JP3182930B2 - 超小型管理機におけるロータリカバー - Google Patents

超小型管理機におけるロータリカバー

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JP3182930B2
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rotary cover
rotary
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rotary shaft
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春義 本多
政幸 鎌田
俊彦 水本
小田切  元
善男 住田
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超小型管理機における
ロータリカバーの構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来、特開昭59−153669号の公
報、実開昭59−178019号公報に示されたな通り
の超小型管理機が公知であり、これらのロータリカバー
は左右中間部に伝動ケ−スを配置させたセンタ−ドライ
ブ型のものが前者であり、後者は、サイドドライブ形態
が示されているが、その伝動ケ−スはロータリカバーと
は別の専用伝動ケ−スになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、伝動ケ
−スとロータリカバーとが別部材で構成されていて構造
が複雑になり軽量超小型の管理機には適さず、コストの
高いロータリカバーになっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、左
右横方向に向けてロ−タリ軸6を軸受けし、このロ−タ
リ軸6に耕耘等の作業爪7を取り付け、この回転作業爪
を上部及び左右側部からカバ−する側面視が蒲鉾状に形
成されたロータリカバー1において、このロータリカバ
ー1を左右中間適所で左右側に分離可能に分割形成し、
この一方側のロータリカバーの反分割側側壁の外面に伝
動用ケ−スの少なくとも片側部材1fを、当該ロータリ
カバー1と一体型に構成してその上方先端側がロータリ
カバー1の外周面より突出するよう構成し、この突出し
た伝動ケ−ス部材1fに駆動軸挿通孔5を設けると共
に、ロータリカバー上面に配設する適宜原動機8を前記
伝動ケ−ス部材1fに取付けたことを特徴とする超小型
管理機におけるロータリカバーとした。
【0005】
【実施例】1は機枠を兼ねたロータリカバーで、側面視
が蒲鉾状をしたカバ−部1aと左右のサイドカバ−部1
bと実施図例のよう後端部側を後方へ延ばしたバッテリ
−2を搭載するバッテリ搭載台1cと、更にハンドル取
り付けブラケット1d及び前側に転輪3の支軸を装着す
る軸支突起1eとが設けられている。そして、このロー
タリカバー1は左右中間部で縦方向に分離可能になって
いる。(イ)がその分割面である。そして、このロータ
リカバー1の右サイドカバ−1bの外側面に当該ケ−ス
1内のロ−タリ軸を伝動回転させるための伝動用ケ−ス
部材1fを一体的に構成している。即ち、実施例では第
3図で開示した通りロータリカバーの外側面に蓋体4を
取付けると伝動用ケ−スが完成する半割型のケ−ス部材
1fを形成している。この場合の実施例では樹脂あるい
はアルミ合金等で成形加工した構造としている。5は伝
動ケ−ス部材1fの突出端側に穿った駆動軸挿通孔を示
す。
【0006】6はロ−タリ軸で前記ロータリカバー1の
サイドケ−ス1b,1b間に回転自在に軸受され、これ
には作業爪7が取付けられている。8は原動機としての
モ−タで、モ−タ本体8aに減速機8bが一体で組み付
けられており、この減速機8bの外端面から突出する駆
動軸を前記伝動ケ−ス部材1fの駆動軸挿通孔5から突
出させて該減速機端面を伝動ケ−ス部材1fの合せ面に
接合させて固着している。そして、この減速機側の駆動
軸と前記ロ−タリ軸との間にチエン伝動、あるいは適宜
減速歯車機構を当該ケ−ス部材1f内に設け、蓋体4で
密閉させてモ−タ8からロ−タリ軸6が回転されるよう
になっている。勿論、この実施例の場合は、モ−タ8が
正逆回転可能な配線構造にしている。9は操縦ハンドル
を示し、基部側を前記ブラケット1dに締結している。
【0007】尚、前記の通りロータリカバー1を左右分
割形態にするとき、第4図及び第5図のように一方側の
ケ−ス10aの周面に他方側のケ−ス10bの周面を重
合させて左右方向にケ−スの全幅を調節可能にして、セ
ットボルト11で固定する構成となし、同時に図示の通
りロ−タリ軸を左右分割型にして、この両軸間に補助作
業爪17付きの筒軸16で繋ぐ形態にすれば作業幅を拡
大できる。この実施例の場合のロータリカバーは板金で
構成し、ハンドルはこのケ−ス1の上面に固着してい
る。
【0008】モ−タ8を正転あるいは逆転させてロ−タ
リ軸6を正逆回転するには、操縦ハンドル9の左右操縦
杆の片方に正転スイッチSW1、他方に逆転スイッチS
W2を設け、メインスイッチSW0を「入」にするだけ
ではモ−タ8が回転せず、正転スイッチSW1、あるい
は逆転スイッチSW2を「入」にするとき初めてその回
転方向へ伝動されるように電気回路を構成する。操縦ハ
ンドル9の左右中央にはスイッチや指示計器が取付けら
れたパネル18が設けられ、19がパイロットランプ、
20がバッテリ−の残量計等が図例では組み込まれてい
る。
【0009】上例の作用について説明すると、ロータリ
カバー1の外側面にモ−タ8からロ−タリ軸6へ動力を
伝動する伝動ケ−ス部材1fを一体構成して軽量、小型
化したため、小型のモ−タ8の出力で十分ロ−タリ軸6
を伝動回転させることができ、超小型の管理機を具現で
きる。管理作業にあたっては、メインスイッチSW0を
「入」にして、前進作業の場合は正転スイッチSW1を
「入」にするとモ−タ8が正転してロ−タリ軸6が正回
転し作業爪7で圃場面が耕耘されると共に走行される。
後進作業の場合は逆転スイッチSW2を「入」にすると
よい。このような管理作業中において、バッテリ搭載台
1cの底面を圃場面に接当させて前進作業をすると、そ
の耕耘面を整地することができる。
【0010】
【発明の作用効果】この発明によれば、ロータリカバー
1の外側面に原動機側からロ−タリ軸6へ動力を伝動す
る伝動ケ−ス部材1fを一体構成して軽量、小型化した
ため、小型の原動機の出力で十分ロ−タリ軸6を伝動回
転させることができ、超小型の管理機を具現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側断面図
【図2】平面図
【図3】要部の斜面図
【図4】別例の斜面図
【図5】要部の正断面図
【図6】要部の平面図
【図7】作業時のフロ−チャ−ト図
【符号の説明】
1 ロータリカバー 1f 伝動ケ−ス部材 5 駆動軸挿通孔 6 ロ−タリ軸 7 作業爪 8 原動機(モ−タ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田切 元 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 住田 善男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 西田 秀彦 (56)参考文献 実開 昭59−178019(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右横方向に向けてロ−タリ軸6を軸受
    けし、このロ−タリ軸6に耕耘等の作業爪7を取り付
    け、この回転作業爪を上部及び左右側部からカバ−する
    側面視が蒲鉾状に形成されたロータリカバー1におい
    て、このロータリカバー1を左右中間適所で左右側に分
    離可能に分割形成し、この一方側のロータリカバーの反
    分割側側壁の外面に伝動用ケ−スの少なくとも片側部材
    1fを、当該ロータリカバー1と一体型に構成してその
    上方先端側がロータリカバー1の外周面より突出するよ
    う構成し、この突出した伝動ケ−ス部材1fに駆動軸挿
    通孔5を設けると共に、ロータリカバー上面に配設する
    適宜原動機8を前記伝動ケ−ス部材1fに取付けたこと
    を特徴とする超小型管理機におけるロータリカバー。
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