JP3183357U - パンコーティング装置 - Google Patents

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廣幸 岩崎
章夫 黒田
重実 磯部
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Abstract

【課題】回転ドラムを十分な支持強度にて片持ち支持し、ドラム支持用の樹脂製ロールを廃して異音や騒音、汚染等の問題を解消するパンコーティング装置を提供する。
【解決手段】コーティング装置10は、被処理物が収容される回転ドラム1と、回転ドラム1を収容する筐体2とを備える。回転ドラム1は、多孔板にて形成され多数個の通気孔が設けられた直胴部3と、直胴部3の内周側に突設された立体構造のバッフル9と、直胴部3の両端に形成されたコニカル部4と、一端側のコニカル部4に取り付けられたエンドプレート6と、エンドプレートに固定された回転軸7とを有する。回転軸7は、筐体2内の軸受11,12にて回転自在に支持され、回転ドラム1は片持ち状態で設置される。直胴部3のバッフル9近傍には、バッフル9の周囲を取り囲むように、通気孔のない無孔部が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、錠剤や粉粒体等の被処理物に対し回転ドラムを用いてコーティング処理を行うパン型のコーティング装置に関し、特に、回転ドラムの支持ロールを廃した片持ち支持タイプのパンコーティング装置に関する。
従来より、医薬品や食品等の製造装置として、回転ドラムを用いたコーティング装置が知られている。例えば、特許文献1には、多角形断面(ここでは、八角形)の回転ドラムを、水平軸線を中心に回転させる装置が示されている。このような回転ドラムはコーティングパンとも呼ばれ、特許文献2に記載されているように、一端側に回転軸が設けられ、モータやチェーン等の駆動機構によって回転駆動される。この回転軸はベアリング等の軸受によって回転自在に支持され、一方、回転ドラムの他端側は、装置内に設置された合成樹脂製のロールによって回転自在に支持される。
また、回転ドラムの内部にはコーティング液を供給するスプレー装置が設置される。回転ドラム内に投入された被処理物はドラムの回転に伴って転動し、その表面にはスプレー装置から糖衣液等のコーティング液が噴霧される。その際、回転ドラム内には、適宜、熱風や冷風が供給・排気され、コーティング層の形成や乾燥が促進される。
特開2010-99554号公報 特開平7-163853号公報
しかしながら、前述のようなパンコーティング装置では、回転ドラムが静止状態のとき、回転ドラムの重量が樹脂製ロールの一部位に加わるため、常時使用していない装置の場合、支持ロールがクリープ変形してしまう恐れがある。また、長期間に亘る使用により、支持ロールが劣化してしまうおそれもあり、支持ロールが変形したり、劣化したりすると、回転ドラムの回動に伴い、異音や振動が生じてしまうという問題があった。さらに、支持ロールの支持部分に錆が生じたり異物が付着したりするなど、支持部分における汚染の問題もあった。
本考案の目的は、回転ドラムを十分な支持強度にて片持ち支持し、ドラム支持用の樹脂製ロールを廃して異音や騒音、汚染等の問題を解消する。
本考案のパンコーティング装置は、回転軸線を中心に回転自在に設けられ被処理物が収容される回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する筐体とを備えてなるパンコーティング装置であって、前記回転ドラムは、多孔板にて形成され多数個の通気孔が設けられた円筒形の胴部と、前記胴部の内周側に突設されたバッフルと、前記胴部の両端に形成された円錐台状のコニカル部と、一端側の前記コニカル部に取り付けられ該回転ドラムの一端側を閉鎖するエンドプレートと、前記エンドプレートに固定された回転軸と、を有し、前記回転軸は、軸方向に沿って配置された複数個の軸受にて回転自在に支持されることを特徴とする。
本考案にあっては、回転ドラムの回転軸を軸方向に沿って配置された複数個の軸受にて支持するため、小径のドラムを単に片持ち支持とした小型機と異なり、大径のドラムを備えた大型機においても十分に片持ち支持可能な強度が確保される。
前記パンコーティング装置において、前記胴部の前記バッフル近傍に、前記通気孔の存在しない無孔部を設けても良い。これにより、直胴部の剛性が高められ、回転ドラムの強度向上が図られる。また、ドラム内に設けるバッフルを立体構造とし、そこに補強リブ的機能を持たせることにより、直胴部の剛性をさらに高め、回転ドラムの強度をより向上させることが可能となる。
一方、前記バッフルの周囲を取り囲むように前記無孔部を設けても良い。また、前記バッフルを、前記胴部に対し補強リブ的機能を有するように中空の立体構造に形成しても良い。さらに、前記軸受を前記筐体内に設置しても良い。
本考案のパンコーティング装置によれば、回転ドラムの回転軸を軸方向に沿って配置された複数個の軸受にて支持するようにしたので、大径のドラムを備えた大型機においても十分に片持ち支持可能な強度を確保することが可能となる。これにより、ドラムの支持ロールを廃止することができ、支持ロールに起因する振動や異音、汚染などの問題を解消することが可能となる。
また、回転ドラムの直胴部に通気孔のない無孔部を設けたので、直胴部の剛性を高めることができ、回転ドラムの強度向上を図ることが可能となる。さらに、回転ドラム内に設けるバッフルを立体構造とし、そこに補強リブ的機能を持たせたので、直胴部の剛性をさらに高めることができ、回転ドラムの強度をより向上させることが可能となる。これにより、大径のドラムを備えた装置においても、十分に片持ち支持可能な強度が確保され、ドラムの支持ロールを廃止することが可能となる。従って、支持ロールに起因する振動や異音、汚染などの問題を解消することが可能となる。
本考案の一実施形態であるパンコーティング装置の構成を示す側面図である。 回転ドラムの直胴部の展開図である。 バッフルの構成を示す説明図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の一実施形態であるパンコーティング装置10(以下、コーティング装置10と略記する)の構成を示す側面図である。図1の装置は、いわゆる全周パンチングタイプの回転ドラムを使用したジャケットレスタイプのコーティング装置となっている。コーティング装置10では、回転ドラム(コーティングパン、以下、ドラムと略記する)1内に錠剤等の被処理物を収容する。そして、ドラム内の被処理物にコーティング液を噴霧することにより、被処理物のコーティング処理を行う。
図1に示すように、コーティング装置10では、筐体2の中央部にドラム1が回転自在に設置されている。ドラム1は、ほぼ水平な回転軸線Oを中心に回転する。ドラム1の内部には、ガムやチョコレート、錠剤等の被処理物が投入される。ドラム1は、円筒形の直胴部(胴部)3と、直胴部3の両端に形成された円錐台状のコニカル部4とを備えている。直胴部3は、ステンレス製の多孔板にて形成されており、通気孔5により通気可能な状態となっている。一方、コニカル部4は、孔のないステンレス製板材にて形成されている。コニカル部4の一端側はエンドプレート6にて閉鎖されており、回転軸7が取り付けられている。コニカル部4の他端側には、前面開口部8が形成されている。ドラム1の内側には、被処理物の転動流を撹乱し、混合撹拌効率の促進を図るべくバッフル9が設置されている。
図1のドラム1において右側には、電動のドラム駆動用モータを用いた図示しないドラム回転機構が配置されている。ドラム1の右端側(一端側)には、前述のように回転軸7が固定されており、この回転軸7には、図示しないスプロケットが取り付けられている。スプロケットは、チェーンを介して、筐体2内に設置されたモータ側のスプロケットと接続されている。モータを回転させると、その回転に伴ってドラム1がチェーン駆動され、回転軸線Oを中心に回転する。
ここで、従来のパンコーティング装置では、ドラム1の図1において左端側が合成樹脂製の支持ロールによって支持されている。しかしながら、前述のように、このようなロール支持構造では、ロールの変形、劣化等により異音や騒音などの問題があった。これに対し、当該コーティング装置10では、ドラム1は、回転軸7によって片持ち状態で支持されている。この場合、回転軸7は、従来の装置に比して太く(約2倍程度)、長く(約1.5倍、ドラム1の軸方向長と同程度)となっており、しかも、二つの軸受11,12によって支持されている。このため、ドラム1の重量を太い回転軸7にて支えると共に、長い回転軸7を軸受11が支点、軸受12が力点となった「てこ」のような形で二点支持することができ、片持ち状態にてドラム1を支えることが可能となる。従って、小径のドラムを単に片持ち支持とした小型機と異なり、当該構造によれば、大径のドラム(直径約1.3m程度)を備えた大型機においても、十分に片持ち支持可能な強度が確保される。
一方、ドラムを片持ち支持する場合、回転軸7の強度のみならず、ドラム1自身の強度も確保する必要がある。すなわち、ドラム1自体が歪まないよう、その自重に耐え得ることが求められる。この場合、ドラム1の前面開口部8やエンドプレート6、コニカル部4などは孔のない鋼板であり強度的に問題はないが、直胴部3は多孔板にて形成されているため、強度的に弱くなる。そこで、当該コーティング装置10では、直胴部3を剛性の高い仕様とし、ドラム1の強度を確保している。図2は、直胴部3の展開図である。コーティング装置10においては、図2に示すように、バッフル9の近傍部分のパンチング率が他の部位よりも低くなっており、バッフル周りに通気孔5の存在しない無孔部(非パンチング部)13が幅約30mm程度設けられている。
従来の装置では、直胴部3は全面パンチングとなっており、無孔のコニカル部4などよりも剛性が低くなる。これに比して無孔部13を設けた当該直胴部3は、全面パンチングのものに比して剛性が高くなっており、その分、従来機よりもドラム1自体の歪みが抑えられる。さらに、当該ドラム1では、バッフル9も、いわゆる板バッフルではなく、立体的な三次元バッフルとなっている。図3は、バッフル9の構成を示す説明図である。バッフル9は、断面が三角形となった中空の立体構造を有しており、直胴部3に溶接固定されている。このような立体構造のバッフル9は、ドラム1において補強リブ的な機能を発揮し、このバッフル9によってもドラム1の強度アップが図られる。なお、バッフル9を取り囲むように設けられた無孔部13は、バッフル9の基部を支えるという点においてもドラム強度の向上に寄与している。
このように、本考案のコーティング装置10は、ドラム1の直胴部3に、通気孔5のない無孔部13を設けることにより、直胴部3の剛性を高め、ドラム1の強度向上を図っている。また、ドラム1内に設けるバッフル9を立体構造とし、そこに補強リブ的機能を持たせることにより、直胴部3の剛性をさらに高め、ドラム1の強度をより向上させることが可能となる。これにより、大径のドラムを備えた装置においても、十分に片持ち支持可能な強度が確保され、ドラムの支持ロールを廃止することが可能となる。従って、支持ロールに起因する振動や異音、汚染などの問題を根本的に解消することが可能となる。
なお、通気孔5は、直胴部3を通気可能な状態とするために設けられているため、無孔部13は、直胴部3の通気性を損なわない程度に形成する。また、無孔部13を設ける位置は、バッフル9の周囲には限定されないが、バッフル9のリブ効果を高めるため、バッフル周りを無孔部13とすることが望ましい。
本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施形態における回転軸7や無孔部13の寸法はあくまでも一例であり、本考案がそれらの寸法には限定されない。また、コーティング装置の構成も図1のような形態には限定されず、本考案は、回転ドラムを有するコーティング装置全般に広く適用可能である。
1 回転ドラム
2 筐体
3 直胴部(胴部)
4 コニカル部
5 通気孔
6 エンドプレート
7 回転軸
8 開口部
9 バッフル
10 パンコーティング装置
11 軸受
12 軸受
13 無孔部
O 回転軸線

Claims (5)

  1. 回転軸線を中心に回転自在に設けられ被処理物が収容される回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する筐体とを備えてなるパンコーティング装置であって、
    前記回転ドラムは、多孔板にて形成され多数個の通気孔が設けられた円筒形の胴部3と、胴部3の内周側に突設されたバッフルと、前記胴部の両端に形成された円錐台状のコニカル部と、一端側の前記コニカル部に取り付けられ該回転ドラムの一端側を閉鎖するエンドプレートと、前記エンドプレートに固定された回転軸と、を有し、
    前記回転軸は、軸方向に沿って配置された複数個の軸受にて回転自在に支持されることを特徴とするパンコーティング装置。
  2. 請求項1記載のパンコーティング装置において、前記胴部は、前記バッフルの近傍に、前記通気孔の存在しない無孔部を有することを特徴とするパンコーティング装置。
  3. 請求項1又は2記載のパンコーティング装置において、前記無孔部は、前記バッフルの周囲を取り囲むように設けられることを特徴とするパンコーティング装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記バッフルは、前記胴部に対し補強リブ的機能を有するように中空の立体構造に形成されてなることを特徴とするパンコーティング装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のパンコーティング装置において、前記軸受は前記筐体内に設置されることを特徴とするパンコーティング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111493194A (zh) * 2014-02-28 2020-08-07 洲际大品牌有限责任公司 用于可食用芯的包衣及其系统、方法和包覆的产品

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