JP3185332B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
レンズ駆動装置Info
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- JP3185332B2 JP3185332B2 JP07457992A JP7457992A JP3185332B2 JP 3185332 B2 JP3185332 B2 JP 3185332B2 JP 07457992 A JP07457992 A JP 07457992A JP 7457992 A JP7457992 A JP 7457992A JP 3185332 B2 JP3185332 B2 JP 3185332B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrel
- lens
- driving device
- mounting plate
- vibration damping
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- Lens Barrels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型VTRの
レンズ駆動装置に関し、特に駆動装置を作動させてレン
ズを前後に移動させる際に発生する振動を低減したレン
ズ駆動装置に関する。
レンズ駆動装置に関し、特に駆動装置を作動させてレン
ズを前後に移動させる際に発生する振動を低減したレン
ズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ一体型VTRには、イ
ンナーフォーカス式のレンズ駆動装置が使用されてい
る。
ンナーフォーカス式のレンズ駆動装置が使用されてい
る。
【0003】このインナーフォーカス式のレンズ駆動装
置は、図5に示すように、アクチュエーターとしてステ
ッピングモーター2を使用し、このステッピングモータ
ー2により鏡筒9内のレンズ12を前後方向に移動させ
る構造となっている。
置は、図5に示すように、アクチュエーターとしてステ
ッピングモーター2を使用し、このステッピングモータ
ー2により鏡筒9内のレンズ12を前後方向に移動させ
る構造となっている。
【0004】即ち、ステッピングモーター2の本体は連
結板3に固定され、連結板3はビス5により取付板4に
固定される。取付板4は鏡筒9にビス14によって固定
され、取付板4の前後に送り螺子6が掛渡されてこの送
り螺子6にステッピングモーター2の軸が接続されてい
る。また、この送り螺子6の前端はベアリング7により
支持され、送り螺子6の中間にはラック8が噛合されて
いる。
結板3に固定され、連結板3はビス5により取付板4に
固定される。取付板4は鏡筒9にビス14によって固定
され、取付板4の前後に送り螺子6が掛渡されてこの送
り螺子6にステッピングモーター2の軸が接続されてい
る。また、この送り螺子6の前端はベアリング7により
支持され、送り螺子6の中間にはラック8が噛合されて
いる。
【0005】さらに、鏡筒9には、送り螺子6と同一方
向に案内軸10が上下に2本設けられ、この案内軸10
に摺動枠11が前後摺動自在に取りつけられ、この摺動
枠11にレンズ12を固定すると共に、摺動枠11の端
部を上述のラック8に軸着している。
向に案内軸10が上下に2本設けられ、この案内軸10
に摺動枠11が前後摺動自在に取りつけられ、この摺動
枠11にレンズ12を固定すると共に、摺動枠11の端
部を上述のラック8に軸着している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のレン
ズ駆動装置の場合、アクチュエーターの振動が小さい場
合には、鏡筒との共鳴も少なく撮影時に騒音となること
はなかったが、レンズ駆動用のアクチュエーターが鏡筒
に直接ビス止めされているため、ステッピングモーター
のような振動が原理的に大きくなるアクチュエーターを
使用した場合には、鏡筒で振動が共鳴することによる騒
音が非常に大きくなっている。
ズ駆動装置の場合、アクチュエーターの振動が小さい場
合には、鏡筒との共鳴も少なく撮影時に騒音となること
はなかったが、レンズ駆動用のアクチュエーターが鏡筒
に直接ビス止めされているため、ステッピングモーター
のような振動が原理的に大きくなるアクチュエーターを
使用した場合には、鏡筒で振動が共鳴することによる騒
音が非常に大きくなっている。
【0007】そのため、対応策としては鏡筒側の肉厚を
厚くしたり、性能が多少劣化することを認めた上でステ
ッピングモーターのトルクを減少させて発生する振動を
小さくする手だても考えられている。
厚くしたり、性能が多少劣化することを認めた上でステ
ッピングモーターのトルクを減少させて発生する振動を
小さくする手だても考えられている。
【0008】しかし、軽量小型化の要請及び高性能化が
要求される現状に鑑みると上記対策がとれなくなってき
たのが現状である。
要求される現状に鑑みると上記対策がとれなくなってき
たのが現状である。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
ので、ステッピングモーターの振動が鏡筒に伝わるのを
簡易な構成で極力低減できるレンズ駆動装置を提供する
ことを目的としている。
ので、ステッピングモーターの振動が鏡筒に伝わるのを
簡易な構成で極力低減できるレンズ駆動装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、送り螺子にラックが噛合され、送り螺子の
一端にアクチュエーターが取付けられ、アクチュエータ
ーが固定された取付板と、レンズが光軸方向に移動可能
なようになされた鏡筒と、取付板と鏡筒の間に挟まれる
ように設置された振動減衰材と、により構成されるレン
ズ駆動装置であって、鏡筒に設けられた位置決め突子
が、振動減衰材に穿設され、鏡筒に設けられた位置決め
突子が貫通する孔を貫通し、取付板に設けられた位置決
め孔に挿入されるように構成したものである。
に本発明は、送り螺子にラックが噛合され、送り螺子の
一端にアクチュエーターが取付けられ、アクチュエータ
ーが固定された取付板と、レンズが光軸方向に移動可能
なようになされた鏡筒と、取付板と鏡筒の間に挟まれる
ように設置された振動減衰材と、により構成されるレン
ズ駆動装置であって、鏡筒に設けられた位置決め突子
が、振動減衰材に穿設され、鏡筒に設けられた位置決め
突子が貫通する孔を貫通し、取付板に設けられた位置決
め孔に挿入されるように構成したものである。
【0011】
【作用】本発明のレンズ駆動装置は、鏡筒に設けられた
位置決め突子が、振動減衰材に穿設された孔を通して取
付板に設けられた位置決め孔に挿入されることにより、
相互に正確に位置されて鏡筒、振動減衰材、取付板の位
置関係が正確に保て、アクチュエーターを駆動させた時
に発生した振動は、振動減衰材によって大きく吸収され
て鏡筒への伝達が阻止される。そのため、鏡筒にて振動
が共鳴するのを防止でき、撮影時の雑音を大幅に低減で
きる。
位置決め突子が、振動減衰材に穿設された孔を通して取
付板に設けられた位置決め孔に挿入されることにより、
相互に正確に位置されて鏡筒、振動減衰材、取付板の位
置関係が正確に保て、アクチュエーターを駆動させた時
に発生した振動は、振動減衰材によって大きく吸収され
て鏡筒への伝達が阻止される。そのため、鏡筒にて振動
が共鳴するのを防止でき、撮影時の雑音を大幅に低減で
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用したレンズ駆動装置の第
1実施例を図1乃至図4を参照して説明する。
1実施例を図1乃至図4を参照して説明する。
【0013】本実施例のレンズ駆動装置1は、レンズの
焦点調節用のアクチュエーターと、前述のレンズを前後
摺動移動可能に設けた鏡筒との間に振動減衰材を配置し
て構成するが、従来例と同様にインナーフォーカス方式
の駆動装置であるため、従来と同一構成部分について
は、図中に同一符号を付して説明も簡略する。
焦点調節用のアクチュエーターと、前述のレンズを前後
摺動移動可能に設けた鏡筒との間に振動減衰材を配置し
て構成するが、従来例と同様にインナーフォーカス方式
の駆動装置であるため、従来と同一構成部分について
は、図中に同一符号を付して説明も簡略する。
【0014】即ち、アクチュエーターにはステッピング
モーター2を使用し、このステッピングモーター2を連
結板3を介して取付板4に取付け、この取付板4を鏡筒
9に固定する際に両者の間に1mm〜2mm厚の振動減
衰材13、13をはさみ込んでビス14、14により固
定しレンズ駆動装置として完成させたものである。
モーター2を使用し、このステッピングモーター2を連
結板3を介して取付板4に取付け、この取付板4を鏡筒
9に固定する際に両者の間に1mm〜2mm厚の振動減
衰材13、13をはさみ込んでビス14、14により固
定しレンズ駆動装置として完成させたものである。
【0015】取付板4には、ビス孔(図示せず)と位置
決孔4aが穿設され、振動減衰材13には、鏡筒9側の
位置決突子9aを貫通させるための孔13a及び螺子止
め用のビス14を貫通させるための孔13bが図4に示
すように穿設されている。
決孔4aが穿設され、振動減衰材13には、鏡筒9側の
位置決突子9aを貫通させるための孔13a及び螺子止
め用のビス14を貫通させるための孔13bが図4に示
すように穿設されている。
【0016】上述の構成よりなる本発明のレンズ駆動装
置1によれば、ステッピングモーター2の作動時に発生
する振動は、連結板3から取付板4にそのまま伝達され
るものの振動減衰材13によって大幅に吸収されて鏡筒
9には伝達される。
置1によれば、ステッピングモーター2の作動時に発生
する振動は、連結板3から取付板4にそのまま伝達され
るものの振動減衰材13によって大幅に吸収されて鏡筒
9には伝達される。
【0017】そのため、撮影時に振動の悪影響を受ける
こともなく、撮影と同時に録音をする際に雑音が入込む
のを低減できるという効果を奏する。
こともなく、撮影と同時に録音をする際に雑音が入込む
のを低減できるという効果を奏する。
【0018】また、振動減衰材13をレンズ駆動装置1
と、キャビネット14、15との取付部分にはさみ込
み、上述の実施例と併用してもよく、ボイスコイル型の
ズームアクチュエーターとレンズの鏡筒との間にもはさ
み込んでもよい。
と、キャビネット14、15との取付部分にはさみ込
み、上述の実施例と併用してもよく、ボイスコイル型の
ズームアクチュエーターとレンズの鏡筒との間にもはさ
み込んでもよい。
【0019】なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で種々変更でき、例えば、振動減衰材の形状等は、上
述の実施例の如く板状のものに限られず、ワッシャー形
状に形成してもよい。
囲で種々変更でき、例えば、振動減衰材の形状等は、上
述の実施例の如く板状のものに限られず、ワッシャー形
状に形成してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレンズ駆動
装置によると、鏡筒に設けられた位置決め突子が、振動
減衰材に穿設された孔を通して取付板に設けられた位置
決め孔に挿入されることにより、相互に正確に位置され
て鏡筒、振動減衰材、取付板の位置関係が正確に保て、
アクチュエーターを駆動させた時に発生する振動は、振
動減衰材によって大きく吸収されて鏡筒への伝達が阻止
されてアクチュエーターの振動が鏡筒に共鳴するのを抑
制して騒音レベルを従来品に対して1〜2db(A)に
減らすことができるという効果を奏する。本発明は、特
に小型の8mmVTR等に適用した場合に有効である。
装置によると、鏡筒に設けられた位置決め突子が、振動
減衰材に穿設された孔を通して取付板に設けられた位置
決め孔に挿入されることにより、相互に正確に位置され
て鏡筒、振動減衰材、取付板の位置関係が正確に保て、
アクチュエーターを駆動させた時に発生する振動は、振
動減衰材によって大きく吸収されて鏡筒への伝達が阻止
されてアクチュエーターの振動が鏡筒に共鳴するのを抑
制して騒音レベルを従来品に対して1〜2db(A)に
減らすことができるという効果を奏する。本発明は、特
に小型の8mmVTR等に適用した場合に有効である。
【図1】本発明のレンズ駆動装置の概略斜視図
【図2】同、レンズ駆動装置の下面の一部省略拡大斜視
図
図
【図3】同、縦断面側面図
【図4】振動減衰材の拡大斜視図
【図5】従来のレンズ駆動装置の下面の一部省略拡大斜
視図
視図
1 レンズ駆動装置 2 アクチュエーター(ステッピングモーター) 9 鏡筒 12 レンズ 13 振動減衰材
Claims (1)
- 【請求項1】 送り螺子にラックが噛合され、前記送り
螺子の一端にアクチュエーターが取付けられ、前記アク
チュエーターが固定された取付板と、 レンズが光軸方向に移動可能なようになされた鏡筒と、 前記取付板と前記鏡筒の間に挟まれるように設置された
振動減衰材と、 により構成されるレンズ駆動装置であって、 前記鏡筒に設けられた位置決め突子が、前記振動減衰材
に穿設され、前記鏡筒に設けられた位置決め突子が貫通
する孔を貫通し、前記取付板に設けられた位置決め孔に
挿入されることを特徴とするレンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07457992A JP3185332B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07457992A JP3185332B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05281447A JPH05281447A (ja) | 1993-10-29 |
JP3185332B2 true JP3185332B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=13551230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07457992A Expired - Fee Related JP3185332B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3185332B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012118467A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Canon Inc | レンズ鏡筒、およびカメラ |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP07457992A patent/JP3185332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012118467A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Canon Inc | レンズ鏡筒、およびカメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05281447A (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |