドア枠や化粧部材に当ってそれらを傷付ける心配がないものとなる。
請求項5のように保管パイプ(1)の他端側外周にキャップ(7)を取付けることにより、本考案品が落下し或いは硬いものに接触した場合であっても、衝撃力がキャップ(7)によって緩和されて、鉛筆などの芯は保護され、芯の折れにくいものとなる。更に、本考案品を装着した際、キャップ(7)が軟質なものを用いることで衣服などを傷めにくいものとなる。
請求項6のようにキャップ(7)を消しゴムと成すことにより、書き損じた際に即座に消して新たに書き直すことが出来るものとなり、ケガキ作業が効率良く行えるものとなる。更に、キャップ(7)がクッション性を有するものとなるため、請求項5と同様な効果が得られると共に、特に鉛筆の芯がより一層折れにくいものとなる。
請求項7に示すように保管パイプ(1)の一端部に、外広がりのテーパー部(1a)を設けることにより、筆記具を収納する際に、スムーズに保管パイプ(1)の内部に筆記具を収納できるものとなる。
請求項8に示すように案内用スリット(2)に、操作摘み(4)が係止する係止溝穴(2a),(2b)を設けることにより、鉛筆の長さに対応して鉛筆の取出しが容易な位置に、鉛筆を保管パイプ(1)に収納し保管出来るものとなる。
請求項9のように保管パイプ(1)の外周で、且つ、取付具(5)の隣に鉛筆削り(6)を具備することにより、鉛筆を使用する際に、芯が殆どなくなったり、或いは芯が折れたりしても、即座に削って直ぐに鉛筆によるケガキ作業などが行えるものとなる。
請求項10のように保管パイプ(1)の一端に落下防止用キャップ(12)を取付けることにより、前屈みになった際に保管パイプ(1)が逆さまになっても、筆記具が保管パイプ(1)の内部から飛び出る恐れがないものとなる。
本考案の実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の分解部品を示す斜視図である。 本実施形態の受駒部分と操作摘み部分を示す説明図である。 本実施形態の保管パイプを示す斜視図である。 本考案の別実施形態の作用を示す説明図である。 本考案の他の実施形態を示す斜視図である。 本考案の他の実施形態の受駒部分と操作摘み部分を示す説明図である。 本考案の他の実施形態の落下防止用キャップに筆記具を挿通させた状態を示す説明図である。
本考案の実施形態を図1、図2に基づいて説明する。(1)は金属製或いは合成樹脂製で円筒状の保管パイプであり、該保管パイプ(1)としては、使用前の鉛筆が入り、且つ、鉛筆が1本入る程度の内径を有したものを用いる。又、前記保管パイプ(1)の形状としては円筒体に限定されるものではなく、例えば、図4(b)に示すように三角形状の筒体,図4(c)のような四角形状の筒体,図4(d)のような六角形状の筒体,八角形状などの多角形状の筒体としても良い。この時、後述する受駒(3)の形状も保管パイプ(1)の形状に合せた形状のものを用いる。尚、前記保管パイプ(1)の端部で且つ後述する案内用スリット(2)の切欠側に、図4(a)に示すような外広がりのテーパー部(1a)を設けたものとしても良い。また前記保管パイプ(1)の太さや長さを変えて、例えば、クレヨンや白墨等の専用保管具と成しても良い。又、前記保管パイプ(1)の一端部には後述する取付具(5)を固定させるための穴(1b)が穿設されており、該穴(1b)は丸穴或いは図4(a)に示すようなスリット状の長穴としても良い。この長穴にすると、取付具(5)の向きの調整が出来るものとなる。
(2)は保管パイプ(1)の略全長に渡って切欠いた案内用スリットであり、該案内用スリット(2)は図中に示すように他端側で止めておくと良いが、全長に渡って切欠いても良い。この時には後述する受駒(3)の落下の防止用として、後述するキャップ(7)を必ず取付けておく。(3)は保管パイプ(1)の内部に設けたスライド自在な受駒であり、該受駒(3)は金属製或いは硬質の合成樹脂製のパイプが使用される。(4)は案内用スリット(2)を介して受駒(3)と連結させた操作摘みであり、該操作摘み(4)としては、図3(a)のような操作摘み(4)の先端を後述するナット部材(10)に穿設した穴に挿入し、接着剤等によって固着させたものとしても良い。また操作摘み(4)に図4(b)に示すような座付きで、且つ、頭付きネジを用いると良く、更に図3(c)のような頭付きネジを用いても良い。
(5)は保管パイプ(1)の一端側外周に設けた取付具であり、該取付具(5)としては、図中に示すようなクリップや図示しないフックやカラビナなどを、衣服等に取付けて挟持又は掛止出来るものであれば良く、上記以外の他のものでも良い。又、図中に示すようなクリップ(5)を保管パイプ(1)の外周に固着させる際は、図2に示す小ネジ(11a)を保管パイプ(1)の中に入れて、クリップ(5)の当接部分(底面)の上部にネジ受板(11b)を配置させ、小ネジ(11a)をネジ受板(11b)に螺合させてクリップ(5)を挟持し固定させている。尚、前記取付具(5)を保管パイプ(1)に取付ける固定方法は、小ネジ(11a)とネジ受板(11b)を用いず、例えば、保管パイプ(1)の外周にネジ山を刻設し、それに螺合する図示しないリングを取付けると共にそのリングに取付具(5)を固着させたものとしても良い。(6)は保管パイプ(1)の外周で且つ取付具(5)の隣に具備した鉛筆削りであり、該鉛筆削り(6)としては小型のものを用いる。この鉛筆削り(6)の固定方法としては例えば、接着剤で固定し、又は鉛筆削り(6)の外周を保管パイプ(1)の外周と共にテープ等で巻き付けて固定させると良く、他の固定方法を用いても良い。
(7)は保管パイプ(1)の他端側外周に具備されたキャップであり、該キャップ(7)としては軟質合成樹脂を用いるのが好ましいが、これに限定されるものではない。このキャップ(7)は本考案品が落下した時の傷防止の役目を果たす。尚、図5に示すように消しゴムの材料でキャップ(7)を形成させ、消しゴムの役目を果たせるものとしても良い。(8)は受駒(3)の内部に固着された図3(a)のような軟質性合成樹脂製のパイプ状或いは図3(b)、図3(c)のような内径がテーパー穴を有した筒状で軟質性合成樹脂製の受部材であり、該受部材(8)は保管パイプ(1)の中に筆記具の先端部を入れて、保管中に芯の折れ防止の役目を果たす。この受部材(8)は受駒(3)と一体に成形させても良い。(9)は操作摘み(4)のネジの基部に取付けられた円盤状のクッション材である。このクッション材(9)としては例えば、柔軟な合成樹脂やゴム等を用いるのが良く、この役目は、操作摘み(4)を締め込むとクッション材(9)が押圧されて潰れることにより、受駒(3)が固定され、操作摘み(4)を弛めると、受駒(3)が保管パイプ(1)の内部でスライド可能となる機能を付与出来るものとなる。
(10)は受駒(3)の内部に配置されるナット部材であり、図3(a)のような穴を穿設したもの或いは図3(b)や図3(c)のようなネジ穴を穿設したものがある。(11)は取付具(5)を保管パイプ(1)に取付けるための固定部材であり、該固定部材(11)には、ビスなどの頭付きの小ネジ(11a)と、該小ネジ(11a)と螺合するネジ受板(11b)とがあり、該ネジ受板(11b)は、クリップ(5)の当接部分の上部に配置させ、ドライバーなどを用い、それを案内用スリット(2)に挿入し、小ネジ(11a)をネジ受板(11b)に螺合させることにより、保管パイプ(1)の外周にクリップ(5)が小ネジ(11a)とネジ受板(11b)によって挟持させ固定する。又、小ネジ(11a)は保管パイプ(1)の内周に頭部が突出するが、この頭部は受駒(3)の抜け防止の役割、つまり、ストッパーの役目を果たすものとなる。
図6、図7、図8は本考案の他の実施形態を示す図であり、これは前記実施形態と比べ、案内用スリット(2)と操作摘み(4)が異なり、且つ、落下防止用キャップ(12)が取付けられており、他は同じである。この案内用スリット(2)には、係止溝穴が適宜間隔で且つ両側に穿設されており、この係止溝穴としては、図6に示すようなL形係止溝穴(2a)と、半円形係止溝穴(2b)とがあり、穿設する時には、図中のように混合させずに一方の形状のみを穿設させる。次に操作摘み(4)としては、保管パイプ(1)の外周から突起部分をなくしたものであり、この操作摘み(4)には、保管パイプ(1)の外周に設けた操作パイプ(41)と、案内用スリット(2)を介して受駒(3)と操作パイプ(41)を連結させた皿ネジ(42)とがある。前記操作パイプ(41)には、図7(b)のような円形状のものが好ましいが、図7(c)のような半円形状のものを用いても良い。又、落下防止用キャップ(12)は保管パイプ(1)の一端部に取付けられており、その落下防止用キャップ(12)は図8に示すように、パイプ状で合成樹脂製のキャップ本体(12a)と、該キャップ本体(12a)の一端の縁から内側に向って突片(12b)が多数設けられており、この突片(12b)には弾力を有すると共にキャップ本体(12a)と一体成形されている。又、前記落下防止用キャップ(12)に鉛筆などを挿通可能とし、挿通後、突片(12b)の先端は鉛筆などの外径よりも狭くなるため、保管パイプ(1)を逆さにしても、鉛筆などは外に飛び出ないものとなるのである。
次に本考案の使用方法について説明する。予め操作摘み(4)を案内用スリット(2)の先端(基部)側に寄せておく。先ず、鉛筆などの筆記具を、その先端から保管パイプ(1)の内部に挿入し、その保管パイプ(1)を立てると、筆記具の先端部分が図3に示すように受部材(8)の穴に入り、芯が保護される。そして、クリップやフック等の取付具(5)を胸ポケットやズボンのポケットなどに取付け、保管パイプ(1)をポケットの外側に出して装着させておけば、作業者が足場の登り降りや狭い場所を通過する際に、従来の如き鉛筆を落す心配や鉛筆を落して芯が折れたりすることが防止出来るものとなる。この時、キャップ(7)は下部になる。また従来の如き胸ポケットやズボンのポケットに長い鉛筆などを入れて移動する場合、従来の如きその鉛筆が邪魔になる恐れがなくなる。一方、短い鉛筆を本考案品に収納させて保管しておけば、それを取出す際は、取付具(5)を衣服等から外さずにそのままの状態で、操作摘み(4)を案内用スリット(2)に沿って移動すれば、鉛筆などを簡単に取出し出来る。この時、片手で操作摘み(4)を簡単にスライドさせることが出来るものとなる。更に、筆記後は、鉛筆などをその先端から保管パイプ(1)の内部に挿入すれば、鉛筆などが落下してその先端は受部材(8)の穴に自然に入り、芯が保護され、簡単に鉛筆などの筆記具が収納されて保管出来るものとなる。尚、前記取付具(5)の取付け場所は、本考案品を装着しても邪魔にならない所であれば、ポケットに限定されるものではない。
図5は本考案の別実施形態の作用を示す図であり、これについて説明する。先ず始めに図5(a)のように長い筆記具を収納する場合には、筆記具の先端から保管パイプ(1)の内部に挿入して、筆記具の後端が保管パイプ(1)から指で摘める程度の長さが出るように操作摘み(4)位置を調整し、操作摘み(4)を回して締め込む。すると、クッション材(9)が押圧されて潰れ、受駒(3)が保管パイプ(1)の内部で固定される。この状態で本考案品をポケットなどに装着させると、筆記具の先端は保護された状態で保管されるものとなる。このため、筆記具を落す心配や鉛筆等の芯の折れ防止が可能なものとなる。又、腰に付けた道具袋に本考案品を入れると、釘やビスなどが入れられていても、本考案品は鉛筆などの筆記具が保管パイプ(1)によって保護されているため、芯が極めて折れにくくなり、使用時には鉛筆を削る必要が殆どなく、しかも道具袋に刃物や鉛筆削り(6)を収納する必要もなく、便利なものとなる。
特に鉛筆を使用していると、使用に従って鉛筆の長さが短くなるため、常時、鉛筆の後端が保管パイプ(1)から指で摘める程度の長さが出るように、操作摘み(4)の位置を調整しておくのが好ましい。この時は、操作摘み(4)を弛めてから、その操作摘み(4)をスライドさせると、受駒(3)も保管パイプ(1)の中で移動する。そして、操作摘み(4)の位置を調整した後、操作摘み(4)のネジを締め込み固定すれば良い。この時、図5(b)に示すようになる。これを持ち運びして使用すれば良い。更に鉛筆の長さが短くなった時には、上記同様に操作摘み(4)を弛め、操作摘み(4)をスライドさせて、受駒(3)の位置を調整し、保管パイプ(1)から鉛筆の後端を適宜長さ突出させた後、操作摘み(4)のネジを締め込み固定させれば、図5(c)のように短くなった鉛筆でも簡単に取出し出来るものとなる。
図6に示す本考案品を使用する場合は上記同様に、鉛筆などの筆記具を、その先端から保管パイプ(1)の内部に挿入し、その保管パイプ(1)を立て、取付具(5)を衣服等の適宜場所に取付ける。その後、筆記具を取出す際には、操作パイプ(41)を回し、L形係止溝穴(2a)或いは半円形係止溝穴(2b)から皿ネジ(42)の係止状態を解除し、案内用スリット(2)に沿って操作パイプ(41)をスライドさせて、筆記具を取出せば良い。尚、この時、筆記具の後端が保管パイプ(1)から突出された状態になっている場合は、操作パイプ(41)を操作せずに筆記具の取出し又は収納を行っても良い。又、前記操作パイプ(41)を回し且つスライドさせる際は指で摘むか、或いは指で上方へ押し上げても良い。筆記後は、鉛筆などの先端から保管パイプ(1)の内部に挿入すれば、鉛筆などの先端は上記同様に受部材(8)の穴に自然に入り、芯が保護され、簡単に鉛筆などが収納されて保管出来るものとなる。この時、鉛筆の後端が適宜に突出するように、L形係止溝穴(2a)或いは半円形係止溝穴(2b)に皿ネジ(42)が係止するように案内用スリット(2)に沿って操作パイプ(41)をスライドさせ且つ回して、係止位置を決定すれば良い。
次に鉛筆の芯が短くなった時や芯が折れた時には、片手で保管パイプ(1)を持ち、他方の手で鉛筆を鉛筆削り(6)に挿入して削れば良い。このように鉛筆が直ぐに使えるようになるため、ケガキ等の作業が直ぐに行えるものとなるのである。
1 保管パイプ
1a テーパー部
2 案内用スリット
2a,2b 係止溝穴
3 受駒
4 操作摘み
4a 操作パイプ
4b 皿ネジ
5 取付具
6 鉛筆削り
7 キャップ
8 受部材
9 クッション材
12 落下防止用キャップ

Claims (10)

  1. 筒状の保管パイプ(1)と、該保管パイプ(1)の略全長に渡って切欠いた案内用スリット(2)と、前記保管パイプ(1)の内部に設けたスライド自在な受駒(3)と、前記案内用スリット(2)を介して前記受駒(3)と連結させた操作摘み(4)と、前記保管パイプ(1)の一端側外周に設けた取付具(5)と、から少なくとも構成したことを特徴とする筆記具用保管具。
  2. 前記受駒(3)がパイプ状であり、その内部に筆記具の先端を受ける受部材(8)が設けられた請求項1記載の筆記具用保管具。
  3. 前記操作摘み(4)が頭付きネジであり、そのネジの基部に円盤状のクッション材(9)が取付けられた請求項1又は2記載の筆記具用保管具。
  4. 前記操作摘み(4)が、前記保管パイプ(1)の外周に設けた円形状又は半円形状の操作パイプ(41)と、前記案内用スリット(2)を介して前記受駒(3)と前記操作パイプ(41)を連結させた皿ネジ(42)とから成された請求項1又は2記載の筆記具用保管具。
  5. 前記保管パイプ(1)の他端側外周にキャップ(7)が取付けられた請求項1、2、3又は4記載の筆記具用保管具。
  6. 前記キャップ(7)が消しゴムである請求項5記載の筆記具用保管具。
  7. 前記保管パイプ(1)の一端部に、外広がりのテーパー部(1a)が設けられた請求項1、2、3、4、5又は6記載の筆記具用保管具。
  8. 前記案内用スリット(2)に、前記操作摘み(4)を係止させる係止溝穴(2a),(2b)が設けられた請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の筆記具用保管具。
  9. 前記保管パイプ(1)の外周で且つ前記取付具(5)の隣に鉛筆削り(6)が具備された請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の筆記具用保管具。
  10. 前記保管パイプ(1)の一端に落下防止用キャップ(12)が取付けられた請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の筆記具用保管具。
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