JP3184235U - 車両用測定器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が機械式駐車装置内の設備に接触してしまうことを抑制する車両用測定器具を提供する。
【解決手段】車輪の外側表面同士の間の間隔が第1基準値よりも小さいか否かを判断し、地上から車底までの高さが第2基準値よりも大きいか否かを判断するための車両用測定器具100は、目印部12が設けられた第1棒状部10と、第1棒状部に回動可能に連結された第2棒状部20と、第2棒状部20に設けられた測定部30と、車輪部40,42,44と、を備える。測定部30は、上端部33と突出部とを有する。目印部12は、第1棒状部と第2棒状部とが直線状に配置された状態では、突出部のうちの第1棒状部の側の表面と目印部12との間の寸法が第1基準値に対応するように位置する。上端部33は、上端部33と地上との間の寸法が第2基準値に対応するように位置する。
【選択図】図1

Description

本考案は、車両用測定器具に関し、特に、機械式駐車装置の入庫口の手前で活用されることが可能な車両用測定器具に関する。
機械式駐車装置の管理者や、機械式駐車装置の入庫口で車両の入庫を誘導する誘導員にとっては、車両が設備(フレームまたはパレット等)に接触することを未然に防止することが求められている。特開2005−189152号公報(特許文献1)および特開2006−105836号公報(特許文献2)に開示されているように、機械式駐車装置の入庫口の手前では、車両用測定器具が用いられる場合がある。車両用測定器具は、車両が機械式駐車装置に入庫可能な大きさを有しているか否かを判断するために用いられる。
機械式駐車装置の入庫口で用いられるものではないが、特開2005−077178号公報(特許文献3)は、車体の変形の程度を測定するための測定器具を開示している。特開2000−258102号公報(特許文献4)および実開昭61−072603号公報(特許文献5)は、車両の最低地上高を測定するための測定器具を開示している。
特開2005−189152号公報 特開2006−105836号公報 特開2005−077178号公報 特開2000−258102号公報 実開昭61−072603号公報
違法駐車は厳しく取り締まられる傾向にあり、機械式駐車装置に不慣れなユーザーが機械式駐車装置を使用する機会も増えている。車両が大型化する傾向にある一方で、ほとんどの機械式駐車装置は数十年という期間に同じ仕様の下で使用されている。機械式駐車装置の中には、一昔前の小さな車両向けに作られたものも含まれている。
このような背景の下、たとえば、長時間並んだ後に入庫口に到着したユーザーは、早く駐車を完了させてしまいたいという気持ちが先立って、誘導員が想定している以上の速度で持って車両を入庫させてしまう場合がある。誘導員が停車の合図をしたにもかかわらず、実際の停車が間に合わない場合には、車輪(タイヤ)の側面がパレットに摺ってしまったり、車両の底面がパレットに摺ってしまったりすることがある。これらのトラブルの発生は、ユーザーにとっても管理者および誘導員にとっても悩ましい問題となっている。
本考案は、機械式駐車装置に入庫される車両の形状を従来に比して簡便かつ確実に測定することにより、その車両が機械式駐車装置内の設備(パレット等)に接触してしまうことを従来に比して抑制することが可能な車両用測定器具を提供することを目的とする。
本考案に基づく車両用測定器具は、自動車車両に設けられた左右の車輪の外側表面同士の間の間隔が第1基準値よりも小さいか否かを判断し、地上から上記自動車車両の車底までの高さが第2基準値よりも大きいか否かを判断するための車両用測定器具であって、第1棒状部と、上記第1棒状部に回動可能に連結された第2棒状部と、上記第2棒状部の上記第1棒状部に連結された側とは反対側に設けられた測定部と、上記第2棒状部および上記測定部を下方から支持する車輪部と、を備え、上記測定部は、上端部と、上記第2棒状部が延びる方向に対して交差する方向に突出する形状を有する突出部とを有し、上記第1棒状部およびまたは上記第2棒状部には、目印部が設けられ、上記目印部は、上記車輪部が上記地上に載置され上記第1棒状部と上記第2棒状部とが直線状に延びるように配置された状態においては、上記突出部のうちの上記第1棒状部の側に位置する表面と上記目印部との間の寸法が上記第1基準値に対応するように位置しており、上記測定部の上記上端部は、上記車輪部が上記地上に載置された状態においては、上記上端部と上記地上との間の寸法が上記第2基準値に対応するように位置し、上記第1基準値は、1500mm以上2500mm以下であり、上記第2基準値は、50mm以上200mm以下である。
好ましくは、上記測定部は、水平方向に沿って延在し、上記突出部を形成する板状部と、上記板状部の上面に蝶番を用いて回動可能に連結され、上記上端部を形成する起立部と、を含む。
好ましくは、上記起立部が上記板状部の上記上面上で起立している状態で、上記起立部および上記板状部同士を固定する磁石をさらに備える。
好ましくは、上記第1棒状部および上記第2棒状部は、木製の部材によって構成されている。
好ましくは、上記車輪部は、3つの移動用部品を含み、上記第1棒状部および上記第2棒状部は、連結具を介して互いに連結されており、上記連結具は、3つの上記移動用部品により上記第2棒状部および上記測定部が上記地上で支持されている状態で、上記第1棒状部を上記第2棒状部に対して任意の角度で自立可能とする。
本考案によれば、機械式駐車装置に入庫される車両の形状を従来に比して簡便かつ確実に測定することにより、その車両が機械式駐車装置内の設備(パレット等)に接触してしまうことを従来に比して抑制することが可能な車両用測定器具を得ることができる。
実施の形態における車両用測定器具の全体構成を示す斜視図である。 実施の形態における車両用測定器具に備えられる測定部から第2棒状部を取り外した状態を示す斜視図である。 実施の形態における車両用測定器具の測定部を第2棒状部とは反対側から見た様子を示す斜視図である。 実施の形態における車両用測定器具を用いて自動車の車輪幅を測定する際の様子を示す図である。 実施の形態における車両用測定器具を用いて自動車の最低地上高を測定する際の様子を示す図である。 実施の形態における車両用測定器具を用いて自動車の全高を測定する際の様子を示す図である。 実施の形態における車両用測定器具を用いて他の自動車の全高を測定する際の様子を示す図である。
本考案に基づいた実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。実施の形態の説明において、個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本考案の範囲は必ずしもその個数およびその量などに限定されない。実施の形態の説明において、同一の部品および相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
図1は、実施の形態における車両用測定器具100の全体構成を示す斜視図である。図1に示すように、車両用測定器具100は、第1棒状部10、第2棒状部20、測定部30、および3つの車輪部40,42,44を備える。
第1棒状部10は、円柱状の形状を有する。第1棒状部10は、たとえば木製の部材によって構成される。第1棒状部10は、木製の部材に限られず、樹脂、カーボーン(炭素繊維または炭素繊維を用いた複合材料)、セラミックまたは軽金属などによって構成されていてもよい。好ましくは、第1棒状部10は、車両用測定器具100の使用時に(詳細は後述する)接触によって車体を傷付けてしまわないような木製などの柔らかい部材によって形成されているとよい。第1棒状部10の長さは、たとえば1520mmである。第1棒状部10には、目印12,14,16が設けられる。目印12,14,16は、第1棒状部10の軸方向において間隔を空けて並んでいる。目印12,14,16は、第1棒状部10の表面が加飾されることによって形成されていてもよく、第1棒状部10の表面にテープなどが巻回されることによって形成されていてもよい。
第2棒状部20は、角柱状の形状を有する。第2棒状部20も、たとえば木製の部材によって構成される。第2棒状部20は、木製の部材に限られず、樹脂、カーボーン(炭素繊維または炭素繊維を用いた複合材料)、セラミックまたは軽金属などによって構成されていてもよい。好ましくは、第2棒状部20は、車両用測定器具100の使用時に接触によって車体を傷付けてしまわないような木製などの柔らかい部材によって形成されているとよい。第2棒状部20の長さは、たとえば900mmである。第1棒状部10および第2棒状部20の各々の端部同士は、連結具18を介して互いに回動可能に連結されている。連結具18は、第2棒状部20に対して第1棒状部10を一方向およびその反対方向(矢印AR方向)に沿って回動可能としている。測定部30は、第2棒状部20の第1棒状部10に連結された側とは反対側の端部に設けられている。
図2は、測定部30から第2棒状部20を取り外した状態を示す斜視図である。図1および図2を参照して、測定部30は、板状部31と、起立部32とを含む。板状部31および起立部32も、たとえば木製の部材によって構成される。板状部31および起立部32も、木製の部材に限られず、樹脂、カーボーン(炭素繊維または炭素繊維を用いた複合材料)、セラミックまたは軽金属などによって構成されることができる。板状部31および起立部32は、互いに同じ種類の部材によって形成されていてもよいし、互いに異なる種類の部材によって形成されていてもよい。好ましくは、板状部31および/または起立部32は、車両用測定器具100の使用時に接触によって車体(車底210など)を傷付けてしまわないような木製などの柔らかい部材によって形成されているとよい。板状部31は、矩形状の外形を有しており、車輪部40,42,44が地上に設置された状態(図1に示す状態)においては、水平方向に沿って延在する。
板状部31は、第2棒状部20が取り付けられる側の面に、凹部36を有している。第2棒状部20は、その先端に凹部36に対応する差込部22を有している。差込部22が凹部36に差し込まれる(嵌め込まれる)ことによって、第2棒状部20の端部に板状部31が固定される(矢印AR22参照)。第2棒状部20が凹部36に差し込まれた後、T字形状を有する補強板38が第2棒状部20の下面および板状部31の下面に取り付けられる(矢印AR38参照)。第2棒状部20および板状部31同士は、補強板38によって強固に固定される。
板状部31は、第2棒状部20から見て左右方向(水平方向の外側)にそれぞれ突出する突出部34,35を有している。突出部34,35は、第2棒状部20から見て、第2棒状部20が延びる方向に対して交差する方向に突出する形状を有している。本実施の形態における突出部34,35は、第2棒状部20から見て、第2棒状部20が延びる方向に対して直交する方向に突出する形状を有している。
突出部34のうちの第1棒状部10(図1参照)の側に位置する表面は、当接面34Sを形成している。突出部35のうちの第1棒状部10(図1参照)の側に位置する表面は、当接面35Sを形成している。詳細は後述されるが、当接面34Sまたは当接面35Sは、車両用測定器具100が車両の車幅(車輪幅)を測定するときに活用される(図4参照)。車輪幅を測定する際には、当接面34Sおよび当接面35Sのうちのどちらが用いられてもよい。
詳細は後述されるが、第1棒状部10に設けられた目印12は、目印部として機能することができる。目印12は、車輪部40,42,44が地上に設置され第1棒状部10と第2棒状部20とが直線状に延びるように配置された状態(図4に示す状態)においては、突出部34のうちの第1棒状部10の側に位置する当接面34S(または突出部35のうちの第1棒状部10の側に位置する当接面35S)と目印12との間の寸法L1(図4参照)が、第1基準値に対応するように位置している。
第1基準値としての寸法L1(図4参照)は、機械式駐車装置(図示せず)に備えられているパレット等の形状に応じて任意に定められる。第1基準値としての寸法L1は、たとえば1500mm以上2500mm以下である。本実施の形態における寸法L1の値は、1900mmである。
起立部32も、板状部31と同様に板状の形状を有している。起立部32は、板状部31の上面31Sに蝶番37,37を用いて回動可能に連結されている。起立部32が上面31S上で起立している状態において、起立部32の上端には、上端部33が形成される。上端部33は、平坦な面形状を有している。上端部33は、車輪部40,42,44が地上に設置された状態(図1に示す状態)においては、水平な方向に延びている。
車輪部40,42,44が地上に設置された状態(図1,図5に示す状態)において、上端部33と地上との間の寸法L2(図1,図5参照)は、第2基準値として機能する。第2基準値としての寸法L2は、機械式駐車装置(図示せず)に備えられているパレット等の形状に応じて任意に定められる。第2基準値としての寸法L2は、たとえば50mm以上200mm以下である。本実施の形態における寸法L2の値は、120mmである。
図3は、測定部30を第2棒状部20とは反対の側から見た様子を示す斜視図である。図3に示すように、板状部31と起立部32との間には、互いに磁気結合可能な磁石51,52が設けられているとよい。磁石51,52は、起立部32が板状部31の上面31S(図2参照)上で起立している状態において、起立部32および板状部31同士を磁気結合により固定することができる。
車輪部40,42,44は、球体形状を有するキャスター部材(移動用部品)によりそれぞれ構成される。車輪部40は、第2棒状部20の下面のうちの連結具18寄りの部分に設けられる。車輪部42,44は、板状部31の下面に設けられる。車輪部40,42,44は、第2棒状部20および測定部30を下方から3点で安定して支持可能なように配置されている。
(測定方法1)
図4は、車両用測定器具100を用いて自動車200の車輪幅を測定する際の様子を示す図である。図4には、自動車200の正面図が図示されている。自動車200の車両本体には、進行方向に対して左右に並ぶ車輪91,92が設けられる。車両用測定器具100を用いることにより、車輪91の外表面91Sおよび車輪92の外表面92S同士の間隔が、第1基準値(寸法L1)よりも小さいか否かを判断することができる。
具体的には、車両用測定器具100の使用者(誘導員)は、第1棒状部10と第2棒状部20とが直線状に延びるように配置するとともに、車輪部40,42,44を利用して車輪91の側から車輪92の側に向かって車両用測定器具100を移動させ、車両用測定器具100を自動車200の下面と地面80との間に入れる。その後、突出部35の当接面35Sを、車輪92の外表面92Sに当接させる(図中の白色矢印参照)。この際、車両用測定器具100は、自動車200の前後方向に対してできるだけ直交するように角度調節されて配置されているとよい。
本実施の形態の当接面35Sは、ほとんどのタイヤサイズの車輪92に対して、車輪92のうちのゴムタイヤの部分にのみ当接し、車輪92のうちのホイール部分には当接しないようにその高さおよびその形状が構成されている。当接面35Sの代わりに、突出部34の当接面34Sを用いてもよい。この場合、当接面34Sも、ほとんどのタイヤサイズの車輪92に対して、車輪92のうちのゴムタイヤの部分にのみ当接し、車輪92のうちのホイール部分には当接しないようにその高さおよびその形状が構成されているとよい。
誘導員は、手元に位置している目印12が、車輪91の外表面91Sが位置している部分よりも手前側に位置しているか否かを確認する。目印12が外表面91Sよりも手前側に位置していることは、車輪91の外表面91Sおよび車輪92の外表面92S同士の間隔が第1基準値(寸法L1)よりも小さいことを意味している。この場合、車輪幅については、自動車200が機械式駐車装置に入庫したとしても問題ないことを意味している。
一方で、目印12が外表面91Sよりも自動車200(車輪92)の側に位置していた場合、車輪91の外表面91Sおよび車輪92の外表面92S同士の間隔が第1基準値(寸法L1)よりも大きいことを意味している。そのような自動車200が機械式駐車装置に入庫した場合、車輪91,92がパレット等の設備に接触してしまう可能性がある。誘導員は、このような場合には自動車200の入庫を阻止することによって、トラブルの発生を未然に防止することができる。本実施の形態の目印12は、第1棒状部10に設けられるが、場合によっては第2棒状部20に設けられていてもよい。
(測定方法2)
図5は、車両用測定器具100を用いて自動車200の最低地上高を測定する際の様子を示す図である。図5には、自動車200の側面図が図示されている。車両用測定器具100を用いることにより、地面80から自動車200の車底210までの高さが第2基準値(寸法L2)よりも大きいか否かを判断することができる。
具体的には、車両用測定器具100の使用者(誘導員)は、車輪部40,42,44を利用して自動車200のフロントバンパーの下から車底210の側に向かって車両用測定器具100を移動させ、車両用測定器具100を自動車200の車底210と地面80との間にゆっくりと入れる(図中の白色矢印参照)。この際、図4の場合と同様に、誘導員は、第1棒状部10と第2棒状部20とが直線状に延びるように配置してもよい。
誘導員は、起立部32の上端部33が自動車200の車底210に接触するか否かを確認する。誘導員は、球体形状を有するキャスター(車輪部40,42,44)を活用して、車底210の全体をくまなく走査する。誘導員は、フロントバンパーの側のみならず、リアバンパーの側からも車底210を走査したり、側面の側からも車底210を走査したりするとよい。地面80が凸凹形状を有していたとしても、磁石51,52によって、起立部32の板状部31上で起立している状態は保持される。走査の途中で起立部32が不用意に倒れてしまうことは抑制されている。
誘導員は、走査の途中に上端部33が車底210に接触しなかった場合には、最低地上高について、自動車200が機械式駐車装置に入庫したとしても問題ないと判断する。一方で、走査の途中に上端部33が車底210に接触した場合には、最低地上高について、自動車200が機械式駐車装置に入庫するのは問題があると判断する。誘導員は、このような場合には自動車200の入庫を阻止することによって、トラブルの発生を未然に防止することができる。
本実施の形態の車両用測定器具100においては、起立部32が板状部31に対して回動可能であるため、上端部33が車底210に接触したとしても、車底210に損傷が発生することも抑制できる。起立部32が車底210との接触により倒れた場合、起立部32が倒れたことをもって、上端部33が車底210に接触したことを容易に判断することもできる。
上述の通り、第1棒状部10、第2棒状部20および測定部30は、木製の部材により構成されている。木製の部材は、その材質に起因して軽量であり、自動車200に接触したとしても傷が付くことはほとんどない。測定の途中において誘導員が自動車200の周囲を歩き回って自動車200の形状を測定したとしても、ユーザーに対して不要な心配を与えることは効果的に軽減されている。
第1棒状部10および第2棒状部20は、連結具18によって回動可能に連結されている。第1棒状部10および第2棒状部20を折りたたみ、さらに、起立部32を板状部31に対して折りたたむことによって、車両用測定器具100は省スペースでもって所定の場所に保管することもできる。
(測定方法3)
図6を参照して、車両用測定器具100を用いることによって、自動車200の全高についても測定することができる。車両用測定器具100を用いることにより、地面80から自動車200の天井面220までの高さが第3基準値(寸法L3)よりも小さいか否かを判断することができる。第3基準値(寸法L3)の値は、たとえば1200mm以上2000mm以下である。本実施の形態の第3基準値(寸法L3)の値は、1500mmである。
図6には、第1棒状部10および第2棒状部20がL字状を形成するように配置されている様子が図示されている。車輪部40,42,44により、第2棒状部20および測定部30は地面80上で安定して支持されている。この状態で、連結具18は、第1棒状部10を第2棒状部20に対して90°の角度で自立可能としている。
誘導員が第1棒状部10から手を離したとしても、第1棒状部10と第2棒状部20とのなす角度が90°となるように、連結具18は第1棒状部10を保持することができる。90°に限られず、連結具18としては、任意の角度で第1棒状部10を第2棒状部20に対して自立可能とするものが選定されるとよい。
誘導員は、自動車200の天井面220が目印16よりも下方に位置しているか否かを確認する。天井面220が目印16よりも下方に位置していることは、天井面220の高さ位置が第3基準値(寸法L3)よりも低いことを意味している。この場合、自動車200の全高(最大車高)については、自動車200が機械式駐車装置に入庫したとしても問題ないことを意味している。
一方で、天井面220が目印16がよりも上方に位置していた場合、天井面220の高さ位置が第3基準値(寸法L3)よりも高いことを意味している。そのような自動車200が機械式駐車装置に入庫した場合、天井面220がフレーム等の設備に接触してしまう可能性がある。誘導員は、このような場合には自動車200の入庫を阻止することによって、トラブルの発生を未然に防止することができる。
(測定方法4)
図7を参照して、車両用測定器具100を用いることによって、自動車300の全高についても測定することができる。自動車300は、いわゆるハイルーフ車である。車両用測定器具100を用いることにより、地面80から自動車300の天井面320までの高さが第4基準値(寸法L4)よりも小さいか否かを判断することができる。第4基準値(寸法L4)の値は、たとえば1200mm以上2500mm以下である。本実施の形態の第3基準値(寸法L4)の値は、2300mmである。
図7には、第1棒状部10および第2棒状部20がI字状を形成するように配置されている様子が図示されている。測定部30(起立部32)の端面39により、第2棒状部20および第1棒状部10は地面80上で直線状に安定して支持されている。連結具18は、第1棒状部10を第2棒状部20に対して180°の角度で自立可能としている。誘導員が第1棒状部10から手を離したとしても、第1棒状部10と第2棒状部20とのなす角度が180°となるように、連結具18は第1棒状部10を保持することができる。
誘導員は、自動車300の天井面320が目印14よりも下方に位置しているか否かを確認する。天井面320が目印14よりも下方に位置していることは、天井面320の高さ位置が第4基準値(寸法L4)よりも低いことを意味している。この場合、自動車300の全高(最大車高)については、自動車300が機械式駐車装置に入庫したとしても問題ないことを意味している。
一方で、天井面320が目印14がよりも上方に位置していた場合、天井面320の高さ位置が第4基準値(寸法L4)よりも高いことを意味している。そのような自動車300が機械式駐車装置に入庫した場合、天井面320がフレーム等の設備に接触してしまう可能性がある。誘導員は、このような場合には自動車300の入庫を阻止することによって、トラブルの発生を未然に防止することができる。
以上説明したように、車両用測定器具100によれば、車輪91の外表面91Sおよび車輪92の外表面92S同士の間隔が、第1基準値(寸法L1)よりも小さいか否かを判断することができる(測定方法1)。車両用測定器具100によれば、地面80から自動車200の車底210までの高さが第2基準値(寸法L2)よりも大きいか否かを判断することもできる(測定方法2)。
さらに、車両用測定器具100によれば、地面80から自動車200の天井面220までの高さが第3基準値(寸法L3)よりも低いか否かを判断することができる(測定方法3)。車両用測定器具100によれば、地面80から自動車300の天井面320までの高さが第4基準値(寸法L4)よりも低いか否かを判断することができる(測定方法4)。したがって車両用測定器具100によれば、機械式駐車装置に入庫される車両の形状を従来に比して簡便かつ確実に測定することができ、その車両が機械式駐車装置内の設備(パレット等)に接触してしまうことを従来に比して抑制することが可能となっている。
以上、本考案に基づいた実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本考案の技術的範囲は実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 第1棒状部、12 目印(目印部)、14,16 目印、18 連結具、20 第2棒状部、22 差込部、30 測定部、31 板状部、31S 上面、32 起立部、33 上端部、34,35 突出部、34S,35S 当接面、36 凹部、37 蝶番、38 補強板、39 端面、40,42,44 車輪部、51,52 磁石、80 地面、91,92 車輪、91S,92S 外表面、100 車両用測定器具、200,300 自動車、210 車底、220,320 天井面、L1 寸法(第1基準値)、L2 寸法(第2基準値)、L3 寸法(第3基準値)、L4 寸法(第4基準値)。

Claims (5)

  1. 自動車車両に設けられた左右の車輪の外側表面同士の間の間隔が第1基準値よりも小さいか否かを判断し、地上から前記自動車車両の車底までの高さが第2基準値よりも大きいか否かを判断するための車両用測定器具であって、
    第1棒状部と、
    前記第1棒状部に回動可能に連結された第2棒状部と、
    前記第2棒状部の前記第1棒状部に連結された側とは反対側に設けられた測定部と、
    前記第2棒状部および前記測定部を下方から支持する車輪部と、を備え、
    前記測定部は、上端部と、前記第2棒状部が延びる方向に対して交差する方向に突出する形状を有する突出部とを有し、
    前記第1棒状部およびまたは前記第2棒状部には、目印部が設けられ、
    前記目印部は、前記車輪部が前記地上に載置され前記第1棒状部と前記第2棒状部とが直線状に延びるように配置された状態においては、前記突出部のうちの前記第1棒状部の側に位置する表面と前記目印部との間の寸法が前記第1基準値に対応するように位置しており、
    前記測定部の前記上端部は、前記車輪部が前記地上に載置された状態においては、前記上端部と前記地上との間の寸法が前記第2基準値に対応するように位置し、
    前記第1基準値は、1500mm以上2500mm以下であり、
    前記第2基準値は、50mm以上200mm以下である、
    車両用測定器具。
  2. 前記測定部は、
    水平方向に沿って延在し、前記突出部を形成する板状部と、
    前記板状部の上面に蝶番を用いて回動可能に連結され、前記上端部を形成する起立部と、を含む、
    請求項1に記載の車両用測定器具。
  3. 前記起立部が前記板状部の前記上面上で起立している状態で、前記起立部および前記板状部同士を固定する磁石をさらに備える、
    請求項2に記載の車両用測定器具。
  4. 前記第1棒状部および前記第2棒状部は、木製の部材によって構成されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の車両用測定器具。
  5. 前記車輪部は、3つの移動用部品を含み、
    前記第1棒状部および前記第2棒状部は、連結具を介して互いに連結されており、
    前記連結具は、3つの前記移動用部品により前記第2棒状部および前記測定部が前記地上で支持されている状態で、前記第1棒状部を前記第2棒状部に対して任意の角度で自立可能とする、
    請求項1から4のいずれかに記載の車両用測定器具。
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