JP3184399U - 障子形建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 障子紙の張り替えも容易にでき、障子だけでなく照明のフードや衝立,間仕切り等の空間を演出する様々な道具に適用が可能な障子形建具を提供する。
【解決手段】 枠体10の開口部に、紙,布又は樹脂で形成された障子部材11を張り付けてなる障子形建具において、前記枠体を構成する枠部材101,102のうち、対向する一方の枠部材又は両方の枠部材に、前記障子部材の端部を引っ張りつつ固定する固定部103を設けるとともに、前記枠部材の間に、前記障子部材の面を押圧する又は引っ張る押引部材15とこの押引部材を支持する支持桟13とを設け、前記固定部と前記押引部材との間及び前記押引部材どうしの間で前記障子部材が接触する面の高さ位置を変えることで、前記障子部材に面張力を付与する構成としてある。
【選択図】 図1

Description

本考案は、枠体の開口部に紙,布又は樹脂で形成された障子部材を張り付けてなる障子形建具に関する。
障子紙の張り替えを容易にしようとする試みはかなり古くからなされており、例えば、特許文献1(実用新案公告5591号公報)には、内枠と外枠との間に障子紙を挟み込んで固定することが提案されている。
また、特許文献2(特開2006−37701号公報)に記載の考案は、障子紙を挟むだけで障子紙の張り替えができるようにしたもので、障子を内枠に固定して、この内枠を外枠に嵌め込むものが開示されている。
さらに、特許文献3(特開2005―30173号公報)には、サッシの網戸と同様に、外枠の内側にパッキンを設けて障子紙を固定したものが開示されている。
実用新案公告5591号公報 特開2006−37701号公報 特開2005―30173号公報
これら文献に記載の考案は、障子紙の張り替えを容易にするという点で注目すべきものではあるが、未だ障子紙を容易に張り替えたいとする消費者の要望は高い。さらに、障子は、太陽光や照明の光を拡散しつつ和らげ、癒しの空間を演出する道具として近年注目されている。
そこで本考案は、癒し空間に最適なデザイン性を備えるとともに、障子紙の張り替えも容易にでき、障子だけでなく照明のフードや衝立,間仕切り等の空間を演出する様々な道具に適用が可能な障子形建具の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、枠体の開口部に、紙,布又は樹脂で形成された障子部材を張り付けてなる障子形建具において、前記枠体を構成する枠部材のうち、対向する一方の枠部材又は両方の枠部材に、前記障子部材の端部を引っ張りつつ固定する固定部を設けるとともに、前記枠部材の間に、前記障子部材の面を押圧する又は引っ張る押引部材とこの押引部材を支持する支持桟とを設け、前記固定部と前記押引部材との間及び前記押引部材どうしの間で前記障子部材が接触する面の高さ位置を変えることで、前記障子部材に面張力を付与する構成としてある。
この構成の障子形建具では、まず、枠部材と枠部材の間に障子部材を載せ、その両端を固定部で引っ張りつつ固定する。これにより、障子部材は押引部材と固定部との協働によりテンションが付与され、ピンと張った状態で枠体の開口に張り付けられる。
なお、押引部材は、障子部材の面にテンションを付与することができればよいから、障子部材の面を押すものでも引っ張るものでもよい。隣り合う押引部材間又は固定部と押引部材との間で障子部材の面と接触する位置の高さを変えることで、前記のテンションを付与することができる。
前記固定部は、障子部材に張り方向に引張力を付与することができればよく、例えば、請求項2に記載するように、前記障子部材の一端部を差し込むための溝と、この溝に前記障子部材を押し込む嵌合部材とを有するものとしてもよい。
また、押引部材は、請求項3に記載するように、突出量を調整可能に前記支持桟に設けられているものとしてもよい。このようにすることで、障子部材の張り具合を自在に調整することができる。
また、請求項4に記載するように、前記押引部材が、一方の前記枠部材と他方の前記枠部材の間に所定間隔で配置された複数の桟で、この桟と桟の間を、前記一方の枠部材から前記他方の枠部材まで、波状に前記障子部材を張り渡した構成としてもよい。
本考案によれば、障子部材を枠体の開口にピンと状態で簡単に張り付けることができる。また、障子部材の交換も容易である。
さらに、本考案の障子形建具では、障子部材が立体状に枠体の開口に張り付けられるので、今までに無い新しいデザイン及びイメージの障子形建具を得ることができ、障子に限らず、照明のフードや衝立等の他の分野に広く適用されることで、室内のイメージを変えることができる。また、障子形建具の需要拡大により、和紙産業や建具産業の発展に寄与することができる。
以下、本考案の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案を障子に適用した第一の実施形態にかかり、その構成を説明する障子の一部を省略した分解斜視図、図2は、図1の障子のI−I断面図である。
図1に示すように、障子1は、縦枠101と横枠102を組み合わせて開口矩形状に形成した枠体10と、この枠体10の開口内部に格子状に組み付けられた桟13とを主な構成要素とする。
縦枠101及び横枠102には、長手方向に溝103が形成されている。また、この溝103に嵌め込まれる嵌合部材12を準備する。嵌合部材12は、障子紙11を介在させた状態で溝103に締まり嵌め状態で嵌め込むことができる寸法に形成するとともに、障子11の張り替えが容易にできるように、溝103に嵌め込んだ後も、容易に取り外せるように、爪や孔,切欠き等を一部に形成しておくとよい。
また、格子状に組まれた桟13と桟13の交点の複数箇所には、押引部材15が設けられている。押引部材15は、図2に示すように、障子紙11と接する球面状の頭部151と、この頭部151と一体に形成された螺旋軸152とを有し、螺旋軸151の一端には、押引部材15を回転させるための図示しないレンチを差し込むレンチ孔153が形成されている。
上記構成の押引部材15は、桟13と桟13の交点に貫通形成された螺旋孔131に螺旋軸152が螺入され、レンチ孔153に差し込んだレンチによって回転させることで、溝103を形成した縦枠101の表面に対する頭部151の突出量を自在に調整することが可能である。
そして、図2に示すように、隣り合う押引部材15の頭部151の高さを互いに変えることで(仮想線IIで示す場合の他、桟13の反対側に押引部材15を取り付けた仮想線IIIで示す場合も含む)、隣り合う押引部材15の間でも障子紙11にテンションを付与することができる。なお、一つの押引部材15の頭部151の高さ位置を、周囲の押引部材15の頭部151よりも低くする場合(図2の実線Iで示す場合)は、接着材やビス等を用いて頭部151に障子紙11を取り付けなければならないことは言うまでもない。
この実施形態における障子部材としての障子紙11は、紙(和紙又は洋紙)で形成されたものであるが、本考案の障子形建具では、樹脂や布で形成された他の障子部材を使用することももちろん可能である。
障子紙11の枠体10への張り付けは、以下の手順で行う。
まず、縦枠101の表面に対する頭部151の突出高さを最小にした状態で、枠体10及び桟13の上に障子紙11を被せる。このとき、障子紙11の端縁が縦枠101及び横枠102の溝103に掛かるようにする。
この状態で、障子紙11の一端を溝103に押し込むように、嵌合部材12を溝103に嵌め込む。これにより、障子紙11はある程度ピンと張った状態で枠体10に張り付けられるが、押引部材15の頭部151の突出量を調整することで、障子紙11の張力を自在に調整することができる。
押引部材15の突出量は、複数の押引部材15の全てにおいて均一としてもよいが、突出量を異ならせることで、例えば、縦枠101や横枠102の近くに配置された押引部材15の突出量を小さく、開口の中央に向かうほど大きくすることで、障子紙11を山形に枠体10に張り付けることができ、障子1に立体感を与えることができる。また、押引部材15の頭部151と障子紙11とを接着し、複数の押引部材15の突出量をばらばらにすることで、あたかも氷の表面のような幾何学的立体模様を障子1に浮かび上がらせることも可能になる。
なお、押引部材15の数及び配置は、上記したような障子1の立体造形に合わせて自在に選択することができ、図1に示すように複数の押引部材15を均等間隔で配置してもよいし、不均等間隔で配置してもよい。
図3及び図4は本考案の他の実施形態にかかり、図3はこの実施形態の障子の構成を説明する一部を省略した分解斜視図、図4は、図3の障子のI−I断面図である。
この実施形態の枠体10の基本構成は、先の実施形態のものとほぼ同じであるので、図3及び図4において同一箇所には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分,部材には「′」を付して示すものとする。
この実施形態では、縦枠101の表裏両面に溝103′が形成されていて、図3中の仮想線で示すような短冊状の障子紙11を、列方向に配置された桟13の間にジグザグ状に張り渡して行く。図示の例では、桟13一列置きに、障子紙11を枠体10の表から裏、裏から表へと入れ替えているが、二列置きであってもよいし、一列置きと二列置きを交互に繰り返すようにしてもよい。
障子紙11の張り渡しは、上下方向に配置された桟13の各段ごとに行う。図3に示すように、各段ごとに表裏の入れ替えを互い違いにしてもよいし、表裏の入れ替えを全段で同じにしてもよい。数段ごと又は不定段ごとに表裏の入れ替えを互いに違いにしてもよい。
この実施形態では、桟13が、障子紙11を押圧する押引部材を構成する。
障子紙11の両端は、先の実施形態と同様に溝103′に差し込み、その上から嵌合部材12を溝103′に嵌め込むことで、障子紙11を両端から引っ張る。このようにすることで、図3及び図4に示すように、障子紙11が桟13ごとにジグザグ状に波打つ障子1′を得ることができる。
本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図3及び図4の実施形態のさらに他の実施形態として、例えば図5に示すように、一つの段内で、複数(図5の例では上下二つ)の障子紙11のそれぞれが、互いに違いに表裏が入れ替わるようにしてもよい。
また、上記の説明では左右方向に障子紙(障子部材)を張り渡しているが、上下方向に障子紙を張り渡してもよく、桟13を斜めに設けることで、障子紙を斜めに張り渡すことも可能である。
本考案は、枠体に紙,布又は樹脂で形成された障子部材を張り付けてなるものであれば、障子に限らず、障子風に形成された衝立や間仕切り,照明のフード等の障子形建具に広く適用が可能である。
本考案を障子に適用した第一の実施形態にかかり、その構成を説明する障子の一部を省略した分解斜視図である。 図1の障子のI−I断面図である 本考案の他の実施形態にかかり、この実施形態の障子の構成を説明する一部を省略した分解斜視図である。 図3の障子のI−I断面図である。 本考案のさらに他の実施形態にかかり、この実施形態の障子の構成を説明する一部を省略した分解斜視図である。
1 障子
10 枠体
101 縦枠
102 横枠
103 溝
11 障子紙(障子部材)
12 嵌合部材
13 桟
15 押引部材

Claims (4)

  1. 枠体の開口部に、紙,布又は樹脂で形成された障子部材を張り付けてなる障子形建具において、
    前記枠体を構成する枠部材のうち、対向する一方の枠部材又は両方の枠部材に、前記障子部材の端部を引っ張りつつ固定する固定部を設けるとともに、
    前記枠部材の間に、前記障子部材の面を押圧する又は引っ張る押引部材とこの押引部材を支持する支持桟とを設け、
    前記固定部と前記押引部材との間及び前記押引部材どうしの間で前記障子部材が接触する面の高さ位置を変えることで、前記障子部材に面張力を付与すること、
    を特徴とする障子形建具。
  2. 前記固定部が、前記障子部材の一端部を差し込むための溝と、この溝に前記障子部材を押し込む嵌合部材とを有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の障子形建具。
  3. 前記押引部材が、突出量を調整可能に前記支持桟に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の障子形建具。
  4. 前記押引部材が、一方の前記枠部材と他方の前記枠部材の間に所定間隔で配置された複数の桟で、この桟と桟の間を、前記一方の枠部材から前記他方の枠部材まで、波状に前記障子部材を張り渡したことを特徴とする請求項1又は2に記載の障子形建具。
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