JP3182806B2 - バージョンアップ方法 - Google Patents

バージョンアップ方法

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JP3182806B2
JP3182806B2 JP24110091A JP24110091A JP3182806B2 JP 3182806 B2 JP3182806 B2 JP 3182806B2 JP 24110091 A JP24110091 A JP 24110091A JP 24110091 A JP24110091 A JP 24110091A JP 3182806 B2 JP3182806 B2 JP 3182806B2
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増幸 竹内
洋 藤瀬
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/161Computing infrastructure, e.g. computer clusters, blade chassis or hardware partitioning

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサを接
続してネットワークを構成したマルチプロセッサシステ
ムなどにおけるバージョンアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のプロセッサを接続してネッ
トワークをなすマルチプロセッサ構成のコンピュータシ
ステムにおいて、そのシステム内のソフトウェアあるい
はハードウェアのバージョンアップを行なうことはしば
しば行なわれている。このバージョンアップの際には、
たとえそのバージョンアップがシステム内の一部のプロ
セッサに係るバージョンアップであったとしても、シス
テム全体を停止してバージョンアップ作業を行う方法が
普通であった。また、シングルプロセッサ構成のコンピ
ュータシステムでは、システム全体を停止してバージョ
ンアップを行なうしかなかった。
【0003】またマルチプロセッサ構成のコンピュータ
システムでは、システム全体を停止しないにしても、バ
ージョンアップを行いたいプロセッサと何らかの関係を
持つプロセッサが存在する場合には、その関係を持つプ
ロセッサに対し一部の機能の停止の要求を出さねばなら
なかった。例えばネットワークを介してプロセス間通信
やファイルアクセスを行っている場合に、それらの処理
に関連するプロセッサのうちの1つのバージョンアップ
を行いたいときは、バージョンアップを行なうプロセッ
サ以外のプロセッサに対しても一部の機能の停止の要求
を出さなければならない。
【0004】また、特にハードウェアのバージョンアッ
プおよびオペレーティングシステムのバージョンアップ
のときは、バージョンアップを行うプロセッサ内で動作
しているプロセスは停止しなければならず、使用されて
いるファイルは使用できなくなってしまう。
【0005】結局どの場合でも、バージョンアップを行
なう際には、システム内の資源の全部または一部の使用
を限定してバージョンアップ作業を行なっているのが実
情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、シ
ステム内の資源の全部または一部の使用を限定してバー
ジョンアップを行なっているので、コンピュータシステ
ムのユーザは自分の業務を一旦しかもかなり長い間停止
させられることになる。すなわち上記従来技術では、バ
ージョンアップ作業中でのシステム内の資源の効率的利
用に関して配慮がなされていなかった。また、ユーザの
コンピュータ上での業務の続行という点でも配慮がなさ
れていなかった。したがって、バージョンアップ作業中
のユーザ業務が制限され、または許されないという問題
があった。
【0007】バージョンアップ作業は、このようにユー
ザ業務を制限してまたは停止して行われるか、またはユ
ーザが使用していないとき、例えば夜間または休日など
に行われている。これは、バージョンアップを行う特権
者例えばシステム管理者にとっても業務を行うユーザに
とっても不便であり、システムの資源有効利用という点
で非常に効率が悪い。
【0008】さらに、24時間停止することなく稼動す
ることを要求されているシステムにおいては、上記従来
のバージョンアップ方法ではシステムダウンに等しく望
ましくない。
【0009】本発明の目的は、上記事情に鑑み、複数の
プロセッサが接続されてネットワークをなすコンピュー
タシステムあるいはシングルプロセッサ構成のコンピュ
ータシステムにおいて、そのシステム内のソフトウェア
やハードウェアのバージョンアップを行なう際に、シス
テム内資源の効率的利用を図り、ユーザがコンピュータ
業務を続行しながらシステムのバージョンアップを行う
ことを可能とするバージョンアップ方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数のプロセッサが接続されたマルチプ
ロセッサシステム内のソフトウェアあるいはハードウェ
アをバージョンアップするバージョンアップ方法におい
て、バージョンアップを必要とするプロセッサが、まず
自己が管理している資源を調査して移動または複写が必
要な資源を決定し、またそのバージョンアップを必要と
するプロセッサが上記資源の移動または複写先のプロセ
ッサを決定し、さらに上記バージョンアップが必要なプ
ロセッサと移動または複写先プロセッサにより連携して
資源を移動または複写して、その後バージョンアップを
必要とするプロセッサにおけるバージョンアップを実行
するようにしている。
【0011】また、伝送路を有するシングルプロセッサ
構成のコンピュータシステムにおいて、新規にプロセッ
サを接続し上記のように資源の移動または複写を行なっ
て、バージョンアップを実行するようにしている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、複数のプロセッサが接続さ
れたコンピュータシステムにおいて、ソフトウェアやハ
ードウェアのバージョンアップを行なうときに、バージ
ョンアップの必要なプロセッサに係る資源はシステム内
の他のプロセッサに移動または複写される。また、シン
グルプロセッサのシステムでも新規に接続されたプロセ
ッサに資源が移動または複写される。したがって、シス
テム内資源の有効利用を図ることができる。すなわち、
ユーザは他のプロセッサに移動または複写された資源を
用いながらコンピュータ業務を続行することができる。
また、それと並行してシステムのバージョンアップを行
うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を用いて
詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係るバージョンアップ方
法が適用されるマルチプロセッサシステムの一例を示す
ものである。同図において、プロセッサ1,2,…,n
は、伝送路10を介して相互接続されており互いにデー
タを授受しあう。各プロセッサ1,2,…,nは、それ
ぞれ外部記憶装置110,210,…,n10および端
末装置109,209,…,n09を有する。
【0015】図2は、図1のマルチプロセッサシステム
におけるプロセッサ1内のモジュール構成図を示す。図
1の他のプロセッサ2,…,nも同様のモジュール構成
を有するので、ここでは図2を参照してプロセッサ1に
ついて説明する。
【0016】図2において、通信制御モジュール101
は、伝送路10との送受信を実現する処理を行なうモジ
ュールである。ファイルサーバモジュール102、ファ
イルクライアントモジュール103、対話サーバモジュ
ール104、対話クライアントモジュール105、資源
管理クライアントモジュール106、および資源管理サ
ーバモジュール107は、通信制御モジュール101を
通して伝送路10とのインタフェースをとる。すなわ
ち、これらのモジュール102〜107は、通信制御モ
ジュール101を通して伝送路10に対する送受信を実
現する。
【0017】ファイルクライアントモジュール103
は、アプリケーションプログラム112とのインタフェ
ースをとるモジュールである。すなわち、ファイルクラ
イアントモジュール103は、アプリケーションプログ
ラム112からのファイルアクセス要求を受け付け、通
信制御モジュール101経由で伝送路10にファイルア
クセス依頼データを送出する。また、通信制御モジュー
ル101が伝送路10より受信したファイルアクセス結
果データをアプリケーションプログラム112に渡す。
【0018】ファイルサーバモジュール102は、通信
制御モジュール101経由で伝送路10からファイルア
クセス依頼データを受信する。そして、そのファイルア
クセス依頼データに基づき、接続されている外部記憶装
置110のファイルアクセス処理を実行する。また、フ
ァイルアクセス結果を表すファイルアクセス結果データ
を、通信制御モジュール101経由で伝送路10に送出
する。
【0019】対話クライアントモジュール105は、端
末109とのインタフェースをとるモジュールである。
すなわち、対話クライアントモジュール105は、通信
制御モジュール101経由で、端末109からの入力デ
ータを端末入力データとして伝送路10に送出する。ま
た、通信管理モジュール101が伝送路10より受信し
た端末出力データを端末109に出力する。さらに、こ
のモジュール105は、対話モニタプログラム108か
らのアプリケーションプログラム起動依頼に基づき、こ
の依頼を起動依頼データとして通信制御モジュール10
1経由で伝送路10に送出する。
【0020】対話サーバモジュール104は、アプリケ
ーションプログラム112とのインタフェースをとるモ
ジュールである。すなわち、対話サーバモジュール10
4は、通信制御モジュール101経由で端末への出力デ
ータを端末出力データとして伝送路10に送出する。ま
た、通信管理モジュール101が伝送路10より受信し
た端末入力データをアプリケーションプログラム112
に渡す。さらに、このモジュール104は、通信制御モ
ジュール101経由で入力した起動依頼データを受けて
アプリケーションプログラムを起動する。
【0021】資源管理クライアントモジュール106お
よび資源管理サーバモジュール107は、対話モニタプ
ログラム108からの資源複写または資源移動依頼に基
づき、プロセス、ファイルおよび対話権利の複写または
移動を行う。対話モニタプログラム108は、ユーザが
セッションを開始する際、そのプロセッサのオペレーテ
ィングシステムにより起動され、以後、ユーザのキーイ
ンコマンドを解析し処理する。
【0022】図1では、プロセッサ1およびプロセッサ
2中で同一のユーザが2つの同一アプリケーションプロ
グラムa(112,212)を多重化して使って業務を
行なっている。また、外部記憶装置110,210に
は、同一内容のファイルA(111,211)が多重化
して格納されている。このような多重化方式は、例えば
特開平2−193249号および特開平3−92942
に詳細に示されている。次に、図1のようにアプリケー
ションプログラムおよびファイルが2重化されている場
合を例にとって、アプリケーションプログラムの起動と
システム内プロセッサのバージョンアップを説明する。
なお、多重度は2重に限ることなく何重でも同様の方法
が用いられる。
【0023】図1および図2を参照して、いまユーザが
端末109からアプリケーションプログラムaの起動を
指示したとする。対話モニタプログラム108は、端末
109からのこの指示を解析し、対話クライアントモジ
ュール105に対しアプリケーションプログラムaの起
動を依頼する。さらに、対話モニタプログラム108
は、端末109との入出力権利を対話クライアントモジ
ュール105に譲渡する。それを受けた対話クライアン
トモジュール105は、その依頼を起動依頼データとし
て通信制御モジュール101に渡す。通信制御モジュー
ル101は、この起動依頼データを伝送路10に送出す
る。
【0024】この起動依頼データは、まず通信制御モジ
ュール101を介してプロセッサ1内の対話サーバモジ
ュール104に渡される。また、伝送路10を介して、
プロセッサ2内の対話サーバモジュールにも渡される。
ここで、アプリケーションプログラムaは、プロセッサ
1およびプロセッサ2だけで起動されることになってい
るものとする。このようにアプリケーションプログラム
aが起動されることは、ユーザが起動コマンド入力時に
指定しても良いし予め決定しておいても良い。プロセッ
サ1,2内のそれぞれの対話サーバモジュールは、アプ
リケーションプログラムa112,a212を非同期に
起動する。なお、アプリケーションプログラムa112
はプロセッサ1で起動されたアプリケーションプログラ
ムaを示し、アプリケーションプログラムa212はプ
ロセッサ2で起動されたアプリケーションプログラムa
を示すものとする。
【0025】アプリケーションプログラムa112から
端末へ出力するとき、まずアプリケーションプログラム
a112は端末への出力データを対話サーバモジュール
104に出力する。対話サーバモジュール104は、通
信制御モジュール101を介して、この出力データを対
話クライアントモジュール105に渡す。同時に通信制
御モジュール101はこの出力データを伝送路10にも
送出する。同様に、アプリケーションプログラムa21
2から端末へ出力される出力データも、プロセッサ2内
の対話サーバモジュールおよび通信制御モジュールを介
して、伝送路10に送出される。このプロセッサ2から
の出力データは、プロセッサ1の通信制御モジュール1
01を介して対話クライアントモジュール105に入力
する。対話クライアントモジュール105は2つの出力
データを整合化し、端末109に出力する。整合化と
は、複数のデータから1つのデータを選択することであ
る。端末109からの入力データは、対話クライアント
モジュール105を介して、同様にアプリケーションプ
ログラムa112およびa212に渡る。
【0026】アプリケーションプログラムa112のフ
ァイルAへのアクセス要求は、まずファイルクライアン
トモジュール103により受け付けられる。それを受け
たファイルクライアントモジュール103は、その依頼
をファイルアクセス依頼データとして通信制御モジュー
ル101に渡す。通信制御モジュール101は、このフ
ァイルアクセス依頼データを伝送路10に送出する。
【0027】このファイルアクセス依頼データは、まず
通信制御モジュール101を介してプロセッサ1内のフ
ァイルサーバモジュール102に渡される。また、伝送
路10を介して、プロセッサ2内のファイルサーバモジ
ュールにも渡される。同様に、多重化されたアプリケー
ションプログラムa212のファイルAへのアクセス要
求も、ファイルアクセス依頼データとしてプロセッサ
1,2内のファイルサーバモジュールにそれぞれ渡され
る。プロセッサ1,2のファイルサーバモジュールは各
々2つの依頼データの整合化を行い、依頼データに基づ
きそれぞれのファイルA111およびA211を非同期
にアクセスする。なお、ファイルA111はプロセッサ
1の外部記憶装置110内にあるファイルAを示し、フ
ァイルA211はプロセッサ2の外部記憶装置210内
にあるファイルAを示すものとする。
【0028】プロセッサ1,2の各ファイルサーバモジ
ュールは、アクセス結果をファイルアクセス結果データ
として、それぞれの通信制御モジュールに送出する。各
通信制御モジュール例えばプロセッサ1内の通信制御モ
ジュール101は、そのファイルアクセス結果データを
ファイルクライアントモジュール103に渡すととも
に、伝送路10およびプロセッサ2内の通信制御モジュ
ールを介してプロセッサ2内のファイルクライアントモ
ジュールにも渡す。プロセッサ2のファイルサーバモジ
ュールから送出されたファイルアクセス結果データも同
様にしてプロセッサ1,2のファイルクライアントモジ
ュールに渡される。プロセッサ1,2のファイルクライ
アントモジュールでは、それぞれ2つのファイルアクセ
ス結果データの整合化を行い、その結果をアプリケーシ
ョンプログラムaに渡す。
【0029】このように、ユーザが端末109から、プ
ロセス(ここでプロセスとは、プログラムカウンタ、レ
ジスタ、および変数の現在値を含む実行中のプログラム
を指すものとする)多重およびファイル多重で業務を行
っている最中に、例えばプロセッサ1のソフトウェアま
たはハードウェアの交換(バージョンアップ)を行いた
いとする。
【0030】以下、このようなバージョンアップにつき
図3のフローチャートを参照して説明する。
【0031】まず、バージョンアップを行なうに際して
プロセッサ1が管理する資源の調査を行う(ステップ3
01)。具体的には、まずあるプロセッサの端末からプ
ロセッサ1に対するバージョンアップコマンドを入力す
る。このコマンドは、システム内のどのプロセッサから
でも実行できる。またこのコマンドは、特権者ユーザし
か使用できない。いま、プロセッサ1の端末から、プロ
セッサ1に対するバージョンアップコマンドが入力され
たとする。それを解析した対話モニタプログラム108
は、資源管理クライアントモジュール106に管理資源
調査依頼を出す。これを受けて資源管理クライアントモ
ジュール106は、この依頼をバージョンアップを要求
されたプロセッサであるプロセッサ1の資源管理クライ
アントモジュール106に通信制御モジュール101経
由で譲渡する。ここでは、譲渡する方およびされる方の
資源管理クライアントモジュールが同じモジュール10
6であるため実際には譲渡する必要はない。もし、他の
プロセッサの端末からプロセッサ1に対するバージョン
アップコマンドが入力された場合は、それぞれのプロセ
ッサの通信制御モジュールおよび伝送路10を経由して
管理資源調査依頼がプロセッサ1の資源管理クライアン
トモジュール106に譲渡されることとなる。
【0032】管理資源調査依頼を譲渡された資源管理ク
ライアントモジュール106は、管理している資源に対
し、システム内で唯一なものであるかどうかに基づいて
資源調査を行う。具体的には、以下の5つの項目に関
し、プロセッサ1自身の資源を調査する。 (1)システム内の他のプロセッサから起動することが
できるプログラムが存在するか。ただし、そのプログラ
ムは多重起動ではないものとする。 (2)上記(1)のプログラムが現在動作しているプロ
セスとして存在しているか。 (3)システム内の他のプロセッサから使用できるファ
イルが存在するか。ただし、そのファイルは多重化ファ
イルではないものとする。 (4)現在対話権を持っているユーザが存在するか。 (5)上記(1)〜(3)以外で、予めバージョンアッ
プ時は移動するよう指定されたアプリケーションプログ
ラムとそのプロセスおよびファイルが存在するか。
【0033】上記の(1)および(2)の資源は、他の
プロセッサから使用できるようにユーザがシステムに対
しあらかじめ指定しておくものである。ユーザ個人のフ
ァイルはシステム内でユニーク(単一のもの)だが、こ
れに関しては上記(5)によってあらかじめ指定された
ものだけを複写または移動の対象とする。もちろん、す
べてのユーザ個人ファイルが指定されていても良い。よ
って、上記(1)(3)(5)はあらかじめ指定した資
源であるため、システムは容易に判断でき、また上記
(2)(4)に関しても、プロセス管理および端末管理
を行うことによって容易に判断できる。
【0034】この図1、2の例では、プロセスとしてア
プリケーションプログラムaがあり、アクセス中ファイ
ルとしてファイルAがあるが、両方とも多重化されてい
る。したがって、それらに関しては複写または移動の必
要はないと判断される。しかし、いまユーザは端末10
9からアプリケーションプログラムaと対話しているの
で、この対話権の移動が必要だと判断される(ステップ
301)。
【0035】この判断にもとづき、資源管理クライアン
トモジュール106は資源複写(移動)先決定作業を開
始する(ステップ302)。資源複写(移動)先決定の
手順を、具体的に図4,5のフローチャートを参照して
説明する。図4は資源管理クライアントモジュールにお
ける資源複写(移動)先決定手順を、図5は資源管理サ
ーバモジュールにおける資源複写(移動)先決定手順
を、それぞれ示す。
【0036】なお、資源の移動というときは移動元の資
源は削除され、資源の複写というときは複写元の資源は
そのまま残される。移動と複写とはこの点で差異がある
のみであり、本発明ではどちらで資源を移してもよい。
移動か複写かはユーザが指定してもよいし、予めシステ
ムが決定しておいてもよい。以下、資源の移動を行なう
ものとして資源移動先決定手順を説明するが複写につい
ても同様である。
【0037】図4および図2を参照して、まず資源管理
クライアントモジュール106は、資源移動依頼データ
を通信制御モジュール101を介して伝送路10に送出
する(ステップ401)。このデータには、移動したい
資源の名称の一覧並びに、それらの資源の数および必要
なら大きさなどのそれらの資源の特徴情報が含まれる。
この例では対話権が1つ移動要求される。
【0038】この資源移動依頼データは、伝送路10を
介し他のすべてのプロセッサの資源管理サーバモジュー
ルに渡される。一方図5を参照して、資源管理サーバモ
ジュールではこの資源移動依頼データを受信すると(ス
テップ501,502)、依頼された資源を自プロセッ
サ内に移動できるか調査する(ステップ503)。移動
可能なら(ステップ504)、移動可能資源の使用予約
を自プロセッサに対して行う(ステップ505)。そし
て、移動可能な資源名称の一覧を資源移動応答データと
して、通信制御モジュールを介して伝送路10に送出す
る(ステップ506)。
【0039】プロセッサ1の資源管理クライアントモジ
ュール106は、この資源移動応答データを集計する。
すなわち、前述の依頼データ送出した(ステップ40
1)後、タイマを起動し(ステップ402)、タイムア
ウトになるまでこの応答データを集計する(ステップ4
03,404,405)。タイムアウトになったとき、
移動資源ごとに移動先プロセッサを1つ決定する(ステ
ップ406)。移動先は、自動的になんらかの基準例え
ば物理的に1番近いプロセッサを選ぶという基準などに
基づき、自動的に決定してよい。また、端末に移動可能
なプロセッサを表示してユーザの判断で選ぶようにして
も良い。
【0040】移動先が決定したら、資源管理クライアン
トモジュール106は移動先決定データを送出する(ス
テップ407)。その後、資源の移動を開始する(ステ
ップ408)。
【0041】一方、移動先決定データを受信した資源管
理サーバモジュールは、自プロセッサに決定したと分か
った場合には何もせず資源の移動作業を待ち、他プロセ
ッサに決定した場合は先ほど予約した資源の使用予約を
取消す(ステップ507,508)。
【0042】以上のようにして、プロセッサ1の資源管
理クライアントモジュール106および他のプロセッサ
の資源管理サーバモジュールは資源の移動先を決定する
(ステップ302)。
【0043】図3を再び参照して、移動先の決定(ステ
ップ302)の後は、実際に資源の移動を行う(ステッ
プ303)。いま簡単のため移動先がすべてプロセッサ
2に決定したとする。資源(この例では対話権)移動の
実行では、まず対話権の移動のために、資源管理クライ
アントモジュール106は、対話クライアントモジュー
ル105に対し、アプリケーションプログラムaへの端
末109の対話権放棄を要求する。その確認がとれた
後、資源管理クライアントモジュール106は、移動先
として決定されたプロセッサ2の資源管理サーバモジュ
ールに対し、端末109への入出力情報が納められた画
面バッファの内容をデータとして渡す。プロセッサ2の
資源管理サーバモジュールは、自プロセッサ2内の対話
クライアントモジュールに対話権の獲得を要求し、か
つ、受信した画面バッファの内容を対話権を獲得した端
末209の画面バッファに複写する。これにより、ユー
ザは端末209からアプリケーションプログラムaを引
続き動作させることができる。こうして対話権の移動が
終了する。なお、対話権の移動は、移動先の資源管理ク
ライアントモジュールが対話権の譲渡と画面バッファの
複写を要求する形で行なっても良い。
【0044】このように、必要な資源の移動あるいは複
写が終了したなら、特権者ユーザはプロセッサ1をシス
テムから論理的にきりはなす。すなわち、他のプロセッ
サと交信できないようにする。その後、特権者ユーザは
プロセッサ1のバージョンアップ作業にかかれば良い
(ステップ304)。このバージョンアップ作業は、ネ
ットワークに接続されていない、いわゆるスタンドアロ
ン型のプロセッサのバージョンアップと同様に行なえば
良い。この際、プロセッサ1内に存在するプロセスとし
てのアプリケーションプログラムa112は消滅し、ま
たファイルA111へのアクセスも不可能となるため、
バージョンアップ作業前のプロセス多重およびファイル
多重状態ではない。しかし、プロセッサ2内のプロセス
としてのアプリケーションプログラムaおよびファイル
Aによって、ユーザは端末209から業務を続行するこ
とができる。
【0045】バージョンアップ作業が終了したとき、プ
ロセッサ1の状態をもとの状態に戻したいなら、資源複
写または移動作業(復元)を行なえばよい(ステップ3
05)。すなわち、まずプロセス多重化に復元するた
め、プロセスとしてのアプリケーションプログラムa2
12をプロセッサ1に複写する。プロセスとしてのアプ
リケーションプログラムaは、再配置可能にできてい
る。複写の際は、複写元プロセスを凍結し、その後プロ
セスを再起動するのに必要なデータも含めたそのプロセ
スに関するデータすべてをプロセッサ1に複写し、複写
先プロセッサ1にプロセスとして登録する。複写完了後
に複写元プロセスの凍結を解除する。伝送路10を介し
たメモリ間の複写であること、およびプロセスの大きさ
は大きくても数メガバイトであることを考慮すれば、復
元にかかる時間は多くても数秒であり、その間プロセス
が凍結していたとしてもユーザ業務にほとんど支障はな
い。
【0046】次に、ファイル多重化に復元するため、フ
ァイルA211をプロセッサ1の外部記憶装置110に
複写する。複写方法は、例えば特願平1−228949
に説明されているような方法を用いれば良い。その基本
的方法は、複写の際、まず複写元ファイルをいくつかの
小さいファイルに論理的に分割する。分割の大きさおよ
び数はどのようであってもよい。例えば、オペレーティ
ングシステムによってブロックと呼ばれている大きさで
均等に分割しても良い。次に、分割した1つの小さいフ
ァイルをロックする。ロックとはその小さいファイルが
使用中であることを示す。ロック中のファイルは他のプ
ロセスで使用できない。次に、いまロックをかけた小さ
いファイルを複写先に複写する。複写終了後に元のファ
イルのロックを解除する。これら、ロック、複写および
ロック解除処理を繰り返しながら、すべての小さいファ
イルつまりファイル全体の複写を完了する。
【0047】複写中のファイル全体に対するアクセスは
可能である。すなわち、ロックがかかっていない小さい
ファイルへの読み書きは可能である。ロック、複写およ
びロック解除の1セットの処理の間、アプリケーション
プログラムはロック中の1つの小さいファイルにはアク
セスできない。しかし、分割の大きさを小さくすること
により、アプリケーションプログラムがファイルをアク
セスできない確率およびアクセスできない時間は小さく
なるので、ユーザ業務にほとんど支障がないようにでき
る。
【0048】バージョンアップ作業が終了したなら、プ
ロセッサ1を再びシステムに組み込む前に、すなわちバ
ージョンアップされたプロセッサ1が他のプロセッサと
通信を開始する前に、特権者ユーザはプロセッサ1をテ
ストモードにするかどうかを決定する。テストモードに
すれば、プロセッサ1内の通信制御モジュール101は
伝送路10に対しデータを受信はするが送信はしない。
これにより、バージョンアップされたプロセッサ1は、
伝送路10から受信されるオンラインのデータにより、
バージョンアップした新しい資源例えばオペレーティン
グシステムやハードウェアなどのテストを行なうことが
できる。また、このときプロセッサ1が何らかの理由で
異常な処理を行なったとしても、他のプロセッサには影
響がない。
【0049】ある一定の期間テストモードでテストを行
ない、伝送路10に対しデータを送出しても問題なしと
判断したなら、特権者ユーザはテストモードを解除す
る。これにより、プロセッサ1は再びバージョンアップ
前と同様にシステムに組み込まれる。
【0050】以上のように、この実施例ではバージョン
アップの必要なプロセッサの資源を他のプロセッサに移
動または複写するため、ネットワークを介して接続され
たコンピュータシステムにおいてそのシステム内のソフ
トウェアやハードウェアのバージョンアップを行なう際
に、システム内資源の有効利用を図ることができ、また
ユーザがコンピュータ業務を続行しながら、システムの
バージョンアップを行うことができる。
【0051】次に、バージョンアップするプロセッサ内
のプログラムやプロセスを移動する第2の実施例につき
説明する。
【0052】図6は、本発明の第2の実施例に係るバー
ジョンアップ方法が適用されるマルチプロセッサシステ
ムの一例を示す。なお、図1と共通の構成要素は同一の
番号で表すものとする。図6の各プロセッサは図2に示
したものと同じものである。ただし、図2のアプリケー
ションプログラムa112はアプリケーションプログラ
ムb114に置き換える。
【0053】いまユーザが端末109からアプリケーシ
ョンプログラムbの起動を指示したとする。対話モニタ
プログラム108は、この指示を解析し、対話クライア
ントモジュール105に対しアプリケーションプログラ
ムbの起動を依頼する。さらに、対話モニタプログラム
108は、端末109との入出力権利を対話クライアン
トモジュール105に譲渡する。それを受けた対話クラ
イアントモジュール105は、その依頼を起動依頼デー
タとして通信制御モジュール101に渡す。通信制御モ
ジュール101は、この起動依頼データを伝送路10に
送出する。
【0054】この起動依頼データは、まずプロセッサ1
内の対話サーバモジュール104に渡される。また、伝
送路10を介して他の各プロセッサにも渡される。ここ
では、プロセッサ1だけでアプリケーションプログラム
bが起動されることになっているものとする。このこと
はユーザが起動コマンド入力時に指定してもよいし、あ
らかじめ決定しておいてもよい。プロセッサ1の対話サ
ーバモジュール104は、アプリケーションプログラム
b114を起動する。この際ユーザはアプリケーション
プログラムがどのプロセッサで起動されたかを知る必要
はない。
【0055】アプリケーションプログラムb114の端
末への出力データは、対話サーバモジュール104から
通信制御モジュール101を介して、対話クライアント
モジュール105に渡される。対話クライアントモジュ
ール105はこの出力データを端末109に出力する。
端末109からの入力データは、対話クライアントモジ
ュール105から、同様にしてアプリケーションプログ
ラムb114に渡る。アプリケーションプログラムb1
14のファイルBへのアクセス要求は、ファイルクライ
アントモジュール103により受け付けられる。それを
受けたファイルクライアントモジュール103はその依
頼をファイルアクセス依頼データとして通信制御モジュ
ール101に渡す。通信制御モジュール101は、この
依頼データを伝送路10に送出する。また、この依頼デ
ータはプロセッサ1内のファイルサーバモジュール10
2に渡される。いまはプロセッサ1の外部記憶装置内に
のみファイルBが定義されている。ファイルサーバモジ
ュール102は依頼データに基づきファイルBをアクセ
スする。
【0056】プロセッサ1のファイルサーバモジュール
102は、アクセス結果をファイルアクセス結果データ
として、通信制御モジュール101を介して、プロセッ
サ1のファイルクライアントモジュール103に渡す。
プロセッサ1のファイルクライアントモジュール103
は、ファイルアクセス結果データをアプリケーションプ
ログラムb114に渡す。
【0057】このように、ユーザが端末109からプロ
セス一重およびファイル一重で業務を行っている最中
に、プロセッサ1のソフトウェアまたはハードウェアの
交換(バージョンアップ)を行いたいとする。
【0058】以下、このようなバージョンアップにつき
再び図3のフローチャートを参照して説明する。
【0059】まず、プロセッサ1が管理する資源の調査
を行う(ステップ301)。この資源の調査は例えば前
述の第1の実施例と同様に行なわれる。すなわち、資源
管理クライアントモジュール106が、管理している資
源に対しシステム内で唯一なものであるかどうかに基づ
いて資源調査を行う。具体的には、前述した5つの項目
(1)〜(5)に関し資源を調査する。
【0060】この図6に示す第2の実施例では、プロセ
スとしてアプリケーションプログラムbがありアクセス
中ファイルとしてファイルBがあるが、両方とも多重化
されていない。したがって、これらに関しては複写また
は移動の必要があると判断される。また、いまユーザは
端末109からアプリケーションプログラムbと対話し
ているので、この対話権の移動も必要だと判断される
(ステップ301)。
【0061】この判断にもとづき、資源管理クライアン
トモジュール106は資源複写(移動)先決定作業を開
始する(ステップ302)。具体的には、まず資源管理
クライアントモジュール106が、資源移動依頼データ
を通信制御モジュール101を介して伝送路10に送出
する。この資源移動依頼データには、移動したい資源の
名称の一覧並びに、それら資源の数および必要なら大き
さなどのそれらの資源の特徴を示す情報が含まれる。こ
の例では、アプリケーションプログラムb、そのプロセ
ス、ファイルB、および対話権が移動要求される。この
資源移動依頼データは、伝送路10を介し他のすべての
プロセッサの資源管理サーバモジュールに渡される。資
源管理サーバモジュールは、依頼された資源を自プロセ
ッサ内に移動できるか調査する。移動可能なら移動可能
な資源名称の一覧を資源移動応答データとして、通信制
御モジュールを介して伝送路10に送出する。プロセッ
サ1の資源管理クライアントモジュール106は、この
資源移動応答データを集計し、移動資源ごとに移動先プ
ロセッサを1つを決定する。以上のような、移動先の決
定は前述の第1の実施例で図4,5で説明した手順と同
様に行なわれる。
【0062】移動先が決定したら、次は実際に資源の移
動を行う(ステップ303)。いま移動先がプロセッサ
2に決定したとする。
【0063】まず対話権の移動のために、まず資源管理
クライアントモジュール106は、対話管理クライアン
トモジュール105に対し、アプリケーションプログラ
ムbへの端末109の対話権放棄を要求する。その確認
がとれた後、資源管理クライアントモジュール106
は、移動先として決定されたプロセッサ2の資源管理サ
ーバモジュールに、端末109への入出力情報が納めら
れた画面バッファの内容をデータとして渡す。プロセッ
サ2の資源管理サーバモジュールは、自プロセッサ2内
の対話クライアントモジュールに対話権の獲得を要求
し、かつ、受信した画面バッファの内容を対話権を獲得
した端末209の画面バッファに複写する。これによ
り、ユーザは端末209からアプリケーションプログラ
ムbを引続き動作させることができる。こうして対話権
の移動が終了する。対話権の移動は、移動先の資源管理
クライアントモジュールが対話権の譲渡と画面バッファ
の複写を要求する形で行なっても良い。
【0064】次にファイルの移動を行う。ファイルの移
動は、前述した複写によるファイルの多重化を行った
後、複写元を消去することによってなされる。具体的に
は、まず多重化にするためファイル113をプロセッサ
2の外部記憶装置210に複写する。
【0065】この複写はプロセッサ1の資源管理クライ
アントモジュール106とプロセッサ2の資源管理サー
バモジュールとによって行われる。この複写の方式は前
述の第1の実施例におけるファイルの復元と同様であ
る。すなわち、複写の際、まず複写元ファイルを幾つか
の小さいファイルに論理的に分割し、分割した1つの小
さいファイルをロックする。次に、ロックをかけた小さ
いファイルを複写先に複写し、複写終了後に複写元のロ
ックを解除する。これら、ロック、複写、およびロック
解除処理を繰り返しながら、すべての小さいファイルつ
まりファイル全体の複写を完了する。複写中のファイル
全体に対するアクセスは前述したように可能である。フ
ァイル複写後、外部記憶装置110に存在する複写元の
ファイルを消去する。
【0066】アプリケーションプログラムbの移動も同
じである。プログラム自体は外部記憶装置上のファイル
であるので、ファイルの移動と同様の方法で移動する。
【0067】次に、プロセスの移動を行う。プロセスと
してのアプリケーションプログラムb114は再配置可
能にできている。プロセスとしてのアプリケーションプ
ログラムb114を移動する際には、まず複写元のプロ
セッサ1のプロセスを休眠状態とする。プロセスは一般
にテキスト、データ、およびスタックからなる。テキス
トとはCPUが機械語の命令として解釈するバイト列で
あり、データはプロセス生成時に静的に領域が生成され
る変数、スタックは実行時に動的に領域が生成される変
数である。これらを、まずスタック、そしてデータ、そ
れからテキストの優先順位で、プロセッサ1からプロセ
ッサ2へと複写する。テキスト部に関しては、まず現在
プログラムカウンタが指している命令語が含まれるテキ
ストの一部分(ブロック)をまず複写する。この複写終
了時点で、このプロセスを準備完状態として登録する。
その後、残りのテキスト部の複写を行う。
【0068】プロセススケジューリングのため、残りの
テキスト部の複写が完了する前に、複写され準備完状態
として登録されたプロセスが、実行されるかもしれな
い。その際、残りのテキスト部分の命令語の実行が要求
される可能性がある。この場合、オペレーティングシス
テムは、そのプロセスの実行を停止し、そのプロセスを
準備完状態の待ち行列に登録し、まず必要なテキストの
一部分(ブロック)を複写する。これを繰り返すことに
より、テキスト部のすべてが複写されたなら、複写元の
プロセスを消去し、そのプロセスの領域を解放する。こ
のようにしてプロセスの移動が完了する。
【0069】以上のように、必要な資源の移動(複写)
が終了したなら、特権者ユーザはプロセッサ1をシステ
ムから論理的にきりはなし、つまり他のプロセッサと交
信できないようにして、プロセッサ1のバージョンアッ
プ作業にかかれば良い(ステップ304)。プロセッサ
2内のプロセスとしてのアプリケーションプログラムb
およびファイルBによって、ユーザは移動した端末20
9から業務を続行することができる。
【0070】バージョンアップ作業が終了したとき、プ
ロセッサ1の状態をもとの状態に戻したいなら、資源複
写または移動作業を行なえばよい(ステップ305)。
これらは、バージョンアップ前の資源移動と同様の方法
によってなされる。
【0071】上記の第1および第2の実施例において
は、1つのプロセッサずつバージョンアップを行う例を
示したが、複数プロセッサに対しバージョンアップを並
行して行うことも可能である。この際、1つのプロセッ
サが複数の2つのプロセッサから自プロセッサの能力以
上の量の資源の移動に対し了解を与えてしまうことがあ
る。この問題を解決するためには、移動先プロセッサが
自分の能力以上の量の資源の移動に対し資源移動応答デ
ータを出さないようにするため、例えば移動先プロセッ
サが移動依頼データ受信時に資源の使用予約をしておけ
ばよい。または、移動元プロセッサが移動先を決定した
後、移動先プロセッサに資源の予約を依頼し、もし先約
のバージョンアッププロセッサのため依頼が拒絶された
ら、もう一度、資源移動依頼からやり直すようにしても
よい。
【0072】また、1つのプロセッサでシステムが構成
されている場合(ただしそのプロセッサは伝送路には接
続されている)、または資源の移動が不可能な場合(メ
モリ、外部記憶装置、あるいは端末などを目一杯に使用
しているシステムの場合)は、バージョンアップの資源
移動先プロセッサとして一時的に新規にプロセッサを伝
送路に接続し、上述のバージョンアップを適用すればそ
の動作を停止せずにバージョンアップを可能とすること
ができる。新規に接続するプロセッサは1つでも複数で
もよい。
【0073】さらに、上記実施例において、資源移動先
決定作業時に資源管理クライアントモジュールが移動し
たい資源があることだけを資源移動依頼データとして送
出するようにしてもよい。このとき、この依頼データを
受け取った資源管理サーバモジュールは、自分のプロセ
ッサ内に移動できる資源の量を調べ、移動可能な資源項
目とその量の一覧などの特徴情報を資源移動応答データ
として通信制御モジュールを介して伝送路に送出する。
例えば、ファイル30キロバイト、対話権3つ、といっ
たようにである。この応答データを、資源管理クライア
ントモジュール106はこの応答データを集計し、移動
資源ごとに移動先プロセッサを1つ決定する。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バージョンアップの必要なプロセッサの資源を他のプロ
セッサに移動または複写してバージョンアップを行なっ
ているので、複数のプロセッサが接続されたコンピュー
タシステムにおいて、そのシステム内のソフトウェアあ
るいはハードウェアのバージョンアップ時にもシステム
内資源の有効利用を図ることができる。また、ユーザが
コンピュータ業務を続行しながら、システムのバージョ
ンアップを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のバージョンアップ方法
の適用対象であるマルチプロセッサシステムの構成図
【図2】図1のマルチプロセッサシステムの1つのプロ
セッサのモジュール構成図
【図3】実施例のバージョンアップ方法の手順を示すフ
ローチャート
【図4】資源管理クライアントモジュールにおける移動
先決定の手順を示すフローチャート
【図5】資源管理サーバモジュールにおける移動先決定
の手順を示すフローチャート
【図6】本発明の第2の実施例のバージョンアップ方法
の適用対象であるマルチプロセッサシステムの構成図
【符号の説明】
1,2,…,n…プロセッサ、10…伝送路、101…
通信制御モジュール、102…ファイルサーバモジュー
ル、103…ファイルクライアントモジュール、104
…対話サーバモジュール、105…対話クライアントモ
ジュール、106…資源管理クライアントモジュール、
107…資源管理サーバモジュール、108…対話モニ
タプログラム、109,209,…,n09…端末装
置、110,210,…,n10…外部記憶装置、11
1,211,113…ファイル、112,212,11
4…アプリケーションプログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織茂 昌之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (72)発明者 竹内 増幸 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウェア開発本 部内 (72)発明者 藤瀬 洋 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウェア開発本 部内 (72)発明者 鈴木 仁 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 小合 一太郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 平3−204723(JP,A) 特開 平1−316858(JP,A) 特開 平2−238529(JP,A) 特開 昭56−123050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 - 15/177 G06F 9/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプロセッサが接続されてネットワー
    クをなすマルチプロセッサシステム内のソフトウェアあ
    るいはハードウェアをバージョンアップするバージョン
    アップ方法において、 バージョンアップを必要とするプロセッサが、自己が管
    理している資源を調査し、移動または複写が必要な資源
    を決定し、 さらにそのバージョンアップを必要とするプロセッサ
    が、上記資源の移動または複写先となるプロセッサを決
    定し、 上記バージョンアップが必要なプロセッサと上記資源の
    移動または複写先のプロセッサにより連携して上記資源
    を移動または複写し、 その後、上記バージョンアップを必要とするプロセッサ
    におけるバージョンアップを実行することを特徴とする
    バージョンアップ方法。
  2. 【請求項2】前記バージョンアップの実行後、バージョ
    ンアップされたプロセッサに前記マルチプロセッサシス
    テム内の他のプロセッサから資源を移動または複写する
    請求項1に記載のバージョンアップ方法。
  3. 【請求項3】前記バージョンアップを必要とするプロセ
    ッサは、自己が管理している資源について、マルチプロ
    セッサシステム内にその資源が唯一のものであるかどう
    かを判別することにより移動または複写が必要な資源か
    どうかを決定する請求項1または2に記載のバージョン
    アップ方法。
  4. 【請求項4】前記バージョンアップを必要とするプロセ
    ッサは、移動または複写が必要な資源を特定する資源名
    称の一覧およびそれら各資源の特徴に関する情報をマル
    チプロセッサシステム内の各プロセッサに通知し、 通知を受けた各プロセッサはそれぞれ、受取ったそれら
    の情報に基づきいずれかの資源の受入れが可能かどうか
    を判断し、可能であれば自己が受け入れ可能な資源の名
    称の一覧を前記バージョンアップを必要とするプロセッ
    サに返答し、 前記バージョンアップを必要とするプロセッサは、それ
    らの受け入れ可能な資源の名称の一覧に基づいて、移動
    または複写すべき資源ごとにその資源の移動または複写
    先となるプロセッサを決定する請求項1ないし3のいず
    れか一項に記載のバージョンアップ方法。
  5. 【請求項5】前記バージョンアップを必要とするプロセ
    ッサは、資源の移動または複写の要求をマルチプロセッ
    サシステム内の各プロセッサに通知し、 通知を受けた各プロセッサはそれぞれ、自己が受け入れ
    可能な資源の特徴に関する情報を前記バージョンアップ
    を必要とするプロセッサに返答し、 前記バージョンアップを必要とするプロセッサは、それ
    らの受け入れ可能な資源の特徴に関する情報に基づい
    て、移動または複写すべき資源ごとにその資源の移動ま
    たは複写先となるプロセッサを決定する請求項1ないし
    3のいずれか一項に記載のバージョンアップ方法。
  6. 【請求項6】前記資源の移動または複写先となるプロセ
    ッサは、移動または複写する資源ごとに1つ決定される
    請求項4または5に記載のバージョンアップ方法。
  7. 【請求項7】前記ネットワーク内の複数のプロセッサに
    対し同時に並列してバージョンアップを行なう請求項1
    ないし6のいずれか一項に記載のバージョンアップ方
    法。
  8. 【請求項8】前記通知を受けたプロセッサは、自己が受
    け入れ可能な資源があると判断される場合は使用予約を
    設定する請求項4ないし7のいずれか一項に記載のバー
    ジョンアップ方法。
  9. 【請求項9】前記バージョンアップを必要とするプロセ
    ッサは、資源の移動または複写先となるプロセッサを決
    定した後、そのプロセッサに資源の予約を依頼し、その
    依頼が受け入れられたら資源の移動または複写を開始す
    る請求項4ないし7のいずれか一項に記載のバージョン
    アップ方法。
  10. 【請求項10】前記資源の移動または複写先となるプロ
    セッサは、新規にネットワークに接続されたものである
    請求項1ないし9のいずれか一項に記載のバージョンア
    ップ方法。
  11. 【請求項11】伝送路を有する1つのプロセッサからな
    るシステム内のソフトウェアあるいはハードウェアをバ
    ージョンアップするバージョンアップ方法において、 該伝送路に新規に1つ以上のプロセッサを接続し、 バージョンアップを必要とするシステムのプロセッサ
    が、自己が管理している資源を調査し、移動または複写
    が必要な資源を決定し、 上記バージョンアップが必要なプロセッサと上記新規の
    プロセッサにより連携して上記資源を上記新規のプロセ
    ッサに移動または複写し、 その後、上記バージョンアップを必要とするプロセッサ
    におけるバージョンアップを実行することを特徴とする
    バージョンアップ方法。
  12. 【請求項12】前記バージョンアップの実行後、バージ
    ョンアップされたプロセッサに前記新規のプロセッサか
    ら資源を移動または複写する請求項11に記載のバージ
    ョンアップ方法。
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