JP3184409U - スリッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】足裏に伝わる衝撃や振動を十分に吸収し、足裏の形状に合わせて底部材が追随して変形することで、履き心地や歩き易さを向上したスリッパを提供する。
【解決手段】足が載置される底部材2と、底部材2の一方縁側から他方縁側にかけて延長されて足の甲を被覆するための甲被覆材とを備え、底部材2は、底部を構成する底部側弾性補強材21と、足裏面が載置される足裏側弾性補強材22と、上方に向けて凸状に屈曲された状態で各弾性補強材21、22の間に挿入され、各弾性補強材21、22よりも高弾性率からなるととともに足裏から重力が負荷された場合に屈曲された部位が底部側弾性補強材21に向けて弾性的に近接可能な反発材とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本考案は、スリッパに関し、特に足裏に伝わる衝撃や振動を十分に吸収し、足裏の形状に合わせて底部材が追随して変形することで、履き心地や歩き易さを向上させる上で好適なスリッパに関するものである。
従来より、底部材を弾性材料で構成したスリッパが使用されている。特許文献1の開示技術では、弾性合成樹脂材を底部材とすることで、足裏へ負荷される衝撃を吸収するとともに、底部材を足裏の形状に合わせて変形可能とすることで履き心地の向上を図ったスリッパが提案されている。
実用新案登録第3105152号公報
しかしながら、特許文献1の開示技術には、弾性合成樹脂部材の具体的な素材の開示はない。このため、特許文献1に開示のスリッパにおいて、変形し易い軟らかい弾性合成樹脂部材が底部材として使用された場合には、足裏に伝わる衝撃や振動を十分に吸収できず、使用期間が長くなると体重により底部材が変形して履き心地が却って悪化してしまう。また、底部材の弾性率があまりに高い合成樹脂部材を使用した場合には、足裏の形状に合わせて底部材が追随して変形しにくくなり、履き心地が悪化してしまう。
そこで本考案は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、特に足裏に伝わる衝撃や振動を十分に吸収し、足裏の形状に合わせて底部材が追随して変形することで、履き心地や歩き易さを向上させることが可能なスリッパを提供することにある。
請求項1記載のスリッパは、足が載置される底部材と、上記底部材の一方縁側から他方縁側にかけて延長されて足の甲を被覆するための甲被覆材とを備え、上記底部材は、底部を構成する底部側弾性補強材と、足裏面が載置される足裏側弾性補強材と、上方に向けて凸状に屈曲された状態で上記各弾性補強材の間に挿入され、上記各弾性補強材よりも高弾性率からなるととともに足裏から重力が負荷された場合に上記屈曲された部位が上記底部側弾性補強材に向けて弾性的に近接可能な反発材とを有することを特徴とする。
請求項2記載のスリッパは、請求項1記載の発明において、上記反発材は、足裏の土踏まずに応じた箇所に上記屈曲された部位が位置するように挿入されることを特徴とする。
請求項3記載のスリッパは、請求項1又は2記載の発明において、上記各弾性補強材は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)であり、上記反発材は、PPC(プロピレンカーボネート)であることを特徴とする。
請求項4記載のスリッパは、請求項1〜3のうち何れか1項記載の発明において、上記足裏側弾性補強材の表面には、指の付け根に応じた箇所に凸部が形成されてなることを特徴とする。
上述した構成からなる本考案では、反発材を介して土踏まずの部分においてある程度の弾性変形を許容することで、クッション性を確保することができ、土踏まずの動きに応じた追随性を確保することが可能となる。その結果、心地よい履き心地感を与えることが可能となる。また反発材を介して上方に隆起した足裏側弾性補強材は、足裏の土踏まずに常にフィットしていることから、更に履き心地を向上させることが可能となる。
また、この反発材を介して足裏に伝わる衝撃や振動を十分に吸収できる。更に長年の使用に応じて体重により底部材が変形してしまうのをこの反発材を介して防止でき、長期間による使用にも十分に耐えることが可能となる。
これに加えて、土踏まずを介して下向きの荷重が負荷しても反発材により対抗して沈み込みを防止できることから、この反発材を介して歩行をする上での上向きの反発力が土踏まずを介して加わることとなり、歩きやすさを向上させることが可能となる。
本考案を適用したスリッパの斜視図である。 本考案を適用したスリッパの底部材の構成について説明するための図である。 (a)は、反発材の平面形態を示す図であり、(b)は、反発材の側面図である。 反発材を弾性補強材間に挿入した状態を示す図である。 本考案を適用したスリッパの作用について説明するための図である。
以下、本考案を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明をする。図1は、本考案を適用したスリッパ1の斜視図である。スリッパ1は、足が載置される底部材2と、底部材2の一方縁側2aから他方縁側2bにかけてアーチ状に延長されて足の甲を被覆するための甲被覆材3とを備えている。
底部材2と甲被覆材3との間に形成されたアーチ状の開空間4に足が挿入されることとなる。このような開空間4に足を挿入した場合に、底部材2により足から伝わる荷重を支持するとともに、甲被覆材3により足の甲を被覆し、更に歩行時には、この足の甲に接している甲被覆材3を介してスリッパ1全体を床面から浮かせて移動させることが可能となる。
甲被覆材3は、図1に示すようにつま先部分3aが覆われていてもよいが、これに限定されるものではなく、つま先部分3aが覆われていない開放状態とされていてもよい。また、この甲被覆材3は、足の甲を全体的に被覆する場合に限定されるものではなく、少なくとも一部のみ被覆するものであってもよい。換言すれば、この甲被覆材3は、細い帯状のもので構成されていてもよいし、紐状で構成されていてもよい。またこの甲被覆材3は、一方縁側2aから他方縁側2bにかけて延長されて連結されていれば、その形状はいかなるものであってもよく、例えば鼻緒のような形状で構成してもよい。
甲被覆材3は、樹脂、布地、皮等、いかなる材料で構成されていてもよい。甲被覆材3は、布地で表層を構成するとともに、内部にスポンジ生地等を挿入するようにしてもよい。
底部材2は、図2に示すように、底部を構成する底部側弾性補強材21と、足裏面が直接的に又は間接的に載置される足裏側弾性補強材22と、各弾性補強材21、22の間に挿入される反発材23とを備えている。少なくともこのような3層からなる底部材2では、更にこの足裏側弾性補強材22の上層に例えばスポンジ生地又はウレタン素材等からなる緩衝材24が設けられていてもよい。このような構成からなる底部材2をスリッパ1本体へ実装する場合には、これら底部材2全体を生地や樹脂等で被包するようにしてもよい。
底部側弾性補強材21と、足裏側弾性補強材22とは、それぞれ弾性材料で構成されているが、互いの弾性率は同一である場合に限定されるものではなく、互いに異なるものであってもよい。底部側弾性補強材21、足裏側弾性補強材22は、それぞれスポンジ、樹脂、発泡スチロール、ゴム等、弾性変形可能なあらゆる材料で構成されている。足裏側弾性補強材22は、足からの体重が負荷された場合に、その足の形状に応じて大きく弾性変形する。また底部側弾性補強材21は、足からの体重が足裏側弾性補強材22、反発材23を介して負荷された場合に、大きく弾性変形可能とされている。
足裏側弾性補強材22の表面には、凸部27が設けられていてもよい。この凸部27の形成位置は、指の付け根に応じた箇所に形成されている。なお、この凸部27の構成は省略するようにしてもよい。
このような弾性補強材21、22の間に挿入される反発材23は、その平面形態が図3(a)に示すように足裏の形状にフィットするように設計される。具体的な足裏の形状は多岐に亘るため、ケースバイケースで最適な形状となるように設計されることとなることから、かかる図3(a)に示す平面形態に限定されるものではなく、いかなる平面形態として具現化するようにしてもよい。また、図3(b)は、反発材23の側面図を示している。この反発材23は、上方に向けて凸状に屈曲された状態に成形されている。その結果、この反発材23は、上方に向けて曲率を設けて流線型を描くような形状とされる。この反発材23の屈曲度合や曲率は、足裏の形状にフィットするように各々設計される。反発材23は、少なくとも弾性補強材21、22よりも高弾性率からなる材料で構成される。反発材23は、例えばPPC(プロピレンカーボネート)で構成されていてもよい。
このような反発材23を、弾性補強材21、22間に挿入すると、図4に示すように、上方に向けて屈曲されている表面23aが足裏側弾性補強材22に接触され、その裏面23bと底部側弾性補強材21とは、互いに離間して間隙26が形成されることとなる。また、足裏側弾性補強材22は、凸状に屈曲した反発材23により上方に押圧される結果、足裏側弾性補強材22自身も上側に隆起することとなる。
次に、このような構成からなるスリッパ1を履いた場合における作用について説明をする。
図5(a)に示すように、先ず反発材23により上方に押圧される結果、上側に隆起してなる足裏側弾性補強材22が、足裏の土踏まずに接触してフィットすることとなる。足裏側弾性補強材22は、弾性体で構成されていることから、図5(b)に示すように足裏から負荷される荷重に応じて弾性的に収縮することとなる。また、足裏における土踏まずからも下向きの荷重が負荷することとなる。しかし、この土踏まずに応じた箇所に上述した反発材23が挿入されている場合には、かかる土踏まずからの下向きの荷重に対して当該反発材23が対抗することができる。上述したように反発材23は、足裏側弾性補強材22と比較して弾性率が高い。このため、土踏まずからの下向きの荷重に対して反発材は、足裏側弾性補強材22と同様に弾性収縮することが無くなり、沈み込みをある程度抑えることができる。その結果、反発材23は、図5(b)に示すように、その屈曲された部位が底部側弾性補強材21に向けて弾性的に近接する。しかし、この反発材23の高い弾性率により、この屈曲された部位は、底部側弾性補強材21に接触することなく、間隙26としてはそのまま残ることとなる。
このようにして反発材23を介して土踏まずの部分においてある程度の弾性変形を許容することで、クッション性を確保することができ、土踏まずの動きに応じた追随性を確保することが可能となる。その結果、心地よい履き心地感を与えることが可能となる。また反発材23を介して上方に隆起した足裏側弾性補強材22は、足裏の土踏まずに常にフィットしていることから、更に履き心地を向上させることが可能となる。
また、この反発材23を介して足裏に伝わる衝撃や振動を十分に吸収できる。更に長年の使用に応じて体重により底部材が変形してしまうのをこの反発材23を介して防止でき、長期間による使用にも十分に耐えることが可能となる。
これに加えて、土踏まずを介して下向きの荷重が負荷しても反発材23により対抗して沈み込みを防止できることから、この反発材23を介して歩行をする上での上向きの反発力が土踏まずを介して加わることとなり、歩きやすさを向上させることが可能となる。
また、足裏側弾性補強材22の表面に上述した凸部27を設けておくことにより、上方に隆起した足裏側弾性補強材22を介して足裏の土踏まずに常にフィットさせつつ、足裏の滑りを凸部27により防止でき、より安定的な歩きを実現できる。
1 スリッパ
2 底部材
3 甲被覆材
4 開空間
21 底部側弾性補強材
22 足裏側弾性補強材
23 反発材
24 緩衝材
26 間隙
27 凸部

Claims (4)

  1. 足が載置される底部材と、
    上記底部材の一方縁側から他方縁側にかけて延長されて足の甲を被覆するための甲被覆材とを備え、
    上記底部材は、底部を構成する底部側弾性補強材と、足裏面が載置される足裏側弾性補強材と、上方に向けて凸状に屈曲された状態で上記各弾性補強材の間に挿入され、上記各弾性補強材よりも高弾性率からなるととともに足裏から重力が負荷された場合に上記屈曲された部位が上記底部側弾性補強材に向けて弾性的に近接可能な反発材とを有すること
    を特徴とするスリッパ。
  2. 上記反発材は、足裏の土踏まずに応じた箇所に上記屈曲された部位が位置するように挿入されること
    を特徴とする請求項1記載のスリッパ。
  3. 上記各弾性補強材は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)であり、
    上記反発材は、PPC(プロピレンカーボネート)であること
    を特徴とする請求項1又は2記載のスリッパ。
  4. 上記足裏側弾性補強材の表面には、指の付け根に応じた箇所に凸部が形成されてなること
    を特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項記載のスリッパ。
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