JP3182982U - ロックアンロック装置 - Google Patents

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久夫 梅田
勇 森本
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Abstract

【課題】積載された複数のコンテナの固縛と当該固縛の解除とを簡単に、且つ、安全に行うことが出来るロックアンロック装置を提供する。
【解決手段】スプレッダー2の長手方向の一方の端部21から外方向に所定間隔Tを空けた状態で、ツイストロック31に対向する位置に着脱部12を吊り下げる吊り下げ部11と、着脱用ワイヤーの操作により、上下方向に長い長方形状のガイド枠体12aを外方向から内方向にコンテナ3の側面に着脱させる着脱部12と、スライド用ワイヤーの操作により、前記ガイド枠体12aの内側に設けられた受け部13aを上下方向にスライドさせるスライド部13と、操作用ワイヤーの操作により、前記受け部13aに設けられた一対の挟持部材14a、14bを前記ガイド枠体12aの内側にあるロックレバー32に挟持させたり当該ロックレバー32から離脱させたりする操作部14とを備える。
【選択図】図2

Description

本考案は、ロックアンロック装置に関し、詳しくは、積載された複数のコンテナの固縛と当該固縛の解除とを簡単に、且つ、安全に行うことが出来るとともに、従来のゴンドラを使用出来ない状況であってもコンテナの固縛と当該固縛の解除とを行うことが可能なロックアンロック装置に関する。
従来より、船でコンテナを輸送する場合、当該コンテナを船の甲板上又はハッチカバー上に積み付けている。この際、前記コンテナが航海中の動揺により移動するのを防止するために、当該コンテナを固縛金物で固縛(ラッシング)している。
例えば、前記甲板上と最下段のコンテナとの間及び上下のコンテナ間にツイストロックを挿入して、新たなコンテナを積み上げ、その後、ラッシングロッド、ターンバックル等を用いて、2段目以降のコンテナを固縛していく。これらのコンテナの固縛作業は、全て人力により行われている。
ところで、このような従来の船上におけるコンテナの固縛作業は、多大の人力と時間とを要し、重労働であり、且つ、高所での危険作業であるという問題があった。
前記問題を解決するために、例えば、特開平5−319581号公報(特許公報1)には、コンテナの内部に組込まれたラッシングフックを備えたコンテナ固縛装置が開示されている。前記コンテナ固縛装置では、前記ラッシングフックが、前記コンテナから外方へ振り出されてコンテナ積載用甲板又は当該コンテナが積み重ねられる他のコンテナに取付けられているラッシングロッドに係合して当該コンテナを固縛するコンテナ固縛状態と前記コンテナの内部に引き込まれてその姿勢にロックされるロック状態とに変位可能に形成される。そして、前記ラッシングフックを前記コンテナ固縛状態からロック状態へ、あるいはロック状態からコンテナ固縛状態へ変位させる操作が前記コンテナの外部に配設された操作装置によって行なわれるように構成されている。これにより、従来のように、多数の固縛金具を船上まで運ぶ必要がなく、固縛作業の省力化が可能となるとしている。又、遠隔操作が可能となるとともに、ラッシングフック操作用の交通設備(例えばコンテナ上側に行くためのプレートフォームや梯子等)を必要とせず、更に、コンテナの搬送時にラッシングフックが損傷するおそれがないとしている。
又、特開平7−329879号公報(特許公報2)には、スプレッダーの4隅に4個のモータで回転駆動され、上段のコンテナの上面に設けた4個のフック用金具にそれぞれ係合可能な第1の固縛金物を設けたコンテナの船積み荷役用ブロック・アンブロック設備が開示されている。前記ブロック・アンブロック設備では、当該第1の固縛金物の回転を、コンテナ間に介装されて両コンテナの結合を可能な第2の固縛金物に伝達可能な中空ロッドと、前記第1の固縛金物の回転を船上の第3の固縛金物にのみ伝達可能な芯ロッドとを設けている。更に、前記ブロック・アンブロック設備は、前記モータを回転して第1〜第3の各固縛金物を回転して、ロック・アンロックを行なう。これにより、2段積みされたコンテナの一体化(固縛、ロック)及びその解除(アンロック)並びに船上への固定化(固縛、ロック)及びその解除(アンロック)の機械化を可能としている。
又、特開平9−77453号公報(特許文献3)には、スプレッダーのエンドビーム端面沿いに昇降移動可能にフリッパービームを設けたコンテナ多段積用スプレッダーが開示されている。前記コンテナ多段積用スプレッダーでは、前記フリッパービームの両端部に一対のコーナーフリッパーを設けるとともに、前記フリッパービーム及び一対のコーナーフリッパーを一体型に形成する。そして、前記エンドビーム上に設けた同期駆動の対の双胴ドラムから繰り出される左右各2本のワイヤーをエンドビーム両側縁沿いに垂直方向へ導き、この左右各2本のワイヤー端を前記フリッパービーム及びコーナーフリッパー端部の断面重心を跨ぐ2点にそれぞれ繋着して水平に支持する。更に、前記コーナーフリッパーの鉛直側面部にスプレッダー又はコンテナの下隅金具の側面開口と挿脱可能なフリッパーロックピン着脱手段を設けている。これにより、上下移し換え時のフリッパービームとコーナーフリッパーの振れ動きを防止し、水平を保ち、コーナーフリッパーとピン止め用開口又はコンテナ下隅金具との位置合わせ整合と、ロックピン着脱を確実容易に行えるようにしたとしている。
又、特開2000−198664号公報(特許文献4)には、コンテナ搬送用クレーンでコンテナを吊る為のスプレッダーが開示されている。前記スプレッダーでは、スプレッダー本体の4つの隅部にコンテナ案内兼吊持用のガイド部材を夫々垂設状に設け、各ガイド部材の下端付近部に、コンテナの下端隅部の隅金具に係脱自在に係合してコンテナを支持するロックピンを含む固定手段を設けている。そして、前記スプレッダーは、各ガイド部材の上部に、高さの異なる複数種のコンテナに対応してコンテナに対するスプレッダー本体の相対高さ位置を規定する複数のストッパー機構を設けている。これにより、コンテナに対するスプレッダー本体のガイド性を高め、前記ガイド部材の下端側に衝撃力が作用してもガイド部材に大きな曲げモーメントが作用することがなく、ガイド部材の荷重条件が緩和される。その結果、ガイド部材の小型軽量化を図り、スプレッダーの移動性能低下を防止できるとしている。
特開平5−319581号公報 特開平7−329879号公報 特開平9−77453号公報 特開2000−198664号公報
しかしながら、上述した特許文献1−4に記載の技術では、全体構成が複雑になったり、特定のコンテナしか適用出来なかったりするという問題があった。
一方、上述した特許文献1−4に記載の技術の他に、従来では、作業者が、ツイストロック操作バー(リリースバー)を用いて、上下方向に積載された複数のコンテナを固縛(ロック)したり当該固縛を解除(アンロック)したりしていた。
具体的には、作業者が、図12に示すように、S字状の金具を横にした先端部1202を有する長尺の棒をツイストロック操作バー1201として携帯して、上下方向に積載された複数のコンテナ3の側面に赴く。
ここで、前記複数のコンテナ3では、下側コンテナ3と上側コンテナ3との間にツイストロック31が挿入され、当該ツイストロック31のロックレバー32がコンテナ3の側面から突出している。そして、前記ロックレバー32を上下方向に操作することで、前記ツイストロック31が上側コンテナ3と下側コンテナ3とを固縛したり当該固縛を解除したりする。
作業者は、前記ツイストロック操作バー1201の先端部1202を前記ツイストロック31のロックレバー32に接近させ、当該先端部1202のS字状を前記ロックレバー32に引っ掛けて、前記ツイストロック操作バー1201を上下方向に操作する。これにより、前記ロックレバー32が上下方向に操作され、前記ツイストロック31が上下方向のコンテナ3を固縛したり当該固縛を解除したりする。
しかしながら、このような従来の方法では、前記ツイストロック操作バー1201の長手方向の長さが、目的のツイストロック31のロックレバー32の高さにそのまま対応するため、当該ツイストロック操作バー1201の本体が非常に長尺になるとともに重くなる。すると、作業者は、前記ツイストロック操作バー1201を容易に操作し難く、当該作業者への負担が大きいという問題がある。
又、複数のコンテナ3が積載された船の甲板上は、多少の搖動があるとともに足場が悪い。そのため、そのような甲板上で作業者が長尺のツイストロック操作バー1201を操作すると、当該操作中にバランスを崩して転倒したり怪我をしたり、更には、海に転落したりする場合があり、作業者にとって大変危険であるという問題がある。
又、甲板上に所定数(例えば、7段)のコンテナ3が上方向に高く積載された場合、その最上段のコンテナ3の固縛を解除する際にも問題が生じる。例えば、図13に示すように、作業者が、先ず、スプレッダー2に自身が搭乗可能なゴンドラ22を吊り下げて、当該ゴンドラ22に乗り込み、他の作業者が、スプレッダー2を操作して前記ゴンドラ22を最上段のコンテナ3の上面に移動させる。そして、前記ゴンドラ22が最上段のコンテナ3の上面に移動した際に、当該ゴンドラ22に搭乗した作業者が、ツイストロック操作バー1201を下方向に垂らすとともに身を乗り出して、最上段のコンテナ3を固縛するツイストロック31のロックレバー32を操作して、前記固縛を解除する。この際に、作業者は、安全帯等の安全対策を行っているものの、前記ゴンドラ22の高所から転落する場合があり、やはり、作業者にとって大変危険であるという問題がある。
更に、前記スプレッダー2を上方向に巻き上げるコンテナクレーン23は、その設置形態に応じて、前記スプレッダー2を上方向に巻き上げ可能な高さ(揚程)に限界があるが、甲板上に積載された所定数のコンテナ3の上下方向の高さが、前記巻き上げ可能な高さ以上である場合、前記スプレッダー2に吊り下げたゴンドラ22を、最上段のコンテナ3の上面に移動(横行)させることが出来ず、ゴンドラ22を使用出来ない場合があるという問題がある。
そこで、本考案は、前記問題を解決するためになされたものであり、積載された複数のコンテナの固縛と当該固縛の解除とを簡単に、且つ、安全に行うことが出来るとともに、従来のゴンドラを使用出来ない状況であってもコンテナの固縛と当該固縛の解除とを行うことが可能なロックアンロック装置を提供することを目的とする。
本考案者は、鋭意研究を重ねた結果、本考案に係る新規なロックアンロック装置を完成させた。
即ち、本考案に係るロックアンロック装置は、上側コンテナと下側コンテナとを固縛するツイストロックのロックレバーを操作することで、両コンテナを固縛したり当該固縛を解除したりするロックアンロック装置であって、以下の構成を採用する。
つまり、本考案に係るロックアンロック装置は、スプレッダーの長手方向の一方の端部から外方向に所定間隔を空けた状態で、前記ツイストロックに対向する位置に着脱部を吊り下げる吊り下げ部と、着脱用ワイヤーの操作により、上下方向に長い長方形状のガイド枠体を外方向から内方向に前記コンテナの側面に着脱させることで、当該ガイド枠体の内側に前記ツイストロックのロックレバーを挿脱させる着脱部とを備える。又、本考案に係るロックアンロック装置は、スライド用ワイヤーの操作により、前記ガイド枠体の内側に設けられた受け部を上下方向にスライドさせるスライド部と、操作用ワイヤーの操作により、前記受け部に設けられた一対の挟持部材を前記ガイド枠体の内側にあるロックレバーに挟持させたり当該ロックレバーから離脱させたりする操作部とを備えることを特徴とする。
又、前記吊り下げ部は、一端部が前記スプレッダーの長手方向の一端部に装着され、他端部が外方向に水平に支持された水平枠体と、一端部が前記水平枠体の一端部から外方向に所定間隔を空けて固定可能に連結され、他端部が前記ツイストロックの近傍まで下方向へ垂直に支持された垂直枠体と、前記垂直枠体の他端部と前記着脱部の一端部とを連結して、当該着脱部を、前記ツイストロックに対向する位置に吊り下げる第一の連結部とを更に備えるよう構成出来る。
又、前記着脱部は、一端部が前記吊り下げ部に連結され、他端部が下方向へ垂直に支持される第一のアーム枠体と、一端部が前記第一のアーム枠体の他端部に前記コンテナの側面の左右方向に沿った軸で軸支され、他端部が前記コンテナの側面に近接する第二のアーム枠体と、一端部が前記第二のアーム枠体の他端部に前記コンテナの側面の左右方向に沿った軸で軸支され、他端部が下方向へ垂直に吊り下げられるガイド枠体と、一端部が前記第一のアーム枠体の一端部の内側に連結され、他端部が前記第二のアーム枠体の他端部の内側に設けられた第一のプーリーと前記第一のアーム枠体の一端部の内側に設けられた第二のプーリーとに挿通されて下方向へ垂れ下がる着脱用ワイヤーとを更に備えるよう構成出来る。
又、前記スライド部は、前記ガイド枠体の両側部の内側に長手方向に沿って設けられた溝部と、両側部が前記ガイド枠体の両側部の溝部に装着され、上下方向にスライド可能な受け部と、一端部が前記受け部の側部に連結され、他端部が前記ガイド枠体の側部の内部と前記第二のアーム枠体の側部の内部に挿通され、当該第二のアーム枠体の一端部から外部へ送出されて下方向へ垂れ下がる1対のスライド用ワイヤーとを更に備えるよう構成出来る。
又、前記操作部は、前記コンテナの側面の左右方向を長手方向として前記受け部の上端部に設けられた略長方形の第一の挟持部材と、一端部が前記第一の挟持部材の一端部に前記コンテナの側面の前後方向に沿った軸で軸支され、上下方向に回動可能に連結された略長方形の第二の挟持部材と、前記第二の挟持部材を上方向に常時付勢する第一の付勢部と、一端部が前記第二の挟持部材の一端部から他端部までの所定の位置に連結され、他端部が前記第一の挟持部材の外側に設けられた第三のプーリーに挿通されて下方向へ垂れ下がる操作用ワイヤーとを更に備えるよう構成出来る。
又、前記操作部は、前記第一の挟持部材の下端部と前記受け部の上端部とを前記コンテナの側面の左右方向に沿った軸で軸支し、前記第一の挟持部材を上下方向に垂直に立てた状態から外方向に傾斜させた状態まで上下方向に回動可能に連結する第二の連結部と、前記第一の挟持部材に外方向から内方向に当接して、当該第一の挟持部材の回動を上下方向に垂直に立てた状態で停止させる停止部と、前記第一の挟持部材を外方向から内方向に常時付勢する第二の付勢部と、前記第二の挟持部材の前記停止部に対向する位置に突出され、当該第二の挟持部材が第一の挟持部材に当接した場合に前記停止部に当接して当該第一の挟持部材の回動の停止を解除する突起部とを更に備えるよう構成出来る。
又、前記着脱部に設けられ、前記ガイド枠体を外方向から撮影する小型カメラと、前記小型カメラで撮影した画像を無線で送信する送信部と、前記送信部から送信された画像を無線で受信して所定の画面に表示するモニター部とを更に備えるよう構成出来る。
本考案に係るロックアンロック装置によれば、積載された複数のコンテナの固縛と当該固縛の解除とを簡単に、且つ、安全に行うことが出来るとともに、従来のゴンドラを使用出来ない状況であってもコンテナの固縛と当該固縛の解除とを行うことが可能となる。
本考案に係るロックアンロック装置の正面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置のスプレッダーに装着された場合の正面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の着脱部を吊り下げた場合の正面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の着脱部でガイド枠体を着脱させた場合の右側面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の着脱部でガイド枠体をコンテナの側面から離脱させた場合の底面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の着脱部でガイド枠体をコンテナの側面に当接させた場合の底面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置のスライド部で受け部を上下方向にスライドさせた場合の右側面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の操作部で一対の挟持部材を挟持させたり離脱させたりした場合の正面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の操作部で一対の挟持部材を挟持させたり離脱させたりした場合の右側面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置の操作部で一対の挟持部材を挟持させたり離脱させたりした場合の底面斜視図である。 本考案に係るロックアンロック装置のモニター部の正面斜視図である。 従来のツイストロック操作バーで操作している作業者及びコンテナの底面斜視図である。 従来のゴンドラで作業者がツイストロック操作バーでロックレバーを操作している斜視図及びスプレッダーのゴンドラの模式図である。
以下に、添付図面を参照して、本考案に係るロックアンロック装置の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
<ロックアンロック装置>
本考案に係るロックアンロック装置は、上側コンテナと下側コンテナとを固縛するツイストロックのロックレバーを操作することで、両コンテナを固縛したり当該固縛を解除したりするロックアンロック装置であって、以下の構成を採用する。
即ち、本考案に係るロックアンロック装置1は、図1、図2に示すように、スプレッダー2の長手方向の一方の端部21から外方向(前記コンテナ3の側面から離れる方向)に所定間隔Tを空けた状態で、前記ツイストロック31に対向する位置に着脱部12を吊り下げる吊り下げ部11と、着脱用ワイヤーの操作により、上下方向に長い長方形状のガイド枠体12aを外方向から内方向(前記コンテナ3の側面に近接する方向)に前記コンテナ3の側面に着脱させることで、当該ガイド枠体3の内側に前記ツイストロック31のロックレバー32を挿脱させる着脱部12を備える。更に、本考案に係るロックアンロック装置1は、スライド用ワイヤーの操作により、前記ガイド枠体12aの内側に設けられた受け部13aを上下方向にスライドさせるスライド部13と、操作用ワイヤーの操作により、前記受け部13aに設けられた一対の挟持部材14a、14bを前記ガイド枠体12aの内側にあるロックレバー32に挟持(狭持)させたり当該ロックレバー32から離脱させたりする操作部14とを備える。
これにより、本考案では、作業者は、各種のワイヤーの操作により前記ロックレバー32を操作することが可能となるため、従来のツイストロック操作バーの操作と比較して、前記ロックレバー32の操作を簡単にし、前記ツイストロック31の固縛(ロック)及び当該固縛の解除(アンロック)を容易に行うことが可能となる。
又、本考案では、従来のツイストロック操作バーを利用することが無くなるため、当該ツイストロック操作バーの取扱による転倒や怪我等を確実に防止することが可能となり、作業者への安全性を向上させることが可能となる。
更に、本考案では、甲板上に積載された所定数のコンテナ3の上下方向の高さがゴンドラ22を吊り下げたスプレッダー2の巻き上げ可能な高さ以上であって、従来のゴンドラ22を使用出来ない状況であっても、当該ゴンドラ22を使用せずに、最上段のコンテナ3の固縛と当該固縛の解除を行うことが可能となる。つまり、本考案のロックアンロック装置1を前記スプレッダー2に吊り下げた後に、それを最上段のコンテナ3の上面に載置すれば、作業者は、各種のワイヤー操作により、前記最上段のコンテナ3の固縛と当該固縛の解除を行うことが可能となるから、前記ゴンドラ23の使用不可能時でも、コンテナ3の固縛と当該固縛の解除を確実に行うことが可能となる。又、従来から生じていたゴンドラ22からの作業者の転落を確実に防止することが出来るから、作業者への安全性を更に向上させることが可能となる。
以下、本考案に係る具体的な構成について詳細に説明する。
<吊り下げ部>
先ず、本考案に係る吊り下げ部11は、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定は無いが、例えば、図1、図2に示すように、水平枠体11aと、垂直枠体11bと、第一の連結部11cとを備える。ここで、前記水平枠体11aは、一端部11a1が前記スプレッダー2の長手方向の一端部21に装着され、他端部11a2が外方向に水平に支持される。又、前記垂直枠体11bは、一端部11b1が前記水平枠体11aの一端部11a1から外方向に所定間隔Tを空けて固定可能に連結され、他端部11b2が前記ツイストロック31の近傍まで下方向へ垂直に支持される。更に、前記第一の連結部11cは、前記垂直枠体11bの他端部11b2と前記着脱部12の一端部12b1とを連結して、当該着脱部12を、前記ツイストロック31に対向する位置に吊り下げている。
これにより、前記垂直枠体11bの水平枠体11aに対する固定位置を調整することで、前記着脱部12と前記ツイストロック31との所定間隔Tを調整することが可能となり、当該ツイストロック31が挿入されたコンテナ3の上下方向のサイズ(大きさ)、当該コンテナ3の周囲の環境に応じて前記着脱部12を前記ツイストロック31に対向する位置に適切に配置することが可能となる。
ところで、前記第一の連結部11cは、前記着脱部12の一端部12b1を前記コンテナ3の側面の左右方向に沿った軸で軸支して、前記着脱部12を上下方向に回動可能に連結している。
これにより、不使用時には、図1、図2に示すように、前記着脱部12を上方向へ回動して前記垂直枠体11bに対して折り畳み、装置全体をコンパクトにして、収納スペースを省スペース化することが可能となる。一方、使用時には、図3に示すように、前記着脱部12を下方向へ回動して前記ツイストロック31に対向する位置に吊り下げることが可能となる。
尚、この場合、前記垂直枠体11bの他端部11b2には、前記第一の連結部11cと対向する位置に前記着脱部12の一端部12b1を固定可能な固定部11dが設けられ、前記着脱部12を下方向へ回動して吊り下げた場合に当該着脱部12が回動又は搖動しないように固定される。
<着脱部>
次に、本考案に係る着脱部12は、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定は無いが、例えば、図4に示すように、第一のアーム枠体12bと、第二のアーム枠体12cと、ガイド枠体12aと、着脱用ワイヤー12dとを備える。ここで、前記第一のアーム枠体12bは、一端部12b1が前記吊り下げ部11(の第一の連結部11c)に連結され、他端部12b2が下方向へ垂直に支持される。又、前記第二のアーム枠体12cは、一端部12c1が前記第一のアーム枠体12bの他端部12b2に前記コンテナ3の側面の左右方向に沿った軸で軸支され、他端部12c2が前記コンテナ3の側面に近接する。更に、前記ガイド枠体12aは、一端部12a1(固定端)が前記第二のアーム枠体12cの他端部12c2に前記コンテナ3の側面の左右方向に沿った軸で軸支され、他端部12a2(自由端)が下方向へ垂直に吊り下げられる。そして、前記着脱用ワイヤー12dは、一端部12d1が前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1の内側に連結され、他端部12b2が前記第二のアーム枠体12cの他端部12c2の内側に設けられた第一のプーリー12c3と前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1の内側に設けられた第二のプーリー12b3とに挿通されて下方向へ垂れ下がっている。
これにより、作業者が、前記着脱用ワイヤー12dを下方向へ下げると、図5に示すように、前記第二のアーム枠体12cの他端部12c2が前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1に引き寄せられて、当該第二のアーム枠体12cの他端部12c2に吊り下げられたガイド枠体12aを前記コンテナ3の側面(例えば、前記コンテナ3にあるツイストロック31)から離脱させることが可能となる。
一方、作業者が、前記着脱用ワイヤー12dを上方向へ上げる又は離すと、図6に示すように、前記第二のアーム枠体12cとガイド枠体12aとの自重により、当該第二のアーム枠体12cの他端部12c2が前記コンテナ3の側面に近接する。すると、当該第二のアーム枠体12cの他端部12c2に吊り下げられたガイド枠体12aは、当該ガイド枠体12aの長手方向と前記コンテナ3の側面の上下方向とを一致させた状態で、当該コンテナ3の側面に当接する。ここで、前記当接されるコンテナ3の側面に前記ツイストロック31のロックレバー32が突出していれば、当該ロックレバー32を前記ガイド枠体12aの内側に挿入させることが可能となる。一方、この状態で、作業者が、前記着脱用ワイヤー12dを下方向へ下げれば、前記ガイド枠体12aの内側に挿入されたロックレバー32を外すことも可能となる。
ところで、図5、図6に示すように、前記着脱部12は、一端部12e1が前記第一のアーム枠体12bの他端部12b2に連結され、他端部12e2が前記着脱用ワイヤー12dにおける前記第一のアーム枠体12bの他端部12b2の近傍の位置に連結された第一のつるまきバネ12eを備えている。これにより、前記第一のつるまきバネ12eが前記着脱用ワイヤー12dを前記第一のアーム枠体12bの他端部12b2に向かって常時引っ張り上げているため、当該着脱用ワイヤー12dが自重により疑似的に下方向へ下げられ、作業者の意図に反した着脱用ワイヤー12dの操作を防止することが可能となる。
<スライド部>
更に、本考案に係るスライド部13は、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定は無いが、例えば、図7に示すように、溝部13bと、受け部13aと、1対のスライド用ワイヤー13cとを備える。ここで、前記溝部13bは、前記ガイド枠体12aの両側部12a3の内側に長手方向に沿って設けられている。又、前記受け部13aは、両側部13a1が前記ガイド枠体12aの両側部12a3の溝部13bに装着され、上下方向にスライド可能に設けられる。更に、前記1対のスライド用ワイヤー13cは、一端部13c1が前記受け部13aの側部13a1に連結され、他端部13c2が前記ガイド枠体12aの側部12a3の内部と前記第二のアーム枠体12cの側部12c3の内部に挿通され、当該第二のアーム枠体12cの一端部12c1から外部へ送出されて下方向へ垂れ下がっている。
これにより、作業者が、前記スライド用ワイヤー13cを下方向へ下げると、図7に示すように、前記受け部13aが前記ガイド枠体12aの側部12a3の長手方向に沿って前記ガイド枠体12aの一端部12a1に引き寄せられ、上方向へ上げることが可能となる。
一方、作業者が前記スライド用ワイヤー13cを上方向へ上げる又は離すと、図7に示すように、前記受け部13aの自重により、当該受け部13aが前記ガイド枠体12aの側部12a3の長手方向に沿って落下し、当該受け部13aを下方向へ下げることが可能となる。
ここで、図7に示すように、前記スライド部13は、両端部13d1が1対のスライド用ワイヤー13cの他端部13c2に連結された左右方向に長尺の板材13dと、一端部13e1が前記板材13dの中央部13d2に連結され、他端部13e2が下方向へ垂れ下がる第二のスライド用ワイヤー13eとを備えている。
これにより、作業者は、前記第二のスライド用ワイヤー13eを上下方向に操作することで、前記板材13dを介して1対のスライド用ワイヤー13cを同時に同じ移動量だけ上下方向に移動させることが可能となり、当該1対のスライド用ワイヤー13cに連結された受け部13aを左右方向にグラつかせたり傾けたりすることなく安定して移動させることが可能となる。
<操作部>
更に、本考案に係る操作部14は、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定は無いが、例えば、図8、図9に示すように、第一の挟持部材14aと、第二の挟持部材14bと、第一の付勢部14cと、操作用ワイヤー14dとを備える。ここで、前記第一の挟持部材14aは、略長方形であり、前記コンテナ3の側面の左右方向を長手方向として前記受け部13aの上端部13a2に設けられている。又、前記第二の挟持部材14bは、略長方形であり、一端部14b1が前記第一の挟持部材14aの一端部14a1に前記コンテナ3の側面の前後方向(外内方向)に沿った軸で軸支され、上下方向に回動可能に連結されている。更に、前記第一の付勢部14cは、前記第二の挟持部材14bを上方向に常時付勢している。そして、前記操作用ワイヤー14dは、一端部14d1が前記第二の挟持部材14bの一端部14b1から他端部14b2までの所定の位置に連結され、他端部14d2が前記第一の挟持部材14aの外側に設けられた第三のプーリー14a2に挿通されて下方向へ垂れ下がっている。
これにより、作業者が、前記操作用ワイヤー14dを下方向へ下げると、図8、図9に示すように、前記第二の挟持部材14bを前記第一の挟持部材14aに当接させて、一対の挟持部材14a、14bを挟持させることが可能となる。
そのため、例えば、作業者が、図10に示すように、第二のスライド用ワイヤー13e(又は前記スライド用ワイヤー13c)を操作して、前記受け部13aを、前記ガイド枠体12aの内部に挿入されたロックレバー32の下方近傍に配置した後、前記操作用ワイヤー14dを下方向へ下げれば、前記第二の挟持部材14bと前記第一の挟持部材14aとを前記ロックレバー32に挟持させることが可能となる。
ここで、本考案に係る操作部14は、一対の挟持部材14a、14bで挟持したロックレバー32を確実に下方向へ引き下げる(引っ張り下げる)ために、以下の構成を採用している。
即ち、本考案に係る操作部14は、第二の連結部14eと、停止部14f(ストッパー)と、第二の付勢部14gと、突起部14h(解除部)とを備える。ここで、前記第二の連結部14eは、前記第一の挟持部材14aの下端部と前記受け部13aの上端部とを前記コンテナ3の側面の左右方向に沿った軸で軸支し、前記第一の挟持部材14aを上下方向に垂直に立てた状態から外方向に傾斜させた状態まで上下方向に回動可能に連結している。又、前記停止部14fは、前記第一の挟持部材14aに外方向から内方向に当接して、当該第一の挟持部材14aの回動を上下方向に垂直に立てた状態で停止させている。更に、前記第二の付勢部14gは、前記第一の挟持部材14aを外方向から内方向に常時付勢している。そして、前記突起部14hは、前記第二の挟持部材14bの前記停止部14fに対向する位置に突出され、当該第二の挟持部材14bが第一の挟持部材14aに当接した場合に前記停止部14fに当接して当該第一の挟持部材14aの回動の停止を解除する。
これにより、作業者が、前記操作用ワイヤー14dを下方向へ下げると、前記第二の挟持部材14bが前記第一の挟持部材14aに当接して前記ロックレバー32を挟持する。この際に、作業者が、更に、前記操作用ワイヤー14dを下方向へ下げれば、図8、図9に示すように、前記第二の挟持部材14bの突起部14hが、前記第一の挟持部材14aの回動を停止させる停止部14fに当接して当該第一の挟持部材14aの回動の停止を解除する。すると、前記第一の挟持部材14aは、前記操作用ワイヤー14dにより、外方向に回動し、下方向へ引っ張られることになる。ここで、前記第一の挟持部材14aは、前記第二の挟持部材14bとの間で前記ロックレバー32を挟持した状態であるから、この状態で下方向へ回動(傾斜)すれば、当該ロックレバー32を確実に下方向へ引き下げることが可能となる。
一方、作業者が、前記操作用ワイヤー14dを上方向へ上げる又は離すと、前記第二の挟持部材14bは、前記第一の付勢部14cにより上方向へ付勢されるとともに、前記第一の挟持部材14aは、前記第二の付勢部14gにより外方向から内方向に付勢される。すると、前記第二の挟持部材14bは、上方向へ回動して、前記第一の挟持部材14aから離れた状態になるとともに、前記第一の挟持部材14aは、外方向に傾斜した状態から上下方向に垂直に立った状態になる。これにより、前記第二の挟持部材14bが、前記受け部13aの上下方向のスライドに対して邪魔になることがなく、前記第一の挟持部材14aを前記ロックレバー32の下方近傍へ配置させることが可能になる。
ところで、近年では、前記ツイストロック31の上端部にコンテナを積むと、当該コンテナの重さにより自動的に固縛する(セミ)オートロック式ツイストロックが登場してきている。このようなオートロック式ツイストロックでは、前記ロックレバーを下方向へ引き下げる固縛解除の操作が、前記ロックレバー上方向へ引き上げる固縛の操作と比較して、非常に重要となる。このようなオートロック式ツイストロックに対して、本考案では、前記ロックレバー32を確実に下方向に引き下げて前記固縛の解除を行うことが可能となるため、特に有効である。
又、図8に示すように、前記第一の挟持部材14aは、前記第二の挟持部材14bと対向する端部にV字状の切欠部14a3を備え、前記第二の挟持部材14bは、前記第一の挟持部材14aと対向する端部に逆V字状の切欠部14b3を備えている。これにより、一対の挟持部材14a、14bによる前記ロックレバー32の挟持を確実にすることが可能となる。特に、前記ロックレバー32は、前記コンテナ3の積載状況に応じて、当該コンテナ3の側面から垂直に突出している場合の他に、当該コンテナ3の側面から様々な方向に向かって突出している場合がある。そのような場合であっても、上述の構成であれば、前記ロックレバー32がどこに向いて突出したとしても、当該ロックレバー32を確実に挟持することが可能となる。
又、図8、図9に示すように、前記操作部14は、一端部14i1が前記第二の連結部14eに連結され、他端部14i2が前記操作用ワイヤー14dにおける前記ガイド枠体12aの他端部12a2の近傍の位置に連結された第二のつるまきバネ14iを備えている。これにより、前記第二のつるまきバネ14iが前記操作用ワイヤー14dを前記ガイド枠体12aの他端部12a2に向かって常時引っ張り上げているため、当該操作用ワイヤー14dが自重により疑似的に下方向へ下げられ、前記一対の挟持部材14a、14bが挟持されることを防止することが可能となる。つまり、本考案では、例えば、上下方向に積載された複数のコンテナ3の高さに対応して、前記操作用ワイヤー14dの長手方向の長さが設定される。ここで、前記操作用ワイヤー14dの長手方向の長さは、例えば、7段のコンテナ3の積載時では、20m以上になる場合があり、当該操作用ワイヤー14dを上から下へ垂らすと、自重により、疑似的に下方向へ引っ張られた状態となる。すると、作業者の意図に反して、前記操作用ワイヤー14dが下方向へ下げられ、前記ロックレバー32の操作が阻害される可能性がある。上述の構成により、前記操作用ワイヤー14dを常時引っ張り上げているため、作業者の意図に反した操作用ワイヤー14dの操作を防止することが可能となる。
<その他の構成>
本考案では、図4に示すように、小型カメラ15と、図1、図2に示すように、送信部16と、図11に示すように、モニター部17とを備えている。ここで、前記小型カメラ15は、前記着脱部12(の第二のアーム枠体12c)に設けられ、前記ガイド枠体12aを外方向から撮影する。又、前記送信部16は、前記小型カメラ15で撮影した画像を無線で送信する。そして、前記モニター部17は、前記送信部16から送信された画像を無線で受信して所定の画面17aに表示する。
ここで、前記ツイストロック31のロックレバー32は、前記コンテナ3の積載数に対応して甲板上から非常に高い高所に突出しているため、甲板上で作業している作業者は、通常、前記ロックレバー32の位置を目視で確認し難い。
前記構成により、甲板上で作業している作業者であっても、前記小型カメラ15で撮影される画像を前記画面17aを介して簡単に確認することが可能となるため、作業者は、各種のワイヤー操作を適切に行い、前記ロックレバー32の操作を確実に行うことが可能となる。
又、図4に示すように、前記着脱部12は、前記第一のアーム枠体12bの他端部12b2に、前記第二のプーリー12b3に挿通された着脱用ワイヤー12dの他端部12d2を更に挿通して下方向へ案内する第四のプーリー12b4を備えるよう構成出来る。これにより、前記着脱用ワイヤー12dの他端部12d2を前記着脱部12の各部に絡ませることなく確実に下方向へ垂れさせることが可能となる。
又、本考案では、オートロック式ツイストロックについての適用を具体的に説明したが、例えば、前記ロックレバー32を単に上方向へ引き上げると固縛し、前記ロックレバー32を単に下方向に引き下げると当該固縛を解除するツイストロックについても適用することが可能である。
例えば、図8−図10に示すように、一対の挟持部材14a、14bを前記ロックレバー32に挟持させた状態で、作業者が、前記第二のスライド用ワイヤー13eを下方向へ下げれば、前記受け部13aとともに前記一対の挟持部材14a、14bが上方向へ移動して、当該一対の挟持部材14a、14bが挟持するロックレバー32を上方向へ引き上げることになる。すると、前記ツイストロック31が上側コンテナ3と下側コンテナ3とを固縛することになる。従って、作業者は、各種のワイヤーの操作により前記ツイストロック31を固縛することが可能となる。
又、一対の挟持部材14a、14bを前記ロックレバー32に挟持させた状態で、例えば、作業者が、前記第二のスライド用ワイヤー13eを上方向へ上げる又は離すと、前記受け部13aとともに前記一対の挟持部材14a、14bが下方向へ移動して、当該一対の挟持部材14a、14bが挟持するロックレバー32を下方向へ引き下げることになる。すると、前記ツイストロック31が上側コンテナ3と下側コンテナ3との固縛を解除することになる。従って、作業者は、各種のワイヤーの操作により前記ツイストロック31の固縛を解除することが可能となる。
又、作業者が、前記操作用ワイヤー14dを上方向へ上げる又は離すと、図8、図9に示すように、前記第二の挟持部材14bは、前記第一の付勢部14cにより常時上方向へ付勢されているため、前記第一の挟持部材14aと前記ロックレバー32とから離脱し、前記ロックレバー32への挟持を解除することが可能となる。
このように、本考案に係るロックアンロック装置1は、上述した吊り下げ部11と、着脱部12と、スライド部13と、操作部14とを備える。これにより、積載された複数のコンテナ3の固縛と当該固縛の解除とを簡単に、且つ、安全に行うことが出来るとともに、従来のゴンドラを使用出来ない状況であってもコンテナの固縛と当該固縛の解除とを行うことが可能となる。
尚、各部のサイズは、例えば、以下のように設定される。前記水平枠体11aの一端部11a1(他端部11a2)のサイズは、前記スプレッダー2の短手方向のサイズに対応し、前記水平枠体11aの一端部11a1から他端部11a2までのサイズは、少なくとも前記所定間隔T以上のサイズに対応する。
又、前記垂直枠体11bの一端部11b1(他端部11b2)のサイズは、前記水平枠体11aに対応して、前記スプレッダー2の短手方向のサイズに対応し、前記垂直枠体11bの一端部11b1から他端部11b2までのサイズは、例えば、前記コンテナ3の一つ分の上下方向のサイズ以下のサイズで、前記着脱部12を吊り下げた場合に当該着脱部12が前記コンテナ3の下端部の隅部に挿入されるツイストロック31に対向する位置に配置されるサイズである。
又、前記第一の連結部11cは、前記ツイストロック31が、通常、前記コンテナ2の下端部の隅部に挿入されることから、前記垂直枠体11bの他端部11b2(下端部)の隅部に設けられる。
又、前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1(他端部12b2)のサイズは、前記ツイストロック31の左右方向のサイズ以上のサイズに対応し、前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1から他端部12b2までのサイズは、前記コンテナ3の上下方向のサイズ以下のサイズに対応する。
又、前記第二のアーム枠体12cの一端部12c1(他端部12c2)のサイズは、前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1(他端部12b2)のサイズ以下のサイズに対応し、前記第二のアーム枠体12cの一端部12c1から他端部12c2までのサイズは、前記第一のアーム枠体12bの一端部12b1から他端部12b2までのサイズ以下のサイズに対応する。
又、前記ガイド枠体12aの一端部12a1(他端部12a2)のサイズは、前記ツイストロック31の左右方向のサイズ以上のサイズに対応し、前記ガイド枠体12aの一端部12a1から他端部12a2までのサイズは、前記第二のアーム枠体12cの一端部12c1から他端部12c2までのサイズ以下のサイズに対応する。
以上のように、本考案に係るロックアンロック装置は、複数のコンテナの固縛又は当該固縛の解除を行うロックアンロック装置として有用であり、積載された複数のコンテナの固縛と当該固縛の解除とを簡単に、且つ、安全に行うことが出来るとともに、従来のゴンドラを使用出来ない状況であってもコンテナの固縛と当該固縛の解除とを行うことが可能なロックアンロック装置として有効である。
1 ロックアンロック装置
11 吊り下げ部
12 着脱部
13 スライド部
14 操作部
15 小型カメラ
16 送信部
17 モニター部

Claims (7)

  1. 上側コンテナと下側コンテナとを固縛するツイストロックのロックレバーを操作することで、両コンテナを固縛したり当該固縛を解除したりするロックアンロック装置であって、
    スプレッダーの長手方向の一方の端部から外方向に所定間隔を空けた状態で、前記ツイストロックに対向する位置に着脱部を吊り下げる吊り下げ部と、
    着脱用ワイヤーの操作により、上下方向に長い長方形状のガイド枠体を外方向から内方向に前記コンテナの側面に着脱させることで、当該ガイド枠体の内側に前記ツイストロックのロックレバーを挿脱させる着脱部と
    スライド用ワイヤーの操作により、前記ガイド枠体の内側に設けられた受け部を上下方向にスライドさせるスライド部と、
    操作用ワイヤーの操作により、前記受け部に設けられた一対の挟持部材を前記ガイド枠体の内側にあるロックレバーに挟持させたり当該ロックレバーから離脱させたりする操作部と
    を備えることを特徴とするロックアンロック装置。
  2. 前記吊り下げ部は、
    一端部が前記スプレッダーの長手方向の一端部に装着され、他端部が外方向に水平に支持された水平枠体と、
    一端部が前記水平枠体の一端部から外方向に所定間隔を空けて固定可能に連結され、他端部が前記ツイストロックの近傍まで下方向へ垂直に支持された垂直枠体と、
    前記垂直枠体の他端部と前記着脱部の一端部とを連結して、当該着脱部を、前記ツイストロックに対向する位置に吊り下げる第一の連結部とを更に備える
    請求項1に記載のロックアンロック装置。
  3. 前記着脱部は、
    一端部が前記吊り下げ部に連結され、他端部が下方向へ垂直に支持される第一のアーム枠体と、
    一端部が前記第一のアーム枠体の他端部に前記コンテナの側面の左右方向に沿った軸で軸支され、他端部が前記コンテナの側面に近接する第二のアーム枠体と、
    一端部が前記第二のアーム枠体の他端部に前記コンテナの側面の左右方向に沿った軸で軸支され、他端部が下方向へ垂直に吊り下げられるガイド枠体と、
    一端部が前記第一のアーム枠体の一端部の内側に連結され、他端部が前記第二のアーム枠体の他端部の内側に設けられた第一のプーリーと前記第一のアーム枠体の一端部の内側に設けられた第二のプーリーとに挿通されて下方向へ垂れ下がる着脱用ワイヤーとを更に備える
    請求項1に記載のロックアンロック装置。
  4. 前記スライド部は、
    前記ガイド枠体の両側部の内側に長手方向に沿って設けられた溝部と、
    両側部が前記ガイド枠体の両側部の溝部に装着され、上下方向にスライド可能な受け部と、
    一端部が前記受け部の側部に連結され、他端部が前記ガイド枠体の側部の内部と前記第二のアーム枠体の側部の内部に挿通され、当該第二のアーム枠体の一端部から外部へ送出されて下方向へ垂れ下がる1対のスライド用ワイヤーとを更に備える
    請求項1に記載のロックアンロック装置。
  5. 前記操作部は、
    前記コンテナの側面の左右方向を長手方向として前記受け部の上端部に設けられた略長方形の第一の挟持部材と、
    一端部が前記第一の挟持部材の一端部に前記コンテナの側面の前後方向に沿った軸で軸支され、上下方向に回動可能に連結された略長方形の第二の挟持部材と、
    前記第二の挟持部材を上方向に常時付勢する第一の付勢部と、
    一端部が前記第二の挟持部材の一端部から他端部までの所定の位置に連結され、他端部が前記第一の挟持部材の外側に設けられた第三のプーリーに挿通されて下方向へ垂れ下がる操作用ワイヤーとを更に備える
    請求項1−4のいずれか一項に記載のロックアンロック装置。
  6. 前記操作部は、
    前記第一の挟持部材の下端部と前記受け部の上端部とを前記コンテナの側面の左右方向に沿った軸で軸支し、前記第一の挟持部材を上下方向に垂直に立てた状態から外方向に傾斜させた状態まで上下方向に回動可能に連結する第二の連結部と、
    前記第一の挟持部材に外方向から内方向に当接して、当該第一の挟持部材の回動を上下方向に垂直に立てた状態で停止させる停止部と、
    前記第一の挟持部材を外方向から内方向に常時付勢する第二の付勢部と、
    前記第二の挟持部材の前記停止部に対向する位置に突出され、当該第二の挟持部材が第一の挟持部材に当接した場合に前記停止部に当接して当該第一の挟持部材の回動の停止を解除する突起部とを更に備える
    請求項5に記載のロックアンロック装置。
  7. 前記着脱部に設けられ、前記ガイド枠体を外方向から撮影する小型カメラと、
    前記小型カメラで撮影した画像を無線で送信する送信部と、
    前記送信部から送信された画像を無線で受信して所定の画面に表示するモニター部とを更に備える
    請求項1−6のいずれか一項に記載のロックアンロック装置。
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