JP3184949U - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャナの頂部に試料を搭載し、その上方から光学顕微鏡で観察する構成の走査型プローブ顕微鏡であっても、試料の透過照明を行いつつ光学顕微鏡による試料の観察が可能な走査型プローブ顕微鏡を提供する。
【解決手段】スキャナ1のアクチュエータを筒状ピエゾ素子11とし、その頂部の試料搭載部位には、筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口(貫通孔)を設けるとともに、筒状ピエゾ素子11の空洞内を非接触のもとに通ってその先端が試料ホルダ3の近傍に至り、かつ、その先端には照明用光の照射手段103を配置した構成とすることで、照明用光の照射手段103からの照明光を、試料ホルダ3等を介して試料の裏面側に照射し、光学顕微鏡による観察時の透過照明を実現する。
【選択図】図2
【解決手段】スキャナ1のアクチュエータを筒状ピエゾ素子11とし、その頂部の試料搭載部位には、筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口(貫通孔)を設けるとともに、筒状ピエゾ素子11の空洞内を非接触のもとに通ってその先端が試料ホルダ3の近傍に至り、かつ、その先端には照明用光の照射手段103を配置した構成とすることで、照明用光の照射手段103からの照明光を、試料ホルダ3等を介して試料の裏面側に照射し、光学顕微鏡による観察時の透過照明を実現する。
【選択図】図2
Description
本考案は走査型プローブ顕微鏡に関し、更に詳しくは、走査を試料側で行い、かつ、試料の上方に探針を配した走査型プローブ顕微鏡に関する。
原子間力顕微鏡(AFM)や走査型トンネル顕微鏡(STM)をはじめとする走査型プローブ顕微鏡(SPM)においては、試料表面に探針を対向させた状態で両者を試料表面に沿って相対的に移動させることによって走査し、各位置における試料と探針との間の相互作用を精密に検出して、試料表面の形状や物性等の表面情報を得る。
すなわち、原子間力顕微鏡においては、カンチレバーの自由端近傍に形成されている探針を試料表面に対向させるとともに、そのカンチレバーの変位(撓み)を光てこ式センサなどの変位検出手段で検出し、探針の試料表面への対向位置を走査しながら、変位検出手段による変位検出結果が一定となるように探針と試料表面との間の距離をフィードバック制御し、そのフィードバック量から試料表面の3次元形状などを観察する。
また、走査型トンネル顕微鏡においては、試料表面に近接して対向させた探針と試料との間に流れるトンネル電流を検出して、その電流値が一定となるように探針と試料表面との間の距離をフィードバック制御し、そのフィードバック量から試料表面の形状等を観察する。
以上のような走査型プローブ顕微鏡において、試料に対する探針の走査は、試料側を水平面に沿う2次元方向に微動させる構造のものが多く、加えて、試料と探針との接近/離隔方向への移動も、試料側を微動させる構造が採用されることが多い。すなわち、汎用の走査型プローブ顕微鏡では、試料を搭載する試料ホルダを頂部に装着して3次元方向に微動させるスキャナを備え、その上方に探針を設けた構成が多用されている。
このような汎用の走査型プローブ顕微鏡におけるスキャナとしては、筒状ピエゾ素子、例えばチューブ状のピエゾ素子をアクチュエータとして用いたもの、すなわち、筒状ピエゾ素子の内面と外面の適宜位置に電極を形成し、その電極間に電位差を付与することによって変位を生起させるものであって、水平面上の2軸方向(X,Y方向)への微動領域と鉛直方向(Z方向)への微動領域とを上下に設けることで、3次元方向への微動を実現したものが多用されている(例えば特許文献1,2参照)。
また、走査型プローブ顕微鏡においては、光学顕微鏡による試料の事前観察、および試料とカンチレバーとの位置関係を把握して分析対象位置の決定等を行うことが必須であり、そのために、汎用の走査型プローブ顕微鏡においては、カンチレバー(探針)の更に上方に試料表面並びにカンチレバー等を観察するための光学顕微鏡を配置したもの、あるいは配置できるようにしたものが多い(例えば特許文献3参照)。光学顕微鏡による観察のための照明は、落射照明もしくは側射照明等の反射型の照明が用いられる。
なお、生体観察専用の走査型プローブ顕微鏡として、試料を保持する試料ホルダを試料保持面が下向きとなるように配置し、スキャナによって3次元方向に微動させるとともに、その試料ホルダの下方にカンチレバーを設け、そのカンチレバーの更に下方に倒立顕微鏡を設けた構造のものが知られている(例えば特許文献4参照)。この倒立顕微鏡を用いた生体観察専用の走査型プローブ顕微鏡の装置構成は大掛かりで、走査型プローブ顕微鏡としての性能は劣るのであるが、このタイプの走査型プローブ顕微鏡においても、倒立顕微鏡による観察のための照明は、試料ホルダを挟んで対物レンズと反対側にスキャナが存在しているため、対物レンズと同じ方向、つまり下面に試料を保持する試料ホルダの下方からの反射照明が採用されている。
ところで、走査型プローブ顕微鏡において、試料を光学顕微鏡で鮮明に明るく観察するためには、その観察部位に対して相応の照明を設ける必要があることは勿論であるが、従来の落射照明等の反射型の照明では、反射率の高い不透明試料については鮮明に観察することができるものの、生体試料やフィルム等では鮮明に観察できない場合がある。
このような透明試料に対しては透過照明による光学顕微鏡観察が望ましいのであるが、コンパクトで性能の良好な汎用の走査型プローブ顕微鏡においては、試料ホルダをスキャナの頂部に装着してその上に試料を搭載し、その更に上方に光学顕微鏡を配置している関係上、試料を下方から照らして上方から光学顕微鏡で観察することはできない。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもので、スキャナの頂部に試料を搭載し、その上方から光学顕微鏡で観察できるように構成された走査型プローブ顕微鏡であっても、試料の透過照明を行いつつ光学顕微鏡で試料を観察することのできる走査型プローブ顕微鏡の提供をその課題としている。
上記の課題を解決するため、本考案の走査型プローブ顕微鏡は、頂部に試料を搭載して試料走査のために少なくとも2次元方向に微動するスキャナの上方に、試料に対向する探針が配置されているとともに、その探針の更に上方に光学顕微鏡が配置された走査型プローブ顕微鏡において、上記スキャナのアクチュエータが、中心軸に沿った空洞を有してなる筒状ピエゾ素子であり、かつ、このスキャナの試料搭載部位には、上記筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口が形成されているとともに、基端部が装置の固定部位に固定され、上記筒状ピエゾ素子の空洞内を当該筒状ピエゾ素子に対して非接触のもとに通ってその先端部が上記試料搭載部位の近傍に至り、かつ、その先端部に照明用光の照射手段を有する支持部材を備えていることによって特徴づけられる(請求項1)。
ここで、本考案においては、上記スキャナの試料搭載部位には、ホルダ装着機構を介して試料ホルダが装着され、試料はその試料ホルダ上に搭載されるとともに、その試料ホルダおよびホルダ装着機構に、上記筒状ピエゾ素子の空洞に連通する貫通孔がそれぞれ形成されている構成(請求項2)を採用することができる。
また、本考案においては、上記照明用光の照射手段がLEDランプであり、そのLEDランプが上記支持部材の先端部に固定されている構成(請求項3)、あるいは、上記照明用光の照射手段が、別置された光源ランプの光を導く光ファイバであり、その光ファイバが上記支持部材の内側を通ってそのファイバ端が上記試料ホルダの近傍で開口している構成(請求項4)を採用することができる。
本考案は、汎用の走査型プローブ顕微鏡のスキャナのアクチュエータとして、中心軸に沿った空洞を有してなる筒状ピエゾ素子を使用可能であることを利用するとともに、その頂部の試料搭載部位に筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口を形成して、上記の空洞を介して照明光の照射を行うことで課題を解決しようとするものである。
すなわち、スキャナのアクチュエータに筒状ピエゾ素子を用い、その空洞内に非接触のもとに支持部材を挿入する。支持部材の基端部は装置(走査型プローブ顕微鏡本体)の適宜の固定部位に固定し、先端部をスキャナ頂部の試料搭載部位近傍にまで至らせ、その先端部に照明用光の照射手段を設ける。そして、スキャナの頂部の試料搭載部位には、筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口を形成する。この構成により、スキャナの頂部に搭載された試料を挟んでその上方に光学顕微鏡が、下方に照明用光の照射手段が位置し、その照明光が試料搭載部位に形成された開口を介して試料の下面に照射されることになり、スキャナ上に搭載された試料の透過照明が実現する。
本考案によれば、スキャナの頂部に試料ホルダを介して試料を搭載するとともに、その上方に探針を配置し、更にその上方に光学顕微鏡を設けた汎用の走査型プローブ顕微鏡において、光学顕微鏡による試料の観察時に透過照明を行うことができ、生体試料やフィルム等の透明試料を光学顕微鏡によって鮮明に観察することが可能となる。
しかも、筒状ピエゾ素子をスキャナのアクチュエータに用いた走査型プローブ顕微鏡にあっては、試料の搭載部位に開口を形成するとともに、支持部材の固定を工夫するだけで、既存のものを利用して簡単に透過照明機能を持つ走査型プローブ顕微鏡に改良することができるという利点もある。
以下、図面を参照しつつ本考案の実施の形態について説明する。
図1は本考案を原子間力顕微鏡に適用した実施の形態の構成を表す模式図である。
図1は本考案を原子間力顕微鏡に適用した実施の形態の構成を表す模式図である。
試料Wはスキャナ1の頂部にホルダ装着機構2を介して装着された試料ホルダ3上に保持される。スキャナ1は、試料ホルダ3上の試料Wをその表面に沿うX,Y方向に微動させると同時に、その表面に直交するZ方向に微動させることができる。
試料ホルダ3の上方には、先端(自由端)部に試料Wの表面に対向する探針4aが設けられてなるカンチレバー4が配置されている。このカンチレバー4の変位(撓み)は、レーザダイオード5、ビームスプリッタ6、ミラー7およびフォトダイオード8からなる公知の光てこ式の変位検出機構により検出される。すなわち、レーザダイオード5から出力された光は、ビームスプリッタ6によりカンチレバー4の上面に導かれ、その反射光がミラー7を介してフォトダイオード8に入射する。このフォトダイオード8は、カンチレバー4のZ方向への移動による反射光の移動方向に受光面が2分割されており、その各受光面への入射光量の変化からカンチレバー4のZ方向への変位を求めることができる。
スキャナ1をX,Y方向に微動させながら、各位置における変位検出結果が一定となるようにスキャナ1をZ方向にフィードバック制御することにより、各位置でのフィードバック量から試料Wの凹凸などの表面情報が得られる。
カンチレバー4の上方には光学顕微鏡9が設けられており、この光学顕微鏡9によって、試料ホルダ3上の試料Wの事前観察や試料Wとカンチレバー4との位置調整等を行うことができる。この光学顕微鏡9による試料観察時の照明は、従来と同様に落射照明ないしは側射照明のための照明装置(図示せず)によって行われるほか、本実施形態の特徴として、試料Wが透明試料である場合には、必要に応じて透過照明を行うことができる。
以下にその透過照明のための構造について説明する。
以下にその透過照明のための構造について説明する。
図2はスキャナ1の縦断面図であり、図3はその頂部近傍の拡大図である。このスキャナ1は、筒状ピエゾ素子11をアクチュエータとして備えており、その外周は所定の空隙を開けてスキャナカバー12で覆われている。スキャナカバー12の底部には内フランジ12aが固定されており、筒状ピエゾ素子11はその下端面が内フランジ12aに対して固定されている。また、筒状ピエゾ素子11の上端面には、ホルダ装着機構2を介して試料ホルダ3が装着されている。
ホルダ装着機構2は、筒状ピエゾ素子11の上端面に固着された略円環状の試料ホルダ台座部2aと、その試料ホルダ台座部2aの孔に挿入されたスタブ型アタッチメント2b、そのスタブ型アタッチメント2bに埋め込まれた永久磁石2c、および、スタブ型アタッチメント2b(例えば特開2005−241392号に開示のもの)を試料ホルダ台座部2aに対して固定する固定ねじ2dによって構成されている。試料ホルダ3は平板状の磁性体からなり、スタブ型アタッチメント2bの上面に載置されることにより、永久磁石2cによって吸引固定される。
以上のホルダ装着機構2の構造自体は公知であるが、本実施形態の特徴は、スタブ型アタッチメント2b並びにそれに埋め込まれている永久磁石2c、および試料ホルダ3のそれぞれに貫通孔hが形成されている点であり、これらの各貫通孔hは筒状ピエゾ素子11の中心に存在する空洞に連通している。
そして、筒状ピエゾ素子11の空洞内には、透過照明ユニットのランプ支持部材100が筒状ピエゾ素子11に対して非接触のもとに挿入されている。このランプ支持部材100は、図4にその縦断面図を示すように、基端部にフランジ部102を備えるとともに、そのフランジ部102にロッド部101が一体に形成された形状を有し、フランジ部102がスキャナカバー12の下端部の内フランジ12a(図2参照)に固定され、ロッド部101が筒状ピエゾ素子11の空洞内に挿入されており、その先端が筒状ピエゾ素子11の上端部の試料ホルダ台座部2aの近傍にまで至り、その先端にLEDランプ103が取り付けられている。LEDランプ103は、ロッド部102内を通る配線104によってスイッチ付き電源105に接続されている。
なお、フランジ部102には、図示は省略するが、筒状ピエゾ素子11の電極に接続される配線や、試料ホルダ台座部2aに接続される試料接地用の既存の配線を通過させるための切欠き等が適宜の位置に設けられる。
以上の構成において、スイッチ付き電源105を操作してLEDランプ103を点灯させると、その光はスタブ型アタッチメント2b、永久磁石2c、および試料ホルダ3に形成された貫通孔hを通って試料ホルダ3上の試料Wの裏面に照射される。したがって、透明試料の観察時には透過照明のもとに光学顕微鏡9による観察が可能となる。これにより、従来の反射光では観察が難しく、走査型プローブ顕微鏡の位置決めができなかった試料についても、簡単な操作によって正確な試料の事前観察とカンチレバーの位置決めとが可能となる。
また、以上の実施の形態においては、走査型プローブ顕微鏡本体は特に設計変更等を行うことなくそのまま用いて、図4に例示した透過照明ユニットをスキャナに取り付けるだけで試料の透過照明を実現しているので、既存の装置にも簡単に透過照明機能を付与することができる。
なお、以上の実施の形態においては、透過照明ユニットの光源としてLEDランプを用いた例を示したが、これに代えて、別置した適宜の光源ランプからの光を、光ファイバで筒状ピエゾ素子11の内部に導くようにしてもよい。この場合、上記した実施の形態と同等のランプ支持部材100を用いてその内側に光ファイバを挿入して支持し、そのファイバ端を試料ホルダ台座部2aの近傍に位置させるようにすればよい。
また、以上の実施の形態においては、スキャナの頂部に試料ホルダを介して試料を搭載した例を示したが、場合によってはスキャナの頂部に直接的に試料を搭載することもある。本考案はそのような装置構成のもとに走査型プローブ顕微鏡を使用する場合にも有効であり、要は、スキャナの試料搭載部位に、筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口が設けられていれば、上記した例と同等の作用効果を奏することができるものである。
また、本考案は上記の実施形態に示した原子間力顕微鏡のほか、走査型トンネル顕微鏡など、他の種類の走査型プローブ顕微鏡にも等しく適用し得ることは言うまでもない。
1 スキャナ
11 筒状ピエゾ素子
12 スキャナカバー
12a 内フランジ
2 ホルダ装着機構
2a 試料ホルダ台座部
2b スタブ型アタッチメント
2c 磁石
2d 固定ねじ
3 試料ホルダ
4 カンチレバー
4a 探針
5 レーザダイオード
6 ビームスプリッタ
7 ミラー
8 フォトダイオード
9 光学顕微鏡
100 ランプ支持部材
101 ロッド部
102 フランジ部
103 LEDランプ(照射手段)
104 配線
105 スイッチ付き電源
11 筒状ピエゾ素子
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2a 試料ホルダ台座部
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3 試料ホルダ
4 カンチレバー
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101 ロッド部
102 フランジ部
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Claims (4)
- 頂部に試料を搭載して試料走査のために少なくとも2次元方向に微動するスキャナの上方に、試料に対向する探針が配置されているとともに、その探針の更に上方に光学顕微鏡が配置された走査型プローブ顕微鏡において、
上記スキャナのアクチュエータが、中心軸に沿った空洞を有してなる筒状ピエゾ素子であり、かつ、このスキャナの試料搭載部位には、上記筒状ピエゾ素子の空洞に連通する開口が形成されているとともに、基端部が装置の固定部位に固定され、上記筒状ピエゾ素子の空洞内を当該筒状ピエゾ素子に対して非接触のもとに通ってその先端部が上記試料搭載部位の近傍に至り、かつ、その先端部に照明用光の照射手段を有する支持部材を備えていることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。 - 上記スキャナの試料搭載部位には、ホルダ装着機構を介して試料ホルダが装着され、試料はその試料ホルダ上に搭載されるとともに、その試料ホルダおよびホルダ装着機構に、上記筒状ピエゾ素子の空洞に連通する貫通孔がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 上記照明用光の照射手段がLEDランプであり、そのLEDランプが上記支持部材の先端部に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
- 上記照明用光の照射手段が、別置された光源ランプの光を導く光ファイバであり、その光ファイバが上記支持部材の内側を通ってそのファイバ端が上記試料ホルダの近傍で開口していることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-05-14 JP JP2013002630U patent/JP3184949U/ja not_active Expired - Lifetime
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2014
- 2014-05-09 CN CN201420237552.XU patent/CN203881800U/zh not_active Expired - Lifetime
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CN203881800U (zh) | 2014-10-15 |
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