JP3182850U - クッションシート - Google Patents

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哲也 世本
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Abstract

【課題】簡易な構成で良好な温感性を実現することができ、また携帯に便利で、耐久性を備えたクッションシートを提供する。
【解決手段】臀部の下に敷いて使用するクッションシート1であって、シート本体2の表面を構成する表面層21と、シート本体2の裏面を構成する裏面層22との間に、遠赤外線を放射する温感接着剤層23aを備える中間層23を有する。中間層は、一乃至複数の温感接着剤層23aと、遠赤外線を放射する一乃至複数の温感シート層23bとを交互に積層してなる。
【選択図】図2

Description

本考案は、簡易な構成で良好な温感性を実現することができ、また折り畳み自在で携帯に便利なクッションシートに関する。
野球やサッカー等の屋外競技の観戦、野外コンサート鑑賞等のため、屋外ベンチに座る際に使用するための携帯用クッションが種々開発されている。
特に冬季において、屋外ベンチに座ってスポーツ観戦をするような場合、ベンチが冷え切っていることから、温感性を備えた携帯用クッションの開発が望まれているところである。
このような携帯用クッションを示す従来技術として、例えば下記特許文献1がある。
実開平5−51150号公報
上記特許文献1は、携帯用クッションに関する考案で、使い捨てカイロを発熱源として使用するよりも簡単な構造で、無駄がなく、より温かい携帯用クッションを提供できるメリットがある。
しかし上記特許文献1に示すものは、あくまでクッションとは別体の温熱体を発熱源としてクッションのポケット内に挿入して使用する構成であることから、簡易な構成で良好な温感性を実現することができないという問題があった。
そこで本考案は上記従来における問題点を解決し、簡易な構成で良好な温感性を実現することができ、また携帯に便利で、耐久性を備えたクッションシートの提供を課題とする。
本考案のクッションシートは、臀部の下に敷いて使用するクッションシートであって、シート本体の表面を構成する表面層と、シート本体の裏面を構成する裏面層との間に、遠赤外線を放射する温感接着剤層を備える中間層を有することを第1の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第1の特徴に加えて、中間層は、一乃至複数の温感接着剤層と、遠赤外線を放射する一乃至複数の温感シート層とを交互に積層してなることを第2の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第1又は第2の特徴に加えて、シート本体は、略矩形状であり、外周の何れか一辺の中央からシート本体の中心までシート本体を切り込んでなる切り込み部を備えると共に、該切り込み部を挟んで対向する領域を、太ももを載置させるための太もも載置部として構成してあることを第3の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第3の特徴に加えて、切り込み部を、所定幅を有する一本の直線でシート本体を切り込んでなる直線切り込み部として構成し、シート本体の中心で前記直線切り込み部と直交すると共に、シート本体を切り込み部を備える切り込み部領域と切り込み部を備えることのない非切り込み部領域とに二分割する第1の折り畳み線で、シート本体を折り畳み自在としてあることを第4の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第4の特徴に加えて、非切り込み部領域内における、直線切り込み部の延長線上に、シート本体の中心で第1の折り畳み線と直交すると共に、非切り込み部領域を二分割する第2の折り畳み線を備え、該第2の折り畳み線でシート本体を折り畳み自在としてあることを第5の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第4又は第5の特徴に加えて、折り畳み線を、シート本体を貫通する縫い目で構成してあることを第6の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第4〜第6の何れか1つの特徴に加えて、第1の折り畳み線又は/及び第2の折り畳み線に沿ってシート本体を折り畳んだ状態を保持可能な保持部を備えていることを第7の特徴としている。
また本考案のクッションシートは、上記本考案の第1〜第7の何れか1つの特徴に加えて、シート本体の外周に、表面層と、裏面層と、中間層とのそれぞれの接合を補強するための接合補強部を備えていることを第8の特徴としている。
請求項1に記載のクッションシートによれば、クッションシートは、臀部の下に敷いて使用するクッションシートであって、シート本体の表面を構成する表面層と、シート本体の裏面を構成する裏面層との間に、遠赤外線を放射する温感接着剤層を備える中間層を有することから、遠赤外線を放射する温感接着剤層を備えることで、別部材を付加させることなく、良好な温感性を実現することができる。
また請求項2に記載のクッションシートによれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、中間層は、一乃至複数の温感接着剤層と、遠赤外線を放射する一乃至複数の温感シート層とを交互に積層してなることから、一段と良好な温感性を実現することができるクッションシートとすることができる。
また請求項3に記載のクッションシートによれば、上記請求項1又2に記載の構成による作用効果に加えて、シート本体は、略矩形状であり、外周の何れか一辺の中央からシート本体の中心までシート本体を切り込んでなる切り込み部を備えると共に、該切り込み部を挟んで対向する領域を、太ももを載置させるための太もも載置部として構成してあることから、左右の太ももに効率良く遠赤外線を放射することができるクッションシートとすることができる。
また請求項4に記載のクッションシートによれば、上記請求項3に記載の構成による作用効果に加えて、切り込み部を、所定幅を有する一本の直線でシート本体を切り込んでなる直線切り込み部として構成し、シート本体の中心で前記直線切り込み部と直交すると共に、シート本体を切り込み部を備える切り込み部領域と切り込み部を備えることのない非切り込み部領域とに二分割する第1の折り畳み線で、シート本体を折り畳み自在としてあることから、切り込み部を容易に形成することができると共に、左右の太ももに一段と効率良く遠赤外線を放射することができるクッションシートとすることができる。また二つ折り自在なクッションシートとすることができる。よって携帯に便利なクッションシートとすることができる。
また請求項5に記載のクッションシートによれば、上記請求項4に記載の構成による作用効果に加えて、非切り込み部領域内における、直線切り込み部の延長線上に、シート本体の中心で第1の折り畳み線と直交すると共に、非切り込み部領域を二分割する第2の折り畳み線を備え、該第2の折り畳み線でシート本体を折り畳み自在としてあることから、第1の折り畳み線と第2の折り畳み線とを組み合わせることで、四つ折り自在なクッションシートとすることができる。よって一段と携帯に便利なクッションシートとすることができる。
また請求項6に記載のクッションシートによれば、上記請求項4又は請求項5に記載の構成による作用効果に加えて、折り畳み線を、シート本体を貫通する縫い目で構成してあることから、折り畳み線を容易に形成することができ、製造効率の良いクッションシートとすることができる。
また請求項7に記載のクッションシートによれば、上記請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の構成による作用効果に加えて、第1の折り畳み線又は/及び第2の折り畳み線に沿ってシート本体を折り畳んだ状態を保持可能な保持部を備えていることから、一段と携帯に便利なクッションシートとすることができる。
また請求項8に記載のクッションシートによれば、上記請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の構成による作用効果に加えて、シート本体の外周に、表面層と、裏面層と、中間層とのそれぞれの接合を補強するための接合補強部を備えていることから、耐久性に優れたクッションシートとすることができる。
本考案の実施形態に係るクッションシートを示す図で、(a)は正面図、(b)は背面図である。 本考案の実施形態に係るクッションシートを示す図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は図1(a)のA−A線方向における要部の断面図である。 本考案の実施形態に係るクッションシートの使用状態を示す図である。 本考案の実施形態に係るクッションシートの折り畳み手順の一例を示す図である。 本考案の実施形態に係るクッションシートを折り畳んで保持部で保持している状態を示す斜視図である。
以下の図面を参照して、本考案の実施形態に係るクッションシートを説明し、本考案の理解に供する。しかし、以下の説明は本考案の実施形態であって、実用新案登録請求の範囲に記載の内容を限定するものではない。
本考案の実施形態に係るクッションシート1は、図3に示すように、例えば椅子5の上に載置させ、臀部の下に敷いて使用するクッションシートである。また使用前後においては、折り畳んだ状態で携帯することができるクッションシートである。
このクッションシート1は、図1、図2に示すように、シート本体2と、接合補強部3と、保持部4とから構成される。
前記シート本体2は、クッションシート1の骨格をなすものである。
このシート本体2は、図1、図2に示すように、略矩形状で、且つ一定の厚みを有するシート状部材で形成されている。
より具体的には、図2(c)に示すように、表面層21と、裏面層22と、表面層21と裏面層22との間に配置される中間層23とで構成されている。
前記表面層21は、シート本体2の表面を構成する層である。
本実施形態においては、抗菌加工を施した合成皮革で表面層21を形成する構成としてある。
なお、表面層21の厚みは0.5mm〜0.7mm程度とすることが望ましい。
前記裏面層22は、シート本体2の裏面を構成する層である。
本実施形態においては、半硬ウレタンで裏面層22を形成する構成としてある。
なお、裏面層22の厚みは2.5mm〜3.0mm程度とすることが望ましい。
前記中間層23は、表面層21と裏面層22との間に配置されて、遠赤外線を放射する層である。
この中間層23は、図2(c)に示すように、温感接着剤層23aと、温感シート層23bとから構成される。より具体的には、本実施形態においては、温感接着剤層23aと温感シート層23bとを交互にそれぞれ2層積層することで中間層23を形成する構成としてある。
前記温感接着剤層23aは、遠赤外線を放射する機能を備えた半固形状の接着剤で構成される層である。
本実施形態においては、温感接着剤層23aを、ラテックスと合成樹脂とからなる接着剤に、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体を分散させてなる半固形状の温感接着剤で形成する構成としてある。
なお、温感接着剤層23aの総重量に対する、ラテックスと合成樹脂と遠赤外線放射体との成分組成は、ラテックス:70%〜80%、合成樹脂:4%〜8%、遠赤外線放射体:15%〜25%とすることが望ましい。より好適には、ラテックス:73%〜74%、合成樹脂:5%〜7%、遠赤外線放射体:18%〜23%とすることが望ましい。
また本実施形態においては、合成樹脂としてアクリル樹脂を用いると共に、遠赤外線放射体として遠赤外線の放射率が高い貴蛇紋石の粉末を用いる構成としてある。
なお貴蛇紋石の粒径は0.1μm〜10μm程度、より好適には0.5μm〜6μm程度とすることが望ましい。
また温感接着剤層23aの厚みは0.8mm〜1.0mm程度とすることが望ましい。
なお、この温感接着剤は、ラテックスとアクリル合成樹脂とからなる接着剤と、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体と、水とを容器に加えて撹拌させることで形成することができる。
より具体的には、水分を含む糊状の温感接着剤の総重量に対して、ラテックス73.5%、アクリル合成樹脂6%、遠赤外線放射体(粒径が0.1μm〜10μm程度の貴蛇紋石の粉末)20%、水0.5%の割合で混合し、回転数を1300min−1で容器を回転させて撹拌させることで、水分を含む糊状の温感接着剤を形成することができる。
また乾燥手段を用いて水分を含む糊状の温感接着剤を乾燥させることで、水分が蒸発した半固形状の温感接着剤へと硬化させることができる。
前記温感シート層23bは、遠赤外線を放射するシートで構成される層である。
本実施形態においては、シートとして、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体の粉末を練り込んだ不織布を用いている。より具体的には、ポリエチレン発泡シートに遠赤外線を放射する鉱石の粉末を練り込んだ不織布を用いている。
なお、温感シート層23bの厚みは0.3mm〜0.4mm程度とすることが望ましい。
このような構成からなる温感シート層23bの表面に温感接着剤を塗布し、のばして均一な厚みに整え、その表面に温感シート層23bを貼り付け、更にその表面に温感接着剤を塗布し、のばして均一な厚みに整えることで、中間層23が形成される。
また、この中間層23の上面に表面層21を形成する合成皮革を貼り付けると共に、中間層23の下面に図示しない接着剤を介して裏面層22を形成する半硬ウレタンを貼り付けることで、シート本体2が形成される。
なお、中間層23の下面に半硬ウレタンを貼り付ける接着剤としては、例えば熱可塑性樹脂を主成分とする、いわゆるホットメルト接着剤を用いることができる。
ここで「ホットメルト接着剤」とは、熱可塑性樹脂を主成分とした固形接着剤であり、加熱して融解した状態にして流動性を付与(ホットメルト)した上で塗布し、冷却することで硬化、接着する接着剤のことを意味するものとする。
また本実施形態においては、図1に示すように、シート本体2の左辺2aの中央からシート本体の中心まで、所定幅を有する一本の直線でシート本体2を切り込んでなる直線切り込み部Kを備える構成としてある。
この直線切り込み部Kは、後述するように、型を用いてシート本体2を打ち抜くことで形成することができる。
なお、直線切り込み部Kの幅Eは5mm〜6mm程度とすることが望ましい。
また本実施形態においては、図1(a)に示すように、この直線切り込み部Kを挟んで対向する領域を、太ももを載置させるための右側太もも載置部H1、左側太もも載置部H2として構成してある。
また本実施形態においては、図1に示すように、シート本体2の中心で直線切り込み部Kの内側端部と垂直方向に交差する(直交する)と共に、シート本体2を、切り込み部を備える切り込み部領域Pと、切り込み部を備えることのない非切り込み部領域Qとに二分割する第1の折り畳み線L1を備え、この第1の折り畳み線L1でシート本体2を折り畳み自在とする構成としてある。
更に本実施形態においては、図1に示すように、非切り込み部領域Q内における直線切り込み部Kの延長線上(同一線上)に、シート本体2の中心で第1の折り畳み線L1と垂直方向に交差する(直交する)と共に、非切り込み部領域Qを二分割する第2の折り畳み線L2を備え、この第2の折り畳み線L2でシート本体2を折り畳み自在とする構成としてある。
また本実施形態においては、図1(a)に示すように、第2の折り畳み線L2で二分割される非切り込み部領域Qの二つの領域を、臀部を載置させるための右側臀部載置部D1と、左側臀部載置部D2として構成してある。
また本実施形態においては、第1の折り畳み線L1及び第2の折り畳み線L2を、それぞれシート本体2を貫通する1本の縫い目で形成する構成としてある。
なお、縫い目の間隔、幅、本数等は本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
また本実施形態においては、型を用いてシート本体2を形成した後、接合補強部3及び保持部4を形成する前に、第1の折り畳み線L1及び第2の折り畳み線L2を形成する構成としてある。
しかし、必ずしも折り畳み線L1、L2を縫い目で形成する構成に限るものではなく、クッションシート1を折り畳み自在とできるものであれば、折り畳み線L1、L2の構成は適宜変更可能である。
なお、図1(b)に示すシート本体2の長手方向の長さFは400mm程度とすることが望ましい。またシート本体2の短手方向の長さGは320mm程度とすることが望ましい。
このシート本体2は、既述した表面層21、裏面層22、中間層23をそれぞれ接合させて一枚のシート状部材を形成した後、図1(a)に示す外形を形成することができる型を用いて、一枚のシート状部材を打ち抜くことで形成することができる。
前記接合補強部3は、クッションシート1の外周を構成すると共に、シート本体2を構成する表面層21、裏面層22、中間層23が剥離すること(口開きすること)を防止するためのものである。
本実施形態においては、既述した表面層21と同じく、抗菌加工を施した合成皮革で接合補強部3を形成する構成としてある。
なお、図1に示す接合補強部3の幅Jは6mm〜7mm程度とすることが望ましい。
この接合補強部3は、図1、図2に簡略化して示すように、例えば接合補強部3を形成する合成皮革でシート本体2の外周部分を挟み込み、その状態で合成皮革とシート本体2とを縫い付けることで形成することができる。
前記保持部4は、シート本体2(クッションシート1)を折り畳んだ状態で保持させるためのものである。
本実施形態においては、図1に示すように、クッションシート1の裏面側に保持部4を設ける構成としてある。
より具体的には、左側太もも載置部H2の裏面側の先端寄りで、且つ直線切り込み部Kと直交する方向に、所定幅を有するゴム紐を接合補強部3に重ねてシート本体2に縫い付けることで、保持部4を設ける構成としてある。
なお、図1(b)に示す左側太もも載置部H2の先端から保持部4までの長さMは50mm程度とすることが望ましい。
また図1(b)に示す保持部4を構成するゴム紐の幅Rは15mm程度とすることが望ましい。
また保持部4を構成するゴム紐の厚みは0.35mm〜0.4mm程度とすることが望ましい。
更に接合補強部3、保持部4を含めたクッションシート1の総厚みは5mm〜6mm程度とすることが望ましい。
またクッションシート1の総重量は110グラム〜120グラム程度とすることが望ましい。
また本実施形態においては、クッションシート1を形成した後に、第1の折り畳み線L1及び第2の折り畳み線L2に沿ってクッションシート1を折り畳んだ状態で圧力をかけることで、クッションシート1に折り癖をつける加工を施す構成としてある。
次に図4、図5を参照して、本考案の実施形態に係るクッションシート1の折り畳み方法を説明する。
まず図4(a)、(b)を参照して、第1の折り畳み線L1に沿ってクッションシート1を山折りする。これによってクッションシート1が二つ折り状態となる。
そして図4(b)、(c)を参照して、第2の折り畳み線L2及び直線切り込み部Kに沿ってクッションシート1を山折りする。これによってクッションシート1が四つ折り状態となる。
そして、図4(c)、図5を参照して、保持部4を用いて、折り畳まれた状態(四つ折り状態)のクッションシート1の折り畳み状態を保持させる。
より具体的には、ゴム紐からなる保持部4と左側太もも載置部H2との間に、折り畳まれた状態にある右側太もも載置部H1、右側臀部載置部D1、左側臀部載置部D2を一体的に差し込む。これによって図5に示すように、折り畳まれた状態のクッションシート1の折り畳み状態を保持させることができる。
以上の構成からなるクッションシート1は、以下の効果を奏する。
図3に示すように、イス5等の上にクッションシート1を載置させた状態で人が座ることで、温感接着剤層23a及び温感シート層23bが、人の体温を効率良く吸収し、更に温感接着剤層23a、温感シート層23bのそれぞれに分散された遠赤外線放射体が、受けた熱量を遠赤外線として放射する。
よってクッションシート1を臀部の下に敷いて使用するだけで、温かさを効率良く持続させることができる。
また別部材を付加させることなく、簡易な構成で良好な温感性を実現することができるクッションシート1とすることができる。
従って、スポーツ観戦、アウトドア、屋外コンサート、学校等のさまざまなシーンで電気設備等を使用することなく利用可能で、良好な温感性を持続できるクッションシート1とすることができる。
また温感接着剤層23aと温感シート層23bとを交互に、それぞれ2層積層させる構成とすることで、温感接着剤の塗布面積を効率的に増加させることができる。また温感接着剤層23aと温感シート層23bとを組み合わせることで、良好な温感性を実現することができる。
よって一段と良好な温感性を実現することができるクッションシート1とすることができる。
また温感接着剤層23aを、少なくともラテックスと合成樹脂とを主成分とする接着剤に、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体を分散させてなる半固形状の温感接着剤で形成する構成とすることで、遠赤外線を効率良く放射することができると共に、良好なクッション性を備えたクッションシート1とすることができる。
また温感接着剤層23aの総重量に対するラテックスと合成樹脂と遠赤外線放射体との成分組成を、ラテックス:70%〜80%、合成樹脂:4%〜8%、遠赤外線放射体:15%〜25%とすることで、適度な粘性と良好な遠赤外線放射性とを同時に実現することができる温感接着剤層23aとすることができる。
また温感接着剤層23aに分散される遠赤外線放射体を、蛇紋石、より好ましくは貴蛇紋石とすることで、一段と遠赤外線放射効率を高めることができ、一段と良好な温感性を実現することができるクッションシート1とすることができる。
また蛇紋石(貴蛇紋石の場合も同様)の粒径を0.1μm〜10μm程度とすることで、接着剤層に分散させ易いと共に、多量に含ませることができる。また使用時に変形し難い遠赤外線放射体とすることができ、良好な温感性を持続させることができる。
また直線切り込み部Kを備える構成とすることで、直線切り込み部Kを挟んで対向する領域をそれぞれ独立させて可動させることができる一対の可動片とすることができる。よって図3に示すように、右側太もも載置部H1は、右側の太ももの動きにあわせてイス5等の上に載置させ、左側太もも載置部H2は、左側の太ももの動きにあわせてイス5等の上に載置させることができる。
これにより、左右の太ももに効率良く遠赤外線を放射することができるクッションシート1とすることができる。
また直線切り込み部Kの幅Eを5mm〜6mm程度とすることで、太ももとの接触面積を大きくとることができ、左右の太ももに一段と効率良く遠赤外線を放射することができるクッションシート1とすることができる。従って、一段と良好な温感性を実現することができる。
更に切り込み部を所定幅を有する一本の直線でシート本体2を切り込んでなる直線切り込み部Kとすることで、切り込み部を容易に形成することができる。
またシート本体2を切り込み部領域Pと非切り込み部領域Qとに二分割すると共に、シート本体2を折り畳み自在とする第1の折り畳み線L1を備える構成とすることで、二つ折り自在なクッションシート1とすることができる。よって携帯に便利なクッションシート1とすることができる。
更に非切り込み部領域Qを二分割すると共に、シート本体2を折り畳み自在とする第2の折り畳み線L2を備える構成とすることで、第1の折り畳み線L1とあわさって、四つ折り自在なクッションシート1とすることができる。よって一段と携帯に便利なクッションシート1とすることができる。
またシート本体2を貫通する縫い目で折り畳み線L1、L2を形成する構成とすることで、折り畳み線L1、L2を容易に形成することができ、製造効率の良いクッションシート1とすることができる。また折り畳み容易なクッションシート1とすることができる。
またシート本体2の折り畳み状態を保持可能な保持部4を備える構成とすることで、一段と携帯に便利なクッションシート1とすることができる。
またゴム紐からなる保持部4と左側太もも載置部H2との間に、折り畳まれた状態にある右側太もも載置部H1、右側臀部載置部D1、左側臀部載置部D2を一体的に差し込むだけで、シート本体2の折り畳み状態を保持できる構成とすることで、一段と利便性に富んだクッションシート1とすることができる。
また保持部4を構成するゴム紐の幅Rを15mm程度、厚みを0.35mm〜0.4mm程度とし、更にクッションシート1の裏面側に保持部4を設けることで、使用時に保持部4が邪魔にならず、使用感の良好なクッションシート1とすることができる。
またクッションシート1の外周に接合補強部3を備える構成とすることで、耐久性に優れたクッションシート1とすることができる。
またクッションシート1の総厚みを5mm〜6mm程度とし、総重量を110グラム〜120グラム程度とすることで、一段と携帯に便利なクッションシートすることができる。
また抗菌加工を施した合成皮革で表面層21及び接合補強部3を形成する構成とすることで、メンテナンスが容易なクッションシート1とすることができる。
また半硬ウレタンで裏面層22を形成する構成とすることで、クッション性が良好なクッションシート1とすることができる。
またクッションシート1を形成した後に、第1の折り畳み線L1及び第2の折り畳み線L2に沿ってクッションシート1を折り畳んだ状態で圧力をかけて、クッションシート1に折り癖をつける加工を施す構成とすることで、一段と折り畳み容易なクッションシート1とすることができる。
なお本実施形態においては、温感接着剤層23aを形成する接着剤として、ラテックスとアクリル合成樹脂とからなる接着剤を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、少なくともラテックスと合成樹脂とを主成分とする接着剤であれば適宜変更可能である。
また本実施形態においては、温感接着剤層23aを形成する遠赤外線放射体として、蛇紋石(好ましくは貴蛇紋石)を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、遠赤外線を放射すると共に、接着剤に分散可能なものであれば他のものを用いる構成としてもよい。例えばトルマリン、麦飯石、黒化珪石等の天然の遠赤外線放射体や、セラミック等の人工合成の遠赤外線放射体等を用いることができる。
また本実施形態においては、温感シート層23bを形成する素材として、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体の粉末を練り込んだ不織布、より具体的にはポリエチレン発泡シートに遠赤外線を放射する鉱石の粉末を練り込んだ不織布を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、シート状で、断熱性が良く、遠赤外線を放射するものであれば適宜変更可能である。
また中間層23を形成する温感接着剤層23a、温感シート層23bの層数も本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
またクッションシート1の形状(外形、切り欠き部の形状等)も本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
また保持部4の構成(形状、大きさ、配置位置、材質、数等)も本実施形態のものに限るものではなく、シート本体2(クッションシート1)を折り畳んだ状態で保持できる構成であれば、適宜変更可能である。
またシート本体2(クッションシート1)の折り畳み方も本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
本考案によれば、簡易な構成で良好な温感性を実現することができ、また携帯に便利で、耐久性を備えたクッションシートの提供を実現することができることから、特に屋外ベンチ等の上に載置させて使用するクッションシートの分野における産業上の利用性が高い。
1 クッションシート
2 シート本体
2a 左辺
3 接合補強部
4 保持部
5 イス
21 表面層
22 裏面層
23 中間層
23a 温感接着剤層
23b 温感シート層
D1 右側臀部載置部
D2 左側臀部載置部
E 幅
F 長さ
G 長さ
H1 右側太もも載置部
H2 左側太もも載置部
J 幅
K 直線切り込み部
L1 第1の折り畳み線
L2 第2の折り畳み線
M 長さ
P 切り込み部領域
Q 非切り込み部領域
R 幅

Claims (8)

  1. 臀部の下に敷いて使用するクッションシートであって、シート本体の表面を構成する表面層と、シート本体の裏面を構成する裏面層との間に、遠赤外線を放射する温感接着剤層を備える中間層を有することを特徴とするクッションシート。
  2. 中間層は、一乃至複数の温感接着剤層と、遠赤外線を放射する一乃至複数の温感シート層とを交互に積層してなることを特徴とする請求項1に記載のクッションシート。
  3. シート本体は、略矩形状であり、外周の何れか一辺の中央からシート本体の中心までシート本体を切り込んでなる切り込み部を備えると共に、該切り込み部を挟んで対向する領域を、太ももを載置させるための太もも載置部として構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッションシート。
  4. 切り込み部を、所定幅を有する一本の直線でシート本体を切り込んでなる直線切り込み部として構成し、シート本体の中心で前記直線切り込み部と直交すると共に、シート本体を切り込み部を備える切り込み部領域と切り込み部を備えることのない非切り込み部領域とに二分割する第1の折り畳み線で、シート本体を折り畳み自在としてあることを特徴とする請求項3に記載のクッションシート。
  5. 非切り込み部領域内における、直線切り込み部の延長線上に、シート本体の中心で第1の折り畳み線と直交すると共に、非切り込み部領域を二分割する第2の折り畳み線を備え、該第2の折り畳み線でシート本体を折り畳み自在としてあることを特徴とする請求項4に記載のクッションシート。
  6. 折り畳み線を、シート本体を貫通する縫い目で構成してあることを特徴とする請求項4又は5に記載のクッションシート。
  7. 第1の折り畳み線又は/及び第2の折り畳み線に沿ってシート本体を折り畳んだ状態を保持可能な保持部を備えていることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載のクッションシート。
  8. シート本体の外周に、表面層と、裏面層と、中間層とのそれぞれの接合を補強するための接合補強部を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のクッションシート。
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