JP3184962U - ボルト締め極厚ダイアフラム型柱と梁との接合部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】相互の柱母材間に接合コアを配置し、接合コアに梁を接合する接合部材であって、工場における接合コアの溶接作業を半減させ、建設現場における高カボルトの使用を著しく減少させ、且つダイアフラムの開裂を防止し、容易な工法で経済的で工期も短縮でき強度の高いボルト締め極厚ダイアフラム型柱と梁の接合部材を提供する。
【解決手段】相互の柱母材間に接合コアを設置し、接合コアのパネル1に極厚ダイアフラム2を取り付けた極厚ダイアフラム型柱と梁との接合部材であって、パネル1の肉厚を柱母材10の肉厚よりも厚くして、パネル1の両端を直接に柱母材10の端部にそれぞれ溶接し、梁端部に取り付けたエンドプレート12に穿設したボルト穴5と接合コアのパネル1に穿設したボルト穴5と極厚ダイアフラム2に加工しためねじ8との間に高力ボルト14を螺装し、エンドプレート12の外側からナットにより高カボルト14を締め付ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、鋼構造の柱と梁とを接合コアを用いて接合する部材に関する。
従来、図7に示すように、柱と梁を接合するのに、相互の柱母材10,10間にダイアフラム19とパネル1とからなる接合コアを配置し、該接合コアに梁母材11をブラケット15を介して取り付けるようにしている。
しかし、前記接合コアを用いた従来技術で、柱側は、工場で例えば、上部柱母材10に上部ダイアフラム19を溶接し、該上部ダイアフラム19にパネル1の上端開口を溶接し、該パネル1の下端関口に下部ダイアフラム19を溶接し、該下部ダイアフラム19に下部柱母材10を溶接する、ということで溶接筒所が4ケ所になり溶接が面倒であるという問題がある。しかも溶接時に裏当て金を取り付け仮組みし、本溶接終了後に探傷試験を多数行わねばならないので、柱の組み付けが一層面倒である。
また、ダイアフラム19の両面が柱母材10とパネル1にそれぞれ溶接されているため、柱の繰り返し振動によりダイアフラム19が開裂するおそれもある。
更に、建設現場においては、梁母材11とブラケット15との間に複数の添え板17を配置し、梁母材11とブラケット15とを多数の頭付き高力ボルト18で接合するため、現場におけるボルト接続作業が面倒であるという問題もある。
本考案は、前記課題を解決するためのものであり、その目的とするところは、相互の柱母材間に接合コアを配置し、該接合コアに梁を接合する接合部材であって、工場における接合コアの溶接作業を半減させ、建設現場における高カボルトの使用を著しく減少させ、且つダイアフラムの開裂を防止し得るところの、従来技術に比して極めて容易な工法で経済的で工期も短縮でき強度の高い接合部材を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本考案は、以下の特徴を有することとする。
本考案に係るボルト締め極厚ダイアフラム型柱と梁との接合部材は、相互の柱母材間に接合コアを設置し、該接合コアのパネルに極厚ダイアフラムを取り付けた極厚ダイアフラム型柱と梁との接合部材であって、パネルの肉厚を柱母材の肉厚よりも厚くして、該パネルの両端を直接に柱母材の端部にそれぞれ溶接し、梁端部に取り付けたエンドプレートに穿設したボルト穴と接合コアの前記パネルに穿設したボルト穴と前記極厚ダイアフラムに加工しためねじとの間に高力ボルトを螺装し、前記エンドプレートの外側からナットにより高カボルトを締め付けるようにしたことを特徴とする。
パネルに極厚ダイアフラムを取り付け、該パネルの両端を直接に柱母材の端部にそれぞれ溶接したので、溶接箇所が従来技術に比して半減して各柱母材と接合コアは確実に接合され、開裂のおそれがない。且つ、パネルの肉厚を柱母材の肉厚よりも厚くして、梁端部に取り付けたエンドプレートに穿設したボルト穴と接合コアの前記パネルに穿設したボルト穴と前記極厚ダイアフラムに加工しためねじとの間に高力ボルトを螺装し、前記エンドプレートの外側からナットにより高力ボルトを締め付けるようにしたので、従来技術に比して高力ボルトの使用本数は著しく減少されて柱と梁は接合コアを介して確実に接合される。
本考案によれば、相互の柱母材間に接合コアを設置し、該接合コアを介して柱と梁を接合するようにしたもので、工場で完成される柱部材の溶接箇所が比較的に少なく工場における加工作業が極めて容易であり、建設現場においては単にエンドプレートに穿設したボルト穴と接合コアのパネルに穿設したボルト穴と極厚ダイアフラムに加工しためねじとの間に高力ボルトを螺装し、前記エンドプレートの外側からナットにより高力ボルトを締め付けるのみで柱と梁は接合されるので、使用されるボルトの数は著しく減少され、経済的で工期も短縮できる接合部材となる。
また、前記エンドプレートの外側からナットにより高力ボルトを締め付ける際にパネルの板厚が比較的に厚く構成されているため、高カボルトによる接合がより確実で剛接合が可能となる。更に、極厚ダイアフラムは柱母材やパネルに溶接されるものではないので、使用中に開裂のおそれのない確実な接合部材となる。
本実施形態に係る接合部材の接合部分の側面図である。 図1のA−A’断面図である。 図1のB−B’断面図である。 本実施形態に係る接合部材の接合部分の側面図である。 図4のC−C’断面図である。 図4のD−D’断面図である。 従来の接合部材における接合部分の側面説明図である。
以下、本考案による一実施形態について図面を参照して詳しく説明する。
図1ないし図3において10,10は柱母材であり、該柱母材10,10間には、柱母材10の板厚と同等の板厚のパネル1と極厚ダイアフラム2とからなる接合コアが設置されている。そして、該接合コアのパネル1の上下端は、前記上下の柱母材10,10の端部に直接それぞれ裏当て金付き溶接接合されている。
そして、パネル1に極厚ダイアフラム2を取り付けた接合コアの両端部に柱母材10を溶接した柱は工場で完成される。また、11,11は梁母材であり、各梁母材11の端部にはボルト穴5,5を穿設したエンドプレート12が工場で溶接されている。
建設現場においては、前記エンドプレート12に設けたボルト穴5をパネル1に穿設したボルト穴5に合わせて、エンドプレート12の外側から極厚ダイアフラムに加工した前記めねじ8に達する高力ボルト14を螺装し、ナットによって締め付けることによって、柱と梁は接合コアを介して剛接合される。
以上のように、パネル1に極厚ダイアフラム2を取り付け、該パネル1の両端を直接に柱母材10の端部にそれぞれ溶接したので、溶接箇所が従来技術に比して半減して各柱母材10と接合コアは確実に接合されることになる。そして、極厚ダイアフラム2は柱母材10やパネル1に溶接されるものではないので、使用中に開裂のおそれがない。
また、パネル1の肉厚を柱母材10の肉厚よりも厚くして、梁端部に取り付けたエンドプレート12に穿設したボルト穴5と接合コアの前記パネル1に穿設したボルト穴5と前記極厚ダイアフラム2に形成しためねじ8との間に高力ボルト14を螺装し、前記エンドプレート12の外側からナットにより高カボルト14を締め付けるようにしたので、従来技術に比して高力ボルトの使用本数は著しく減少されて、柱と梁は接合コアを介して確実に接合される。また、工場で完成された柱の外周に突出部がないので、建設現場での柱の運搬が容易である。
図4,図5,図6は、極厚ダイアフラムを通して、柱母材10とパネル1を溶接するタイプである。
1 パネル
2 極厚ダイアフラム
5 ボルト穴
8 めねじ
10 柱母材
11 梁母材
12 エンドプレート
14 高力ボルト

Claims (1)

  1. 相互の柱母材間に接合コアを配置し、該接合コアのパネルに極厚ダイアフラムを取り付けた極厚ダイアフラム型柱と梁の接合部材であって、
    パネルの肉厚を柱母材の肉厚よりも厚くして、該パネルの両端を直接に柱母材の端部にそれぞれ溶接し、梁端部に取り付けたエンドプレートに穿設したボルト穴と接合コアの前記パネルに穿設したボルト穴と前記極厚ダイアフラムに加工しためねじとの間に高力ボルトを螺装し、前記エンドプレートの外側からナットにより高力ボルトを締め付けるようにしたことを特徴とするボルト締め極厚ダイアフラム型柱と梁の接合部材。
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