JP3183561U - 自動折り畳み傘の弾力補強構造 - Google Patents

自動折り畳み傘の弾力補強構造 Download PDF

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Abstract

【課題】自動折り畳み傘の技術分野に関し、内管、中管及び外管を順次にソケット接続することにより構成される傘中棒を有し、傘中棒の中には、メインバネが設置される自動折り畳み傘の弾力補強構造を提供する。
【解決手段】傘中棒及びメインバネ4を含むだけでなく、傘中棒も内管1、中管2及び外管3を順次にソケット接続することにより構成される。内管1の下端には下栓11が設けられ、外管3の先端には上栓31が設けられ、傘中棒の内にはメインバネ4が設置される。さらに引き縄5及び引き縄套管6が設置され、引き縄5に係止ジョイント51が接続されている。引き縄套管6の先端が上栓31上に固定され、底端が中管2の内に置かれる。外管3の内にさらに貫通接続套管7及び弾力補強バネ8が設置される。
【選択図】図2

Description

本考案は、自動折り畳み傘の技術分野に関し、特に、自動折り畳み傘の傘中棒の構造の改良点に関する。
自動折り畳み傘の傘中棒の弾き出しは、傘中棒の内のメインバネにより達成できるが、メインバネのサイズは、内管の空間に制限され、弾力の効果が悪い。具体的には、メインバネの外径が内管の内径に制限されるが、弾丸頭(引き縄係止ジョイント)が正しく移動できるように、メインバネの線径も弾丸頭のサイズに制限される。傘中棒の収縮後のスペースが限られているため、メインバネのコイル数も制限されることになる。一例としては、特許番号がZL 201120128523である自動傘中棒の短縮構造が挙げられる。
上述した内容に鑑み、本考案の目的は、従来の傘中棒の弾力効果が悪いという技術不足を解決するために、二種類の自動折り畳み傘弾力補強構造を提供することである。
本考案の技術課題を解决するために、次の技術手段が用いられている。内管、中管及び外管を順次ソケット接続することにより構成される傘中棒を有し、傘中棒の内にメインバネが設置される自動折り畳み傘の弾力補強構造である。特徴としては、前記外管の内に弾力補強バネがさらに設置され、弾力補強バネは、一段の貫通接続套管によりメインバネの先端に延長接続されている。
前記貫通接続套管の先端には、中へ向かって窄まった内縁が設けられており、貫通接続套管がメインバネの先端にソケット接続され、内縁がメインバネの先端に係止されて接続され、貫通接続套管の底端に外側に反り返った外反状態の外縁が設けられており、弾力補強バネが貫通接続套管にソケット接続され、外縁が弾力補強バネの底端に係止されて接続され、弾力補強バネの外径が外管の内壁における隙間に嵌められ、内径が貫通接続套管の外壁における隙間に嵌められている。
前記貫通接続套管の外縁と中管の先端との間には、外管事前反発バネが設置され、中棒事前反発バネの弾力は、弾力補強バネの弾力より小さい。
前記貫通接続套管の外縁には、外管事前反発バネの先端が締め込むための開口が1つ設けられている。
前記外管の内には、底端がメインバネ内に挿入される引き縄套管が設置されている。
前記貫通接続套管の先端に外反状態の外縁が設けられており、メインバネの先端が貫通接続套管にソケット接続され、外縁がメインバネの先端に係止されて接続され、貫通接続套管の底端には、中へ向かって窄まった内縁が設けられており、貫通接続套管が弾力補強バネの底端にソケット接続され、内縁が弾力補強バネの底端に係止されて接続され、弾力補強バネの外径が貫通接続套管の内壁における隙間に嵌められている。
前記中管の先端部には、メインバネの先端を塞ぐための中塞が1つ設けられ、中塞と貫通接続套管との間には、サブバネが設置され、サブバネの内径が外管の内壁における隙間に係止されて接続され、サブバネの先端が貫通接続套管にソケット接続され、外縁に係止されて接続され、外縁が外管内壁における隙間に嵌められている。
本考案による有益な効果としては、メインバネの先端部と接続される貫通接続套管を外管の内に一段設置し、貫通接続套管の貫通接続により、さらに弾力補強バネを設置することができるので、傘中棒の全体的な弾力効果が増強することになる。
図1は本考案の実施例1の完全閉傘状態時の構造の模式図である。 図2は本考案の実施例1の開傘閉傘状態時の構造の模式図である。 図3は本考案の実施例1の傘面をすぼめた状態時の構造の模式図である。 図4は本考案の実施例1の早めにバネを反発させるための中棒が設けられた時の構造の模式図である。 図5は本考案の実施例2の傘面をすぼめた状態時の構造の模式図である。 図6は本考案の実施例2の開傘閉傘状態時の構造の模式図である。 図7は本考案の実施例3の構造の模式図である。
以下、図面及び本考案の好ましい具体的な実施例を参照して、本考案の構造をさらに説明する。
実施例1
図1、図2及び図3に示されるように、本考案には、従来の構造と同様な傘中棒及びメインバネ4を含むだけでなく、傘中棒も内管1、中管2及び外管3を順次にソケット接続することにより構成され、応用過程中において内管1の下端には下栓11が設けられ、外管3の先端には上栓31が設けられ、傘中棒の内にはメインバネ4が設置される以外、さらに引き縄5及び引き縄套管6が設置され、引き縄5に係止ジョイント51が接続されている。引き縄套管6の先端が上栓31上に固定され、底端が中管2の内に置かれる。本考案において、外管3の内にさらに貫通接続套管7及び弾力補強バネ8が設置されている。本考案における自動閉開傘を実現する動作原理は依然として従来の構造の原理と同じであり、図1に示されるように、完全閉傘状態時に外管3の下端が取っ手の内にすぼめてロックされる。図2に示されるように、最初に取っ手上のボタンを押した後、外管3が解放され延びることになり、引き縄5がまだ係止ジョイント51にロックされ、引き縄5の作用により下巣が上に向いて傘を開ける。図3に示されるように、再び取っ手上のボタンを押した後、係止ジョイント51が解放され、傘骨上の閉傘用バネの作用により傘面が窄まる。
本考案の主要な改善課題として、主には前記外管3の内にさらに弾力補強バネ8が設置され、弾力補強バネ8は一段の貫通接続套管7によりメインバネ4の先端に延長接続され、即ち、組合せの形態によりバネの全体的な長さを増加する。貫通接続套管7の先端には、内へ向かって窄まった内縁71が設けられ、貫通接続套管7の底端には外反状態の外縁72が設けられ、貫通接続套管7がメインバネ4の先端にソケット接続され、内縁71がメインバネ4の先端に係止されて接続され、メインバネ4が貫通接続套管7の中から上に弾き出すことを防止する。また、内縁71が引き縄套管6の外壁における隙間に嵌められ、即ちメインバネ4の上下両端はそれぞれ内縁71及び下栓11上に当接している。外縁72が外管3の内壁における隙間に嵌められている。前記弾力補強バネ8の底端が貫通接続套管7上にソケット接続され、外縁72が弾力補強バネ8の底端に係止されて接続され、即ち、弾力補強バネ8が貫通接続套管7の外縁72と上栓31との間に設置され、弾力補強バネ8の外径が外管3の内壁における隙間に嵌められ、内径が貫通接続套管7の外壁における隙間に嵌められている。
図5に示されるように、ボタンを押したら開傘動作が開始する時、外管3は中管2より先に取っ手の中から弾き出すことを実現するために、貫通接続套管7の外縁72と中管2の先端との間には、外管事前反発バネ9が設置されており、中棒事前反発バネ9の弾力が弾力補強バネ8の弾力より小さい。弾力補強バネ8の弾力から外管事前反発バネ9の弾力を引いてからメインバネ4の弾力をプラスした結果は、本考案における傘中棒の総合弾力である。中棒事前反発バネ9と貫通接続套管7との接続の安定性を確保するため、貫通接続套管7の外縁72には外管事前反発バネ9の先端が締め込むための開口が1つ設けられている。外管事前反発バネ9の先端が開口の中へ一周か二周ぐらい回して締めこむことが好適な接続形態である。
実施例2
図5、図6に示されるように、上述の構造の原理に基づき、実施例1における貫通接続套管に対して貫通接続套管7’を逆にすることにした。底端には、窄まった内縁71’が設けられ、貫通接続套管7’の先端に外反の外縁72’が設けられ、メインバネ4の先端部が貫通接続套管7’にかぶせられ、メインバネ4の先端が外縁72’に当接し、内縁71’が引き縄套管6の外壁における隙間に嵌められている。また、弾力補強バネ8が引き縄套管6上にソケット接続され、弾力補強バネ8の先端が上栓31に当接し、弾力補強バネ8の底端が内縁71’に当接している。貫通接続套管7’の長さは、引き縄套管6より小さい。傘中棒が障害なく順調に取り戻すことを確保するために、傘中棒が伸びだし或いは取り戻す状態時、引き縄套管6が貫通接続套管7’にかぶせられる状態を保持することが好ましい。本考案における傘中棒は、実施例1における引き縄5を1つ備える傘中棒に適用することができ、無論、本実施形態における引き縄5を2つ備える傘中棒にも適用できる。
実施例3
図7に示されるように、前記中管2の先端部にはメインバネ4の先端を塞ぐための中塞21がひとつ設けられ、中塞21と貫通接続套管7’との間にサブバネ10が設置され、サブバネ10の内径が外管3の内壁における隙間に嵌められ、サブバネ10の先端が貫通接続套管7’にソケット接続され、外縁72’に係止されて接続され、外縁72’が外管3の内壁における隙間に嵌められている。

Claims (3)

  1. 内管、中管及び外管を順次にソケット接続することにより構造される傘中棒を有し、傘中棒の内にメインバネが設置される自動折り畳み傘の弾力補強構造であって、
    前記外管の内に弾力補強バネがさらに設置され、弾力補強バネは、一段の貫通接続套管によりメインバネの先端に延長接続されていることを特徴とする自動折り畳み傘の弾力補強構造。
  2. 前記貫通接続套管の先端に中へ向かって窄まった内縁が設けられており、貫通接続套管がメインバネの先端にソケット接続され、内縁がメインバネの先端に係止されて接続され、
    貫通接続套管の底端に外反状態の外縁が設けられており、弾力補強バネが貫通接続套管にソケット接続され、外縁が弾力補強バネの底端に係止されて接続され、
    弾力補強バネの外径が外管の内壁における隙間に嵌められ、内径が貫通接続套管の外壁における隙間に嵌められていることを特徴とする請求項1に記載の自動折り畳み傘弾力補強構造。
  3. 前記貫通接続套管の先端に外反状態の外縁が設けられており、メインバネの先端が貫通接続套管にソケット接続され、外縁がメインバネの先端に係止されて接続され、
    貫通接続套管の底端には、中へ向かって窄まった内縁が設けられており、貫通接続套管が弾力補強バネの底端にソケット接続され、内縁が弾力補強バネの底端に係止されて接続され、
    弾力補強バネの外径が貫通接続套管の内壁における隙間に嵌められていることを特徴とする請求項1に記載の自動折り畳み傘弾力補強構造。
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