JP3183570U - 薬服用補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】支持台を備え、把手部に器部が連設されているので、飲み口に当たる部分が載置面や手等に直接触れる必要が無く衛生面に優れ、把手部を持って薬を服用するので、薬を服用者やその介護者等どのような人が用いても薬を服用者の口に流し入れ易く、薬が器部内に残り難いので、種類に関わらず薬を容易に服用することができるとともに、分解や組立が容易に行える構造にすることもできるので、携帯や収納がし易く、利便性に優れる薬服用補助具を提供する。
【解決手段】平板状の支持台2と、支持台に立設された把手部3と、把手部の上端部に連設された器部4と、を有し、器部が、内側が凹み,その一端又は両端の膨出部4a,4a’に向かって先細り状に形成されている構成を有している。
【選択図】図1
【解決手段】平板状の支持台2と、支持台に立設された把手部3と、把手部の上端部に連設された器部4と、を有し、器部が、内側が凹み,その一端又は両端の膨出部4a,4a’に向かって先細り状に形成されている構成を有している。
【選択図】図1
Description
本考案は、薬の服用を容易にすることができる薬服用補助具に関する。
従来から、病人等が服用する薬は、粉薬については方形の包装紙を二つ折りした後畳んだものや、密閉した袋状の包装紙に入っている。また、顆粒状の薬や丸薬は密閉した袋状の包装紙に入っており、錠剤やカプセルは1個ずつ若しくは1回服用分ずつ密閉した包装紙に入っている。
これらの薬を病人等が服用する際、粉薬や顆粒状の薬は、包装紙を開き、折り目や一辺側等に沿って口中に投入して飲んでいた。また、丸薬や錠剤,カプセル等の薬は、手の平に載せたり、摘んだりして飲んでいた。
これら薬の服用方法では、粉薬や顆粒状の薬の場合は、折り目等に残留した薬を落とすために、包装紙を指で弾く等していたが、薬を飛散して顔に掛かる等し、薬の全部を容易に飲むことができないという問題点があった。また、丸薬や錠剤,カプセル等は手の平に載せたり、摘んだりするので不衛生であるという問題点があった。
これらの問題点を解決するために、(特許文献1)には、「方形または略方形のシート状物を部分的に裁断及び折り曲げてなる薬等を飲む場合に使用する補助具であって、該シート状物の後部両側に側線に沿って略平行に所定長の切れ目を均等に入れて前記シート状物の後部を両側部と中央部とに分割し、前記両側部のそれぞれを前記中央部に接着して該シート状物の両側を内側に湾曲させ、前記シート状物の前部両側を外側に折り曲げて脚部を形成したことを特徴とする薬等を飲む場合に使用する補助具。」が開示されている。また、(特許文献2)には、「各種薬を収納する薬収納部、該薬収納部を隠蔽する開封容易な蓋部及び該薬収納部より延出した把持部とより形成したことを特徴とするスプーン型薬容器」が開示されている。
これらの薬を病人等が服用する際、粉薬や顆粒状の薬は、包装紙を開き、折り目や一辺側等に沿って口中に投入して飲んでいた。また、丸薬や錠剤,カプセル等の薬は、手の平に載せたり、摘んだりして飲んでいた。
これら薬の服用方法では、粉薬や顆粒状の薬の場合は、折り目等に残留した薬を落とすために、包装紙を指で弾く等していたが、薬を飛散して顔に掛かる等し、薬の全部を容易に飲むことができないという問題点があった。また、丸薬や錠剤,カプセル等は手の平に載せたり、摘んだりするので不衛生であるという問題点があった。
これらの問題点を解決するために、(特許文献1)には、「方形または略方形のシート状物を部分的に裁断及び折り曲げてなる薬等を飲む場合に使用する補助具であって、該シート状物の後部両側に側線に沿って略平行に所定長の切れ目を均等に入れて前記シート状物の後部を両側部と中央部とに分割し、前記両側部のそれぞれを前記中央部に接着して該シート状物の両側を内側に湾曲させ、前記シート状物の前部両側を外側に折り曲げて脚部を形成したことを特徴とする薬等を飲む場合に使用する補助具。」が開示されている。また、(特許文献2)には、「各種薬を収納する薬収納部、該薬収納部を隠蔽する開封容易な蓋部及び該薬収納部より延出した把持部とより形成したことを特徴とするスプーン型薬容器」が開示されている。
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)に開示の技術は、シート状物を自分で組み立てる必要があり手間が掛かるとともに、飲み口に手が触れる場合があり、不衛生であるとともに、使い捨てであるため省資源性に欠けるという課題を有していた。また、把手部がなく、補助具を直に持つ必要があるので、服用時に補助部を傾けた際、手から補助具が滑り落ち易く、利便性に欠け、また、脚部はシート状物を折り曲げて形成されているため、安定性が悪く、薬がこぼれ易いという課題を有していた。
(2)(特許文献2)に開示の技術は、スプーン型であるため、服用前にテーブル等に置いておくと、口腔内に入る薬収容部の外表面がテーブルと接し、不衛生であるとともに、口腔内で薬収容部を上下反転させて服用する必要があるため、特に粉薬の場合等は薬が口腔内で飛散し、薬が気管に入り易いという課題を有していた。
(1)(特許文献1)に開示の技術は、シート状物を自分で組み立てる必要があり手間が掛かるとともに、飲み口に手が触れる場合があり、不衛生であるとともに、使い捨てであるため省資源性に欠けるという課題を有していた。また、把手部がなく、補助具を直に持つ必要があるので、服用時に補助部を傾けた際、手から補助具が滑り落ち易く、利便性に欠け、また、脚部はシート状物を折り曲げて形成されているため、安定性が悪く、薬がこぼれ易いという課題を有していた。
(2)(特許文献2)に開示の技術は、スプーン型であるため、服用前にテーブル等に置いておくと、口腔内に入る薬収容部の外表面がテーブルと接し、不衛生であるとともに、口腔内で薬収容部を上下反転させて服用する必要があるため、特に粉薬の場合等は薬が口腔内で飛散し、薬が気管に入り易いという課題を有していた。
本考案は上記従来の課題を解決するもので、支持台を備え、把手部に器部が連設されているので、飲み口に当たる部分が載置面や手等に直接触れる必要が無く衛生面に優れ、把手部を持って薬を服用するので、薬を服用者やその介護者等どのような人が用いても薬を服用者の口に流し入れ易く、薬が器部内に残り難いので、種類に関わらず薬を容易に服用することができるとともに、分解や組立が容易に行える構造にすることもできるので、携帯や収納がし易く、利便性に優れる薬服用補助具を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本考案の薬服用補助具は、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の薬服用補助具は、支持台と、前記支持台に立設された把手部と、外底面が前記把手部の上端部に連設された器部と、を有し、前記器部が、内側が凹み,その一端又は両端の膨出部に向かって先細り状に形成されている構成を有している。
この構成により、以下のような作用・効果を有する。
(1)器部が先細り状に形成された膨出部(投与部)を備えるので、膨出部を飲み口として使用することができ、口に向けた状態で器部を傾けても薬が放射状に広がることなく、薬が膨出部の先端側に集まって流れるので、薬を口腔内に流し入れ易く、寝たきりの患者等にも容易に薬を服用させることができる。また、薬を流し入れた後に器部を用いて口腔内に水を流し入れることも容易であり、使用性に優れる。
(2)把手部を備えているので、薬を飲む(飲ませる)際に薬服用補助具を落とし難く、また、把手部を持ちながら器部を傾けることができるので、薬の服用者や介護者等が用いても、容易で安全に薬を服用することができる。
(3)器部が把手部の上端部に連設されているので、器部がテーブルや手等に直接触れることがなく衛生面に優れる。
(4)支持台を備えているので、テーブル等の上に安定した状態で置くことができ、服用する薬を器部に容易に移すことができるとともに、薬を入れた状態で置いておくこともできるため、使用性や利便性に優れる。
本考案の請求項1に記載の薬服用補助具は、支持台と、前記支持台に立設された把手部と、外底面が前記把手部の上端部に連設された器部と、を有し、前記器部が、内側が凹み,その一端又は両端の膨出部に向かって先細り状に形成されている構成を有している。
この構成により、以下のような作用・効果を有する。
(1)器部が先細り状に形成された膨出部(投与部)を備えるので、膨出部を飲み口として使用することができ、口に向けた状態で器部を傾けても薬が放射状に広がることなく、薬が膨出部の先端側に集まって流れるので、薬を口腔内に流し入れ易く、寝たきりの患者等にも容易に薬を服用させることができる。また、薬を流し入れた後に器部を用いて口腔内に水を流し入れることも容易であり、使用性に優れる。
(2)把手部を備えているので、薬を飲む(飲ませる)際に薬服用補助具を落とし難く、また、把手部を持ちながら器部を傾けることができるので、薬の服用者や介護者等が用いても、容易で安全に薬を服用することができる。
(3)器部が把手部の上端部に連設されているので、器部がテーブルや手等に直接触れることがなく衛生面に優れる。
(4)支持台を備えているので、テーブル等の上に安定した状態で置くことができ、服用する薬を器部に容易に移すことができるとともに、薬を入れた状態で置いておくこともできるため、使用性や利便性に優れる。
ここで、薬服用補助具を形成する素材としては、形状を保持できるものであれば特に限定されず、合成紙や合成樹脂製,金属製,木製の他、ガラスや琺瑯,陶磁器等のセラミックス製等の材料を用いることができる。
支持台及び把手部,器部の全てを同じ素材にしても良いし、異なる素材にしても良い。
支持台及び把手部,器部の全てを同じ素材にしても良いし、異なる素材にしても良い。
支持台としては、薬服用補助具をテーブル等の台上に安定して載置することができれば形状や素材は特に限定されない。例えば、平板状,三脚状,円錐台等の形状が選択される。
把手部の形状は特に限定されず、手で掴むことができれば良い。例えば、円柱や角柱等の柱状等の形状にすることができる。
把手部を円筒等の中空状にすることで薬服用補助具を軽くすることができる。また、把手部は支持台や器部と着脱自在に配設しても良い。組立自在で、収容場所をとらず、また、携帯にも便利である。
把手部を円筒等の中空状にすることで薬服用補助具を軽くすることができる。また、把手部は支持台や器部と着脱自在に配設しても良い。組立自在で、収容場所をとらず、また、携帯にも便利である。
器部の形状は特に限定されないが、器部に薬を入れる際にこぼれ落ち難いように、上面に開口を有した窪み又は凹みを有することが好ましい。窪み部分の形状は、服用する粉薬が流動し易く、容易に粉薬を服用することができるように、粉薬の安息角を考慮して形成されることが好ましい。器部の窪みまたは凹みは、折り目を作らず丸みを帯びた窪みにすることで、粉薬が器部に残りにくく薬を全て服用することができる。
また、器部の厚みが薄すぎると破損し易く、厚すぎると薬の服用が困難であるため、適当な厚みに形成される。
器部は、内周面側に仕切りを形成しても良い。
また、器部の厚みが薄すぎると破損し易く、厚すぎると薬の服用が困難であるため、適当な厚みに形成される。
器部は、内周面側に仕切りを形成しても良い。
膨出部の数は特に限定されないが、1〜2の数で形成される。尚、膨出部は用途に応じ、3乃至4形成しても良い。膨出部の数が4より多くなるにつれ、器部に入れた薬を服用する際に、薬が複数の膨出部に分散し、薬の服用が困難になる傾向にあり好ましくない。
膨出部を複数形成し大きさ等を変えることで、服用する薬の種類や服用する人の年齢等により飲み口として使用する膨出部を適宜選択することができ、汎用性に優れる。
膨出部を複数形成し大きさ等を変えることで、服用する薬の種類や服用する人の年齢等により飲み口として使用する膨出部を適宜選択することができ、汎用性に優れる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の薬服用補助具であって、前記器部が、前記把手部に着脱自在に配設された構成を有している。
この構成により、請求項1の作用・効果に加え、以下のような作用・効果を有する。
(1)器部と把手部が着脱自在であるため、使用後に器部のみを取外して洗浄することができ、洗浄が容易で、衛生的に使用することができるとともに、服用する薬の種類や服用する人に合わせて器部を変更することができるので、利便性に優れる。
(2)器部を取り外すことができるので、携帯や収納がし易く、利便性に優れる。
この構成により、請求項1の作用・効果に加え、以下のような作用・効果を有する。
(1)器部と把手部が着脱自在であるため、使用後に器部のみを取外して洗浄することができ、洗浄が容易で、衛生的に使用することができるとともに、服用する薬の種類や服用する人に合わせて器部を変更することができるので、利便性に優れる。
(2)器部を取り外すことができるので、携帯や収納がし易く、利便性に優れる。
ここで、器部と把手部を着脱自在にする方法としては、特に限定されないが、器部の外底面側に形成された接合部を把手部の器部側の内周面又は外周面に嵌着,係着,螺着する等の方法を用いることができる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の薬服用補助具であって、前記把手部に形成された薬収容部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用・効果に加え、以下のような作用・効果を有する。
(1)把手部の内部に薬収容部を備えているので、薬服用補助具とともに必要な薬を持ち歩くことができ利便性に優れるとともに、薬服用補助具を持ち歩くことで、薬を忘れることがないため、飲み忘れを防ぐことができる。
(2)薬収容部の内部を仕切り等で区切ることで、異なる種類の薬を分けて収容することができ、汎用性に優れるとともに、薬収容部内で薬が混ざることがないので、薬の飲み間違い等が起こり難く使用性に優れる
この構成により、請求項1又は2の作用・効果に加え、以下のような作用・効果を有する。
(1)把手部の内部に薬収容部を備えているので、薬服用補助具とともに必要な薬を持ち歩くことができ利便性に優れるとともに、薬服用補助具を持ち歩くことで、薬を忘れることがないため、飲み忘れを防ぐことができる。
(2)薬収容部の内部を仕切り等で区切ることで、異なる種類の薬を分けて収容することができ、汎用性に優れるとともに、薬収容部内で薬が混ざることがないので、薬の飲み間違い等が起こり難く使用性に優れる
ここで、把手部に薬収容部を設ける方法としては、中空状の把手部を器部又は支持台と脱着自在にする方法、把手部の一部に空洞を形成し開閉自在(又は摺動自在)の扉部を配設する方法等の方法を用いることができる。
また、薬収容部の内部は仕切り等により複数種の薬を選り分けて収容できるようにしても良い。例えば、管状の把手部に器部及び支持台が着脱自在に配設されている場合、把手部中央に仕切りを設けることで、把手部内部の器部側と支持台側に異なる種類の薬を収容することができる。又は、把手部を3分割して、一日分(朝・昼・晩)の薬を収容するようにしても良い。
また、薬収容部の内部は仕切り等により複数種の薬を選り分けて収容できるようにしても良い。例えば、管状の把手部に器部及び支持台が着脱自在に配設されている場合、把手部中央に仕切りを設けることで、把手部内部の器部側と支持台側に異なる種類の薬を収容することができる。又は、把手部を3分割して、一日分(朝・昼・晩)の薬を収容するようにしても良い。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3の内いずれか1に記載の薬服用補助具であって、前記器部の外周の対向位置に異なる大きさの2つの前記膨出部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の作用・効果に加え、以下のような作用・効果を有する。
(1)膨出部の大きさが異なるので、薬の種類・形状や使用する患者の年齢(大人と子供)等によって服用の際に使用する膨出部を選択することができ、利便性に優れる。
この構成により、請求項1乃至3の作用・効果に加え、以下のような作用・効果を有する。
(1)膨出部の大きさが異なるので、薬の種類・形状や使用する患者の年齢(大人と子供)等によって服用の際に使用する膨出部を選択することができ、利便性に優れる。
本考案の実施の形態1における薬服用補助具について、以下図面を参照しながら説明する。なお、本考案は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の薬服用補助具の斜視図であり、図2は実施の形態1の薬服用補助具の平面図であり、図3(a)は実施の形態1の薬服用補助具の正面図であり、図3(b)は実施の形態1の薬服用補助具の側面図である。
図1乃至図3中、1は実施の形態1の薬服用補助具、2は薬服用補助具1の支持台、
3は支持台2の上面に立設され中空に形成された把手部、3aは把手部3の下端部(支持台2側)に形成されたフランジ部、4は把手部3の上端部に着脱自在に連設された器部、4a(4a’)は器部4の外周方向に先細り状に形成された膨出部(投与部)、4bは器部4に形成され種々の薬が入れられる窪み部である。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の薬服用補助具の斜視図であり、図2は実施の形態1の薬服用補助具の平面図であり、図3(a)は実施の形態1の薬服用補助具の正面図であり、図3(b)は実施の形態1の薬服用補助具の側面図である。
図1乃至図3中、1は実施の形態1の薬服用補助具、2は薬服用補助具1の支持台、
3は支持台2の上面に立設され中空に形成された把手部、3aは把手部3の下端部(支持台2側)に形成されたフランジ部、4は把手部3の上端部に着脱自在に連設された器部、4a(4a’)は器部4の外周方向に先細り状に形成された膨出部(投与部)、4bは器部4に形成され種々の薬が入れられる窪み部である。
本実施の形態では、支持台2は平板状にしているが、これに限定されるものではない。例えば、脚部を把手部3に配設して三脚状や円錐台状にする等しても良い。
把手部3はフランジ部3aを介し、接着剤により支持台2と固着している。固着方法は把手部3や支持台2の素材により、螺着等適宜選択される。
器部4は、薬を服用する人が口に付け易いよう、適当な厚みと丸みを持って形成される。また、器部4の窪み部4bは、服用する粉薬が流動し易く、容易に粉薬を服用することができるように、粉薬の安息角を考慮して形成されることが好ましい。これにより、器部4に粉薬を入れ、膨出部4a(4a’)のどちらかに傾けた場合、下側にある膨出部4a(4a’)側に粉薬が流れ易くなり、器部4に粉薬が残り難く、粉薬を飛散させることもないので、容易に粉薬を服用することができる。また、窪み部4bの傾斜角度を、膨出部4a方向と膨出部4a’方向で変えても良い。
膨出部4a(4a’)は、器部4の外周の対向する位置に2つ形成しているが、膨出部の数はこれに限定されず、膨出部4a(4a’)はどちらか片方のみを形成しても良い。膨出部4a(4a’)を同じ大きさに形成しているので、を飲み口として使用する際にどちらを用いても良いため使用性に優れる。尚、膨出部4a(4a’)の先端部の幅や器部外底面に対する高さ等を変えることにより、例えば、薬の形状(粉や顆粒等)により、膨出部4a(4a’)を飲み口として使い分けることができる。
薬服用補助具1を形成する素材としては、形状を保持できるものであれば特に限定されず、合成紙や合成樹脂,金属,木材の他、ガラスや琺瑯,陶磁器等のセラミックス等を用いることができる。
把手部3はフランジ部3aを介し、接着剤により支持台2と固着している。固着方法は把手部3や支持台2の素材により、螺着等適宜選択される。
器部4は、薬を服用する人が口に付け易いよう、適当な厚みと丸みを持って形成される。また、器部4の窪み部4bは、服用する粉薬が流動し易く、容易に粉薬を服用することができるように、粉薬の安息角を考慮して形成されることが好ましい。これにより、器部4に粉薬を入れ、膨出部4a(4a’)のどちらかに傾けた場合、下側にある膨出部4a(4a’)側に粉薬が流れ易くなり、器部4に粉薬が残り難く、粉薬を飛散させることもないので、容易に粉薬を服用することができる。また、窪み部4bの傾斜角度を、膨出部4a方向と膨出部4a’方向で変えても良い。
膨出部4a(4a’)は、器部4の外周の対向する位置に2つ形成しているが、膨出部の数はこれに限定されず、膨出部4a(4a’)はどちらか片方のみを形成しても良い。膨出部4a(4a’)を同じ大きさに形成しているので、を飲み口として使用する際にどちらを用いても良いため使用性に優れる。尚、膨出部4a(4a’)の先端部の幅や器部外底面に対する高さ等を変えることにより、例えば、薬の形状(粉や顆粒等)により、膨出部4a(4a’)を飲み口として使い分けることができる。
薬服用補助具1を形成する素材としては、形状を保持できるものであれば特に限定されず、合成紙や合成樹脂,金属,木材の他、ガラスや琺瑯,陶磁器等のセラミックス等を用いることができる。
次に、実施の形態1における薬服用補助具の構造について詳細に説明する。
図4は実施の形態1の薬服用補助具の斜視図である。
図4中、3bは把手部3の上端部(器部4側)に形成され内周面に螺子溝(図示しない)が形成された開口部、5は器部4の外底面に形設され把手部3の開口部3bの内周面と螺合される接合部である。
図4は実施の形態1の薬服用補助具の斜視図である。
図4中、3bは把手部3の上端部(器部4側)に形成され内周面に螺子溝(図示しない)が形成された開口部、5は器部4の外底面に形設され把手部3の開口部3bの内周面と螺合される接合部である。
把手部3は円筒状であり、開口部3bの内周面に形成された螺子溝と器部4に形設された接合部5が螺合することで、器部4を把手部3に対して着脱自在に接合しているが、接合方法はこれに限定されるものではない。把手部3が円筒状であるため、内部を薬等を入れるための収容部として用いることができる。把手部3の形状は円筒状(円柱状)に限らず適宜選択することができる。
また、実施の形態1において把手部3は支持台2と接着剤により固着しているが、器部4と同様に着脱自在に接合しても良い。支持台2と把手部3,器部4を着脱自在とすることで、薬服用補助具1が洗浄し易くなり、衛生面に優れるとともに、分解すれば収納場所を取らず、携帯もし易いので、支持部2,把手部3,器部4の分解や組立を容易にすることで、より利便性を高めることができる。
また、実施の形態1において把手部3は支持台2と接着剤により固着しているが、器部4と同様に着脱自在に接合しても良い。支持台2と把手部3,器部4を着脱自在とすることで、薬服用補助具1が洗浄し易くなり、衛生面に優れるとともに、分解すれば収納場所を取らず、携帯もし易いので、支持部2,把手部3,器部4の分解や組立を容易にすることで、より利便性を高めることができる。
次いで、本実施の形態の薬服用補助具の使用方法を説明する。
まず、薬服用補助具1を平らな台上に載置し、服用する薬を器部4の窪み部4bに入れる。
次に、把手部3を持ち、膨出部4a(又は4a’)を薬の服用者の口に近付け、器部4を傾けることで薬が膨出部4a(又は4a’)の先端側に集まって流れて行き、薬が服用者の口の中に入る。この時、必要であれば、薬を流し入れた後に、器部4に沿って水を流し、
使用後は、器部4を把手部3から取り外し、器部4を洗浄する。
まず、薬服用補助具1を平らな台上に載置し、服用する薬を器部4の窪み部4bに入れる。
次に、把手部3を持ち、膨出部4a(又は4a’)を薬の服用者の口に近付け、器部4を傾けることで薬が膨出部4a(又は4a’)の先端側に集まって流れて行き、薬が服用者の口の中に入る。この時、必要であれば、薬を流し入れた後に、器部4に沿って水を流し、
使用後は、器部4を把手部3から取り外し、器部4を洗浄する。
以上のように構成された本考案の実施の形態1における薬服用補助具によれば、以下の作用を有する。
(1)把手部3を備えているので、薬を飲む(飲ませる)際に薬服用補助具1を落とし難く、また、把手部3を持ちながら器部4を傾けることができるので、薬の服用者や介護者等どのような人が用いても、容易で安全に薬を服用することができる。
(2)器部4が先細り状に形成された膨出部4a(4a’)を備えるので、膨出部4a(4a’)を飲み口として使用することができ、口に向けた状態で器部4を傾けても薬が放射状に広がることなく薬を口腔内に流し入れることができるので、寝たきりの患者等にも容易に薬を服用させることができる。また、薬を流し入れた後に器部4を用いて口腔内に水を流し入れることも容易であり、使用性に優れる。
(3)器部4が把手部3の上端部に連設されているので、器部4がテーブルや手等に直接触れることがなく衛生面に優れる。
(4)支持台2を備えているので、テーブル等の上に安定した状態で置くことができ、服用する薬を器部4に容易に移すことができるとともに、薬を入れた状態で置いておくこともできるため、使用性や利便性に優れる。
(5)器部4と把手部3が着脱自在であるため、使用後に器部4のみを取外して洗浄することができ、洗浄が容易で、衛生的に使用することができるとともに、服用する薬の種類や服用する人に合わせて器部4を変更することができるので、利便性に優れる。
(6)器部4と把手部3の分解や組立が容易であるので、分解後の収納場所は狭くても良く、携帯も容易であり、利便性に優れる。
(1)把手部3を備えているので、薬を飲む(飲ませる)際に薬服用補助具1を落とし難く、また、把手部3を持ちながら器部4を傾けることができるので、薬の服用者や介護者等どのような人が用いても、容易で安全に薬を服用することができる。
(2)器部4が先細り状に形成された膨出部4a(4a’)を備えるので、膨出部4a(4a’)を飲み口として使用することができ、口に向けた状態で器部4を傾けても薬が放射状に広がることなく薬を口腔内に流し入れることができるので、寝たきりの患者等にも容易に薬を服用させることができる。また、薬を流し入れた後に器部4を用いて口腔内に水を流し入れることも容易であり、使用性に優れる。
(3)器部4が把手部3の上端部に連設されているので、器部4がテーブルや手等に直接触れることがなく衛生面に優れる。
(4)支持台2を備えているので、テーブル等の上に安定した状態で置くことができ、服用する薬を器部4に容易に移すことができるとともに、薬を入れた状態で置いておくこともできるため、使用性や利便性に優れる。
(5)器部4と把手部3が着脱自在であるため、使用後に器部4のみを取外して洗浄することができ、洗浄が容易で、衛生的に使用することができるとともに、服用する薬の種類や服用する人に合わせて器部4を変更することができるので、利便性に優れる。
(6)器部4と把手部3の分解や組立が容易であるので、分解後の収納場所は狭くても良く、携帯も容易であり、利便性に優れる。
(実施の形態2)
本考案の実施の形態2における薬服用補助具について、以下、図面を用いて説明する。
図5は実施の形態2の薬服用補助具の斜視図であり、図6は実施の形態2の薬服用補助具の平面図であり、図7(a)は実施の形態2の薬服用補助具の扉部を閉じた時の要部拡大図であり、図7(b)は実施の形態2の薬服用補助具の扉部を開いた時の要部拡大図である。尚、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図5及び図6中、10は実施の形態2の薬服用補助具、11は把手部3に形設された扉
部である。
図7中、11aは扉部11の一側端に形成された切欠部、11bは扉部11の他側端に形成され扉部11を把手部3に開閉自在に配設するヒンジ部、12は把手部3の内部に形設され扉部11により開封自在に形成された薬収容部である。
本考案の実施の形態2における薬服用補助具について、以下、図面を用いて説明する。
図5は実施の形態2の薬服用補助具の斜視図であり、図6は実施の形態2の薬服用補助具の平面図であり、図7(a)は実施の形態2の薬服用補助具の扉部を閉じた時の要部拡大図であり、図7(b)は実施の形態2の薬服用補助具の扉部を開いた時の要部拡大図である。尚、実施の形態1で説明したものと同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図5及び図6中、10は実施の形態2の薬服用補助具、11は把手部3に形設された扉
部である。
図7中、11aは扉部11の一側端に形成された切欠部、11bは扉部11の他側端に形成され扉部11を把手部3に開閉自在に配設するヒンジ部、12は把手部3の内部に形設され扉部11により開封自在に形成された薬収容部である。
本実施の形態では、膨出部4aと膨出部4a’は異なる大きさに形成してある。
また、把手部3には薬収容部12が形設されており、切欠部11aに指等を引っ掛け扉部11を開閉することにより、薬収容部12が開封自在になっている。扉部11を開閉させる方法はこれに限らず、例えば、扉部11を摺動自在に形成しても良い。
また、把手部3には薬収容部12が形設されており、切欠部11aに指等を引っ掛け扉部11を開閉することにより、薬収容部12が開封自在になっている。扉部11を開閉させる方法はこれに限らず、例えば、扉部11を摺動自在に形成しても良い。
以上のように構成された本考案の実施の形態2における薬服用補助具によれば、実施の形態1の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)把手部3の内部に薬の収容部12を備えているので、薬服用補助具とともに必要な薬を持ち歩くことができ利便性に優れるとともに、薬服用補助具を持ち歩くことで、薬を忘れることがないため、飲み忘れを防ぐことができる。
(2)膨出部4a,4a’の大きさが異なるので、薬の種類・形状や使用する患者の年齢(大人と子供)等によって服用の際に使用する膨出部を選択することができ、利便性に優れる。
(1)把手部3の内部に薬の収容部12を備えているので、薬服用補助具とともに必要な薬を持ち歩くことができ利便性に優れるとともに、薬服用補助具を持ち歩くことで、薬を忘れることがないため、飲み忘れを防ぐことができる。
(2)膨出部4a,4a’の大きさが異なるので、薬の種類・形状や使用する患者の年齢(大人と子供)等によって服用の際に使用する膨出部を選択することができ、利便性に優れる。
本考案は、支持台を備え、把手部に器部が連設されているので、飲み口に当たる部分が載置面や手等に直接触れる必要が無く衛生面に優れ、把手部を持って薬を服用するので、薬を服用者やその介護者等どのような人が用いても薬を服用者の口に流し入れ易く、薬が器部内に残り難いので、種類に関わらず薬を容易に服用することができ、利便性に優れる薬服用補助具を提供することができる。
1 薬服用補助具
2 支持台
3 把手部
3a フランジ部
3b 開口部
4 器部
4a,4a’ 膨出部
4b 窪み部
5 接合部
10 薬服用補助具
11 扉部
11a 切欠部
11b ヒンジ部
12 薬収容部
2 支持台
3 把手部
3a フランジ部
3b 開口部
4 器部
4a,4a’ 膨出部
4b 窪み部
5 接合部
10 薬服用補助具
11 扉部
11a 切欠部
11b ヒンジ部
12 薬収容部
Claims (4)
- 支持台と、前記支持台に立設された把手部と、外底面が前記把手部の上端部に連設された器部と、を有し、前記器部が、内側が凹み,その一端又は両端の膨出部に向かって先細り状に形成されていることを特徴とする薬服用補助具。
- 前記器部が、前記把手部に着脱自在に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の薬服用補助具。
- 前記把手部に形成された薬収容部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬服用補助具。
- 前記器部の外周の対向位置に異なる大きさの2つの前記膨出部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1に記載の薬服用補助具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001238U JP3183570U (ja) | 2013-03-07 | 2013-03-07 | 薬服用補助具 |
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