JP3183695B2 - 共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体の連続製造方法 - Google Patents
共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体の連続製造方法Info
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Description
1,3−ブタジエンと芳香族ビニル化合物、例えばスチ
レン類との共重合体の連続製造方法に関する。より詳細
には、本発明は、トリメタル化した(trimetalated)1
−アルキン触媒を用いた上記方法に関する。
例えば1,3−共役ジエン類を重合させエラストマー状
のホモポリマー類およびコポリマー類を生じさせること
は知られている。例えば、このような重合は、金属がI
族の金属、例えばリチウムであるところの有機金属化合
物を用いて開始できる。共役ジエンのこれらのポリマー
類およびコポリマー類は、タイヤゴム、成型したゴム製
品、成型用コンパウンド、表面コーティングなどに有益
である。
種々の有機金属化合物が文献中に記載されている。提案
されている触媒の中には、種々のアルカリ金属アセチリ
ド類がある。例えば、米国特許番号3,303,225には、ビ
ニリデン含有モノマー類重合において活性を示す触媒と
しての、メタル化された1−アセチレン類の使用が記載
されている。アルカリ金属のアセチリド類は、最初にア
セチレン系水素原子そして次にそのアセチレン系結合に
対してアルファ位にある炭素原子に付いている水素原子
に対する、段階的置換を行う条件下で、有機アルカリ金
属化合物とアセチレンとを反応させることによって製造
される。
タジエンとスチレンとの立体重合が、H.E.Adams他著、 K
autschuk und Gummi、 Kunststoffe 18. Jahrgang、 709-
716頁、 Nr、 11/1965に記述されている。この著者達は、
ヘキサン中の1−ブチンと1、2および3モルのn−ブ
チルリチウムとの反応を試験し、そして触媒としての、
上記反応から得られる材料の使用を研究している。1−
ブチンと1モルのn−ブチルリチウムとの反応の結果、
そのアセチレン系水素がリチウムで置き換えられている
ところの、白色の沈澱が生じた。この反応混合物に次の
1モルのn−ブチルリチウムを加えると、その白色沈澱
が溶解し、そしてこの生成物は透明なレモンイエローの
溶液である。室温で放置すると、この溶液は曇りを生
じ、そして約210時間後、黄色固体の沈澱化が完結す
る。この生成物は1,3−ジリチオ−1−ブチンである
として同定された。この1,3−ジリチオ−1−ブチン
の沈澱物に過剰のn−ブチルリチウムを添加すると、こ
の沈澱物は溶解して、金黄色の溶液が生じる。2週間後
沈澱の兆候があり、そして2カ月後多量の沈澱が生じ
た。この沈澱は1,3−ジリチオ−1−ブチンとn−ブ
チルリチウムとの複合体として同定された。
使用は、Makowski他、 J. Macromol.Sci.-Chem.、 E2(4)6
83-700頁、 1968年7月に報告されている。研究されたリ
チウム化合物の中には、1−ヘキシンとn−ブチルリチ
ウムとの比率が0.5および0.67の反応によって得
られる化合物の如き1,3−ジリチオアセチリド類があ
った。比率が0.5のとき、炭化水素中均一な触媒溶液
が得られた。この比率以上のとき、いくらかの沈澱が存
在していた。しかしながら、全ての場合、ブタジエンを
用いた重合の結果、低分子量のポリマー溶液をもたらし
た。即ち、沈澱した固体をこの触媒溶液が含んでいる場
合、この固体は、重合過程中に溶解した。比率が0.5
の場合、該ポリマー溶液は非常に高粘度であり、そして
比率が0.67の場合、ゲル化した溶液が得られた。し
かしながら、この高粘度溶液もしくはゲル化した溶液に
Attapulgus粘土を加えると、流動する溶液が得られた。
この結果は、該粘土中に水が存在していたためであっ
た。
号3,377,404中に記述されている。これらの開始剤は、
最初に過剰のリチウムを、2〜4個のハロゲン原子を有
する有機ハライドと、エーテルの如き極性溶媒中で接触
させることで製造される。この段階の中間体は、式
水素基である]で表され得る。第二段階で、この中間体
を1,3−ブタジエンの如き少量の共役ジエンと接触さ
せる。このジエンの量は、一般に、リチウム化合物1モ
ル当たり約1〜約10モルである。この中間体をこのよ
うにして処理した後、この極性溶媒の実質的な部分もし
くは全てを除去した後、炭化水素溶媒に置き換える。こ
のようにして製造された炭化水素可溶ポリリチウム化
(polylithiated)化合物は、共役ジエンと他のモノマ
ー類、例えばビニル置換芳香族化合物との混合物の重合
を含む、共役ジエンの重合の開始剤として有益であると
報告されている。
シラン化合物もしくはポリビニルホスフィン化合物から
製造された多機能重合開始剤が記述されている。より詳
細には、この多機能重合開始剤は、n−ブチルリチウム
の如き有機モノリチウム化合物とポリビニルホスフィン
化合物もしくはポリビニルシラン化合物とを反応させる
ことによって製造される。好適には、この反応は、可溶
化モノマー、例えば重合可能共役ジエン、モノビニル置
換された芳香族化合物、或はそれらの混合物の存在下で
行われる。可溶化モノマー類の例には、共役ジエン類、
例えば1,3−ブタジエンおよび芳香族ビニル化合物、
例えばスチレンが含まれる。
むエラストマー組成物は米国特許番号4,471,093中に記
述されている。タイヤ踏み面用化合物に有益なこのブレ
ンド物は、特定のミクロ構造および低分子量のスチレン
−ブタジエンおよび/またはブタジエンゴムを有する高
分子量のスチレン−ブタジエンゴムの混合物からなって
いる。この高分子量のスチレン−ブタジエンゴム成分
は、更に、15〜35重量%のスチレン含有量、40〜
70モルパーセントの、ブタジエン成分中の1,2結合
含有量を有し、そして30℃のトルエン中の固有粘度が
2.0〜6.0であることを特徴としている。数平均分
子量に対する重量平均分子量の比率が2.0以下である
と限定されている。
び重合触媒が入っている水系中でのブタジエンとスチレ
ンとの連続重合方法が記述されている。反応体を一定速
度で反応槽に導入することで、60〜70%の範囲の重
合変換率を生じさせた後、所望の重合度を有するブタジ
エンとスチレンおよび未反応のモノマー類を含有してい
る分散液をその反応槽から連続的に取り出す。この未反
応のモノマー類は蒸発によって除去できる。
3つの連続した撹拌タンク反応槽から成る横に並んだ装
置を用い、上昇した温度で有機パーオキサイド開始剤の
存在下、ポリブタジエンのスチレン溶液を連続的に重合
させることによって製造されたところの、耐衝撃性を示
す改質されたスチレンポリマー類が記述されている。米
国特許番号4,782,119には、ブロック(A)およびブロ
ック(B)から成るスチレン−ブタジエンブロック共重
合体を少なくとも28重量%含有しているゴム組成物
(ここで、該ブロック(A)は、スチレン含有量が10
〜80重量%でありそしてブタジエン部分中の平均ビニ
ル結合含有量が30〜70重量%のスチレン−ブタジエ
ン共重合体ブロックであり、そして該ブロック(B)
は、ブタジエン部分中の平均ビニル結合含有量が60重
量%以下のポリブタジエンブロックである)が記述され
ている。このスチレン−ブタジエンのブロック共重合体
は、エーテル化合物もしくは第三級アミン化合物の如き
極性化合物の存在下、有機リチウム開始剤を用いた連続
重合方法に従って得ることができる。これらの実施例で
用いられている有機リチウム開始剤はn−ブチルリチウ
ムである。
た、Kirk-Othmer著の「化学技術百科事典」(Encyclope
dia of Chemical Technology)第3版、 8巻、 618頁中に
考察されている。スチレンブタジエンゴムの連続製造方
法に対する参照は620-21頁に見いだされる。
上、1つの具体例において約900,000以上であ
る、1,3−共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重
合体組成物を製造するための連続方法を記述する。この
方法は、(A)1,3−共役ジエン、芳香族ビニル化合
物、炭化水素溶媒、そしてトリメタル化した1−アルキ
ンから成る重合触媒[ここで、この触媒は、少なくとも
4個の炭素原子を有する1−アルキン、有機金属化合物
R0Mおよび1,3−共役ジエンを、約70℃以上の温
度で反応させることによって得られ、そしてここで、該
アルキンは、式
はヒドロカルビル基であり、Mはアルカリ金属であり、
R0Mと1−アルキンとのモル比は約3:1であり、そ
して共役ジエンと1−アルキンとのモル比は約2:1〜
約30:1である]を連続して反応槽に導入し、(B)
この反応槽の内容物を連続して撹拌しながら重合反応を
生じさせることで、共重合体を生じさせ、そして(C)
この反応槽から該共重合体を連続して取り出す、ことか
ら成る。
ブタジエン、イソプレンまたはピペリレンから成る群か
ら選択される1,3−共役ジエンと、の共重合体の連続
製造方法に関する。
て、本発明の連続方法は、反応槽に、1,3−共役ジエ
ン、芳香族ビニル化合物、芳香族炭化水素溶媒、そして
以下に充分に記述するが如きトリメタル化した1−アル
キンである重合触媒、を連続的および個々に導入するこ
とから成る。上記成分の各々を該反応槽に連続的に導入
するとき、この反応槽の内容物は撹拌により連続的に混
合され、そして重合反応が開始する。この重合反応は発
熱的であるため、この反応槽内の混合物の温度は、それ
らの成分を周囲温度で導入するが、その周囲温度よりも
上昇してくる。この容器内の混合物の温度は、この混合
物の温度を上昇させることが望まれている場合、外部加
熱により調節するか、或は温度を下げるか或は与えられ
た温度を維持する必要がある場合、冷却することによっ
て調節できる。一般に、この重合反応は約30〜約15
0℃の温度の反応槽内で生じ、そしてしばしば、この反
応槽内の温度は約80℃〜約125℃に維持される。該
反応槽内に該モノマー類、炭化水素溶媒および重合触媒
から成る混合物を望ましい時間(滞留時間)置くことで
重合反応を生じさせた後、このようにして生じた共重合
体および炭化水素溶媒をこの反応槽から連続的に取り出
す。該モノマー、炭化水素溶媒および触媒を該反応槽に
導入する速度と本質的に同じ速度で、その共重合体およ
び炭化水素溶媒を取り出す。100℃〜125℃の温度
における約20分〜約1時間の滞留時間は、一般に、所
望の共重合体を重合させそして実質的に100%の変換
率を達成するに充分である。これらの共重合体製造に関
する所望の連続方法を実施するための滞留時間は、これ
らのモノマー類および触媒の種類と濃度、およびこの反
応槽内の温度などの如き因子に依存しており、そして特
別な反応のための最適滞留時間は、本分野の技術者によ
って容易に決定され得る。
の略図である図1で、もう1つの具体例を説明する。図
1中に示してある具体例において、炭化水素溶媒に溶解
した1,3−共役ジエンおよび芳香族ビニル化合物から
成るモノマー溶液を、導管11を通して反応槽10の入
り口12に連続的に導入し、そして炭化水素溶媒に溶解
した重合触媒から成る触媒溶液を、導管20を通して反
応槽10の入り口18に導入する。以下により詳しく記
述する改質剤の如き改質剤をこの反応槽に導入すること
が望まれている場合、この改質剤を、一般に炭化水素溶
媒中の溶液として導管10を通して入り口16に導入す
る。二者択一的に、2つのバルブ(V)を適切に調節す
ることにより、該モノマー溶液をこの反応槽10に導入
する直前、該改質剤を導管22を通して該モノマー溶液
に導入してもよい。この反応槽10には、この反応槽内
で重合反応が生じるときこの反応槽の内容物を撹拌する
ための手段が備わっている(示されていない)。生じる
共重合体、および該炭化水素溶媒(そして、いかなる未
反応の成分および/または副生成物も)を、導管25に
より反応槽10の出口24から連続して取り出した後、
それぞれ導管26および28を通して貯蔵タンク30お
よび32に導く。
成物は、1,3−共役ジエンモノマーと芳香族ビニルモ
ノマーとの共重合体である。この共重合体中に含まれて
いる共役ジエンと芳香族ビニルモノマーとの相対的な量
は、所望の共重合体特性に応じて幅広い範囲で変化させ
得る。このように、この共重合体中の共役ジエンの量は
10〜約90重量%で変化させてもよく、芳香族ビニル
化合物の量は約10〜約90重量%である。より一般的
には、この共重合体は約50〜約90重量%、好適には
約50〜約80重量%の共役ジエンと、約10〜約50
重量%、より好適には約20〜約50重量%の芳香族ビ
ニル化合物から成る。
ジエン類であり、そしてそれらは、1分子当たり4〜1
2個の炭素原子、好適には4〜8個の炭素原子を有して
いる。これらのジエン類の例には下記のものが含まれ
る;1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチ
ル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン(ピペ
リレン)、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエ
ン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、2−エチル−
1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2−メ
チル−1,3−ヘキサジエン、1,3−ヘプタジエン、
3−メチル−1,3−ヘプタジエン、1,3−オクタジ
エン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、3,4−ジ
メチル−1,3−ヘキサジエン、3−n−プロピル−
1,3−ペンタジエン、4,5−ジエチル−1,3−ブ
タジエン、2,3−ジ−n−プロピル−1,3−ブタジ
エン、2−メチル−3−イソプロピル−1,3−ブタジ
エンなど。ジアルキルブタジエン類の中で、該アルキル
基が1〜3個の炭素原子を有するのが好ましい。鎖に沿
ったアルコキシ置換基を有する共役ジエン類、例えば2
−メトキシ−1,3−ブタジエン、2−エトキシ−3−
エチル−1,3−ブタジエン、および2−エトキシ−3
−メチル−1,3−ヘキサジエンも使用できる。
−ビニル−ナフタレン、2−ビニルナフタレン、並びに
置換基中の一緒にした全炭素原子数が一般に12を越え
ないところの、それらのアルキル、シクロアルキル、ア
リール、アルカリール、アラルキル、アルコキシ、アリ
ールオキシ、およびジアルキルアミノ誘導体が含まれ
る。これらの芳香族モノマー類の例には、p−メチルス
チレン、アルファ−メチルスチレン、3,5−ジエチル
スチレン、4−n−プロピルスチレン、2,4,6−ト
リメチルスチレン、4−ドデシルスチレン、3−メチル
−5−n−ヘキシルスチレン、4−シクロヘキシルスチ
レン、4−フェニルスチレン、2−エチル−4−ベンジ
ルスチレン、4−p−トリルスチレン、2,3,4,5
−テトラメチルスチレン、4−(4−フェニル−n−ブ
チル)スチレン、3−(4−n−ヘキシルフェニル)ス
チレン、4−メトキシスチレン、3,5−ジフェノキシ
スチレン、2,6−ジメチル−4−ヘキソキシスチレ
ン、4−ジメチルアミノスチレン、3,5−ジエチルア
ミノスチレン、4−メトキシ−6−ジ−n−プロピルア
ミノスチレン、4,5−ジメチル−1−ビニルナフタレ
ン、3−エチル−1−ビニルナフタレン、6−イソプロ
ピル−1−ビニル−ナフタレン、2,4−ジイソプロピ
ル−1−ビニル−ナフタレン、3,4,5,6−テトラ
メチル−1−ビニルナフタレン、3,6−ジ−n−ヘキ
シル−1−ビニル−ナフタレン、8−フェニル−1−ビ
ニル−ナフタレン、5−(2,4,6−トリメチルフェ
ニル)−1−ビニルナフタレン、3,6−ジエチル−2
−ビニルナフタレン、7−ドデシル−2−ビニルナフタ
レン、4−n−プロピル−5−n−ブチル−2−ビニル
ナフタレン、6−ベンジル−2−ビニルナフタレン、3
−メチル−5,6−ジエチル−8−n−プロピル−2−
ビニル−ナフタレン、4−p−トリル−2−ビニルナフ
タレン、5−(3−フェニル−n−プロピル)−2−ビ
ニルナフタレン、4−メトキシ−1−ビニルナフタレ
ン、6−フェノキシ−1−ビニルナフタレン、3,6−
ジメチルアミノ−1−ビニルナフタレンなどが含まれ
る。ビニル置換された芳香族化合物の他の例は、米国特
許番号3,377,404(これに関する開示はここでは参照に
入れられる)中に見いだされる。好適な芳香族ビニル化
合物には、スチレン類、特にスチレンが含まれる。
イソプレンまたはピペリレンとスチレンとから得られる
共重合体である。より詳細には、1,3−ブタジエンと
スチレンとの共重合体が好適である。
は、トリメタル化された1−アルキンである触媒の存在
下、1,3−共役ジエンと芳香族ビニル化合物とを重合
させることによって得られる。このトリメタル化1−ア
ルキン触媒は、式
はアルカリ金属であり、R1は1,3−共役ジエンから
誘導される部分を含む二価のオリゴマー状ヒドロカルビ
ル基であり、そして式I中の全てのR1基中の1,3−
共役ジエンから誘導される部分の全数は約2〜約30で
ある]によって特徴づけられる。
下の炭素原子を有する、飽和脂肪族、飽和脂環式または
芳香族基であってもよい。1つの具体例において、Rは
1〜15個の炭素原子を有するアルキル基である。もう
1つの具体例において、Rは1〜6個の炭素原子を有す
るアルキル基である。更にもう1つの具体例において、
Rは約3〜約9個の炭素原子を有するアルキル基であ
る。Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウム、およびフランシウムを含むアルカリ金属
である。リチウム、ナトリウムおよびカリウムが好適な
アルカリ金属であり、そしてリチウムが最も好適なアル
カリ金属である。
導される部分を含む二価のオリゴマー状ヒドロカルビル
基である。この共役ジエン類は、1分子当たり4〜12
個の炭素原子、好適には4〜8個の炭素原子を含む種々
の1,3−共役ジエンのいずれかであってもよい。この
共役ジエン類の特定な例には、1,3−ブタジエン、イ
ソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
1,3−ペンタジエン(ピペリレン)、2−メチル−3
−エチル−1,3−ブタジエン、3−メチル−1,3−
ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2−メチル−
1,3−ヘキサジエン、1,3−ヘプタジエン、1,3
−オクタジエンなどが含まれる。1つの好適な具体例に
おいて、このオリゴマー状の基R1の部分は、1,3−
ブタジエン、イソプレンまたはピペリレンから誘導され
る。
誘導される部分の数は、2〜約30の範囲に渡って変化
させ得る。一般に、式Iの組成物中の2つのR1基中の
共役ジエンから誘導される部分の全数は約3〜約30で
ある。1つの好適な具体例において、式Iの組成物中の
R1基全ての中の共役ジエンから誘導される部分の全数
は約8〜約20である。このオリゴマー状の基R1中の
共役ジエンから誘導される部分の数は、式Iの組成物が
約200〜約3000の重量平均分子量を有するように
変化させ得る。1つの好適な具体例において、式Iの組
成物の重量平均分子量は約800〜約2000の範囲内
である。式Iによって特徴づけられる炭化水素可溶トリ
メタル化1−アルキン組成物は、1−アルキン、有機金
属化合物R0M、および共役ジエンを、約70℃以上の
温度で反応(ここで、R0Mと1−アルキンとのモル比
は約3:1である)させることによって製造され得る。
この1−アルキンは、式
よい。少なくとも4個の炭素原子を有する上記1−アル
キン化合物の代表的な例には、1−ブチン、1−ヘキシ
ン、1−オクチン、1−デシン、1−ドデシン、1−ヘ
キサデシン、1−オクタデシン、3−メチル−1−ブチ
ン、3−メチル−1−ペンチン、3−エチル−1−ペン
チン、3−プロピル−6−メチル−1−ヘプチン、3−
シクロペンチル−1−プロピンなどが含まれる。
R0は、飽和脂肪族基、飽和脂環式基、或は芳香族基で
あってもよいヒドロカルビルである]で表されてもよ
い。一般に、R0は約20個以下の炭素原子を有する。
Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、
セシウム、およびフランシウムを含むアルカリ金属であ
る。該有機金属化合物R0Mの代表的な例には、メチル
ナトリウム、エチルリチウム、プロピルリチウム、イソ
プロピルカリウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリ
チウム、t−ブチルカリウム、t−ブチルリチウム、ペ
ンチルリチウム、n−アミルルビジウム、tert−オ
クチルセシウム、フェニルリチウム、ナフチルリチウム
などが含まれる。該中間体と反応して所望の組成物を生
じる共役ジエン類は、好適には、既に上述した種類の
1,3−共役ジエン類である。
ル化1−アルキン組成物は、(a) 1−アルキンと有
機金属化合物R0Mとを、約1:3のモル比で反応させ
て、中間体を生じさせ、そして(b) 上記中間体と共
役ジエンとを少なくとも約70℃の温度で反応させる段
階を含む方法で製造される。この反応において、共役ジ
エンと1−アルキンとのモル比は少なくとも約2:1で
あり、そして約30:1のように高くてもよい。より一
般的には、この比率は約8:1〜20:1の範囲であ
る。
反応そしてそれに続く該共役ジエンとの反応は、不活性
希釈剤の存在下、特に炭化水素、例えば脂肪族、脂環式
または芳香族炭化水素の存在下で行われ得る。適切な炭
化水素希釈剤の代表的な例には、n−ブタン、n−ヘキ
サン、イソオクタン、デカン、ドデカン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどが含まれる。好適な炭化水素は、1分子当たり
4〜約10個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素であ
る。炭化水素の混合物もまた利用できる。
せて中間体を生じさせる反応は20〜30℃の温度で行
うことができ、そしてこの反応は一般に不活性雰囲気
中、例えば窒素下で行われる。この反応は一般に大気圧
下で行われる。第一段階で得られる中間体は、炭化水素
に不溶であるか或は若干のみ可溶なトリメタル化アルキ
ンである。
化水素に可溶な生成物を生じさせる反応は、約70℃以
上の温度、より一般的には約70℃〜約150℃の温度
で行われる。この反応は一般に約5時間以内で完結し、
この反応により、この溶液の色を黄色から赤色もしくは
赤褐色に変化させる。約80℃のとき、この反応は約3
時間で完結する。より高い温度のとき、この反応は3時
間以内に完結する。もしこの反応混合物をあまりに長い
時間加熱すると、得られる生成物の触媒活性が減少し得
る。この反応の生成物は、該共役ジエンから誘導される
部分を含んでいる2価のオリゴマー状ヒドロカルビル基
を2個有するトリメタル化されたアルキンである。第二
段階で、比較的少量の共役ジエンを該中間体と反応させ
る。該中間体中の、共役ジエンと1−アルキンとのモル
比は、少なくとも約2:1であり、30:1のように高
くてもよい。1つの好適な具体例において、共役ジエン
と1−アルキンとのモル比は約8:1〜約20:1の範
囲である。
は、活性を示す金属と示さない金属とを含有している。
本発明の組成物中に少なくとも2つの異なる種類の炭素
金属結合が存在していることは、化学的および物理的証
拠の両方によって示すことができる。臭化アリルを用い
たGilman滴定により、不活性な金属アセチリド(−C≡
C−M)と活性な他の炭素リチウム結合(−C−C−
M)とを区別できる、J. Organometal Chem.、 1(1963)
8。本発明の組成物に関する滴定において、トリメタル
化されたアルキン類に相当するところの、全炭素−金属
結合の約67%が「活性を示す」ことが示されている。
本発明の組成物に対する紫外および可視分光分析は、そ
れぞれ、不活性および活性金属結合に相当するところ
の、300〜340NMおよび400〜450NMに最
大吸収を示している。
らが炭化水素溶媒に可溶であることである。明細書およ
び特許の請求の範囲中で用いる言葉「炭化水素溶媒に可
溶」および「炭化水素可溶」は、約25℃の温度で、こ
の材料(ポリマー類)が、炭化水素、特にヘキサンの如
き脂肪族炭化水素中に、溶媒100g当たり少なくとも
約5gの材料の度合で、溶解することを示している。こ
の溶液は、長期間に渡って不活性雰囲気中室温で安定で
ある。
益な炭化水素可溶トリメタル化1−アルキン組成物の製
造を説明するものである。有益な触媒の追加的例は、19
90年9月21日出願、発明者J.W.Kang、 G.B.Seavers、およ
びT.Hashimotoの出願中米国特許出願連続番号07/586,05
8中に見いだされる。この出願中の出願の開示はその追
加的触媒の記述に関してここでは参照にいれられる。
請求の範囲中で特に示されていない限り、全ての部およ
びパーセントは重量であり、温度は摂氏で表し、そして
圧力は大気圧であるかほぼ大気圧である。
ボトルに入っている、乾燥ヘキサン中の1−オクチン
0.55mL(3.37mM)溶液に、窒素下室温で、
使い捨てシリンジを用い、n−ブチルリチウム7mL
(11.2mM、1.6M溶液)を加える。得られるス
ラリーを激しく振とうして反応を完結させた後、得られ
る淡黄色の溶液を室温で約1時間放置する。この溶液
に、ヘキサン中の1,3−ブタジエン25g(24.2
%ブタジエン、112mMブタジエン)を加える。この
混合物を、約80℃に加熱した浴槽中で3時間振とう
し、そして得られる赤褐色の溶液を冷却した後、保存す
る。このようにして得た溶液をGilman技術で分析したと
ころ、63.6%の活性炭素−リチウム結合を示してい
た。1,3,3−トリリチオ−オクチンを基にして計算
した活性炭素−リチウム結合は66.7%である。
出口の備わっている1ガロンの反応槽に、乾燥ヘキサン
450g、ヘキサン中のn−ブチルリチウム436g
(1008mM)(1.54M)、および乾燥ヘキサン
35g中の1−オクチン37g(336.3mM)の溶
液を入れる。このn−ブチルリチウムおよびオクチンを
反応槽に加えるとき、この反応混合物を窒素雰囲気下に
保持する。上記材料を反応槽に加えた後、この混合物を
室温で窒素下30分間撹拌した後、この反応槽に、20
0gの1,3−ブタジエンを含有している1,3−ブタ
ジエン/ヘキサンのブレンド物816.5gを加える。
この混合物を85℃で120分間撹拌し、この時均一な
赤褐色溶液が得られる。この溶液を室温に冷却した後、
窒素雰囲気下保存用タンクに移す。この溶液は、本発明
で有益な該炭化水素可溶トリリチウム化1−アルキンジ
エン処理触媒を含有している。Gilman滴定は、0.26
28モル濃度で、62.34%の活性炭素−リチウム結
合の存在を示していた。この計算した活性炭素−リチウ
ム結合は66.7%である。
チルパラクレゾール)の過剰メタノールを用いて、20
0gの触媒溶液を凝固させる。この得られる油状の生成
物を真空下50℃で乾燥する。この生成物のゲル浸透ク
ロマトグラフィー分析の結果1123Mwを示してい
た。
アルキン触媒の存在下、炭化水素溶媒中で共役ジエンと
ビニル芳香族化合物とを重合させることによって、本発
明の共重合体を製造する。この重合温度は、約30℃〜
約150℃またはそれ以上の範囲でもよいが、一般に、
この重合は約75℃〜150℃の温度で約10分〜約1
時間行う。好適な具体例において、この重合は、約80
℃〜約125℃の範囲の温度で約15分〜1時間行う。
所望の共重合体が、一定して、この比較的高い温度そし
て比較的短い時間で、約100%変換率で得られる。こ
れらの共重合体はランダムもしくはブロック共重合体で
あってもよいが、ランダム共重合体が好適である。この
重合反応で用いられる実際上の温度は、所望の重合速
度、所望の製品、および使用する特別な触媒もしくは触
媒系に依存している。この触媒を不活性にするか或はそ
れに有毒な水および空気の如き材料を排除するための通
常の注意を払う。
行われる。上述したように、炭化水素溶媒中の溶液とし
て該モノマー類および触媒を一般に該反応槽に導入す
る。脂肪族、脂環式および芳香族炭化水素を含む種々の
炭化水素溶媒が使用できる。1つの具体例において、ヘ
キサンおよびシクロヘキサンの如き脂肪族炭化水素が好
適である。この重合反応における溶媒/希釈剤として有
益な脂肪族炭化水素の例は、一般に、約3〜約20個の
炭素原子、より詳細には約5〜約10個の炭素原子を有
するものである。上記脂肪族炭化水素の例には、ブタ
ン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン
などが含まれる。5〜20、好適には5〜約10個の炭
素原子を有するシクロアルカン類もまた有益である。こ
のようなシクロアルカン類の例には、シクロペンタン、
シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンおよびシクロヘ
プタンが含まれる。使用できる芳香族溶媒には、ベンゼ
ン、トルエンおよびキシレンが含まれる。単独の溶媒が
使用できるが、また炭化水素蒸留画分の如き炭化水素の
組み合わせも使用できる。
改質組成物として本分野で示されている種々の組成物を
該共重合混合物中に含有させることができる。1,2−
構造の量が増大した超高分子量共重合体を製造するた
め、本発明のトリメタル化1−アルキン触媒との組み合
わせで、従来技術中に記述されている改質組成物のいず
れをもが、本発明の方法で用いられ得る。本発明のトリ
メタル化1−アルキン触媒との組み合わせで特に有益で
あることが見いだされた改質用化合物は、線状および環
状オリゴマーオクソラニル(oxolanyl)アルカン類から
成る群から選択されるものである。これらの種類の改質
化合物は米国特許番号4,429,091中に記述されており、
そして米国特許番号4,429,091の開示は特にコラム3お
よび4中の上記改質組成物に関係しており、これらはそ
れにより参照に入れられる。このオクソラニル改質剤
は、例えば、2−または5−位のどちらかもしくは両方
が置換されていないフランを、塩酸の如き酸の存在下、
アルデヒドまたはケトン(例えばアセトン)のどちらか
と反応させることによって製造できる。この反応のパラ
メーターを調節することによって、95%以下の二量
体、三量体および四量体を含有している生成物を生じさ
せる。一度この線状オリゴマーもしくは環状構造物を生
じさせた後、これらの反応生成物を、ニッケルを基とす
る触媒の如き適切な水添触媒の存在下水素添加して、所
望のオクソラニル化合物を生じさせる。
一緒に用いるオリゴマー状改質剤の例には、ビス(2−
オクソラニル)メタン、2,2−ビス(2−オクソラニ
ル)プロパン、1,1−ビス(2−オクソラニル)エタ
ン、2,2−ビス(2−オクソラニル)ブタン、2,2
−ビス(5−メチル−2−オクソラニル)プロパン、お
よび2,2−ビス(3,4,5−トリメチル−2−オク
ソラニル)プロパンが含まれる。
媒(活性を示すリチウムとして)とのモル比は、約1:
20〜約20:1の間で変化させることができ、しばし
ば、約1:10〜10:1であり得る。1つの好適な具
体例において、このモル比は約0.1:1〜約1.5ま
たは2.0である。
他の材料には、例えばエーテル類または第三級アミン類
であってもよいルイス塩基が含まれる。このような改質
剤の特定の例には、ジエチルエーテル、ジブチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、2−メトキシテトラヒドロフ
ラン、2−メトキシメチルテトラヒドロフラン、2,
2’−ジ(テトラヒドロフリル)プロパン、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテルな
ど、トリエチルアミン、1,2−ジピペリジノエタン、
ピリジン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレン
ジアミン、N,N,N’,N’−テトラエチレンジアミ
ン、N−メチルモルホリン、トリエチレンジアミン、ト
リピペリジノホスフィンオキサイドなどが含まれる。
反応槽に導入するか、或はこの反応槽に該モノマー溶液
を導入する前に、そのモノマー溶液に該改質剤を導入す
ることもできる。これらの改質剤は、いずれの場合で
も、炭化水素溶媒の希釈溶液として一般に導入される。
化1−アルキン触媒および任意の改質剤(類)の量は、
所望の特性を有する本発明の共重合体を生じさせるよう
に設計された量である。特別な共重合反応中で用いる量
は、共重合すべきモノマー類の種類および量、所望の共
重合体分子量および分子量分布などを含む数多くの因子
に依存している。本発明の連続方法で用いる触媒の望ま
しい特徴の1つは、所望の共重合体製造のため、少量の
みの触媒の使用で充分であるばかりでなく、このことに
より、経費の節約をもたらすことである。
は、モノマー100g当たりの金属を基準とする触媒中
の活性金属のグラム数(PHGM)として表される。該
金属が1,3,3位にあるところの、本発明のトリメタ
ル化1−アルキン触媒において、1位の金属は不活性で
ある一方、3位の金属が活性を示す金属である。一般
に、活性金属のグラム数PHGMは約0.001〜約
0.01の範囲であってもよい。より多い量のとき、本
発明の共重合体の重量平均分子量は減少する傾向にあ
る。もう1つの具体例において、活性金属のグラム数P
HGMは約0.002〜約0.008の範囲であり、更
にもう1つの具体例において、この率は約0.004〜
0.006である。
1,2−ミクロ構造は、共役ジエンモノマー単位を有す
る成長するポリマー鎖の付加様式を表している。1,2
−付加もしくは1,4−付加のどちらかが生じ得る。学
術用語において、これは、1,3−ブタジエンがモノマ
ーである場合、このポリマー鎖中のモノマー単位として
1,2−単位もしくはミクロ構造が生じる。イソプレン
がこのモノマーである場合、このポリマー鎖中に、少量
の1,2−ミクロ構造と共に最も一般的に3,4−ミク
ロ構造が生じる。1,2−付加から生じるポリマー構造
の命名は、従って、重合するモノマー類に依存してい
る。簡潔さのため、共役ジエンの1,2−付加の結果得
られるミクロ構造を測定するため、言葉1,2−単位も
しくは1,2−ミクロ構造を用いる。本発明の超高分子
量共重合体のミクロ構造は、プロトンNMRを用いて測
定する。比較的高い量の1,2単位(ビニル)、例えば
30〜80重量%の1,2単位を有する本発明の共重合
体が製造できる。
成物(共重合体、溶媒およびいくらかの未反応モノマ
ー)を反応槽から回収してメタノールまたはイソプロパ
ノールの如きアルコールと一緒にするか、或は該開始剤
を不活性化させる他の液状媒体を混合して、凝集させた
後、ポリマー生成物を沈澱させる。一般に、凝集および
沈澱を生じさせるためには、使用する溶媒(例えばヘキ
サン)の重量と同量のイソプロパノールで充分である。
抗酸化剤、例えば約1%のジ−第三ブチルパラクレゾー
ルを該イソプロパノール中に含有させるのも一般的であ
りそして優位である。この共重合体を回収した後、乾燥
して溶媒を除去する。
最初に生じた未抑制のポリマー溶液はそのポリマー分子
上に末端金属原子(例えばリチウム原子)を有している
ため、この未抑制ポリマーの溶液を種々の薬剤で処理し
て、該末端金属原子を置換することによって官能基を導
入することができる。例えば、この未抑制共重合体溶液
を種々の薬剤で処理して、例えば−SH、−OH、−C
OOH、ハロゲンなどの如き末端官能基を導入すること
ができる。二酸化炭素でこの未抑制溶液を処理すること
によってカルボキシル基を導入することができ、そして
エポキシ化合物でこの未抑制ポリマー溶液を処理するこ
とによってヒドロキシ基が導入できる。末端金属原子を
有する未抑制共重合体溶液中に上記基を導入する方法
は、本分野の技術者によく知られている。
に、約200,000以上の平均分子量を有している。
1つの具体例において、本発明の共重合体は、超高分子
量共重合体組成物と一般的に呼ばれている種類のもので
ある。本発明に従って得られるこの超高分子量共重合体
組成物は、本質的にゲルを有しておらず、そしてこれら
は更に、重量平均分子量が約900,000以上である
ことによって特徴づけられる。1,100,000以上
の重量平均分子量を有する超高分子量共重合体組成物
が、本発明の連続方法によって製造できる。該超高分子
量共重合体の他の特徴ある性質には、ムーニー粘度計を
用いて測定した、固有粘度、希釈溶液粘度、および緩和
パーセントが含まれる。1つの具体例において、本発明
の連続方法で製造される共重合体組成物は、テトラヒド
ロフラン中の固有粘度(η)が少なくとも4.0である
ことによって特徴づけられ、もう1つの具体例におい
て、本共重合体は、テトラヒドロフラン中の固有粘度が
少なくとも約4.5であることによって特徴づけられ
る。
た、以下に更に詳しく考察する操作によって測定される
緩和パーセントによって特徴づけられてもよい。1つの
具体例において、約900,000以上の重量平均分子
量を有する該共重合体は、少なくとも約30%〜100
%の緩和パーセント値、より詳細には約30%〜約70
%の緩和を有すること、そして以下により詳細に記述す
るT80(秒)値が約300もしくはそれ以上であるこ
と、によって特徴づけられる。
ン中の希釈溶液粘度が少なくとも約3.5dl/gであ
ることによって特徴づけられ、そして1つの具体例にお
いて、本共重合体は少なくとも約4.0dl/gの希釈
溶液粘度を有する。
分子量共重合体は、一般に、少なくとも約3.5、しば
しば約3.5〜5.0の間のMw/Mnを有することに
よって特徴づけられる。
分子量分布によって特徴づけられてもよい。本共重合体
組成物は、1,000,000以上の数平均分子量を有
する大きい画分の共重合体と、100,000以下の数
平均分子量を有する小さい画分の共重合体とを有してい
る。本発明の1つの具体例において、この共重合体は、
1,000,000以上の数平均分子量を有する画分を
少なくとも約25重量%、好適には約35重量%以上、
そして100,000以下の数平均分子量を有する画分
を約15重量%以下、好適には約10重量%以下から成
ることを特徴とする。
体に関してここに報告する分子量は、Waters Chromatog
raphy Division、 Millipore Corporation、 34 Maple St
reet、 Milford、 Massachusetts、 01757U.S.A.によって
供給された装置、ソフトウエアおよび操作を用い、本分
野の技術者によく知られた技術に従って、ゲル浸透クロ
マトグラフィー(GPC)で測定する。有機合成グレー
ドのGPCStyragel(架橋ポリスチレン)カラムを用い
て測定を行う。このポリマーのサンプルを、ジブチルパ
ラクレゾールの如き抗酸化剤で安定化したテトラヒドロ
フラン(THF)中に溶解した後、4個のメタル−クラ
ッドWatersカラムの備わっているGPC装置中に注入す
る。特に、本発明の共重合体のGPC分子量測定は、Wa
ters M-45ポンプ、R-410差動屈折計、Hewlett-Packard
Electropen記録計およびWaters Wispインジェクターシ
ステムを備えたモデル200Watersゲル浸透クロマトグラ
フを用いて行う。4つのWaters Styragelカラムを用
い、全て直径7.8mmx長さ1220mm、そして連
続して106、105、104および103オングストロー
ムの名目上の孔サイズを有するStyragelを充填する。ポ
リマーのサンプル(0.20グラム)を、安定化したT
HF20mLと一緒にフラスコ中に入れ、ストッパーを
付けた後、一晩放置して、このポリマー溶液を完成させ
る。次に、このサンプルを、窒素圧を用いてケイソウ土
を充填したセルロース培地(Waters P/N 37962)製の、
孔サイズが0.25ミクロンのフィルター層を通して濾
過して、Wispインジェクターに入れる。このTHF−ポ
リマー溶液の0.7mLサンプルを選択し、そして18
7分の実行時間を用いた。このクロマトグラフを通るT
HFの流速を1mL/分にセットし、平衡に達した後、
この共重合体サンプル溶液を注入する。室温でサンプル
をクロマトグラフィーにかけ、屈折測定によるこの溶離
ポリマー画分の検出を38℃で行う。2時間間隔での重
複注入を行い、そしてこれは、2つのデータ収集インタ
ーフェースを用いて完結する。得られる分子量分離を差
動屈折計で測定し、そして分子量パラメーターの計算は
コンピュータープログラムを用いて行う。これらの測定
で用いたソフトウエアはWaters ExpertLC/GPCマルチシ
ステムソフトウエア、バージョン6.2(1/15/8
8)、Waters P/N 87663である。第二および第三位数キ
ャリブレーション曲線を生じさせるため、Pressure Che
mical Corporationから得られる狭い分布のポリスチレ
ン標準を用いて、万国共通キャリブレーションを行う。
観察されたデータを報告された値に関係づけるため、完
全に溶解し得るリニアブタジエン−スチレン−型のポリ
マー(THF)に対して展開させたMark-Houwink定数を
用いる。定数Kおよびαは、それぞれ、Mnに対して
2.69x10-4および0.73であり、そしてそれぞ
れ、Mwに対して3.80x10-4および0.70であ
る。これらのGPC分子量値は、絶対的な意味で10〜
20%の範囲内の正確さ、そして相対的基準に関しては
より正確であるように見積もる。このようにして、M
n、MwおよびMzは測定できる。分散率はMw/Mn
である。Mark-Houwink方程式を用いることで、粘度平均
分子量(Mv)および固有粘度の計算が可能となる。
釈溶液粘度(DSV)を下記のように測定する。この共
重合体の重量を測定したサンプルを、4オンスのボトル
中に入れ、正確な重量(W1)を測定する。ピペットを
用いてトルエン(100mL)を加えた後、このボトル
にしっかりとふたをする。この得られる溶液を室温で約
18時間放置した後、この混合物を激しく振とうし、そ
して802濾紙を用いて濾過する。この濾液の一部(1
0mL)を、風袋の重量を計ったアルミニウム製の皿に
ピペットで移し、ホットプレート上で溶媒を蒸発させた
後、105℃に保持したオーブン中で10分間乾燥す
る。この乾燥したサンプルの重量を測定した後、残留物
(液状の共重合体)が一定の重量(W2)を示すように
なるまで乾燥を継続する。この溶媒(トルエン)および
濾過した溶液(残留物)の流出時間を、プログラムした
コンピューターの備わっている531101/I Schott Gerate
Ubbelohdeミクロ粘度計を用いて測定する。この流出時
間を測定するため、一定温度浴(25℃)中にこの粘度
計を入れる。このプログラムしたコンピューターは自動
的に、下記の式を基にして、濾過した溶液のDSVおよ
びゲルパーセントを計算する;
4つの異なる濃度で得られる4つのデータ点の平均であ
るのを除いて、DSVで用いられる一般的な操作により
測定される。
g)は、910差動走査比色計システムの備わっているDuP
ont 1090熱分析装置を用いそしてこの製造者の推奨操作
に従って測定する。オンセット、インフェクションおよ
びオフセット温度を、インターアクティブDSCデータ
分析プログラムV2Dに従って計算する。
cott STI/200ムーニー粘度計を用い、そしてゴムおよび
ゴム状材料、例えばSBRの「せん断粘度」を測定する
ための通常の方法を修飾した方法を用いて測定する。こ
の操作において、サンプルを熱板の間に置いた後、これ
を密封する。このサンプルを100℃で1分間温めた
後、ローターのスイッチを入れる。4分後、ムーニー値
(ML1+4)が測定され、そしてこのローターのスイッ
チを切る。この緩和の測定が開始され、そしてトルクが
ムーニー値ML1+4の20%(T80)に到達したときの
緩和時間(AL80)を記録する。全体で10分後、この
トルクを再び観察して、AL1+4+5として記録し、そし
て熱板を開ける。緩和パーセントを下記のように計算す
る:
グラフを図2中に示し、ここには、緩和パーセントの計
算で用いた種々の値、例えばML1+4およびAL1+4+5も
記入する。一般に、本発明の共重合体は、上で定義した
緩和パーセントが約20%〜約80%、しばしば約30
%または40%〜約70%であることによって特徴づけ
られる。
てこのようにして得られた共重合体を説明する。下記の
実施例中およびその他明細書および特許請求の範囲中特
に指示されていない限り、数平均分子量(Mn)および
重量平均分子量(Mw)に関する値は、上に記述したG
PCを用い、テトラヒドロフラン中で測定する。この共
重合体のミクロ構造(例えば1,4単位、1,2単位な
ど)は、二硫化炭素中のプロトンNMRで測定する。
1の6.5ガロンの撹拌タンク型反応槽内で行う。この
反応槽は、図1に示したのと同様の様式で設備されてい
る。ヘキサン中65%の1,3−ブタジエンおよび35
%のスチレンを含有している精製ブレンド物(15.0
%の全固体量)を連続して該反応槽に計量して入れる。
この反応槽に入れる直前で、ヘキサン中の2,2’−
(テトラヒドロフリル)プロパン希釈溶液(改質剤)を
そのモノマー流に導入する。このヘキサン中の改質剤濃
度は0.005ミリモル/cc(=0.921gm/1
00cc)である。この新しく調製した触媒の溶液は実
施例Bに記述されており、これもまた、該反応槽に、モ
ノマー100グラム当たり0.0046グラムの活性リ
チウム(PHGM)になるような速度で連続して計量し
ながら入れる。この連続重合を、45分の滞留時間で約
100℃の温度で行う。得られる共重合体溶液を連続し
て反応槽から取り出すことで回収する。約1%のジ第三
ブチルパラクレゾールを含有している過剰のイソプロパ
ノールを用いて、上記のようにして得られた共重合体溶
液の一部を凝集させた後、ドラム乾燥する。共重合体が
100%収率で得られ、そして次の特徴を有することが
見いだされた:[η]THF=4.16;Mn=293,
971;Mw=1,101,946;Mw/Mn=3.
75;Mn<106を有する共重合体画分=41%、そ
してMn<105を有する共重合体画分=6.7%;T
g −29℃;100℃のML1+4およびMS1+4=>2
00;T80=>300秒;ミクロ構造:スチレン含有量
35.9%;ブロックスチレン=0%;1,4単位=3
4.1%;1,2単位=30.0%;および1,2単位
(ブタジエンを基とする)=46.8%。
活性リチウムとのモル比、モノマーブレンド物中の全固
体量、およびモノマーブレンド物中のスチレン:ブタジ
エン比、を除いて、実施例1の一般的操作を繰り返す。
これらの実施例で得られた共重合体の重合条件および特
性も表Iに示す。
数;Michelerのケトンを用いて測定した、モノマーブレ
ンド物中に存在している不純物の原因のため変化させた
量。
000〜1,225,000から成る種々の重量平均分
子量(Mw)を有する共重合体が、本発明の連続方法に
より製造でき、特に実施例4〜6の方法により高緩和率
を有する共重合体が製造でき、そして4.0以上のMw
/Mn比を有する共重合体が製造できる。
に、本発明の超高分子量共重合体の緩和特性は、市販の
エマルジョンSBRのそれとは大きく異なっている。緩
和特性を典型的な市販溶液のSBRと比較したとき、同
様の差が観察される。
は、種々の用途、例えば射出成型品、圧縮成型品、押出
し品、フィルムコーティング、スプレーコーティング、
接着剤などの製造において有益である。この共重合体は
また、物性を改良する目的で、種々のゴムおよびエラス
トマー、例えば天然ゴムおよび合成ゴムとブレンドさせ
てもよい。該ポリマー類単独、或は他のゴム状ポリマー
とブレンドしたものを、種々の公知のコンパウンド用材
料、例えば充填剤、カーボンブラック、加工油、加硫
剤、加硫促進剤などと混合させてもよい。このような加
硫可能な組成物は、タイヤ、タイヤ踏み面、タイヤ横
壁、タイヤベルト、泥よけ、ベルト、ホース、窓枠およ
び他の工業用製品に利用できる。
たが、本明細書を理解するに当たって、本分野の技術者
に種々の修飾が明らかになるものと理解される。従っ
て、ここに開示した発明は付随する請求の範囲内に入る
上記修飾を包含することを意図している。
ある。
ビニル化合物、炭化水素溶媒、そしてトリメタル化した
1−アルキンから成る重合触媒[ここで、この触媒は、
少なくとも4個の炭素原子を有する1−アルキン、有機
金属化合物R0Mおよび1,3−共役ジエンを、約70
℃以上の温度で反応させることによって得られ、そして
ここで、該アルキンは、式
はヒドロカルビル基であり、Mはアルカリ金属であり、
R0Mと1−アルキンとのモル比は約3:1であり、そ
して共役ジエンと1−アルキンとのモル比は約2:1〜
約30:1である]を連続して反応槽に導入し、(B)
この反応槽の内容物を連続して撹拌しながら重合反応を
生じさせることで、共重合体を生じさせ、そして(C)
この反応槽から該共重合体を連続して取り出す、ことか
ら成る1,3−共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共
重合体の連続製造方法。
50℃の温度に保持する第1項の方法。
化合物を該ジエンおよびビニル芳香族化合物含有炭化水
素溶液として該反応槽に導入する第1項の方法。
液として該反応槽に導入する第1項の方法。
100,000の重量平均分子量を有する第1項の方
法。
900,000の重量平均分子量を有する第1項の方
法。
0重量%の該共役ジエンと約10〜約50重量%の該芳
香族ビニル化合物とから成る第1項の方法。
0重量%の結合した該芳香族ビニル化合物を有する第1
項の方法。
ン、イソプレンまたはピペリレンである第1項の方法。
である第1項の方法。
る第1項の方法。
するアルキル基である第1項の方法。
る1−アルキン、有機リチウム化合物および脂肪族1,
3−共役ジエンを、少なくとも70℃の温度で反応させ
る(ここで、有機リチウムと1−アルキンとのモル比は
約3:1であり、そして共役ジエンと1−アルキンとの
モル比は約3:1〜約30:1である)ことによって、
該触媒を得る第1項の方法。
物、炭化水素溶媒、そしてトリメタル化した1−アルキ
ン触媒[これは、少なくとも4個の炭素原子を有する1
−アルキン、有機リチウム化合物および脂肪族1,3−
共役ジエンを、少なくとも70℃の温度で反応させた生
成物(ここで、有機リチウムと1−アルキンとのモル比
は約3:1であり、そして共役ジエンと1−アルキンと
のモル比は約3:1〜約30:1である)から成る]
を、連続して反応槽に導入し、(B)この反応槽の内容
物を連続して撹拌しながらこの反応槽内の温度を約75
℃〜125℃に保持することで、共重合体を生じさせ、
(C)この反応槽から該共重合体および炭化水素溶媒を
連続して取り出し、そして(D)該炭化水素溶媒から該
共重合体を回収する、ことから成る、スチレン化合物
と、1,3−ブタジエン、イソプレンまたはピペリレン
から成る群から選択される1,3−共役ジエンと、の共
重合体の連続製造方法。
5℃の温度に保持する第14項の方法。
約50分である第14項の方法。
族化合物を該ジエンおよびビニル芳香族化合物含有炭化
水素溶液として該反応槽に導入する第14項の方法。
溶液として該反応槽に導入する第14項の方法。
ンであり、そして該スチレン化合物がスチレンである第
14項の方法。
約900,000の重量平均分子量を有する第14項の
方法。
90重量%の該共役ジエンと約10〜約50重量%の該
スチレン化合物とから成る第14項の方法。
ム当たり約0.002〜約0.008グラムのリチウム
を与えるに充分な量の触媒を該反応槽に導入する第14
項の方法。
重合体。
共重合体。
応槽の略図である。
測定するための点MLin,ML1+4,AL80およびAL
1+4+5を同定する、時間に対するトルクのグラフであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)1,3−共役ジエン、芳香族ビニル
化合物、炭化水素溶媒、そしてトリメタル化した1−ア
ルキンから成る重合触媒[ここで、この触媒は、少なく
とも4個の炭素原子を有する1−アルキン、有機金属化
合物R0Mおよび1,3−共役ジエンを、70℃以上の
温度で反応させることによって得られ、そしてここで、
該アルキンは、式 【化1】 (式中、 Rはアルキル基である)で特徴づけられ、R0はヒドロ
カルビル基であり、Mはアルカリ金属であり、R0Mと
1−アルキンとのモル比は3:1であり、そして共役ジ
エンと1−アルキンとのモル比は2:1〜30:1であ
る]を連続して反応槽に導入し、 (B)この反応槽の内容物を連続して撹拌しながら重合
反応を生じさせることで、共重合体を生じさせ、そして (C)この反応槽から該共重合体を連続して取り出す、 ことから成る1,3−共役ジエンと芳香族ビニル化合物
との共重合体の連続製造方法。 - 【請求項2】(A)共役ジエン、スチレン化合物、炭化
水素溶媒、そしてトリメタル化した1−アルキン触媒
[これは、少なくとも4個の炭素原子を有する1−アル
キン、有機リチウム化合物および脂肪族1,3−共役ジ
エンを、少なくとも70℃の温度で反応させた生成物
(ここで、有機リチウムと1−アルキンとのモル比は
3:1であり、そして共役ジエンと1−アルキンとのモ
ル比は3:1〜30:1である)から成る]を、連続し
て反応槽に導入し、 (B)この反応槽の内容物を連続して撹拌しながらこの
反応槽内の温度を75℃〜125℃に保持することで、
共重合体を生じさせ、 (C)この反応槽から該共重合体および炭化水素溶媒を
連続して取り出し、そして (D)該炭化水素溶媒から該共重合体を回収する、 ことから成る、スチレン化合物と、1,3−ブタジエ
ン、イソプレンまたはピペリレンから成る群から選択さ
れる1,3−共役ジエンと、の共重合体の連続製造方
法。
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