JP3184215B2 - コンクリート構造体の陰極防食に使用されるべき電極構成体を固定する方法及び固定エレメント - Google Patents

コンクリート構造体の陰極防食に使用されるべき電極構成体を固定する方法及び固定エレメント

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    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
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    • C23F13/02Inhibiting corrosion of metals by anodic or cathodic protection cathodic; Selection of conditions, parameters or procedures for cathodic protection, e.g. of electrical conditions
    • C23F13/06Constructional parts, or assemblies of cathodic-protection apparatus
    • C23F13/08Electrodes specially adapted for inhibiting corrosion by cathodic protection; Manufacture thereof; Conducting electric current thereto
    • C23F13/18Means for supporting electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンクリート構造のカソード防食に使う電
極構造を固定する方法に関する。
コンクリート構造の鋼部分たとえばコンクリート鉄筋
の保護に当っては、電極構造の各陽極を一般に既存のコ
ンクリート面に固定し、又陽極を吹付けコンクリート又
は他の相当する導電性材料で覆う。しかしコンクリート
の流し込み中に電極構造の固定性の弱いことによって問
題が生じている。又陽極がコンクリートの流し込み中に
曲げられ保護しようとする鋼構造に接触することによっ
て付加的な問題も生じている。
前記した事態により実際のコンクリート流し込みを実
施することが著しく難しく又遅くなる。
本発明の目的は、使用時に前記した問題の事態をなく
す前記のような陽極固定の構造及び方法を提供すること
にある。
本発明の他の目的は、連続コンクリート打ち用に使う
のに適した前記のような固定構造を提供することにあ
る。
前述した又は後述の各目的を達成するのに、本発明方
法は、陽極をフレーム構造内に取付け、このフレーム構
造をその陽極と共に、製造工場内で又はコンクリート打
込み工程に先だって取付け工程でコンクリート構造に取
付けることを特徴とする。
本発明の固定部材は、この固定部材を陽極及びフレー
ム構造により構成し、このフレーム構造に、前記固定部
材をコンクリート構造に固定する手段を設けたことを特
徴とする。
コンクリート流し込みに先だって位置決めする本発明
による陽極部材は若干の場合に唯一の技術的に良好な解
決法である。たとえば水中のコンクリート構造の防食を
行なうときに、陽極構造が要素構造形(element−struc
tional type)であると、準備工程で著しい利点が得ら
れる。
本発明の陽極固定構造の使用時に吹付けコンクリート
により生ずる付加的質量の押圧作用を避けられる。さら
に、所要の作業工程の数は、陽極部材が前加工されコン
クリート打ちに関して陽極部材の固定だけを行なえばよ
いから、減少する。
本発明部材の固定は、取付け工程における陽極の別個
の固定及び絶縁作業がなくなるから容易であり取付け時
間が節約される。
本発明部材はコンクリート構造に固定されたままにな
り、コンクリート打ち工程で特別の予防手段を必要とし
なくて、たとえばコンクリート打ち速度を一層遅くする
必要がない。
本発明による陽極部材の構造は機械的剛性を持ち、防
食しようとするコンクリートの鉄筋に電気的に接触する
ことがない。防食の作業の見地から、電気的接触を避け
ることは基本的必要条件の1つである。さらに本発明に
よる陽極部材はその固定手段によりコンクリート打ち中
に動くことができない。
本発明部材を使うときは、陰極回路への全部のコンク
リート鉄筋層の接続が複数の固定点により保証すること
ができるから、又陰極接触を確実に中断しないようにで
きる。
本発明による陽極部材は、複数の部材から成るシステ
ムを形成し、各部材を所望のときに別個の電気回路とし
て制御することができるようにする。陽極システムの作
用はこのようにして確実になる。
次に本発明を添付図面について詳しく説明するがこれ
に限定するものではない。
第1A図及び第1B図は本発明陽極部材の線図的斜視図で
ある。
第2図はコンクリート構造に固定した本発明陽極部材
の線図的部分斜視図である。
第1A図及び第1B図に示した本発明による陽極部材10
は、フレーム構造11、陽極20及び固定手段15を備えてい
る。フレーム構造11は、電気絶縁材たとえばプラスチッ
ク材又はセラミック材から作られ、或いは、溶液導電性
材料たとえばコンクリート、プラスチック材又はセラミ
ック材から作る。所望に応じ、フレーム構造11の強度を
高めるのに鉄筋又は若干の他の補強材か使われるが、こ
れは必ずしも必要なわけではない。
本発明の好適な実施例ではフレーム構造11は、コンク
リートに対する良好な密着がこの場合得られるのでコン
クリートから作る。さらにフレーム構造11をコンクリー
トから作るときは、生ずることのある有害な熱膨張現象
がなくなる。
陽極部材10は、コンクリート面、コンクリート鉄筋又
は構造物の他の固定部品に、或いは取付け中に使用部品
に、フレーム構造の固定手段15により、たとえばプラス
チック製のフック、くぎ、ワイヤ、ねじ又は類似物によ
り固定する。
第1A図及び第1B図に示した固定手段15は、実際のコン
クリート鉄筋構造のコンクリート鉄筋に固定するコンク
リート補強ピンから作る。
陽極20はフレーム構造11のコンクリート打ちの際に当
てがい、又は陽極20は、たとえば金属製又はプラスチッ
ク製のくぎ、ねじ、留め金、条片又は類似物によりフレ
ーム構造11に機械的に固定する。
陽極20は、網、ワイヤ、帯材、棒材、板材又は類似物
でよい。
陽極20に使用する材料は、複合材料たとえば合金金属
被覆のチタン、磁鉄鉱、プラチナ被覆チタン或いは鉄化
合物たとえばフエロシリコン又はグラファイト、或いは
貴金属たとえば白金、或いは導電性プラスック材であ
る。
前記したように陽極部材10は陽極20の材料又は陽極20
の材料及びこれに接合した別の材料のいずれかで構成す
ることができる。複数の陽極部材10は、コンクリート構
造の鋼製部品をカソード防食することのできるシステム
を形成する。陽極部材20にはたとえば導線30を介して電
気を供給する。電気は、各陽極部材20にその各点の1つ
又は複数を介して各別に又はシステムの全部の陽極部材
20に一緒に、或いは前記した2つの各別の方式の若干の
組合わせにより供給する。
陽極部材のフレーム構造は、くさび状の形に配置さ
れ、フレーム構造11の横部材の幅は陽極20の側で固定手
段15の側におけるより大きくして、コンクリートの流し
込み中にフレーム構造の内側で流れやすくなるようにし
てある。
第2図によれば陽極部材10は、コンクリート鉄筋構造
の鋼部品50に固定され、陽極部材10の固定手段15を鋼部
品50に固定するようにしてある。陽極部材10は最も外側
のコンクリート鉄筋層とコンクリート70を流し込むコン
クリート打ち木材ライニング60との間に取付ける。
第2図に示すように、陽極部材10の陽極20は鋼部品50
に対してフレーム構造11の他方の側に位置させ、陽極20
が鋼部品50に接触できないようにしてある。
以上本発明をその好適な実施例についてだけ説明した
が、本発明はこれ等に限定するものではなくその精神を
逸脱しないで種々の変化変型を行なうことができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−199784(JP,A) 特開 昭63−96875(JP,A) 特表 昭62−503040(JP,A) 特表 昭62−502820(JP,A) 国際公開89/10435(WO,A1) 国際公開90/1570(WO,A1) 国際公開86/6759(WO,A1) 欧州特許出願公開262835(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 13/00 - 13/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート構造体の陰極防食に使用され
    るべき電極構成体を固定する方法において、 a)平坦な態様で配設されている複数の陽極構造体(2
    0)を、枠体(11)内へ、前記平坦な陽極構造体(20)
    が前記枠体(11)によって囲まれるようにして装着する
    工程と、 b)前記枠体(11)に、前記枠体(11)の側部から延出
    している、複数の固定手段(15)を設ける工程と、 c)製造プラントにおいて又はコンクリート打ち工程に
    先立つ装着工程において、前記平坦な陽極構造体(20)
    を備えている前記枠体(11)を、コンクリート構造体の
    補強構造体(50)へ、前記固定手段(15)によって固定
    する工程と、 を具備していることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】コンクリート構造体の陰極防食に使用され
    るべき電極構成体の固定エレメントであって、 a)平坦な態様で配設されている陽極構造体(20)、 を具備しているものにおいて、 b)枠体(11)であって、この枠体内に、前記平坦な陽
    極構造体(20)が、それが前記枠体(11)によって囲ま
    れるようにして装着されており、前記枠体(11)は、そ
    の側部から延出している固定手段(15)を設けられてお
    り、前記枠体(11)は、コンクリート打ち工程に先立っ
    て、コンクリート構造体の補強構造体(50)へ、前記固
    定手段(15)によって固定されるべく構成されている、
    もの、 を具備していることを特徴とする固定エレメント。
  3. 【請求項3】前記枠体(11)が、コンクリートで作られ
    ていることを特徴とする請求項2の固定エレメント。
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