JP3182830B2 - 内視鏡の流体供給用コネクタ - Google Patents

内視鏡の流体供給用コネクタ

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JP3182830B2 JP01941392A JP1941392A JP3182830B2 JP 3182830 B2 JP3182830 B2 JP 3182830B2 JP 01941392 A JP01941392 A JP 01941392A JP 1941392 A JP1941392 A JP 1941392A JP 3182830 B2 JP3182830 B2 JP 3182830B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の観察窓の洗浄
等を行うために用いられる洗浄液及び加圧エアからなる
流体を供給するために用いられる内視鏡の流体供給用コ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡には、体腔等の内部に挿入される
挿入部の先端に観察窓が設けられ、この観察窓を介して
体腔内を観察することができるが、この観察窓は体液等
が付着して汚れることから、観察窓の洗浄機構を備えて
いる。この観察窓の洗浄機構としては、観察窓に向けた
噴射ノズルを有し、この噴射ノズルから洗浄液または加
圧エアを噴出させるようになされている。従って、まず
洗浄液を噴出させて、観察窓に付着した汚れを洗い流
し、次いでこの観察窓に付着する液を加圧エアの力で吹
き飛ばすことによって、観察窓を清浄化して観察視野を
良好に保つことができる。この洗浄液及び加圧エアの供
給機構は、洗浄液タンクと加圧エア源としてのエアポン
プとを有し、エアポンプから供給される加圧エアによっ
て洗浄液タンクを加圧することにより洗浄液の供給が行
われる。即ち、加圧エアは観察窓に供給される以外に
も、洗浄液タンクから洗浄液を圧送する機能も果たすよ
うになっている。また、噴射ノズルは1個しか設けられ
ておらず、従って観察窓に向けては洗浄液または加圧エ
アのいずれかが選択的に供給される。
【0003】このために、エアポンプからのエア流路は
挿入部の先端近傍で洗浄液タンクからの液流路と合流さ
せるようになし、またこのエア流路は洗浄液タンクにも
通じている。そして、洗浄液及び加圧エアからなる流体
の供給を制御するために、内視鏡の本体操作部には送気
送液バルブが設けられている。この送気送液バルブを手
指で操作することによって、エアポンプからの加圧エア
を大気に開放する非作動状態と、エアポンプからの加圧
エアを噴射ノズルに供給する送気状態と、エアポンプか
らの加圧エアにより洗浄液タンクの内部を加圧して、洗
浄液を噴射ノズルに供給する送液状態との3つの状態に
切り換えを行える構成となっている。ここで、洗浄液タ
ンクは内視鏡に対して着脱可能となっており、このため
に内視鏡の光源装置に接続されるライトガイド軟性部の
先端に形成されているコネクタ部に流体供給用コネクタ
を設けて、この流体供給用コネクタに洗浄液タンクから
の配管が接続される。また、エアポンプもこの流体供給
用コネクタに着脱可能に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、洗浄液を供
給した後には、液通路内に洗浄液が残存する。そこで、
流体供給用コネクタから配管を取り外すと、この液通路
の残存液が溢出するおそれがある。また、使用後にはこ
の液通路内の残存液を除去しなければならず、このため
にエアポンプから加圧エアを液通路内に送り込むことに
より残存液を除去できる。ここで、従来技術のものにあ
っては、配管を取り外した状態ではエア通路及び液通路
は、その端部がそれぞれ独立に開口していることから、
そのままの状態では、残存液の溢出及びその強制排出を
行うことができず、従って手指によりエア通路と液通路
とを連通させ、かつ外部に残存液及び加圧エアが漏れな
いように保持しなければならない。しかも、加圧エアを
供給して残存液を除去するためには、送気送液バルブを
加圧エアを大気から遮断した送気状態となるように操作
しなければならず、この操作を1人で行うのは極めて困
難である等といった不都合がある。
【0005】本発明は以上のような従来技術の欠点や問
題点を解決するためになされたものであって、その目的
とするところは、簡単な操作により流体供給用コネクタ
から配管を取り外した時に、液通路内の残存液が溢出し
ないように保持し、かつ送気送液バルブを操作すること
によって、この残存液を確実に排出できるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、コネクタ本体のエア流路と液流路との
洗浄液タンクの配管への接続部に、この配管が接続され
ていない状態では、両流路の先端開口部を閉鎖すると共
に、両流路を連通させ、配管を接続したときには、両流
路間の連通を遮断し、かつ両流路の先端開口部を開放
る弁機構を設け、また配管には洗浄液タンクに通じる洗
浄液を流通させる液連通路を設け、この液連通路は可動
押動杆により開閉可能なものとなし、この可動押動杆
は、コネクタ本体と接続しない状態では、液連通路を閉
鎖し、コネクタ本体と接続した時に、弁機構を押動して
液流路とエア流路との連通を遮断し、かつ液流路の先端
開口部を開放すると共に、この液連通路をコネクタ本体
の液流路と連通させるように変位する構成としたことを
その特徴とするものである。
【0007】
【作用】流体供給用コネクタのコネクタ本体を洗浄液タ
ンクの配管に接続すると、液流路及びエア流路の先端開
口部が開放されて、配管側の液通路及びエア通路にそれ
ぞれ連通する。従って、このエア流路から配管のエア通
路を介して洗浄液タンク内に加圧エアが供給されて、液
面が加圧されることになって、洗浄液が配管の液通路か
らコネクタ側の液通路に流れ込む。また、コネクタ本体
を洗浄液タンクからの配管から取り外すと、液流路及び
エア流路の先端開口部が閉鎖され、これと同時に両流路
が連通する状態に弁機構が切り換わるので、液流路内に
残存する液が溢出するおそれはない。しかも、エア流路
に加圧エアを供給すれば、液流路内の残存液はこの加圧
エアの力によって速やかに外部に排出される。そして、
コネクタ本体から取り外された配管側の液連通路も閉鎖
されるので、洗浄液タンク側からの洗浄液の流出も防止
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1に内視鏡の流体供給機構の構成
を示す。同図において、1は内視鏡を示し、この内視鏡
1は本体操作部1aに、体腔等の内部に挿入される挿入
部1b及び光源装置(図示せず)に接続されるライトガ
イド軟性部1cとから大略構成される。挿入部1bの先
端には対物レンズを備えた観察窓2が設けられており、
この対物レンズの結像位置には固体撮像素子やイメージ
ガイドの入射端等が臨んでいる。
【0009】観察窓2の洗浄を行うために、観察窓2に
向けて噴射ノズル3が設けられており、この噴射ノズル
3には流体流路4が接続されている。この流体流路4は
途中で液流路5とエア流路6とに分岐している。液流路
5及びエア流路6は、挿入部1bから本体操作部1aを
通り、ライトガイド軟性部1cにおける光源装置への接
続用の光源コネクタ1dに付設した流体供給用コネクタ
7まで延在されている。この流体供給用コネクタ7に
は、洗浄液タンク8からの配管9が接続されると共に、
加圧エア源としてのエアポンプ10も接続される。ここ
で、エアポンプ10から供給される加圧エアは、エア流
路6を通って噴射ノズル3から噴射されるだけでなく、
洗浄液タンク8を加圧して、この洗浄液タンク8から洗
浄液を液流路5に圧送するためにも利用される。また、
エアポンプ10は常時作動している。従って、エアポン
プ10から供給される加圧エアは、大気に開放すること
によってエアポンプ10を無負荷状態にする非作動状態
と、洗浄液タンク8を加圧して洗浄液を噴射ノズル3に
圧送する洗浄液供給状態と、噴射ノズル3に供給するエ
ア供給状態との3つの状態に切り換えられる。この切り
換えを内視鏡1を操作する手の指で行うために、本体操
作部1aには、送気送液バルブ11が設けられ、この送
気送液バルブ11を操作することによって、前述した3
つの状態に切り換えることができる。
【0010】次に、図2及び図3に流体供給用コネクタ
7と洗浄液タンク8からの配管9との接続部の構造を示
す。図2は両者を連結した状態、図3は分離した状態の
図である。
【0011】配管9は2重管となっており、内管部9a
には洗浄液が流通し、また外管部9bには加圧エアが流
れ、内管部9aは洗浄液タンク8の液面下に臨み、外管
部9bは液面より上方位置に開口している。この配管9
の端部には、流体供給用コネクタ7に着脱可能に連結さ
れる連結機構部12が連設されている。この連結機構部
12は、流体供給用コネクタ7を着脱可能に連結させる
ためのカップリングリング13と、このカップリングリ
ング13内に装着した通路形成体14とを有し、通路形
成体14は配管9の端部に螺挿され、またカップリング
リング13はビス15により配管9の先端部に固定され
ている。
【0012】一方、流体供給用コネクタ7は、ライトガ
イド軟性部1cにおける光源コネクタ1dの側面に突設
したコネクタ本体16を有し、このコネクタ本体16の
側部にはエアポンプ10からのエア供給管17を備えて
いる(図1参照)。また、カップリングリング13には
バヨネット溝18が設けられており、このバヨネット溝
18に係合するピン20がコネクタ本体16の側面に突
設されている。図2に示したように、コネクタ本体16
に配管9側の連結機構部12を接続したときには、液流
路5は内管部9aと、またエア流路6は外管部9bと連
通するようになっており、また図3に示したように、連
結機構部12をコネクタ本体16から取り外したときに
は、液流路5及びエア流路6の端部が閉塞され、かつこ
れら液流路5とエア流路6との間が連通する。このため
に、コネクタ本体16における液流路5及びエア流路6
の開口端部はそれぞれ弁室21,22となっており、こ
れら弁室21,22内には弁体23,24が装着されて
いる。一方、連結機構部12側には弁室21,22に通
じる液連通路25,エア連通路26が穿設され、液連通
路25は配管9の内管部9aと、またエア連通路26は
外管部9bとそれぞれ連通する。液連通路25は通路形
成体14の中央に設けられ、コネクタ本体16の液流路
5に通じる弁室21もその中央部に設けられているか
ら、接続時には確実に両者の軸線を一致させることがで
きるが、エア連通路26及びエア流路6に通じる弁室2
2はそれぞれ中心部から偏寄した位置に設けられている
ので、接続時に確実に両者の軸線が一致するとは限らな
い。このために、エア連通路26におけるコネクタ本体
16への接続側に円環状溝26aを形成することによっ
て、両者が確実に連通するように構成されている。
【0013】27はコネクタ本体16の端面部分に接着
等の手段で固着して設けた弁座として機能する弾性シー
ト、28,29は連結機構部12に設けた押動杆であ
る。弾性シート27には弁室21に通じる透孔27a及
び弁室22に通じる27bが穿設されている。弁体2
3,24にはばね30,31が作用しており、連結機構
部12が流体供給用コネクタ7から分離している状態で
は、このばね30,31の付勢力によって、弁体23,
24は弾性シート27に当接して、液流路5に通じる弁
室21及びエア流路6に通じる弁室22の端部は閉塞し
た着座状態に保持される。また、連結機構部12を流体
供給用コネクタ7に接続すると、押動杆28,29によ
って弁体23,24がばね30,31に抗する方向に押
動されて、弁室21,22はそれぞれ弾性シート27に
設けた透孔27a,27bを介して液連通路25,エア
連通路26と連通する離座状態に切り換わる。
【0014】弁室21,22間は連通路32によって連
通している。また、弁体23,24には液流路5,エア
流路6に通じる第1の連通孔33,34と、第2の連通
孔35,36とが設けられ、かつ弁体23,24には、
弁室21,22における第1,第2の連通孔33,35
と34,36とが開口する部位を区画形成するシール部
材37,38が装着されている。従って、図3に示した
ように、弁体23,24の着座状態では、第1の連通孔
33,35及び連通路32を介して弁室21,22間が
連通し、弁室21,22の端部は閉塞される。また、図
2に示した離座状態では、シール部材37,38が連通
路32を塞いで、弁室21,22間の連通が遮断され、
第2の連通孔34,36によって液流路5と液連通路2
5との間、及びエア流路6とエア連通路26との間が連
通する状態となる。
【0015】押動杆28,29は、図2及び図3から明
らかなように、その外径が液流路5及びエア流路6の先
端開口部を構成する透孔27a,27bの開口径より小
さいものとなっている。これらのうち、弁体24を押動
する押動杆29は通路形成体14に固定的に設けた固定
押動杆であり、弁体23を押動する押動杆28は通路形
成体14に沿って摺動可能な可動押動杆である。押動杆
28は洗浄液タンク8と液連通路25とを連通・遮断す
る機能を有するものであり、連結機構部12を流体供給
用コネクタ7から分離している状態では、押動杆28に
作用する復帰ばね39の力により所定量突出して、シー
ル部材40によって液連通路25の端部が閉塞される。
また、流体供給用コネクタ7と接続して、弁体23を所
定位置まで摺動変位させたときに、この復帰ばね39が
撓んで、押動杆28を囲繞するように設けた筒体41に
穿設した通路42を介して弁室21と液連通路25とが
連通する。この連通時に洗浄液が復帰ばね39を貫通し
て流れる構成とすると、その流通が円滑に行われなくな
るので、これを避けるために、押動杆28には、復帰ば
ね39の内外を結ぶバイパス通路43が穿設されてい
る。
【0016】而して、内視鏡1を使用して、その挿入部
1bを患者の体内等に挿入する際には、流体供給用コネ
クタ7に洗浄液タンク8からの配管9の先端に設けた連
結機構部12を流体供給用コネクタ7のコネクタ本体1
6に接続し、またエアポンプ10からのエア供給管17
と接続する。これによって、エアポンプ10から供給さ
れる加圧エアはエア流路6内に供給される。また、連結
機構部12のコネクタ本体16への接続により弁室2
1,22内に設けた弁体23,24は押動杆28,29
に押動されて、弾性シート27から離座する。この結
果、内視鏡1側の液流路5は、弁体21における第2の
連通路35,弁室21及び透孔27aを介して連結機構
部12における通路形成体14と連通する。また、押動
杆28は、弁体21を所定の位置まで押動すると、復帰
ばね39に抗して通路形成体14内に退入する方向に変
位することから、通路42及びバイパス通路43からな
る流路が開かれて、洗浄液タンク8内の洗浄液は配管9
の内管部9a及び通路形成体14の液連通路25を介し
て液流路5に供給可能な状態となる。一方、エア流路6
も、弁体22に設けた第2の連通路36,弁室22及び
透孔27bを介してエア連通路26と連通する。このエ
ア連通路26は常時配管9の外管部9bと連通している
ので、エアポンプ10からの加圧エアを洗浄液タンク8
に供給して、この洗浄液タンク8の液面を加圧すること
ができる。また、このときには、両弁室21,22間の
連通路32は弁体23,24に装着したシール部材3
7,38により遮断されている。
【0017】送気送液バルブ11を操作しないときに
は、エアポンプ10から供給される加圧エアは大気に開
放されて、エアポンプ10を無負荷状態にする非作動状
態となる。観察窓2が体液等で汚れたときには、送気送
液バルブ11を操作して、洗浄液供給状態に切り換え
る。これにより、液流路5は流体流路4から噴射ノズル
3と連通し、またエア流路6は送気送液バルブ11の位
置で噴射ノズル3とも大気とも遮断される。この結果、
エアポンプ10から供給される加圧エアは洗浄液タンク
8内に導かれて、この洗浄液タンク8の液面が加圧さ
れ、洗浄液が液流路5に圧送されて、噴射ノズル3から
観察窓2に向けて噴射される。洗浄液の噴射によって、
観察窓2に付着した汚れが除去されると、送気送液バル
ブ11をエア供給状態に切り換える。これによって、エ
ア流路6は大気とは遮断されたまま、噴射ノズル3に連
通し、また液流路5と噴射ノズル3との連通が断たれ
る。この結果、加圧エアは噴射ノズル3から観察窓2に
向けて噴射されて、観察窓2に付着する液滴が除去され
る。これによって、観察窓2による観察視野が良好な状
態に保持される。なお、洗浄液は観察窓2の洗浄以外に
も、例えば体腔内を洗浄するため等としても用いられ、
また加圧エアは体腔内を膨張させるためにも利用される
ことがある。
【0018】内視鏡1の使用が終了した後には、少なく
とも液流路5,弁室21,液連通路25及び配管9の内
管部9aには洗浄液が残存している。従って、流体供給
用コネクタ7から連結機構部12を取り外したときに、
この残存液がみだりに溢出しないようにしなければなら
ない。また、この残存液は、それを排出しようとすると
きには、容易に、しかも確実かつ完全に排出できなけれ
ばならない。
【0019】ここで、洗浄液タンクからの配管9に設
けた連結機構部12を流体供給用コネクタ7から取り外
すと、弁体21,22がばね30,31の作用によって
弾性シート27に着座して、液流路5及びエア流路6に
通じる弁室21,22が閉塞される。従って、液流路5
から残存液が漏れるおそれはない。なお、この状態で
は、連通路32を介して弁室21,22間が連通する
が、エアポンプ10を作動させておけば、液流路5内の
残存液がエア流路6側に流入することはない。また、こ
れと同時に押動杆28が復帰ばね39の付勢力により突
出して、この押動杆28に装着したシール部材40によ
って液連通路25が遮断されることから、たとえ連結機
構部12を洗浄液タンク8の液面より下方に置いたとし
ても、洗浄液タンク8から外部に洗浄液が溢出するおそ
れもない。
【0020】そして、液流路5内の残存液を排出するに
は、エアポンプ10を作動させたまま、送気送液バルブ
11を操作して洗浄液供給状態に切り換える。これによ
って、エアポンプ10から供給される加圧エアがエア流
路6から弁室22,連通路32及び弁室21を順次介し
て液流路5内に送り込まれ、この加圧エアの圧力によっ
て液流路5内の残存液は極めて容易かつ迅速に、しかも
確実に噴射ノズル3から外部に排出される。特に、この
流体供給用コネクタ7の部分を多少持ち上げた状態にす
れば、残存液はより円滑に、しかも完全に排出される。
なお、前述した実施例では、弁機構を構成する弁体は連
結機構部側に設けた押動杆によって弁室内を摺動させる
ように構成したものを示したが、例えば電磁弁等を用
い、連結機構部が接続されたときに、これを検知して弁
体を切り換えるようにすることもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、噴
射ノズルに洗浄液を供給した後において、コネクタ本体
と配管とを分離した時に、可動押動杆が変位することに
より、噴射ノズルからコネクタ本体までの間に残存して
いる洗浄液が溢出することがなく、しかもエア流路に加
圧エアを供給すれば、確実に残存液を排出でき、かつ洗
浄液タンク側から配管の液連通路を介して洗浄液が溢出
するおそれもない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の流体供給機構の構成説明図である。
【図2】流体供給用コネクタと配管の連結機構部との連
結状態を示す断面図である。
【図3】流体供給用コネクタと配管の連結機構部との間
を分離した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 観察窓 3 噴射ノズル 4 流体流路 5 液流路 6 エア流路 7 流体供給用コネクタ 8 洗浄液タンク 9 配管 10 エアポンプ 11 送気送液バルブ 12 連結機構部 16 コネクタ本体 17 配管接続部 21,22 弁室 23,24 弁体 25 液連通路 26 エア連通路 27 弾性シート 28,29 押動杆 32 連通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の送気送水を行うために、内視鏡
    における光源装置に接続されるユニバーサルコードの光
    源コネクタ部に設けた流体供給用のコネクタ本体に加圧
    エア源に接続したエア流路と、洗浄液を供給する液流路
    とを設け、このコネクタ本体に洗浄液タンクからの配管
    を接続して、洗浄液タンク内に加圧エアを供給し、この
    洗浄液タンクの液面を加圧して、液流路に洗浄液を圧送
    するものにおいて、 前記コネクタ本体のエア流路と液流路との洗浄液タンク
    の配管への接続部に、この配管が接続されていない状態
    では、両流路の先端開口部を閉鎖すると共に、両流路を
    連通させ、配管を接続したときには、両流路間の連通を
    遮断し、かつ両流路の先端開口部を開放する弁機構を設
    け、 また前記配管には前記洗浄液タンクに通じる洗浄液を流
    通させる液連通路を設け、この液連通路は可動押動杆に
    より開閉可能なものとなし、この可動押動杆は、前記コ
    ネクタ本体と接続しない状態では、前記液連通路を閉鎖
    し、コネクタ本体と接続した時に、前記弁機構を押動し
    て前記液流路とエア流路との連通を遮断し、かつ前記液
    流路の先端開口部を開放すると共に、この液連通路を前
    記コネクタ本体の液流路と連通させるように変位する
    成としたことを特徴とする内視鏡の流体供給用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記弁機構は、前記エア流路及び液流路
    の先端開口部を閉鎖する方向にばねで付勢された2つの
    弁体で構成され、また前記配管側には、前記液連通路を
    開閉する方向にばねで付勢された前記可動押動杆と、固
    定的に設けた固定押動杆とを設け、前記コネクタ本体と
    前記配管とを接続した時には、これら両押動杆により前
    記2つの弁体が前記各先端開口部を開放するように変位
    させ、また前記可動押動杆は、前記弁体に作用するばね
    を撓めると共に、このようにして撓められたばねの付勢
    力により前記液連通路を開放する位置まで変位するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の内視鏡の流
    体供給用コネクタ。
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