JP3184171U - 歯科用インプラントパッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】収容しているワンピースタイプの歯科用インプラントの汚染を抑制できる歯科用インプラントパッケージを提供することである。
【解決手段】中容器3内に挿入保持されるケースリング4と、ケースリング4よりも上方に位置しており中容器3の上開口部34に取り付けられるケースキャップ5と、を備え、ケースリング4の内周面43は、歯肉接触部22に当接する当接部431を有し、歯科用インプラント2を収容したとき、ケースキャップ5が、人工歯冠保持部23の上端部231に当接して歯肉接触部22を当接部431に押し付けるとともに、中容器3の胴部内周面311および底部内面321がいずれも、歯槽骨埋入部21から離れて位置する、歯科用インプラントパッケージ1である。
【選択図】図1
【解決手段】中容器3内に挿入保持されるケースリング4と、ケースリング4よりも上方に位置しており中容器3の上開口部34に取り付けられるケースキャップ5と、を備え、ケースリング4の内周面43は、歯肉接触部22に当接する当接部431を有し、歯科用インプラント2を収容したとき、ケースキャップ5が、人工歯冠保持部23の上端部231に当接して歯肉接触部22を当接部431に押し付けるとともに、中容器3の胴部内周面311および底部内面321がいずれも、歯槽骨埋入部21から離れて位置する、歯科用インプラントパッケージ1である。
【選択図】図1
Description
本考案は、ワンピースタイプの歯科用インプラントのパッケージ(包装)に関する。
歯科インプラント埋植手術において使用される歯科用インプラントとして、1つのパーツで構成されているワンピースタイプが知られている。ワンピースタイプの歯科用インプラントは、滅菌パッケージされた状態で手術場に搬送される。ワンピースタイプの歯科用インプラントのパッケージとして、非特許文献1には、ワンピースタイプの歯科用インプラントを医療用具の滅菌処理に耐え得る材質によって2重にパッケージした構成が開示されている。
しかし、非特許文献1に記載されているような従来のワンピースタイプの歯科用インプラントのパッケージには、収容している歯科用インプラントが搬送中等にパッケージの内面に接触して汚染されるおそれがあった。この汚染の問題は、歯科用インプラントのうち歯槽骨に埋入される部分において特に避ける必要がある。
一方、歯科用インプラントには、上述したワンピースタイプの他に、2つのパーツで構成されているツーピースタイプがある。特許文献1,2には、ツーピースタイプの歯科用インプラントにおけるフィクスチャー、すなわち歯槽骨に埋入される部品を保持する容器が記載されている。この容器は、フィクスチャー端部のアバットメント、すなわち歯肉に接触して人工歯冠を支える部品の取り付け部を利用してフィクスチャーを保持するように構成されている。このような容器を備えるツーピースタイプの歯科用インプラントのパッケージを、上述したワンピースタイプの歯科用インプラントに適用すればよいとも考えられる。
しかし、ワンピースタイプの歯科用インプラントには、アバットメント取り付け部がないため、容器内面との接触を抑制しつつワンピースタイプの歯科用インプラントをツーピースタイプの歯科用インプラントの容器内に保持することは困難である。
"POI System"、5頁、[online]、2011年4月、京セラメディカル株式会社、[平成24年3月26日検索]、インターネット<URL:http://www.kyocera-dental.com/pdf/catalog/POI_1P_72.pdf>
本考案の課題は、収容しているワンピースタイプの歯科用インプラントの汚染を抑制できる歯科用インプラントパッケージを提供することである。
本考案者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本考案を完成するに至った。
(1)歯槽骨埋入部、歯肉接触部および人工歯冠保持部を順に有するワンピースタイプの歯科用インプラントのパッケージであって、少なくとも前記歯槽骨埋入部および前記歯肉接触部を収容する有底筒状の中容器と、内周面が少なくとも前記歯肉接触部を囲むように前記中容器内に挿入保持されるケースリングと、前記ケースリングよりも上方に位置しており前記中容器の上開口部に取り付けられるケースキャップと、少なくも前記中容器を収容する有底筒状の外容器本体と、前記外容器本体の上開口部を密栓する外容器キャップと、を備え、前記ケースリングの前記内周面は、前記歯肉接触部に当接する当接部を有し、前記歯科用インプラントを収容したとき、前記ケースキャップが、前記人工歯冠保持部の上端部に当接して前記歯肉接触部を前記当接部に押し付けるとともに、前記中容器の胴部内周面および前記中容器の底部内面がいずれも、前記歯槽骨埋入部から離れて位置する、歯科用インプラントパッケージ。
(2)前記ケースリングは、その外周面に位置している第1段差部をさらに有し、前記中容器は、前記胴部内周面に位置しており前記第1段差部に係合可能な第2段差部を有する、前記(1)に記載の歯科用インプラントパッケージ。
(3)前記ケースリングは、その上面に取り付けられるとともに、前記人工歯冠保持部の外径よりも大きな内径を有するリング状の側壁部をさらに有する、前記(1)または(2)に記載の歯科用インプラントパッケージ。
(4)前記側壁部は、前記上面と一体に成形されている、前記(3)に記載の歯科用インプラントパッケージ。
(5)前記当接部が、テーパ状である、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(6)前記ケースリングの下面は、前記歯槽骨埋入部のうち前記歯肉接触部側に位置する端部近傍に位置し、かつ前記ケースリングの内径は、前記歯槽骨埋入部の外径よりも大きい、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(7)前記ケースリングおよび/または前記ケースキャップの構成材料が、前記歯科用インプラントの構成材料と同一である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(8)前記ケースリングおよび/または前記ケースキャップの構成材料が、純チタンまたはチタン合金である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(9)前記外容器キャップは、前記外容器本体のネジ部に螺合可能なスクリューキャップである、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(1)歯槽骨埋入部、歯肉接触部および人工歯冠保持部を順に有するワンピースタイプの歯科用インプラントのパッケージであって、少なくとも前記歯槽骨埋入部および前記歯肉接触部を収容する有底筒状の中容器と、内周面が少なくとも前記歯肉接触部を囲むように前記中容器内に挿入保持されるケースリングと、前記ケースリングよりも上方に位置しており前記中容器の上開口部に取り付けられるケースキャップと、少なくも前記中容器を収容する有底筒状の外容器本体と、前記外容器本体の上開口部を密栓する外容器キャップと、を備え、前記ケースリングの前記内周面は、前記歯肉接触部に当接する当接部を有し、前記歯科用インプラントを収容したとき、前記ケースキャップが、前記人工歯冠保持部の上端部に当接して前記歯肉接触部を前記当接部に押し付けるとともに、前記中容器の胴部内周面および前記中容器の底部内面がいずれも、前記歯槽骨埋入部から離れて位置する、歯科用インプラントパッケージ。
(2)前記ケースリングは、その外周面に位置している第1段差部をさらに有し、前記中容器は、前記胴部内周面に位置しており前記第1段差部に係合可能な第2段差部を有する、前記(1)に記載の歯科用インプラントパッケージ。
(3)前記ケースリングは、その上面に取り付けられるとともに、前記人工歯冠保持部の外径よりも大きな内径を有するリング状の側壁部をさらに有する、前記(1)または(2)に記載の歯科用インプラントパッケージ。
(4)前記側壁部は、前記上面と一体に成形されている、前記(3)に記載の歯科用インプラントパッケージ。
(5)前記当接部が、テーパ状である、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(6)前記ケースリングの下面は、前記歯槽骨埋入部のうち前記歯肉接触部側に位置する端部近傍に位置し、かつ前記ケースリングの内径は、前記歯槽骨埋入部の外径よりも大きい、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(7)前記ケースリングおよび/または前記ケースキャップの構成材料が、前記歯科用インプラントの構成材料と同一である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(8)前記ケースリングおよび/または前記ケースキャップの構成材料が、純チタンまたはチタン合金である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
(9)前記外容器キャップは、前記外容器本体のネジ部に螺合可能なスクリューキャップである、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
本考案によれば、収容しているワンピースタイプの歯科用インプラントのうち特に汚染の抑制が必要な歯槽骨埋入部の汚染を抑制できるという効果がある。
以下、本考案の一実施形態に係る歯科用インプラントパッケージ(以下、「パッケージ」と言うことがある。)について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のパッケージ1は、歯科用インプラント2を収容するものである。本実施形態の歯科用インプラント2は、図2に示すように、歯槽骨埋入部21、歯肉接触部22および人工歯冠保持部23を順に有するワンピースタイプである。
本実施形態の歯槽骨埋入部21は、患者の歯槽骨に埋入される部位であり、その外周面に図示しないネジ部を有する。本実施形態の歯肉接触部22は、患者の歯肉に接触する部位であり、歯槽骨埋入部21に接続している。また、本実施形態の歯肉接触部22は、その外周面が外方に凸の曲線状であり、歯槽骨埋入部21から離れるにつれて、その外径が大きくなっている。本実施形態の人工歯冠保持部23は、人工歯冠を保持する部位であり、歯肉接触部22に接続しているとともに、歯肉接触部22から離れるにつれて、その外径が小さくなっている。
このような歯科用インプラント2をパッケージする本実施形態のパッケージ1は、図1および図3に示すように、中容器3、ケースリング4、ケースキャップ5、外容器本体6、および外容器キャップ7を備えている。
本実施形態の中容器3は、歯科用インプラント2のうち少なくとも歯槽骨埋入部21および歯肉接触部22を収容する有底筒状の部材である。本実施形態の中容器3は、歯科用インプラント2のうち歯槽骨埋入部21から人工歯冠保持部23の一部までを収容する。また、本実施形態の中容器3は、略円筒状の胴部31および略円盤状の底部32を有する。本実施形態では、胴部31および底部32を一体に成形している。なお、胴部31および底部32は、必要に応じて、別々の部材で構成して組み立てるようにしてもよい。
本実施形態のケースリング4は、中容器3の内部に挿入保持される略円環状の部材である。本実施形態のケースリング4は、その外周面41に位置している第1段差部42を有する。また、上述した本実施形態の中容器3は、胴部31の内周面311に位置しており、第1段差部42に係合可能な第2段差部33をさらに有する。本実施形態では、これら第1段差部42および第2段差部33を互いに係合させることによって、ケースリング4を中容器3の内部に保持する。そして、本実施形態では、中容器3の内部に挿入保持されたケースリング4は、その内周面43が、少なくとも歯肉接触部22を囲むように位置する。
また、本実施形態のケースリング4は、その上面44に取り付けられるとともに、人工歯冠保持部23の外径よりも大きな内径を有するリング状の側壁部45をさらに有する。このような構成によれば、側壁部45および人工歯冠保持部23の間に隙間451を形成できることから、パッケージ1を開封した後、歯科用インプラント2を把持して取り出す器具を隙間451に挿入することができる。その結果、歯科医師等が手指にて歯科用インプラント2を把持する必要がなく、手術時の歯科用インプラント2の取り扱いを容易にすることができる。
本実施形態の側壁部45は、その外径が、中容器3の内径よりも若干大きい。このような構成によれば、ケースリング4を圧入状態で中容器3の内部に挿入保持することができる。なお、本実施形態では、側壁部45を上面44と一体に成形している。
本実施形態のケースキャップ5は、ケースリング4よりも上方に位置しており、中容器3の上開口部34に取り付けられる部材である。本実施形態のケースキャップ5は、略円盤状の天板部51、および天板部51に接続している略円筒状の筒部52を有する。本実施形態のケースキャップ5は、筒部52の下端部521近傍を中容器3の上開口部34に挿入した状態で、中容器3に取り付けられる。
本実施形態の外容器本体6は、少なくも中容器3を収容する有底筒状の部材である。本実施形態の外容器本体6は、中容器3に加えて、ケースキャップ5の一部も収容する。また、外容器本体6には密封性が要求されることから、本実施形態では、外容器本体6を一体に成形している。
本実施形態の外容器キャップ7は、外容器本体6の上開口部61を密栓することによって、外容器本体6とともに密閉容器を構成する部材である。本実施形態の外容器キャップ7は、外容器本体6が有するネジ部62に螺合可能なスクリューキャップである。
ここで、本実施形態では、上述したケースリング4の内周面43が、歯肉接触部22に当接する当接部431を有する。本実施形態の当接部431は、テーパ状である。そして、本実施形態のパッケージ1は、歯科用インプラント2を収容したとき、以下の(I)および(II)の収容状態になる。
(I)ケースキャップ5が、人工歯冠保持部23の上端部231に当接し、歯肉接触部22を当接部431に押し付ける。より具体的には、ケースキャップ5のうち天板部51の下面511が、人工歯冠保持部23の上端部231に当接し、歯肉接触部22を当接部431に押し付ける。
(II)中容器3において、胴部31の内周面311および底部32の内面321がいずれも、歯槽骨埋入部21から離れて位置する。
(II)中容器3において、胴部31の内周面311および底部32の内面321がいずれも、歯槽骨埋入部21から離れて位置する。
このような(I)および(II)の収容状態によれば、次のような効果が得られる。すなわち、胴部31の内周面311および底部32の内面321がいずれも、歯槽骨埋入部21から離れて位置することから、収容している歯科用インプラント2のうち特に汚染の抑制が必要な歯槽骨埋入部21の汚染を抑制することが可能となる。また、ケースキャップ5が、人工歯冠保持部23の上端部231に当接して歯肉接触部22を当接部431に押し付けることから、歯科用インプラント2を安定した状態でパッケージ1内に収容保持することが可能となる。したがって、例えば搬送中等にパッケージ1が振動したとしても、歯槽骨埋入部21が内周面311および内面321に接触するのを抑制でき、結果として歯槽骨埋入部21の中容器3との接触による汚染を抑制することが可能となる。さらに、パッケージ1を構成する部材のうち中容器3、外容器本体6および外容器キャップ7は、従来のツーピースタイプの歯科用インプラントパッケージの対応する部材で構成することができ、それゆえコストを低減することができる。
本実施形態では、ケースキャップ5において、天板部51の下面511および筒部52の下端部521の間の距離Lを、次のような長さに構成している。すなわち、本実施形態では、天板部51の下面511が人工歯冠保持部23の上端部231に当接したとき、ケースキャップ5が歯科用インプラント2を矢印Aに示す下方に押し付けることができる長さに距離Lを構成している。したがって、本実施形態では、歯科用インプラント2を収容したとき、ケースキャップ5が歯科用インプラント2を下方に押し付けるように機能することから、結果として上述した(I)の収容状態になる。
また、本実施形態では、ケースリング4の下面46が、歯槽骨埋入部21のうち歯肉接触部22側に位置する端部211近傍に位置し、かつその内径が、歯槽骨埋入部21の外径よりも大きい。このような構成によれば、ケースリング4の下面46近傍が歯槽骨埋入部21から離れて位置することから、ケースリング4が歯槽骨埋入部21に接触するのを抑制しつつ、ケースリング4を肉厚にしてケースリング4の強度を向上させることができる。
一方、上述した歯科用インプラント2の構成材料としては、例えば純チタン、チタン合金等が挙げられる。本実施形態では、ケースリング4の構成材料を、歯科用インプラント2の構成材料と同一にしている。このような構成によれば、ケースリング4から摩耗粉等が発生して歯科用インプラント2に付着したとしても、歯科用インプラント2が汚染されるのを抑制することができる。同様の観点から、本実施形態では、ケースキャップ5の構成材料を、歯科用インプラント2の構成材料と同一にしている。同一とは、実質的に同一であることを意味するものとする。なお、ケースリング4およびケースキャップ5のうち一方の構成材料のみが、歯科用インプラント2の構成材料と同一であってもよい。また、ケースリング4およびケースキャップ5のそれぞれの構成材料が、歯科用インプラント2の構成材料と異なっていてもよい。
上述した中容器3、外容器本体6および外容器キャップ7の構成材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の合成樹脂が挙げられる。例示したこれらの合成樹脂は、ガンマ線滅菌等の医療用具の滅菌処理に耐え得る材質であるのが好ましい。
次に、本考案の一実施形態に係るパッケージ手順ついて説明する。本実施形態のパッケージ手順は、以下の(i)〜(iv)の手順を備える。
(i)まず、中容器3の内部にケースリング4を挿入保持し、ケースリング4に歯科用インプラント2を挿通する。
(ii)次に、ケースキャップ5を中容器3の上開口部34に取り付け、中容器3およびケースキャップ5の一部を外容器本体6に収容する。
(iii)外容器本体6の上開口部61を外容器キャップ7によって密栓し、パッケージ1を得る。
(iv)最後に、パッケージ1に滅菌処理を行う。
(ii)次に、ケースキャップ5を中容器3の上開口部34に取り付け、中容器3およびケースキャップ5の一部を外容器本体6に収容する。
(iii)外容器本体6の上開口部61を外容器キャップ7によって密栓し、パッケージ1を得る。
(iv)最後に、パッケージ1に滅菌処理を行う。
なお、(i)〜(iv)の各手順は、上述した順序に限定されるものではなく、滅菌処理されたパッケージ1が得られる限り、適宜順序を変更することができる。例えば、(i)の手順では、まず、歯科用インプラント2をケースリング4に挿通し、次に、歯科用インプラント2とともにケースリング4を中容器3の内部に挿入保持してもよい。
(iv)の手順における滅菌処理としては、例えば放射線滅菌処理等が挙げられる。放射線滅菌処理は、例えばパッケージ1にガンマ線または電子線を照射することによって行うことができる。
1 歯科用インプラントパッケージ
2 歯科用インプラント
21 歯槽骨埋入部
211 端部
22 歯肉接触部
23 人工歯冠保持部
231 上端部
3 中容器
31 胴部
311 内周面
32 底部
321 内面
33 第2段差部
34 上開口部
4 ケースリング
41 外周面
42 第1段差部
43 内周面
431 当接部
44 上面
45 側壁部
451 隙間
46 下面
5 ケースキャップ
51 天板部
511 下面
52 筒部
521 下端部
6 外容器本体
61 上開口部
62 ネジ部
7 外容器キャップ
2 歯科用インプラント
21 歯槽骨埋入部
211 端部
22 歯肉接触部
23 人工歯冠保持部
231 上端部
3 中容器
31 胴部
311 内周面
32 底部
321 内面
33 第2段差部
34 上開口部
4 ケースリング
41 外周面
42 第1段差部
43 内周面
431 当接部
44 上面
45 側壁部
451 隙間
46 下面
5 ケースキャップ
51 天板部
511 下面
52 筒部
521 下端部
6 外容器本体
61 上開口部
62 ネジ部
7 外容器キャップ
Claims (9)
- 歯槽骨埋入部、歯肉接触部および人工歯冠保持部を順に有するワンピースタイプの歯科用インプラントのパッケージであって、
少なくとも前記歯槽骨埋入部および前記歯肉接触部を収容する有底筒状の中容器と、
内周面が少なくとも前記歯肉接触部を囲むように前記中容器内に挿入保持されるケースリングと、
前記ケースリングよりも上方に位置しており前記中容器の上開口部に取り付けられるケースキャップと、
少なくも前記中容器を収容する有底筒状の外容器本体と、
前記外容器本体の上開口部を密栓する外容器キャップと、を備え、
前記ケースリングの前記内周面は、前記歯肉接触部に当接する当接部を有し、
前記歯科用インプラントを収容したとき、前記ケースキャップが、前記人工歯冠保持部の上端部に当接して前記歯肉接触部を前記当接部に押し付けるとともに、前記中容器の胴部内周面および前記中容器の底部内面がいずれも、前記歯槽骨埋入部から離れて位置する、歯科用インプラントパッケージ。 - 前記ケースリングは、その外周面に位置している第1段差部をさらに有し、前記中容器は、前記胴部内周面に位置しており前記第1段差部に係合可能な第2段差部を有する、請求項1に記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記ケースリングは、その上面に取り付けられるとともに、前記人工歯冠保持部の外径よりも大きな内径を有するリング状の側壁部をさらに有する、請求項1または2に記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記側壁部は、前記上面と一体に成形されている、請求項3に記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記当接部が、テーパ状である、請求項1〜4のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記ケースリングの下面は、前記歯槽骨埋入部のうち前記歯肉接触部側に位置する端部近傍に位置し、かつ前記ケースリングの内径は、前記歯槽骨埋入部の外径よりも大きい、請求項1〜5のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記ケースリングおよび/または前記ケースキャップの構成材料が、前記歯科用インプラントの構成材料と同一である、請求項1〜6のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記ケースリングおよび/または前記ケースキャップの構成材料が、純チタンまたはチタン合金である、請求項1〜6のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
- 前記外容器キャップは、前記外容器本体のネジ部に螺合可能なスクリューキャップである、請求項1〜8のいずれかに記載の歯科用インプラントパッケージ。
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