JP3185137B2 - 抗菌シート - Google Patents
抗菌シートInfo
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- JP3185137B2 JP3185137B2 JP18323798A JP18323798A JP3185137B2 JP 3185137 B2 JP3185137 B2 JP 3185137B2 JP 18323798 A JP18323798 A JP 18323798A JP 18323798 A JP18323798 A JP 18323798A JP 3185137 B2 JP3185137 B2 JP 3185137B2
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- Japan
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- antibacterial
- film
- sheet
- ceramic powder
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、抗菌セラミック
ス粉体を練り込んだポリオレフィン系樹脂を、吸水性を
有する不織布や、非吸水性のポリエチレン系フィルム等
と貼り合わせ、ドリップシートや袋等に加工し、特に抗
菌性を付与した抗菌シートに関するものである。
ス粉体を練り込んだポリオレフィン系樹脂を、吸水性を
有する不織布や、非吸水性のポリエチレン系フィルム等
と貼り合わせ、ドリップシートや袋等に加工し、特に抗
菌性を付与した抗菌シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のシート材としては、多種
多褌なものが開示されているが、主に天然素材（ワサビ
等）から抽出した抗菌剤を使用したものがある。また、
抗菌セラミックス粉体を使用したものとしては、主成分
として銀を含んでいるのが現状である。
多褌なものが開示されているが、主に天然素材（ワサビ
等）から抽出した抗菌剤を使用したものがある。また、
抗菌セラミックス粉体を使用したものとしては、主成分
として銀を含んでいるのが現状である。
【０００３】しかしながら、上記前者においては天然素
材を使用しているため、効果の持続性に問題を生じ、長
期間使用できない。また、上記後者においても銀の効果
はある程度確認できるが、それ以上の効果を有するもの
が現在市場に出回っていない。
材を使用しているため、効果の持続性に問題を生じ、長
期間使用できない。また、上記後者においても銀の効果
はある程度確認できるが、それ以上の効果を有するもの
が現在市場に出回っていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の種々
の問題点に鑑みなされたもので、その目的は魚介類等の
パック商品内に入れるドリップシートや生鮮食料品の容
器や袋に加工して使用し、鮮度保持するもので、抗菌性
が高く、長期間に及び、かつドリップが出易い食品にお
いても使用できる抗菌シートを提供するものである。
の問題点に鑑みなされたもので、その目的は魚介類等の
パック商品内に入れるドリップシートや生鮮食料品の容
器や袋に加工して使用し、鮮度保持するもので、抗菌性
が高く、長期間に及び、かつドリップが出易い食品にお
いても使用できる抗菌シートを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、酸化珪素、酸化アルミニュームなどのセ
ラミックスに、酸化チタンを吸着させたものを主成分と
する抗菌セラミックス粉体を練り込んだポリオレフィン
系樹脂を、吸水性を有する不織布、合成紙、パルプ紙等
に貼り合わせた。また、酸化珪素、酸化アルミニューム
などのセラミックスに、酸化チタンを吸着させたものを
主成分とする抗菌セラミックス粉体を練り込んだポリオ
レフィン系樹脂を、非吸水性のポリエチレン系フィル
ム、ポリプロピレン系フィルム、ナイロン系フィルム、
ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、エ
チレンビニルアルコール共重合体フィルム、アルミ箔等
に貼り合わせた。さらに、粒径が、５μｍ以下で且炭化
珪素又は酸化珪素５０乃至７０％重量、酸化アルミニュ
ーム１５乃至２５％重量、酸化チタン５乃至１０％重量
の割合で焼成されてなる超微粒状抗菌セラミックス粉体
を練り込んだポリオレフィン系樹脂とする。さらにま
た、複数の孔を設けた。
の手段として、酸化珪素、酸化アルミニュームなどのセ
ラミックスに、酸化チタンを吸着させたものを主成分と
する抗菌セラミックス粉体を練り込んだポリオレフィン
系樹脂を、吸水性を有する不織布、合成紙、パルプ紙等
に貼り合わせた。また、酸化珪素、酸化アルミニューム
などのセラミックスに、酸化チタンを吸着させたものを
主成分とする抗菌セラミックス粉体を練り込んだポリオ
レフィン系樹脂を、非吸水性のポリエチレン系フィル
ム、ポリプロピレン系フィルム、ナイロン系フィルム、
ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、エ
チレンビニルアルコール共重合体フィルム、アルミ箔等
に貼り合わせた。さらに、粒径が、５μｍ以下で且炭化
珪素又は酸化珪素５０乃至７０％重量、酸化アルミニュ
ーム１５乃至２５％重量、酸化チタン５乃至１０％重量
の割合で焼成されてなる超微粒状抗菌セラミックス粉体
を練り込んだポリオレフィン系樹脂とする。さらにま
た、複数の孔を設けた。
【０００６】
【発明の実施の形態】まず、第１実施例の抗菌シートと
しては、酸化珪素、酸化アルミニュームなどのセラミッ
クスに、酸化チタンを吸着させたものを主成分とする抗
菌セラミックス粉体２ａを練り込んだのポリオレフィン
系樹脂（例えばポリエチレン、ポリプロピレン等）３を
吸水性を有する不織布２と貼り合わせてドリップシート
１として使用するものである。なお、抗菌セラミックス
粉体２ａは、ポリオレフィン系樹脂３に対して重量比で
０．１％以上練り込むものとする。また、上記抗菌セラ
ミックス粉体２ａは粒径が５μｍ以下で且炭素珪素又は
酸化珪素５０乃至７０％重量、酸化アルミニューム１５
乃至２５％重量、酸化チタン５乃至１０％重量の割合で
焼成される、超微粒状抗菌セラミックス粉体とする。
しては、酸化珪素、酸化アルミニュームなどのセラミッ
クスに、酸化チタンを吸着させたものを主成分とする抗
菌セラミックス粉体２ａを練り込んだのポリオレフィン
系樹脂（例えばポリエチレン、ポリプロピレン等）３を
吸水性を有する不織布２と貼り合わせてドリップシート
１として使用するものである。なお、抗菌セラミックス
粉体２ａは、ポリオレフィン系樹脂３に対して重量比で
０．１％以上練り込むものとする。また、上記抗菌セラ
ミックス粉体２ａは粒径が５μｍ以下で且炭素珪素又は
酸化珪素５０乃至７０％重量、酸化アルミニューム１５
乃至２５％重量、酸化チタン５乃至１０％重量の割合で
焼成される、超微粒状抗菌セラミックス粉体とする。
【０００７】上記のドリップシート１の使用例として
は、例えば生鮮食料品Ｓの（刺身・肉やカット野菜等）
の容器Ｈの底に不織布３を裏にして敷くことにより、食
品Ｓとの接触部分が少なくても、抗菌セラミックス粉体
２ａのエネルギーにより、空気中の酸素から抗菌作用を
有する活性化酸素及び活性酸素を作り出すので、容器の
中の細菌の繁殖を防ぐことができるものである。
は、例えば生鮮食料品Ｓの（刺身・肉やカット野菜等）
の容器Ｈの底に不織布３を裏にして敷くことにより、食
品Ｓとの接触部分が少なくても、抗菌セラミックス粉体
２ａのエネルギーにより、空気中の酸素から抗菌作用を
有する活性化酸素及び活性酸素を作り出すので、容器の
中の細菌の繁殖を防ぐことができるものである。
【０００８】
【表１】
【０００９】つぎに、第２実施例の抗菌シート２１とし
ては、上記と同様な抗菌セラミックス粉体２２ａを練り
込んだポリオレフィン系樹脂２２の表面に、ポリエチレ
ン系等のフィルム４に貼り合わせたもので、容器や袋に
加工して使用するものである。
ては、上記と同様な抗菌セラミックス粉体２２ａを練り
込んだポリオレフィン系樹脂２２の表面に、ポリエチレ
ン系等のフィルム４に貼り合わせたもので、容器や袋に
加工して使用するものである。
【００１０】
【表２】
【００１１】上記の抗菌シート２１は、各種食品容器や
袋として使用するもので、袋Ｆとしては２枚の抗菌シー
ト２１を内側にポリオレフィン系樹脂２２がくるように
熱シールＮにて加工し、中に生鮮食料品Ｓ１を入れる。
このように使用することにより、上記と同様な作用効果
を有し、細菌の増殖を防止するものである。
袋として使用するもので、袋Ｆとしては２枚の抗菌シー
ト２１を内側にポリオレフィン系樹脂２２がくるように
熱シールＮにて加工し、中に生鮮食料品Ｓ１を入れる。
このように使用することにより、上記と同様な作用効果
を有し、細菌の増殖を防止するものである。
【００１２】また、第３実施例として、抗菌シートに複
数の孔を設けるのも一考である。なお、上記各表のテー
タは重量比で０．１％抗菌セラミックス粉体を練り込ん
だもので、重量比を上げることにより効果が上がるのは
述べるまでもない。
数の孔を設けるのも一考である。なお、上記各表のテー
タは重量比で０．１％抗菌セラミックス粉体を練り込ん
だもので、重量比を上げることにより効果が上がるのは
述べるまでもない。
【００１３】上記実施例におけるポリオレフィン系樹脂
を不織布や各フィルム等に貼りつける方法としては、ポ
リオレフィン系樹脂を溶融し、不織布（シート状）やポ
リエチレン系フィルムに貼り合わせる。また、ポリオレ
フィン系樹脂をシート状（フィルム）に形成し、不織布
（シート状）やポリエチレン系フィルム等に貼り合わせ
るものである。
を不織布や各フィルム等に貼りつける方法としては、ポ
リオレフィン系樹脂を溶融し、不織布（シート状）やポ
リエチレン系フィルムに貼り合わせる。また、ポリオレ
フィン系樹脂をシート状（フィルム）に形成し、不織布
（シート状）やポリエチレン系フィルム等に貼り合わせ
るものである。
【００１４】
【発明の効果】以上、テストの結果から明らかなよう
に、前記抗菌セラミックス粉体を使用した抗菌シートを
ドリップシートや容器・袋等に加工して使用することに
より、特に酸化チタンの触媒作用により作られる活性化
酸素等による抗菌作用により、細菌の繁殖を防止するこ
とができる。また、粒径が、５μｍ以下の超微粒状で形
成されるため従来の遠赤外セラミックス粉体として実用
されている細粒径の略１０乃至３０μｍ以上のものに比
べ、放射に係る表面積率が、少なくとも１０倍以上にも
及び、極めて効率の高い放射がなされることとなり、而
も炭化珪素又は、酸化珪素５０乃至７０％重量とその組
織割合が極めて高く且酸化アルミニューム１５乃至２５
％重量割合で構成されてなるから、波長の短い近赤外線
領域から遠赤外線領域に亘る広範囲の電磁波が放射され
て、水の分子に対する共振及び励起が強くなり、微生物
類の増殖を抑制することができる効果を有する。
に、前記抗菌セラミックス粉体を使用した抗菌シートを
ドリップシートや容器・袋等に加工して使用することに
より、特に酸化チタンの触媒作用により作られる活性化
酸素等による抗菌作用により、細菌の繁殖を防止するこ
とができる。また、粒径が、５μｍ以下の超微粒状で形
成されるため従来の遠赤外セラミックス粉体として実用
されている細粒径の略１０乃至３０μｍ以上のものに比
べ、放射に係る表面積率が、少なくとも１０倍以上にも
及び、極めて効率の高い放射がなされることとなり、而
も炭化珪素又は、酸化珪素５０乃至７０％重量とその組
織割合が極めて高く且酸化アルミニューム１５乃至２５
％重量割合で構成されてなるから、波長の短い近赤外線
領域から遠赤外線領域に亘る広範囲の電磁波が放射され
て、水の分子に対する共振及び励起が強くなり、微生物
類の増殖を抑制することができる効果を有する。
【図１】本発明の第１実施例を示す抗菌シートの斜視
図。
図。
【図２】本発明の第１実施例を示す抗菌シートの使用状
態図。
態図。
【図３】本発明の第２実施例を示す抗菌シートの斜視
図。
図。
【図４】本発明の第２実施例を示す抗菌シートの使用状
態図。
態図。
１−−−ドリップシート ２−−−不織布 ３−−−ポリオレフィン系樹脂 ４−−−フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ // Ａ０１Ｎ 59/16 Ａ０１Ｎ 59/16 Ｚ (56)参考文献 特開 平４−143748（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−162232（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−136973（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B32B 1/00 - 35/00 A01N 25/34
Claims (4)
- 【請求項１】 酸化珪素、酸化アルミニュームなどのセ
ラミックスに、酸化チタンを吸着させたものを主成分と
する抗菌セラミックス粉体を練り込んだポリオレフィン
系樹脂を、吸水性を有する不織布、合成紙、パルプ紙等
に貼り合わせしたことを特徴とする抗菌シート。 - 【請求項２】 酸化珪素、酸化アルミニュームなどのセ
ラミックスに、酸化チタンを吸着させたものを主成分と
する抗菌セラミックス粉体を練り込んだポリオレフィン
系樹脂を、非吸水性のポリエチレン系フィルム、ポリプ
ロピレン系フィルム、ナイロン系フィルム、ポリエステ
ル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、エチレンビニ
ルアルコール共重合体フィルム、アルミ箔等に貼り合わ
せたことを特徴とする抗菌シート。 - 【請求項３】 粒径が、５μｍ以下で且炭化珪素又は酸
化珪素５０乃至７０％重量、酸化アルミニューム１５乃
至２５％重量、酸化チタン５乃至１０％重量の割合で焼
成されてなる超微粒状抗菌セラミックス粉体を練り込ん
だポリオレフィン系樹脂とすることを特徴とする請求項
１又は２記載の抗菌シート。 - 【請求項４】 複数の孔を設けたことを特徴とする請求
項１又は２記載の抗菌シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18323798A JP3185137B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 抗菌シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18323798A JP3185137B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 抗菌シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11333982A JPH11333982A (ja) | 1999-12-07 |
| JP3185137B2 true JP3185137B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=16132185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18323798A Expired - Fee Related JP3185137B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 抗菌シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3185137B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4258480B2 (ja) * | 2005-03-15 | 2009-04-30 | トヨタ自動車株式会社 | 研削加工装置および研削加工システム |
| JP3161815U (ja) * | 2010-05-31 | 2010-08-12 | ユニバース株式会社 | 添物代用シート |
| US10889501B2 (en) | 2016-02-24 | 2021-01-12 | Massachusetts Institute Of Technology | Solar thermal aerogel receiver and materials therefor |
| US11170750B2 (en) | 2018-04-25 | 2021-11-09 | Massachusetts Institute Of Technology | Energy efficient soundproofing window retrofits |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP18323798A patent/JP3185137B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11333982A (ja) | 1999-12-07 |
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