JP2006089048A

JP2006089048A - さじ入れ容器

Info

Publication number: JP2006089048A
Application number: JP2004273088A
Authority: JP
Inventors: Miki Shinkawa; 美樹新川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-09-21
Filing date: 2004-09-21
Publication date: 2006-04-06

Abstract

【課題】乳児用の粉乳などには専用のさじが付属されているが、粉乳を収納した容器にはさじの収納部分がない為、さじは容器から離れた場所に保管しなければならず、子育て中の多忙な母親が感じている、いざと言う時に必要なものが手元に無いと言う事のわずらわしさ、面倒しさを解消するために、粉乳容器にさじを一体化できるさじ入れ容器を提供することである。
【解決手段】座板１とカバー４、キャップ５とによって形成したさじ入れ容器１０は、キャップ５によって密封が図れるようにしたことで、さじを衛生的に保管できる、またさじを粉乳容器と一体保管するため、さじ入れ容器１０が容器の外部に容易に装着できるように、座板１に設けた穴２に吸盤３（永久磁石７）を取り付けた。
【選択図】図７

Description

この発明は、主に粉乳など粉体の計量に使用するさじを、衛生的に保管でき且つ粉体の収納容器に容易に装着できるようにした、さじ入れ容器に関する。

乳児用の粉乳などを収納する容器は一般的に缶体が使用され、粉乳を取り出す為に計量ができ、さらに哺乳瓶に入れ易いような形状に成型された、専用のさじが缶体内に付属されているのが普通である。

しかし、開缶後一度でも使用したさじを缶体内に収納することは衛生上好ましい事ではなく、各粉乳メーカーの注意書きにおいてもさじは缶体内に入れず、衛生的に保管して下さいと記してあるが、缶体外部においてもさじの収納部が設けられていない為、缶体とは全く別の場所に保管していた。

この改善策として、さじを衛生的に収納できるさじ入れ容器を、缶体外部に容易に装着できるように構成することで、缶体とさじが一体化され別保管に比べ利便性が図れる。
特開２００４−６５９０３号公報登録実用新案第３０２３４６２号

解決しようとする問題点は、従来この種の缶体にはさじの収納部が設けられていないため、さじを缶体とは全く別の場所に保管しなければならず、育児の多忙さに加え、授乳時に家事や所用の都合も重なった場合など、単にさじが缶体と一体保管でないことに、いがいと面倒しさを感じるものである。

そこで、本発明は上記課題を解決するために、粉乳に付属されているさじを衛生的に収納し、且つ缶体に容易に装着できるさじ入れ容器を提供する。

本発明は、樹脂版を用いて製作した座板と、カバーと、キャップとを組み合わせて成る筒状の容器と、前記座板の一部に吸盤を装着してさじ入れ容器を形成し、前記吸盤を缶体に密着させることによって缶体とさじを分離させることなく、一体保管できるように構成した。

上述のとおり、粉乳の缶体にさじ入れ容器が密着していることから、従来のように別の場所までさじを取りに行く手間を省くことができる。

また、缶体とさじが別保管であっても、さほど気にならないと思われがちであるが、授乳のタイミングは家事の都合や所用に関係なく、さらにはお腹をすかせた乳児の鳴き声も加算され、育児中の母親には精神的に安堵感が得られる時間が少ないものであり、缶体とさじを一体化した僅かな利便性だけでも精神的な安堵感が得られる上、さじは密封状態の容器に収納されるため衛生的でもある。

以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて詳説する。

図１は、本発明の請求項１の構成を示し、さじ入れ容器を右前面から見た斜視図、図２は同さじ入れ容器を同背面から見た斜視図であって、図３、図４、図５は、さじ入れ容器を構成する各部材の斜視図を示している。図６は、本発明のさじ入れ容器を缶体に装着した側面図であり、図中の２点鎖線はさじを示している。

さじ入れ容器１０は、座板１と、カバー４と、キャップ５と、吸盤３とによって形成されている。

さらに詳しくは、樹脂板をＬ字型に曲げ加工し、吸盤３を取り付ける為の穴２を設けた座板１と、同じく樹脂板をコの字型に曲げ加工したカバー４とを接合させ、さじの収納スペースを形成している、またキャップ５は樹脂板を用い、下部を開放させた箱型に成型加工し、該開放部が前記座板１とカバー４を上部から覆い嵌合するようにしている、さらにキャップ５の一面には切り欠き部６を設け、吸盤３のスペースを確保している。

このように、さじ入れ容器１０に吸盤３を設けたことにより、容易に缶体への着脱ができる上、座板１とカバー４を上部からキャップ５が嵌合するため、さじを衛生的に保管することができる。

図６は、本発明の、請求項２の構成を示す、さじ入れ容器の断面図である。

請求項２の発明においては、前述した缶体の多くがスチール製であることから、請求項１における吸盤３が、永久磁石７であるさじ入れ容器２０を構成したものであって、吸盤３が永久磁石７に置換されるのみであり、他の部材は全て実施例１と同一のため詳説は省略する。

なお、本発明の実施例を上述のように記したが、乳児用の粉乳に限らず、例えばお茶でも良く、対象は粉乳に限定するものではない、また、さじ入れ容器１０を形成する各素材は樹脂板に限定するものでなく、例えば布を筒状に縫製しても良く、アルミ材やステンレス材でも構わない、要旨を逸脱しない範囲において素材、形状の変更は自由にできる。

請求項１に係る、さじ入れ容器の右前方斜視図である。同、さじ入れ容器の右後方斜視図である。同、座板の斜視図である。同、カバーの斜視図である。同、キャップの斜視図である。請求項２に係る、さじ入れ容器の断面図である。さじ入れ容器が缶体に密着した側面図である。

符号の説明

１座板
２穴
３吸盤
４カバー
５キャップ
６切り欠き部
７永久磁石
１０さじ入れ容器（請求項１）
２０さじ入れ容器（請求項２）
３０缶体

Claims

乳児用の粉乳などを収納する容器と、粉乳を計量するさじとを一体化して保管するために、部材を組み合わせて形成したさじの収納容器と、該収納容器に吸盤を取り付けた事を特徴とする、さじ入れ容器。
乳児用の粉乳などを収納する容器と、粉乳を計量するさじとを一体化して保管するために、部材を組み合わせて形成したさじの収納容器と、該収納容器に永久磁石を取り付けた事を特徴とする、さじ入れ容器。